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2019/09/04

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  • 花の香りに癒されて下さい

    今朝雨戸を開けたワイフが「いい匂い、咲き始めたのね」と話しかけてきました。普段立ち入らない家の裏手から「キンモクセイ」の花が香ってきたのです。ワタシの住む家は相模川の河口近い川沿いでありまして、風向きや天気によってどぶ臭いような生臭いような臭いもするのです。そんなこともあって、マイガーデンは、季節の香り花の芳香で天然のアロマを愉しむように仕立てております。草むしりする時、鍬で耕す合間、そしてちょっと隣のセブンイレブンのコーヒーを飲みながら、バラや草木を眺めていると、労ってくれるがごとくえもいわれない優しい花の香りが漂ってくるのであります。これを至福と言わずしてなんといいましょうか。そして秋、夏の暑さからようやく解き放たれて、様々な香りの花が咲いております。紹介するのは今朝採りたてたての花であります。まずは...花の香りに癒されて下さい

  • 緑石は玉石混淆とも言えない

    懲りずに、珍しい種類の石、美しい印材を求めて「ヤフオク」を物色しております。先に、「斉白石印章」のようなもの、を見つけ大変面白くもあり勉強になる日々を送ったのです。しばらく大人しくするつもりでしたが、お宝めいたものに遭遇すると「ムズムズ」して放って居られなくなるのです。それでも原則として1万円の壁を越えないように努めているので、大きく小遣いを減らすことも回避できる代わりに、本物のお宝を入手するのは至難の業でもあります。篆刻に夢中になり、石を彫ってその印材を集めるうちにどうやら、同じヨウロウ石(石印材の原石)でもピンキリで、大変美しい貴重な石があることを知りました。それからというもの、ただ彫っていればいいという印材から、手にとって愉しむという高尚な趣味(笑)にも傾いていったのです。印材の種類に関して言えば、...緑石は玉石混淆とも言えない

  • 虫や歳が怖くて園芸が出来るか

    秋と言えば実り、果実が色づく秋であります。目下ブドウの甲斐路が、食べ頃になり毎日赤くなってきたのを摘んではご近所に差し上げています。過去最高の房の数で、これを全部食したならワタシは(多分)血糖値が爆上がりでしょう。基本的に農薬を使わないので、虫がつく、黒糖病や晩腐病になることがさけられません。でも、いいのです、その分安全安心、このまま口に放り込めます。これに加えてイチジクバナーネの秋果が付き始めています。秋はやや小ぶりな分甘みが増すように思います。リンゴは残念ながら甘くなったものから順番に虫がついてだらけになっています。コガネムシ・カメムシ・蟻などなど、甘く美味しいリンゴの皮を破って貪った跡をワタシが頂くことになっています。秋は害虫のシーズンでもあります。昨日は、つるバラの葉っぱが丸坊主になっていて、よく...虫や歳が怖くて園芸が出来るか

  • 戸別収集はけっこーだけど

    このところ、Amazonや楽天から、印材の磨き用のグッズなどを取り寄せております。一つはセーム皮(鹿のなめし皮)、もう一つは金属などの艶出し練剤「ピカール」と専用磨き布など関連の商品です。手元にあるちょっと自慢の印材、高級な石材を磨き、コレクションとして整理していこうという遠大な計画の一環であります(笑)。更に、家庭用ゴミ出しカゴも注文いたしました。今まで当地では家庭ごみは、ゴミ集積場が各班ごとに設置してあって、平塚市が収集に来ていました。ところが10月からゴミの戸別収集に変わるというのです。ワタシは自治会長として、この1年半カラス対策、ゴミの散乱対策として、町内の「出される量が多い所・カラス被害が多いところ」に優先的にごみステーション(鉄のメッシュかご)を設置してきました。戸別収集への移行は、実施のわず...戸別収集はけっこーだけど

