小田急線「読売ランド前駅」近くのロードバイク・クロスバイクの修理・メンテナンスショップです。よみうりランドから神奈川方面に下ってすぐ!オーバーホールや持ち込み修理、他店購入品(通販もOK!)の組み立て、手組みホイールのご相談も承ります。
セルフメンテナンスの基礎であり、自転車のパフォーマンスに大きく関わるのが「チェーン洗浄」です。 自転車の駆動部品として重要な役割をするチェーンは、常に綺麗な状態を保っておきたいです。 日常的な作業としては、写真のようにチェーンに洗浄液を吹き付けて汚れたオイルを落とし、綺麗なオイルを注油します。毎回は必要ないですが、こまめに行うことできれいな状態を維持しやすくなります。目安としては数週間~1か月に一度は行うと良いでしょう。逆に、洗浄し過ぎることでチェーンを痛めることはありません。 掃除を怠ると汚れを落としにくくなるので、取り外して洗うことでより綺麗にすることができます。
測定機器にはいろいろありますが、店では主に重量を量ったり寸法を測ったりするのに使います。 それぞれデジタルのものとアナログのものがあり、細かい数値や精度はデジタルの方が優秀です。 重量を測定するスケールは0.1g単位で表示できるのが良いですね。郵送物の送料計算にも役立っています。 ノギスはアナログでも良いのですが、0.1mm単位の細かい目盛りを読むのに目が疲れるというかなんというか(人はそれを老眼と呼ぶ)。 空気圧系は断然アナログが使いやすいですね。目盛りを読みやすさよりも、計測が早いという事がアナログの大きな利点です。空気の量を調整しながら複数回計測することが多いので、瞬時に計測結果が分かるアナログ式が便利です。 トルクレンチ(アナログ)は一応持っていますがほとんど使いません。一般ユーザーが整備作業をするうえでトルクレンチは必須アイテムであると言われていますが、それは確かに「あった方が良い」と思います。 締め加減を誤ると部品が破損したり、固定不足によるトラブルが発生する可能性があるからです。 ただ多くの方が「最大トルク」と「規定トルク」を混同してしまっているようです。パーツなどに「〇〇Nm」と表記されているのは十中八九「最大トルク」です。「これ以上締めないでください」という数値です。適正トルクの表記はほぼ「〇〇Nm~〇〇Nm」のように範囲で書かれています(例外はありますが)。 「最大トルク」を「適正トルク」だと勘違いしてトルクレンチを使用すれば、部品の破損リスクは高まります。 「最大トルク」しか表記されていない場合は、「その数値以下で、部品に負荷がかかっても確実に固定できる最小値」が理想とされます。これが結構難しくて、「最大トルク」付近が最適であったり、「最大トルク」の半分以下でしっかり固定できる場合があったりするので、経験が必要なのかもしれません。 私がトルクレンチをあまり使わないのは、トルクの数値を重視しないわけではなく、「トルクレンチが無くてもだいたいわかる」からです。これは別に自慢でもなんでもなく、こればっかりやっていれば誰だってわかるようになります。それに、普段使いなれている工具の方が、しなり具合や指先の感触で素材への力の伝わりが感じやすいので、むしろ精度が高いような気さえします。 トルクレンチを使用するのは「規定トルク」がしっかり定まっている場合や、あまり触ったこのがない部品を扱う時くらいです。 デ
12速化を期待されSRAMやCAMPAGNOLOに遅れをとってしまっているシマノですが、「いつになったら出るんだ」といった話題が昨年くらいからちらほらと出てきております。 現行のR9100シリーズが登場したのが2017年なので今年で3年目です。これまでだいたい4年周期でモデルチェンジをしてきているので、2021年に登場するのではないかというのが有力な説となっております。 製品が来年に登場するのだとしても、情報は年内には出てくると思います。 仕様としては、12速・ディスクブレーキ・Di2の三拍子は間違いないでしょう。「何がでるか」よりかは「何をなくすのか」の方が関心が高いかもしれません。 11速は二世代続いたので、わざわざ11速をまた引っ張ることなないでしょう。12速仕様のみとなるはずです。フロントシングルは今のところプロレースでは求められていないので、出るとしたらアルテグラグレードになると思います。 リムブレーキがなくなるかどうかは微妙なところです。シマノとしては油圧ディスク一本に絞った方が、STIレバーのバリエーションを少なくできるので管理コストが抑えられて都合がいいんだと思います。これは今後の市場の動向を探って判断するのでしょう。 