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自燈明・法燈明 https://blog.goo.ne.jp/jitou_houtou

日蓮をきっかけとして仏教への考察。またこの世界への考察についての「備忘録」として、このブログで自分の思考内容をまとめてみたいと思います。

斉藤 単己
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2019/11/04

  • 三世間について考える

    久しぶりに記事を更新します。法華経とは大乗仏教の最高峰の経典と呼ばれていますが、日蓮によれば、それは一念三千という考え方が示されているからだと言います。ただこの「一念三千」とは、天台宗の重要教書には明かされておらず、ただ内観という修行の際の手引書に書かれていると言うのです。この事は日蓮が「如来滅後五五百歳始観心本尊抄」の冒頭で論じている中に書かれています。法華経の中には明確にはこの「一念三千」という考え方は書かれていません。この一念三千というのは、法華経に説かれている様々な物語の中から、体系として後世にまとめられたと捉えるべきでしょう。こういった事について、日蓮正宗や創価学会でも教えていませんし、こと創価学会に至っては、近年、選挙の事は教えても、こういった教理的な事を会員に教えることはありません。創価学会...三世間について考える

  • アフリカのサヌシ、ムトワの話

    今日、Youtubeを徘徊していたら、興味深い以下の動画を見つけました。人類社会を操る「レプティリアン」の真相とは?人間は彼らの家畜に過ぎない!この動画の内容については、私のサイトの以下の記事「LacertaFile」の内容に、とても酷似したものです。FACT記事リスト 自燈明・法燈明(真実への追求)この記事は私なりに英文から日本語訳にしたものなので、少し読みにくいかもしれませんが、これは1999年に南スウェーデンの某所で行われたというインタビュー記事です。ここでインタビューを受けているのは、爬虫類種族(レプアリアン)の女性で、そこで語られている内容というのが、先のアフリカのサヌシ、ムトワ氏の語る内容にとても近しいものでした。ムトワ氏のインタビューは1998年なので、先のLacertaFileのインタビュ...アフリカのサヌシ、ムトワの話

  • 日本は必ず復活する、、か

    今日は連続で記事を書きます。皆さんは「日本のいちばん長い日」という映画はご存知でしょうか。これは太平洋戦争の末期、日本がポツダム宣言を受諾するまでのノンフィクション書籍を映画化したもので、1967年に映画化されましたが、その後、2015年にも映画化されました。内容は鈴木貫太郎内閣がポツダム宣言の受諾を進めるまでの出来事と、陸軍青年将校による宮城事件(クーデター)について、かなり緻密に描かれたものです。この映画(2015年版)の中で、阿南陸軍大臣に扮する役所広司が、ポツダム宣言を受諾するに際して「日本は必ず復活する」という台詞がありました。正直、太平洋戦争とは日本帝国政府や軍部のお粗末な対応もあって、敗戦という事になってしまいましたが、この戦争を遂行した多くの人達にとっては「日本を守る」「日本の未来を守り抜...日本は必ず復活する、、か

  • 安楽死について

    大変ご部沙汰しています。長らくこちらのブログを更新していませんでした。最近では「壮年部大会」とかいう会合に、地元の創価学会の人達が誘いに来ましたが、私は既に「そちら」の事には関心も無くなっているので、自分の趣味や仕事に没頭しています。さて、今回ですが、久しぶりに日曜日の午後に、自宅でまったり家族と過ごしていましたが、フジテレビで14時から放映している「ザ・ノンフィクション」という番組で「私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録」というのを見ました。内容としては末期がんとなった母親が、スイスでの安楽死を決めた事について、家族のドキュメンタリー番組でした。 ザ・ノンフィクション-フジテレビザ・ノンフィクション-番組情報。今、日本の「近代」が溶け始めています。ザ・ノンフィクションは、ディープにそしてアクチ...安楽死について

  • 心の師とはなれど心を師とせざれ

    今日は少し「心」という事について書いてみたいと思います。今回のタイトルは、恐らく創価学会の活動家であれば聞いたことがあると思います。この言葉の語源は涅槃経にある言葉で、日蓮も御書の幾つかに引用していますが、創価学会ではこの言葉を用いて、会員が独自に思考し、判断することを戒める時に使ったりします。要はちっぽけな自分自身の境涯で判断するのではなく、組織や幹部にしっかりと指導を受けなさいという事だと言うのです。また教学的な事も、この言葉で戒めたりする幹部も居たりします。要は「日蓮大聖人の言葉をちっぽけな自分の境涯で解釈するな!」ですね。私が宗教が問題だと考えるようになったのは、実はこういった、信徒が独自に思考し判断する事を阻害し、宗教組織に利用するために過去の先哲の言葉を利用している事があるからなんですね。創価...心の師とはなれど心を師とせざれ