  • 村田兆治 をしょっぴくのはいささかやりすぎでないか

    村田兆治さんが、東京羽田空港で「暴行罪」で逮捕されました。暴行罪は、殴ったり蹴ったりしなくても大声で恫喝したり、胸ぐらをつかんだりすることも該当し、「意図的」にやったことが必須であります。暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金、となるようです。村田さんは、携帯が入った紙袋を持ったまま保安検査場のゲートをくぐろうととして、幾度も「ピーっと鳴って」やり直しされたことに腹を立て、女性の係官を押しのけて進もうとした、と報道されています。行く手を遮られれば当然どこかに触れたでしょう。突っ切ろうとしたら明確な航空法に関わる犯罪になりますが制止されたのです(未遂ですね)。暴れたと言われていますが、恐らく最初から暴れたのではなく、幾度も同じことをされてカッとしているとこ...村田兆治をしょっぴくのはいささかやりすぎでないか

  • 最終章 斉白石さんの篆刻印は本物か?

    これで、泣いても笑ってもお終い、5話に渡って綴ってきたヤフオクで入手した「斉白石印章」の、自己流鑑定の結果発表をいたします。常識というものは、みんなが共有し、長い期間培ってきた経験と合理性に裏打ちされた概念であります。常識に従い生活し判断・行動の基にするのが恐らく正しく、大きな間違いを起こさずに済む秘訣でありましょう。一方、人類の科学や文明芸術や理論、産業・商売に至るまで、常識にとらわれず大成功を収めた先人がいました。変人が天才となり、常識を覆した世紀の大発見を行い、科学の進歩に貢献したことも事実であります。今までの常識を疑う事、それが新境地を開き、思わぬ効果が得られることもあろうと思います。そんな気持ちでこの怪しげな石の調査に取り組んだのであります。常識的には、1万円で「中国のピカソ」といわれる巨匠の作...最終章斉白石さんの篆刻印は本物か?

  • サッカーワールドカップは期待大 期待できないのはドラフト会議

    昨夜は久々の国際Aマッチ、サッカーワールドカップ本戦を2か月後に控え、最終のテストマッチに入ってきたのです。これがキリンチャレンジカップ、ドイツで開催する珍しい試合なので、試合開始も21:20と遅い時間であったのです。日本にとっても、有力な選手を集め、最終選考の場になるし、本戦出の戦術を確認する重要な試合です。相手は格上、FIFAランク14位のアメリカでした。試合自体は2-0の完勝で、アメリカの速くて正確なパス回しに苦戦するかと思いましたが、アメリカの中盤のパスミスが目立ち、徐々に日本のペースに変わりました。相手のGKのファインセーブ連発によって、点差は開きませんでしたが、アメリカを沈黙させるに十分な戦いぶりでした。その勝因は、何と言っても、フル代表でベテランになった常連選手たちを外したことにあります。長...サッカーワールドカップは期待大期待できないのはドラフト会議

  • 斉白石さんの次は呉昌碩 (笑)

    これで4話目、わずか1万円でヤフオクで入手した斉白石先生の印章と表記された印の真贋を調べる話です。ヤフオクで公開された時に、その写真と説明文には「斉白石」の名前は有りませんでした。目を皿のようにして拡大した側款の写真の文字に「白石」「趙之謙(琛)」の字を読み取って、何気なく入札したら単独で落札出来たものです。オークションで血眼になって出物を探す骨董商や好事家さんが、それに気づいたとしても「ふん、そんなもんがヤフオクなんかに簡単に出品されるかい」と無視したに相違ありません。この拙文が、もしそういう人の目に触れたとしたら、馬鹿だねと呆れ「これだから素人は困る」と一笑に付されてしまうか、というのも織り込み済みであります。しかし、おかげで、ワタシはここ2週間、ある意味高揚感を楽しみ、様々な角度からこの謎の珍しい品...斉白石さんの次は呉昌碩(笑)

