サボテンのIQ(知能指数)知ってる?
(本文より) 指などに刺さったトゲは梅干しで取ることができる。 梅干しの果肉を患部に塗り、絆創膏を巻いておくと、数時間後にはトゲが抜けている。 梅干しは塩分濃度が高いため、塩分濃度を薄めるために体液が排出され、それとともにトゲが抜けるとされている。
【誤認】ベジタリアン(菜食主義者)の語源はベジタブル(野菜)ではない
ベジタリアン(菜食主義者)の語源はベジタブル(野菜)ではない。ベジタリアンの語源は「ベゲトゥス(vegetus)」というラテン語で、「健全な、新鮮な、元気のある」という意味である。つまり、ベジタリアンとは「健全で、新鮮で、元気のある人」という意味であり、野菜は関係ない。
【起源】食卓用ナイフは、もともと先端がとがっていたが、それを爪楊枝がわりに使う者が続出したので、先端が丸められた
食卓用ナイフは、もともと先端がとがっていたが、それを爪楊枝がわりに使う者が続出したので、先端が丸められた。17世紀フランス、ルイ13世の宰相であったリシュリューは、自宅に招待した客が、ナイフを爪楊枝がわりにするのを見て、その行儀の悪さに閉口し、召使いに命じて、ナイフの先端を丸く削らせたのがはじまりとされている。また現在のフォークは4本歯が主流となっているが、もともとは3本歯だった。18世紀イタリア、庶民はスパゲッティを手づかみで食べていたが、ナポリの王・フェルディナンド2世の式部官スパダッチーニが、従来のフォークを3本歯から4本歯に改良したところ、使いやすさが支持され、庶民の食卓でも使われるよ…
【食物】「もりそば」と「ざるそば」の違いは、海苔(のり)が乗っているか、乗っていないかくらいの違いしかない
「もりそば」と「ざるそば」の違いは、海苔(のり)が乗っているか、乗っていないかくらいの違いしかない。もりそばには海苔が乗っておらず、ざるそばには海苔が乗っている。 そのため、ざるそばの方が「上」となり、値段も50〜100円くらい高い。ただしこれは店ごとに基準が異なるので、新しい蕎麦屋を訪れるたびに、店の人に確認するとよい。
【数学】「円周率およそ3」は日本だけで起きている現象ではない
「円周率およそ3」は日本だけで起きている現象ではない。1896年、インディアナ州のとある医者が「円周率は3.2」と定める法案を成立させようとしたところ、インディアナ州の下院は、満場一致(67対0)でこの法案を可決した。その結果を受けた上院議員たちは頭をかかえ、審議を後日まで延期した。
【数学】19世紀の南米には7以上の数字が数えられない種族がいた
19世紀の南米には7以上の数字が数えられない種族がいた。1880年代、ドイツの民俗学者カール・フォン・シュタイネンは、数を表す言葉をほとんど持っていないとされる南米インディアンの種族と接触した。 そして、その種族の人々に10粒のトウモロコシを見てもらい、それを数えてもらう実験を行った。すると彼らは、6粒目までは正確に数えたが、7粒目、8粒目になると緊張しはじめ、落ち着かない素振りを見せたり、あくびをしたり、頭痛を訴えたりして、最終的には質問を完全に無視するか、その場から逃げ出した。
【危険】グレープフルーツジュースで薬を服用すると、死んでしまうことがある
グレープフルーツジュースで薬を服用すると、死んでしまうことがある。グレープフルーツには、フラノクマリンという、胃腸の吸収効率を狂わせる効果を持つ物質が含まれている。そのため、薬によっては、体への吸収効率が極端に高められてしまうため、動悸や吐き気、意識を失うなどの症状に見舞われることがあり、最悪の場合は死に至る。またフラノクマリンは、一度摂取すると、2〜3日は体内に残存するため、直近の食事内容を記憶しておかなくてはならないという厄介さも持ち合わせている。またグレープフルーツの果肉にも、ジュースにもフラノクマリンは含まれているが、濃度はジュースの方が高くなっている。また、グレープフルーツ以外にも、…
【医学】風邪薬や抗生物質は、胃を痛めてしまうため、牛乳とともに服用するとよい
風邪薬や抗生物質は、胃を痛めてしまうため、牛乳とともに服用するとよい。ただし、抗生物質が「テトラサイクリン系」の場合は、牛乳の成分が薬の吸収を妨げるため、水で服用した方がよい。上記以外の薬は、水か白湯(さゆ)で服用するとよい。お茶で服用すると、お茶に含まれるタンニンが薬と結合してしまい、効果を失う場合があるので注意が必要である(造血剤は効果を失う)。グレープフルーツジュースで服用すると、最悪、死ぬので、絶対にしてはいけない(これについては、次の記事で詳しく説明する)。
人類は3万5千年前には、すでに計算をしていた。アフリカのレボンボ山で発見されたヒヒの大腿骨に、計算を行ったとされる刻み目が29個つけられており、これは現在見つかっている証拠としては最古のものである。
指などに刺さったトゲは梅干しで取ることができる。梅干しの果肉を患部に塗り、絆創膏を巻いておくと、数時間後にはトゲが抜けている。梅干しは塩分濃度が高いため、塩分濃度を薄めるために体液が排出され、それとともにトゲが抜けるとされている。
【宇宙】かつてアメリカは、老朽化した人工衛星をミサイルで爆破していた
かつてアメリカは、老朽化した人工衛星をミサイルで爆破していた。人工衛星が他国に落ちた場合、技術が盗まれる懸念があったため、そうならないように爆破された。 破壊された人工衛星は宇宙空間に散らばり、宇宙ごみ(スペースデブリ)が大量に生産された。また、アメリカは、長距離通信を可能にするために、4億8千万個の銅針(約2センチ)を宇宙空間にばらまいたことがあるが、それもスペースデブリになっている。スペースデブリは、長さ1センチ程度で、銃の弾丸以上の殺傷力を持つといわれている。