  • 憲法記念日に考える事

    今日、とは言ってももう夜中ですが、本日は「憲法記念日」ですね。この時期になると日本の中では「護憲派」と「改憲派」で毎回議論が巻き起こります。その議論の中で中心になるのが、護憲派は憲法改正は日本の軍国主義化につながり、結果として日本は戦争する国になってしまうという事を主張し、改憲派は日本が少しでも軍備を持って独自に自国を守れる国にしなければいけない。そんな議論が常に交わされているのではないでしょうか。私が小学生から高校生、そして二十代の頃まで教わった憲法の話というのは、日本は太平洋戦争で国民が悲惨な経験をし、またアジア諸国にも多大な被害を及ぼしてきた。その経験から戦後、日本は憲法九条を定め、戦力の放棄を高らかに謳い上げ、不戦の誓いをして、そして戦後の平和国家となれたんだ。この憲法があったからこそ、太平洋戦争...憲法記念日に考える事

  • 立正安国論に想いを馳せる事があります

    最近の私は創価学会の事は、すっかり見切りを付けました。若い頃には日蓮大聖人仏法を広宣流布する事で、人類社会の平和を打ち立てる事が出来ると信じ切り、公明党の支援活動にしてもその一環なんだと信じていたので、馬車馬の様に学会活動に邁進してきました。しかし今世紀に入り、自公連立政権になってから、創価学会の動きはどうもオカシイと感じ、少しでも青年時代に受けた指導を元に行動しようとしましたが、結果、組織から言われたのは「いい加減、広宣流布の現実を見ろ」と言われ、それでも意見をすると「じゃあお前はイラね」と言われてしまいました。それから十数星霜の間、池田大作という人物の本当の姿を知りたい、日蓮大聖人の思いを知りたいと考えながら、様々な人に会って話を聞く中で、実は教わって来た実像とは異なる創価学会を見て、正しい教えだと言...立正安国論に想いを馳せる事があります

  • 2025年7月の事について

    ご無沙汰しています。最近、こちらのブログの記事の更新をしていませんでした。仕事や他の事でちょっと忙しく、普段から様々な事を考えて生活しているのですが、どうも記事にまとめられなくていました。ちかぢかUAP関連の続きや、「十二因縁(十二縁起)」について記事を書いてみたいと考えていますので、その時にはよろしくお願いします。さて、いまネットなどで騒がしくなっているのは「2025年7月大災害」の話題です。この2025年7月と言えば、漫画家のたつき諒という人が「私がみた未来」というマンガの中で、2011年3月の大災害(東日本大震災)を当てたという話があって、そのたつきさんが最近になって、次の大災害は2025年7月、フィリピン周辺で何かがあって、日本にも大災害が発生するという様な話をしていた事から端を発していると思いま...2025年7月の事について

  • 【UAP問題考察④】UAP問題で考えるべき事

    UAP(未確認空中現象)-これは従来でいう所のUFOの事を指しますが、この問題を多くの人は軽く考えているか、そもそも歯牙にもかけていません。確かに「未確認な飛行物体が地球の空を行ったり来たりしている」とか「異星人がいて、実はすでに人類の一部とコンタクトしている」なんて言った処で、多くの人は真面目に取り合わないでしょう。思うに現代文明の社会構造の根本的な処には、この宇宙には人類しか存在しないし、それこそこの地球こそが宇宙で生命が存在する稀有な惑星だという思想に依っています。これは中世のローマ教皇も支持していた天動説的な考え方であり、簡単に言えばいまの人類社会は科学の世界ではすでに否定されて久しい天動説的な考え方で、実は現代においても社会が成り立っているという事なのかもしれません。本来ならば1947年に発生し...【UAP問題考察④】UAP問題で考えるべき事

  • 人類の抜き差しならぬ業

    昨今の世界情勢を見てみると、やはり人類には抜き差しならぬ「業」ともいうべきものが存在する事を実感しています。この今の世界の流れのベースになっているのは、以前にこのブログでも少し書きましたが、以下の事に符合している部分が多い様に感じるのです。 アングロサクソンミッションを読み返す-自燈明・法燈明の考察緊急事態宣言も解除され、今の日本は実証実験として今後、新型コロナの感染者がどの様に増加するのかを経過観察している状況です。そもそも感染者数が最近になり何故減少し...gooblog 人類史を見返してみると、そこかしこに戦争が起きています。ある意味で人類史とは戦争の歴史と言ってもいいほどだと思うのです。でも何故人類はこれだけ戦争の歴史と言われるぐらい、戦争が起こしてしまうのかという事ですが、これには様々な説があり...人類の抜き差しならぬ業

