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メガネくんのブログ https://megane-kunha107.hatenablog.com/

何となく日々思ったことを書いていくブログです。教育や本の感想なんかも書いてます。表紙の画像は大体ネタです。

メガネくん
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2019/11/05

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  • ベイから始める英語の学び

    息子がベイブレード Xにハマっている。 ランキング参加中育児・子育て トミカ→恐竜・アニアときて、現在はベイブレード。 戦隊ものとか仮面ライダーとはは見事にスルー。 そして鉄腕DASH好きは変わらず。 うちの息子は何処へ行くのだろうか。。。 話は戻ってベイブレード 。 僕は子どもの好きなものから話を広げていくのが好きかつオススメなのだけれども。 今日はお風呂の中で息子からの「チームペルソナのメンバー知ってる?」という質問から話題を広げてみた。 主人公のいるチームペルソナには、仮面エックス、七色マルチ、風見バードの3人がいる。 「七色マルチの使うベイは、ウィザードロッド、ウィザードアロー、ナイト…

  • 魔法の願いの行方。

    娘のクリスマスプレゼントの話。 ランキング参加中育児・子育て 以前ブログに娘がクリスマスプレゼントに魔法が欲しいと言っているという話を紹介した。急募_プレゼント_魔法 - メガネくんのブログ 今回はその続き。 魔法をプレゼントしてくれる怪しいぬいぐるみみたいな動物も、魔法学校への招待状も、望んだ魔法を教えてくれる大魔法使いも見つからなかったので、次善の策として妻が書き出していたビーズをプレゼントとして用意していた。 ところが僕がインフルになってしまう。 ワンオペ3人育児で大変な妻は「これじゃ明日のサンタさん来てくれるかなぁ?」とイライラした様子。。。 サンタさんはいい子のところへ来る →いい子…

  • 正直、舐めててすいませんでした。

    インフルエンザの話。 インフルエンザに感染した。 職場で学級閉鎖するかどうかくらいまで感染していて、週末の朝からの頭痛に悪い予感はしていた。 鼻うがいやのどスプレー、栄養ドリンク、早めの休息などの効果が良かったのか悪かったのか… 少なくとも土曜日の夕方まではインフルとは拮抗していたのだ。 そして発熱。 38.3からの37.8と思ったほど熱は上がらない。 早々に打った予防接種の効果かと思っていた。 それはうたかたの夢。。。 昼間には親子丼とはいからこうどんを平らげる食欲があったのに、食欲はなくなる。 だけでなく迫り来る嘔吐の波。 はいからこうどんもinゼリーも全て逆流する。 「なぜ、これは本当に…

  • 逸らしてみてもいいんじゃない

    子どもたちのと関わり方の話。 職場で「ゴリランダーって悪口を言われた!」と怒っている子がいた。 イライラが止まらず、言った本人とトラブルになりそうな様子。 すかさずその子に「ゴリランダーはあかんのか…じゃあサルノリやったら許せそう?」と問い返す。 「んーサルノリやったらいいかな」 「じゃあバチンキーやったら?」 「バチンキーは微妙やなー」 いつしか他の子も集まり、どのポケモンまでなら許容できるのか座談会が始まる。 いつしかその子のイライラも消えてきたようで、改めてゴリランダー問題解決に向けた話し合いを始める。 「隣の部屋の住人が夜にうるさいからイライラするねん。殺してやりたいわ」と物騒なことを…

  • 子どもの比べる対象

    比べる話。 本を読んでいて気になるところがあった。 境界知能・グレーゾーン凸凹子育て笑っていこうよ!: 「ふつうっぽい」けど「ふつう」がしんどい 作者:ちゃぼはち Amazon 他の子たちとできない我が子を比べるのではなく、以前の我が子と比べてみるという場面だ。 そして息子にもいい影響が出始めました。息子のできていない面や困った面には注目せず、息子の長所に気づいた瞬間メモすることをしていたんですね。その結果、自然と褒める回数が増えたんです。 もちろん些細なことでいいし「当たり前やん、こんなこと」と思うことでもかまいません。ほめてあげられるポイントに気づけること自体が重要なんです。 …… 例えば…

  • 急募_プレゼント_魔法

    娘の話。 クリスマスが近づいてきた。 小学2年生の娘はまだサンタクロースを信じている。 クリスマス間際の品切れがなによりも嫌いな妻は、「早く欲しいプレゼント決めないと流石のサンタさんも準備が間に合わないかも」などと言葉巧みに欲しいプレゼントを聞き出す。 年長の息子からはすでに聞き出し、配達された電動式のベイブレードスタジアムはすでに倉庫の奥に仕舞われている。 そして今年の娘が欲しいものは ・・・そう、 『魔法』である。 魔法をプレゼントしてもらう。 まだハリーポッターも読んでないし、 魔法少女に勧誘してくる怪しいケモノとも出会っていない…はずだ。 まぁまだ8歳。 12歳になっていないので手紙が…

  • フィンランドにいい学校ってあるんですか?

    優劣の話。 ランキング参加中読書 『客観性の落とし穴(村上 靖彦)』に載っていたエピソードから。 客観性の落とし穴 (ちくまプリマー新書) 作者:村上靖彦 筑摩書房 Amazon 以前、同僚のアーダに、「フィンランドに、いわゆるいい学校ってあるんですか?」と質問したら「家から一番近い学校」と言われた。 名門校があるわけではなく、近所の学校こそが子どもにとってよい学校なのだそうだ。 またフィンランドの小学校の様子はこんなふうに描かれる フィンランドでは学校間の競争がないだけでなく、授業も詰め込みではない。子どもの興味に従ってテーマを設定して自分たちで調べ、あるいは体を動かすグループワークが中心で…

  • 数字や理論では表せないもの

    本を読んで考えたこと。 『客観性の落とし穴(村上 靖彦)』と『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?(カトリーン・マルサル)』という本を読んだ。 客観性の落とし穴 (ちくまプリマー新書) 作者:村上靖彦 筑摩書房 Amazon アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話 作者:カトリーン・マルサル 河出書房新社 Amazon どちらも勅使川原 真衣さんの本の参考図書に挙げられていたものだ。「能力」とはなんなんだ? - メガネくんのブログ 『客観性の落とし穴』では、大学の講義で「それって客観的なデータはあるんですか?」と学生から疑問が寄せられるという場面からスタートする。 …

  • 先人のように法則を発明する姿

    娘の話。 小2の娘が九九を習いはじめた。 まずは九の段から。 「くく、はちじゅういち」 で唱え終わる娘にインドでは20かける20まで覚える話をして、「9かける10は?」とその続きを尋ねる。 リビングのホワイトボードに九の段を書き連ねる娘。 9×1=9 9×2=18 9×3=27 9×4=36 9×5=45 9×6=54 9×7=63 9×8=72 9×9=81 9×10=90 9×11=99 9×12=108 9×13=117 9×14=126 9×15=135 9×16=144 9×17=153 9×18=162 9×19=171 9×20=180 … おもむろに「パパ発見した!九の段でな、…

  • 恐怖のイヤイヤ期

    娘の話。 以前にも下の娘の話をした。 魔法の言葉「どーぞー」 - メガネくんのブログ やってほしいことにはなんにでも「どーぞー」と言う微笑ましい姿の話だ。 そして時は流れ、現在は2歳半。 そう、あの時期がやってきた。 絶賛イヤイヤ期発動中。 そして繰り返される恐怖の言葉 「⚫︎⚫︎(娘の名前)がぁー!!⚫︎⚫︎がぁぁぁぁぁあああ!!!」 まぁ子育ても3人目なので、イヤイヤ期とはいうものの「自分でなんでもやりたい期」なだけだし、ご飯前のイヤイヤは「デザートにみかん食べる人ー??食べる人は手を洗っていただきますするよー」なんて交渉するとまだまだ手のひらの上で転がせたりするのだけれども。 もちろん2…

  • 無責任なおっさんの応援

    バスケの話 先日姪っ子(小学6年生)のミニバスの試合を見に行った。 自分自身は小中高と9年間バスケを続けてきた。また勤務先の支援学校でバスケ部顧問だった時期もあるし、今もバスケ部の練習を見かけると顔を出すようにしている。 なのでどうしても一観客ではなく、プレイヤーや指導者の目線で試合を眺めてしまう。 相手チームディフェンスからのプレッシャーでパスカットされたり、保持しているボールを奪われたり、プレッシャから後ろ向きのパスを連発しているのを見ると 「リングを見て視野を広くもてばいいのに…」 「ボールキープするときは肘をはれば取られないのに…」 「今いる位置じゃなくてミートする位置にリードパスすれ…

  • 欲望は他者の欲望

    うちの子どもの話。 先日の子どもの日に近所のイベントへ行ってきた。 子どもたちがお店番などのお手伝いをして通貨を稼ぎ、その通貨(と保護者の現金)でかき氷やらりんご飴やらの屋台で購入できるというものだ。 そのイベントが楽しかったのだろう。 次の休みの日に「スーパーボールすくい屋さんをしたい!」と自分たちでお店番の名札やらポイやらを作りはじめていた。 うちの子たちはやりたいことであふれている。 欲深い…といえば響きは悪いのだが、いろんなことに興味があり、「アレしたい、コレしたい」「アソコにいきたい、ココにいきたい」を連発している。 学校からもらってくるイベントの案内、テレビで紹介された観光地、図鑑…

  • 理不尽に耐える力

    昔の話。 実家で姪っ子(妹の娘)が「もっとゲームがしたい!スマホを見たい!」と妹に訴えていたので、メガネおじさんの昔話をした。 昔のおじさんももれなく夜のゲームを禁止されていたこと。 でもゲームをしたかったのでいろいろ考えたこと。 明かりをつけているとバレるので、布団を被って付属のライトをセットし、音を消したゲームボーイに勤しんでいたこと。 その後は夜中に暗闇の中でイヤホンをテレビに差して、無音でゲームをしていたこと。 夜中にトイレに起きるじぃじを察知したら画面を消し、気配を消していたこと。 バレてめちゃめちゃ怒られたこと。 何度目かにバレたときにコードを取り上げられたこと。 押し入れに隠して…

  • 投票する能力とは?