  • 少し見直した ホリエモンと村上誠一郎

    はんこの話が続いたので、本日はお休みにします。先日ネットに流れる雑多なニュースや記事を眺めておりましたら、ホリエモンこと堀江貴文さんのYouTubeチャンネルでの発言が話題になっておりました。この人物は、東大を出て自分がオピニオンリーダーであると勘違いし、若手の新進実業家で犯罪を犯して実刑を受けたご仁であります。他の人とは、違うのだ感を前面に出してくる、ワタシにとっては、いけ好かないタイプの芸能人です。そのホリエモンの意見が珍しくワタシの考えと一致いたしました。それがダウンタウンの松本人志さんを「面白いと思ったことが無い」、発言です。全く同感であります。作られた意図が見え見えの笑いが白々しく、面白くないのは映画も同様、薄ら汚い下品でセンスのない演出やネタには辟易します。そんな人が芸能界では、お笑い界の重鎮...少し見直したホリエモンと村上誠一郎

  • 斉白石先生の印章 ここに鑑定結果を発表!とはいかない

    斉先生の印と箱に表記され、底には「蘭径」さんという美術研究家の鑑定印がある篆刻印であります。ネット上で見つかった、同じ内容の側款がある印は、とうてい斉白石の真作・オリジナルではないだろうということが、前回までの結論でした。だからと言ってワタシの手元にある印が真正の作と言う証拠には全くなりません。少なくとも二つの印に共通する情報(印影や側款の拓本等)のソースになる印がどこかに存在したと考えるべきでしょう。中国の文化研究院みたいな場所に資料が有ったり、もしかしたら現物が、中国の富豪か故宮博物館かどこかにあるかもしれません。その情報さえ見つかれば、ワタシの印が贋作か否かはたちどころに判明します。摸作・贋作だと仮定しましょう。その場合、作者は中国の文献か何かでこの印を摸刻した可能性が高いのです。必ずや側款の拓ある...斉白石先生の印章ここに鑑定結果を発表!とはいかない

  • まずまず高級な石印材ならば手に入る

    3日続きで同じお題だと、ややマンネリとなるので、本日は、最近手に入れた印材を軽く紹介します。篆刻を始めるといずれぶつかる「これは何と言う石だろうか」であります。印材に用いる石は、99%が「ヨウロウ石」(パイロフィライト)で、ケイ酸塩鉱物に分類されるそうであります。数多ある色とりどり、超高級で数十万円を軽く超えるような中国三寶の石から、アフリカ産の粗悪な切り石に至るまで、その成分には大差無いのです。種類は、主に砕石・採掘された山や地域、および色などの外見的な特徴をMIXして呼ばれます。地域で言えば「寿山系」「パリン(巴林)石」「青田石系」「昌化石」などに大別されます。更に、例えば寿山山系については、寿山郷を中心にして高山凍・連江(黄)・杜陵坑、善伯洞、月尾紫などのブランド石に細分化されるています。これに加え...まずまず高級な石印材ならば手に入る

  • 斉白石印章 その虚実・真贋の狭間で その2

    斉白石印章のようなものを、子細に調べております。もし、ネットに掲載されている印が「真正」の斉先生のものだとして、ワタシが贋作者なら、まず「石」を似せる(同じ様な印材を探す)ことから始めるでしょう。側款の拓が公表されている(はずなので)からこそ、その贋作が作れます。その時に、似ても似つかぬ印材・印面の形状なら一発で偽物ということがばれます。ワタシの持つ印が、一儲けをたくらむために作られた上記の印の偽物ならば、そして、ご丁寧に「鑑定印」まで張り付けて贋物に仕立てる周到さがあるなら、間違いなくその印も酷似させるでしょう。ネットの品には「寿山石高山」の説明があり、高山凍で、楕円に削られ獅子紐を施した印との説明になっています。写真で見る限り、磨き上げられた凍石には見えますが、関防印などに用いる縦長の印面の角材を楕円...斉白石印章その虚実・真贋の狭間でその2

