三世間について考える
久しぶりに記事を更新します。法華経とは大乗仏教の最高峰の経典と呼ばれていますが、日蓮によれば、それは一念三千という考え方が示されているからだと言います。ただこの「一念三千」とは、天台宗の重要教書には明かされておらず、ただ内観という修行の際の手引書に書かれていると言うのです。この事は日蓮が「如来滅後五五百歳始観心本尊抄」の冒頭で論じている中に書かれています。法華経の中には明確にはこの「一念三千」という考え方は書かれていません。この一念三千というのは、法華経に説かれている様々な物語の中から、体系として後世にまとめられたと捉えるべきでしょう。こういった事について、日蓮正宗や創価学会でも教えていませんし、こと創価学会に至っては、近年、選挙の事は教えても、こういった教理的な事を会員に教えることはありません。創価学会...三世間について考える
2024/07/10 09:50