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裏加瀬blog http://urakase.blog.jp/

官能小説です 文章は全くの独学で、情景描写や心理描写が少なめです 10月13日スタート、週一更新です セリフ運びなどは古臭いです よろしくお願いします

加瀬
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2019/10/11

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  • 続・太陽の伝説4(最終)

    続・太陽の伝説4(最終)

    続・太陽の伝説4 初めは人違いかと思った。袖と裾の膨らんだ、フリルのたくさんついた淡い色のワンピースをヒラヒラとなびかせながら鼻歌まじりに町中を歩いていた。化粧っ気のない顔。以前、おおげさなほど太く巻かれていた栗色の髪は、軽いウェーブがかかった程

  • 続・太陽の伝説3

    続・太陽の伝説3

    続・太陽の伝説3 歩いて、とにかく歩いて、たまに電車に乗って、また歩く。小さい頃に聞いた話をたよりにこの国にやって来た。この国。先生が前に住んでいた国を見てみたくなったからだ。俺の住んでいた町とはだいぶ離れている。よくもまあ、一人でこんなに遠

  • 続・太陽の伝説2

    続・太陽の伝説2

    続・太陽の伝説2 延々と、延々と、ただ歩き続けている。知ってるヤツが声をかけてくる。いつものように、適当に返事をしておく。いつもならここで仕事を探している。金は持っていないが、今日は別に働きたくない。腹が減ったら働こう。家を出ても、もちろん行

  • 続・太陽の伝説

    続・太陽の伝説

    続・太陽の伝説 『終わり』はあっけなかった。なんでだろう、あんなに幸せだと思っていたのに。嵐が。急に嵐がやってきて、俺のまわりにある大事なものを全部吹き飛ばしていったみたいだった。俺だけ残して。 ティフィという女は俺がいない間に、度々先生

  • 太陽の伝説10(最終)

    太陽の伝説10(最終)

    太陽の伝説10 結局…私はミジョンに全てを話しました。彼は悲しみ、怒り、震え、泣き、叫び…私を抱きしめました。私が過去を余すところなく打ち明けたのは、もちろんティフィー様に従う意思がないためです。彼女が私の過去を町中の人間の前で暴き、その結果どんな

  • 太陽の伝説9

    太陽の伝説9

    太陽の伝説9 お嬢様の存在を知ってからというもの、ミジョンの嫉妬心は日毎に膨らむばかりです。私の一挙一動に目を光らせ、私が少しでも口篭もったりどもったりすれば、すぐさまつっこんで来ます。私がお嬢様の下で過ごしていた時代を事細かに知りたがります。彼女

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    太陽の伝説8

    太陽の伝説8 ある日の休日、夕食時。何度も読み返した本を繰り返し読み続ける事に飽きた私はそれを閉じ、自室のドアを通ってダイニングに顔を出しました。「あ、先生ィ…ごめん、まだメシできてないよ」忙しく立ち働くミジョンがドアの音に気づいて私の方へ振り

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    太陽の伝説7

    太陽の伝説7他の住宅と変わりない薄い壁、簡単な造りのドア。耳を澄ませば小さな足音が聞こえて来ます。ギィ、バタン!乱暴に扉を閉める音。息を切らして家に入り込んで来る彼。「やっべーっ…!」そう呟くとダイニングのある部屋へストレートにやって来て、そこ

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    太陽の伝説6 その後、お変わりありませんでしょうか。私はなんとかやっております。 エミリアの婚約の件で一時期は打ちひしがれていたものの、最近はだいぶ心の整理がつきました。これまで幾度となく、彼女の期待を裏切るような真似をしてしまいましたが、今と

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    太陽の伝説5

    太陽の伝説5 近頃のミジョンはと言うと、何かと言うとやたらと体を擦りつけたがります。立っていれば私の腕に絡みつき、座っていれば背後に回って寄りかかってきます。仕事中はお互いのエリアが違うので別行動ですが、終わって帰れば途端にベタベタと触ってきます。

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    太陽の伝説4

    太陽の伝説4 ミジョンが無断外泊をしました。朝から少し落ち着かない様子ではありました。通常は一緒に家を出るのに、その日は珍しく後かたづけをすると言い出して、私を先に仕事場へ行かせたのですが…その日はそれきり私の前へ姿を現しませんでした。 夜にな

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    太陽の伝説3

    太陽の伝説3 観光地の人間にとって、ガイドは割合の良い仕事です。ので、シーズンになりますと私の住む町でもこぞって空港や駅などに毎朝でかけては、自分専用のお客さんを捕まえて来る現地人などが多数出没します。生活がままならない以上、私もホテルの掃除ばかり

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    太陽の伝説2

    太陽の伝説2 ああ、そこのあなた。お久しぶりですね。お元気でした?何年ぶりでしょう…そう、あれから5、6年は経過していますね。また私のお話を聞いてもらえますか?実は私、只今複雑な状況に置かれておりまして…。 ショックな出来事が二つありました。

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    太陽の伝説1

    太陽の伝説 ああ、そこのあなた。私の話を聞いてもらえませんか?ほんの短い間だけでいいんです。 「結婚式はね…ほらぁ、このドレスを着るの!」何度も繰り返し見直してボロボロになったパンフレットを開き、彼女は言いました。私はいつもの様に小さく頷き、決まりきった

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    現在、ネタ切れにより投稿をお休みしています。

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    INSULT(後編)

    「よ、吉沢…さん?」小さい声で、ごく小さい声でだけど確かめるように聞いてみた。後ろを振り向こうとしたけど強くおさえられてしまったのと、あんまりにも電車が混んでたのとでうまく動けなかった。でも、チカン男は言った。「…貴美恵さん、貴美恵さんはワザとチカンに触

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    INSULT(前編)

    今回も昔に書いたものを掘り起こしてきました趣味でメールマガジンを発行していた時に女性読者という人からコメントをいただきまして「女性でも楽しめる官能小説があれば嬉しい」ということで、どんなお話がいいですか?と聞いたら「痴漢もので」とお答えがあったので初めて

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    性人形14(最終回)

    17「…どういうことかな、これは?」梶山の寝室。高瀬は、辛うじて口元に笑顔をつくりながら、目の前の二人を睨みつけた。奈々子が去った後、唯子は高瀬の元を訪ねていった。唯子が梶山の手引きでやって来たことに薄々勘付いてはいたが、自暴自棄に陥っていた高

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    15唯子は人通りの多い場所に来ていた。特にあてもなく、ぶらぶらと店などを見て歩くのが好きだった。「(生理終わったし…今日は社長のとこに行こっ)」そういった理由のせいか、気候が暖かくなったせいか、やけに浮き足立っている。「!」道の先を歩いている

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    13総合病院、小児科。セミロングの髪を後ろで束ねた白衣の高瀬がいる。彼女の体を包む白衣は異様に大きい。胸を留める釦は下がりすぎているし、作業に差し支えないよう腕まくりされた袖は大きく膨らんでいる。裾は足首近くまであった。言わずもがな、巨大とも言

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