  • 【UAP問題考察3】軍産複合体について

    アイゼンハワー大統領は1961年で二期八年の任期を終えて大統領を退任しました。前の記事でも大統領の周辺にあった様々な話の中から、代表的な話題を紹介させて頂きましたが、アイゼンハワー氏が大統領在任期間を振り返って考えてみれば、第二次世界大戦が終了し、世界は東西冷戦へと進んでいく最中の期間の大統領でした。つまり二十世紀最大の「熱い」大戦から、急速に「冷たい」大戦へと移行する時期に、大統領としてアメリカの舵取りを行う重要な役割を担っていた訳です。アイゼンハワー大統領の次の大統領は、有名なジョン・F・ケネディ氏が第35代大統領に就任しましたが、皆さんご存知の様に彼は1963年11月にテキサス州ダラスの地で暗殺されてしまいました。ケネディ大統領暗殺には多くの謎があり、当時、この事件の調査を行ったウォーレン委員会が、...【UAP問題考察3】軍産複合体について

  • 【UAP問題考察2】アイゼンハワー大統領の事

    この問題を語るととても広範囲な話題になってしまいますので、どうしても掻い摘んだ話になってしまいます。さて話は近年に移りますが、1990年代にMJ-12(マジェスティック・トゥエルブ)の情報が公に語られ始めた頃から、ロズウェル事件をきっかけにアメリカ政府と異星人との間では密約があり、このUAPに関する情報も国家機密のベールの中に囲われてしまい、アメリカ政府と軍で情報を全て独占しているという話が良く言われる様になりました。確かに一時期とても話題になったアメリカ空軍のエリア51の事とか、そこで働いていたという物理学者のロバート・ラザー博士の暴露話というのを見ても、それを裏付ける様な話でした。しかし最近になり出てくる話題などを見てみると、けしてこの物事とはそんな単純な事では無いように思えます。ここでアメリカ政府の...【UAP問題考察2】アイゼンハワー大統領の事

  • 【UAP問題考察1】人類史とUAP関連の話題

    私の手元には一冊の書籍があります。それはウィリアム・ブラムリー著の「エデンの神々」という本です。この著者はアメリカの弁護士ですが、著書の冒頭にある様に「人類の戦争の起源について研究を始めた初、未確認飛行物体、いわゆる「UFO」のことなどは、はるかに遠い埒外の問題だった。」(ウィリアムブラムリー.エデンの神々―陰謀論を超えた、神話・歴史のダークサイドより引用)とある様に、人類の戦争の起源について研究を始めた事を切っ掛けとして、UFO問題(UAP)に行きつき、本書を著すきっかけいなったと述べています。私も若い頃には、それなりに真面目に「世界の平和」という事を考え、そこから一時期は某巨大宗教団体で活動をしていた時期もありました。しかし四半世紀近くに亘り、この宗教団体で活動して得た体感としては「宗教で世界平和は絶...【UAP問題考察1】人類史とUAP関連の話題

  • UAP問題に見える世界構図

    UFOというと未だにバラエティ番組のネタ程度にしか世の中では認識されていない様です。しかし一昨年にアメリカの国防総省は、UAP(未確認空中現象)という事で、従来のUFO問題について調査していた事を公表しました。アメリカ政府の従来の公式見解では、1960年代まで「プロジェクト・ブルーブック」により調査を行い、国家安全保障上特に問題ではないという事で、調査を打ち切っていました。しかしながら1990年代に情報公開法に基づいて市民団体からUFO関連の情報公開を求めた時に、900ページを超える文書がアメリカ政府から公開されました。しかしそれは殆が墨塗りされた状態だったのですが、それでも政府として1960年代以降にも調査を行っていた事が明らかにされたのです。今回は国防総省がリークされたUFO動画を政府として存在を認め...UAP問題に見える世界構図

  • いまの日本の危機の奈辺にあるもの

    まあ私も暇人なもので、仕事の合間にX(旧Twitter)を覗いてしまう訳です。すると岸田総理に対する怨嗟が結構溢れかえっているのを目にします。先日もウクライナ経済復興推進会議で日本が7分野でウクライナの経済支援をする事を表明、そこでは国際協力銀行(JBIC)による黒海貿易開発銀行(BSTDB)を通じて最大1.5億㌦(約225億円)のツーステップローンの供与などを約束していたりします。今年の初頭に能登半島地震で被災地の復興もままならない中、何故日本が遠きウクライナの為にこれだけの経済支援をするんでしょうか。それだけではありません。岸田内閣の盛山文科相が統一教会との関係が表面化したのにも関わらず不信任案は否決されてしまいました。去年にあれだけ大騒ぎされた統一教会の問題があったにも関わらず反対300票で否決って...いまの日本の危機の奈辺にあるもの