    本を読んで考えたこと。 『知的障害者と「わかりやすい選挙」(堀川 諭)』という本を読んだ。 知的障害者と「わかりやすい選挙」――新しい権利保障としての「狛江モデル」構築の軌跡 作者:堀川 諭 生活書院 Amazon 先日の衆議院選挙の際にヘラルボニーが発信している#CARE VOTEを知り、障がい者の選挙支援についてアレコレ調べていたときに気になった本だ。 ケアしたい一票がある。#CAREVOTE – HERALBONY 選挙権の拡大は、身分の壁(選挙の実施)、収入や地位の壁(普通選挙の実施)、性別の壁(女性選挙権)、人種の壁(いわゆる黒人選挙権)といった変遷が歴史の教科書に記載されているが、…

  • 「能力」とはなんなんだ?

    本の感想。 ランキング参加中読書 「働くということ 「能力主義」を超えて(勅使川原 真衣)』という本を読んだ。 働くということ 「能力主義」を超えて (集英社新書) 作者:勅使川原真衣 集英社 Amazon 能力ってなんだ? 学校という場で働く僕は、子どもたちを評価する。 評価するということは「できる/できない」を判断し、序列をつけることである。 じゃあ能力の序列が高ければ優秀なのか。 優秀な人間とそうではない人間がいて、優秀な人間は実力もあり、良い仕事(良い仕事がなんなのかはわからないけれど)について、高い賃金を得ることは適正なのか、公正で妥当なことなのだろうか。 以前に『人生は、運よりも実…

  • 壁を越える瞬間の前に

    息子の運動会の話。 以前からもうちの子たちが通う保育園の話を紹介してきた。 30人の子どもたちがつくりあげた劇 - メガネくんのブログ 「育ててくれてありがとう」という娘のことば - メガネくんのブログ 懇談ではいつも「できなくても全然大丈夫っていつも伝えています。本番でもやりたくない子も失敗する子もいます。でも、当日の様子だけでなく、それまでの頑張りや、その子の中の葛藤を受け止めてください」と言われる。 年長の息子の懇談会で、お姉ちゃんのときに そして、子どもたちの大変さを実感しましょうと懐かしの竹馬に乗り、跳び箱に飛び乗り、「難しい」「これは大変」「うちの子こんな大変なことしてるんや」とワ…

  • たかがアタッチメント、されどアタッチメント

    本の感想。 ランキング参加中読書 『入門 アタッチメント理論(遠藤利彦)』という本を読んだ。 入門アタッチメント理論---臨床・実践への架け橋 日本評論社 Amazon 日本語では「愛着」と翻訳されているが、アタッチメントそれ自体は「接触」という意味でしかない。それに母子や乳幼児期に限定されるものではない。 「愛着」という翻訳は母子による育児を連想してしまうので用語としては適当ではないように思う。それに日常的に耳にするようになった「愛着障がい」という言葉は、アタッチメントという視点から考えると過大評価されているのではないかと思ってしまう。 恐怖を呼び起こす場面に直面したり不安を感じたりした子ど…

  • 学校に行かないという選択肢をもつ

    本の感想。 ランキング参加中読書 『学校は行かなくてもいい(小幡 和輝)』という本を読んだ。 学校は行かなくてもいい: 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」 作者:小幡和輝 エッセンシャル出版社 Amazon 教員という仕事柄、不登校についての本は何冊も読んできた。その中でもこの本はすごい自然体で、すっと心の中に入ってくる感じがした。 学校というのはある意味では社会の縮図だし、知識だけでなく、社会や集団に参加していくためのアレコレを身につける場所でもある。 ただ社会の全てを網羅できているわけではないし、小さい世界なので理不尽なことや納得できないルール、同調圧力の強いプレッシャーもあるだろう。…

  • ゲームは人生の役に立つ…のか?

    本の話。 ランキング参加中読書 『ゲームは人生の役に立つ。: 生かすも殺すもあなた次第』という本を読んだ。 ゲームは人生の役に立つ。 ~生かすも殺すもあなた次第 作者:小幡和輝 エッセンシャル出版社 Amazon タイトルの通り、不登校(といってもゲームで交流はたくさんしていた。そのプレイ時間は実に3万時間?!)だった筆者が、いつも悪者にされるゲームの意義やメリットを広く世の中に伝えていくという内容の本だ。 人生における大切なものをゲームから学んできた僕には共感しかない。。。 息子よ、お前もかぁー - メガネくんのブログ 熱中することは悪なのか「読書は良くてゲームはなぜダメなのか?」 - メガ…

  • 恩返しの時

    落とし物の話。 久しぶりの飲み会の帰り。 タクシーを降りて歩いているとふと曲が流れてくるのを耳にする。 君の目が〜貫いた〜♪ 通っていく車? 幻聴? いや、地面の上だ。 そこには落ちていたスマホがあった。 時刻は夜中の3時過ぎ。 自慢ではないが、僕は高確率で落とし物が帰ってくる。 財布、定期入れ、携帯。 両の手には余裕で余るほど落としてきた。 返還率は8割以上はあるだろうか。 落とし物に気付いたら、警察や鉄道会社、携帯会社やカード会社にすぐ連絡するのもお手のものだ。 そしてなぜか落とし物をしても大丈夫だという謎の根拠なき自信もある。 中学校の頃は、捨てたはずの自転車が乗り継がれ、広島の自転車保…

  • 恐竜学ノススメ

    子どもの話。 うちの息子は恐竜好きだ。 保育園にあった黒川みつひろさんの絵本『恐竜トリケラトプス』シリーズからハマり出し、ひらがなも黒川さんの恐竜あいうえおポスターで覚えた(なんなら恐竜図鑑を読むために覚えたのでひらがなよりカタカナの方が得意だ)。 ゲットしたお小遣いは恐竜のアニアに惜しげもなく注ぎ込むし、保育園の恐竜ともだちとは一緒に図鑑を製作中だ。 福井県立恐竜博物館には2回行った。 大人が飽きるほど恐竜図鑑のDVDを見返し、なぜか3冊もある恐竜図鑑を繰り返し読んでいる。 僕はかろうじてわかるが、妻はもう恐竜の話題についていくのを諦めた。 ある日食卓に砂ずりが出た。 豆知識を披露しようと子…

  • 未完の姿で完結している

    本を読んで考えたこと。 ランキング参加中読書 『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して(奈須 正裕/伏木 久始/大豆生田 啓友/加藤 幸次/佐野 亮子/松村 暢隆)』の中で紹介されていた言葉がある。 「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して 作者:奈須 正裕,伏木 久始,大豆生田 啓友,加藤 幸次,佐野 亮子,松村 暢隆,金田 裕子,白水 始,涌井 恵,宇佐見 香代,坂本 明美,堀 真一郎,浅野 大介,堀田 龍也,荒瀬 克己 北大路書房 Amazon 長野県の伊那小学校で、教職員で共有している言葉として紹介されていた。 ああでなければならない こうでな…

  • 何でもないような事が、幸せだったと…

    健康の話。 先日は家庭訪問だった。 校区には山あいの地域も含まれ、アップダウンの激しいルートも含まれる。 電動自転車必須の家庭訪問なのだ。 そしてタイミング悪く、家庭訪問前週辺りからお尻の調子が良くなかった。 そう。 痔だ。 痔と家庭訪問…まさに最悪の組み合わせ。 そして家庭訪問初日の前日に、嫌な予感を抱きつつフロアバレーボールの練習に参加をしてしまった。 当然翌日は筋肉痛。 お尻への負担を加減しようと立ち漕ぎを試みるも、太腿への負担から断念せざるを得ない。 必然的にサドルに跨り、振動がお尻にダイレクトに伝わる。 痔は今回が初めてではないので、ロキソニンを服用すれば痛みが緩和され違和感くらいで…

  • 4月23日は・・・

    誕生日の話。 4月23日は「子ども読書の日」 勤務先でそんなポスターを見かけた。 「だからなのかな」そんな風に感じる。 僕は本が好きだ。 理由はわからないのだけれども。 同じく本好きの母親の影響かもしれない。 (ちなみに妹は漫画は読むが、本は嫌いだ) 幼い頃から絵本を読むのを何度もねだっていたそうだ。戦隊モノ(鳥人戦隊ジェットマン?もはや記憶にはないのだけれども)の本を繰り返し読ませて内容を覚え、母親が助詞などを読み間違えると「違う!」と指摘していたそうな…。 本が好きだから繰り返し読んでいたのか、周りよりも読む力があったから本を好んだのかはわからないが、小学校の頃は図書室の本を制覇する勢いで…

  • わけ合えばあまる、みんなでやればらくになる

    うちの子どもの話。 小学2年生になったうちの娘がスーパーに買い物を行くというのに自分の財布を持っていくのだと言い始めた。 なにやら買いたいものがあるらしい。 何を買うのかと尋ねても教えてくれない。 とりあえずスーパーへ出発し、食材を買い終えると、ちょっと行ってくるとかけていく。 すぐに戻ってきて、2歳になったばかりの妹を連れてきてという。 なんでも誕生日のプレゼントに、好きなアンパンマンのガチャガチャをおごってあげたいそうだ。 我が家ではお手伝いをしておこづかいを稼ぐシステムだ。 時折り、お年玉や祖父母からのおこづかいがもらえるときもあるが、まだ毎月の定額制にはしていない。 上の娘はコツコツ貯…