【食物】中華料理のピータンは、ゆで卵みたいだけれど、一度もゆでてはいない
中華料理のピータンは、ゆで卵みたいだけれど、一度もゆでてはいない。ピータンは生卵から作る。灰に塩を混ぜたものを、アヒルの卵の表面に厚く塗り、瓶(かめ)に入れて数ヶ月寝かせる。すると、灰に含まれるアルカリ成分が、卵の殻(から)の気孔からじわじわと入り込んで、タンパク質と結合し、白身はゼラチン質となり、黄身も固まる。
【医学】飲み薬と注射薬の違いは、胃酸で溶けて、効果を失うかどうかによって決まる
飲み薬と注射薬の違いは、胃酸で溶けて、効果を失うかどうかによって決まる。たとえば、糖尿病患者に必要なインシュリンは、胃酸で溶けて効果を失うため、注射するしかない。また、飲み薬として有効に働くものでも、即効性を求めて注射する場合もある。静脈に注射すれば、1〜2分で心臓に届く。
【体】尿のことをアンモニアと呼ぶことがあるけれど、尿にアンモニアはほとんど含まれていない
尿のことをアンモニアと呼ぶことがあるけれど、尿にアンモニアはほとんど含まれていない。アンモニアは毒性が強いため、より安全な尿素に作りかえて排出するようになっている。以下、化学式。アンモニア(NH3) 尿素(H2N-CO-NH2)
人を436人も食べたトラがいる。インドのクマーウーン地方と、隣接するネパールで人を襲い続けた「チャンパーワット」と呼ばれるトラのことで、約4年間、ほぼ人肉を食べて暮らしていたといわれている。上記は単独による犯行だが、複数犯となると、 同じく、インドのクマーウーン地方にいた2頭のヒョウが、525人を殺害した。
宇宙の成分の95%は正体不明である。現在わかっている宇宙の成分表は以下の通り。ダークエネルギー(暗黒エネルギー)68% ダークマター(暗黒物質)27% 普通の物質(原子を持つもの)5%ダークエネルギーは、真空自体が持つ性質(エネルギー)のことで、宇宙の膨張を加速させるために必要とされる。ダークマターは、元素(物質)以外の何か(未知)から作られている粒子で、未発見のものを指す。 渦巻銀河の渦巻きを形成するのに必要とされる。かつては、ニュートリノもダークマターだった。 またダークマターは、いまこの瞬間にも、地球や人間を貫通しているといわれている。ちなみに「暗黒」というのは、真っ黒という意味も含まれ…
【商品】氷砂糖は、冷やして固めたものではなくて、温めて固めたものである
氷砂糖は、冷やして固めたものではなくて、温めて固めたものである。氷砂糖の「氷」は見た目を表現しているだけで、凍らせているわけではない。
キツツキという名前の鳥はいない。キツツキというのは、キツツキ科の鳥の総称で、代表的な鳥はケラになる(アカゲラ、ノグチゲラなど)。ちなみに、キツツキが木をつつく理由はよくわかっていない。巣穴を作る説、木の中の虫を取り出す説、コミュニケーション説など、いろいろな説があるが、どれも決め手を欠いている。
ヒマワリの花は太陽とともに回っていない。中国から伝わった書物『秘伝花鏡』に「日光を追って回る」と書かれていたため、長い間それが信じられていた。しかし、そのことに疑問を持った植物学者・牧野富太郎は、ヒマワリを一日中観測し、太陽とともに回っていないことを確認した。
【食物】ごま塩は、ごまと塩の比重が異なるため、塩を顆粒状にして、同じ量が出るようにしている
ごま塩は、ごまと塩の比重が異なるため、塩を顆粒状にして、同じ量が出るようにしている。ちなみに、この塩を顆粒状にする技術は、エスビー食品の特許となっている。
流れ星はプラズマで光っている。地球の大気に、超高速でぶつかった宇宙のチリは、摩擦熱によって溶けていくが、その時発生した超高温のガスが、チリの周囲を取り巻くことにより、チリはプラズマ化して光り輝く。ちなみに、オーロラもプラズマで光っている。
化粧のアイシャドーは、もともと虫よけだった。アイシャドーは、5000年ほど前のエジプトで、すでに使われており、孔雀石をすりつぶした青い粉をまぶたに塗っていた。孔雀石には毒性のある炭酸銅が含まれており、眼病を伝染させる蝿が目の周りにとまるのを防いだ。また古代エジプトでは、早くから化粧技術が発達しており、髪を染めたりしていた。
【気象】気象衛星が夜でも観測を続けられるのは、 地球の大気や表面から放射される赤外線を観測しているからである
気象衛星が夜でも観測を続けられるのは、 地球の大気や表面から放射される赤外線を観測しているからである(赤外画像)。またそれ以外にも、大気中の水分量を計測するために、水蒸気に吸収されやすい波長を赤外線で観測している(水蒸気画像)。もちろん、人の目で見た画像も取得している(可視画像)。
宇宙がなぜ誕生したのかは、まだわかっていない。宇宙は、インフレーション期、ビッグバンを経て、膨張に転じたと言われているが、その前の段階である「宇宙創生」についてはよくわかっていない。「無から誕生した」など、様々な説が提唱されているが、観測することも困難であるため、まだ明確な結論には至っていない。ちなみに、インフレーション期とは、10の36乗分の1秒という極めて短い時間の間に、宇宙のサイズが数十桁以上も増大した現象のことである。
日本最南端の島、沖ノ鳥島の管理費は年間2億円である。 また護岸工事には300億円近い費用がかけられている。そのおかげで、日本の排他的経済水域は40万平方キロメートルも増えており、漁業権だけでなく、ニッケルやマンガン、コバルト、銅などといった海洋資源も確保している。