  • 歴史観の必要性

    最近の日本という国の迷走ぶりは目も当てられません。岸田内閣はピントがボケた政策を連発し、政権与党たる自民党は、政治資金の問題を、何故か派閥の問題にすり替えてしまい空騒ぎしていて、マスコミもそれに同調しています。友党の公明党なんて、与党の働きすら出来ておらず、単なる自民党の集票組織に堕していますし、野党にしても自民党を追い落とす好機とばかりに、派閥論争を責め立てるだけではないでしょうか。日本は形式上、民主主義の国家です。政治家は選挙で選ばれ、その政治家が行政機関の長である内閣総理大臣を選任し、総理大臣が閣僚を選びます。そしてその閣僚が外交や内政全般を取り仕切るという、間接選挙という事で国の指導者を選出しています。しかしその政治家はというと、国家百年の計なんて微塵も考えれる人材がおらず、目先の選挙と、其の為の...歴史観の必要性

  • 天命について考えた

    一昨年前に腎臓腫瘍が見つかり、その年末に入院手術し、それから退院後1年目の再発検査を先日終えました。結果は「問題無し」という事で、担当医からはこれから1年に一回、CT検査による再発検査を続けるようにと言われました。通常、5年間再発しなければ完治とみなすそうですが、腎臓がんの場合、十年以上経過してから再発もありうるという事で、出来れば十年間は再発検査を続けてほしいとも言われました。私が今回お世話になった病院は、県立がんセンターという病院ですが、治療以降の再発検査については、基本的に地元の病院でお願いしたいと言われました。要は県ではがん専門の中心的な病院なので、経過観察や軽微な治療等は、地域の病院に任せるというシステムなんですね。今回、1年目の検査で問題なければ、当面の間は問題ないと言う事なのかもしれません。...天命について考えた

  • スキンウォーカー牧場について

    先日、YoutubeのHISTORYチャンネルを見ていたら「スキンウォーカー牧場の超常現象」の3・4シーズン公開記念という事で、シーズン2の動画が一挙公開されていました。この事については、以前にこのブログの記事でも少し紹介しましたが、アメリカのユタ州にある、これはとても不可思議な牧場の話です。このスキンウォーカー牧場の事について、少し振り返りをしてみます。この牧場はユタ州バラードの南東に位置する牧場で、200年前から超常現象が多発する場所として地元では知られていました。この牧場の名前の「スキンウォーカー」とは復讐に燃えるシャーマンに関するナバホ族の伝説から取られています。この牧場の奇妙な出来事は遡ると半世紀ほどもあり、一般にはUFO牧場とも呼ばれていたそうで、ヒストリーチャンネルの番組の中では、1994年...スキンウォーカー牧場について

  • 法華経は宗教不要を指向している

    今年も様々な思索をしていきたいと思いますが、今回は「宗教」という事について少し書いてみます。年明けの記事でも少し触れましたが、日蓮の開目抄にある「四教の因果と本門の因果」について、ホームページに記事をアップしました。 四教の因果と本門の因果以前に私はブログで「幸福が目的ではない」という事を書かせてもらいました。良く人は「幸せになるために生まれてきた」という言葉もありますが、私達は何のためにこの世界...自燈明・法燈明(真実への追求) 日蓮正宗や創価学会、顕正会で良く言う「広宣流布」とは、法華経の思想を後世に伝えて途絶えさせる事が無いように、という言葉です。それを日蓮正宗では過去に「天皇が入信する」とか、「国民全員が日蓮正宗の信心をする」という解釈をしてしまい、創価学会や顕正会も馬鹿正直にそれを信じてしまい...法華経は宗教不要を指向している

  • 2024年 謹賀新年

    2024年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。とは言いながら本日は1月4日、私も仕事が始まりました。さて本年は干支で「甲辰(きのえたつ」です。辰には、振・伸・震と相通じる意味があるそうです。これは非常に騒がしい動揺があるなか、活気が生まれて草木が伸びるものの、もう1つ実りがない。まかり間違えば、思いがけない変動や災禍(地震など)を生ずる。「理想に向かって辛抱強く、かつ慎重に、いろいろな抵抗や妨害と闘いながら歩みを進めていく」という意味があるといわれています。さて、本年は年明け早々に「能登半島地震」が起き、能登半島への支援の為に羽田空港を離陸しようとした海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機が接触事故を起こし、海上保安庁の航空機の機長以外が亡くなると言う、痛ましい事がこの1日から2日...2024年謹賀新年