機械式変速はなくならないような気がします。Di2仕様のみとしてしまうと、ちょっと敷居が高くなりすぎてしまいますし、Di2の「バッテリー切れ」や「応急処置で対応できないメカトラブル」というリスクはまだ払拭できていません。 あとはホイールです。R9100シリーズでは(マーケティング的に)はっきり言って大失敗をやらかしたと思います。プロには供給しているものの、一般で使っている人を本当に見ないですよね。ホイール修理のショップをやっていてもR9100のホイールはほとんどお目にかかれません。モノは悪くないのですが、買いたいと思えない、買う理由がない。 そこで、今度のモデルチェンジではシマノはホイールを積極的に売っていこうとするはずです。手っ取り早い方法として、「DURA-ACE12速が使用できるのは新型シマノホイールのみ」としてしまうことです。みなさんも「いままでのホイールが使えなくなる」というのは一度経験があるのではないでしょうか。 もしそこまで強気な売り方をするのであれば、それに見合うだけの魅力がないと売れません。製品に対するシマノの自信のほどがうかがえるのではないでしょうか。 また正攻法
今日の整備作業。 オーバーホールメニューに加えて、「フレーム内部からカラカラ異音がする」とのことで調べてみました。 バイクを揺さぶってみると確かに中でカラカラ音がするので、中に何かの破片でも入っているのかなとシートポストを抜いて逆さにしてみました。 フレーム内部には特に何もなく、音源はどうやらリアホイールのようです。 タイヤを剥がしてスポーク穴から取り出そうと試みますが、なかなかしぶといやつでした。ホイール前後の振れ取りとタイヤの張り直し作業よりも、異物の取り出しの方が時間がかかりました。
一般的なロードバイクの消耗部品の寿命 (屋内保管、雨の日はあまり乗らない方) ・タイヤ 2~3年 or 3000~5000km ・チューブ タイヤと一緒に交換 ・ケーブル類 1~2年 ・チェーン 5000㎞程度 ・ブレーキパッド 2~3年 ・バーテープ 数か月~1年 or ケーブル類と一緒に交換 上記はあくまで目安であり、保管状況や手入れの有無で変わってきます。 主な消耗部品はおおむね2年くらいで交換が必要となるため、オーバーホールの頻度としては一つの目安となります。 また、上記以外でもホイールのリムやベアリング、ヘッドバーツ、BBなども年数や距離で消耗しますので定期的なチェックが必要です。問題がある場合は異音などといった症状を伴う場合が多いので、何か異変に気付いたら早めに診断を受けるとよいでしょう。 当店で引き受けるオーバーホール作業で一番多いのが、「バーテープ・ケーブル類交換+全体チェック+ホイール振れ取り」といった作業内容で、費用がおおよそ2万円前後くらい(工賃と部品代の合計)。 この作業にベアリングメンテナンス(ハブ・ヘッド・BB)や、その他の消耗部品交換なんかが加わるとトータルで3~4万円くらい。この金額がオーバーホールの上限金額だと思っていただければいいと思います。 自転車をお持ちいただければ詳細なお見積りをお出しできますが、おおよその金額であればメールなどでもお問い合わせください。こちらからご予約も可能です。
冬場の寒い時期は室内でローラートレーニングをメインとされている方も多いと思います。最近では「ZWIFTの方が外で走るより楽しい」という方もいるくらいです。 そこでたまに聞かれるのですが、「ローラー台ってフレームを痛めますか」というご質問。 3本ローラーを除く固定タイプのローラー台は少なからずともフレームやフロントフォークに負担がかかるのは確かです。フレームメーカーによっては固定ローラーで使用すると保証対象外になることもあります。 一般的なタイヤドライブ式のローラー台は、後輪が固定されているので踏み込んだときにBB~リアステーの横方向のしなりが制限されてエンド付近にねじれる力が集中します。これが直接破損の原因となることは稀ですが、カーボンの積層が内部剥離したりしてフレームの寿命を早める可能性があります。特に激しくダンシングしたり、もがいたりすると負担が大きくなります。 フロントフォーク固定型やダイレクトドライブ型は、固定された部分が負荷に応じて可動する設計になっている場合が多いのでフレームへの負担は少なくなります。しかしそれでも実走時は異なる負荷がかかっているのは確かです。 一方、3本ローラーはほぼ実走に近い状態なのでフレームに無理な力はかかりません。ただし、3本ローラーの場合は固定ローラーと違って転倒のリスクもあるので注意が必要です。 