【自然】屋久島の屋久杉(縄文杉)は建築資材として不向きだったため、伐採されずに生き残った
屋久島の屋久杉(縄文杉)は建築資材として不向きだったため、伐採されずに生き残った。江戸時代、薩摩藩の直轄地となり、多くの杉が伐採されたが、縄文時代からの古木は搬出が難しく、木目が複雑で加工に不向きであったため、伐採されず、生き残ったといわれている。その結果、太古からの自然が多く残ることとなり、また極めて特殊な森林植生を有することが評価され、世界自然遺産にも登録された。ちなみに屋久島の様子は林芙美子の小説『浮雲』にも描かれており、 「屋久島は月のうち三十五日が雨」 と、屋久島の降雨量の多さが語られている。
【歴史】氷河時代、人々は各大陸へと渡っていったが、凍った海を渡ったのではなくて、海水面が大幅に低下したので、それにより露出した陸地を渡っていった
氷河時代、人々は各大陸へと渡っていったが、凍った海を渡ったのではなくて、海水面が大幅に低下したので、それにより露出した陸地を渡っていった。特に、シベリアとアメリカを結ぶベーリング海峡では、海水面が100メートル以上も低下したため、人々は陸づたいに新大陸へと渡っていった。氷河期という言葉だけを聞くと、世界中が氷漬けになっていたかのようなイメージを抱いてしまうが、実は、氷河期の気候は、現在の気候とたいして変わらない。長野県野尻湖の「野尻湖層」を調べたところ、夏20℃前後、冬0℃以下だったと言われている。また、水河時代になるためには、気温の急変は必要なく、例年よりもやや涼しい状態が続き、雪がとけずに…
【戦争】戦時中、国民はあまりにも食べるものがなかったため、道端の雑草を食べていた
戦時中、国民はあまりにも食べるものがなかったため、道端の雑草を食べていた。ひとくちに雑草といっても、食べたら死んでしまうような雑草もあるため、政府や新聞社が主導して『食べられる野草』『決戦食生活工夫集』といった冊子が配布されていた。ちなみに食べていたのは以下のようなもの。・タンポポ ゆでて塩水に浸し、おひたしなどにする。 花も食用可。・シロツメクサ よく洗って味噌汁や雑炊の具にする。・ドングリ 粉にして芋類などに混ぜて食べる。 ドングリ粉4、小麦粉6の割合で麺にもできる。野菜でも、茎が硬いものは、乾燥して、すりつぶし、ふりかけにした。 茶殻も、雑炊などに入れて食べた。また、虫も食べた。 ゲンゴ…
【戦争】戦時中、日本軍は、さつまいもを燃料にして戦闘機を飛ばそうとしていた
戦時中、日本軍は、さつまいもを燃料にして戦闘機を飛ばそうとしていた。さつまいもを加工すると、燃料用アルコールが生成できるので、国策としてさつまいもが大量に植えられていた。しかし国内の飢えが進行し、食料増産の方が喫緊の課題となってしまったため、さつまいもは国民の食料へと回された。
高熱が出ても、熱冷ましはむやみに使わない方がよい。ウサギやトカゲに熱冷ましを与えてみたところ、病気が治りにくかったという報告がある。 また人間も、39℃程度の熱であれば、白血球やリンパ球の活動が活発になるので、そのまま安静にしていれば治りが早くなる。ただし熱冷ましを飲まなくてもいいのは40℃あたりまでで、 41℃を超えたら昏睡状態に陥る場合もあるし、 42℃を超えたら脳に障害が残る可能性がある。特に乳幼児は注意が必要。
尿は血液から作られる。血液は腎臓によってろ過されるが、必要なものは血液へと戻され、不要なものが尿として排出される。ちなみに腎臓は、そら豆のような形をしていて、直径約13センチ、厚み約3センチ、重さ300グラムである。
肝臓は切り取っても元の大きさに戻る。 4分の3ほどを切り取っても元に戻る。
【歴史】クリスマスとサンタクロースは、もともと別のものだった
クリスマスとサンタクロースは、もともと別のものだった。クリスマスとは、キリストのミサ(生誕祭)のことである。キリストの誕生日がいつなのかは不明なので、昔は思い思いの日(1月6日や、3月21日など)にクリスマスを行っていた。現在クリスマスが行われている12月25日は、キリストにゆかりのある日、というわけではなくて、ローマ暦の冬至に当たるため、4世紀半ばごろに法王庁がこの日をクリスマスにした。サンタクロースが贈り物を持ってやってくるのは、12月6日か、その前日である。どうしてかというと、サンタクロースのモデルとなった聖ニコラス(ニコラウス)の命日が12月6日であるため、人々は贈り物を持って他家を訪…
卵は、とがっている方を下にして保存すると長持ちする。卵は気室と呼ばれる部分で呼吸をしており、とがっている方を下にすると、気室が上にきて、呼吸しやすくなるため長持ちする。ちなみに、スーパーに陳列されている卵は、すでにとがっている方が下になっているので、パックのまま保存するのであれば、方向を気にする必要はない。
【経済】かつて、もらいすぎてしまった贈答品(お歳暮など)を、百貨店側が引き取ってくれるサービスがあった
かつて、もらいすぎてしまった贈答品(お歳暮など)を、百貨店側が引き取ってくれるサービスがあった。 贈答品を発送した百貨店と同じ百貨店に持っていくと、贈答品とほぼ同額の商品券と交換してもらえたが、現在、そのサービスはもう行われていない。
絶滅した動物がクローン技術で再生されたことがある。 再生されたのは、ピレネーアイベックスという西暦2000年に絶滅したヤギ属の動物。 ヤギの受精卵にDNAを組み込んでみたところ、誕生させることに成功したが、誕生直後に死亡した。