  • 幸福が目的ではない

    創価学会に限らず世の中にある様々な宗教の多くが、自らの宗教を信じる事で「幸福になる事」と謳っています。人生には幸運と不運は常に付き物であり、不運や不遇を人は感じた時、自分より遥かに超越した存在を信じる事で、不運を変えて幸福になりたいと願ってしまうのかと思います。そしてそこに宗教というのが介在してくるのではないでしょうか。宗教の存在意義は「幸福になりたい」、それだけではありませんが、多くの宗教ではその人々が幸せになりたいという事や、その人が持っている人生の悩みを切っ掛けに信徒を募り、成り立っていると思います。自称仏教団体の創価学会にしても同様で、高度経済成長期頃に組織が急成長したのは、戸田会長は「この世界から貧乏人と病人を無くしたい」という事を主張し、日蓮の文字曼荼羅を「幸福製造機」と呼び今でも「絶対的な幸...幸福が目的ではない

  • 在家の折伏

    今年も間もなく終了ですね。今年は皆さんにとってどんな一年だったのでしょうか。私は年頭に退院してから、母が鬼籍に入ったりと、改めて自分の人生について深く考えさせられる一年でした。若い時の一年と、五十代も半ばを過ぎてからの一年は、感じる長さが全く異なります。その中でも思案する事が様々ありましたので、とても足早な一年であったと思います。さて、今年の11月に池田氏が亡くなって、マスコミでは「すわ創価学会の危機」と報じていて、様々な情報が溢れています。しかしながら創価学会の中にいる活動家や幹部の中には、さしたる動揺は無いと思います。池田氏亡き後の組織について、これは信濃町界隈の人達が入念に準備し、異端分子的な人達は既に排除されている事にも拠ると思います。現に私の周囲の壮年部でも、所謂「組織に従順ならざる人」「組織に...在家の折伏

  • 古代インドの「四住期」について

    さて今回の記事では、人生の区分という事について記事を書いてみます。何故この様な記事を書くかと言えば、実はつい先日、私が高校生時代から知っている創価学会の大先輩が亡くなっていたという事を聞きました。私は高校生時代、高等部の部長というのをやっていましたが、その大先輩は男子部の本部長。様々理不尽な事を言われたりしましたが、人は良い人でした。その大先輩は男子部で区主任部長をやってから、壮年部に移行し、壮年部では地区部長を一時期やっていたそうです。しかし組織内で何やらイザコザがあって、結果、地区部長を辞める事になったそうです。まあ私の周辺には、そんな人達が多く居る訳です。昨年にも私が良く知っていた先輩が亡くなりました。共に六十代後半で亡くなってしまいましたが、少し早い気がします。かく言う私も昨年に大病を患いまして、...古代インドの「四住期」について

  • 自分とは何か

    ちょっと考えてみた事を文書としてまとめてみました。 自我というこの不可思議な存在この人生を半世紀ほど生きてきたが、この年齢になって「自分」という存在とは、つくづく不可思議な存在だと感じる事が多くある。近年、記憶をクラウド上に保存する事で、自...自燈明・法燈明(真実への追求) いやね、、、最近、私が若い頃に大変世話になった人が亡くなった事を再度耳にしたりして。自分自身も昨年には大病を患ったりして。母親も先日、鬼籍に入りました。人生とは何なのかなぁ・・・そんな事を考えてみると、やはりこの「自分」とは何者なのか。そこを考えない訳にはいかないですよね。そういった事を少しサイト上で文書化してみたものです。お時間のある時にでも読んでいただけたら幸いです。自分とは何か

  • 勝他の想いが強い組織

    最近は池田氏の死去により、創価学会関係の記事が多くなりました。池田氏の死去に依り、創価学会では池田氏のカリスマ性を最大限に活用しようと、池田氏の学会葬を企ててこの週末に活動家を会館に大結集させています。しかしながら、そんな事をやったとしても、創価学会が今世紀始めの頃のような勢いを盛り返せる訳がありません。何故ならその一つが、今の創価学会が体現している哲学性や思想性があまりにもチープになり過ぎていて、今の時代、人々の理解を得られない状況になっているならです。創価学会の近年の組織的弱体化は、哲学性や思想性だけに起因するものではありませんが、多くの組織的問題点や人々から忌避される行動の根っこには、どうしてもこの組織に長年にわたり染み付いた哲学性や思想性の問題は何かと絡んできています。そもそも第二代会長の戸田氏は...勝他の想いが強い組織

