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ちょっと山城に(正規運用版) https://kurokuwa.hatenablog.com/

中世城郭をメインとしたお城の紹介ブログです。山城・藪城そんな地味な土の城ばかりですがそれが面白いというマニアックな方は大歓迎です。ちょっと興味があるな、という人もどうぞお越し下さい。登り口や駐車場も判り易く載せているつもりです。

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2019/09/17

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  • 棒道 (山梨県 北杜市) 戦国の軍用道路

    棒道(上の棒道) 訪問 2022年 8月 駐車場 有り(甲斐小泉駅前) 案内板 有り 「新府城」紹介編からやや強引に繋げてますが、武田信玄が軍用道路として整備したと伝わる「棒道」ぼうみち の紹介編です。 読み方は「ぼうみち」なんですね、「ぼうどう」かと思ってましたが。 棒道について現地の案内板の紹介を載せておきます。 棒道 「棒道」とは、戦国時代の甲斐の武将武田信玄(1521~1573)が、北信濃(長野県長野盆地)攻略にあたって、最短の道として開発した軍用道路と伝えられています。 八ヶ岳の西麓をほぼまっすぐに通じていることから、「棒道」と呼ばれてます。 「棒道」には上中下の3筋があり、小荒間地…

  • 新府城 の まわりだけ再訪

    「能見城」を訪問したならば「新府城」にも立ち寄るのが正しい? ように思えて12年振りに少しだけ再訪しました。 実際は新府城真横の県道17号(七里岩ライン)を甲州街道の抜け道として利用してたので、通る度に復元工事の様子は見ていましたが。 今回は少しだけの訪問なので、側(外部の堀だけ)の見学です。 詳細はごく初期の新府城の記事を参照してください。 kurokuwa.hatenablog.com kurokuwa.hatenablog.com 新府城 北側水堀と低湿地跡 一応グーグル先生も載せます せっかく新旧の画像があるので 2010年と2022年の写真を並べてみましょう。 こちらは現地の案内 新…

  • 能見城 (山梨県 韮崎市) 新府城の北方防衛ライン

    能見城 訪問 2022年 8月 駐車場 無し(付近あり) 案内板 無し 山梨のあまり知られてない城郭の紹介です。 能見城は、武田勝頼が築いた「新府城」北方約1キロに位置し、新府城北方の防衛ラインの一翼を担ったと伝わります。 穴山駅前から「能見城」を見上げる 場所はいつものようにグーグル先生にお任せ 県道17号(七里岩ライン)の旧道沿いに、能見城の築かれた「流れ山」は存在します。 こちらは同じ能見城を国土地理院地図の「陰影起伏図」で現したもの。 一見すると天然自然の独立丘に見える「能見城」ですが、夥しい数の人工的な段々によって地形は改変され尽くされた様子が判ると思います。 形状から耕作地化の跡に…

  • 葛西城 (東京都 葛飾区)

    葛西城 訪問 2022年8月 駐車場 無し 案内板 有り 環七の下に眠る戦国の巨大城郭 再び都内のお城紹介です。 今回のお城は葛飾区の葛西城。 国府台合戦など関東戦国史に於いて度々登場する葛西城ですが、開発によって今日では遺構と呼べる遺構は残っていません。 冒頭から興味を引かせる事 書いてますね・・ 中川堤防より 場所はいつものようにグーグル先生にお任せ 環七と日光街道が交わる「青戸の陸橋」と言えば、判る人が多いでしょう。 そんな交通量の地下に中世城郭が眠っているのは案外知られてない事実かもしれません。 さて 葛西城の歴史については現地の案内板を転記しましょう。 葛西城 葛西城は中川右岸に沿っ…

  • 三階城 (茨城県 鉾田市)

    三階城(安房城) 訪問 2022年 1月 駐車場 無し 案内板 有り 名は体を表す 3階建ての三階城 実験的に前回の神明城から冒頭にサブタイトル的な物を入れてます。 今回も茨城のお城紹介ですが 2階でもなく3階です。 妙な名前ですが別名「安房城」とも呼ばれるようです。 三階城の名前の由来は現地を歩き廻ればすぐに理解できます。 名前のまま3階建ての縄張り。 小さな独立丘に3段の立体的な縄張りを持ちます。 広義の意味で「円郭式」に含めてもいいでしょうし、立体円郭式と呼んだ方が三階城の縄張りを表すにはふさわしいかもしれません。 三階城 堀底道 場所はグーグル先生を参照ですが やや入口が分かり辛いので…

  • 神明城 (茨城県 行方市)

    神明城 訪問 2022年1月 駐車場 無し 案内板 無し じゃない方「武田氏」の城郭 神明城 2022年の正月休みを利用した茨城県北部遠征編に移ります。 さて 初回の神明城は、武田氏の築城と伝わります。 武田氏と言えば武田信玄、甲斐武田氏が余りにも有名 と 言いますか 一部マニアを除いて他の武田氏の知名度は地元を除けばほぼゼロでしょう。 ja.wikipedia.org 甲斐国以外にも武田氏系列は全国各地に土着しており 主なじゃない方の武田氏は 若狭武田氏 安芸武田氏 関東なら 「武田信長」という何とも覚えやすい名前で有名な上総武田氏 この辺りが比較的有名ですが 茨城北部に土着した常陸武田氏と…

  • 沢山城 (東京都 町田市)

    沢山城(三輪城) 訪問 2022年5月 駐車場 無し 案内板 無し 引き続き、都内町田市の丘陵地帯に残る中世城郭を一つ紹介します。 「三輪城」とも呼称されるようですが紹介中は「沢山城」(さわやま城)で統一します。 城の歴史について 幾つかの説はあるようですがいずれも伝承の域を超えるものはなく、今回は割愛します。 その分 お城に行って、ありのままの遺構を見て あれこれ妄想しましょう。 沢山城(三輪城)主郭部の七面大明神 今回もグーグル先生に登場願います 周辺環境が判るよう画像データ仕様で表示してます。 周囲は新興の宅地開発が進みつつありますが、古い集落や畑地・林地などの自然環境も多く残る地域です…

  • 小野路城・奈良ばい谷戸(町田市)2

    では 小野路城・奈良ばい谷戸1 の続きです。 地図に再登場して頂き 余湖さんのHPからの縄張り図にも再登場してもらいます。 井戸の脇を過ぎて、「郭1」の東側を目指します。 井戸側から見上げた「郭1」の稜線上の段郭 井戸北側を見下ろして撮影。 前回触れた小野路城テーブルマウンテンに築かれた説の説明用に撮ってます。 実は、崖地形は基本的に藪々で写真で伝わるアングルはほぼありません。 こちらは「郭1」東側の緩斜面。 ほぼ自然地形と思わるやや傾斜した平坦地。山城でこれだけのスペースが確保できるのも小野路城の特色でしょう。 そのまま東側に歩くと左手に分岐があります。 直進は東側の尾根道へ続きます。 一旦…

  • 小野路城・奈良ばい谷戸(町田市)1

    小野路城 ・ 奈良ばい谷戸 訪問 2022年3月 駐車場 無し(隣接小山田緑地P利用) 案内板 無し 奈良ばい谷戸に残る山城遺構 年始早々から継続連載した八王子城シリーズではマニアック度が振り切れてしまったので一旦、他の東京都のお城紹介に戻ります。 今回は 多摩丘陵に残る貴重な山城遺構「小野路城」と 周囲の「谷戸地形」に残る貴重な自然環境も併せて紹介していきます。 では 簡単に小野路城の歴史を・・ 紹介したいのですが、ここも山城あるあるで詳しい経歴が不明な城郭です。 「東京都の中世城館」によると 文明9年(1477年)3月頃、長尾景春の乱に際して扇谷上杉氏が「小山田」に拠点を構えたとあり、小山…

  • 八王子城 主郭南西側尾根縦走 2

    ではでは 八王子城主郭南西尾根縦走1 の続きと参ります。 では現地模型に再び登場して頂きまして 3の小ピークを過ぎて 4 の熊笹山に向かう所から再開です。 緩斜面を登って 登りきると平坦地。 尾根幅も広く 郭状地形とも言えなくないかも・・ ここは「何でも遺構に見える病」による典型的な妄想かもしれませんが。 4 熊笹山と呼ばれる小ピークを登ります。 熊笹山は名前そのまま笹に覆われ、緩やかな丸みを帯びた山容です。 今回は、ピークを目指さずに巻き道を利用して山腹の遺構を確認します。 巻き道から撮影した山腹の様子。 人為的な地形の改変はちょっと判りません。全体的に緩やかな勾配が続くだけ。 熊笹山から南…

  • 八王子城 主郭南西側尾根縦走 1

    八王子城 主郭 南西尾根縦走 訪問 2022年 5月 また八王子城のマニアックエリア紹介と参ります。 こんなニッチなジャンルで更に需要の低い中身ですが・・ 今回のルートは 太鼓郭尾根の最終大堀切 → 南西部尾根 → 熊笹山 → 富士見台 → 伝天守前の大堀切 です。 それ八王子城? となりそうですが・・ 八王子神社のある主郭部から谷筋を隔てた外周部を巡るルートで、ほぼ八王子城の見学とは認識されない稜線の縦走回です。 すれ違う人も日帰りハイカーばかりですし。 そんな稜線ですが 竪堀状の斜面の溝状地形や 稜線上に郭のような平坦地があったりと 注意深く観察すると城郭遺構っぽい??地形 が幾つも見られ…

  • Yahoo!ブログ時代の記事を直しました

    年末年始の休みを利用して、少しづつYahoo!ブログ時代の記事訂正をしました。 今回はその報告です。 主な訂正点は ↓ これ、地図リンクの変更。 Yahoo!ブログ時代の記事では、旧Yahoo!マップを埋め込みましたが現在の表示はこのような有様。 左下の「詳しい地図で見る」をクリックすると、現行Yahoo!マップのそれらしい地点には飛びますが精度がイマイチで地図案内としては不満の残るものでした。 それで今回 グーグルマップへの置き換え作業をして このようになりました。 グーグルマップなら見やすいし訪問もしやすい ただ地形高低差に関しては判り難いのがマイナスポイントですかね。 旧Yahoo!マッ…

