春なのか、それとも。 すっかり筆不精が板に着いてしまった2024年。趣味の面で忙しくさせていただいたおかげであっという間に駆け抜けた1年でしたが、いちクィアとしては特段何もなすことの無かった1年だったように思います。毎月の池袋での労務勉強会も出られない月が複数回あり、自身の当事者性を意識するのは定期通院時が主でした。 年人(としうど)であることや実父が喜寿を迎えた年ということもあり、実家まわりでは少しずつ止まっていた歯車が動き始めたようにも思えます。 きっかけは、年始に実家を訪問した際に見られた両親の態度の軟化。これまでの過干渉っぷりは嘘のように鳴りを潜め、私の見た目にも『おかしい』などと言及…