  • 池田氏の「学会葬」をやるそうです

    写真はプレジデントオンラインから引用池田大作氏死去で宗教界に禁断メスが入る可能性…連立解消論浮上の自公"崩壊ドミノ"で彼らが最も恐れることプレジデントオンライン記事さて、先日の記事では創価学会の池田大作氏の死去に伴い、私の思った処について記事にさせて頂きました。でもまあそれ以降、岸田総理が弔問に駆けつけて物議を醸しだしたり、一方の創価学会では「世界から称賛された大指導者」としての池田氏の死去に際して、世界中から弔意が来ている事を聖教新聞で報じたりしています。私個人の願いとしては、この池田氏の死去によって、創価学会の内部情報が少しでも開示される事。またそれら情報によって幾許かの会員諸氏が創価学会の問題点に正面から向き合い、組織から距離を置けるのであれば置けるようになってもらい、脱会するなら速やかに脱会して、...池田氏の「学会葬」をやるそうです

  • 池田大作氏が死去との事

    創価学会の池田大作名誉会長(95)が老衰のため死去(2023年11月18日)本日、創価学会で「永遠の指導者」と呼ばれている池田大作創価学会名誉会長が亡くなりました。私の娘がスマホを見ながら「池田大作氏が亡くなったって」とつぶやいていた事で知りましたが、不思議な事に何ら感情も浮かばず「ああ、死んだんだな」と思った次第です。一応、このブログでは創価学会の事も扱っていますし、若い頃には何とか「自分の師匠なんだ」と思いこもうとした存在でもあるので、一応、所感については書いておきたいと思います。実は数年前から池田氏の病状について、内部関係者からは耳にしていました。本当かどうか、そこは確認しようが無いのですが、私が聞いていたのは当時、既に数回の脳卒中を起こしていたと言う事です。確か数年前に創価学園の卒業式には、池田氏...池田大作氏が死去との事

  • 創価学会教学要綱について雑感

    先日、創価学会教学要綱というのが発刊されたそうですね。前評判では創価学会の三宝を改正するとか言った噂も流れていたようですが、蓋開けて見たらそんな事はなく、2014年11月の教義改正の焼き直しというモノを発刊したに留まってました。いやー、三宝を見直すと聞いて、どんな事を言い出すのだろうかと、多少興味も湧きましたが、何か拍子抜けをしました。今回改めて書いてあったのは、創価学会としての三宝は以下の内容だと言うことでした。仏宝、日蓮大聖人法宝、南無妙法蓮華経僧宝、創価学会ん?僧宝を日興上人ではなく、創価学会という組織にしてしまったんですね。なんでも僧宝とは仏宝と法宝を伝持するサンガが本義だと言ってますが、それはどこの御書や過去の化儀に依拠してるんですかね。ちょっと理論的に雑過ぎやしませんか?創価学会は過去において...創価学会教学要綱について雑感

  • 瓦解する広宣流布観

    いよいよ秋も深まってきましたね。先月までの酷暑も収まり、ここ最近、気温もかなり落ち着いてきて、過ごしやすい気候になってきましたね。ところで日本の「ポンコツ化」が近年、急速に進んでいるように感じるのですが、これを感じているのは私だけでは無いと思われます。先日、仕事で職場の営業担当者と雑談した時、この人は北海道出身者なのですが、北海道では近年になり小学校の運動会の行事が行われていないという事でした。その理由は小学生の家庭で母子家庭が増えていて、昔のように家族総出の行事としての開催が出来なくなっているからとの事でした。そして母子家庭の多くが生活保護世帯である事も聞きました。まあこれ自体は私が直接見てきた事ではないので、本当なのかとも思ったのですが、考えてみれば私の嫁が近所付き合いの中でも、母子家庭で生活保護を受...瓦解する広宣流布観

  • 五重の相対の考え方②

    少し時間が空いてしまいました。五重の相対について続けます。この五重の相対を語る時、自分達の信じる宗教が如何に正統なものなのか、そこに視点を置いて語られますが、今の時代、自分達の信じる宗教が正統で、それ以外は邪ま(邪教)な宗教であるという考え自体、人類にとって有害なものはありません。なにせ宗教により創り出される正義という言葉から、その宗教を信じる人は如何なる残虐な行為でさえ、正当化出来てしまうからです。この時代に問われるのは宗教の正邪ではなく、その宗教により自分の心に対して如何に理解を深める事が出来るのか、そこにこそ重点を置くべきであり、宗教とは自分自身の心の理解を深めるツールの一つと考えるべきではないでしょうか。その上でこの「五重の相対」という考え方は、とても大事な示唆を含む理論になってくると私は考えてい...五重の相対の考え方②

