台湾生活の中で見たこと、学んだこと、考えたことを記録していきます。
バシー海峡戦没者慰霊祭・廣枝音右衛門氏慰霊祭事務局長。一般財団法人自由アジア協会理事。 「日本統治時代の台湾」や「戦争体験」など歴史に関心があります。 Youtube「ゴンタケChannel」(https://bit.ly/2pr262h)をはじめました。
蒋介石を「神様」として祀る蔣公感恩堂〜中華民国秘史と台湾現代史の交錯を覗く
台湾南部・高雄に位置する旗津半島には、初代中華民国総統を務めた蒋介石を「神様」として祀るお堂がある。蔣公感恩堂と称すこのお堂は、蒋介石が逝去した1975年に創建の起源を有する。お堂に入ると、正面に観音菩薩、正面左手に道教に由来する三官大帝、そして正面右手に蒋介石の「神像」が配置されている。 戦後、国共内戦に敗れて台湾へ移り、二二八事件以降、戒厳令下の台湾で台湾人の自由を奪い、虐殺の限りを尽くした一人の人間が何故、神格化されているのだろうか。そこには戦後の「中華民国」秘史とも言える大陳島住民の台湾移住が関係していた。 現在、中華人民共和国浙江省の管轄下にある大陳島は、一時期、中華民国の版図にあっ…
戦争と平和記念公園(高雄)〜台湾籍兵士が歩んだ数奇な歴史を学べる場所
台湾南部・高雄の旗津半島にある戰爭與和平紀念公園(戦争と平和記念公園)。 戦争と平和記念公園 公園内の記念館では台湾籍兵士の歴史を学ぶことができる ここは台湾籍兵士が歩んだ数奇な歴史を学ぶことができる貴重な場所です。 自らも台湾籍兵士であった故・許昭栄氏が、台湾籍兵士の歴史を風化させず、戦没者を鎮魂するため公園設立及び慰霊碑の建立に尽力されました。 一般財団法人自由アジア協会発行の「権田猛資のフォルモサニュース」に寄稿した、許昭栄氏の死から10年経った2018年に執り行われた戦争と平和記念公園での式典に参加した際のコラム(2018年6月2日)を転載します。 許昭栄氏の死から10年、知られざる台…
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