  • モネとラカン、あるいは感覚と言葉による認識

    モネの話。 先日モネ展に行ってきた。 昔からモネの睡蓮になぜか惹かれ、機会があればモネの描いた絵に会いに足を運んでいる。 たまたまなのだけれども、モネ展に行く日にラカンについての本を読んでいた。 まず忘れてはならないことは、人間のあらゆる体験において、ほとんど常に言葉が先行している、ということ。 入場待ちの列の中で顔をあげて周囲の音に耳を傾ける。 「麻薬で痛みを誤魔化して…」 「音楽家で言ったら誰の頃…」 「AKBで…」 「順番に案内いたします」 「自分でヘイト集める側なんやな…」 世界は言葉で溢れている。 そして子どもは言葉を手にすることで大事なものを失うことになるという。 要するに、言葉=…

  • 新学期の余波で

    お家の話。 春休み中の教員は意外と忙しい。 新年度に向けた会議の準備。 そして4月から始まる会議。会議。会議の嵐。 昨年度からの引き継ぎ分も含めて4種類くらいの会議資料を準備する。 そして隙間を縫うように放たれる質問の数々。 「いや、自分は家電量販店のスタッフじゃないんですけどね」と言いたくなる質問にも対応する。 正直、自分が何をしているのかわからなくなるようや慌ただしさ(それに拍車をかける娘のお弁当づくり)。 それらの合間に学級開きの準備を進める。 一応前年度の教室使用者が掃除してくれているが、掃除の質というかどこまでしたかは個人個人によって異なる。当然のことだけれど。 でも、大人だから少々…

  • むずかしい毎日に、むずかしい話をする。

    本の感想。 ランキング参加中読書 『むずかしい毎日に、むつかしい話をしよう。(平熱)』という本を読んだ。 むずかしい毎日に、むつかしい話をしよう。 作者:平熱 東洋館出版社 Amazon 平熱先生の本は3冊目、読むのも3冊目だ。 前の2冊はnoteで紹介したけれど、今回はこのブログで。 帯を開くと「置かれた場所でも咲けるけど、咲きやすい場所で咲きたいです。」の文字が目に入る。 昔読んだ『置かれた場所で咲きなさい(渡辺和子)』を思い出す。 この本を読んでいると、平熱先生と自分の似ている部分、共感する部分をいくつも発見する。 きっと同じような本を読んでいるのかな、なんて考える。 気になった、共感し…

  • 減らしたい体重、増える甘味

    身体の話。 小さい頃から好き嫌いが多い子どもだった。 食べる量にもムラがあり、周りが驚くほどよく食べるときもあれば、普段はあまり食べないことが多かったそうだ。 胃下垂体質で食べればぽっこりお腹が出るが、そこまで太らず、むしろガリガリに近い部類だった。小学校のあだ名のひとつに「骨皮筋左衛門(ほねかわすじえもん)」というのがある。 小学校のミニバスから高校まではがっつりバスケをやっていた。 特に高校からは筋トレに目覚め、外練の日には3on3で遊んでいる部員を尻目に、ランニングとウエイトで負荷をかけた筋トレに夢中になっていた。 体重は58キロ、体脂肪率は8パーセントをキープし、人生で1番絞れていた。…

  • 働きたくない気持ちとは裏腹に…

    仕事の話。 4月は教員にとって忙しい時期だ。 そして自分も周りも師走のように走り回ってバタバタの中で仕事をしている中で、謎のエネルギーが身体に満ちてくる。 毎年のようにブログでそのドーピングパワーについて書いている。 湧き出るドーピングパワー - メガネくんのブログ 今年は謎のダブル役職という全然納得のいかない人事でのスタートとなった。 周りの人にはとても恵まれているので、みなさん配慮してくださるのは有り難い。 だけれども… あっちで呼ばれ、こっちで話し、そっちでも呼ばれ…と正直自分の時間がほぼ持てない。 教室整備や授業準備なんて後回しの後回しだ。 そして降ってくる仕事、仕事、仕事。 年齢もも…

  • 仕事が倍に増えても給料は倍にはならないどころか据え置き、それが教員

    仕事の話。 教員というのは特殊な仕事だ。 法律によって残業代は一律4%と定められている。 つまりどれだけの時間残業しても、残業代が稼げるわけではない。 僕が学生の頃は、土日の部活指導の手当は1日500円だったというから、その頃よりは改善されたのかもしれないが…(今はもうちょっと増えた) 部活指導などで勤務時間で給料を割り、時給を計算するとシャレにならないという話もよく聞く。 全盛期のビル・ゲイツの時給46億円とは比較してはいけないのだけれども…明るい気持ちにはならない。 そして公務員であるので、給与の額は勤務年数と役職(教諭、首席、教頭、校長など)によって定められている。 評価制度によってボー…

  • アレが再開/完結するまでは…と思いつつ

    今週のお題「卒業したいもの」について。 「卒業したいもの」と聞いて真っ先に浮かんできたのが週刊少年ジャンプだ。 もう端から端まで何度も読み返すことはないのだけれども、未だに惰性で買い続けている。 僕がジャンプに出会ったのは小学3年生の頃だろうか。 同じく惰性でジャンプを購入していた父親が、部屋に置いているジャンプをこっそり読み耽った。 確かジョジョは3部で、ドラゴンボールや幽☆遊☆白書が連載していた。 間もなく父はジャンプの購読をやめてしまうが、僕は変わらずジャンプを購読している友だちの家へ行き、文字通り隅から隅まで読み返した。もう今はジャンプ情報局の投稿作品を見てあんなに笑い転げることはない…

  • 息子よ、お前もかぁー

    子どもの話。 今朝方、ゴソゴソと階段を降りていく音が聞こえる。 枕元のスマホを手に取る。 まだ5時前だ。 「トイレか??」 そう思い、しばし待つ。 「いや、上がってこない…トイレではないな」 眠気に抗いながらリビングへ向かう。 するとタブレットを片手に大好きな恐竜のYouTubeを見ようとしている息子に遭遇する。 バツの悪そうな息子。 「こら!なにしてるんだ?!」 普通ならそう叱るのかもしれない。 でも僕の脳裏には、小中学生時代の記憶が蘇ってくる。 布団の中で隠れてやった薄暗い画面の黄色いゲームボーイ。 電池がもったいないから、充電しながら、ライトを装着してやっていた。 アレのせいで目がわかる…

  • 受け継がれる小言

    子育ての話。 娘も息子もヒーターの前で丸まり、妻から「早く着替えなさい!」と叱られている。 そんな毎朝の光景を見ると自分の子どもの頃を思い出す。 寒い朝、同じようにヒーターの前に座り込み、なかなか着替えずに母親に叱られる。 いや、大人になった今もちょこちょこ妻に叱られている。 寒い朝のヒーターの前って、暖かくてちょっと足先を火傷しそうになるんだけど、なんであんなに離れられないんだろうか。 「ちょっと、ちゃんと話しを聞いてるの?」 「本を読んで(ゲームをして)いると、全然話を聞いていないんだから!」 これも耳にタコができるくらい繰り返し言われた。 そして今は僕と妻が同じように子どもたちに言ってい…

  • 不完全な人間として

    本の感想。 『死にたいけどトッポッキは食べたい(ペク・セヒ)』という本を読んだ。 死にたいけどトッポッキは食べたい 作者:ペク・セヒ 光文社 Amazon この本は気分変調性障害(ひどい憂鬱症状を見せる主要憂鬱障害とは違い、軽い憂鬱症状が続く状態)にかかった私の治療記録をまとめたものだ。 繰り返される私と医師の対話。 それを読んでいて、大学一回生の頃の自分に自信のない「優しさコンプレック」だった自分の姿が重なる。 優しさコンプレックス - メガネくんのブログ 深刻なまでに自分と他人を比較して、自己否定をする自己肯定感の低い私。 友人関係に恐怖心を持っている私。 友だちの一挙手一投足に注目し、自…

  • みんなに合わせて我慢しろという言葉の重し

    子どもの話。 先日子どもたちを連れてスケートへ行った。 初めてのスケートで、一周目はひざガクガクで手すりにしがみつきながら「もうやりたくない!帰る!」と言っていた長女。 まぁ友だちの声かけで再度チャレンジし出し、徐々に感覚を掴むと1番最後まで「もう一周行く!」と頑張っていた。 今まで達成してきたスイミングや自転車のコマなしや縄跳びやらの、コツコツ練習すればできるようになる経験のお陰でなのだろうか。 今回はそんな我が子の話ではなく、帰り際に隣の椅子から聞こえてきた会話について。 母「ママもっと滑りたいねんけど」 母「みんなで来てるのに、一人だけやりたくないってどう言うこと?!」 子「足痛いから……

  • 「ずるい」ではなく「どうしたいかのか」を伝える

    子どもの話。 うちの子たちは欲が深い。 いや、欲があるのはいろんなことへの原動力につながるし、興味関心の幅が広いのだから悪いことではない。 でも、「あぁー、それズルい!!」という言い合いを四六時中聞かされるのはなかなか堪えるものだ。 なので、「ズルいっている気持ちはわかるけれど、その言葉だけじゃなんにも解決しないよ。だから『ズルい!』じゃなくて『私も○○ほしい』とか『○○してください』みたいにどうしてほしいかを言うようにしてみようか」とうちの子たちに言い聞かせてみた。 ズルい、うらやましいと思うのは周りのことをよくみている証拠だ。 そして欲はいろんな原動力の源だ。 ただズルいと思い、相手を妬ま…