  • 五重の相対の考え方①

    前回の記事では立正安国論について、少し考えている事を書かせて貰いました。今回は「五重の相対」について考えている事を少し書いてみたいと思います。私は創価学会で活動していた頃には、教学は青年教学一級で、一応、青年部当時は「教学部長」なんてものもをやっていました。また創価班では「広宣部」もやっていたんですが、いずれも「創価学会の教義」という事について、自分自身、大きな信頼を置いていたのです。でも壮年部になり、実際の組織運営とその活動内容に疑問を持ち、組織とも軋轢があった中で活動を止めた訳ですが、活動を止めて組織に気兼ねなく教学関係を学び直してみると、この創価学会の教学がけっこう「グズグズ」である事が理解出来たのです。壮年部になると青年教学1級は教授という教学部の呼称になるのですが、私の場合、当時の幹部に活動を止...五重の相対の考え方①

  • この時代に立正安国論について考えてみた⑦

    さて、立正安国論についてここまで考察を交えながら書いてきました。一つ言える事ですが、日蓮の立正安国論とは鎌倉幕府に対する諌暁の書ではありますが、そのままその内容を読み解いても現代には意味が無いと言う事です。また立正安国論とは諌暁の書ではありますが、日蓮の教学を明かしたものでもありません。だから教学として学ぶには、少し異質な御書だと私は思うのです。鎮護国家の仏教とは、平安時代までの公家や朝廷の仏教観であり、日蓮が生涯、人々の間で布教する鎌倉仏教の考え方とは異なるものなのです。考えても見て下さい。日蓮が立正安国論で仁王経、金光明経、法華経を多用したのは何故なのか。それはこれら経典が「鎮護国家三部経」であるからです。つまり日蓮の立正安国論は鎮護国家の考え方に基づいて、そこに天台教学の考え方である法華経最大一によ...この時代に立正安国論について考えてみた⑦

  • この時代に立正安国論について考えてみた⑥

    立正安国論を読み返していますが、ここで一番大事な事と思うのは「日蓮に拘泥しない」という事でしょう。日蓮正宗では日蓮を「末法久遠の御本仏」と呼び、釈迦よりも「根源仏」として捉えています。また創価学会では近年になり、日蓮を「本仏」とは呼ばなくなりましたが、永遠の指導者の池田大作氏の言葉を「金言化」する為の裏付けの様に考えています。しかし考えても見て下さい。日蓮が生きた鎌倉時代は、現代とは比べ物にならない位に世界観は小さく、日蓮が当時参照出来た資料というのは現代に比較すると、極めて偏っています。何が偏っているかと言えば、彼の人が参照出来たのは、せいぜい当時の日本国内にある仏教関連の資料程しかなく、そこから紡ぎ出される考え方というのも、それ相応の範囲でしかありません。その日蓮の言葉を「御金言」として崇めたとして、...この時代に立正安国論について考えてみた⑥

  • この時代に立正安国論について考えてみた⑤

    さて立正安国論に話を戻します。日蓮が「経文を披きたるに世皆正に背き人悉く悪に帰す」と言った「正・悪」について書き連ねていきます。日蓮正宗もそうですが、創価学会もこの「立正安国論」の講義集を出版しています。しかしいずれの講義集についても「我田引水」の内容で、自宗派の正統性を述べるだけの講義であり、何らこの立正安国論を換骨奪胎するに至っていません。これはとても残念な事です。これでは日蓮が誤解されても致し方無いと言う事です。立正安国論の中では、この「悪」の権現として「法然」を取り上げています、曰く。「誰人を以て悪比丘と謂うや委細に聞かんと欲す。主人の曰く、後鳥羽院の御宇に法然と云うもの有り選択集を作る即ち一代の聖教を破し�く十方の衆生を迷わす」この悪人の理由としては、法然の著した「選択集」では「法華経」について...この時代に立正安国論について考えてみた⑤

  • 今ある宗教は必要なのか

    さて、立正安国論について書き連ねている最中ですが、ちょっと考えていることを書いてきます。今の人類社会には数多の宗教が存在します。ここでいう宗教とは、ある精神的な指導者が居て、その指導者の教えを「教義」としてまとめ上げ、その教義を信奉する社会的な集団の事を指します。この宗教には幾つかの分類があって、大きく言えば一神教の宗教があって、その中には預言者がイエス・キリストであるという宗教のキリスト教と、マホメットが預言者であるとするイスラム教があります。そしてキリスト教にも例えばカソリックやプロテスタントがあったり、イスラム教においてもシーア派やスンニ派があります。また仏教でも南伝仏教(主に東南アジア方面に流布)と北伝仏教(主に中国から日本に流布)あって、例えば北伝仏教(大乗仏教)でも様々な宗派に分派しています。...今ある宗教は必要なのか