より本格的にローラートレーニングに取り組むのであれば、ローラー用のスペアバイクを用意することをお勧めします。 あとこれはカーボンフレームに限らずですが、「汗」が自転車を傷めます。ローラートレーニングだと風が少ないのでただでさえ汗をかきやすく、頭や顔の汗がハンドル・ヘッド付近に垂れます。その汗が原因でステム周りのボルト類やヘッドベアリングを錆びさせ、その錆びによって膨張した金属部品が間接的にフレームを傷める可能性もあります。 ローラートレーニングをやっている方のヘッドベアリングの寿命は、通常使用よりも驚くほど短いです。なので、タオルを敷くなど汗が自転車にかからないようにすることと、トレーニング後に洗車・注油こまめにすると良いです。
ELITEのダイレクトドライブホームトレーナー「VOLANO」が値下がりします。 ホイールやタイヤに負荷がかからず静粛性も高いダイレクトドライブ式ですが、10万以上する高価なモデルが多いのでなかなか手が出ないという方も多いかと思います。 このELITE VOLANOはメーカー価格が54,700円(税別)と、結構リーズナブルな設定ではありましたが、2月1日からさらに値下げして44,800円(税別)となります。 通常のタイヤドライブ式のトレーナーとほぼ変わらない価格ですね。それなら価格が下がる2月まで待ちましょうか、と言いたいところですが、 今なら当店でご注文いただくと、38,000円(税別)でご購入可能です。 ご注文から3~4日でお渡しできます。 私も買おうかどうか真剣に悩みます。
アルミ製のフレンチバルブ用キャップです。 カラーはブラック、レッド、ブルー、ゴールド、ガンメタ、レインボーの全6色あります。目立たない部品ですが、ワンポイントのアクセントにいいですね。 元々のチューブに付属するプラスチック製のキャップってちょっぴりダサいですよね。すぐ割れるし。 アルミ製だとまず割れないですし、高級感もあります。 ごくたまに、キャップがないとエアーが漏れるんじゃないかと心配する方がおりますが、大丈夫です漏れません。フレンチバルブって先が細く尖っているので、先端を保護するカバーの役割を担っています。英式・米式バルブのキャップも同様です(先端は尖ってませんが、異物混入を防ぐ目的などもあります)。 商品を紹介しておいてなんですが、私は「バルブキャップは付けない派」です。
小径ホイールを組みました。 BD-1の18インチホイールのタイヤ・チューブ交換とハブ交換をしました。 18x1.5のタイヤが装着してあったのですが、チューブの代わりにパンクしないゲル素材のものが入っています。ウレタン素材のものは見たことがありますが、ゲル素材のは初めて見ました。 普通のチューブと違って空気を抜くことができない(もともと空気が入っていない)のでリムからタイヤを外すのにも苦労しました。
オーバーホールについて。 真冬の寒い時期にも元気に乗っている方も意外と多いですが、この時期は年間を通してサイクルイベントやレースなどが少ないのでオフシーズンとも言えるのかもしれません。 なのでやはりこの時期にオーバーホールでお持ちいただく方も多いです。 日頃定期的にセルフメンテナンスを行っている方は、バイクの状態も良いので手を加える必要が少なかったりします。一方で、自分ではいじらずに乗りっぱなしという方は、期間が開けば開くほど消耗が進み交換パーツも多くなります。 乗る頻度や距離、セルフメンテナンスをするかしないかで、オーバーホールの内容や金額も変わってきますので、まずはお気軽にご相談ください。無料でお見積もりいたします。 当店は今のところ車体の販売をしていないので、お引き受けするのは全て「他店購入車」です。どんなメーカーでも構いません。キャニオンなどの通販で購入した物もOKです。(キャニオンの問い合わせは意外と多いのですが、やはりほとんどのショップではお断りしているようですね。)
ホイールのオーバーホールを行いました。 前後とも振れはごくわずかでしたが、後輪のセンターが少々ずれていました。ハブ内部は少し汚れが入っていたものの、ベアリングは異常なしです。 フリーボディーのグリスを綺麗にしました。 このリアハブ、フリー側が首折れスポークで反フリーがストレートスポークなのですが、設計の意図がなんとも。逆のほうがマシなような気がします。