  • 八王子城 御主殿の滝とその奥に潜む遺構 2

    「1」の続きと参ります。 今回の「2」は 御主殿の滝の背後からスタートします。 八王子城 主郭直下の竪堀? 遺構 また陰陽図に登場してもらいます。 2022年12月訪問が オレンジライン 2023年5月訪問が 赤ライン まずは 2022年12月分から 御主殿の滝を背にして城山林道を奥へ進みます。 林道と城山川は画像中央で直交して、林道左手が御主殿の滝側。 画像右手の城山川は土砂の堆積により枯れ沢になっています。 やがて林道終点の追分に到着。 このルートと貯水池の件は、以前掲載した 「八王子城主郭南西部編の3」 でも少し触れています。 kurokuwa.hatenablog.com 南西部編では…

  • 八王子城 御主殿の滝とその奥に潜む遺構 1

    八王子城 御主殿の滝・城山林道奥の遺構 訪問 2022年12月 2023年 5月 駐車場 あり 案内板 あり 八王子城の一般旅行者が行かない所シリーズを再開します。 需要は少ないのは判ってますが、まぁまぁいつものマイペースなのでご容赦下さい。 今回は、八王子城に行く人ならほぼ必ず見るであろう北条氏照の居館(御主殿跡)と復元曳橋 を通過して その奥には何があるのか?? の深堀り回です。 よくあるアングルの写真です。 このまま曳橋を渡って御主殿に行くのが一般的ですが 天邪鬼なので 行きません。 橋の下を流れる「城山川」に降ります 今回の「1」では 曳橋の下、城山川から御主殿の滝 次回の「2」では …

  • 年頭の挨拶 令和6年

    謹んで新春のお慶び申し上げます 予約投稿なので 実は2023年に書いてます・・・ 津久井城より津久井湖を望む 旧年中マニアックな当ブログに訪問してくださった皆様 本年もマイペースで続けて参りますので引き続きよろしくお願いいたします 毎年年末に「今年の訪問城郭紹介」をしていたので ここで簡単に触れておきます。 2,023年は近場の再訪が多かったですね、あまり活発とは言えない1年でした。 2,023年訪問記録 1月 八王子城 東京都(何度目か不明) 津久井城 神奈川県 2度目 何度目になるのか八王子城・・西方堡塁群の石積遺構 4月 滝山城 東京都(何度目か不明) 八王子城 東京都(何度目か不明) …

  • 鶴が渕城 (栃木県 日光市)

    鶴が渕城 訪問 2021年11月 駐車場 なし 案内板 あり(縄張り図なし) 鶴が渕城 美しい紅葉と共に織りなす山間部の秘境 タイトルを「AI様」に言わせると・・こうなります ブログ編集機能に実装された 「AIタイトルアシスト」 が、お勧めしてくれたタイトルの一つを載せてみました。 なるほど最近のAIは極めて優秀・・・ 私よりもセンスありますネ 訪問者も増えそうな。 まぁ、結局いつものような無骨タイトルにしちゃいましたが 男鹿川と紅葉と鶴が渕城 お城の紹介の前に 鶴が渕城を含む(山城)の遺構の多くは戦国時代無数に築かれ、用済みになれば打ち捨てられ現在に至ります。 戦国時代の開始は一般的に146…

  • 野沢城 (栃木県 那須塩原市)

    野沢城 訪問 2021年11月 駐車場 無し 案内板 あり(縄張り図なし) 今回から久しぶりの栃木県北部編となります。 初回は、アクセスしやすい県道沿いの城跡野沢城から シンプルな縄張りながら要害性を感じる野沢城の遺構と、主郭部の箒根神社を一挙に見学できるお得? な城郭遺構です。 野沢城主郭部 箒根神社社殿 場所はいつものようにグーグル先生にお任せ グーグルの案内では、箒根神社 となってますが、これは野沢城主郭部に箒根神社があるため。 ひとまず訪問するなら箒根神社を目指しましょう。 城は、箒川沿いの河岸段丘の舌状台地を利用して築かれています。 入口は県道沿いのここ 箒根神社参道の石灯籠が目印 …

  • 横瀬 根古屋城 (埼玉県 横瀬町)

    横瀬 根古屋城 訪問 2023年 10月 駐車場 無し 案内板 あり 古御嶽城の次の城郭紹介ということで前回少し触れた横瀬 根古屋城編と参ります。 本来は訪問順に紹介してるので、今回は珍しく最近の訪問記録のアップになりますね。 今回 城の名前を 横瀬(半角スペース)根古屋城 と表記します。 現地案内板には横瀬は付かずただの 根古屋城 と書かれているので 本来は「根古屋城」 と紹介すべきでしょう が 横瀬 根古屋城麓から見える武甲山 ただの根古屋(根小屋とも)城と紹介すると 日本全国 根古屋城 の数が多すぎ問題 に直面するので 今回は枕詞のように根古屋の前に「横瀬」をつけて他の根古屋城と判別で…

  • 古御嶽城 (埼玉県 横瀬町)2

    では 古御嶽城1 の続きと参ります。 前回はほぼルート紹介で終わってましたが・・ようやくお城に入ります。 では初めに 簡単に縄張りを落とし込んでみました。 至ってシンプルな縄張りですね。 技巧性が・・虎口が・・とか 気にしなくていい縄張り。 そもそも 天然の岩壁で大抵は何とかなりそうですし。 ところで 岩壁をよじ登る最中の写真はありません。 ロッククライミング程ではなくとも撮影する余裕はなし、ただ素人でも登れるものの決して推奨はできない。 そのくらいの難易度です。 では岩壁を過ぎた所から再スタート 岩壁の先はすぐに郭ではなく、しばらく尾根沿いの岩稜帯になります。 石碑はこの先、益々増えます。 …

  • 古御嶽城 (埼玉県 横瀬町)1

    古御嶽城 訪問 2021年11月 駐車場 なし 案内板 なし 久しぶりに通常営業に戻ります。 さて今回は埼玉県は秩父地方の山城の紹介です。 今回訪問したのは古御嶽城ですが、本来の目的は近傍にある横瀬根小屋城でした。 横瀬根小屋城は秩父地域でも比較的著名な山城遺構ですが、折角秩父界隈まで出かけるならその支城との伝承がある古御嶽城もついでに見ておこう と 本命の前に訪問した次第です。 結果的には、古御嶽城だけの訪問で時間切れになり横瀬根小屋城の訪問は後日となっています。 そのあたりの経緯は最後にさらっと触れますが、個人的な主観で言えば本命よりもこちらの古御嶽城の方が好みですかね。 城の歴史について…

  • 平瀬城南支城と山城整備の妄想

    ご無沙汰の更新です。 数えてみたら約4か月振りです。 特に何かあったわけではありませんが、引っ越しを伴う人事異動からの・・引継ぎやらなにやらで気づいたら4か月経ってましたね。 今回は生存報告を兼ねて簡単な近況活動として松本市にある平瀬城(南支城)の訪問記録的な模様をアップします。 長野のお城もコロナ禍以来久しぶりです。 実は9月にお城ブログの大家である「らんまる氏の講演会」 に 参加させて頂きまして、そこで長野の山城の魅力をたっぷり注入された結果 「衝動的に信州の山城に向かう病」を発症してしまいました。 今回はその典型的な症例という事でご笑納ください。 ranmaru99.blog.fc2.c…

  • 山城訪問のポイント

    久しぶりの駄文コーナーです。 世間の片隅で細々と運営する当ブログ テーマはもちろん お城 ですが 日本百名城や現存天守のような有名どころは素通りし 山や藪に埋もれた土のお城、中世城郭をメインテーマに据えた、マニアック度の濃い内容になってます。 具体的には 山の中に入って こんな「溝」を見つけてはハイテンションになってる不思議(やや危ない人?)な内容ですね。 ※溝は堀切の遺構です そんな訳で 細々運営になるのは当然ですが 過去の記事で 「山城巡りに適した装備(靴)とは?」 kurokuwa.hatenablog.com これだけは、継続的に閲覧されているんですね なぜか・・・ 肝心のお城の紹介記…

  • 真壁城 (茨城県 桜川市)3

    それでは真壁城の紹介も最終回です。 いつもの縄張り図に再び登場してもらいまして 最終回は外曲輪を中心に紹介します。 中城から再び外曲輪を進み真壁城の東端を目指します。 とは言え、すでに炎天下に歩く事1時間以上 この頃は視界が若干チカチカ・・ 軽い熱中症ですね。 緊急避難的に正面の木陰を目指して移動中というのが実態です。 神社と木陰が見えてきました、ここでしばし休憩。 案内板によると鹿島神社のようです。 縄張り的には外曲輪の凸部に位置します。 ひんやり涼しい、神社の木陰は別世界に感じます。 樹木で隠れてますが、社殿の両脇と背後には真壁城の土塁が残ります。 で、休憩もそここに土塁に登って撮影。 復…

  • 真壁城 (茨城県 桜川市)2

    それでは真壁城2と参ります。 再び登場の現地縄張り図。 前回、真壁城の歴史について触れてなかったので 現地案内板の内容を転記して真壁城の紹介とします。 真壁城は真壁久幹(まかべひさもと)によって築城されました。 桜川市教育委員会による発掘調査では、築城された年代を永禄年間(1,558~1,570)と推定しています。 真壁家は平安末期~中世に、桜川市南部付近を治めた平一族(常陸平氏)です。 1,602年には、真壁家が出羽・角館に移転して、真壁城も廃城とされました。 真壁城跡(国指定史跡)は本丸、二の丸、中城、外曲輪の4エリアに別れ、指定面積は125,000㎡程です。 遺跡全体の大きさは、館(だて…