  • もし、明日死ぬとして、一言だけ我が子に遺言を残すとしたら

    本を読んで考えたこと。 ランキング参加中読書 『冒険の書』という本を読んだ。 冒険の書 AI時代のアンラーニング 作者:孫 泰蔵 日経BP Amazon この本を読んで考えさせられたことはたくさんある。多分別のブログで書くだろう。 今回紹介するのはタイトルにもある、「もし、明日死ぬとして、一言だけ我が子に遺言を残すとしたら」だ。 「もし明日死ぬとして、一言だけ我が子に遺言を残すとしたら、どんな言葉を遺す?」 なぜ僕がこのような問いを立てたかというと、この問いに答えようとすれば、僕自身がなにをいちばん大切にしているかがわかると思ったからです。 …… たった一言で大事なことなんか伝えられない。どん…

  • 今を生きる子ども、先を見据える子ども

    本の感想。 ランキング参加中読書 という本を読んだ。 子どもの発達格差 将来を左右する要因は何か (PHP新書) 作者:森口 佑介 PHP研究所 Amazon 最近よく耳にする「非認知能力」について具体的にどんな力を指すのか、その力がどうやって育まれる/あるいは失われるのかを紹介している本だ。 本の中で印象に残ったのが有名なマシュマロ実験に代表されるように、今目の前の報酬に飛びつく子と、先の利益を考えて待つことができる子の違いはなんなのかという話だ。 5分先に増えるマシュマロを待てない子、イコール今この瞬間に生きている子、見つけた目の前の利益を熟す前に収穫してしまう子は、実は、経済的な理由で充…

  • 息子を甘やかす日

    息子の話。 わが家の息子はもう5歳。 最近は思い通りにならないことに対してイライラしたり、無理とわかっていることに対してわがままを言ってしまう… 姉とどっちのケーキかを巡るジャンケンに負けて泣き 手洗いやお風呂、歯磨きの順番をめぐって喧嘩し 野菜が嫌いで、妻が健康のためにつくる野菜たっぷりの味噌汁を見て「食べたくないち」と怒り 大好きな唐揚げをおかわりするならこのお野菜食べてからと言われて「なんで?!」とごね 夜寝る時間を過ぎてからDVDを観ようとするのを止められると泣き喚き 遊んでいたアニアがないと怒り 「もっと早くにむかえにきてほしい!こんなに遅いんだったら帰らないち」と妻を困らせ 1歳半…

  • 「ビ」やない「ヴィ」や

    上の娘の話。 小学1年生の娘が先日のクリスマスにサンタさんからのプレゼントでセーラームーン全巻を貰った。 うちの娘は誰に似たのか漫画が大好きで、毎週僕が買ってかえるジャンプを何度も読んでいて、好きな漫画はアオノハコなのだそうだ(小1に恋愛漫画は難しすぎやしないのだろうか…) また妻の買っているまんがからハマったフリーレンのアニメを毎週楽しみにしている…アニメを見てハイターが叱られるシーンで爆笑しているし、細かいストーリーも覚えている…身に覚えがありすぎるのだけれども…SPY×FAMILYとかならわかるけれど…多分フリーレンを見て語れる同級生はいない。 漫画を読んでいるとこちらの話を聞かない(聞…

  • 歓喜と絶望の狭間

    カップヌードルの話。 前にもブログに書いたのだけれども僕はエビが嫌いだ。 小学校の頃は、給食にエビが出ると掃除時間が終わつて「もういいよ」と言われるまで席で黙って耐えていた。 食べるように強要され、食べたエビを嘔吐し、自分で片付けたのも今となってはいい思い出だ(全然いい思い出ではない)。 カップヌードルを食べるときもエビは捨ててからお湯を入れる。 今は学校で働いていて、もちろん給食にはエビが出てくる。 子どもたちの手前、口に入れたエビは最低限咀嚼し、牛乳で流し込むようにしている。 子どもたちも僕のエビ嫌いを知っていて、メニューにエビが登場するたびに声をかけてくるし、エビを前に苦い顔をしながら咀…

  • 名前を言ってはいけないアレ

    わが家の話。 うちの1歳半になる娘は食いしん坊だ。 どのくらい食いしん坊かと言うと、 朝ごはんに食パン1枚とバナナ半分を食べる。 ぶどう狩りでぶどうを一房近く一人で完食する。 いちご狩りでは1パックは食べるし、 みかん狩りのときも止まらなかった。 おやつのときは必ず「どーぞー(ちょーだいの意味)」とおかわりを所望して、もらえないと荒れ狂う。 怒っていても「ごはん(おやつ)食べるひとー」と呼びかけると「はーい♡」とご機嫌で返事をしてくれる。 保育園の給食も毎回おかわりしているらしい。 そんな感じだ。 最近箱買いしたみかんがキッチンにあるのを知ってからは、隙あらばキッチンに入ってみかんを狙っている…

  • 魔法の言葉「どーぞー」

    娘の話。 先日、『言語の本質(今井むつみ/秋田喜美)』という本を読んだ。 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書) 作者:今井むつみ,秋田喜美 中央公論新社 Amazon 今井むつみさんの本は『ことばの発達の謎を解く』も面白かった。 ことばの発達の謎を解く (ちくまプリマー新書) 作者:むつみ, 今井 筑摩書房 Amazon どちらも生まれたばかりの赤ちゃんが、どうやって言葉を覚え、理解し、話す、伝えるようになっていくのかを教えくれる本だ。 詳しい説明は省くが、人が言葉を覚えていく上でオノマトペ、いわゆる擬態語や擬音語というものが1つのキーワードになっている。 そしてうちの1歳…

  • 子どもたちへの想い

    本の感想。 『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち(おおたとしまさ)」という本を読んだ。 ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち 作者:おおたとしまさ ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 教育虐待、毒親、教室マルトリートメント…教員という仕事柄、そんな本を読む機会は多い。 僕自身、体罰が当たり前の昭和な体育会系の部活を経験してきた。家庭内では強い父親に面と向かって反抗はせず、小学校教員だった母親から一定の厳しさを受けて育ってきた。 支援学校という場で働く僕は、滅多に怒るようなことはない。怒りに任せて叱ったり、脅したりしても、それで変わるのは一時的なものだし、むしろ後で…

  • Million Films

    娘の話。 先日1歳半の娘と2人で公園に遊びに行った。 歩き始めるのが遅かった娘なのだが、歩き始めてからは楽しくて仕方のないようで、抱っこや手繋を拒否して歩き回る。 季節柄、公園内にはどんぐりがたくさん落ちている。それをまるで宝物を見つけたと言わんばかりに目をキラキラさせ「あっ」とどんぐり発見を指さして知らせてくれる。 右手でどんぐりをひらう。 大粒のどんぐりだ。 ひろったどんぐりを左手にもちかえる。 周囲にはまだまだどんぐりが落ちている。さながらとんぐり畑のよう。 「あっ」またどんぐりを見つける。 子どもはどんぐりをすぐに見つける。 右手でひろい、左手にもちかえる。 そんなことを数回繰り返すと…

  • 目標って大切だなぁとしみじみ感じる

    娘の話。 今朝、娘が珍しく早起きし、こちらがなにも言わずとも着替えはじめ、朝ごはんを食べ、洗顔や歯磨きを終えると、「確認しないと!」と朝のやることリストを自らチェックしていた。 リストを確認し終えると「やること全部終わったので、フリーレンの動画見せてください」と妻に交渉していた。 どうやら録画できていなかった金曜ロードショーで上映していた『葬送のフリーレン』をTVerで観たいあまり、素早く行動していたようだ。 葬送のフリーレン(11) (少年サンデーコミックス) 作者:山田鐘人,アベツカサ 小学館 Amazon うちの7歳、小学1年生の娘は漫画が大好きで、毎週、週刊少年ジャンプを愛読している。…

  • 中毒性の高いアレ

    商品紹介。 勤務先の子どもがハマっていると聞きつけて、例の調味料を購入してみた。 そう…ほりにしアウトドアスパイスだ。 アウトドアスパイス 「ほりにし」 2本セット アウトドアスパイス ほりにし Amazon 積極的にアウトドアに出かけて野外でBBQをするタイプでもないのだけれど。 でもこのほりにしの美味さは本物だ。 お肉はもちろん、 目玉焼きにかけても、 なんなら野菜でも美味しいらしい (野菜はまだ試していないが) その旨さ故に中毒性が高く、7歳の娘も5歳の息子も一口ペロリと舐めると「うっまっっ!うっまっっ!!」と連呼していた。 続いてお肉にかけたのだが、あまりの旨さに「もっとかける!もっと…

  • サイクルの早い娘の笑い

    家族の話。 もうすぐ1歳半になる末っ子の娘はよく笑う。 散歩をしていると近所の人に笑いかけ、 「かわいいね〜」と言われるとニコッと笑う。 バイバーイと言いながら手を振り、愛想を振り撒いてくれる。 おやつのとき、 ごはんのとき、 大好きな果物を目にしたとき、 朝保育園で先生に会ったとき、 夕方保育園に迎えに行くとき、 外にお散歩するとき、 自転車に乗るとき、 お風呂に入るとき、 絵本を読むとき、 猫(にゃあにゃあ)を発見したとき、 「◯○するひとー?」 と聞かれると「はーい」とニコニコ笑顔で手を挙げてくれる。 そんな娘にはニコニコ以外にもう一つの笑いがある。 笑いのツボに入ると某漫画の会長のよう…

