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hokutoのきまぐれ散歩 https://blog.goo.ne.jp/hokuto5819

ブログも6年目、ついに9月には2300日目を迎えます。日々の雑感から鉄道、橋、町巡り、切手、グルメまで幅広いジャンルで毎日更新。もう少し続けます。当面は。

hokuto5819
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2019/08/31

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  • 2024年度春の早慶戦に行く

    また今年も東京六大学の最終週に行われる早慶戦に来てしまった。というのはここ数年の早慶戦は優勝がかかっていたのだが。今春のシーズンは東大からはすんなり勝ち点を挙げたものの、法政戦は1勝1敗で3戦目勝利、立教戦は1勝1敗1分となり4戦目で勝利と苦戦続き。明治戦は簡単に2つ負けたため、優勝は早明に絞られてしまった。しかし、優勝はなくなったとはいえ、久しぶりに同級生が5人集まれるということで6月1日神宮球場前に皆集まることにした。東京メトロ銀座線外苑前駅はすでに大勢の人、球場までの道も人で溢れかえるが、優勝がかかる早稲田の方はTシャツを着た人が多い。一方で慶應は付属の学童や学生たちの白いワイシャツ姿が妙に目立つ。何となく動員ムード。12時に集合、誰も遅刻せず席に向かう。今日の席は三塁側内野の最上段、まさに天井桟敷...2024年度春の早慶戦に行く

  • 成城学園前駅から仙川沿いに橋と坂を巡る①

    🟢『東京の坂、日本の坂』その211。今回は坂道と川歩きのコラボ企画である。小田急線成城学園前駅から仙川を遡りながら、坂道も歩くことにした。成城学園前駅に到着したのが平日午後3時半、ここから仙川沿いを歩き、途中にある坂道を巡る。駅北口を右の方に向かうと学生、特に女子学生がどんどん増えていく。当たり前、というのは成城学園があるからで、その横を川に突き当たるまで歩く。下り坂となり、小田急線の陸橋と交差しているのが『成城橋』、さらに川上に行くとすぐの所に『東原橋』がある。この辺りまで来ると学生の姿もぽつりぽつりとなる。左側には成城大学の校舎、対岸は高級住宅地となっていて庭のバラが綺麗に咲いている。少し行くとトラス橋が見えてくるが、橋脚はそれぞれ大学の敷地の中にあり、一般の人は通行不可となっている。川を挟んで校舎な...成城学園前駅から仙川沿いに橋と坂を巡る①

  • 関西割烹なごみ〜人形町ランチグルメ

    人形町というとどうしても『江戸前』という雰囲気があるが、意外に関西風の店も多い。例えば鴨そばの『浹(あまね)』、おばんざいの『はんなりや』などは京風である。同じようにはんなりとした味付けの『関西割烹和(なごみ)』も優しい味付けのランチに出会うことができる。人形町交差点からすぐの所にある路地をまっすぐ浜町方面に歩く。角に担々麺の店が出てくる手前にお店はある。ランチメニューは4種類、『なごみ定食』は鯛めし・肉うどん・お造り、『お造り定食』はお造り・小鉢2つ、『むぎとろ定食』はとろろ・麦ご飯・小鉢4、『鳥牛蒡親子丼』は鳥牛蒡親子丼・ミニうどん。お造りのみが1500円、他は1000円均一である。今回はなごみ定食にしてみた。店に入ると4人席が2つ、カウンター席、左手には4人席が4つほどあり、意外にキャパシティが十分...関西割烹なごみ〜人形町ランチグルメ

  • 伊豆箱根鉄道大雄山線

    『鉄道シリーズ』その243。伊豆箱根鉄道大雄山線。吉原駅から熱海経由で小田原駅に到着したのが11時57分(2分延着)だったが、急いで伊豆箱根鉄道大雄山線のホームに向かう。3分乗換は無理かなあと思いつつ、ホームに入るとこちらも到着が少し遅れたのか、出発したのが1202、何とか繋がった。大雄山線は8年ほど前に乗ったことがあり、今回が2回目。路線の長さが9.6km、12駅と岳南電車と同じくらいの規模(岳南電車は9.2km、駅数は10駅)だが、こちらはSuicaも使うことができ、車両も5000系は3両編成で1984年〜96年に新造した電車が7編成とかなりこちらの方が優れている。また、15分おきに出ていて便利である。小田原駅を出ると東海道本線をくぐるため右の方に走る。緑町駅までは0.4kmしかなく、あっという間に到...伊豆箱根鉄道大雄山線

  • 松竹庵〜人形町ランチグルメ

    本格的な夏まではいかないが、最高気温が25℃を越えると蕎麦屋に行っても『かけ』ではなく、『もり』を注文することが増える。通常の店は『もり』のメニューはもりそば、ざるそば、とろろそば、天ざる(天もり)、鴨せいろくらいのものだが、人形町通りにある『松竹庵』は種類が多い。先程並べたメニューはもちろん、ごまそば、きつねせいろ、たぬきせいろ、カレーせいろ、おろしそば、なめこそば、うめかつお、なっとうそば、とりおろしせいろ、冷やしとり天と沢山ある。中には『山かけそば』と『とろろそば』があり、その違いを聞きたくなるほどである。また、この店は中盛り(50円増し)、大盛り(100円増し)もあり、とにかく大盛りの量は半端ない。そんな中で私は『たぬきせいろ』の中盛り(900円)をお願いした。この店はとにかく昼時は混んでいる。私...松竹庵〜人形町ランチグルメ

  • 岳南電車④〜岳南原田駅はお蕎麦屋さん?

    『鉄道シリーズ』その242。岳南電車④、浅間古墳から神谷駅に戻る。時間が0940、次の吉原行きは0948、来る時は10分以上かかったので難しいかなとも思ったが早足で下り坂を急ぐ。駅到着は0947、何とか間に合う。神谷駅には他に待つお客さんは一人、電車は正確に到着。今度の車両は赤い旧井の頭線3000系の車両、もちろん単行である。あまり乗客はおらず、のんびり車窓右手に広がる富士山を眺めていく。岳南原田駅に到着したのが0957。かなり古い駅舎で本来は無人駅なのだが、駅舎の中にあるお蕎麦屋さん『めん太郎』。駅ナカの立ち食い蕎麦は珍しくないが、こちらは駅の待合室が蕎麦屋のテーブル。各テーブルにはお冷と七味唐辛子、割箸が用意されている。今までにこのような作りはJR木次線亀嵩駅が蕎麦屋の委託駅になっていてお蕎麦を食べな...岳南電車④〜岳南原田駅はお蕎麦屋さん?

  • リトル小岩井〜大手町ランチグルメ

    また、イタリアンではなく、スパゲティの老舗にお邪魔した。東京メトロ丸の内線大手町駅の改札を降りてまっすぐ歩いた左側の食堂街に『リトル小岩井』はある。場所は大手町ビルの地下2階、ビルの竣工が1956年5月だが、この店も1958年、つまり私が生まれたのと同じとなる。名前の通り、小岩井農場の孫会社である。小岩井農場の由来は旧三菱財閥の岩崎彌之助に鉄道の父と言われる井上勝が出資を求めて明治時代に作り上げた牧場と歴史も古い。店は14席のみ、ただ、テイクアウトも積極的に行なっていてスパゲッティ以外にもサンドイッチがあるが、これも人気である。昼時はいつも店の前に長蛇の列ができているため、チャレンジしたことがなかったが、まだ早かったこともあり、並んでいるのは2人のみであった。メニューはレギュラーの9種類に加え、昔懐かしい...リトル小岩井〜大手町ランチグルメ

  • 岳南電車③〜浅間古墳に足を伸ばす

    『鉄道シリーズ』その241。岳南電車③、0946岳南江尾発を逃すと1020まで電車がないため、慌てて写メを撮り、電車に乗り込む。今度の車両は9000系2両連結のオレンジ色の車両で元は富士急行1000系、シートはクロスシートとなっている。平成30年に導入された車両である。定刻通りに出発、次の神谷駅で下車する。もちろん無人駅だが、駅の看板には色々と説明があり、目指す浅間古墳までの行き方も丁寧に書かれている。降りたのは私1人、地図に従って歩く。駅前のお宅ではご近所のおじさんとおばさんが世間話、私が挨拶すると『富士山が綺麗やろ』と声を掛けられる。こちらも『そうですね、毎日見られるのはいいですね』と返すと『いつもこんなに綺麗に見れるわけじゃないよ。今日はかなりいいほうだよ。』とのこと。お気をつけてと言われ道を急ぐ。...岳南電車③〜浅間古墳に足を伸ばす

  • 続く『接戦』と『勝ち越す』強さ〜阪神ファンの戯言

    いよいよ5月23日からの甲子園での巨人戦で交流戦前の戦いが終了する。5月の戦いは波が大きく前半は2回連敗もあり、11日に首位を陥落したが、翌日には首位に復帰、最近は4カード(DeNA、中日、ヤクルト、広島)と連続して勝ち越している。先発ローテーションも青柳と伊藤将が離脱を余儀なくされ、村上もよもやの不調だが、ビーズリーが好投したり、中継ぎの桐敷、石井、島本などの活躍があったりとあまり点数が取れない中で投手陣の健闘が目立つ。特に最近の3カードはいずれも初戦を落とし、厳しいと思わされている中で残り2つを取って勝ち越すというリズムとなっている。試合の内容を見てもチャンスを幾つも作りながら中押しの得点が取れない試合は見ていてもハラハラする。22日の広島戦は2点を大山のタイムリーと犠牲フライで先制、先発の大竹が好投...続く『接戦』と『勝ち越す』強さ〜阪神ファンの戯言

  • 岳南電車②〜終着 岳南江尾駅に到着

    『鉄道シリーズ』その240。岳南電車②、ジャトコ前を出ると岳南電車は吉原の町中を走る。『吉原本町』『本吉原』とすぐに次の駅に到着する。それでも駅は殆ど無人駅でアナウンスで無人駅か有人駅かの説明がある。無人駅で停車する場合は最前列のドアからしか降車できず、運転手は運転席から降りて切符の回収や運賃の精算を行う。一方、乗る人はその一つ後ろのドアから乗るというシステムなのである。正面にあった富士山が左に移動、『岳南原田』に停車。この辺りからコンビナートの中を走る。岳南電車はコンビナートの夜景を売りにしたナイトクルーズ(?)を行い、人気が高いようである。『比奈』駅で上り電車との交換、赤く塗装された旧井の頭線3000系が待っている。正確に交換するために駅手前で少し停車、無線で連絡後、ホームに入る。岳南電車は単線なのだ...岳南電車②〜終着岳南江尾駅に到着

  • 久我山歳時記㊵〜小満に入って

    『久我山歳時記』㊵、5月20日からは二十四節気の『小満』に入る。大寒・小寒はあるが、大満はないようだ。小満とは『草木が周囲に繁り、満ちはじめる』という意味であり、『夏めく』『麦秋』『走り梅雨』『薄暑』などという言葉で表現される。さらに七十二候では『蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ、〜5月25日)』、『紅花栄(べにばなさかう)、〜5月30日』『麦秋至(むぎのときいたる)、〜6月4日』と細分化される。『麦秋』は秋のことではないことを知ったのは学生時代に名画座で小津安二郎の『麦秋』という映画を見た時である。この映画の主人公は原節子、ストーリーは私が忘れかけるほど大層なものではないが、彼女の結婚が遅い(と言っても28歳の設定)を気にした周囲の人々が色々と考え、縁談を持ちかける。条件のいい縁談で纏まりそうになるが、...久我山歳時記㊵〜小満に入って