  • 真壁城 (茨城県 桜川市)1

    真壁城 訪問 2021年7月 案内板 あり 駐車場 あり 引き続き茨城県のお城紹介ですが、前回の逆井城から北に移動します。 この辺り、地平線がぐるり見える日本でも稀なエリアですが、その中で唯一ランドマーク的に目立つのが筑波山。 その西麓に築かれた真壁氏の居城「真壁城」の紹介と参ります。 真壁氏は全国区の知名度こそないものの、常陸国で長く栄えた武家の名門。 真壁城はその居城とあって規模雄大な平城で、また長きに渡る復元整備活動によって、非常に見学しやすい環境が整えられています。 ちなみに、読み方は「しんかべ」ではなく「まかべ」ですので。 真壁城2の丸から筑波山方面を望む 場所はグーグル先生にお任せ…

  • 逆井城 (茨城県 坂東市) 再訪

    逆井城 訪問 2021年 8月 案内板 あり 駐車場 あり 逆井城は、土の中世城郭の中では知名度が高いのでご存じの方も多いでしょう。 城が現役であった頃の中世城郭風の建築物が建てられており、戦国時代の城郭を訪問した気になれる史跡公園として整備されています。 今でこそ、史実に合わせた復元が一般的になりつつありますが、城郭の復元となれば 「天守閣だ! 観光資源だ!」となりがちな中、この復元事業はまさに英断と個人的には思ってます。 城めぐりを始めた2010年頃は、様々な城郭書籍でも紹介されてましたので早速訪問して拙ブログでも紹介した記憶があります。 今回は11年振りの再訪となります。 当時ほど書籍な…

  • 韮山城 江川砦・和田島砦(静岡県 伊豆の国市)

    韮山城 の 江川砦・和田島砦 2021年 5月 駐車場 あり 案内板 あり 単発で静岡県のお城「韮山城」の紹介です。 久しぶりにメジャーなお城ですが、実は5年前に一度紹介済み。 韮山城は、主廓のある丘陵部(主要部)の他に、主要部背後の天ヶ岳山頂から各支尾根上に展開する廓群を併せた広大な城域を誇る城郭遺構です。 一般的に「韮山城」といえば主要部のみを指す事が多いでしょう。 観光地として整備され訪問も容易。 一方の天ヶ岳地区の遺構については全く整備がなされず難易度の高い山城遺構となっています。 ここまで足を延ばす人ははっきり言って稀ですが、拙ブログでは当然天ヶ岳地区を重点的に紹介するわけです。 さ…

  • 島崎城 (茨城県 潮来市)3

    長々紹介してきました島崎城ですが最終回です。 前回までの おさらいはこちら kurokuwa.hatenablog.com kurokuwa.hatenablog.com 3回目の登場となる現地案内図からの 3回目は青線部分を辿ります。 Ⅲ廓外縁の空堀反対側から、島崎城中枢部を見ていきます。 Ⅲ廓送電線鉄塔まで戻りました。 「島崎城2」で紹介した空堀に沿った土塁線を再び辿り 堀底へ降下 そして反対側に進みます。 画像中央付近、Ⅲ廓の張り出し部直下の堀底だけ、地形が少し盛り上がっていますが、勝手に畝堀の畝の跡ではないかと推定。 前方に何か赤い看板が・・ 撮影は看板裏側になってますが、表には私有地…

  • 島崎城 (茨城県 潮来市)2

    では島崎城1 の続きと参ります。 が、 前回島崎城の歴史については全く触れておらず、ここで城主島崎氏を含めた説明を現地パンフレットの内容を抜粋の形で紹介します。 島崎氏歴史概要 島崎城は、常陸大掾氏の庶流で行方氏の一族、島崎氏の居城である。 鎌倉初期に行方氏の祖、行方宗幹の次男高幹が島崎に分封されて島崎氏を称した。 しかし島崎城の築城時期は明確ではなく、一説には応永年間(1394~1426年)、11代成幹の時に築かれたとも言われる。 尚、宗幹の長男為幹は行方氏の惣領を継ぎ、後に小高へ移住して小高氏となり、 三男家幹は麻生に分封され麻生氏となり、四男幹政は玉造に分封され玉造氏となった。 この四家…

  • 島崎城 (茨城県 潮来市)1

    島崎城 訪問 2021年1月 案内板 あり 駐車場 あり 茨城県は鹿行(ろっこう)地域のお城紹介、2城目と参ります。 冒頭から結論じみた事を書いてしまいますが、個人的に島崎城は県内でも有名な小幡城に匹敵する土の城の遺構と評価しています。 そんな訳でうんちくも多めで島崎城は全3回の予定です。 この島崎城を含む鹿行地域、 全国区の有名な武将が出るわけでもなく、小規模な国人領主がひしめいたまま戦国時代を終えているので歴史的には地味な地域(地元の方スイマセン)のため、城そのもの評価が低めに査定されているようにも感じます。 逆に誰でも知っている武将に関連する城郭は、城そのもの技巧性を無視してエピソードだ…

  • 林城 (茨城県 鹿嶋市)

    林城(外城) 訪問 2021年1月 駐車場 無し 案内板 有り(縄張り図無し) 久しぶりの関東のお城です、それもザ関東平野の平城はいつ以来か・・ 今回から茨城は鹿行地域のお城を2城紹介します。 林城 3郭空堀 先ほどさりげなく鹿行と書きましたが これで(ろっこう)と読むそうです。 霞ケ浦東岸から太平洋に至る低地一帯を指すそうで 鹿島と行方(なめかた)を合わせて鹿行だそうです。 ちなみに行方も難読地名ですよね、 いつのもように、場所はグーグル先生にお任せ と 言いたい所ですが 今回は 地図に補足を加えます。 はい、これです。 赤丸が林城の位置を示します。 水域を示す青色が現実よりも増えてますね。…

  • 湯村山城 (山梨県 甲府市)

    湯村山城 訪問 2,020年 9月 駐車場 無し(緑が丘スポーツ公園に駐車) 案内板 無し 久々に山梨のお城を単発で紹介します。 中世~戦国期の山梨(甲斐)と言えば、甲斐武田氏が余りにも有名ですが、今回の湯村山城は甲斐武田氏の居館「躑躅ヶ崎館」の支城と伝わる山城です。 湯村山城 石積み遺構 緩やかな扇状地形に造られた躑躅ヶ崎館から南西方向に目を向けると湯村山と呼ばれる小山があります。 湯村山は甲府盆地に突き出した岬の先端のように見える地形ですが、その山頂に築かれたのが湯村山城となります。 場所はいつものようにグーグル先生にお任せ。 所で、 甲府の湯村と言えば一般的には湯村温泉 でしょうね。 さ…

  • 稲倉城 (長野県 松本市)

    稲倉城 訪問 2020年 3月 駐車場 無し(路駐可) 案内板 有り 今回も松本市北部の山城紹介です。 引き続き、どしどし長野お城紹介と・・いきたいのですが実は長野お城ネタはここで打ち止めです。 稲倉城等を訪問した2020年3月は、コロナ禍初期の感染爆発直前という際どいタイミングでした。 訪城直後に緊急事態宣言が発令され、そこからはご存知のように怒涛のコロナ禍がスタートした訳ですが、いやはやもう3年も続いているんですねぇ・・ 初期の頃はマスクや消毒用アルコール消毒が店頭から消え、そして何故かトイレットペーパーまで入手困難になりましたね。 改めて思い返すと不思議なもので遥か昔にも感じられます。 …

  • 早落城 (長野県 松本市)

    早落城 訪問2020年3月 駐車場 無し 案内板 有り 更に松本市の山城を一つ紹介します。 今回は市街地北側の早落城(はやおとしじょう)・別名「洞山砦」です。 土の城好きなら行った事はなくとも、この縁起の悪いネーミングで知っている方も多いのではないでしょうか。 早落城北側郭群 早速ですが 現地案内板を抜粋して城の説明とします。 中世、稲倉城の支城、赤沢氏の持城で「洞城」と言ったが、小笠原氏は奪って岡田郷の井深城主後庁氏に与えた。 天文19年(1550)武田氏が林城を攻略した際に赤沢氏はいち早く攻め落としたので「早落城」と呼ばれるようになった。 赤沢氏は家臣の林氏に守らせたが、天正10年(158…

  • 宮原城 (長野県 松本市)

    宮原城 訪問 2020年3月 駐車場 無し 案内板 有り 引き続き長野お城紹介と参ります。 今回は、信濃国守護小笠原氏が築いた城砦群の一つ宮原城になります。 宮原城を含む小笠原氏の城砦群とは、松本市街地東方から南面を流れる薄川(すすきがわ)が作り出した扇状地両岸に密集する山城群で、規模の大小はありますがいずれの城郭も壮大な竪堀や石積み遺構等の見所が満載と、山城好き(変人)には垂涎のエリアとなります。 拙ブログでも既に幾つかの城郭は紹介済ですが、その中でも宮原城は比較的小規模な山城で知名度は低めと言わざるを得ません。 宮原城 主郭背後の連続堀切 しかし、 知名度は低くともそこは小笠原氏系の山城の…

  • 的場城 (長野県 伊那市)3

    更新が途絶えてましたが・・なかった事にして 的場城の紹介 最終回です。 解説用に余湖さんの㏋から借用した縄張り図を掲載します。 3郭から見上げて撮影した2郭南端の土塁線。 同土塁線上から3郭を見降ろして撮影。 と 言っても判り難いので もっと判り難いかも・・縄張りに補助線を付加しました。 3郭は他の郭より造作が甘い印象ですね。 郭の横幅も狭く、二人並んで両側に備えれば互いの得物が邪魔になるでしょう、ここでの戦闘はちょっと現実的に難しいかと。 3郭と呼称されますが、実質的に4郭から主郭方面への連絡通路・脱出路と考え方が良い気がします。 2郭内部から1郭方向を撮影・・だと思います。 更新サボってい…