  • リビングの中心で「もう限界だー」と叫ぶ

    お家の話。 先月、妻がコロナに感染した。 なので6日間は寝室で隔離状態。 僕が家事育児を一手に引き受ける必要がある。 我が家には小学校1年生の娘(7)、保育園年中の息子(4)、保育園0歳児クラスの娘(1)の3人の子がいる。 幸いなことに現在は5類以降に伴って濃厚接触という概念はなくなっており、どの子も発熱等の症状がなかったので日中は保育園や学童にお世話になることができた。 とはいえ自分の仕事もある。 家事は一通りできるし、元々妻と適宜分担していたのだけれども…。 家事育児をする時間的な余裕は全然ない。 朝のお弁当づくりに追い立てられ、洗っていない食器や畳んでいない洗濯物があふれかえってしまう……

  • アメリカで触れた当たり前の優しさ

    本を読んで思い出したグアムでの体験についての話。 ランキング参加中読書 「ライトハウス(吉田 州史)」 という本を読んだ。 ライトハウス 作者:吉田 州史 Amazon 視覚障がい者を主人公にした小説…なのだと思う。 ただ個々のエピソードがとても具体的で盲学校で働いていた自分にはとてもリアルに感じられた。もしかしたらいくつかのノンフィクションを組み合わせた本なのかもしれない。 この本の中で主人公がアメリカ旅行中に博物館へ立ち寄る場面がある。 そこで車椅子の男性が何かわからない大声で叫ぶと、周囲から人が集まるのだ。 周りにいた通行人や観光客と思われる数人が車イスの周りに集まり始めた。集まった人た…

  • 美化される偉人、ヘレン・ケラーによる障がい者への呪縛

    本の感想。 『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙(ジョージナ・クリーグ/中山ゆかり)』という本を読んだ。 目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙 作者:ジョージナ・クリーグ フィルムアート社 Amazon 視覚障がい者で英語学科の大学教員でもある著者からあの有名なヘレン・ケラーに送る書簡(もちろんヘレン・ケラーはもう亡くなっているので返事は返ってこない)という形で進んでいく。 ただそこに描写されているのは、読者がヘレン・ケラーのその人の感覚を共有しているかのような、まるでその場で同じ時を過ごしたかのようなリアルさ、そして障がい者のシン…

  • 亀には亀の苦労がある

    本の感想。 タイトルは『自閉症の僕の七転び八起き(東田 直樹)』という本にあった一文。 自閉症の僕の七転び八起き (角川文庫) 作者:東田 直樹 KADOKAWA Amazon 支援者が成果だけに注目しがちなのは、毎日やっていると、練習が当たり前になるからでしょう。けれども、練習している僕たちにとっては、当たり前ではありません。 支援者は「少しずつできるようになればいい」と言ってくれますが、それは、支援者がそう思っているだけで、練習している人たちは、すぐにでもできるようになりたいと考えているのではないでしょうか。 少しずつでいいのは、周りの人たちの方です。 少しずつしかできるようにならない人は…

  • 最高の時間

    映画の話。 スラムダンクの映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観た。 【以下、ネタバレが嫌な人は注意↓↓↓】 以前も書いたかもしれないが僕はスラムダンクのファンだ。大ファンだ。 小学生でミニバスをやっていた時期かちょうどスラムダンクのアニメの時期だった。 毎週父親が買ってくるジャンプを貪るように読んだ。 その頃は小学生定番の古今東西「スラムダンクのキャラ」で服に名前の書かれた審判の名前(友だちがコミックから発見したと言ってたはず…もう覚えていないけれど)が出てきた。 中学で県大会決勝リーグの準決で負けたときには監督が「がけっぷち」の垂れ幕を作っていた…結局3位で全国大会には出場でき…

  • 愛される障がい者という嫌な響き

    本の感想。 『ことばは光(福島 智)』という本を読んでいて考えたこと。 著者の福島さんは、盲ろう、全く見えず聞こえずの世界にいる。母親が考案した指点字を使って学び、日本で初めて大学へ進学し、大学教授になった方だ。 読んだ本の中で「愛される障がい者」について言及された部分があった。 かつて、「愛される障害者になれ」ということがよく言われた。いまもそういう雰囲気はある。これはおかしな主張だ。たしかに、人に憎まれるより愛されるほうがよいかもしれない。しかし、それは障害とは無関係だ。そもそも、障害の有無に限らず、そんなことをとやかく言われるのは大きなお世話だ。 仮に、性格が暗くて、ひねくれた、いやな障…

  • 誰かを認める人になる

    できないことを責めるのか、頑張ったことや挑戦したことを認めるのかという話。 という本を読んでいる。 子育てコーチングの教科書 作者:あべまさい ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon その本の中で心に残っているフレーズがある。 「世の中には 2種類の人がいます。 1種類は、『誰か自分のこと認めてよ』と、認められるのを待っている人。もう 1種類は、『暇さえあれば、すきあらば、人のことをアクノレッジしよう』と思って生きている人。僕は後者を選ぼうと決めたんです」 以前読んだあべまさいさんの本にも同じエピソードが掲載されていた。 そのときから僕も『暇さえあれば、すきあらば、人のことを認めること…

  • 素敵な妄想

    本の感想。 『異彩を、放て。(松田 文登/松田 崇弥)』という本を読んだ。 異彩を、放て。: 「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える 作者:松田 文登,松田 崇弥 新潮社 Amazon ヘラルボニーという会社を立ち上げた2人の物語だ。 「ヘラルボニー」は、アート作品を小物や雑貨など、ファッションアイテムとして商品化しているブランド、社会実験ユニット。知的障害のある作家の新しい収益構造を実現する、持続可能なアートライセンスビジネスで、へラルボニーが契約する国内外の福祉施設で生み出されたアート作品を高解像度でデータ化し、様々なモノ・コト・バショに転用することでライセンスフィーを作家に還元して…

  • 今目の前にあるものが実は当たり前ではなく奇跡的なものなのかもしれないということ

    本の話。 『奇跡のフォント(高田 裕美)』という本を読んだ。 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語 作者:高田裕美 時事通信社 Amazon Twitter上でもフォローさせていただいている高田裕美さんの半生と、開発されたUDフォント「UDデジタル教科書体」の想いと縁が紡がれていく物語だ。 UDは「ユニバーサルデザイン」のことで、シャンプーとリンスのボトルを識別するギザギザに代表される誰にとっても使いやすく、わかりやすく工夫されたデザインのことだ。 「文字でユニバーサルデザ…

  • わたしがあなたを好きな理由

    子どもの保育園の話。 長女の6年間にわたる保育園生活が終わった。 最後の連絡帳には先生からのこんなコメントが書いてあった。 ●●ちゃんの笑い声にたくさんパワーをもらいました。 ●●ちゃんの頑張る姿もふくれっつらも笑顔も全部●●ちゃんで大好きです。 星の王子さまの「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ」という有名な一節がある。 学生時代に好みのタイプは?なんてよく聞かれることがあった。 その度に頭の中にある好みの女性の顔やこうだったらいいなと言う理想の性格なんかを返したのだけれども。 そこにはなんともいえない、しっくりいかない感があった。 理想を寄せ集めてつくった理想像にはなんだ…

  • 蘇る黄金の時代

    久しぶりに会った前の職場の方々の話。 コロナも落ち着いてきて自粛ムードも落ち着いてきた今日この頃。 コロナ禍の中で結婚された先輩のお祝いパーティーが開催された。 まるで同窓会みたいな雰囲気の中、盲学校で一緒に働いた懐かしい思い出話に花が咲く。 あの頃はいろいろ小難しいことは考えず、授業に部活に生徒指導に文字通り体当たりで取り組んでいた。 熱い想いをもった先輩方と一緒に部活のことについて、ああでもない、こうでもないと居酒屋で語り合った。馬鹿なこともいっぱいしたけれど。 あの頃は当たり前と思っていた。 でも今は、それは当たり前でなく、たまたまの巡り合わせの奇跡だったのだと実感する。 思い出になって…

  • 越えられない壁に挑むためには

    壁の話。 あなたは壁にぶつかったときにどうするのか? 「頑張る」「努力する」といった力技で真正面から挑む? 壁を乗り越えるために頑張るのは大変だから逃げ出す?別の道を探す? 自分の力だけでは難しそうだから周りの力を借りる? 解決するためのアイデアや工夫を考えてみる? 僕たちの中には努力神話や雑草魂、成功者の言葉みたいな見えない信仰があって、「努力して壁を乗り越えて成功した」みたいなアスリートや起業家、芸能人のサクセスストーリーに無条件で憧れを抱いてしまいそうになる。 でも、身も蓋もない話だがその成功の裏側のドロドロした部分は無意識にシャットダウンされてしまっている。 イチローの幼少期からの父子…

  • 教育の目的って知ってます?