  • 斉白石印章 その虚実・真贋の狭間で その1

    先日「斉白石」先生の作かもしれない篆刻印を紹介しました。その後様々な検証をし、追加で情報を入手し、諸先生の意見も頂戴したのです。そこで、これまで書き綴ってきた「ひょっとするととんでもないお宝かも」しれないシリーズを終え、その「総括」を致したいと思います。本日はその1であります。ワタシは、基本、だいぶ前から無欲で勝負事や一攫千金などには興味も縁もありません。また、とんでもない博物館クラスの歴史的な文物がそこらに転がっている、などといった夢のような期待は致しません。万馬券は滅多に出ないから万馬券、ほぼ100%当たることが無いから宝くじであります。きわめて冷静かつ常識的な検証をすすめてきたところであります。さて、ちょっとおさらいです。ヤフオクで「斉白石」との謳い文句も、詳しい説明も無い古い箱入りの「自然石」仕立...斉白石印章その虚実・真贋の狭間でその1

  • ノーガード戦法で戦った結果

    帰省して実家の草刈りをするというのは、世の中では「あるある」だろうと思います。三日間で、無駄なくみっちり家の周りの片付けや除草剤散布、庭木の剪定など雑務をこなしたのです。その間、テレビのニュース風に言えば「9月一か月分の汗を三日間でかいたような」暑さと湿気の中の労働であったのです。最終日思いもよらない事態が起きました。母屋の裏手には切り立った崖があるのです。昔ながらの農家で、全長10メートル程度の洞穴があります。ひんやりしていて、戦前戦後の頃は、収穫物などの保存に使ったものでしょう。そこにも木化した雑草が背丈ほどに生い茂り、これを刈っていたのです。何気なく崖上を見上げると!ハチの巣があるではないですか。よくテレビでハチの巣ハンターの番組をやっていますが、あれです。黄色スズメバチの茶色いハチの巣が上から垂れ...ノーガード戦法で戦った結果

  • 我 雑草たちを向こうに孤軍奮闘せり

    炎天と猛烈な湿気の中での苦行、除草作業、園芸土木が無事終了致し、無事帰還いたした。今回の旅程は二泊三日、早朝6時前に出発し、夜10時過ぎに帰宅するというハードなスケジュールでありました。目的は①実家に戻って、大病して難儀をしている兄へのお見舞い②実家の草刈り、剪定などの「植木屋」③築50年の傷んだ古家の状況点検と営繕④近所や旧友(中高生の時代の同級生)への不義理を謝し、旧交を温める、等でありました。いつもの帰省なら温泉に浸かったり美味しいものをたらふく食べる、道の駅などで地元の名産品を買う、湯布院あたりを散策する、といった観光旅行なのです。ゆっくり予定を組み、飲食店で飲み食いに収まらず、スイーツなどをホテルに持ち帰って、テレビでも見ながらまったりケーキとコーヒーをいただく、などで、必ず帰宅すると体重は最低...我雑草たちを向こうに孤軍奮闘せり

  • ちょっと九州へ 今になって同級生は有難い

    本日より2,3日、拠所無い事情で、本ブログはお休みとなります。屋上のメダカも鉢植えたち、バラ鉢、菜園の大根やキャベツの新芽も気にはなりますが、致し方ありません。朝一で出来るだけの事をしたら、あとは自然に任せるのみであります。飛行機に乗って、九州の実家に赴くのですが、向こうでもちょいと、屋根に登ったり、植木屋さんやリフォーム屋さんの真似事をすることになりそうです。台風が接近していてお天気も下り坂のようです。雨が降ったら作業は中止、屋根から滑って落ちたらとんでもないことになります。何でもやって、気のすむようにやるのが今のワタシ、用事を済ましたら、大分の町中で中学や高校の同級生と会って美味しいお酒でもい飲めれば、それはそれで楽しみと言うものです。先日は関東在住で大分上野丘高校の同級生のゴルフ会が、LINEで日程...ちょっと九州へ今になって同級生は有難い