  • 2022年もありがとうございました

    大晦日ですが、久々の更新です。 本年中、拙ブログへ訪問して頂いた皆様には御礼申し上げます。 良い年をお迎えください。 実は今日、約3か月ぶりのログインでした。 サボり過ぎですね(笑) このところ本業が俄かに忙しくなってまして、ついブログから足が遠のいてました。 このままブログは自然消滅か? とも思いましたが 的場城の紹介も中途半端なままですし、未紹介の城郭も蓄積しているので、継続宣言と生存報告を兼ねての記事となります。 さて 恒例の本年の訪城報告です。 1月 茨城県 三階城 神明城 東京都 八王子城(主郭南西部) 写真は神明城 2月 東京都 八王子城(主郭南西部) 3月 東京都 小野路城 八王…

  • 的場城 (長野県 伊那市)2

    更新遅れましたが 的場城1の続きと参ります。 前回は道のりの解説と前置きで終わってるので、ここからが的場城の紹介ですね。 公共の図がないので 余湖さんのHPからまたしても縄張り図を借用します。 的場城1では、右側の森のどこかから的場城の稜線のいずれかに登り切った所で終わってます。 これは前回最終で紹介した写真です。 到達した稜線上は人為的に均されたように平坦ですが、郭と呼ぶ程の普請ではありません。 的場城の位置は、稜線の上か下か? 判らなくなっているので(プチ遭難?)ひとまず下の方から確認する事にします。 下ってすぐに現れるのがこちら古道のような溝状遺構。 的場城の稜線から東側(図右側)に派生…

  • 的場城 (長野県 伊那市)1

    的場城 訪問 2019年11月 駐車場 無し 案内板 無し 今回訪問した高遠と言えば現在は伊那市の一部ですが、元々は「高遠町」として独立した自治体でした。 平成の町村合併の流れで伊那市に併呑された経緯がありますが、個人的には高遠町の印象が未だに強く、「伊那市の高遠」と紹介するのに違和感が残ります。(昭和の人なんで・・) その(旧)高遠町の名所と言えば高遠城でしょう。 桜の名所として一般の方にも史跡・観光地として知られる城郭遺構で、桜雲橋とタカトウ桜の組み合わせ写真は定番。 ※以前訪問した時の写真 ↓ です。葉桜ですがあしからず 前置きが長くなりましたが そんな高遠で一般の知名度は絶望的に低いな…

  • 守屋山城 (長野県 伊那市)

    守屋山城 訪問 2019年 11月 案内板 無し 駐車場 無し(蟻塚城から徒歩移動) さて、蟻塚城からの流れで早速守屋山城の紹介に移ります。 守屋山城 稜線上の 郭群 グーグル先生の地図案内は省略します、蟻塚城の記事を参考にして下さい。 獣除けフェンスの先に「守屋山城 ←」の案内があります。 案内に従って左に進みます。 フェンス先の作業道は、主郭背後を守る空堀を転用したものでしょう。 フェンス越しに撮影した蟻塚城主郭西側の空堀。 蟻塚城は前回紹介済ですが、主郭空堀はこのフェンス外側からしか見えないので、守屋山城へ行く予定がなくともここまで足を延ばした方がいいですね。 さて案内に従ってここから山…

  • 蟻塚城 (長野県 伊那市)

    蟻塚城 訪問 2019年 11月 案内板 有り 駐車場 有り さて、南信のお城紹介を再開します。 今回から、晩秋の高遠周辺のお城を巡りますが、高遠城は以前紹介済なので周囲のよりマニアックな山城の訪問になります。 初回は「蟻塚城」 ムシ偏 に義 は間違いなく昆虫のアリですよね、随分変わった名前ですが、ひとまず訪問しましょう。 蟻塚城 郭内の御射山神社社殿 蟻塚城の位置は グーグル先生では 御射山社里宮 と表示されます。 蟻塚城の推定2郭にある御社ですね。 こちらが、御射山神社参道正面であり、蟻塚城の入り口です。 「大手」とか、「虎口」ではなく入口と表現したのは、ご覧のように誰でもウェルカムな参道…

  • 山城巡りに適した装備(靴)とは?

    久々に小ネタを投下。 唐突ですが お城巡りの時はどんな靴で訪問してますか? こんなマニアックなブログに来る変わり者(いい意味ですよ)は、お城に訪問したら真っすぐ天守閣に向かって観光して帰るのでは物足りない人だと思います。 お城の興味を惹くポイントは、縄張り・石垣・歴史・或いは土木系か? 人それぞれ、出没エリアは整備された山城から人跡未踏??の藪を掻き分け突き進む探検隊スタイルの人まで様々ですが・・ 私のお城巡りのルーチンは、基本的に日帰り。 山の深さは 記事内容のままですが里山以上で本格登山未満でしょうかね。 遠征では、早朝から回って午後の早い段階で切り上げるので一度に多くて3城程度の訪問です…

  • 鈴岡城・松尾城 (長野県 飯田市)2

    では、早速続きと参りましょう。 今回はお隣の 松尾城です。 松尾城の主腰部は現在、松尾城址公園としての整備がなされています。 水路橋を渡って、一枚撮影。 対岸の鈴岡城との距離感はこんな具合です(適当な表現ですが) お隣さんの両城ですが、双方の連絡には大きく迂回せざるを得なかったのでは? 水路橋の説明板を読みながらしばし休憩。 真夏に城址のはしごは駄目ですね、4城目で疲労が溜まってきております・・ 松尾城の現地案内板を掲載します。 左側の赤い線は、鈴岡城から渡ってきた毛賀沢水路橋のだいたいの位置です。 ここで現地案内板の松尾城の説明を転記します。 長野県史跡 松尾城址(まつおじょうし) 松尾城は…

  • 鈴岡城・松尾城 (長野県 飯田市)1

    鈴岡城・松岡城 訪問 2019年8月 駐車場 有り 案内板 有り 更新に間が開きましたが(いつもの事・・)南信のお城紹介はここで一旦終了です。 ここまで紹介した南信の松岡城・南本城はいずれも河岸段丘に面した舌状台地を利用して築かれた城郭ですが、 松岡城 には 松岡南城 南本城 には 北本城 と、隣接した舌状台地にも城郭遺構があり、2本の舌状台地の遺構をもって、1セットの城郭と捉える事ができると思います。 今回の鈴岡城・松尾城もほぼ同じ占地で、毛賀沢川の浸食谷を隔て並立する舌状台地にそれぞれの城郭が築かれています。 にも関らず松尾城・松尾南城とならないのは元々の城主が異なるからかも知れませんが、…

  • 南本城 (長野県 飯田市)

    南本城 (座光寺城) 訪問 2019年 8月 駐車場 無し(路駐可能) 案内板 有り 少し更新遅れましたが、南信伊那谷編の続きと参りましょう。 今回紹介する南本城とおまけで紹介する北本城ですが、別名の座光寺城でご存知の方が多いかもしれません。 松岡城と全く同じく河岸段丘崖面と田切地形で守られた2本の舌状台地を利用して築かれた広大な城郭遺構でありながら、城の歴史的経緯は全くの不明と謎に満ちた城郭遺構? になります。 それ故なのか、城の名称も適当ですよね、これって。 南側の大きい城跡だから南本城でよし。 じゃぁ北側は北本城でいいだろう・・ そんな理由じゃないですかね。 南本城主郭虎口 現状の遺構か…

  • 松岡城 (長野県 下伊那郡高森町)

    松岡城 訪問 2019年 8月 駐車場 有り 案内板 有り この辺りで長野のお城紹介編を再開します、今回は南信伊那谷。 訪問はコロナ禍前の2019年の8月と、夏の真っ盛りで山城を攻めるには難しい時期なので平地に残る城郭遺構を中心に訪問してます。 松岡城主郭からの眺め さて、今回訪問した伊那谷平地部には、築城に関わるであろう極めて特徴的な地形が2点あります。 ひとつは、 天竜川の侵食作用によって生まれた巨大な河岸段丘。 もう一つは、 田切地形と呼ばれるこれも規格外に巨大な侵食谷。 判り易い部分に地形の説明を加筆しました。 真ん中の十字部分に松岡城があります。 河岸段丘は平地を崖のラインで、田切地…

  • 八王子城の記事リンク

    折々 亀の如くゆっくり歩むのが当ブログの特徴 と 妙な事を書いてますが、あまりにも更新がないのも問題なので生存報告を兼ねて 不定期に載せていた 八王子城 紹介シリーズ この機会にリンク集としてまとめました。 ------------------------------------------------------------------------------------------------ 八王子城再訪 1~4 2011年3月掲載 掲載範囲 麓の御主殿・山頂の主郭部・詰めの城 kurokuwa.hatenablog.com kurokuwa.hatenablog.com kurokuw…

  • いのはなトンネル

    いのはなトンネル はJR高尾駅から西に位置する中央本線のトンネルです。 知らない方も多いと思いますが、このトンネルで起きた凄惨な事件を是非 多くの方に知って頂きたく掲載します。 八王子城主郭南西部の回で使った紹介地図にもさりげなく位置を入れてます。 いのはなトンネルは、終戦間近の昭和20年8月5日 「いのはなトンネル列車銃撃事件」が起きた場所です。 ja.wikipedia.org グーグル先生のマップは慰霊碑を指してます。 小仏関の見学を終え、そのまま旧甲州街道を西へ進み蛇滝口バス停付近にあるのが いのはなトンネル列車銃撃慰霊碑→ の石碑 石碑→を拡大します。 脇には事件の解説板も設置されて…

  • 八王子城 主郭南西部 (東京都 八王子市)4

    では長々と続けてきたマニアック八王子城も今回で最終回になります。 ではいつものを貼り付けます 太鼓郭尾根の日陰だったので稜線に登ると日差しが強まります。 前回見た標識まで辿りつきました。 時間は 10時45分 ここから稜線を東に向かうのですが その前に、 これは「御主殿跡」の標識地点から東側を撮影した写真。 実は この細尾根 前回は見落としていたのですが、画像の右側(南側)に 竪堀状の溝が何条か斜面に落ちているんです。 何でも遺構に見える病かと思いましたが この溝状地形、稜線の南側(城の外側)だけなんです。 かなり曖昧な地形でしたが、3から4本程度は確認できました。 何度見ても竪堀にしか見えな…