    本の感想。 『「けテぶれ」授業革命!(葛原祥太)』という本を読んだ。 「けテぶれ」授業革命! 作者:葛原 祥太 学陽書房 Amazon 以前読んだ『「けテぶれ」宿題革命!(葛原祥太)』の姉妹本とでもいうべき本だ。 「けテぶれ」宿題革命! 作者:葛原祥太 学陽書房 Amazon 前作を読んで、僕自身もその学び方のシステムに共感し、授業の中でけテぶれの要素を取り入れたり、職場で本を紹介したりした。 けテぶれとは、いわゆるPDCAサイクル(Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の仮説・検証型プロセス)を子どもたちにわかりやすく落とし込んだものとでも言えば…

  • 笑顔の力

    笑顔の話。 卒業式の練習をしているときに真剣な表情で練習に取り組んでいる子どもたち。 それはそれで素敵なんだけれど。 証書を受け取る係役で座り、緊張した面持ちで歩いてくる子どもたちに向けてとびきりの笑顔を送ってみる。 僕の顔を見て笑顔で答えてくれる子どもたち。 目と目が合えばお互いに笑みがこぼれる。 そんな場面を通して昔読んだ漫画を思い出した。 『不思議な少年(山下和美)』という漫画にある考古学者の話だ。 主人公…というか毎回トリックスター的な役割で登場するのが不思議な少年。過去現在未来の時空をこえ、場所を超え、自分自身の年齢や性別すらも自由自在に操り、ニンゲンを観察している。 この話で登場す…

  • 「知る」と「わかる」、「できる」と「やっている」

    考え方の違いの話。 教員という仕事柄、世間で「学校ではこんなことも教えていないのか」なんて言われることもある。 また僕たちの子どもへの評価に対して「もっとできているはずなんですけど」と保護者から言われることもある。 そういう時は大抵、考え方の違いからくるすれ違いが背景にあるのだ。 大人の方が上司から「言ったのになんでできていないんだ!」と叱られた経験は一度や二度ではないだろう。 そんなときに「仰るとおりです」よりは、「そんなこと言われたって…」とか「詳しく聞いてないし」とか「こんなふうになるなんて思っていなかったよ…」なんて思う方が多いだろう。 回転寿司の醤油差しをペロペロ舐めてはいけません。…

  • フィールドはこの世界なのだ

    本の話。 『同志社大学神学部(佐藤 優)』という本を読んだ。 同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~ (光文社新書) 作者:佐藤 優 光文社 Amazon 佐藤優さんの本を読んだのは多分世界史関連の本が最初だった。 彼の語るインテリジェンス的な視点から見た歴史観や政治観に大きな刺激を受けた。 何冊か読むにつれて佐藤さん本人が気になり、『国家の罠』や『外務省に次ぐ』、『憂国のラスプーチン』など世界史を離れたジャンルの本も読むようになった。 僕には特定の信仰がある訳ではない。 ただ大勢の日本人とよく似た日本教とでもいうような宗教観は持ち合わせている。 高校の時に倫理を専攻し、センター…

  • 「育ててくれてありがとう」という娘のことば

    保育園の卒園式の話。 長女の卒園式があった。 教員生活は14年目なので卒業式みたいな式典の運営側は体験してきたのだけれども、自分が保護者としてお祝いされるのはなんとも言えない変な感じだ。 式次第を見て『ね』の歌詞が載っているのを見て泣いてしまいそうな予感がする。 以前の発表会でも子どもたちが歌うのを聞いて涙してしまったのだ。 30人の子どもたちがつくりあげた劇 - メガネくんのブログ 子どもたちからは先生からのコメント後に自分の将来の夢を発表して、卒園証書を取りに行く。プロゲーマーとユーチューバーが多いのは時代のせいなのだろう。 どの子も0歳児や1歳児の頃から見知った仲で、日々のお迎えや参観な…

  • 続・2.0の人と0の人で成り立つ世界

    仕事の話。 以前書いたブログの続き。 2.0の人と0の人で成り立つ世界 - メガネくんのブログ 教員という世界について先輩からこんなことを言われたことがある。 「一般校は仕事量が1.5の人と0.5の人で成り立っている。そして支援学校は2.0の人と0の人で成り立っている」 こんな話を中心に3年を共に過ごした後輩たちと一緒の仕事をしたベテランの話をした。 みんなが苦しんだ愚痴で大いに盛り上がった。 ベテランと言えば自分が初任の時の研修で聞いた言葉を思い出す。 みなさんがこれから日々仕事に取り組み、子どもたちのことで悩み、考え、また勉強し自分を高めていき、20年が経つとベテランと呼ばれる立場になりま…

  • 妖精と共に消えた歯

    乳歯の話。 6歳の娘の歯が抜けた。 僕が子どもの頃からの伝統?で、わが家では抜けた乳歯を特に保管はしていない。 上の歯が抜けたら地面から屋根の上へ、下の歯が抜けたら2階から庭へ「ねずみの歯ーとー変えとくれー」と言いながら投げている。 ただここ最近は抜けた歯が投げる前に行方不明になってしまっている。 そしてどこで聞いてきたのか「夜枕元に抜けた歯を置いておくと、夢で妖精さんと会える」と娘が言うので、投げる前に大事に取っておくことにした。 ティッシュにくるんで… いや、パッと見、ふつーのゴミに見えますやん。 ほんで、0歳児のいる家庭で机や床の上に置いてあったらゴミやと思いますやん。 最初は階段の隅に…

  • なぜなのか 急に飛び出す 関西弁

    卒業式の話。 僕の勤務する支援学校では、卒業式の証書授与の際に担任が名前を呼ぶだけでなく、その生徒への短いメッセージを伝えるという伝統がある。 以前の学校では呼名だけであり、学校によって違うんだなぁくらいにしか思っていなかった。 そして今年はそんな呼名をする立場になった。 とはいえ、一番最初の練習からコメントを伝えるわけではない。最初は「3年間で成長しましたね」のような全員同じコメントを伝えておき、本番2回前くらいの練習から本番と同じ個別のコメントを読み上げるのだ。 ここで問題が生まれた。 大阪生まれ、大阪育ちだが、普段はそんなに関西弁が出ない自分。 なのに、なぜか初回のコメント読み上げのとき…

  • ゆっくり行けば、遠くまで行けるよ

    本の話。 『子どもの「やりたい」を引き出すコーチング』という本を読んだ。 子どもの「やりたい」を引き出すコーチング 作者:あべまさい ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 教員という仕事柄、コーチングに関する本はいくつか読んだことがある。が、「コーチングとはかくあるべし」みたいな固い感じではなく、子育ても交えたふわっとしたエピソードの中にコーチングのエッセンスを感じられるような本だった。 タイトルにある「ゆっくり行けば、遠くまで行けるよ」は本の中に出てくる言葉である。 このブログを書いている日の朝は機嫌が悪く「クソジジイ」と言ってくる娘を叱ってモヤモヤしながら出勤してて、その途中にこ…

  • 漁師が魚の釣り方を教えるように教員は…

    本の感想。 『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード』という本を読んだ。 同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード (小学校1年生~小学校6年生対象) 作者:石田勝紀 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon まとめにあった本の流れはこうだ。 1 「同じ勉強をやっていて差がつく」のは、「日常から頭が動いているか、いないか」による 2 これが自動的にできるかどうかは、「頭脳の OSのスペックの差」による 3 「頭脳の OSのスペックの差」とは、「考える力の差」である 4 「考える力」は、第三者…

  • 栄光の時代はいつなのか?

    人生の話。 『はじめての哲学』という本を読んでいて、「なんのために生きるのか?」というような問いかけに対して、スラムダンクの「オレは今なんだよ‼︎」というセリフが浮かんできた。 はじめての哲学 (岩波ジュニア新書) 作者:藤田 正勝 岩波書店 Amazon このセリフの前には「オヤジの栄光時代はいつだよー 全日本のときか?」というセリフがあるのだが、ある人にとって栄光の時代がいつだったのかは人生を歩んでいく上で大事なキーポイントになるのではないかと思う。 「まだまだこれからが栄光の時代」という夢が溢れる人もいるだろう。 「今がまさに栄光の時代」という絶頂期の人もいるだろう。 若い頃の僕は『ワン…

  • 死ぬのが怖いと語る息子

    子どもの話。 4歳の息子が急に「死ぬのが怖い」と言い出したらしい。 その話を聞いて、まるでコペルくんみたいだなぁと思いながらお風呂で息子に尋ねてみた。 特に誰かから言われたわけでもなく、なんとなく考えついたそう。 「死んだら、もうパパとかママとかに会えなくなって、それで本とか読んでもらえなくなるから…」と語る息子。 いや、本読み要員かい!とツッコミたくなると共に、なんとも言えない愛らしさが溢れてきた。 その日は延長して保育園から借りてきた本を読んで息子をハグして、それを羨ましがる娘もハグして寝た。 小さい頃の僕はいつ死について考えたのだろうか。小学校入学前に祖母が亡くなっているから、その頃には…

  • 30人の子どもたちがつくりあげた劇

    子どもの発表会の話。 先日、子どもの保育園の発表会があった。 年少・3歳児の息子(4)と年長・5歳児の娘(6)の合奏や歌、劇の発表。年長の娘にとっては園での最後の発表会だ。 随分前のブログで書いたが、ウチの保育園はすごい。 うちの娘のこども園の話「地味だけどすごい」 - メガネくんのブログ 年少・3歳児クラスからは先生主導で劇を始める。 劇の衣装や小道具、背景を子どもたちが一緒につくる。 年中・4歳児クラスからは子どもたちが劇を考える。 誰が何の役をしたいのか。 題材になる絵本にどんなアレンジを加えていくのか。 だからはじめから決まったセリフはない。 そして年長・5歳児クラスになると子どもたち…

  • 受け継がれる我が家の伝統芸

    お風呂の話。 6歳の娘、4歳の息子、そして9ヶ月の娘の3人の子どもがいる我が家。 基本的に毎日子どもをお風呂に入れるのは僕の仕事だ。 まぁ姉と弟は「ママとがいい」と言って最近一緒に入らないことも多いのだけれども…。 10年前に実家で生まれたての姪っ子の入浴をサポートし、7年前に市の父親教室で学び、長女が生まれた病院で入浴指導を受けて以来、子どもとのお風呂タイムを過ごしてきた。 その中で生まれ、受け継がれてきた『3つの技』がある。 まずは「ガーゼいないいないばぁ」。 文字通り、乳児のお風呂で使用するガーゼタオルを使用する技だ。 濡れたガーゼを我がの顔に貼り付け、いないいないばぁをする。 顔を振る…