つまらないお話にお付き合いいただきありがとうございます。 <前回のお話> 自転車店(一般車メインの大型店)で3年くらいアルバイトをしました。エリアマネージャーの方に「正社員にならないか」とお誘いを何度か受けましたが、同じ店舗で働く社員や店長の(ブラックな)境遇を見ていたのでお断りしていました。主に一般自転車ばかりだったのも不満に感じるようになり転職を決意。 サイスポの広告で見つけたロードバイクを扱うプロショップに応募し、正社員として採用されます。フリーター生活と決別するつもりでいたので、入社する前からこの仕事をとにかく長く続けようと思っていました。ここでようやく本格的にロードバイクに触れることになります。 それなりに知名度のある大きな店だったわりには従業員が少なかったので、一人当たりの仕事量は多かったです。おかげで経験値を積むことができました。なんだかんだで15年ほど勤めました。 入社して10年以上経過した頃から、「このまま一生続ける仕事なのか」という疑問というか不安を感じはじめます。雇われ社員のままで一生を終えるということがイメージできませんでし、業界的にも景気は右肩下がりでした。 ぼんやりと独立するつもりでいながら現実的な準備はあまりできていませんでした。ひょんなきっかけで販売士とか診断士の資格試験の勉強を始めるようになって経営に対する興味が強くなり、見切り発進に近い形で、割と短期間で開業をするに至りました。 日本の開業率は欧米各国にくらべて低く(日本5%程度、欧米10%前後)、ハードルが高いと思われているように感じます。高度成長時代は「年功序列・終身雇用」の考えで、大企業に入社できれば「定年まで安泰」と言われていましたが、今後は通用しなくなってくるでしょう。以前よりも転職や副業をする方は増えていますが、開業率はあまり増えていません。 転職を考えている方にとっても、起業が選択肢のひとつになればいいと思います。失敗したらまた就職すればいいんだし。もちろん職種によっては個人で動くよりも大きな組織のなかでやった方が効率がいい場合も多いので、そういった意味ではまだまだハードルは存在します。ただチャンスは多いと思います。低資本でもアイディアされあれば大きな成功だってつかめると思います。 自分は開業してまだ成功も失敗も言えるほど経過していませんが、これから開業をお考えの方や、開業したけどあまりうまくいっていない方のサポー
オープンしてまだ2か月ちょいですし、当店のことをまだよく知らない方も多いかと思います。自己紹介がてら、かんたんにプロフィールをご紹介します。 ブログ名の通り、塚田と申します。41歳です(今年後厄)。自宅は店舗所在地と同じ川崎市麻生区内で、自転車で20分以内のところです。住所が川崎市というと多くの方は川崎駅らへんをイメージするのですが、川崎市って東西に横長で川崎駅(川崎区)は東端なのに対し麻生区は西端なので結構離れています。稲城市とか町田市に隣接しているので、どちらかというと東京都のほうが近いです。 川崎市に住んでまだ10年も経っていないのであまり地元感はありませんし、「出身はどこですか」って聞かれるとあちこち転々としていたので「どこだろう」と悩んでしまいます。 因みに生まれは北海道室蘭市です。ただ、2歳半までしか住んでいなかったので記憶もないです。その後は父の仕事の関係でアメリカで数年間くらしたのち、小学校2年生のときに東京都三鷹市に越してきました。今も実家が三鷹市にあるので、小学校~高校まで生活した三鷹市がいちばん地元感があるような気がします。 大学は茨城県内の公立大に進学しました。授業をサボりすぎて卒業できませんでしたが。学生時代は金も無く免許も持っていなかったので主な移動手段は自転車でした。自転車に乗ることは好きでしたがロードバイクにはまだ出会っていません。大学時代はアイスホッケー部に所属しており、部活と麻雀とスロットとアルバイトに明け暮れていました。そりゃ卒業できませんよね。 大学中退後は東京に戻り、フリーターやったり専門学校に通ったり、迷える子羊ちゃんだったように思います。いろいろなアルバイトをやっていましたが、その中の一つとして自転車店(一般車メインの大型店)がありました。 「かんたんに」とか言って長くなりそうなので、続きは次回! ↓ついでにクリック↓
2020年になりました。 令和という元号にもそろそろ馴染んできたところで、何よりも今年は「オリンピックイヤー」です。 期待することや新たなチャンスがいろいろあって、チャレンジングな一年になりそうです。 このところ通勤以外で自転車に乗る機会がめっきり減ってしまったので、今年はあちこち出掛けたり、イベントに参加したりしようかな。 仕事も家庭も個人的にも充実した一年としたいです。 本年もよろしくお願いいたします。
「ブログリーダー」を活用して、overwheelさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。