  • 筆を持たねば上手くならぬ 筆に頼る様では仕方ない

    書筆を握る時間が極端に減っております。5年ほど前は大変熱心に書道に打ち込み、最低1日2時間ほど稽古をしていました。ところが、2年ほど前に篆刻にのめり込むようになってから、徐々に書く回数や時間が減っているのです。そもそも、書作品を書き、これに落款を入れるために印が必要になった、という流れだったのに、いつのまにやら篆刻・印作りの面白さを体感し、書道がそっちのけになっております。本末転倒でありますな。これは平仄が合わぬと思って、少し書道に時間を割こうと思ったわけです。そこで、気分を変えるためにヤフオクで、以前からどうしても欲しかった李鼎和の古筆をとうとう「えいや」とばかり落札しました。「軸」には、「畢(ひつ)李鼎和精選宿浄三羊毫」これは李鼎和のほとんどの筆に表記される字句であります。書道具関連に造詣が深い芸粟斎...筆を持たねば上手くならぬ筆に頼る様では仕方ない

  • ワタシはもしかしたら大変なお宝をゲットしたのか 心理を読む(後編)

    菊池寛さんの小説に「形」という珠玉の短編小説がありました。ワタシが高校生の頃に読んだ記憶があります。「津の国の侍大将中村新兵衛は大層な槍の使い手で、敵方からしたら槍中村と言えばみんな震え上がったのです。彼のトレードマークは猩々緋の着物に唐冠纓金の兜で、遠くから見てもはっきりとわかって、守る方は浮足立ったのです。ところが、主君に近い元服を迎えたばかりの若侍に頼まれ、自分の装束・鎧を貸し与えたのです。そして戦場に赴くと、若侍は赫々たる戦いぶりだったのに、二番槍を務めた中村新兵衛に対しては猛々しく襲い掛かりついには命を落とす。」といった話であります。虚仮威し(こけおどし)という言葉があります。愚か者(虚仮)脅かして自分が立派に見えるようにふるまう、あるいは、見せかけは立派だが中身がない時に使います。中国の書道に...ワタシはもしかしたら大変なお宝をゲットしたのか心理を読む(後編)

  • エリザベス女王の死去に感じる 日本の劣化

    エリザベス女王が亡くなりました。享年96歳は立派な大往生で、ご主人のフィリップ殿下の99歳と共に大変長命であったのです。我が国の天皇家と同様、世界に冠たるロイヤルファミリーのトップで、在位70年、一貫して「イギリスの国民の為にすべてを捧げる」と話し、国民の尊敬と親近感を集めた世界一のクイーンであり、当然なんの疑問も無く「国葬」であります。沿道では数えきれないほどの国民がバッキンガム宮殿に押し寄せ、喪装の民衆が花束をもってつめかけています。日本では、官邸に向かって「安倍さんの国葬反対」のデモが一番の人だかりになりましたが。身の回りに居る人はおしなべて、あんな死に方をしたのが気の毒とは言いますが、惜しい人を無くした、これほど素晴らしい宰相は居なかった、と哀悼の念を吐露する人は居ません。あんな死に方をしたのは、...エリザベス女王の死去に感じる日本の劣化

  • ワタシはもしかしたら えらい文物を手にしたのか(中編)

    実は半年ほど前に入手した八分(2.4㎝)サイズの篆刻印の対章があります。押し入れにしまったまま忘れていました。北京印痕楼という、中国の印石販売の老舗の木箱に収められていた方形、凍石系の半透明の印で、「完白山人」の作款がありました。「中国、印材、2点セット」の説明書きでしたが、これを、「最低落札価格12千円」でポンと入札するような奇特な(笑)人はなく、ワタシが単独入札したのです。完白山人といえば、中国清朝後期1700年代に最も抜きんでた書道篆刻の第一人者「鄧石如(とうせきじょ)」先生の雅号であります。この方の印が簡単に出回るとも思えず、そもそも中国政府は1960年に「文化財輸出鑑定参考基準」を作って重要な文化財書画骨董品が海外へ流出しないように制限しました。未だに古い名匠巨匠の芸術作品は、中国文物局で審査を...ワタシはもしかしたらえらい文物を手にしたのか(中編)