【経済】ワシントン条約により、象牙の国際取引は禁止されたが、現在では、マンモスの牙が取り引きされている
ワシントン条約により、象牙の国際取引は禁止されたが、現在では、マンモスの牙が取り引きされている。マンモスの牙は日本にも輸出されており、マンモス印鑑として流通している。また、象牙は加工すると、マンモスの牙と見分けがつかなくなるため、象牙を所持しているにもかかわらず、マンモスの牙だと詐称して、税関を通り抜ける不届き者もいるという。そのような状況であるため、マンモスの牙を、ワシントン条約で保護しようという動きもある。ワシントン条約の正式名称は、 「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」 であるため、絶滅した動物が対象とされるのは異例である。
ペケは、もともと中国語である。 ペテンも、もともと中国語である。 キセルは、もともとカンボジア語である。瓦は、もともとサンスクリット語である。 皿も、もともとサンスクリット語である。 綿も、もともとサンスクリット語である。 旦那も、もともとサンスクリット語である。ちなみに、ペケは、不可(プケ)がなまってできた言葉である。
【地理】少なくとも2万年前までは、サハラ砂漠は緑あふれる土地だった
少なくとも2万年前までは、サハラ砂漠は緑あふれる土地だった。 またそれを裏付けるかのように、サハラ砂漠では、穀物をすりつぶすための石器が数多く出土している。サハラ砂漠は、環境の変化により、現在のような大砂漠になったと言われている。 その原因は、地球の歳差運動により、降雨地が移動したからではないか、といわれている。
【気象】「大気が不安定」というのは、上昇気流が起こりやすい状態のことである
「大気が不安定」というのは、上昇気流が起こりやすい状態のことである。上昇気流により積乱雲が発達し、集中豪雨や落雷、突風や降雹などが起きる可能性がある。「大気が安定」とは、地表が寒気、上空が暖気の状態を表し、 「大気が不安定」とは、地表が暖気、上空が寒気の状態を表す。地表が暖気の場合、その暖気は上空へとのぼっていき、上昇気流を引き起こす。 また、地表の暖気が湿っている場合は、雨になりやすい。
雲は常に落下している。しかし雲の一粒ひとつぶを見てみると、1メートル落下するのに1分以上もかかっているため、地上から見ると、落下しているようには見えない。
ダッチコーヒー(水出しコーヒー)は京都発祥である。京都のコーヒー店「はなふさ」のオーナーが、とあるコーヒー通が書いた、インドネシアでのコーヒーの淹れ方に興味を持ち、たった数行の記述を参考にしながら、製作してみたのがはじまりとされる。試行錯誤が進むにつれて、製作規模がどんどんと大きくなり、京都大学の化学専攻の学生を巻き込んだり、医療器具の専門店を巻き込んだりすることで、ようやく完成した。ダッチ(オランダ)という言葉は、インドネシアが、オランダ領東インドとして植民地化されていたことに由来する。
【起源】海から陸上へ進出した生物は、積極的に進出したわけではなくて、いやいや進出した
海から陸上へ進出した生物は、積極的に進出したわけではなくて、いやいや進出した。約4億年前、どこかの地域で海がせき止められてしまった。 そして何万年か、何十万年かをかけて徐々に干上がってしまったため、海の生物は、陸上の環境にゆっくりと適応していき、仕方なく上陸した。
【植物】植物の葉が緑色をしているのは、最初に陸上に進出した海藻が緑色だったからである
植物の葉が緑色をしているのは、最初に陸上に進出した海藻が緑色だったからである。 もし最初に陸上に進出した海藻が、赤色の紅藻や、茶色の褐藻だったら、世界中に広がる植物の葉の色は、赤色や茶色になっていただろうと言われている。
【語源】「ごまかす」という言葉は、語源自体がごまかし合っている
「ごまかす」という言葉は、語源自体がごまかし合っている。インターネットで調べてみたところ、「ごまかす」の語源は、①ただの灰を、弘法大師の護摩(ごま)の灰(かす)と称して売ったことから ②中が空洞になっている見かけ倒しの胡麻菓子からということになっているが、 手元にある本を参照してみると、③生成した油の品質が低いから、ごま油を少し足して品質を向上させた(胡麻化した)からとある。
【植物】紅葉は、葉に含まれる葉緑素(クロロフィル)が分解され、緑色を失うことによって起きる現象である
紅葉は、葉に含まれる葉緑素(クロロフィル)が分解され、緑色を失うことによって起きる現象である。緑色を失うと、葉は赤色か黄色に色づくことになるが、 葉に溜まったブドウ糖を材料にして、赤い色素(アントシアニン)が作られた場合は赤くなり、 それ以外の場合は、もともと葉の中に含まれていた黄色の色素(カロチノイド)が前面に表れることで黄色くなる。
チェスの女王(クイーン)は男性である。もともとクイーンは、カウンセラー(参謀、側近)という意味の名で呼ばれていたが、英語に翻訳されたときに女王(クイーン)と訳された。男性だった痕跡は、露和辞典の「ферзь フェルズ」で確認することが可能で、 「[男性名詞](チェスの)クイーン」と書いてある。
【歴史】秦(しん)の白起将軍は40万人の捕虜を生き埋めにした
秦(しん)の白起将軍は40万人の捕虜を生き埋めにした。紀元前260年、長平の戦いで勝利した白起将軍は、趙兵の捕虜40万人を手に入れた。 しかし、そんな大人数を賄うことはできず、反乱にあう恐れもあったため、捕虜にした趙兵に命令して穴を掘らせ、上から土をかけて生き埋めにした。生き埋めにされた人数については諸説あり、史記には40万人と記されているが、実数は20万人だったのではないかとも言われている。また白起将軍はあまりにも強すぎたため、生涯で100万人以上を斬首したとも言われている。
