今日は少し「心」という事について書いてみたいと思います。今回のタイトルは、恐らく創価学会の活動家であれば聞いたことがあると思います。この言葉の語源は涅槃経にある言葉で、日蓮も御書の幾つかに引用していますが、創価学会ではこの言葉を用いて、会員が独自に思考し、判断することを戒める時に使ったりします。要はちっぽけな自分自身の境涯で判断するのではなく、組織や幹部にしっかりと指導を受けなさいという事だと言うのです。また教学的な事も、この言葉で戒めたりする幹部も居たりします。要は「日蓮大聖人の言葉をちっぽけな自分の境涯で解釈するな!」ですね。私が宗教が問題だと考えるようになったのは、実はこういった、信徒が独自に思考し判断する事を阻害し、宗教組織に利用するために過去の先哲の言葉を利用している事があるからなんですね。創価...心の師とはなれど心を師とせざれ