  • ワタシはもしかしたら たった今幸運を手にしたのか(前編)

    人間生きていて、運のいい人悪い人、これは残念ながらあるようです。ある人に言わせると、いやトータルでは似たり寄ったりなので、とても幸運な事があれば、それに見合った不運や不幸が訪れて、大体釣り合うのだと。そうかもしれませんが、中には飛びぬけてラッキーな人がいて、ついていない人もいる、金持ちも居て貧乏人もいる、長生きの人が居て若くして病気や事故で亡くなる方も多い、それが現実であるように思えます。何の落ち度もなく、送迎バスに閉じ込められ、熱中症で苦しみの中人生を終えた園児の事を思うと、人の人生や運命はなんと残酷なのだろう、と胸が痛みます。不注意で見過ごした園長(理事長)は地元の資産家の息子で何不自由も無い暮らしをし、代々続いた幼稚園の経営をしています。若い頃からぼんぼんでちゃらんぽらんだったという情報があり、会見...ワタシはもしかしたらたった今幸運を手にしたのか(前編)

  • 虫 蒸し 無視 ムシムシ

    雨でなければ、毎朝6時頃にはマイガーデンで畑仕事であります。ここ数日間夏が戻ってきたかのごとく湿気を帯びた熱い空気が体にまとわりついてきます。もう「蒸し蒸しムシムシ」たまりません。いつもの年なら、7月頃からあさイチの仕事はシャインマスカットの棚に来る「コガネムシ」をゆすって落としてひねりつぶすのです。毎日10匹以上で、例年ワンシーズン千匹近くは捕殺しているはずです。今年は①ネオニコチノイド系の強い殺虫剤を撒いた②シャインマスカットの花が数か所しか咲かず2房しか育っていない③ビニール屋根からはみ出した蔓・枝葉を頻繁に切り落とした④忙しくて虫取りしている暇がない、などから捕殺をほとんどいたしませんでした。一方「甲斐路」のブドウ棚も全体がビニール屋根に収まるようにしています。飛んできたコガネムシが飛び移ることが...虫蒸し無視ムシムシ

  • 宗教だって金儲けじゃないか

    炎上するとかバズる、などSNSの世界では様々な特殊用語が編み出されていますが、ツイッターやインスタグラムをおよそ見ないことにしております。大した勉強もしていない芸能人やちょっとした有名人が、刹那的に書き込んだりわざと目立つように突飛な意見を寄せたりします。ある種のユーチューバーも同様で、金になるためには、あるいは有名になるために手段を択ばない輩が目立って仕方ありません。こんな拙いブログではありますが、せめて良識的な考え方で、下らぬツイッター程度の根拠の乏しい様々な情報に惑わされない「裏が取れた」お話を載せようといたしているわけです。ワタシですら、そうなのに、テレビに出て来る偉い先生方の中には、自分の都合のいい解釈やこじつけ・詭弁を弄して金を稼ぐ人が多いのに驚かされます。個人名を上げて批判すると管理者から叱...宗教だって金儲けじゃないか

  • 幻の石「艾葉緑」はいずこへ?

    先にブログで紹介した山内秀夫さんの「石印材」の中にある参考文献で、面白い記述がありました。。ある篆刻家さんに言わせると、かつては頼まれると、出来るだけ田黄石や芙蓉石などの銘石に刻したものだが、そういう自分の作はそのうち絶えて無くなることに気づいたというのです。好事家が争って飛びつくような、中国三宝といわれる石は、彫って渡した先からまたどこかに売られ、印面をすり潰されて別の人が彫るので、自分の作品が消えてしまいます。のみならず、潰しては彫るということが繰り返されるうち、長い年月のうちにいつか小片になってどこかにいってしまうのです。それで、その先生は自作品が残存するのは、一般的に普及する青田石などの印材に彫ったものだという事に思い当たり、以後は出来るだけ安い普及材を使うようにしているということです。ワタシも他...幻の石「艾葉緑」はいずこへ?