  • 八王子城 主郭南西部 (東京都 八王子市)3

    さてさて、 八王子城主郭南西部2 の続きと参ります。 今回から 1月 2回目の訪問内容です。 地図の緑ルートの紹介になります。 またまた地図に登場してもらいます。 復元整備が進む御主殿の脇から、太鼓郭尾根に並走する谷筋を登って例の稜線を目指します。 城主である北条氏照の居館の奥はどうなっているのか? という疑問も含めてルートを選んでます。 所で、八王子城について色々とネット検索すると、城郭情報よりも圧倒的に心霊動画やら心霊関連情報が出て来るんですね。 You Tubeは特に顕著で、深夜に御主殿や御主殿の滝辺りで撮影してる事が多いようです。 どうせなら最奥の詰めの城辺りまで足を延ばしてガッツリ撮…

  • 八王子城 主郭南西部 (東京都 八王子市)2

    さてさて 八王子城主郭南西部1の続きと参ります。 と、その前に今回紹介しているルートの補足です。 今 紹介している稜線ルートは八王子城の外と一般的には認識されてる領域になります。 そんな所で山登りして、関連遺構を探そうというもの好きな内容です。 前回の地図再び 熊笹山をあとに富士見台を経て、尾根を下り八王子城主郭部を目指します。 途中、八王子城主郭方向へ唯一開けているポイントで撮影。 主郭部を見下すような、標高差を強く感じます。 小下沢(悪路)の分岐を下らずにそのまま尾根道を進みます。 悪路って、一体どの位の悪路なのか? 気になりますが もう少しで富士見台なので。 と 言う事で富士見台の小ピー…

  • 八王子城 主郭南西部 (東京都 八王子市)1

    八王子城 主郭南西部 訪問 2022年1月 駐車場 有り 案内板 有り 三河遠征の次は またまた・・またの八王子城シリーズを始めます。 八王子城に関しては、ここ10年余りの間に10回位は行っているでしょうか。 個人的には杉山城を超える圧倒的な訪問回数なんです。 最も近くにある100名城であり、本格的な山城という理由もあります。 八王子市内には同じ北条氏照の居城として知られる滝山城もあります。 続日本百名城に選定されるだけあって、その縄張は極めて技巧的で 「角馬出し」「枡型虎口」などの城郭パーツが見本の様に良好に残されていて大変判り易い。 それでも、4回位の訪問で もう大丈夫です、えぇ十分に堪能…

  • 大給城 (愛知県 豊田市)2

    ではでは大給城1の続きと参ります。 再び登場の現地縄張り図 こちらは縄張り図3 の平坦地、居館跡と伝わる郭。 ここだけは大石ゴロゴロの景観とは無縁の世界。 切岸面に残る石積み遺構・・に見えますが 何となくもっと新しいようにも見えるので、後世の耕作地化の際に施された土留めかも知れません。 こちらは恐らく大給城の遺構かと。 岩の隙間が丁寧に石積みで埋められてます。 そろそろ主郭にお邪魔する事にします。 この辺りから、見学のピッチをやや上げてます。 大給城1で少し触れましたが、サラッと見学したもう一つの理由は・・ お腹が緩くなってきた・・の、1点に尽きます。 3の郭の見学辺りからだいぶ怪しくなり、残…

  • 大給城 (愛知県 豊田市)1

    大給城 訪問 2019年5月 案内板 有り 駐車場 無し 本年1本目のお城紹介は、愛知のお城シリーズ最終です。 所で、2022年の干支は寅ですが 今年も拙ブログは亀の如くゆっくりと歩んで参ります(遅い更新頻度の言い換えです) さて、昨年の秋頃から掲載していた三河作手のお城巡りは、年末に紹介した古宮城が最終訪問です。 大給(おぎゅう)城へは、作手からの帰りがけに軽く立ち寄った程度なのでサラッとした紹介に留めます。 まぁ サラッと にはもう一つの理由もあるのですが・・ 大給城 主郭部からの眺望 場所はいつものようにグーグル先生にお任せ 国道301号から折れて林道ぽい道(舗装済み)を進むと 大給城…

  • 2021年もありがとうございました

    去年の 「2020年もありがとうございました」の記事からあっと言う間に1年が経ってしまいました。 本年を振り返ると 引き続きコロナ禍の制限を受けながらのお城巡り と 言う事で遠征は控えてほぼ関東圏のみの日帰り。 訪城件数も少なく、ついでと言っては何ですがブログ更新も同期したかのように低調に終わってますね。 10月にワクチン接種を受けたので晴れて城巡りの免罪符??を手にした訳ですが かれこれ2年間も制限を受けていると「お城に行かない日常」に慣らされているのか、容易には心のエンジンが掛からず今日に至ってます。 それでも数少ない訪問城郭をさらっと紹介します。 1月 茨城県 島崎城 林(外)城 写真は…

  • 古宮城 (愛知県 新城市)3

    古宮城3 と参ります。 今回は古宮城の防禦の要、「西城」郭周辺の紹介になります。 今回は、緑色の線に沿って歩いた分の紹介です。 が 緑の線は途中で終わってますよね。 実は、ほぼ全ての空堀と土塁を歩いてますが、記憶が曖昧で写真をいくら見返しても同じような土塁と空堀にしか見えず、後半は諦めました。 仕方がないので、「西城」郭で最も印象深かった北側虎口を重点的に紹介したいと思います。 幾重にも巡る空堀と土塁がおりなす曲線美は既にあちこちで紹介されているので、今更感もありますしね。 では、大堀切を分断する土橋を渡り、「西城」郭へ移動します。 前回、妄想力を動員して「西城」は丸馬出じゃないですか? と、…

  • 古宮城 (愛知県 新城市)2

    ではでは 古宮城2 と参ります。 今回は、オレンジ色の線に沿って進みます。 主に「東城」郭とその周辺を見て回り、次回は「西城」郭を紹介します。 所で「東城」郭と妙な書き方をしているのは、縄張図では古宮城の一つの郭を「東城」と呼称し、土橋を挟んだ対の郭を「西城」記載してるからに他なりません。 (注) ここからしばらく妄想力全開なので、適当にご笑納頂ければよいと思いますが・・ 古宮城にはこの「東城」「西城」以外にはまとまった広さと防禦力を備えた郭は存在せず、実質この2つの主要な郭から構成され縄張りに思えます。 そう考えると、古宮城の主郭は「東城」で、その虎口を守るのが「西城」と言えるのではないでし…

  • 古宮城 (愛知県 新城市)1

    古宮城 訪問 2019年5月 案内板 無し 駐車場 無し(路駐可能) 奥三河作手の訪問シリーズも4城目にして最終回です。 今回は土の城マニア垂涎の城郭であり、続日本百名城にも選定されている古宮城(ふるみや城)の紹介になります。 古宮城 西城虎口より撮影 もともと今回の三河遠征は古宮城の縄張を堪能するのが目的でした。 夜中に東名高速を西進し途中仮眠だけをとり、作手に到着するや否や古宮城に直行。 隅から隅まで歩き、その都度写真を撮っていたら300枚を超えてました。 その古宮城、結論から言いますと、見事な縄張りと、良好な保存状態は期待の遥か上でした。 交通の便は決して良い所ではありませんが、土の城マ…

  • 亀山城 (愛知県 新城市)2

    亀山城1 の続きになります。 今回は オレンジ色の線に沿って紹介します。 2郭から主郭へお邪魔します。 2つの郭には若干の高低差があります。 郭内部は良く整備されてます、古城祭りの幟旗が賑やかな印象を与えます。 土塁に登って撮影。 土塁は現状で人の背丈程度の高さがあります。 主郭土塁上に建つ「亀山城」の巨大看板。 国道からも非常に目立つので、亀山城については迷うことはないでしょう。 看板の位置から主郭北側を撮影。 春うららといった気持ちのいい天候と季節にしばしのんびり休憩。 足元には腰郭が幾段か確認できます。 反対側の主郭虎口を郭内側から撮影。 縄張図では木戸と書かれた虎口で、外側は西郭にあた…

  • 亀山城 (愛知県 新城市)1

    亀山城 訪問 2019年 5月 案内板 有り 駐車場 有り 更新頻度が増々悪化してますが・・奥三河のお城紹介3回目は亀山城です。 内容纏まり切れずに2回に分けての紹介となります。 亀山城主郭を見上げて撮影 主郭看板が目印 作手の奥平氏居城と伝わる亀山城です。 コロナ禍の関係で中止を余儀なくされているようですが、例年古城祭りが開催される地元に愛される城跡、と言う訳で作手に行ったら訪問は外せない城でしょう。 場所はいつもようにグーグル先生にお任せ。 亀山城は国道沿いの 道の駅「つくで手作り村」 の裏手にあります。 と言いますか城の隣に道の駅を建設したんでしょうね、それだけ地元は奥平氏ゆかりの亀山城…

  • 塞之神城 (愛知県 新城市)

    塞之神城 訪問 2019年 5月 案内板 有 駐車場 無 いつものように更新遅れましたが、奥三河シリーズ2回目は文殊山城と尾根続きの山城「塞之神城」になります。 塞之神城は文殊山城から緩やかな尾根道を10分程下った所に位置します。 ここで現地案内板の内容を掲載します。 塞之神城址(本城・砦城) 所在地 作手村大字清岳字本城 立地 山頂・標高628m(比高80m) 規模 150×900m 塞之神城は、来歴不明な城の一つである。 伝説も含め、古くは元亀年間(1570~73)武田氏によって、奥平氏との和睦の際、合議により築かれたともいわれ、また、奥平氏が作手に来住する以前の米福長者(三河三大長者の一…

  • 文殊山城 (愛知県 新城市)

    文殊山城 訪問 2019年 5月 駐車場 無し(路駐可能) 案内板 有り 久々の城郭ネタ更新はいつもの関東圏を抜けて、初の三河国の城郭シリーズになります。 2019年のGWを利用しての訪問で、目的は武田氏が三河侵攻時に築城したと伝わる「古宮城」。 古宮城は続日本百名城にも選定されるに相応しい極めて技巧的な縄張りで持つ、城郭マニアには知られた存在の城郭になります。 また、古宮城周辺には地元奥平氏築城と伝わる城郭遺構も幾つか存在し、そちらも良い遺構が残るので順に紹介したいと思います。 さて初回は、「文殊山城」 文殊山城に残る石仏 では早速・・・ と、その前に この界隈のお城巡りには 新城市作手歴史…