  • 岳南電車①〜鉄分補給の旅

    『鉄道シリーズ』その239。岳南電車①、このところ忙しい日が続き、休みの日にも中々電車に乗りに行くことができず、鉄道マニアの私は鉄分欠乏でイライラしてくる。今回は思い切って少し遠出、品川から新幹線こだま号に乗り、三島で下車する。もうここからも富士山の姿を見ることができる。もう僅かではあるが、山頂近くにはまだ雪が残されていて美しい。ここで在来線に乗り換え、三島到着が0817だが、次の電車は沼津止まり、沢山の学生で大変な混み具合。しかし、0829の浜松行きは僅か4両編成ながら座ることもできた。車窓には大きく富士山を見ることができ、大満足。三島駅から下り電車を乗る際には進行方向左側の席を狙う方がいい。吉原駅到着は0858、前の乗り換え階段を登ると岳南電車に乗り換えることができる。大きく『岳南電車吉原駅』と書かれ...岳南電車①〜鉄分補給の旅

  • 麻辣先生日本橋店〜日本橋ランチグルメ

    確かここは元中華料理屋店、しかも四川料理を出す店だったのだが、新たに麻婆豆腐やよだれ鶏などを出す店が居抜きで入っていた。店の名前は『麻辣先生』という。調べてみると最近店数を増やしている小チェーン店のようである。豊洲と飯田橋に2店舗あり、日本橋が3店舗目、さらに店内には木場店のオープンのポスターが貼ってあった。気になったのが『先生』という表記ではあるが、中国では『〜さん』程度の敬称とメニューに書いてあった。四川料理を標榜しているだけにメニューは豊富で麻婆汁なし担々麺、薬膳香辛料石焼麻婆豆腐、よだれ鶏、石焼麻婆豆腐麺など辛いメニューの他、チャーハンや鶏そはのように辛くないメニューもある。悩んだが結局デフォルトの『老四川麻婆豆腐』(980円)にした。また、辛さは7段階あるが、中辛で様子をみることに。待つこと5分...麻辣先生日本橋店〜日本橋ランチグルメ

  • 都営大江戸線スタンプラリー⑫

    『鉄道シリーズ』その238。都営大江戸線線スタンプラリー⑫。次の豊島園駅に行く前に練馬駅から近い練馬区役所を訪ねる。1996年3月に竣工した地上21階建、高さ93.82mあり、文京区のシビックセンターに次ぐ高さがある。登ると分かるが、文京区と異なり、周囲にはあまり高い建物がなく、遠くまで展望することができる。また、展望室にはゆるキャラのネリ丸が迎えてくれる。豊島園駅までは西武豊島線と都営大江戸線が並走(もちろん、地上と地下だが)する区間となっている。スタンプには『としまえんと庭の湯(温浴施設)』が描かれている。ただ、2020年に豊島園は一旦閉園し、昨年6月に跡地に『ワーナーブラザーズスタジオツアー東京・メイキング・オブ・ハリーポッター』が開業している。また、付近には向山庭園や十一ヶ寺(浅草にあった田島山誓...都営大江戸線スタンプラリー⑫

  • うまいもの楽味〜下北沢グルメ

    下北沢駅を降りて2分、駅前広場ではジーンズのフリマが行われていてすごい数の若者で盛り上がっている。そんな喧騒からわずか歩いて2分ほどだが、和食の名店『楽味』にお邪魔した。地下に降りる階段を下り、少し廊下を歩いた奥にお店はある。戸を開けると大将が『いらっしゃい』と声を掛けてくれる。入口に近いカウンターに座り、前を見るとたくさんのメニューが書かれた短冊が所狭しと貼ってあり、途中で貼る場所がなくなったためなのか、横書きの紙もある。しかもメニューには『今大変美味しい』『旬です』などの形容詞が付いていて見ていて飽きることはない。まずはアサヒラガー、通称赤星で乾杯。お通しは煮たばかりのコチのアラにポン酢を付けて頂く。これをせせりながらビールを飲む。もちろん美味い、阪神が大量得点差をひっくり返されたことなどすぐに忘れた...うまいもの楽味〜下北沢グルメ

  • ときわ台駅〜小竹向原駅付近の坂道②

    『東京の坂、日本の坂』その211。ときわ台駅〜小竹向原駅までの坂道散歩②。豊敬稲荷神社から街道を外れて墓地の周りを歩き、川越街道(国道254号)に出る。左に曲がると再び石神井川を上板橋という橋で渡る。環七を越えると先ほどの長命寺坂の延長線上にある長命寺の前に出る。この寺は残っている文献からも江戸時代前期からあった古刹、いつの間にかこれほど交通量の多い交差点に面することになったようである。寺の前を過ぎ、左斜めに進む細い道を歩く。上板橋小学校があるが、なぜか『東京都板橋區立上板𣘺小学校』と旧字体で書いてある。6本目を左に曲がると長い下り坂となるが、これが『堂坂』である。由来をネットで調べると『坂の途中に旧家で大庄庵と称した小野沢氏の家があり、地蔵堂があったので堂坂または地蔵坂と呼ばれる』とある。くねくねと右へ...ときわ台駅〜小竹向原駅付近の坂道②

  • 山利喜本館〜森下グルメ

    酒のあてに『煮込み』は嬉しい。煮込みとはももちろんもつ煮込みのことである。俗に東京三大煮込みは『大はし』『岸田屋』『山利喜』、五大煮込みならば『宇ち多゛』『大坂屋』と世間では良く言われている。この中の一軒、『山利喜本店』にお邪魔した。東京メトロ半蔵門線住吉駅から都営地下鉄新宿線に乗り換えて森下駅で下車。ここは新大橋通りと清澄通りの交差点であるが、本館はほぼ交差点、新館は清澄通りを両国駅方向に歩いたところにある。我々は提灯を目印に本館に行くが、入口で聞くと予約なしでも2階に席があるとのこと。階段を登ると目の前が調理場のカウンター席である。まずは生ビールで乾杯。突き出しは切り干し大根。さらにつまみに『鰯の酢〆』を注文した。いつのまにかビールのうまい季節、もちろん一年中美味いのだが。酢〆の鰯もさっぱりとしていい...山利喜本館〜森下グルメ

  • 都営大江戸線スタンプラリー⑪

    『鉄道シリーズ』その237。都営大江戸線スタンプラリー⑪。中井駅は西武新宿線との乗り換え駅。駅は山手通りの真下にあり、西武新宿線の駅では暗いイメージがある。スタンプに描かれているのは『林芙美子記念館』、中井には一の坂から八の坂まであるが、このうち四の坂の横にある。林芙美子は昭和16年8月から昭和26年6月に亡くなるまで住んでいた住居をそのまま残して区立の記念館として解放している。落合南長崎駅は新青梅街道と新目白通りの交差点近くにある。ほぼ新宿区西落合と豊島区南長崎の境に位置するため、この名前となった。スタンプは『哲学堂公園と野方配水塔』が描かれている。哲学堂公園は東洋大学の創設者井上円了がソクラテス・カント・孔子・釈迦を祀った四聖堂を建設したのが始まりである。精神修養のための公園で哲理門、六賢台、三学亭な...都営大江戸線スタンプラリー⑪

  • 彩り〜人形町ランチグルメ

    コロナ禍の後、居酒屋さんが閉店することが相次ぎ、ゆったりとランチが食べられる店が減ってきた気がする。チェーン店を嫌うつもりはないが、ご主人が丹精込めて作ってくれる料理は有難い。人形町交差点近くにある『彩り』は1階がカウンターのみ、2階には4人座れる席が4つというこぢんまりした店で2年前は『双庵』という手打ちそばのお店であった。2人で伺うと2階へと言われ、やや急な階段を上り、4人席にゆったりと座る。こちらのランチメニューは穴子丼(1000円)、マグロ漬け丼、海鮮ねばねば丼、鯛茶漬け(1100円)、他にも和定食やビーフシチュー定食などがある。私はマグロ漬け丼、Mさんは穴子丼を注文。マグロの漬け丼は普通のご飯か酢飯のいずれかを選択できる。すると5分程度で2人とも頼んだ品が到着した。マグロ漬けの乗った丼の他に小鉢...彩り〜人形町ランチグルメ

  • 関東三十六不動尊巡り⑩〜川越大師喜多院

    関東三十六不動尊巡り⑩、第28番札所川越大師喜多院の参道は第27番札所のすぐ裏手から始まっている。参道をとことこ歩いて行くと時代がかった蕎麦屋さんがある。そのまま喜多院の境内となるが、花見の時期であったため、たくさんの露店が所狭しと出ている。喜多院の歴史は古く、仙芳仙人の故事によると奈良時代とも言われ、平安時代に淳和天皇の勅により830年慈覚大師円仁により創建された勅願所があり、本尊阿弥陀如来を始め、不動明王、毘沙門天を祀り、無量寿寺と名付けられた。1205年に兵火により焼失するも1296年に再興、江戸時代となり天海僧正の時に徳川家が帰依することにより発展したものである。境内は広く、すぐのところに多宝塔。これは1639年に元々山門と日枝神社の間の古墳の上に建造、今の位置には1910年に移築され、その後一回...関東三十六不動尊巡り⑩〜川越大師喜多院

  • 菊水軒の冷やし中華〜初鰹ならぬ初冷やし中華を食す

    前日に立夏のブログをアップして翌日の5月10日にいつもの通勤路を歩いていたらいつもお邪魔している人気の町中華の『菊水軒』に『店主自慢、冷やし中華』のポスターを発見、早速ランチにお邪魔してしまった。11時30分頃に入店したが、1階はもうほぼ満席、ちょうど1つ空いたのですかさず席に着く。お冷が運ばれてきたので『冷やし中華』と注文する。注文してからポスターを繁々みると『1000円』とある。22年は850円、昨年は950円、そして今年は大台に乗ってしまっていた。まあ、円安や人件費の高騰もありやむを得ないのであるが。5分ほどして冷やし中華到着。丸いお皿に放射状に具が美しく並べられていて、中央の真ん中から右回りに、ワカメ・メンマ・ナルト・きゅうり・チャーシュー・錦糸卵。さらに真ん中に紅生姜と7種類、この中でメンマは珍...菊水軒の冷やし中華〜初鰹ならぬ初冷やし中華を食す

  • トキワ台駅〜小竹向原駅付近の坂道①

    『東京の坂、日本の坂』その210。今回は東武東上線ときわ台駅から東京メトロ有楽町線小竹向原駅までの坂道を散策する。ときわ台駅は1935年に武蔵常盤駅として開業、1926年に今の駅名に変更された。名前の由来は天祖神社の境内にある『常盤松』から名付けられた。常盤台は東急の田園調布や日吉、阪急の千里山のように駅開業時から住宅分譲地開発を東武電鉄が行ったもの。環状道路やプロムナード、クルドサックなどを備えた設計となっている。排水は全て暗渠、専用水道を備えていて一戸の広さが80坪までとなっていた。駅舎は2018年のリニューアル工事の際に開業当時の大谷石造りの瀟洒な洋風建築にしたものである。駅の歴史や常盤台住宅の移り変わりなどの写真をパネルにして『武蔵常盤小径』と名付けて駅舎側面に展示している。北口から踏切を渡り、商...トキワ台駅〜小竹向原駅付近の坂道①

  • 『兎屋』から『ロースの虎』へ〜人形町ランチグルメ

    人形町にラーメン屋さんがたくさんある話は何回かしたが、店がなくなっても居抜きで他の店がオープンすることも後を経たない。その中で最近(と言っても2023年10月オープン)名前の変わった店にお邪魔した。かつては『兎屋』と言って人形町交差点を少し小伝馬町に向かった右手にあるお店。この時は魚介系濃厚な出汁のラーメンであった。(2018年におじゃましたことがある。)(兎屋ラーメン)今も居抜きを表すように看板はそのままの部分もあるが、新たな店名は『ロースの虎』のようだ。中に入るとレンゲが入れてある器も兎屋のまま、この関係があるのかないのかはわからないが。店作りも兎屋当時と殆ど変わっておらず、券売機でデフォルトの『ラーメン』(950円)と『ネギ』(150円)を購入、席に着く。12時少し過ぎた頃だが、ほぼ満席である。厨房...『兎屋』から『ロースの虎』へ〜人形町ランチグルメ

