会話形式で本の感想を綴っています。あまり長くならず、楽しく本を紹介できるよう試行錯誤中です。 あるある、こういう読書傾向ね~とひっそり共感してもらえると嬉しいです。
自分の部屋が欲しいという長男に急き立てられ、親二人は本の断捨離中。 何度か本の整理はしているけれど、今回は思い切って「読んでいない積読本」も処分した。 トルストイ『戦争と平和』(一度読んだ)、『復活』(積読)、ドストエフスキー『白痴』(挫折)、スタンダール『赤と黒』(挫折)、フローベール『感情教育』(積読)、バルザック『従妹ベット』(積読)・・・等々。三島由紀夫も『花ざかりの森・憂国』、『宴のあと』以外は処分。 いつかは読みたいと思っていた教養本の数々。さようなら・・・。 そして手元に置いておきたい本たち。飯田譲治『NIGHT HEAD』、銀色夏生『つれづれノート』(途中まで)。いわゆる名作で…
元禄時代の人々は綱吉と浅野内匠頭という二人の荒人神を一方は仇討ちで慰め、もう一方は歌舞伎で呪詛していた:『忠臣蔵とは何か』
すっかり歌舞伎という芸能が縁遠くなってしまったので、昔の人々が歌舞伎をどのように観ていたのか実感するのは難しい。しかし今でいうテレビのような影響力があったと想像します。 この「忠臣蔵」という名称も歌舞伎・浄瑠璃の演目『仮名手本忠臣蔵』から来ているとのこと。歴史上は「赤穂事件」というそうです。 そもそもなぜ「蔵」とつくのか? 歌舞伎は言葉遊びや故事のパロディなどが盛り込まれていて知識がないとピンとくるのは難しい。浪士たちの討ち入り衣装である火消し装束も歌舞伎の舞台からきていて、実際は思い思いの服装で討ち入りしたそうです。 というのも、切腹した浅野内匠頭の祖父・これもまた浅野内匠頭ですが、彼は火消…
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