【光】植物の葉に含まれる葉緑体は、緑色の光をほとんど吸収していない
植物の葉に含まれる葉緑体は、緑色の光をほとんど吸収していない。 葉緑体が吸収するのは赤色や青色で、緑色は反射している。 そして人間は、反射された緑色の光を見ているので、葉が緑色に見える。
【植物】植物は90%以上の養分を、地中からではなくて、空気中から取得している
植物は90%以上の養分を、地中からではなくて、空気中から取得している。17世紀半ば、ベルギーの医師ファン・ヘルモントは、5年間、柳の木を水だけで育ててみた。 すると、2.27kgだった木が、76.74kgへと成長し、 土の重量は、0.0056kgしか減らなかった。光合成の式は、水+二酸化炭素+光=炭水化物+酸素となるため、 空気、水、光さえあれば、植物は炭水化物を生成することができ、それによって成長することができる。ちなみに、上記の炭水化物には、ブドウ糖とデンプンが含まれる。
コーヒー豆は豆ではない。 「豆」は胚乳(はいにゅう)が退化消失したもの総称で、胚乳が消失していないコーヒーは、米や小麦、トウモロコシなどと同じグループに分類される。胚乳とは、種子が発芽する際の養分をため込んでおく組織である。
【珈琲】ジャコウネコの糞から取れるコーヒー豆が高値で取り引きされるのを見て、二匹目のドジョウを狙った生産者は、様々な動物にコーヒーの実を食べさせている
ジャコウネコの糞から取れるコーヒー豆が高値で取り引きされるのを見て、二匹目のドジョウを狙った生産者は、様々な動物にコーヒーの実を食べさせている。コーヒーの果実を食べたジャコウネコの糞の中には、未消化のコーヒー豆が含まれている。 そのコーヒー豆を集めたものが「コピ・ルアク」と呼ばれ、100グラム1万円以上で取り引きされている。それに目をつけたコーヒー生産者は、二匹目のドジョウを狙って、コーヒーの果実を、サルに食べさせたり(モンキーコーヒー)、 ジャクー(鳥)に食べさせたり(ジャクーコーヒー)、 ゾウに食べさせたり(ブラックアイボリー)している。
【法律】自分の土地から埋蔵金が出てきたとしても、素直には喜ぶことができない状況に陥る可能性がある
自分の土地から埋蔵金が出てきたとしても、素直には喜ぶことができない状況に陥る可能性がある。掘り出された埋蔵金には遺失物法が適用されるため、警察に届けなければならない。そして3ヶ月以内に持ち主(所有者、もしくはその子孫)が現れないかぎり、埋蔵金は発見者のものになる、といいのだが、 文化財保護法が適用された場合、埋蔵金の所有権は発見者に与えられるものの、勝手に売買することを禁じられてしまうため、換金することができず、さらには適正に保管しなくてはならないという義務が生じる。このような状況であるため、埋蔵金を発見しても届け出ずに、ネコババする者があとを絶たない、という説もある。
【歴史】武田信玄は、駿河国獲得後、将来の海戦を見据えて急ピッチで水軍の鍛錬を行っていたが、のちに信玄の戦術は日本海軍に採用され、日本海海戦でバルチック艦隊を破った
武田信玄は、駿河国獲得後、将来の海戦を見据えて急ピッチで水軍の鍛錬を行っていたが、のちに信玄の戦術は日本海軍に採用され、日本海海戦でバルチック艦隊を破った。信玄の海上作戦計画は、孫氏の兵法をベースとした信玄独自のもので、日本海軍の元帥である東郷平八郎は、信玄の兵法を深く研究していた。信玄考案の陣形は「天地人の備え」と呼ばれ、船隊を3つに分け、1隊は正面から、他の2隊は左右から敵の側面を突くものだった。 悪天候時は「陰陽の備え」と呼ばれる陣形に変更し、1隊は正戦、もう1隊は奇襲攻撃を行った。また別の書籍には、日本海軍は、戦国時代に瀬戸内海を統治した村上水軍の兵法を研究し、バルチック艦隊を破った、…
【車】「運転ができる」という理由から、日本初の自動車ドライバーに、鉄道の機関士が選ばれたが、乗車後すぐに堀に落ちた
「運転ができる」という理由から、日本初の自動車ドライバーに、鉄道の機関士が選ばれたが、乗車後すぐに堀に落ちた。自動車は、アメリカ在住の日本人より、皇太子(大正天皇)に献上された電気自動車。 乗るのは危険と判断され、その後使われることはなかった。
【動物】死んだ魚が水面に浮かび上がってくるのは、浮力調節機能が働かなくなってしまったためである
死んだ魚が水面に浮かび上がってくるのは、浮力調節機能が働かなくなってしまったためである。魚には浮袋というものが備わっており、浮袋を使って浮力を調節しているが、死ぬとその機能を失ってしまう。
乳牛は、牛乳を生産するために、たえず妊娠している。 乳牛は、子牛を生むことで、初めて乳(生乳)が出る。
【詐欺】アメリカ大陸を発見したコロンブスは、自らは神の使いである、ということを現地住民に知らしめるために、月食を予言した
アメリカ大陸を発見したコロンブスは、自らは神の使いである、ということを現地住民に知らしめるために、月食を予言した。月食は、当時のヨーロッパの科学水準で十分に予測できるものであったため、コロンブスもその技術を活用しただけに過ぎないのだが、現地住民はそんなことは知らなかったため、コロンブスを神の使いだと信じこんでしまった。
【動物】フグは毒を持っているが、自分で毒を作っているわけではない