  • 久我山歳時記㊴〜立夏の侯

    『久我山歳時記』㊴、5月5日は立夏、暦の上では夏の始まりの時期にあたる。以前はまだ夏というには早すぎると感じていたが、地球温暖化もあり、立夏でも30℃を越えることが不思議ではなくなってきている。二十四節気をさらに細分化した七十二侯では5月5日〜9日は『蛙鳴始』、5月10日〜14日は『蚯蚓出』、5月15日〜19日は『竹筝生(たけのこしょうず)』というが、GWに草花の植え替えをしている時に確かに蚯蚓を何回も見ることがあった。5月5日は端午の節句でもある。本来は5月の初めの午の日を節句として祝ったらしいが、5が重なる5月5日となった。男子の健やかな成長を祈念し、各種の行事が行われる。風習としては『鯉のぼり』や『兜』を飾り、『粽』や『柏餅』を食べ、『菖蒲湯』に入る。ふと見ると朝顔の双葉が特に種を蒔いたわけでもない...久我山歳時記㊴〜立夏の侯

  • 都営地下鉄大江戸線スタンプラリー⑩

    『鉄道シリーズ』その236、都営地下鉄大江戸線スタンプラリー⑩。大江戸線の環状線部分を終えて光が丘を目指す。次の駅が西新宿5丁目駅、東京の地下鉄には『〇〇丁目』という駅が青山一丁目、六本木一丁目、銀座一丁目、新宿三丁目、四谷三丁目、志村三丁目、本郷三丁目とあるが、なぜか一丁目と三丁目ばかりで五丁目は当駅のみである。スタンプに描かれているのは『熊野神社・十二社』だが、路線が建設された際に使われた仮の名前も十二社駅であった。熊野神社はこの一帯の鎮守であり、十二社は室町時代にこの神社の創建に関わった鈴木九郎が紀州熊野三山より十二所権現を移し祀ったものと伝えられているため、熊野十二所権現と呼ばれ、明治以降に十二社熊野神社と改称したのである。かつては地名にも『十二社』はあったが、今はバス停に残るのみ。中野坂上駅では...都営地下鉄大江戸線スタンプラリー⑩

  • あら川〜赤羽グルメ

    今回は中々伺うことのない赤羽に出没。今から10年前の2013年に初めて伺った『天ぷらあら川』さん。以前は東十条駅から5分ほど歩いたマンションの1階で営業されていたのだが、マンションが建替になり、2020年に赤羽に移転。しかし、コロナなどもあり、お邪魔出来なかったお店である。赤羽駅からは東口に降り、みずほ銀行の前を行くとすずらん通り商店街という大きなアーケードがあるが、これを真っ直ぐ歩く。5分ほどで左側に大きな看板が見えてくる。このお店は東京には3軒しかない山形県の銘酒『十四代』蔵直のお店で、十四代の銘柄で無いものがない。もちろんご主人は天一で腕を磨いた方でこちらも超一流である。今回は5人でお邪魔したため、個室でワイワイ。まずは瓶ビールで乾杯。お通しの筍木の芽和えが実に美味い。まずは刺身の盛り合わせとお酒は...あら川〜赤羽グルメ

  • 関東三十六不動尊⑨〜成田山川越別院

    関東三十六不動尊巡り⑨、今回は少し遠出して埼玉県川越市にある第27番札所成田山川越別院に向かう。渋谷駅を7時に出ると8時過ぎにはJR川越駅に到着する。早すぎるので駅前で少しお茶を飲んでから路線バスで近くまで行く。お寺の前を通る西武バスは1日1便しかないため、少し歩きが入る。本川越駅から来る道だが、松江町交差点を右に曲がり、そのまままっすぐ喜多院の方向に5分ほど歩く。すると右手に成田山川越別院が現れてくる。このお寺の開祖である石川照温師は1805年下総の国葛飾郡生まれだが、厳しい生活を送るうちに両眼を病から失明してしまう。3度の自殺を試みるが、果たせず、『己を捨てることの出来なかったのは神仏の未だ己を見捨て給わぬため』と信じることにした。成田山新勝寺に登山して21日間の断食浄行に入る。すると少しずつ視力が回...関東三十六不動尊⑨〜成田山川越別院

  • 日本橋 吉〜日本橋ランチグルメ

    日本橋を歩いていてスタンドアローンの定食の店を発見。外にメニューが出ているが、殆どのメニューが1100円とリーズナブル。早速伺ってみた。場所はCOREDO室町、福徳神社の近くにあり、『吉』というお店。入口の看板にはヒレカツ、ロースカツ、カニクリームコロッケ、鯖塩焼き+トロロ+マグロブツ、週替わり弁当が1100円、刺身定食は1500円のラインナップ。11時30分にも関わらず1階はほぼ満席。我々がようやく座ることができた。悩んだが、やはり色々とおかずが乗っている『週替わり弁当』をお願いした。店は夜は割烹か居酒屋、昼はサラリーマン向けの定食という作り、食べている人も後から来る人も週替わりを頼む人が多い。7、8分待って出てきた週替わり弁当は田の字に分けられたおかずは左上から時計回りに刺身、メンチカツ、野菜の炊き合...日本橋吉〜日本橋ランチグルメ

  • 北品川〜五反田駅辺りの坂② まぼろしの坂探訪

    『東京の坂、日本の坂』その209。御殿山からまっすぐ歩くと『八ツ山の坂』に突き当たる。右手から左手に下って行く坂道はそれほど勾配は厳しくない。説明板によると『武蔵野台地の突端にあたる丘陵で湾岸に突き出す砂州が8つあったことから八ツ山と呼ばれた。そのため、八ツ山の坂と名付けられた。』とのことである。この先は坂は右に曲がっていて、そのオフィスビルが続くが、その真ん中あたりの右に上る坂を見るとここに崖線があることに気づく。(この坂には名前がない。)第一興商ビルの右に入る道を行くと道はクネクネと曲がり、その先を右に折れると坂道が現れる。1段階目の坂自体も急坂だが、上り切ると左に折れて少し先にある2段階目の階段坂が続く。上り切るとようやく勾配がなくなるが、この坂が『まぼろしの坂の隣にある坂』の先まで歩くと車道があり...北品川〜五反田駅辺りの坂②まぼろしの坂探訪

  • 心〜人形町ランチグルメ

    人形町にもイタリアンの店は沢山あるが、パスタを食べるならば専門店『心』が最も人気がある。晴れた日には11時半に行ってももう列ができていて、並んで食べるのが嫌いな私は中々ありつくことができない。『心』は看板にも『byhashiya』とあるほど。このハシヤとは1972年に代々木八幡で創業した店で、これも伝説となった『壁の穴』出身の店主である。残念か2018年に閉店してしまっているが、ハシヤ系という店がその後たくさん世に出ている。パスタどはなく、スパゲッティなのである。『心』もその流れによる店で2007年の創業である。先ほども述べたが、混雑していない時しか来ることはない。偶然、風と雨が強い日に早めに昼飯と条件が混んでるいるかと店の前に行くと待っているのは2人、これはいいと列の後ろにつく。並んでいる間にメニューを...心〜人形町ランチグルメ

  • GWは深大寺を歩く③〜神代植物公園へ

    (深大寺続き)深大寺の参拝を終えて元三大師堂の横の出口から出る。坂を上るが、左側には動物の霊園がある。坂の上のお蕎麦屋さんは相変わらず混雑中。東京都が運営する公園は65歳になると250円と半額に割引となる。この恩恵を初めて受け、中に入る。4月29日は昔だったらみどりの日だったから無料だったことを思い出した。ほぼ左前に歩いて行くとバラ園、とにかく良い天気で帽子を忘れたため、暑い。バラ園はかなり広く、真ん中に噴水があるが、見るだけで気持ち良さそうである。ただ、まだバラの季節としてはまだ早く、もちろんサーモンピンクや黄色、白、赤などとりどりの色があるが、全体に咲き出すのはもう数週間後であろう。バラ園の横には藤棚、長い花房を垂らしているが良く見ると八重咲の大粒の花と、房の長い品種など様々。早咲きのものが丁度盛りで...GWは深大寺を歩く③〜神代植物公園へ

  • 尻上がりに好調な阪神タイガース〜阪神ファンの戯言

    プロ野球ペナントレースも3月30日に開幕して約1ヶ月、セリーグの各チームは24〜27試合を消化、対戦も2巡目が終わり、3巡目に入る段階となった。我が阪神タイガースのスタートはあまり芳しいものとは言えず、初めの14試合で5勝8敗1分と借金3であった。先発も全体的にピリッとせず、開幕は初戦青柳投手・2戦目大竹投手が投げて2連続完封負け、その後も昨年MVPの村上投手が3回ノックアウト(対DeNA)、伊藤将投手が2回ノックアウト(対広島)など厳しいスタートとなった。しかし、阪神には底力がある。①まずは今年も3連敗がない(引分を挟むと1回のみ)点、②さらにローテーションも青柳→大竹→才木、村上→伊藤将→西勇輝と6人で回している点(25日のヤクルト戦の結果を受け、青柳が二軍落ちしたため、今週末は始めて異なる投手が先発...尻上がりに好調な阪神タイガース〜阪神ファンの戯言

  • GWは深大寺を歩く②〜深大寺参拝

    (深大寺の続き)山門をくぐると本堂前に到着する。見るとお参りに並ぶ人がたくさんいる。やはりGWである。後ろに並んでしばらく待つ。一度に4〜5人で手を合わせるのだが、ふと聞いていると手を叩く人が、ここはお寺だから柏手はいらないと思いつつも、若いのにお寺に参拝とは感心と赦している自分がいる。家族の安寧、特に怪我や病気にならないようにと50円でしっかりお参りした。たまにしか来ないのだからと寺務所に行き、御朱印を頂く。いつの間にか御朱印は500円が定価になり、しかも御朱印帳に書いてもらえない。これもコロナ禍なのか。こちらでは3種類、ご本尊の無量仏、国宝の白鳳仏、元三大師の厄除けである。前回は元三大師だったからと白鳳仏にした。白鳳仏が国宝となった際に御堂を造る話があったが、これもコロナ禍で延期されていたようだ。こち...GWは深大寺を歩く②〜深大寺参拝

  • GWは深大寺を歩く〜まずは名物の深大寺蕎麦

    深大寺は我が家の定番スポット。ただ、昨年秋に連れ合いがら足を痛めてから年始のお参りも行けず、ようやく今年初めてお邪魔することにした。我が家から車で10分程度、東八通りが混んでいたが、途中からは渋滞もなく予定通り11時少し前に駐車場に到着。しかし、さすがGW、空いているスペースが少ない。ようやく停めてお寺に向かうが、すでに駐車場は満車、僅か5分程度でアウトだったかもしれない。植物園の横の道を下り、上ると植物園の深大寺口に到着。まずは蕎麦屋に向かう。有名な水車の回るお蕎麦屋さんなど何軒かの前を通過、行き慣れた大師茶屋というお蕎麦屋さんに到着。店の前には沢山の人、ただ、まだ1120である程度想定通り。入口にある紙に名前を書いて待つシステム、数えてみると14番目である。時間もあるので近くの蕎麦屋さんも見学。お隣の...GWは深大寺を歩く〜まずは名物の深大寺蕎麦