  • よもやま話 オリンピック

    お城のブログですが 時流に乗って オリンピック ネタです 新宿の空に描かれる五輪 ※休日出勤の途中に撮影・・ 低層に雲があったので見栄えは少し残念でしたが、世界的な疫病と言って差し支えないでしょうこの「コロナ禍」の中での開催は紆余曲折ありましたが、素直に評価されて良いのではないでしょうか? 前代未聞の世相、そしてこんな状況でのオリンピック開催は今後も恐らくないでしょう。 前例主義の官僚機構では、機能不全に陥りかねない状況ですがそこは現場の前線指揮官が尽力したと思います。 ロゴのパクリ問題から始まり、失言問題や過去のいじめ問題などの暴露など、開催ギリギリまでゴタゴタが続いた組織委員会のぐっだぐだ…

  • 浦野城 (長野県 上田市)

    浦野城 訪問 2019年 4月 案内板 有り 駐車場 無し お城の紹介 長野編を気まぐれに復活させます・・ 今回は山城にしては気軽に登れる浦野城をサクッと紹介。 浦野城 主郭部石積み遺構 場所は例によってグーグル先生にお任せ。 麓にある「浦野氏館跡」は未訪問ですが 近隣には依然紹介した「岡城」があります。 頑張れば徒歩圏内ですかね。 kurokuwa.hatenablog.com と さりげなく過去記事の宣伝をした所で 浦野城の歴史について 現地案内板を転載します。 浦野城跡・ 御射山祭広場跡 浦野城跡は、主郭東側に広い平坦地が存在する市内ではやや特異な形態の山城で、山麓にも館跡や城下町などが…

  • 八王子市城 主郭北部 (東京都 八王子市)2

    ではでは 主郭北部の続きと参ります。 長く引っ張って来ましたが、ここで今回のテーマである主郭北部の紹介になります。 今回は八王子城で屋外展示されている模型にルートを加筆。 さて、分岐点である尾根鞍部に戻りまして「松竹コース」「新源院コース」の順に紹介します。 こちらは「松竹コース」を僅かに下った所で尾根鞍部を見上げて撮影した画像。 尾根上に石積み遺構が確認できます。 尾根を過ぎるとその先に明確な遺構はなく、単なる日帰りハイクルートになります。 標識に従って松竹バス停方向に進みます、その先も道なりにただ下るだけ。 尾根鞍部から下る事約20分で麓の集落に到着。 この谷あいの地には確か遺構があるはず…

  • 八王子城 主郭北部 (東京都 八王子市)1

    八王子城 主郭北部 訪問 2021年 1月 2月 駐車場 有り 案内板 有り コロナ渦中におけるお城巡りというのは結構大変です、もとい大変気を遣います。 このご時世、お城を見に行く行為が不要不急の外出に当たるのでしてね。 しかし自宅に引き籠り続けるのも健康には良くないでしょう。 そこで、 「まっ 同じ都内なら大目に見て下さいな」 という訳で 三度目の八王子城の紹介です。 八王子城は日本百名城の一つであり、小田原北条氏の北条氏照の居城にして日本屈指の山城です。 戦国時代末期に築城が確認できる山城としては稀有の規模を誇る城郭と言える点がこの八王子城の特徴でしょうか。 そんな八王子城は既に幾度も拙ブ…

  • 女神山城 (長野県 上田市)

    女神山城 訪問 2019年4月 案内板 無し 駐車場 無し 久々の更新です。 最近はこれが枕詞のようになってますが さて今回は長野編になります。 長野お城が続くかどうかはちょっと気分次第ですが・・ 女神山城 主郭部石積み遺構 女神岳山頂部を利用して築かれた山城で、見事な石積み遺構と、山頂までのルートが大変な事で有名な山城遺構になります。 女神山城の歴史については詳細不明の為 今回は割愛します。 いつものように場所はグーグル先生にお任せ。 ですが 場所はいいとして、グーグル先生では元の地形が全く伝わらないので 今回は国土地理院先生にも登場してもらいました。 等高線の密集具合を見てもらえればこの女…

  • 石神城 (茨城県 東海村)

    石神城 訪問 2019年1月 駐車場 有り 案内板 有り 少し更新遅れましたが、茨城編は今回の石神城で一旦終了です。 こちらも額田城同様に茨城県で有数の中世城郭と言ってもよいでしょう。 それだけの遺構が残されてます。 石神城主郭空堀 場所はいつものようにぐーぐる先生にお任せ。 城の立地的には、前回までの南酒出城・額田城と同じく、段丘凸部を利用し築城されてます。 こちらが現地案内図です。 広大な外郭部もあったようですが、今回見学したのは1~3の主腰部の郭のみ。 赤丸で加筆した所に専用の駐車場が用意されてます。 城西側の集落から、案内標識があちこちにあるので迷う事はないでしょう。 現地案内板から …

  • 額田城 (茨城県 那珂市)2

    額田城1の続きと参ります。 縄張り図に再び登場してもらいまして 広大な主郭内部を散策。 僅かな段差があり、主郭内部は幾つかの区画に別れていたのかもしれません。 額田城1の冒頭で紹介した木橋を見下して撮影。 手前の空堀は近くに水源があるのかやや水堀の状態。 水の確保があれば籠城にも安心。 しばし堀底を散策します。 三叉路になってますね、これだけの空堀・・一体どれだけの労力を投入したのか こちらは縄張り図主郭の上部から右に流れる土塁線から主郭方向を撮影したもの。 堀底には湧水でもあるのか。 水堀、または深田のようなぬかるんだ堀底と推測。 こちらは2郭東側の土橋手前の画像。 土橋からの動線両側には切…

  • 額田城 (茨城県 那珂市)1

    額田城 訪問 2019年1月 駐車場 有り(阿弥陀寺さんPを利用) 案内板 有り 1か月ぶりの記事アップです。 2021年は 月に2城は紹介する! と 秘かな目標を立てたのですが、やっぱり難しい・・ 早速スローペース落ち着きましたが今回は 額田城です。 前回紹介した南酒出城は、この額田城攻略の為に築城された陣城とされてますので、2城はセットで見学するのがいいでしょう。 場所も近いですしね。 主郭から2重空堀を撮影 額田城の特徴と言いますか、訪れた者を圧倒させるのが規格外の巨大空堀群と、それらに守られた郭の広さでしょうか。 城の立地は段丘崖面を利用した、典型的な関東平野の平城になります。 さて、…

  • 南酒出城 (茨城県 那珂市)

    南酒出城 訪問 2019年 1月 案内板 有り(蒼龍寺前) 駐車場 無し 関東のお城シリーズ、今回からは茨城の平城編です。 初回は小振りな城郭「南酒出城」から。 小振りと言っても次回以降の城郭と比較しての話。 城域は広大で遺構も明瞭に残るよい遺構です。 南酒出城 主郭虎口 位置はグーグル先生にお任せ。 県北部のお城は今回が初 となります。 南酒出城へは、城西側の県道に標識があります。 道なりに進むと突き当りが蒼龍寺さん、その右手に城の案内があります。 こんな感じで墓地の脇に案内板があります。 右手の森に南酒出城の遺構が残ります。 案内板の内容を引用します。 南酒出城跡 所在地 那珂市酒出 築城…

  • 多気城 (栃木県 宇都宮市)2

    多気城1 の続きです。 前回、多気城の歴史について全く触れていなかったので、遅ればせながら駐車場に掲示されていた内容を記述します。 多気城跡’(タゲジョウ) ここ多気山には、多気城と呼ばれる山城があった。 この城は、中世のころに、宇都宮城の支城として築かれたようである。 その後、戦国時代の終わりころ、宇都宮氏は小田原の北条氏の進出に備え、堅固で規模の大きな山城に整備し、軍事的な本拠地にしたと言われている。 現在、この城跡には、御殿平と呼ばれる多気山の山頂を中心に、多くの堀・土塁や曲輪と呼ぶ平坦な区画の跡が、山全体に見られている。 さらに山の裾には、全長およそ2kmにもおよぶ大きな堀も残って…

  • 多気城 (栃木県 宇都宮市)1

    多気城 訪問 2018年 12月 駐車場 有り(麓の市営駐車場) 案内板 有り(山頂部東屋) 2021年は、引き続き栃木のお城紹介からスタートします。 所でこのブログ ヤフー時代を含めて開始日は2010年の1月。 何と 今年で12年目に突入。 そして、今回が200城目の記念お城紹介となります。 数か月で飽きるだろうと確信的なものがありましたが、気づけば かなりのご長寿ブログ? ですね。 12年かけて200城は、はっきり言ってかなり遅く、この気まぐれ更新が功を奏したのかもしれません。 さて、それでも200城記念なので、大型物件「多気城」(多気山城)を2回に分けて紹介します。 多気城は栃木県を代表…

  • 2020年もありがとうございました

    2020年のお城巡りの総括なんですが・・ 何と言っても今年はコロナ感染爆発の一年。 のんびりお城巡りが許される空気じゃない世相でしたね 後半になってGO TOトラベルが始まりやや旅行に行ける雰囲気が出て参りましたが、結果は承知のように感染拡大というもの。 藪城に行くだけなら濃厚接触も三密もないので感染リスクは低いと思いますが、訪城は遠慮気味にはなりますね。 でも、人には我慢の限界がある訳でして・・ コロナの渦中、今年の訪城数は大幅に減りましたがそれでも行ってますので簡単に紹介。 1月 千葉県 秋元城 千本城 埼玉県 城山砦(再訪) 写真は秋元城の岩盤虎口 4月 長野県 稲倉城 早落城 宮原城 …

  • 徳次郎城 (栃木県 宇都宮市)

