米国東側の某都市に在住して早十数年。洋書を和書に近いスピードで読めるようになりたくて奮闘中。読書の感想、本の情報、読書を通して学んだ英語などを綴っています。
ハーラン・コーベン初のYAシリーズ おうちで暇を持て余してるティーンにも大人にもおすすめ・・・英語だけど『Shelter』『Seconds Away』『Found』(by Harlan Coben)
「俺の父さんは、死んでるのか生きてるのか?どっちなんだよ?」 「生きていますよ」正気なのかよくわからない笑みで彼女は言った。「あなたの中でね。」 老いた女性をひっぱたきたいと思ったことは今まで一度も無かったが、そうしてやろうかと思った。 「俺の中で、だって?」 「そうですよ。」 「おい、なんなんだよ、ライオン・キングかよ。父さんが生きてるって言ったのはそういうことだったのか?」 (ハーラン・コーベン『Shelter』より) “He’s either dead or he’s alive. Which is it?” “He is alive,” she said, with a smile t…
「公共の図書館にこんな本置くなっ!」全米図書館協会発表、抗議が多かった本の最新ランキング
「なんでこんな本を図書館に!? あんたのうちの本棚だけにしときな!!!」 こんな声が寄せられるのは、各地の自治体図書館、学校図書館の常のようです。 図書館に置いてある本や貸し出しが多かった本からその時代の人々の興味や考えが分かるのは当たり前ですが、実は「図書館に置かれなかった本、置くことを反対された本」にも同じくらい時代の空気や人々の倫理観が見えるもの。 今回は、全米図書館協会(American Library Association)が毎年発表している前年中に抗議が多かった本のランキングを紹介します。 それでは、2019年の抗議本ベスト10をどうぞ!!1) 『George(邦題:ジョージと秘…
人体発火現象を起こす双子との出会いで主人公が見つけた新しい人生とは?『Nothing to See Here』(by Kevin Wilson)
日本でも、『地球の中心までトンネルを掘る(原題:Tunneling to the Center of the Earth: Stories)』『ファング一家の奇想天外な謎めいた生活(原題:The Family Fang)』などの翻訳小説があるベストセラー作家ケヴィン・ウィルソン。『ファング~』は、2015年にジェイソン・ベイトマンとニコール・キッドマン主演で映画にもなりましたね。 www.youtube.com 今回読んだのは、そのケヴィン・ウィルソンが昨年2019年10月末に刊行した新作『Nothing to See Here』。年をまたいで2020年になってもあちこちの読書会(コロナ禍なの…
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