  • 都営大江戸線スタンプラリー⑨

    『鉄道シリーズ』その235。都営地下鉄大江戸線⑨。代々木駅のスタンプには『明治神宮の森、NTTdocomo本社』が描かれている。代々木駅は1906年に甲武鉄道の駅として開業、当初は中央線となる方のみにホームがあった。僅か1週間で甲武鉄道が国有化され、1909年に山手線の駅ともなる。駅に降りてみると分かるが新宿駅が代々木側にホームを伸ばしたため、ホームの端と端は100mほどしか離れていない。学生時代にはよく降りた駅だが、最近は滅多に降りることもないが、意外なほど変わっていない駅である。大江戸線で新宿付近にあるのは『新宿駅』『都庁前駅』『新宿西口駅』と3つあり、近接している。ただ、新宿駅といってもJR新宿駅からはかなり離れていて京王新線・都営新宿線のホームからさらに南側に行ったところに駅がある。スタンプに天龍...都営大江戸線スタンプラリー⑨

  • 中華そば福味〜丸の内ランチグルメ

    東京中央郵便局が巨大ビル『Kitte』に変わって久しいが、地下に『ラーメン激戦区』というラーメン屋さんが4軒並ぶ場所がある。味噌ラーメンの『ど・みそ』、フレンチシェフが腕を振るう『かね田』、つけ麺が有名な『松戸富田麺絆』、そして今回お邪魔した『福味』である。このお店は『東京・せたが屋』の流れを組み、丸鶏をじっくりと煮込んでスープを取るタイプの店で、どのメニューを選ぶか悩んだのだが、『鶏白湯ラーメン』(970円)を選択。券売機で食券を購入した。他にも醤油味の中華そば、塩ラーメン、つけ麺、白醤油とりそばなどあるが、あまり冒険せず、馴染みのあるラーメンを選択した。店の前には短い列ができているが、回転も早く、すぐに店内に。向かい側はちょうど目隠しがあるものの、手は見える状態、向かい側の若いサラリーマン2人は昼間か...中華そば福味〜丸の内ランチグルメ

  • 北品川〜五反田辺りの坂道①

    『東京の坂、日本の坂』その208。東京のソメイヨシノも終わりに近づいてきたが、今回は花も見ながら京急北品川駅からJR五反田駅まで坂道を巡ることにした。北品川駅は第一京浜(国道15号線)に面している。(八ツ山橋方向)すぐのところにある歩道橋を反対側に渡り、川崎方面に歩き出す。品川女学院は新校舎を建設中、その先を右に曲がる。御殿山通りに入り、緩い坂道を上る。少し歩くとJRの跨線橋がある。下には新幹線、東海道本線、山手線、京浜東北線がひっきりなしに通過している。その先右手にあるのが御殿山庭園。東京マリオットホテルの中にあり、人工的に作られた滝や池、散り始めたソメイヨシノが美しい。花びらが地面を敷き詰めている。ミャンマー大使館の横を通り、その先を左に曲がる。この辺りは桜並木となっていて美しい景色が広がる。次の角を...北品川〜五反田辺りの坂道①

  • 粋酔 日本橋店〜日本橋グルメ

    久しぶりに日本橋にある純米酒専門と銘打った『粋酔』というお店で飲み会をやることになった。実はこのお店、かなり以前から何回も来ているが、必ず飲み過ぎ人が出てしまう恐るべき店である。お店の名前は『粋に酔う』だが、実は『スイスイ』飲み過ぎてしまうリスクが介在している。日本橋の表通りから一本入ったビルのB1、金曜日のため、入り口には本日は満席と書いてあるほどの人気がある。システムは『純米酒100種以上2時間飲み放題、料理5品〜6000円』と『純米酒100種以上2時間半飲み放題、料理7品〜6600円』の2コース(コースでなく、単品も頼めるが、殆どのお客さんがこのいずれかを頼む)である。予定通り18時半スタート、まずは生ビールにするか、最初から日本酒にするかを悩んだが、暑かったこともあり、生ビールから。暑くなりビール...粋酔日本橋店〜日本橋グルメ

  • パスコードを忘れたために起きた騒動〜物忘れには気をつけて

    人間はどこに落とし穴が開いているかわからない、そんなお話である。月曜日に家に戻るやいなや、連れ合いがスマホをトイレに水没させたと言う。キャリアはdocomoでギャラクシーという6年程度前の機種のため、思い切ってiPhoneにすることにした。取り敢えず古いスマホも動くがバックアップを取り、docomoショップにiPhoneを買いに行く。新機種はiPhone14か15だが、それほどの機能もいらないことから、iPhone14に決め、店で担当者にセッティング、さらにデータの移行を店の機械でやってもらう。約1時間かかるとのことで2人は一度帰宅、改めて私だけが取りに行くことにした。ここまでは何の問題もない。1時間後にdocomoショップに再訪、写真やアドレス帳を確認しようと開けると新しいパスコードを入れる画面になる。...パスコードを忘れたために起きた騒動〜物忘れには気をつけて

  • どんどん〜日本橋ランチグルメ

    日本橋箱崎町にある東京シティエアターミナルの別館に『どんどん』というおうどん屋さんがある。丸亀製麺と同じシステムのセルフうどんの店だが、この店の本店は山口県萩市にある。私が楽しみにしている『せっかくグルメ』という番組(2月4日放映)で日村さんがうどんを絶賛していたお店。彼が地元民から美味しいお店を教えて貰い、訪問して食べていくという設定だが、当日食べていたのは『たなかうどん』。これは元々アルバイト店員だったたなかさんが好きだったメニューで肉うどんにワカメをトッピング、さらにワカメおにぎりを付けたセットで地元ではうどん定食というとこれが出てくるようだ。さすがに東京唯一の支店であるこの店にはうどん定食はないが、再現は可能。トレイにお冷を乗せて列の最後方に並ぶ。まずは『肉うどん並』をお願いしたが、ワカメ(140...どんどん〜日本橋ランチグルメ

  • 久我山歳時記㊳〜穀雨の侯

    『久我山歳時記』㊳、今年の晴明はちょうどソメイヨシノの満開と重なり、いい季節かと思ったが、意外に雨が続き、休みと花見が重なる日は1日しかなかった。桜の花はあっという間に散ってしまい、季節はすぐに移ろう。4月19日〜5月4日は『穀雨』、晩春である。桜の花が散ると慌てて緑の若葉が咲き始め、このスピードの速さに驚かされる。穀雨とは『春雨降って百穀を潤すと言われ、この時期に降る雨はさまざまな植物を育ててくれる恵みの雨となるのである。桜の散ったあとの花はというと久我山周辺ではハナミズキの花、待ちかねた様にあちらこちらで花をつけ始める。109年前に日本がアメリカに桜の木を送ったお返しに貰ったのがハナミズキである。60本が送られ、今も都立園芸高校にはそのうちの一本が残されている。白、ピンク、やや赤に近い色とさまざまだが...久我山歳時記㊳〜穀雨の侯

  • 野らぼー〜八重洲ランチグルメ

    日本橋でランチとなった。しかし、定期的に行っているクリニックの予約が12時半だったのてわ早めに出てくる麺類の店を探す。ただ、つい先日、『一心たすけ』『よもだそば』『やぶ久』の3軒とも行ったばかりのため、うどん屋を探してみる。全く気づいていなかったが、一心たすけの向かいにある新しいビル(八重洲ファーストフィナンシャルビル)の地下にうどん屋を発見。はなまるうどんよりは面白いと入店する。『野らボー』という面白い名前の店だが、食べログには大手町・八重洲界隈に数店舗あるようだ。普段は讃岐うどんより柔らかい博多うどんを好む私だが、メニューにある『イリコのかき揚げ』に興味を持ってすぐに入店。割安なランチもあるようだが、アツアツ(麺もツユも熱いの意)うどん並とイリコかき揚げ、海老入りちくわ天をトッピングする。(うどん70...野らぼー〜八重洲ランチグルメ

  • 【大109】大師橋駅〜天空橋駅 都県境を越える路線バス⑨

    『都県境を越える路線バス』第9弾、今回は神奈川県と東京都の都県境を越えるバスである。バスシリーズ㉛。今回乗車するのは川崎市にある京急大師線大師橋駅発、京急羽田線天空橋駅行きの【大109】系統である。京急川崎駅から大師線に乗車してとことこ、終点小島新田駅の1つ手前の大師橋駅で下車した。大師橋駅は1944年開業だが、開業時には産業道路駅という名称であり、まさに産業道路の手前に駅があった。(駅前の踏切)当時は踏切があり、電車が通るたびに道路が通行できず、渋滞の原因ともなっていた。このため、京急では産業道路駅を地下化、2020年3月に大師橋駅と名称も変更したものである。地上に出て、改札口を過ぎると産業道路を右に曲がると新たに作られたバスターミナルがある。ここからは【大01】浮島ターミナル、【大02】ENEOS株式...【大109】大師橋駅〜天空橋駅都県境を越える路線バス⑨

  • 紅菜館〜人形町ランチグルメ

    人形町の飲食店も代替わりが進み、昔からの町中華の店が減ってきてしまった。その中、典型的な町中華『紅菜館』に今日はお邪魔することにした。人形町駅を下車、金座通りと並行する一本奥の路地に店はある。名前は変わっているが、ごく普通の中華料理店で名物は玉子練り込み自家製麺とのこと。とにかくメニューが豊富でラーメンだけでもラーメン、塩ラーメン、ワンタンメン、もやしそば、札幌ラーメン、レバーそば、うまにソバ、五目そば、ちゃんぽん、肉ソバ、えびそば、かに玉そば、パーコーメン、ねぎそばと14種類もある。中華料理以外もカツ丼、たまご丼、ロースカツライス、焼肉ライス、スタミナ焼肉ライスなど豊富。つまみもかなり充実している。もちろんテレビが置いてあり、ニュースを見ながら食事ができるし、なぜか大きな鏡もある。昭和を堪能するには素晴...紅菜館〜人形町ランチグルメ

  • 関東三十六不動尊⑧〜目赤不動尊

    『関東三十六不動尊巡り』⑧、目青不動・目白不動と巡ったが、今回は目赤不動尊にお参りする。東京メトロ南北線本駒込駅を降りてわずか1分でお寺の前に到着。第13番札所大聖山東朝院南谷寺は比叡山南谷出身の万行律師が江戸時代初期の元和年間(1615〜1624)に伊勢国赤目山で不動明王像を授けられた。この尊像を護持し、諸国を巡り、駒込村動坂に南谷寺を創建したものである。因みにこの不動尊(当時)の前の坂道が『不動坂』と呼ばれ、これが現在の動坂である。1628年3代将軍家光が鷹狩りに訪れた際にそれまで『赤目不動』と呼ばれていた当寺の本尊を目白不動・目黒不動同様に『目赤不動』と呼び、現在の土地を与え、大聖山東朝院と号するようになったのである。本駒込駅を降りるとあいにくの雨、北へ少し歩くと左側に文京区が建てた『旧駒込片町』の...関東三十六不動尊⑧〜目赤不動尊

  • 新八〜川崎ランチグルメ

    川崎駅から5分ほど歩くと川崎市役所がある。前の道路は横浜の日本大通りを思わせる広い通りである。この道はJR川崎駅から第一京浜まで伸びる幹線道路で車の通行量が多い。その川崎市役所向いあたりに立喰そばの店『新八』がある。(川崎市役所前から臨む)駅そばだが、京急川崎駅には京急のやっている『えきめんや』、JR川崎駅構内には『いろり庵きらく』、他にも富士そばやゆで太郎はある。ただ、地元の味ということになると川崎市役所前の『新八』さんということになる。川崎市役所から向かい側を見ると大きな看板が目に飛び込んでくる。店内は懐かしい雰囲気、メニューもかけそば350円、たぬきそば・ちくわ天そば400円、かき揚げそば・山菜そば450円の安さ。さらに丼セットはかつ丼・カレー丼・とろろ丼・肉丼・小エビ天丼とそば・うどんでなんと60...新八〜川崎ランチグルメ