  • あいさつ・がまん・思いやり

    仕事の話。 先日、支援学校の中学部へ高等部の先生に来てもらい話をしてもらう機会があった。 義務教育ではなくなること 卒業したら社会へ出て仕事をするために勉強する場であること 年齢に伴い心身が成長し、大人になる時期であること 自ら学ばなければ、いろんなことは身につかないまま大人になってしまうこと そんな話をしていただいた。 そして、「高等部でできるようになってほしい3つのこと」としてあげられていたのが、タイトルにもある、あいさつ、がまん、思いやりだ。 「まずあいさつができるようになってほしい」 これはどの進路先でも言われることだ。 前の職場で進路開拓をしていたときも、実習の巡回や反省会に参加した…

  • 豆についての豆知識

    今週のお題「マメ」より 豆知識といえば、「大豆は枝豆やねんで…それは豆知識ちごて豆の知識やーとか言うて欲しかった」が浮かんでくる37歳社会科教員。 折角なので、社会科っぽい豆知識を披露。 えんどう豆は古代エジプトのツタンカーメンの副葬品から発見された歴史ある豆。その王家の墓から発見された豆が発芽し、その子孫がツタンカーメンのエンドウという名前で売られている…という話を聞いたのだけれども、よくよく調べてみると学術的にはかなり怪しい話らしい。 このえんどう豆を使った実験で背の高さやシワ、色の遺伝について研究したのが、中学理科で学ぶメンデルさんだ。彼は修道院で司祭として働く傍ら、えんどう豆の交配実験…

  • 2.0の人と0の人で成り立つ世界

    仕事の話。 教員という世界について先輩からこんなことを言われたことがある。 「一般校は仕事量が1.5の人と0.5の人で成り立っている。そして支援学校は2.0の人と0の人で成り立っている」 支援学校で働いている僕は、この言葉を額面通り受け取る訳ではないのだけれど。 でも、そういう側面があることを実感する機会は少なからずある。 今年は昨年度から引き続きの大きな仕事を担当した。 子どもたちへの対応はもちろん、保護者への説明も業者との接渉もある仕事だ。 前任校では経験があるが、今の学校では初めてだ。おまけにコロナで例年とは違うので、過去の資料はそのままは使えない…。 そんな中、ベテランと呼ばれる年代の…

  • 生まれた時と亡くなる時

    法事の話。 先日に祖父の三周忌と祖母の一周忌を兼ねた法事があった。 毎回同じ和尚さんが読経と説教をしてくれる。 そしていくつかあるネタも聞き慣れてきて、どんな話が覚えてきてしまった笑。 (余談だが、昨年から統一教会の新ネタが増えてきた。もう2回聞いたけれど) そんなネタの中でも好きな話がある。 人は生まれてくるときと、亡くなるときとでは、反対になれる生き物なんです。 生まれてきたときは、自分は泣いていて、周りのみんなは笑っている。 でも死ぬときは、自分は笑っていて、周りのみんなは泣いている。 この歳になると死を意識します。 亡くなった方は、消えてなくなる訳ではありません。 成仏されて、今も、み…

  • 懇談で聞く、家とは違う娘と息子の姿

    子どもの話。 うちの保育園には毎年懇談があり、可能な限り毎回参加している。 保護者会にも参加していたのだけれど、ここ数年はコロナの影響で開催されていない。クラス懇談もないし、参観という名の子どもたちとの触れあいもないなぁ…。 教員という自分の仕事上、僕自身も少なくとも年に3回懇談で話す側に回るということもあり、保育園の先生方がどんな風に話すのかにも興味がある。 まぁ保育園の先生からしたら、津守式乳幼児発達検査を話題に出される保護者なんて嫌だろうなと思いつつ。 もちろん純粋に子どもの成長や家とは違う姿を知るのを楽しみにしているのだけれども。 6歳の娘は僕とも妻とも似ていて、頑張り屋さんで内弁慶な…

  • 【急募】アラフォー_落ち着いた_服

    服の話。 気づけばもう37歳。 先日クリスマスプレゼントに妻から手袋をもらったのだが、「もうアラフォーだから」と落ち着いた感じのものをいただいた。 確かに、最近はあまり服を買わない。 平日の出勤はスーツ、職場に着いてからはジャージに着替えるので、休日か長期休みくらいしか私服を着ない。 それに大学生の頃から体型はあまり変わっていないし、物持ちがいい方なので大学生や社会人成り立ての頃に購入した服が多いのだ。 必然的に若い感じの服が増える。 いや、流行のトレンドを追っていってるわけではなく、ただ若い頃の自分の好みの服を着ているだけなのだが…。 自分が高校生の頃にはケツメイシとかKICK THE CA…

  • おしゃべりだと思われていた自分

    飲み会の話。 先日職場の方と初めて飲む機会があった。 コロナ禍と共に転勤し、初日はお誘いを期待してお弁当なしで行ったら誰からも誘われず1人でコンビニに買いに行った苦い経験もある。 なので飲み会もほとんどなかった。 なので飲み会での自分がそんなに知られていなかった?みたいなのだ。 そして飲み会の中盤で言われたのが 「メガネさん喋らないんですか?酔ってます?」 みたいな感じの言葉。 「いやいや、そんなに喋るタイプじゃないですよ」と返すも、 「いやいや、職場の方が喋ってますよ。てか職場はめっちゃ喋ってるじゃないですか」 みたいに言われるのだ。 僕は自分のことを普段の職場でも、プライベートでもそんなに…

  • ジャンプを読む娘

    娘の話。 最近6歳の娘が漫画にハマっている。 そして僕は毎週、週刊少年ジャンプを買っている。 余談だが、高校生から大学生の頃は狂ったように毎週立ち読みをしていた。 月曜はジャンプとヤングマガジンとスピリッツ 火曜はプレイボーイ 水曜はマガジンとサンダー 木曜はヤングマガジンとチャンピオン 金曜はコミックバンチとヤングアニマル それに月刊ジャンプ(後のジャンプSQ)と月刊マガジンも そして当時は立ち読みしているサラリーマンを軽蔑していた。「社会人になってもマンガ読むなよ!」や「働いてるんならそれくらい金出して買えよ!」なんて思っていた。 それが社会人になってもマンガから離れられない自分に気づいた…

  • それは本が憂鬱を呼ぶのか、それとも…

    今週のお題「やる気が出ないときの◯◯」から 僕は母親のススメで小学生の頃から村上春樹を読んでいた。特に『ねじまき鳥クロニクル』は文字通りカバーが擦り切れるほど繰り返し読んだ。 ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫) 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 記憶にあるのは高校生くらいからだろうか。 不定期に訪れるやる気が出ない、なにもやりたくはない憂鬱な時間。 そんなときは友だちの誘いを断り、自室で村上春樹の本を読んだ。 憂鬱だから村上春樹を読みたくなるのか それとも村上春樹の作品のもつなにかが僕を憂鬱にさせるのか…その因果関係はわからない。 それが顕著になったのは大学時代で、…

  • バンダイーッッッ!!!!

    プリキュアの話。 以前もプリキュアのおもちゃで使えるアイテムをお菓子付きやガチャガチャで売り出すバンダイの悪どさを告発した。 悪どすぎるッ…バンダイッッ!! - メガネくんのブログ 今やっているのはデリシャスパーティプリキュア、テーマは料理である。 もう一度言うがテーマは料理である。 なのに… 前回はお化粧で返信したので、コラボアイテムのリップやネイルをプリティホリックというブランドで販売していた。 Pretty Holic プリティアップリップ キュアサマー バンダイ(BANDAI) Amazon バンダイ(BANDAI) トロピカル〜ジュ!プリキュア Pretty Holic キュアコーラ…

  • もうちょっと…こう…ね…脳みそさんさ…

    記憶の話。 昔からどちらかというと記憶力は良かった方だ。 保育園のときには、ゴレンジャー的な本を読み聞かせてもらって一字一句覚えていて、母親が間違えると「違う!そこは⚫︎⚫︎!」と言って指摘したり、最終的には誦じていたそうな。 小学校からマンガ日本の歴史を読みまくって暗記していたお陰で、社会は得意科目だったし、高校生のときには、毎日の通学電車の中で、自分で学校や塾、あるいは過去問から学んだ知識を書き込んだ『書き込み教科書』を読み返していた。模試や試験のときには「あ、この問題は教科書のあそこに載っていたな」なんて思い出せる程度には日本史Bには自信があった(数学II Bには全く自信がなかったが…)…

  • 2人目、3人目の知恵袋的な(子育てメモ)

    子育てももう3人目。 学んできたことをメモメモ。 まずは夜泣き。 赤ちゃんは泣いていても、少し待てばそのまま寝入ることが多いのだ。 逆に慌てて抱っこすることで、起こしてしまうこともあるのだ。 慌ててはダメだ。脳裏で仙道が呼びかける。 1人目のときはそれを知らず、すぐに抱っこ→なかなか寝ずに(娘は寝かけのところを起こされたのだから当然なのだけど…)困っていた記憶がある。 続いてミルク。 我が家は基本母乳だったが、1人目の娘が保育園に入るときの相談会で、「ミルクを飲めるようになっておいてください」と言われてから悪戦苦闘の日々が始まった。 「飲まない…」 保育園でも全然飲まず、担任の先生と共に苦労し…

  • なんとかなるのか?!キャパオーバー

    先週は忙しかった。 具体的な内容は公の場では言えないが、 相方のお休み 外部業者との打ち合わせ、メールなどのやり取り、事務書類作成 外部機関の見学と打ち合わせ 外部有識者との打ち合わせ 事案対応2件 別部署で発生した問題に巻き込まれる などなど またプライベートなことなのだけれども 生まれたての娘のお風呂で早く帰らないといけない 結婚記念日 上の2人の子たちの耳鼻科受診 もあった こうなってくると、完全なキャパオーバー 完全に頭が回らなくなる。 報告すべきことを忘れたり、 今日が何曜日かわからなくなったり、 コーラをがぶ飲みしたり、 スマホのリマインダーに忘れずにメモしようとしたことを忘れてし…