フグは毒を持っているが、自分で毒を作っているわけではない。もともとフグは無毒な動物なのだが、貝やヒトデなどの餌を食べているうちに、餌の中に含まれる毒が体内に蓄積されることで毒化する。ちなみに、無毒な環境でフグを養殖すると、無毒なフグができる。
淡水魚も海水魚も、体内の塩分濃度は同じである。 一般的に生き物の体の塩分濃度は0.9%程度で、淡水魚や海水魚だけでなく、人間も同様の数値を示している。淡水魚は、体表全体から水が浸透してくるため、尿を大量に排出することによって、塩分濃度を調節している。海水魚は、体内の水が体表から逃げていくため、海水を多く飲み、エラで塩分を排出することによって、塩分濃度を調節している。
春の七草は、和歌の57577調で覚えることができる。 「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、春の七草」秋の七草も、57577調で覚えることができる。 「はぎ、ききょう、くず、ふじばかま、おみなえし、おばな、なでしこ、秋の七草」
【迷惑】アメリカの風土病・梅毒は、コロンブスがアメリカ大陸を発見した20年後には日本に入ってきていた
アメリカの風土病・梅毒は、コロンブスがアメリカ大陸を発見した20年後には日本に入ってきていた。 そして約1年で日本全国に広まった。伝播したのは日本だけではない。 東南アジアでも、船に乗ってやってきたポルトガル人やオランダ人たちによって広められ、パンデミック(大流行)が起きていた。
【歴史】江戸時代の離婚届(離縁状)は、縦線を4本引いて、そこに爪跡を一つつけるだけでよかった
江戸時代の離婚届(離縁状)は、縦線を4本引いて、そこに爪跡を一つつけるだけでよかった。離縁状のことを三行半(みくだりはん)ともいうが、文字通り、3行半の文章を書けば離婚することができた。 1行当たりの文字数は12文字程度。しかし、江戸時代には文字の読み書きができない者もいたので、文字の代わりに線を引いて、印鑑の代わりに爪跡をつけた。
【食物】サラダ油は、様々な植物の油を混ぜ合わせて作られている
サラダ油は、様々な植物の油を混ぜ合わせて作られている。よく用いられているのが、菜種油、大豆油、綿実油。 ごま油、ひまわり油、トウモロコシ油などが使われることもある。各メーカーごとに配合割合が異なるため、風味も異なっている。
【地球】オゾン層に点在するオゾンを地表に集めてみると、3ミリ程度の厚みにしかならない
オゾン層に点在するオゾンを地表に集めてみると、3ミリ程度の厚みにしかならない。 そんな濃度の薄いオゾンではあるが、成層圏(約10~50km上空)に広く分布することで、有害な紫外線の多くを吸収してくれている。
【宇宙】アポロ宇宙船は、大気圏へ突入するとき、機体を意図的に溶かすことで、地表へと帰還していた
アポロ宇宙船は、大気圏へ突入するとき、機体を意図的に溶かすことで、地表へと帰還していた。スペースシャトルは、機体全体をタイル張りにすることで、大気圏突入時の摩擦熱に対抗できるようになっているが、 アポロ宇宙船は、スペースシャトルよりも高速度で大気圏へ突入するため、タイル張りでは摩擦熱に対抗することができなかった。そこで、機体の先端に300℃程度で溶ける強化プラスチックを装着して、摩擦熱でプラスチックを溶かし、プラスチックから生じるガスを使って機体周辺に防護膜を作り、機体全体を防御しながら地表へと帰還した。
人間のDNAの60%はバナナと同じである。 一致している部分の多くは、細胞をどのようにコントロールするかという部分で、多くの動植物が同じような構造を持っている。
【歴史】明治、大正時代には、ネオンサインがなかったため、「花ガス」と呼ばれるガスを使った広告看板が用いられていた
明治、大正時代には、ネオンサインがなかったため、「花ガス」と呼ばれるガスを使った広告看板が用いられていた。 ガスの炎に、ナトリウム、カリウム、リチウム、銅などを混ぜて燃やすことで、様々な炎の色を作り出し、花や旗、文字などをあしらった広告看板や装飾を作り上げていた。
【車】同じ車でも、北海道で買う車の方が、他の地域で買う車よりも高い
同じ車でも、北海道で買う車の方が、他の地域で買う車よりも高い。北海道で売られている車は「寒冷地仕様」となっており、低温時の始動性を確保するために、バッテリーが大型化されていたり、冷却水が凍結しないように濃度の高いものが使用されたりしている。逆に北海道以外の地域で購入した「普通仕様車」を北海道に持ち込むと、エンジンをかけるだけでも苦労することになる。
【誤認】シンデレラが履いていたのは、ガラスの靴ではなくて、毛皮の靴である
シンデレラが履いていたのは、ガラスの靴ではなくて、毛皮の靴である。 最初の訳者が、フランス語から英語に翻訳するときに、毛皮(varie)とガラス(verie)を間違えて翻訳したため、シンデレラはガラスの靴を履いている。ちなみに、シンデレラの本名はエラである。シンデレラは、あだ名で、 「灰まみれのエラ(cinder+Ella)」 という意味である。
わさびに砂糖を加えると、甘くならず、逆に辛味が増す。 わさびをすりおろし、砂糖少量を加えてよくかき混ぜると、相当に辛いわさびになる。♯祝200記事目
【水】食物に含まれる水分量を比率で表すと、牛乳よりも、野菜の方が水分量は多い
食物に含まれる水分量を比率で表すと、牛乳よりも、野菜の方が水分量は多い。牛乳の水分量は88%。 野菜の水分量は90%以上。
【誤認】闘牛士が赤い布を持っているのは、牛を興奮させるためではなくて、観客を興奮させるためである
闘牛士が赤い布を持っているのは、牛を興奮させるためではなくて、観客を興奮させるためである。 牛は色盲で、白か黒くらいしかわからず、赤色は灰色くらいにしか見えていない。