  • 人形町さくら紀行2024

    水天宮前駅の出口を出ると大ぶりなソメイヨシノの木が人形町交差点まで続いている。普段の年は3月中旬には開花宣言となるのだが、3月中旬の長雨と気温の低下により、今年は少し遅くなった。毎日、定点で同じ木の開花を追ってみた。(3月28日)この日に靖国神社のソメイヨシノが開花したことで東京の開花宣言がなされたが、人形町のソメイヨシノはまだまだ。蘖の蕾もようやく緑色になったばかり。ただ、もう少し日当たりの良いものには開花しているものもある。(3月29日)こころもち蕾が大きくなった気がする。本体はまだ蕾も固い。(4月1日)週末を挟むうち、蘖の蕾はピンクになっていた。ただ、本体は変化なし。(4月2日)ついに本体も花びらが開き始め、1分咲きくらいは開花した。(4月4日)1日飛んでしまっているうちにもう5分咲きには到達した。...人形町さくら紀行2024

  • 『春の大山』を思い出し、応援するぞ〜阪神ファンの戯言

    3月29日に開幕したプロ野球も各チーム5カードずつを消化、それぞれのチームと1回ずつは当たったことになる。我が阪神タイガースは6勝8敗1分で勝率.429、順位は4位とあまり芳しくないスタートである。岡田監督とマスコミの間で『想定内』『想定外』でかなり揉めているらしいが、私にとってもこの成績は『想定内』だと思っている。例えば昨年の同時期の成績と比較しても開幕ダッシュはDeNA、広島と4連勝したが、エース青柳の調子が上がらず、7勝5敗1分(雨天中止が2試合)と勝率.583と大して変わりはない。また、それほど心配していないのは先発が早い回で降板したのが2試合しかなく、ローテーションも青柳→大竹→才木→村上→伊藤将→西勇と全く崩れていないことである。さらに8敗を分析しても投手が原因というより、点が取れない打線に問...『春の大山』を思い出し、応援するぞ〜阪神ファンの戯言

  • 曙橋付近の坂道③

    『東京の坂、日本の坂』その205。今回は曙橋付近の坂道を歩く。私が前回曙橋周辺の坂道を歩いたのが2015年1月、それから9年経ち、当時行かなかった坂道も含めて再度歩いてみることにした。都営新宿線曙橋駅を出ると目の前に靖国通り、陸橋があるがこれが曙橋で上を走るのが外苑東通りである。まずは曙橋の下を通り、右に曲がり、『合羽坂』交差点まで歩く。これを右に曲がると『津の守坂』という大きな標識がある。ここから長い坂が新宿通りまで続いている。名前の由来は案内板にもある通り『昔、坂上の西脇に松平摂津守の屋敷があったため、その名前を略して津の守坂と称した』である。坂の途中には新宿歴史博物館がある。坂を降りて靖国通りを渡り、左に登っていく坂道が『合羽坂』である。標識にあるのは『昔、この坂の東南に蓮池と称する大池あり。雨夜な...曙橋付近の坂道③

  • KOREAN IZAKAYAジャン〜日本橋ランチグルメ

    あまりランチで韓国料理を食べることは無いのだが、新年度に入り、COREDO室町のレストラン街は異常な混み具合。やまやが混んでいるのはわかるが、大箱のシェラスコの店にも列ができている。もちろん四川飯店などは待つための椅子も足りなくなっていて立って待つ状態。その中で空いている『コリアン居酒屋ジャン』に入店した。メニューはスンドゥブチゲやビビンバ(1300円〜1500円)と言ったメニューもあるが、サービスメニューとして『カルビクッパ』『スンドゥブ』980円がある。取り敢えず今回はこのカルビクッパをお願いしてみた。11時50分に入店したが、私と同じようにあんまりランチに韓国料理を食べる人がいないのか、あのモランボンがやっている店にも関わらず私の後も女性が1人入ったのみ、とにかく空いているのである。まずはサラダとカ...KOREANIZAKAYAジャン〜日本橋ランチグルメ

  • 都営大江戸線スタンプラリー⑧

    『鉄道シリーズ』その234。都営大江戸線スタンプラリー⑧。やってきたのが六か本木駅、この駅はスタンプラリーにとっては難関駅の一つである。というのもホームから地上に出るまで5分近くかかる日本最深の地点は地下42.3mにも及ぶ。この間、エスカレーター6本を乗り継ぐ必要があり、もちろん日本で最も深い駅になる。駅から地上に出ると六本木ヒルズ、森タワーやグランドハイアットの高いビルが林立しているのである。スタンプは『六本木ヒルズ』である。同様に東京メトロ日比谷線のスタンプは『六本木交差点』が描かれている。お隣は『青山一丁目駅』である。以前に銀座線のブログにも書いたが、青山一丁目という駅名は実に不思議なものである。銀座線の駅が開設されたのは1938年のこと、当時は東京高速鉄道であったのだが、開設された当時の地名は『青...都営大江戸線スタンプラリー⑧

  • 味世〜石神井ランチグルメ

    以前にもこのブログに書いたのだが、『台湾ラーメンはどこの名物でしょうか?』。これは勝浦担々麺と同じで日本の名古屋名物である。名古屋市に行くと色々な店で食べることもできるし、発祥の店と言われる『味仙』である。では東京で食べられるお店はと聞かれると『味仙』の支店は神田と新橋にあるが、他の店では中々本物にお目にかかれないのである。しかし、西武池袋線石神井公園駅から徒歩3分のところにある『味世』でも食べることができる。名前も似ていることから聞いてみると若いご主人は名古屋にある味仙で修行した料理人で独立して店を開店したのである。店はビル地下にある食堂街入口左側にあり、10人程度しかお客様は入ることができない。まずは店に入ってすぐ右側にある券売機で食券を購入するシステムになっている。私は『台湾ラーメン』を注文しようと...味世〜石神井ランチグルメ

  • 麻布十番付近の坂道⑥〜きみちゃん像

    『東京の坂、日本の坂』その204。麻布十番付近の坂⑥、一本松坂の麓に立って気がついた。今まで上ってきたのが大黒坂、この頂上にたち振り返ると五叉路となっていて今まで登ったのが『大黒坂』(青方向)、隣が『暗闇坂』(緑方向)、『狸坂』(黄色方向)、『一本松坂』(赤方向)と全て名前のついた坂道となっている。赤方向に進むと急な下り坂となり、この坂が『狸坂』。由来は説明板によると『人をばかす狸が出没した』とのこと。旭坂の別名もある。この付近には中々素敵な洋館がある。うち一軒のステンドグラスを思わず眺めてしまった。再び戻って緑方向に進むと左に弧を描く急坂となるが、これが『暗闇坂』である。坂を下って行くと右側にオーストリア大使館が現れ、この辺りから坂はまっすぐとなる。樹木が暗いほど生い茂った坂であったためついた名前のよう...麻布十番付近の坂道⑥〜きみちゃん像

  • 秀峰〜日本橋ランチグルメ

    最近、ランチでよく魚を食べに行く。これは昼メシをMさんとよく行くようになったことも一因だが、やはり私自身も歳を重ねて、トンカツ・カレー・唐揚げばかりでは辛くなってきたことが多い。先日、前を通過した和食の店に行ってみる。もう日本橋や人形町でランチを11年も食べているが、行ったことのない店もまだまだある。『秀峰』さんもそんな1軒である。新めの暖簾をくぐり、店内に入るとカウンターのみ、横には3人、縦には10名程度入ることができる。最近、ランチでよく魚を食べに行く。これは昼メシをMさんとよく行くようになったことも一因だが、やはり私自身も歳を重ねて、トンカツ・カレー・唐揚げばかりでは辛くなってきたことが多い。先日、前を通過した和食の店に行ってみる。もう日本橋や人形町でランチを11年も食べているが、行ったことのない店...秀峰〜日本橋ランチグルメ

  • 関東三十六不動尊巡り⑦〜神木不動尊

    関東三十六不動尊巡り⑦、今回は第6番神木(しぼく)不動尊、正式名称・神木山等覺院にお参りする。今まで回った6ヶ所の霊場はいずれも東京都内にあったが、36ヶ所の内訳は東京19、神奈川7、埼玉5、千葉5となっている。神木不動尊は川崎市宮前区にある。アクセスは東急田園都市線溝の口駅・JR横浜線武蔵溝の口駅や小田急線登戸駅・向ヶ丘遊園駅からバスに乗って行くのだが、バス便は意外に多く、困ることはない。ただ、神木本町バス停からは少し歩くので神木不動前バス停からの方が分かりやすい。ただ、お寺は道路を渡り、3分ほど細い道をぐねぐねと曲がりながら歩くと急に歴史を感じる仁王門かが見えてくる。明治15年に造られた堂々した門で左右に仁王像が祀られている。門を入ると目の前の斜面にツツジが植えられていて、その間に不動明王像が配されて...関東三十六不動尊巡り⑦〜神木不動尊

  • 『まつや』で1人呑み

    吉祥寺東急百貨店には神田まつやの唯一の支店がある。神田まつやといえば1884年創業の蕎麦の老舗であり、池波正太郎が贔屓にした店としても知られている。また、その本店は1925年に建築された木造2階建の建物で東京都の歴史的建造物に指定されている。今の当主である四代目小高孝之が長く任されていたのが吉祥寺の店である。店はレストランフロアの真ん中にあり、入ると中々趣がある。中で働いている女性もベテランが揃っていて気がきくため。気持ちのいい。まずは小瓶のビールと焼き鳥(たれ)、わさび芋を注文。すると冷えたビールと共にお通しの蕎麦味噌、わさび芋も登場。まずはビールを一口、暖かくなるとビールが美味くなるが嬉しい。蕎麦味噌は練り上げた舐め味噌に炒った蕎麦ゴメが入っていて食感がいい。これをちびちび舐めながらビールを飲む。わさ...『まつや』で1人呑み

  • 都営地下鉄大江戸線スタンプラリー⑦

    『鉄道シリーズ』その233。都営大江戸線スタンプラリー⑦。大門駅はJR浜松町駅と隣接していて副駅名に浜松町となっている。(同様な例は東京メトロ千代田線明治神宮前駅とJR原宿駅)駅名は駅近くにある増上寺の芝大門に由来している。1964年に都営浅草線(当時の1号線)が開通した際につけられた名前ではあるが、大江戸線は浜松町駅により近いため仮称の段階では浜松町駅だった。しかし、同じ都営地下鉄で違う名前にする訳にもいかず、大門駅を名乗っている。スタンプのデザインは『芝大神宮』を浅草線が使っているの対してより海に近い大江戸線は『芝離宮庭園、竹芝桟橋』がえがかれている。(芝離宮庭園)赤羽橋駅のスタンプには『芝公園で咲く花、東京タワー』が描かれている。東京で赤羽といえば北区赤羽を指すことが多いが、駅に近い古川は江戸時代に...都営地下鉄大江戸線スタンプラリー⑦

  • 三度〜新川グルメ

    中央区新川と言われてもあまりピンとこないかもしれないが、永代橋と八丁堀、茅場町などに囲まれたエリアというと想像がつく。今日の飲み屋さんはこの新川にあるのだが、私の勤務する人形町からはコミニュティバス(江戸バス北回り線)の新川2丁目までバスに乗り、3分ほど歩くと目的地には到着。店のお名前は『三度』という。店内に入ると10人くらいの団体が2組、あとはカウンターで女性5人組、我々3人、あと3席という感じでコーナーに陣取る。期末打ち上げなのか、店は大入満員であった。この店の名物は少しずつつまみを盛った盛り合わせ、刺身などでカニクリームコロッケも美味いと聞いたのでこれを全て注文した。まずは生ビールで乾杯、急に暑くなりビールが美味い。お通しは白和え、さっぱりとスタート。カニクリームコロッケ登場。タルタルソースが添えて...三度〜新川グルメ