  • 印材を持って愉しむだけでは物足りない その1

    最近、いずれ中国に行かねばならぬ、ぼんやりとそう考えるようになりました。目的は篆刻印の印材の故郷を訪ねることにあります。ワタシの手持ちの「石印材」をテーマにした書物は3冊、いずれもその多くを実際に現地を訪ねて調査し実態を見聞した体験記録に割いているのです。論より証拠、百聞はなんとやらであります。福建省あたりにぷらっと出かけ、採掘現場を見学し、点在する印材の専門店を訪ねて傷物安物を買い求め、出来れば篆刻・印泥のメッカ「西泠印社や書道用品の老舗中の老舗「栄寶斎」で買い物をする、というのが目下の夢であります。コロナがいなくなったら是非実現したいなぁ。篆刻を手掛けるようになって、その印材の持つアヤシイ魅力の虜になっております。石の種類・産地・由来を知り、希少価値が高い種類の石や、美しい細工、古の中国の著名な書人・...印材を持って愉しむだけでは物足りないその1

  • 秋 いよいよ本番

    毎日、家内による、明日は「暑くなる」とか一日雨が続くとかの天気予報を聞き流し、自分の勘や体で感じる気温や風で、天気の移り変わりを予想することにしています。彼女のことは信頼していますが、お天気だけはスマホに流れるニュースやテレビの天気予報の受け売りなので、イマイチ信用できません。このところ秋雨前線やら大型台風やらの影響で雷雨・集中的な大雨が続いておりました。秋野菜・冬野菜の植え付け、伸びすぎた植木の剪定、わがもの顔に伸びている雑草の駆除と、やることが沢山あり過ぎなのです。昨日なじみのカナちゃんの花屋さんに行って「ヤマボウシ」の苗を買い、近所のホームセンターで、切れなくなった剪定ばさみを買い替え、大根・キャベツ・レタスの種を買っておきました。今朝は貴重な秋晴れであります。天気予報は見てませんでしたが、ともかく...秋いよいよ本番

  • ゴルバチョフさん亡くなる 安部さんと同じく国葬ですかね?

    ゴルバチョフさんが亡くなりました。御年91歳で大往生であります。半年ほど前にこの人の現在を紹介するドキュメンタリーをテレビで観て「ロシア人としては長命な人だ。政治の世界から身を引いて穏やかな老後を過ごしているのだ。」と感じました。その風貌は、額に地図のようなシミがあって聡明そうで柔和なゴルバチョフさんの現職時代とはだいぶ様子が変わって、漫画のキャラに出て来るような太った妖怪のようなお爺さんでした。ワタシの知る限り、20世紀で最も偉大な功績を残した最高の国家指導者であったと思うのです。他にすぐ思い浮かぶのはケネディさんや毛沢東・ガンジーさん位ですが、世界の地図を武力や戦争に寄らず塗り替え、東西冷戦を終結させたその功績は、誰しも否定できません。ソビエト連邦であった時代、フルシチョフ・ブレジネフと共産主義の書記...ゴルバチョフさん亡くなる安部さんと同じく国葬ですかね?

  • 伯夷の樹 以暴易暴

    本を読む機会はめっきり減りましたが、書道・篆刻全般にわたる実用に供する古い本だけは多数集めていて、必要に応じてほぼ毎日何かしらを読む事になります。一番多いのは篆刻文字を集字するための「字典」です。最近の愛読書の一つに「石印材」という本があります。これは昭和42年に発行されているハードカバーで、山内秀夫さんという方が出していますが、ネットで調べてもこの方の著書はこれだけなので、恐らく高名な篆刻家や研究者ではなく、印材を愛好してやまない好事家・「愛印者」で趣味が高じて本を出したといった所だろうと思います。中身の1/4はカラーの図版で、恐らく同好の友人所蔵かご本人のコレクションを写したものでしょう。また、残りの半分は文献や寄稿文なので、山内さんの書かれた篆刻印の知識や説明文はそうたくさんあるわけではありませんで...伯夷の樹以暴易暴

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