  • この時代に立正安国論について考えてみた④

    さて、立正安国論について話を戻します。日蓮は立正安国論の冒頭で、当時の鎌倉の状況について述べています。「旅客来りて嘆いて曰く近年より近日に至るまで天変地夭飢饉疫癘遍く天下に満ち広く地上に迸る牛馬巷に斃れ骸骨路に充てり死を招くの輩既に大半に超え悲まざるの族敢て一人も無し、然る間或は利剣即是の文を専にして西土教主の名を唱え或は衆病悉除の願を持ちて東方如来の経を誦し、或は病即消滅不老不死の詞を仰いで法華真実の妙文を崇め或は七難即滅七福即生の句を信じて百座百講の儀を調え有るは秘密真言の経に因て五瓶の水を灑ぎ有るは坐禅入定の儀を全して空観の月を澄し、若くは七鬼神の号を書して千門に押し若くは五大力の形を図して万戸に懸け若くは天神地祇を拝して四角四堺の祭祀を企て若くは万民百姓を哀んで国主国宰の徳政を行う、然りと雖も唯肝...この時代に立正安国論について考えてみた④

  • この時代に立正安国論について考えてみた➂

    さて、立正安国論の3回目の記事となります。少し「閑話休題」としての話をします。最近、ツィッターを見ていて感じる事ですが、社会というのが何かおかしな方向へ動き出している感じがしているのは、私だけなのでしょうか。LGBTQに関する世界的な動きもしかり、先日まであった新型コロナとワクチンに関する騒動しかし、日本国内で言うとマイナンバーカード周辺の出来事しかり。日々テレビや大手新聞社から出される情報だけを見て居れば、この事について恐らく疑問を感じる事はないでしょう。しかしネットを通じて様々な情報に触れる機会のある人達は、この様な日本や世界の動きを知った事により様々な思いを感じる様で、それこそ「百花繚乱」よろしくSNS上には様々な異論反論が噴出しています。創価学会では聖典化している小説、人間革命の冒頭に「一人の人間...この時代に立正安国論について考えてみた➂

  • この時代に立正安国論について考えてみた②

    ちょっと間隔があいてしまいましたが、立正安国論について続けていきます。立正安国論を読む際、やはり日蓮の実像を理解をしておく必要があります。日蓮は安房小湊(現在の千葉県小湊)の半農半漁の土地で生誕したと言われています。父は貫名重忠、母は梅菊と言われていますが、高貴な出自ではありません。ただ荘園を所有する「領家の尼」とも繫がりがあった事から、地域の有力者の子供ではなかったかと言われています。幼少の頃に清澄寺の道善房に見いだされ、清澄寺で出家して修学の後、当時の仏教の最高学府である比叡山延暦寺で修学したと言われていますが、ここから考えると幼少期からかなり聡明な人物だと見られていたのでしょう。この日蓮が何故仏教を学んだのか。破良観等御書には「幼少の時より学文に心をかけし上大虚空蔵菩薩の御宝前に願を立て日本第一の智...この時代に立正安国論について考えてみた②

  • この時代に立正安国論について考えてみた①

    久しぶりにブログを更新します。この異常とも言える酷暑の中、皆さんは如何がお過ごしですか?我が家では私がテレワークで自宅に籠もり、子供達も夏休みになっているので、常に我が家のエアコンフル稼働。これでは電気代が幾らになるのか、かなり恐怖を感じています。そう言えば創価学会では、教学試験とかをやるそうで、私の嫁はその受験者を募ることと、また受験者毎に決着責任者とかいう、理由の分からない担当者を付けることに悩んでました。そもそも今の創価学会の教学で、何か学び得ることあったんだっけと疑問に思うのですが、そこは創価学会で、要はイベントとして実施をする事に一生懸命にさせるだけで、どうも内実は問わないようです。創価学会の活動家達は既に忘却の彼方に飛ばしているようですが、創価学会では2014年11月に会則改定による教義変更を...この時代に立正安国論について考えてみた①

  • 現実社会の不確実性

    皆さんは、朝起きた時にその日に見ていた夢を覚えて居られますか?最近なのですが、私はその日に見た夢の内容を覚えて居られなくなってきています。いや、正確には思い出そうと思えばある程度思いだせますが、以前の様に鮮明に覚えられる回数が減っている気がします。これは老化現象の一つなんでしょうか。先日、昨年末に行った手術から半年経て再発チェックを受けてきました。検査の内容は造影剤を使ったCT撮影で、その結果は「問題なし」という事でした。次回は来年1月に再発チェックを行い、そこで問題が無ければ1年毎に行うそうです。まあ昨年末の腎臓腫瘍は癌だったので、こういった事は致し方ない事なのですが、この「再発チェック」というのは、CT撮影から担当医の診断まで、およそ1週間ほど間があるのです。その間、私の脳裏には常に「再発していたらど...現実社会の不確実性

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