  • 麻布十番付近の坂⑤

    『東京の坂、日本の坂』その203。麻布十番付近の坂⑤、あひる坂を下ると向かい側に再び上り坂が現れる。この坂道が『七面坂』、こちらはかなり急な上り坂である。名前の由来は説明板によると『かつて東側にあった本善寺(戦後五反田に移転)に七面大明神の木像が安置されていたことからこの名前がついた』とある。七面坂を上り切ると突き当たり、これを右手に曲がると再び坂になるが、この坂道が『大黒坂』である。大黒坂の由来は坂の北側に大法寺があり、この寺に大黒天が祀られていることからこの名前となった。もう少し歩くと坂の中腹に塀が黒く塗られてかいる大法寺が現れる。港区七福神の一つでもあり、参詣する人が多い。私の後ろを歩いていた外国人のお母さんが子供を連れて門を潜っていった。坂の頂上左手に大きな松の木が見えてきたが、そこから緩く上るの...麻布十番付近の坂⑤

  • 一心たすけ〜日本橋ランチメニュー

    日本橋にはよく行くが現在ビルの新築ラッシュ、日本橋(橋)の隣にある旧野村證券本社と周辺は三井不動産が52階の再開発ビルを中心としたオフィス、ホテル、居住で構成されたビル群が建設中。旧安田信託銀行と東京ガスの跡はビルを取り壊し中、東京駅前にはTolyoTorchという日本一のビルを三菱地所が建設中と一気に風景が変わって行く。そんな姿を見ながら、久しぶりに立ち食い蕎麦を食べに行く。三軒の蕎麦屋が並ぶ。手前から一心たすけ、よもだそば、やぶ久なのだが、一心たすけは立ち食いだが、席があり、蕎麦は茹でたて、天ぷらは揚げたてが売り。よもだそばも蕎麦は茹でたて、天ぷらも揚げたてに加え、インドカレーが本当に本格的でうまい、しかし、本当の立ち食い。やぶ久は座って食べる普通のお蕎麦屋さんだが、とにかくカレーそばを頼む比率の高い...一心たすけ〜日本橋ランチメニュー

  • 久我山歳時記㊲〜『清明』を迎え、一気に春

    『久我山歳時記』㊲。4月4日は二十四節気の5番目、清明にあたる。春の彼岸である春分から2週間。しかし、今年は春分から寒の戻りがあり、ソメイヨシノの開花宣言が当初の3月23日からどんどんずれて3月29日(東京)となった。ただ、そこから急激に気温が上がり、3月31日には28℃にもなる。やはり、四季のニ季化が止められないようである。清明は『万物が清々しく明るく美しい頃』と言われて、中国では清明節と言って先祖の墓に参り、草むしりをして墓を掃除する日と決まっている。自分の親の墓は京都にあり、なかなか行けないが、妻の両親の墓は近くにあることからまさにお彼岸に掃除をしてきたところである。(蘖のソメイヨシノ)久我山は都心部に比べて平均気温が2、3℃低いことからまだソメイヨシノの開花とは行かないが、色々の花が開花を始めてい...久我山歳時記㊲〜『清明』を迎え、一気に春

  • 魚や(さかなや)〜人形町ランチグルメ

    週末が近づくとだんだん疲れが溜まってきて、ついついあっさりとしたランチになる傾向がある。いつもランチは1人だが、今日は先輩のMさんとのランチ、思い切って魚を喰わせる店に向かった。店の名前は『魚や』、渋い看板が目印。一階は右手の入口から入り、カウンターに座ることになる。グループは2階、この場合は入口で注文して2階に向かう。こちらはテーブル席もある。今回は早かったので1階もがらがら、カウンターに座る。入口にランチメニューの写真もあるが、一番人気は『魚づくし定食』(1000円)、これは焼き物(鮭)、揚げ物(アジフライ)、煮魚(サバ味噌煮)、刺身盛り合わせ、味噌汁、ごはんとこの店で食べられる料理が少しずつ載っている。他には『刺身盛り合わせ定食』『マグロ中落ち定食』『サバ味噌煮定食』『ほっけ焼き定食』『海鮮丼定食』...魚や(さかなや)〜人形町ランチグルメ

  • 都営大江戸線スタンプラリー⑥

    『鉄道シリーズ』その232。都営大江戸線スタンプラリー⑥。勝どき駅は勝鬨橋と晴海トリトンのほぼ中間、清澄通りと晴海通りの交差点地下あたりにある。勝鬨橋とはかなり勇壮な名前であるが、実は日露戦争旅順陥落を記念して築地と月島の間に開設されたのが『勝鬨の渡し』である。(晴海トリトンからの眺め)当時は交通量も増えたが、一方で隅田川を通過する船舶も多く、可動橋の建築が1933年に始まった。完成は1940年であるが、橋の上には都電も通っていた。しかし、戦後は晴海通りの交通量がさらに増えたこともあり、1970年11月29日を最後に橋の開閉は行われていない。勝鬨橋の『閧』は当用漢字にないため、住居表示が行われた際に『どき』として表示した。駅名もこれに倣ってのものである。スタンプは勝鬨橋と晴海トリトンが描かれている。晴海ト...都営大江戸線スタンプラリー⑥

  • 百万石〜柳橋ランチグルメ

    浅草橋駅近くでランチタイム、特に店を想定していなかったため、ウロウロ。柳橋近くの佃煮屋さんに買い物をしようと駅前の信号を反対側に向かう。あまり来たことがない場所をウロウロ、釜飯屋やラーメン屋などが並んでいる中、クラシカルで間口の広いトンカツ屋さんを発見、お店に入る。中は4人席が2つ、あとはカウンター、私はカウンターの真ん中に座った。ご主人はこの道50年と言った小柄なおじいさん、お茶を入れてくれたのは奥様のようである。メニューをみるととんかつ定食、盛り合わせ定食(ヒレカツ、魚フライ、メンチカツ)、プルプル定食(豚生姜焼き風)、魚フライ定食、小海老フライ定食などが900円、ハンバーグ定食、かつ重定食が850円とリーズナブルである。今日はカツ重にしてみた。お店の奥を見ると中庭があり、石を組んだ枯山水造りとなり、...百万石〜柳橋ランチグルメ

  • 関東三十六不動尊巡り⑥〜目白不動尊

    関東三十六不動尊巡り⑥、今回は第14番札所目白不動尊をお参りした。目白不動尊の正式名称は神霊山慈眼寺金乗院で真言宗豊山派のお寺である。実は私の義両親の墓があるお寺からほど近く、お彼岸に墓参りをした後、伺った。目白不動尊と言えば江戸五不動(目黒、目白、目青、目黄、目赤)の一つである由緒あるお寺であるのだが、元々この不動尊像はこの寺にあった訳ではない。二代将軍秀忠の命により奈良の長谷寺の本尊と十一面観世音像を関口台(文京区関口)に新長谷寺を建立。さらに三代将軍家光は当山の本尊断臀不動明王に目白の名を送り、五色不動の一つとした。このため、関口周辺を『目白台』と呼ぶようになった。しかし、太平洋戦争で全焼、この金乗院に遷座することとなったのである。断臀不動明王像は弘法大師作と伝わりられ、かつては50年に一度開帳され...関東三十六不動尊巡り⑥〜目白不動尊

  • キッチンサウザ〜人形町ランチグルメ

    人形町にはかつて色街であった名残なのか洋食店が多い。名店といえば『芳味亭』『そよいち』、明治創業の老舗は『小春軒』『来福亭』『日勝亭』など数多くある。しかし、庶民的といえば本日お邪魔した『キッチンサウザ』を私は挙げる。この店に入るとかつて東京の学生街に数多くあった『キッチンジロー』を彷彿させるが、実はこの店も元はキッチンジローであった。しかし、キッチンジローは2020年に15店舗のうち13店舗を閉鎖、今東京には九段下1店舗のみ(もう1店は大阪・中之島)しかない。今もランチメニューにはハンバーグとメンチカツを中心に①ハンバーグとミルクコロッケ(これはキッチンジローからの伝統でクリームコロッケのことを指す)、②ハンバーグとスタミナ焼、③メンチカツとカラアゲ、④メンチカツとスタミナ焼、⑤カラアゲと魚フライの5つ...キッチンサウザ〜人形町ランチグルメ

  • 『ワクワク』『はらはら』の狭間で〜阪神ファンの戯言

    阪神ファンは小心者が多い。これは特に関西人が気が小さいからではない。私がタイガースを応援し始めて60年近くなるが、裏切られた記憶はあるが、安心して応援できたためしはない。私が気にしているのは『阪神は優勝の翌年はスタートで躓く』ということである。しかし、新聞各社の順位予想では阪神が優勝の声が高い、こんな年が一番怖いのである。今から38年前、1986年。前年は2リーグ制になって初めて日本一になった1985年の翌年、当時の阪神タイガースは投手力というより、打撃力が売りのチームであった。前年日本一を受けて満を持してのシーズンであったが、①センバツがあるため、アウェイ開催、川崎球場で大洋(現、DeNA)と対戦、しかし3連敗してしまう。②主力の掛布が4月20日に死球で右手首を骨折、前半戦を棒に振る、③前年にストッパー...『ワクワク』『はらはら』の狭間で〜阪神ファンの戯言

  • 最新式がいいのだろうか〜立喰うどんの一考察

    立喰そばのヘビーユーザーではあるが、JR系の『いろり庵きらく』の進化には驚かされる。りんかい線国際展示場駅にあるお店に11時頃入ろうとした。当然、外には券売機があり、タッチパネルで食券を買う。JRダイナー傘下の店なのでPASMOやSuicaも使うことができる。今日はうどんでも食べようと『たぬきうどん』のボタンを押すと食券が発券され、番号が付いている。店に入ると『空いた席にお座りいただき、お待ちください』と従業員の方に言われ、お冷を汲んで席で待つ。すると上の方に設置されているモニターに番号が出て、同時に従業員の人が番号を呼ぶ。カウンターに行くとたぬきうどんと振りネギが用意されていてこれを取り席に着く。食券は入れ物があり、これに入れる。この間、一言も言わない。今、小諸そばでも富士そばでもおばちゃんに食券を渡し...最新式がいいのだろうか〜立喰うどんの一考察

  • 麻布十番付近の坂道④

    『東京の坂、日本の坂』その202。麻布十番付近の坂④。くの字に曲がった潮見坂を降り切り、次の道を左に曲がると目の前に坂道が現れる。これが『於多福坂』、面白い名前で初めはきつい上り坂、これが一旦緩くなり、再び先に行くときつい上り坂となる。これが於多福のお面のようだからと付けられた名前とのこと。於多福のお面が急角度の上り、緩斜面、また急角度のの上りがどこを指すのかはあまりうまく想像できないが、参考までに図を描いて考えてみた。坂の上まで上り右に曲がる。高速道路の並行してある坂が『永坂』。更科そばで有名な永坂更科の工場がある。麻布通りからそのままっすぐに麻布台に向かって坂は伸びる。名前の由来は案内板によると『麻布台から麻布十番に下る長い坂だったために(この名前が)ついたと言われている。長坂氏がそばに住んでいたと...麻布十番付近の坂道④

  • 春だ!春盛りそばだ!〜小諸そばの楽しみ方

    いよいよ立春、今年も小諸そばの春盛り蕎麦の季節がやってきた。立喰そばの中では小諸そばは季節によって趣向を凝らしたメニューを提供してくれるが、この春盛りそばはいつも楽しみにしている。昨年は確か『桜エビと白魚のかき揚げ、筍の天ぷら』があしらわれたメニューだったが、今年は『さくらマスの天ぷら、桜エビのかき揚げ、筍の天ぷら、菜の花』と少しバージョンアップ(とはいえ昨年に比べてかき揚げが小さくなってはいるが)している。まずは天ざる仕様の春盛り天せいろ(590円+1.5人前のそば50円)から頂く。ただ、残念ながら値段も560円(普通盛り)から30円値上がりはしている。せいろに蕎麦の大盛り、天ぷらの皿、ツユがお盆に乗って出てくる。天ぷらが3つものり、ちゃんと大根おろしも添えてある。ツユにわさびとネギを入れ、蕎麦から頂く...春だ!春盛りそばだ!〜小諸そばの楽しみ方