    徳次郎城 訪問 2018年12月 駐車場 無し(路駐可能) 案内板 無し 今回の徳次郎城から北関東のお城紹介が続きます。 最近は長野の山城ばかり行っているので、このあたりで地元関東のお城も紹介しなければ・・ そんな殊勝な心掛けではなく、車に冬用タイヤを履かせてないので冬は雪のない関東圏のお城を廻る事にしているだけです。 ところで 「徳次郎城」ってかなり変わった城名です。 城の名前は一般的には地名、氏族名もありますかね。 何故ここは 徳次郎さんのお城なんですか? と訊きたくなる(誰に?)城名ですが、名前の由来は後々紹介します。 徳次郎城本郭から撮影した横堀 場所はグーグル先生にお任せ。 日光街道…

  • 浄福寺城 再訪 (東京都 八王子市)2

    それでは 浄福寺城 再訪1 の続きです 今回は 8 の主郭を後にして、今回初となる9~11の尾根を見てから北東側の尾根を伝って下山します。 主郭から東の尾根を辿り 9の大堀切を目指します。 2018年の記事でも触れましたが、東側3本の尾根から主郭を目指す場合、9の大堀切を必ず抜く必要があります。つまりこの大堀切が浄福寺城の最終防衛線と言えるでしょう。 ん ・・? ここは9の大堀切の少し手前ですが、藪が一部払われており奥に道が続いているようです。 前回は完全な藪で道なんてなかったんですがねぇ、2回目以降じゃないと入れないダンジョン的な何か? それでは踏み分け道にお邪魔します。 少し進むと写真では…

  • 浄福寺城 再訪 (東京都 八王子市)1

    浄福寺城 (再訪) 訪問 2020年 11月 駐車場無し (麓の浄福寺Pを利用) 案内板有り (麓 浄福寺正面) 記事の更新が遅々として進まずに最近は訪問から2年以上経過した物件ばかり紹介してました。 時間が経過すると記憶も曖昧になり、まとめるのも面倒に感じて 「よし 書くぞ!」 といった気にならないんですね。 それに今年はコロナ騒動でお城巡りも自粛気味。 お城に関わる時間も激減し、お城巡りの趣味も少しばかり熱が醒めた状態になってました。 そんな折の秋晴れの休日。 遠出は面倒だけど都内の山城くらいなら行ってみようかな? という事で再訪したのが八王子市に残るここ浄福寺城。 浄福寺城は、都内に留ま…

  • 田沢城 (長野県 安曇野市)

    田沢城 訪問 2018年11月 駐車場 無し 案内板 無し 今回の田沢城編は光城の続編のようなものです。 光城の紹介で少し触れてますが、田沢城は光城のある光城山山頂から南側に延びる支尾根沿いに築かれた山城になります。 光城の遺構は素晴らしいけど・・人が多くてちょっと山城巡りしてる気分になれないねぇ~ という、マニアックな方のみにお勧めの山城となります。 田沢城尾根沿いからの景色 さて、この目立たない作業道が田沢城への登り口。 判り難い・・ 場所は県道57号沿いですが、光城と違い案内の類はありません。 訪問目印は同じ県道沿いにある「田沢神明宮」 作業道入口は、そこから西へ道なりに数十メートル行っ…

  • 光城 (長野県 安曇野市)

    光城 訪問 2018年 11月 駐車場 無し(林道脇駐車可能) 案内板 有り またまたご無沙汰の記事更新になります。 前回の平瀬城からほど近い山城「光城」ひかる城を紹介するのですが・・・ ここの所 記事の更新頻度が牛歩戦術過ぎて遂に訪城から2年経過した情報を掲載するはこびと相成りました。 ここは多分大丈夫ですが、情報が古いとお城によっては開発で跡形もなくなっている事もありそうですが、そうじゃなくとも登山口の改変やらが考えられます。 光城主郭部の土塁線 地図リンクを今回からグーグル先生に切り替えました。 ヤフーマップが新しく使いやすくなるそうで、これを機にグーグルマップのお世話になります。 従来…

  • ブログ引っ越しから1年が過ぎて

    更新サボっている間に 「はてなブログ」さんのお世話になってから1年が過ぎてました。 時間の経つのが早いですね、月並みですが。 ヤフーブログ廃止に伴い、ブログ引っ越しを余儀なくされすっかりやる気スイッチを紛失してましたが、まぁ何とか廃止せずに続けて来られております。 この一年を振り返ると ブログを引っ越した弊害と言うのでしょうか、各記事ともグーグル先生の検索に引っかかる順位が大幅に下がってしまいましたね。 古い記事に「黒川金山」のネタがあり、ヤフー時代はググるとWikipediaの次に表示されていたのですが、今は検索結果どこまで見ても表示されません。 他の記事も似た様な状態で特にヤフー時代のは壊…

  • 平瀬城 (長野県 松本市)2

    普段から当ブログの特色とは・・・ 気まぐれな更新です! と標榜してますが、今回は約2か月ぶりの更新です。 ご無沙汰にも程度というのがありますが、平瀬城は今回で終了予定です。 所で、平瀬城1と2の間に夏休みまで挟んでしまいました。 そんな訳で冒頭に近況報告を落とし込みます。 夏場は山城巡りのオフシーズンです。 唐突な宣言ですが、藪やら虫やらが激しく夏の山城はじっくり見るには過酷な環境です、それに暑いし・・ それでも例年欠かさず山城訪問を決行してましたが、今夏は新型コロナ。 「不要不急の外出は控えよう」 と言われたり 「Go Toトラベル」だ観光地に行って観光業界を救え! と言われたり・・判断…

  • 平瀬城 (長野県 松本市)1

    平瀬城 訪問 2018年 10月 駐車場 有り(麓) 案内板 無し(パンフレット有り) 引き続き松本市内の山城紹介が続きます。 近傍の山城が続くと、縄張りの類似性から何となく同じ城を何度も紹介している気分に陥る事があります。 それでも、平瀬城のように個性的と言いますか 「見所はここです!」 と判り易く言える城もあったします。 今回の平瀬城の見所ポイントは ずばり主郭からの眺望。 北アルプスが一望できる素晴らしい立地です。 ※縄張りも素晴らしいです 平瀬城 主郭からの眺望。 山城なんだから見晴らしがいい所に築城されるのは当たりまえ・・と 言われそうですが実際の城跡は樹木が茂って眺望0の所が多いん…

  • 伊深城 (長野県 松本市)2

    さてさて 伊深城1の続きと参ります。 再び現地の縄張図に登場してもらいます。 れいの散策ルート加筆したもの。 所でこの主郭周りの切岸、良く観察すると藪の中に石積み遺構がびっしりと隠れてまして 往時はぐるり石積みを巡らせていたのかもしれませんん。 主郭へは左のルートを辿って行きます。 主郭土塁の切れ目にあたる虎口の様子。 平虎口だったのかな? 主郭内部の様子。 主郭は山頂部を削平化したと思われる楕円形の平場を持ちます。 内部で更に2段に別れます。 主郭最奥部の土塁線と石碑。 かつては、ここにお社でも祀られていたのか祭壇風の石積みが土塁の基部に残ります。 石碑も残ります。 土塁線から望む、主郭背…

  • 伊深城 (長野県 松本市)1

    伊深城 訪問 2018年 10月 駐車場 有り 案内板 有り さてさて、長野県の山城紹介に戻ります。 今回は 松本市北部に残る山城「伊深城」になります。 この界隈も山城密集地帯でして、おいおい近隣のお城も紹介する予定です(この更新ペースではいつになるら・・) 伊深城 主郭背後の大堀切 場所は以下のURLを参照して下さい。 https://yahoo.jp/WD7op7 入口が判り難いので、地図添付で説明します。 伊深城山がそのまま伊深城の位置です。 登山道は麓にある若宮八幡社の脇にあります。 国道からも入口は確認できます。 鳥居の前にある参拝者と、山城マニア向けの駐車場。 駐車場付きは実にあり…

  • 南熊井城 (長野県 塩尻市)

    南熊井城 訪問 2018年 11月 駐車場 無し(路肩駐車可能) 案内板 無し 引き続き長野の山城編が続くのですが、今回だけは平城を紹介します。 塩尻市に残る「南熊井城」です。 北熊井城は2016年に紹介しましたが、当時は南熊井城の存在を知らずに未訪問に終わってました。 郭が連なる北熊井城と違い単郭の小規模な城郭遺構。 さっと来てさっと見学できるので、記事も短めです。 南熊井城 北側土塁線 場所は以下のURLを参照して下さい。 https://map.yahoo.co.jp/maps?# 城尻インターからほど近く、車での訪問には便利な立地。 今回は他のお城訪問の帰りに立ち寄りました。 目印はお…

  • 青柳城 (長野県 筑北村)

    青柳城 訪問 2018年 8月 駐車場 有り 案内板 有り 少し間があきましたが長野の山城編の続きです。 今回は、中世城郭好きには見事な石積遺構で知名度の高い青柳城の紹介になります。 青柳城 1郭 石積み遺構 場所は以下のURLを参照して下さい。 https://yahoo.jp/1z-gaM 現地縄張り図を掲載します。 尾根上を堀切で遮断線を構築した典型的な山城の構造です。 青柳城への訪問は縄張り図右側(山頂側)の車道からです。 麓からは想像できないのですが、尾根上が高原になって開けているので車での訪問が可能です。 夏でも労せず訪問できる有難い山城遺構と言えるでしょう。 現地案内板の説明を掲…

  • 葛尾城 (長野県 坂城町)2

    葛尾城1の続きと参ります。 再び登場のルート案内。 今回は山頂部の葛尾城本体を中心に紹介します。 再び掲載の余呉さん縄張り図。 左下の段郭群を登り、東屋のある主郭を目指します。 葛尾城1で最後に掲載した段郭群はまだまだ続きます。 急に開けた郭に出ました。 余呉さん図の2又は3の郭か。 そして巨大な切岸面。 足元は堀切とルート分岐の案内板。 千曲市磯部方面が「岩崎城」ある尾根道なんでしょうね。 五里ヶ峰方向の切岸を登ります。 切岸の先は葛尾城主郭部。 山城なので主郭といってもこの程度の広さ。 随分登りました。 汗で全身びっしょりです・・ 主郭東側の切岸面。良く削り込んでますね。 この下に「遊歩…

