官能小説です 文章は全くの独学で、情景描写や心理描写が少なめです 10月13日スタート、週一更新です セリフ運びなどは古臭いです よろしくお願いします
29. 美羽を落ち着かせるためにベッドに寝かせ、和樹はその横に並んで寝た。かける言葉が見つからずに困ったような表情で口だけで笑いかける。腕でポンポンと美羽の腹の辺りを叩いた。美羽はこの期に及んでも子供の様な扱いをされている事に腹を立てていた。「ん
28. 幻覚の様なものを見ていた。暗闇の中、仄かになまめいた香りが漂っていた。何度も抱いた、あの体が纏っていた芳香。衣擦れの音がした。誰かが部屋の中にいる。女。(あ…彩香…?まさか…)眠気のせいで体があまり上手く動かせない。女が近づいて来る。
27. 「お兄ちゃん!」この頃は暗い顔で考え事ばかりしている和樹を気遣い、美羽は極めて明るく声をかけるようにしていた。「どうした?」辛うじて笑顔を作り、声がした方に振り向くと小瓶を抱えてにこにこしている美羽が目に入った。最近の美羽の成長には目を
26. 家族が全員出払っていた日の夕方、美羽は頼まれて取り込んだ洗濯物をスマホを弄りながらダラダラ畳んだ。各部屋には特に秘密はなく、覗いて回る趣味を持つ家人もいないのでそれぞれ出かける時は部屋のドアが開いていた。少し不器用に畳んだ洗濯物をそれぞれの
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