  • 都営大江戸線スタンプラリー⑤

    『鉄道シリーズ』その231。都営大江戸線スタンプラリー⑤。清澄白河駅は東京メトロ半蔵門線との乗り換え駅。陸上に上がるとすぐ前に清澄庭園があるが、これと東京現代美術館がスタンプに描かれている。東京メトロのスタンプもやはり清澄庭園である。門前仲町駅は東京メトロ東西線との乗り換え駅である。今年の東京マラソンでは折り返し地点にもなり、富岡八幡宮の門前町である。スタンプの意匠は富岡八幡宮とその境内にある伊能忠敬像である。伊能忠敬はこの近くに住居があり、また、測量に全国を歩くにあたり、必ず富岡八幡宮にお参りを欠かさなかったことから測量を始めて200年目の平成13年に境内の鳥居近くに像が建てられた。一方、東京メトロのスタンプは深川不動堂、関東三十六不動尊の一つにも数えられる。深川不動堂は成田山東京別院の位置付けにあるが...都営大江戸線スタンプラリー⑤

  • 吉そば〜日本橋ランチグルメ

    立喰そばのチェーンと言えばやはり『富士そば』『小諸そば』『嵯峨谷』が大手、店数を大幅に減らした『梅もと』『六文そば』、どうもなくなってしまった『岩本Q』など色々ある。その中で東京の中心部を歩いているとよくあるのが『吉そば』。店舗は銀座本店以下、赤坂、渋谷、西新橋、四谷、中目黒、日本橋など全部で11店舗ある。HPを見ると創業124年とか、歴史もあり、無化調を守るお店である。昼食を食べ損ねて14時半頃、日本橋室町を歩いていたら縦長の大きな吉そばの看板を発見、店内に入る。先客は1人いたが、すぐに退店、私1人になった。入口すぐのところに向かう合わせで置いてある券売機で『かき揚げそば』(520円)のボタンを押して、食券をカウンターに出す。おじさんに『温かいそばでいい』と聞かれ、『お願いします』と返答する。最近は湯切...吉そば〜日本橋ランチグルメ

  • 関東三十六不動巡り⑤〜宝仙寺

    関東三十六不動尊巡り⑤、今回は15番札所宝仙寺に伺った。正式には『真言宗豊山派明王山宝仙寺』、東京メトロ丸の内線中野坂上駅で下車をし、青梅街道を荻窪方面に5分ほど歩くと宝仙寺の信号が出てくる。これを渡ると山門前に到着する。宝仙寺の由来は平安後期に源義家により創建された。義家は後三年の役で奥州を平定、帰途に陣中で護持していた不動明王像を安置するために建立をしたものである。境内の入口には山門、仁王像が2体納められ、睨みを効かせている。境内に入ると石碑があり、『中野町役場跡』とある。ここに明治28年から昭和初期まで区役所があった。すぐ目の前には三重塔、もとは寛永年間に今の第十中学の校庭に高さ24mの塔があり、江戸時代には名所であった。しかし、昭和20年の空襲で焼失、その後平成4年に法起寺三重塔を模した塔が再興さ...関東三十六不動巡り⑤〜宝仙寺

  • 豊樹〜人形町ランチグルメ

    人形町のランチの店はかなり行き尽くしたと思っているが、やはり入ったことのない店もまだまだ沢山ある。本日お邪魔した『豊樹』もそんな店の一つ。以前ブログにも書いたが、ラーメン店が3軒並ぶ中の一軒。一番人形町駅寄りにある『柊』はここ3年ほどで店名は2回替わり、真ん中の店『桂園』はコロナ禍により閉店、実は『豊樹』は言わば勝ち組なのである。店の前には赤い提灯が一つ、メニューも大きく張り出し、明朗会計の店でしかも殆どがラーメンメニュー、サイドオーダーには餃子などもあるが、あくまでラーメンを注文したお客さん用である。ラーメンと言っても味噌・醤油・塩の3種類に加え、担々麺、つけ麺、トンコツラーメン、油そばと何でもあるし、トッピングも辛ネギ、チャーシュー、メンマ、味玉など沢山揃えている。ランチは半餃子(3個)付きが200円...豊樹〜人形町ランチグルメ

  • 麻布十番付近の坂道③

    『東京の坂、日本の坂』その201。麻布十番付近の坂③。今回は麻布十番付近の坂道を歩くことにした。麻布十番の坂道を歩くのは2015年以来9年ぶりである。今回初めて歩く坂道も多く、前回に引き続きということもあり、③とした。都営大江戸線麻布十番駅を降りて7番出口を目指す。東洋英和女学院が近くにあるためか、可愛らしい制服の子供たちが反対側から歩いてくる。出口を出てすぐ右側に『麻布十番稲荷神社』を発見。都会の神社にありがちなすぐ前に聳えるように本殿が立ち、急な階段を上ることになる。その前に階段右側には大きな蛙の石像。この大きな蛙の像には『江戸時代文政4年(1821年)に大火があり、この周辺は焼けてしまったのだが、備中成羽の領主山崎主税助の邸のみ類焼を免れた。これは邸の池に棲む大きな蛙が水を吹きかけて猛火を退けた』と...麻布十番付近の坂道③

  • ふじの家〜神田ランチグルメ

    普段歩いている道に沿ったビルの地下1階に蕎麦屋さんがあるのに急に気づいた。昭和通りという道幅の広い道路を神田方面にあるいていたら普通の雑居ビルに『そばふじのや』という飾り気のない行燈を発見。怖いもの見たさまでは行かないが、ついつい立ち寄ってしまう。1階にショーケースが置いてあり、値段はごく一般的、どちらかというと安い部類なのである。推しは『かき揚げ丼セット・丼+きつねそば』『カレーセット・カレーライス+たぬきそば』あたりのようだ。地下に降りる階段が螺旋状になり、2階分を降りると殺風景な入口。中に入るとL字型をしたお店で奥は左側に折れて席が配置されている。先客は2組3人、昼時の割にはがらんとしている。席に座り、メニューをしっかり見ると、先ほどの丼+きつねそばがBセット(900円)、カレーライスセット(900...ふじの家〜神田ランチグルメ

  • 宿33 永福町行京王バスに乗って

    『バスシリーズ』㉛、久しぶりに路線バスに乗ってみた。とはいえちゃんと始発から終点まで乗った訳ではなく、途中区間の新宿住友ビル〜西永福のみである。最近のネットニュースを見ていると路線バスの廃止の話題が多く、運転手不足は益々拍車がかかっているらしい。『新宿住友ビル』バス停は京王バスが停車、系統は永福町(宿33)、佼成会聖堂前(宿32)、渋谷駅(宿51、050)、佼成病院(宿35)の5系統がある。私が乗る予定の永福町行きは出たばかりのため、しばらく待つことにした。まずは渋谷駅行、続いて佼成会聖堂前行がやってきた。永福町行は1時間に6〜7本あるから10分も待てば来るはずなのだが、1628発のバスは4分ほど遅れで到着する。乗車すると7割程度の乗車率である。路線バスは優先席比率が高いため、若い人は席が空いていても中々...宿33永福町行京王バスに乗って

  • La Bar a Vin 52 〜渋谷グルメ

    どうも横文字の名前の店は覚えられない。特にイタリアンやスパニッシュの店は苦手である。昔の仲間5人が久しぶりに集まることになり、渋谷か新宿と言われた。わかりやすい店と言われても新宿も渋谷もあまり駅に近い店はよく知らない。そこで先日お取引先にご馳走になった店を思い出し、比較的わかりやすい場所だったこともあり、予約してみた。店の名前は『ル・バーラヴァンサンカンドゥアザブトウキョウ』という。こちらは高級食品スーパー『成城石井』が経営しており、井の頭線のホームの上にある食堂街にある。成城石井の食品の販売も店内でやっていて利用者も多いようだ。ところが時間になってもやってきたのは私を含め2名、何とか15分遅れで開始できたのだが、やはり渋谷駅の変化に付いてこれない人ばかりであった。飲み放題付きなので生ビールで乾杯。まずは...LaBaraVin52〜渋谷グルメ

  • 都営大江戸線スタンプラリー④

    『鉄道シリーズ』その230。都営大江戸線スタンプラリー④、蔵前駅は都営大江戸線と浅草線の乗換駅ではあるが、少し離れていることもあり、地下の通路では乗換ができない。都営浅草線から乗り換えるために地上に一旦出てしばらく厩橋方向に歩くと駅の入口が出てくる。通りの反対側には以前から気になる本屋さんがある。なぜ気になるのかは写メを見ればひと目でわかるが、大きなビルに挟まれて間違いなく傾いているが、少なくとも5年はこのまま。見ている方が危なくなってしまいそうでつい足が止まる。ところで都営大江戸線のスタンプは『厩橋と花火』、立派な鉄橋はわざわざ見に行く価値がある。厩橋浅草線は『蔵前国技館と蔵前橋』である。両国駅のスタンプは『東京都江戸東京博物館と大相撲の幟、力士像』である。駅周辺には日大一高、徳川家康像、復興記念館、安...都営大江戸線スタンプラリー④

  • 東京トンテキ〜秋葉原ランチグルメ

    『とんてき』の名前を初めて知ったのは上野だったか、御徒町だったか、確かここにあった『たいまる』という店だったと思う。たいまるは古くからある洋食屋さんでとんてき以外にもトンカツやハンバーグなどのメニューもあったが、看板メニューはトンカツととんてきだった。先日、浅草橋の『グラシア』という店の四日市トンテキを頂いてからすっかりその魅力に取り憑かれ、今回は『東京トンテキ』というお店に行ってみた。かつては渋谷や町田など数店あったようだが、今は秋葉原店一軒のみ。場所はヨドバシ秋葉原店の8階にある。8階に上がると30店舗もあり、ペッパーランチ、勝牛、但馬屋、火の玉などガッツリ系の店がひしめく中、東京トンテキはある。店に入ると結構広い店だが2名の店員さんで全てを取り仕切り、1人が料理、もう1人はフロアと大忙し。メニューを...東京トンテキ〜秋葉原ランチグルメ

  • 関東三十六不動巡り④〜不動院

    関東三十六不動尊巡り④、今回は第22番札所不動院に伺った。蔵前でラーメンを食べた後10分少しを歩いて到着。表通りから一本入った静かなところにある。山門をくぐると3階建のコンクリート製の本堂の入口がある。階段を上がり、ガラス戸のそばまで行くと中から御住職がお見えになり、戸を開け中に入れてもらう。玄関前には少し時代がかったお雛様の7段飾り、『まだ飾られているのですか』と私が尋ねると『なかなか片付けようと思ってもついつい決心がつかなくて』、何処も同じである。当院は真言宗智山派のお寺で本山は京都智積院とか、まずは3階の本堂まで上がり、お参りをする。奈良時代の良弁作と伝わる不動明王像、これには長年の願いであった母との再会を果たしたのち、このような母子別離の悲しみが世の中からなくなればという思いをこの木像に謹刻したと...関東三十六不動巡り④〜不動院