【諺】春眠暁を覚えず、は脳への血流量が減ることにより引き起こされる現象である
春眠暁を覚えず、は脳への血流量が減ることにより引き起こされる現象である。春になり暖かくなると、体の中に熱が溜まってしまう。 すると、その熱を放出するために、皮膚表面への血液量が増加するが、それに比例して脳への血液量が低下するため、眠気が継続する。また、体温を下げるときには副交感神経が優位に働き、リラックス効果が生じるため、さらに起きにくくなる。
髪の毛は、冬よりも夏の方がよく伸びる。 髪の毛の毛根は赤外線を浴びると成長が促進されるため、日差しの強い夏の方が、髪の毛はよく伸びる。
人間の体液は薄い食塩水のようなものである。 人間の体液には食塩が含まれており、塩分濃度は0.9%となっている。 そして汗をかいたりすると、そのバランスが崩れてしまうため、バランスを元に戻すために、水や塩分が欲しくなる。また人間の体重の60%は水分でできている。 そのため体重50キロの人の水分量は30キロにものぼる。
【飲料】缶コーヒーをスチール缶ではなくて、アルミ缶で作ると、売り物にならなくなってしまう
缶コーヒーをスチール缶ではなくて、アルミ缶で作ると、売り物にならなくなってしまう。コーヒーは痛みやすいため、高温高圧の加熱処理を行ってから、熱湯のまま缶に入れて蓋をするのだが、温度が下がるにつれて内部の圧力が下がり、外側から缶を押しつぶす力が働く。 その時、スチール缶であれば、その力に対抗することができるが、アルミ缶は弱いため、へしゃげてしまい、売り物ではなくなってしまう。 そのため、缶コーヒーはスチール缶で作ることが主流となっている。ちなみにフルーツジュースも痛みやすいため、スチール缶で作成されることが多い。また炭酸飲料は、二酸化炭素が溶けて酸性になるため、雑菌が発生しにくい。
サウナに入っても痩せることはない。 サウナ後に体重計に乗ると目方が減るので痩せたような気分になるが、体内の水分が減っているだけなので、水分をとると元の体重に戻ってしまう。 痩せるためには、水分ではなくて、脂肪を減らす必要がある。
【宇宙】宇宙服を着ないで宇宙空間に出ると死ぬけど、直接の死因が何になるかは、やってみないとわからない
宇宙服を着ないで宇宙空間に出ると死ぬけど、直接の死因が何になるかは、やってみないとわからない。 死因として考えられるのは以下の通り。①酸素がないので、窒息死 ②マイナス270度の冷気にさらされて凍死 ③真空状態であるため、体内の水分が蒸発してミイラ化他にも、 強力な放射線を浴びて即死するケースや、 宇宙ごみ(スペースデブリ)と衝突し、体を粉砕されて死ぬケースなども考えられる。また、死因とは直接的には関係ないが、宇宙空間には大気圧がないため、体は風船のように膨張するといわれている。
【双子】一卵性双生児は、同じDNAを持っているにもかかわらず、指紋だけは異なる
一卵性双生児は、同じDNAを持っているにもかかわらず、指紋だけは異なる。 指紋は、母親の胎内環境の影響を受けて形成されるといわれており、同じ胎内にあったとしても、微妙な差異が生じるため、双子の指紋は異なるとされている。
【野菜】スイカの原産地は、中国ではなく、中央アジアでもなく、南アフリカである
スイカの原産地は、中国ではなく、中央アジアでもなく、南アフリカである。 スイカは古代エジプトでも栽培されており、中国へは11世紀ごろに伝わった。
和菓子の「ようかん」は元々、羊料理だった。 ようかんは「羊羹」と書き「羊のあつもの」のことをさしていた。 簡単に言うと、羊肉を入れたお吸い物。しかし中国から伝わったこの料理も、日本では仏教が伝わって以来、肉食を行わない文化だったため、形と色だけを似通わせた小豆(あずき)の菓子へと変貌を遂げた。
3つ以上の性別を持つ生物がいる。 ノドジロシトドという鳥は性別を4つも持っている。 テトラヒメナという微生物は性別を7つも持っている。
【体】細胞の核におさめられているDNAを全部つなげると、1〜2メートルもの長さになる
細胞の核におさめられているDNAを全部つなげると、1〜2メートルもの長さになる。 人の細胞の平均的な大きさは直径0.02ミリ。 核の大きさは、さらにもっと小さい。
【動物】レミング(タビネズミ)は集団自殺するといわれているが、自殺ではなくて、対岸までの距離を見誤っているだけである
レミング(タビネズミ)は集団自殺するといわれているが、自殺ではなくて、対岸までの距離を見誤っているだけである。 レミングは大量発生すると、近場の餌を食い尽くし移動するのだが、このとき、山があろうが川があろうが、かまわず進む。 そんなとき、目の前に湖や海があると、何も考えずに飛び込んでしまい、対岸にたどり着くことができずに溺れ死んでしまう。
【動物】たぬき寝入りという言葉があるが、たぬきは都合が悪くなると本当に寝る
たぬき寝入りという言葉があるが、たぬきは都合が悪くなると本当に寝る。 これは本能によって引き起こされる現象で、たぬきは驚くと失神して倒れてしまう。 その後、気を取り戻し、一目散に逃げることで生きのびてきたが、最近では、車の接近にびっくりして倒れてしまい、そのまま轢かれて死んでしまうこともある。
園芸用品のジョウロは、漢字で書くと如雨露になる。 読み下すと「あまつゆのごとし」という意味になる。
【数学】円周率を手計算で、小数点以下707桁まで計算した人がいる