  • 葛尾城 (長野県 坂城町)1

    葛尾城 訪問 2018年 7月 案内板 有り 駐車場 有り(坂城神社裏手) お城の更新は久々ですね。 ここから長野のお城紹介が続きます。 初回は大型物件 「村上義清」の居城として有名な葛尾城です。 有名の基準はお城好きのマニア認知度ですが、一般の知名度はお隣の真田と比べても低いのではないでしょうか? 葛尾城 遠景 遠目にも特徴的な尖った山容で識別も容易でしょう。 それだけ斜度がキツく登るのに難儀するわけです。 左手の尖ったピークに出城の姫城が、 中央のピークに葛尾城があります。 山頂部に葛尾城の中枢を置き、主要な尾根と小ピークに出城を配置する、山体を利用した複合的な山城群が葛尾城になります。 …

  • お城巡りはコロナが終息してから

    ブログ更新がまたしてもご無沙汰になっているので 生存報告を兼ねてコロナ自粛の状況をアップします。 今年に入り世界中でコロナウイルスが蔓延してるのは周知のとおり。 こちらは国内で最も感染者が多い都内在住ですが幸い周囲にも自身にも感染はなし。 ただ、何となく妙な咳をしてる人が幾人もいるので・・恐らく自覚症状無しに感染して、気づかない内に完治してる人は政府統計よりも遥かに多く存在しているのではないでしょうか。 自身についても既にコロナウイスルの抗体を持っていても別に驚きはしません。 今後歴史の教科書にも載るような異常な状況ですよね。 さて肝心のお城巡りですが 緊急事態宣言がだされたGW中にお城巡りを…

  • 近況報告

    年度末の忙しさにかまけてブログからすっかり遠のいてました。 今日初めて気づいたのですが、ブログ更新をサボっていると はてなブログさんからお便りが来るんですね、 記事を書きませんか? っと。 ブログ辞めたと思われるのも本位ではないので、生存報告代わりにアップしてます。 ホットなお城ネタがないので画像は昨年秋に訪問した的場城。 今年の城巡りですが 正月休みに2城訪問し、その後は少しゆとりが出たらお城に行こうと思っていたら、あっという間に世界的なコロナ騒ぎ。 人との濃厚接触があり得ない藪城の訪問であっても、今の世相では不要不急の外出自体が憚れますので結局お城には行ってないですねぇ。 しかし、トイレッ…

  • 葛尾城 (長野県 坂城町)1

    葛尾城 訪問 2018年 7月 駐車場 有り(坂城神社裏手) 案内板 有り 場所は以下のURLを参照して下さい。 https://yahoo.jp/OKuolv 登山道と専用駐車場は東麓にある坂城神社裏手にあるので、まずは神社を目指します。 お城巡りの前にまずは参拝を済ませて・・ 妙にどっしりとした狛犬。 この案内板が判り易いですかね 車を停めて、目指す葛尾城を見上げて撮影。 外に出た瞬間 うぁ~熱っいぃ! と叫ぶ程の猛暑。 山城巡りには最悪の時期ですね。 それでもめげずに登ります。 せっかく来たんだからねぇ~ の強行軍。 これは駄目なパターンですね。 少し寝坊した関係で登り始めが昼前、だから…

  • 御坂城 (山梨県 笛吹市)3

    更新少し?遅れましたが 御坂城2 の続きと参ります。 その前に 当初 御坂城の解説を省いてましたが、やっぱり少し触れようと思います。 こんな山奥に大土木工事を施工した経緯なんかは説明した方がいいかと。 とは言え、詳しい説明はウィキペデア先生にお任せです。 時間は有名な本能寺の変の直後。 3か月前に織田家が併呑した旧武田領で起きたお話です。 ja.wikipedia.org 「本能寺の変」に伴う混乱、特に崩壊する旧武田領の支配権を巡る争いを「天正壬午の乱」と呼びますが、この乱の主役は小田原北条氏と徳川氏と言ってよいでしょう。 この両軍の戦略を考慮すると「御坂城」の記事より「天正壬午の乱」の項を読…

  • 御坂城 (山梨県 笛吹市)2

    では 御坂城1 の続きです。 今回の御坂城は2回に分けて紹介する予定でしたが、あらためて御坂城で撮影した写真を数えると500枚以上ありまして・・ 2回ではちょっとまとまらないので3回シリーズでの紹介になります。 写真撮りすぎですねぇ~ 今回はオレンジ色の部分です。 城中央の御坂峠から西端部までがルート。 下の青い線は、御坂城を歩いた感覚で描いた城の高低差です。 実際はもっと勾配の緩い稜線の筈です。 しかし現地で歩くとこの位の急勾配に感じられます。 城の中央部に位置する「旧御坂峠」 現国道から数えれば旧々御坂峠になるのでしょうね。 峠の茶屋は閉鎖されてます。 茶屋から辿って来た東端部側を撮影。 …

  • 御坂城 (山梨県 笛吹市)1

    御坂城 訪問2018年 5月 駐車場 無し 案内板 有り(解読困難) 久々に大物物件の紹介です。 今回は土の城ファンには知名度抜群・・ですが、一般の知名度は壊滅的に低いであろうご存知「御坂城」です。 何と言っても標高1500mを超えるバカバカしい程の高所 に、城造りでは定評のある小田原北条氏がその技術の粋を込めて築城した本格的な山城です。 当然訪城には山登りが必須となりますが、真冬は雪で閉ざされるし・・夏は炎熱地獄の登山でしょうし勘弁ですよねぇ。 色々考慮するとベストシーズンは春秋の晴天の日に限られます。 そうなると結構日取りが限られるんですね これが案外と。 そんな訳で2018年のGW、念願…

  • 網代城 (東京都 あきる野市)

    網代城 訪問 2018年5月 駐車場 無し 案内板 有り 中断してた都内のお城編の続きです。 網代城は、前回紹介した戸倉城から秋川を下ること約2キロ程の距離に位置する城山山頂部を利用し築かれた古い形式を残す山城になります。 城山は稜線の鞍部を挟んで弁天山と隣接し、周囲の丘陵地からは南側の支尾根1本で繋がる半独立丘陵状の地形になります。 また、北側には秋川挟んで五日市の平野部を望む眺望にも優れた立地になります。 麓からの比高はさほどもなく、丘城と呼んでも差し支えないかと思われますが、地山の地形が思いの他険しくここでは網代城の事を山城と呼称します。 弁天山山頂より東側の眺望を撮影。 観覧車背後には…

  • 2019年もありがとうございました

    ご無沙汰の更新になります。もう令和元年も最後の日ですね。 皆さん 本年も色々お世話になりました。更新頻度は相変わらずのグズグズですが、来年も宜しくお願い致します。 この夏にヤフーさんから このはてなブログさんへ引っ越してから更新ペースの低下に拍車が掛かってます。 なんと言いますか、ブログをアップする「やる気ゲージの蓄積」がめっきり遅くなっているんですねぇ・・まぁ無理にやるもんじゃなし という初期からのモットーもありますし。 今回は、生存報告を兼ねて今年一年の活動報告を年末の挨拶として記事をアップします。 1月 茨城県 額田城 石神城 南酒出城 小幡城(再訪2回目) 4月 長野県 浦野城 女神山…

  • 戸倉城 (東京都 あきる野市)

    戸倉城 訪問 2018年9月 駐車場 無し 案内板 有り 都内の山城シリーズに一旦もどりまして2城紹介します。 今回は、あきる野市(旧五日市町)の戸倉城です。 戸倉城のある西多摩の丘陵地一帯は奥多摩へと続く山岳地帯と関東平野が入り組む複雑な地形で、「八王子城」や「滝山城」などの良好な遺構を残す山城が数多く残されている城郭密集地域になります。 戸倉城 主郭からの眺め その中でも今回の戸倉城は、どちらかと言えば地形を最大限の防禦とした古いタイプの山城になりますが主郭からの抜群の眺望というおまけもあり、お勧め城郭の一つになります。 場所は以下のURLを参照して下さい。 https://yahoo.j…

  • 熊倉城 (埼玉県 秩父市)

    熊倉城 訪問 2018年 6月 駐車場 無し(付近林道に駐車余地あり) 案内板 有り 秩父のお城第二弾はご存知?・・熊倉城です。 そして秩父編はこれで一旦終了となります。 え~今回試しにフォントサイズを一つ大きくしました。 この方が見やすいですかね? 熊倉城 本郭切岸遺構 場所は以下のURLを参照して下さい。 https://yahoo.jp/zWRO5w 地図上の城山が熊倉城の所在地です。 熊倉城は山麓からの比高300mを超える本格的な山城で、背後の熊倉山へと繋がる稜線上の城山山頂部を利用して造られています。 熊倉城へは麓から熊倉山への登山道が縦貫しているので、それ辿れば当時の在番兵の気持ち…

  • 日尾城 (埼玉県 小鹿野町)2

    さて 日尾城1の続きと参ります。 と言っても今回はお城の紹介は無し 麓にある秩父札所31番 観音院の紹介です。 正式には 鷲窟山 観音院 といい秩父地域34か所に点在する札所の一つになります。 この仁王像は石仏としては日本一の大きさを誇るそうです。 仁王門をくぐりましたら般若心経 を唱えながら石段を登りましょう。 石段は結構キツめで、日尾城への道のりの方が楽に思えます。 ちょっと紫陽花を愛でて 途中にある西奥の院方面の分岐。 こちらは残念な事に通行止め。 その分岐にある案内図。 更に登りますと、なにやら岩壁が見えてきます。 こちらが「御本堂」 背後の岸壁に圧倒される感じですね。 見上げるとこん…

  • 日尾城 (埼玉県 小鹿野町)1

    日尾城 牛首峠 秩父札所31番 観音院

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