  • きちんとしなければという呪縛を解くために

    入学式の話。 何も言わんでも ええねん 何もせんでも ええねん 笑い飛ばせば ええねん 好きにするのが ええねん 感じるだけで ええねん 気持ちよければ ええねん それでええねん それで (えー えー えー ええね) ウルフルズ『ええねん』 勤務先で3度目の入学式。 支援学校にはさまざまな子どもたちが入学してくる。 延々と下足室を走り回っている子 座り込んで動きたくないと主張する子 小学部の教室についつい入ってしまう子 周りの子が気になって関わりにいく子 大きな音が苦手な子 大勢の中に入るのが嫌な子 などなど 僕はそんな子たちをにこやかに眺める。 いつの間にか多くの子が全然違う様子に変化するの…

  • 増やせ!コマンド

    僕が出会った子どもたちの話 今うちには0歳児の娘がいる。 当たり前だけれど赤ちゃんにはなにかを伝えるために「泣く」というコマンドしか備わっていない。 うちはもう3人目なので、泣き方の感じで「オムツかな?」「おっぱいかな」「とりあえず眠くて泣いてるだけやから様子見だな」なんて区別がつくようになってきた。 DNAが同じ双子であっても、周りのちょっとした反応に応じて「生き残るため」に生存本能がその環境にとって適切と思われる行動を選択する。それが積もり積もって「個性」とか「性格」とかいうものが生まれるのだという。 その子が生き抜いていくための「コマンド」を身につけ、磨いていくのだ。 コマンドは、対応と…

  • いつそんなことをやってるんですか?

    仕事の話。 先日、職場の教科会で、転勤してからの期間で自分がつくってきた教材を紹介する場があった。 そんなことをしているのには個人的な思いがある。 これからはいろんなものをシェアする時代だし(職場に限らず広く公開してもいいんじゃないかと思う) 車輪を一から発明するのは無駄が多いと思うし(そう思いつつこだわりの車輪を作ってしまうのが自分なのだが笑) いろんな意見が改善につながるし 職場の皆さんの働き方改革にもなるし 頑張ったことを褒めて貰えるし笑 などなど おおむね好意的な意見をいただいた中で言われたのがタイトルにある「いつそんなことをやってるんですか?」である。 「空き時間です」と返答したが……

  • 僕たちがつけている見えない色眼鏡を外すために『ジェンダーと脳』

    本の感想。 『ジェンダーと脳ーー性別を超える脳の多様性(ダフナ・ジョエル/ルバ・ヴィハンスキ)』という本を読んだ。 ジェンダーと脳――性別を超える脳の多様性 作者:ダフナ・ジョエル,ルバ・ヴィハンスキ 紀伊國屋書店 Amazon 要約すると、一般的に言われている男脳/女脳というものはない。性器による外観的な違いはあるし、相対的・平均的な男性的な傾向、女性的な傾向はある。だがある日突然クリトリスがペニスに変わらないのとは違い、脳は女性的な働きが男性的な働きに変わることもあるというのだ。そして全てが男性的な、あるいは女性的な脳の持ち主など存在せず、全ての人の脳は男性的な特徴と女性的な特徴が入り混じ…

  • 自分でやってしまう病を克服したい

    仕事の話。 今の職場も3年目。 3年目ともなるといろんな仕事が降りかかってくる。 いろんな無理難題も降りてくる。 全部を自分でやりたい訳ではないのだけれど、新しい事業でどうしたらいいのか自分でもわかっていないことを人に振るのは心苦しいこともあり、ついつい自分で抱え込んでやってしまう。 あのカーネギー大先生でも人を動かすのは至難の業なのだ。 人を動かす 文庫版 作者:D・カーネギー 創元社 Amazon 人を変えるのは難しい。 人に説明する時間がもったいない。 なら自分でやる方が早いよね。 なんて思考のパターンが自分を苦しめてしまうのだ。 まるで井戸のない村に延々と水を運び続けるように。 だがし…

  • 9割9分まで寝かせるも3度の暴発によるTKO負け

    赤ちゃんの話。 先日3人目の子が生まれた。 昔とった杵柄というものなのか、オムツ替えも抱っこもお風呂も忘れていたようですぐに思い出してなんとなくできてしまう。 育児のアレコレは手続き記憶的なものなのかもしれない。 抱っこで寝かしつけるときのコツみたいなものはすでに掴んでいる。 ①肩の力を抜く(そのために適宜息を吐いて脱力を意識する) ②自分のお腹に赤ちゃんの体重をのせる ③やや膝を曲げ、上下に揺らしながら左右にも揺らす コレでしばらくすればスャスャ寝息をたててくる。 しかし油断禁物。 ここですぐにベビーベッドに置いては、背中のスイッチが押されてしまう。 そこで、 ④まずは赤ちゃんの腕や脚が脱力…

  • 「い」を30回書かせるよりも…

    宿題の話。 今年小学生に上がった甥っ子が宿題に辟易しているそうな。 担任の先生から毎日「あ」や「い」のひらがなを30回書く宿題が出されて、甥っ子は「なんでこんなんやらなあかんねん!」とおかんむり。 妹に説得されなんとかやりきって提出したプリントはすべて赤ペンで訂正されて帰ってきたそうな笑 感謝の正拳突きみたいと思ってしまった。 集団を指導する大変さや宿題を用意してチェックする大変さがあるのは百も承知だ。 けれども、やり方を変えるだけでもっと面白くなるのに…なんて考えてしまう。 その宿題のねらいがなにかまでは知らないのだけれども、 ⚫︎丁寧に書くことが目的なら 廊下にクラス分を掲示して1番丁寧な…

  • ミルクスモモキャンディ

    キャンディの話。 みなさんは『エルマーのぼうけん』という本を読んだことがあるだろうか。 エルマーのぼうけん 作者:ルース・スタイルス・ガネット 福音館書店 Amazon エルマーがどうぶつ島にとらわれたりゅうの子を助け出す冒険にでかけるアレだ。 本好きな母親のもとで育ったぼくは、児童文学の金字塔の1つであるこの本を御多分にもれず買ってもらい何度も読み返した。 (『モモ』や『ネバーエンディングストーリー』はあったのに、『ナルニア国』はないのがうちの母親のチョイスだ) その本を読むべきタイミング - メガネくんのブログ この冒険ででエルマーが持っていく荷物の中に「2ダースの桃色の棒付きキャンデー」…

  • 感謝の気持ちの芽生えとは

    感謝について。 「感謝の気持ちを忘れずに」 なんて言葉はよく耳にする。 でも順番が逆なんじゃないかなとふと思う。 「ありがとう」を言わせるから感謝の気持ちが育つんじゃなくて、 「ありがとう」に「どういたしました」と感謝の気持ちが返ってくるのを感じるからこそ、感謝の気持ちが芽生えるのではないのかなと。 「情けは人のためならず」という言葉がある 「情けをかけるのは人のためではなく、後々の自分にいいことが巡ってくるため」という意味だ。 打算的なようなその意味は、初めて聞いたときにはちょっと嫌な感じがした。 でも考えてみれば、 情けをかける ↓ 自分にいいことがある ↓ 情けをかけることがいいことだと…

  • 子どもの心を忘れない

    子育ての話 テレビ見過ぎ! ゲームやりすぎ! 遊んだら片付ける! 早く寝る! 好き嫌いせず食べる! 親の立場で子どもたちに注意する。 そんな場面は日常茶飯事だ。 もちろん子どもが憎くて注意するわけではない。 子どものためを思っての注意だ。 でも、ふと我にかえる。 そういえばテレビがついていたら何を言われても聞かずに夢中で観ていたな(これは妻もそうだったみたいで実家で指摘されていた)。 ゲームは「やめなさい」「終わりなさい」と口うるさく注意されるから、布団に潜り込んで寝たふりしてから、隠れてゲームボーイをやっていたな… 夜中にテレビにイヤホンをつけて真っ暗な中でプレステをしていたのを父親に見つか…

  • 知るとやってみるの間の無いようで有る深い溝と高いハードル

    どうやったら人は動くのかについての話。 Twitterで役立ちそうな教材があったら作ってみる。 都道府県をいろんな角度から学ぶためのスライドを思いついたら作ってみる。 Googleフォームが便利だと聞いたら作ってみる。 Googleフォームで小テストが簡単にできると本で読んだら作ってみる。 空いた本棚ができたと聞いたら、やりたかったおすすめ本コーナーを作ってみる。 使いずらい印刷室にみんなの作業スペースを作ってみる。 自分はいつから「いろんなアイデアを知ったら、まずやってみる」ようになったのだろうか。 わからない。 でも小学校のときに、ミニバス大会の決勝戦で小5ベンチ入りすらできていない補欠の…

  • 消えたもったいないお化け

    もったいないお化けの話。 チャハーンの中に入ったネギが嫌だと駄々をこねて全てをほじくりだしてたべる息子を見ていると、自分の小さかった頃を思い出す。 僕はエビが嫌いで、学校の給食に出てくるヤツを最低限咀嚼して牛乳で流し込む以外は全く口にしない。 カップヌードルのエビもお湯を入れる前に全て抜いている。 エビが嫌い - メガネくんのブログ そんなエビをなんとか食べさせようとチャーハンやコロッケにねじ込んでくる母親と違和感を感じとり、全てを拒否する僕の攻防はあったが、(食べるの吐いてしまう)エビ以外の好き嫌いについては許してもらえなかった。 食べきれなかったものや、味が嫌で残したものがあると烈火の如く…

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