円周率を手計算で、小数点以下707桁まで計算した人がいる。 19世紀に生きたウィリアム・シャンクスという人物で、15年もの歳月をかけて円周率の計算を行った。しかし、528桁目で痛恨のミスをおかしてしまったため、それ以降の計算は無意味なものになってしまった。 また、検算するにも多大な労力を必要とするため、70年以上もの間、ミスが発生しているなんて誰にもわからなかった。ミスを発見したのは、1949年に導入された初期の電子計算機だった。 計算機は、たった3日間で、小数点以下2035桁まで計算した。
【体育】昔の運動会には「トビウオの波切り」と呼ばれる競技があった
昔の運動会には「トビウオの波切り」と呼ばれる競技があった。 運動会は、明治7年、海軍兵学校において行われ、トビウオの波切り(走り幅跳び) ボラの網越し(走り高跳び) スズメの巣立ち(150ヤード競争)というように、一風変わった競技名がつけられた。ちなみにこれが、日本で最初の運動会と言われている。
【食物】日本で最初に売り出されたチョコレートの名称は「猪口令糖」である
日本で最初に売り出されたチョコレートの名称は「猪口令糖」である。 明治10年、東京両国の米津風月堂が「猪口令糖」または「貯古齢糖」の名称で売り出したのが始まりとされている。
脳細胞の寿命は250年という説がある。 しかし肉体の方の寿命の限界が120年程度であるため、上記の説は証明されていない。
【アプリ】LINEとまったく関係のないQRコードでも、LINEのQRコード読み取り機能で読み込むことができる
LINEとまったく関係のないQRコードでも、LINEのQRコード読み取り機能で読み込むことができる。LINEのQRコード読み取り機能は、 [友だち追加]>[QRコード] で読み出すことができる。
老化は肥満によっても引き起こされる。 肥満により、体内に活性酸素が生じやすい状態が作り出されてしまうため、その結果、細胞が酸化し、老化が進行する。
円周率3.141592は、355÷113で求まる。 円周率3.14は、22÷7で求まる。また、上記22÷7の数値をひっくり返した、7月22日は「円周率近似値の日」となっている。
【商品】紀元前の時代、ヨーロッパの人々は、絹がどのようにして作られるのか、まったくわからなかった
紀元前の時代、ヨーロッパの人々は、絹がどのようにして作られるのか、まったくわからなかった。絹は中国の特産品であり、紀元前4〜3世紀にはシルクロードを通じて、ヨーロッパにも伝わっていた。 しかし数多くの中継によって伝えられていたため、絹がどのようにして作られるのか、誰にもわからなかった。ようやく2世紀になって、虫から生ずることが伝わった。 しかし、4年間キビを食べさせ、5年目にアシを食べさせると、満腹して体が破裂し、そこから糸が無数に出てくる、というように、誤って伝えられた。
【文字】水戸黄門でおなじみ水戸光圀の「圀」の字は厳密にいうと漢字ではない
水戸黄門でおなじみ水戸光圀の「圀」の字は厳密にいうと漢字ではない。 これは即天文字というもので、國(くに)という文字を嫌った則天武后が作った文字である。則天武后が死んだあと、即天文字は、中国では廃止されたが、日本には輸入され、日本で生き残ることになった。 そのため即天文字は、厳密に言うと漢字ではないのだが、「峠」などに代表される国字も漢字に含まれるため、即天文字も漢字としてとらえられることが多い。ちなみに圀の字は、国構えに「八方」の文字をあしらって作られている。
8畳一間に含まれる空気の重さは30キロもある。 摂氏0度、1気圧のとき、1リットルの空気の重さは約1.3キロになるため。 そのため地球全体の大気のことを考えると、人間の体には、1平方センチあたり1キログラムの重さがかかっている。ちなみに、地球を取り巻く大気の総重量は、5千数百兆トンにものぼる。
地球を支配していた期間は、人間よりも恐竜の方が長い。 恐竜は三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の3紀に渡って地球を支配し、その期間は1億6000万年にのぼる。 それに対し、人間の歴史は、大きく見積もっても1000万年くらいである。ちなみに恐竜が絶滅したとき、最後まで生き残っていたのは、ティラノサウルスである。
小野小町は雨乞いの舞を踊ったことがある。 舞の途中、短歌を朗々と歌い上げたところ、沛然と雨が降り出したと言われている。また、白拍子99人が雨乞いの舞を踊ったにもかかわらず雨が降らず困っていたときに、静御前(のちに源義経の妻となる女性)が舞ってみたところ、車軸を流すような雨が降ったとの伝説もある。
空から魚が降ってくることは珍しいことではない。 空から魚が降ってきたという記録は、内外問わず、古来より多く存在しているし、むしろ魚以外にも様々なものが降ってきている。カザフスタンでは数千匹のカエルが降ってきた記録があるし、 日本でも1313年に、黒雲の中から人が降ってきて池に落ちた、という記録がある。 そのような現象は、竜巻や台風によって引き起こされているのではないかと考えられている。
【法律】明治時代の立ちションの罰金額は、現在の貨幣価値に直すと約20万円である
明治時代の立ちションの罰金額は、現在の貨幣価値に直すと約20万円である。 米1升の価格が5銭の時代に、10円の罰金が課せられた。 (米1升1000円で計算)現在の立ちションの罰金額は1万円未満。 しかし公然わいせつ罪に問われてしまった場合は、30万円以下の罰金となる。 (拘留される場合もある)
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