  • ジョウモン〜渋谷グルメ

    博多名物のレタス巻が名物の『ジョウモン』という店に行った。ところでこの店の名前だが、漢字で書くと『縄文』『城門』『定紋』ではなく、『上物』。つまり通常より優れたものという言い方で博多では高い服地のスーツを着ていると、『その服ジョウモンと違いますの?』などと使うこのジョウモンのことである。渋谷駅を降りて道玄坂をえっちら上がり、百軒店(ひゃっけんだな)の方に曲がり、次を左に行ったあたりにある。一階はムルギーという老舗カレー店だが、夜は営業していないので真っ暗。よく壁を見て、最初の写メが付いた戸を開けて階段を登る。ここが、結構難しい。店内は2階がオープンキッチンとなっていて周囲には焼酎の樽が並んでいる。今回は4人で伺ったため、3階に行く。席に座るとキャベツに酸っぱいポン酢(?)がかかった大皿。これは博多の定番で...ジョウモン〜渋谷グルメ

  • 都営大江戸線スタンプラリー②

    『鉄道シリーズ』その229。都営大江戸線スタンプラリー②、春日駅の次は本郷三丁目駅。実は春日駅と後楽園駅はほぼ同じところにあるため、実は丸の内線後楽園駅〜本郷三丁目駅と大江戸線春日駅〜本郷三丁目駅はほぼ並行している。丸の内線後楽園駅は地上駅のため、しばらくは高架を走り途中から地下に潜り、春日通りあたりの地下を走る。(赤が丸の内線、青が大江戸線)大江戸線の方は文京区役所の地下に駅があり、こちらも春日通りの地下を走る。表からは見えない並行路線である。本郷三丁目駅のスタンプには『東大赤門、安田講堂、樋口一葉旧宅跡の井戸』が描かれている。一方、東京メトロ丸の内線のスタンプは『東大赤門』のみといたってシンプルである。さらに近くにある東京メトロ南北線の東大前駅のスタンプは以前は赤門であったが、本郷三丁目駅と被るからか...都営大江戸線スタンプラリー②

  • 割烹多賀山の幕の内弁当を頂く

    以前にお邪魔した割烹の多賀山さんにランチの幕の内弁当を頂きに伺った。実はこの店の幕の内弁当は人気で数量限定のため、早く行く。店に到着したのが11時半、外には列は無かったが、1階は満員。2階に案内され、4人席に座る。フロア担当のおばさんは1階と兼務のため、しばし無人のテーブルで待つ。暖房もちゃんと効いていて快適である。おばさんはメニューの書いた板を持って2階に来てくれるが、ここで『幕の内弁当2つあります』と尋ねると『大丈夫です』と言われ、ホッとする。熱いお茶を飲みながら待つ。5分ほど経つと幕の内弁当が到着。もちろん、味噌汁付。味噌汁の具は油揚げ、一口飲むがやはり出汁が違う。おかずは主に3つのパートに分かれていて『野菜の炊き合わせ』にはにんじん、里芋、筍、がんもどき。いずれも優しい味付けにホッとする。さらに白...割烹多賀山の幕の内弁当を頂く

  • 久我山歳時記㊱〜啓蟄も過ぎ

    久我山歳時記㊱、季節は進み、『啓蟄』を迎えた。ただ、このところ寒さが戻る日も多く3月8日には南岸低気圧の接近もあり、東京の朝は雪模様。季節外れの雪と思ったが、午後には晴れ間も出た。しかし、9日は最高気温が15℃にもなり、やはり春到来は間違いない。啓蟄は二十四節気の中で土の中で冬籠りをしていた生き物が目覚める候のこと。今年は3月5日であった。歳時記には柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲くと書いてある。そのような季節を確かめるために久我山を再び歩いてみた。この頃のいつものコースは久我山〜富士見ヶ丘の井の頭線車両区付近、神田川を眺めると大きな鯉の姿があちらこちら。まだ、水草も少なく、鯉の姿が上からもはっきりも見える。そのまましばらく歩くと緋寒桜やサトザクラが花をつけ、ソメイヨシノが追いかけてくるのを待っている...久我山歳時記㊱〜啓蟄も過ぎ

  • 元楽 蔵前総本店〜蔵前ランチグルメ

    都営浅草線の駅に『元楽』というラーメン店の広告があるのを見たことがあるかも知れない。その本店は蔵前、支店は銀座と新橋にある。なるほどこれを結ぶと都営浅草線となるのである。蔵前にある総本店に行ってみた。大通りから一本中に入った角にお店はある。外観からも懐かしい中華屋さんという雰囲気が漂っている。このお店のラーメンは大きく分けて2種類、醤油味のコッテリ系が『元ラーメン』、塩味のさっぱり系が『楽ラーメン』で併せて名物の豚めしの小サイズ(こぶためし)を付けて1050円のセットもある。迷わず『楽ラーメン+こぶためし』の食券を購入、フロアの女性に渡す。すると『背脂は普通でいいですか』と聞かれ、普通でお願いする。まだ少し早い(11時45分)のため、空き席も目立つ。全てがカウンター席で厨房の周りと窓側に27席ある。因みに...元楽蔵前総本店〜蔵前ランチグルメ

  • 目青不動尊(教學院)

    関東三十六不動巡り③、3番目に伺ったのは第16番札所の教学院である。正式名称は『竹園山最勝寺教學院』、通称『目青不動』とよばれている。江戸五不動は東西南北中央の5つの方角を指していて、目黒、目白、目青、目黄、目赤。ただ、目黄が2つあるため、6寺となっている。目青不動は世田谷区太子堂、東急世田谷線(玉電)の終点三軒茶屋電停を降りて進行方向とは逆に少し歩くと線路沿いに山門が現れる。教學院の創建は1311年で当初江戸城紅葉山にあった。ご本尊は阿弥陀如来で太田道灌がこれを麹町に移し、さらに赤坂、青山などを転々とした。江戸時代には寛永寺の末寺となったが、1909年に現在の地に移転した。目青不動は正善寺(麻布谷町)の本尊であったが、同寺が廃寺となり、教學院に移されたものである。目青不動尊は慈覚大師円仁作の像であるが、...目青不動尊(教學院)

  • 六文そばのコスパの凄さ〜人形町ランチグルメ

    昼休みを使っていつものクリニックで診察、ランチは調剤薬局で薬ができる待ち時間にということになった。12時20分とピークだったが、近いこともあり、『六文そば』を覗くと幸いに席が1つ空いていた。席に座り、『ごぼう天そば』(280円)をお願いする。ご主人は慣れた手つきで蕎麦玉を湯に放り込み、温めて、こちらも温めた丼に入れ、ごぼう天とネギを載せ、ツユを張って出してくれる。目の前は天ぷらの入ったカウンター、その下からお金を渡す。ものの30秒ほどで『今日のランチ』は到着。七味唐辛子を振り、割り箸を割って食べ始める。以前も書いたが、立喰そばのつゆはあんまり熱すぎない。それなのに思い切り熱かったのが成増駅前の某立喰そば、何しろ完全立喰(椅子がない)のに丼の裏が熱くて持ち続けられないほど熱い。このような非常識な店はレアーで...六文そばのコスパの凄さ〜人形町ランチグルメ

  • 有名企業の名前の由来を調べてみた①

    『改めて日本語を考える』その48。上場企業を見ているとやはり漢字の名前が多い。しかし、カタカナ表記の会社も相当数あり、その意味がわからない会社も多い。そんな会社の名前の由来を少しだけ調べてみた。外食チェーンを運営している『ゼンショー』、(ゼンショーホールディングス)の会社名は知らずとも『すき家』『はま寿司』『ココス』『なか卯』『ロッテリア』と言ったお店を知らない日本人はあまりいない。ではゼンショーの意味はなんだろう。創業者の小川賢太郎氏が一代で成した会社であり、社是が『全勝、善商、禅商』が社名の由来。ただ、実際にはとにかくM&Aで伸びた会社だけあり、全て成功、つまり『全勝』を社員に求めることが一番大切なことのようである。社長の苗字が社名になっている会社も多い。有名なのはニトリ(似鳥)、コメリ(米利)、ヤマ...有名企業の名前の由来を調べてみた①

  • オカメザクラと『久我山桜』

    三寒四温とはよく言ったもので暖かい日も寒い日もそれほど長くは続かない。北から寒気が近づき、西高東低の気圧配置となっても、西から高気圧が張り出してきて北に低気圧、南に高気圧となり、南風が吹く。その間に雨が降り、強い湾岸低気圧が発達すると東京でも雪が降る。といった天気が繰り返すうちにようやく暖かくなる。日本橋にも植えられているオカメザクラの花が満開に近づき、ピンクの花が目を楽しませてくれる。今年は伊豆の河津桜が咲き始めるのが早かったからオカメザクラの開花が遅いのかとも思うのだが、通常から考えると平年通りのようだ。2021年は3月4日、2022年は3月10日、2023年は3月8日にオカメザクラの写メを撮りに来ているのからすると平年通りか、数日早いのかも知れない。ソメイヨシノは花が前を向いて咲くのだが、河津桜やオ...オカメザクラと『久我山桜』

  • 都営大江戸線スタンプラリー①

    鉄道シリーズその228。都営地下鉄スタンプシリーズ第2弾、最長路線である大江戸線にチャレンジすることにした。大江戸線は開業が1991年、全通したのが2000年である。全通は平成12年12月12日だから覚えやすい。地下鉄線の中で最長40.7km、駅数も38とこちらも一番である。さらに環状にはなっているが、山手線や大阪環状線と異なり『数字の6』のような路線。始発が都庁前から環状部分を走り、都庁前駅まで戻ると離れ、光が丘駅まで北西に向かって走っていく。こうしたイレギュラーな路線のため、スタートをどこにするか悩んだが、取り敢えず飯田橋駅から両国方向を目指すことにした。飯田橋駅にはJRのほか、東京メトロ東西線、有楽町線が通っており、これらを避けるために駅ホームは地下32mのところにある。スタンプのある駅長室までは地...都営大江戸線スタンプラリー①

  • よもだそば 御徒町店〜御徒町ランチグルメ

    御徒町駅周辺を歩いていてちょうど昼時となった。ラーメンの店は多いが、蕎麦の店がなかなか見つからない。富士そば、小諸そばはあったがと吉池の隣を見ると何と『よもだそば』。恥ずかしながら日本橋以外の店は初めてである。外観からしても鰻の寝床のような細長い店、その頭のところに券売機と厨房があり、奥に6人ほどのカウンター、あとは立ち食いの店内である。とにかくメニューが多くて悩むが、すぐに後ろにお客さんが来るので目立つ『かき揚げ蕎麦』(530円)のボタンを押してしまった。カウンターに出すともう1人の店員が茹で始め、丼に取ると大ぶりなかき揚げを乗せ、僅かな量のネギをかけ、トレイごと出してくれる。お冷もトレイに乗せて奥の椅子席に座る。ラッキーなことに3席ほど空いていた。この店は割り箸ではなく、再利用する箸を2本掴み、七味唐...よもだそば御徒町店〜御徒町ランチグルメ

  • 関東三十六不動巡り②〜薬研堀不動院

    関東三十六不動巡り②。2番目に伺ったのは第21番札所の『薬研堀不動院』である。正式には大本山川崎大師平間寺東京別院薬研堀不動院、つまり川崎大師の東京別院ということになる。由緒は1585年豊臣秀吉の兵火にあった際に根来寺の大印僧都が尊像を守護して籠に入れ東国に下った。やがて隅田川そばに1591年堂宇を建てたものである。ご本尊は秘仏で1137年真言宗の中興の祖と言われる覚鑁上人が43歳の厄年を無事に済まされたお礼に紀州根来寺に安置されたものである。今の川崎大師別院となったのは1892年のことで今は東京三大不動として目黒不動、目白不動と共に信仰を集めていて江戸名所図会にも載っている。場所は都営浅草線東日本橋駅から歩いてすぐのところにある。細かい場所がわからなくても沢山の幟と参道を示す石柱があるのですぐに到着する...関東三十六不動巡り②〜薬研堀不動院

  • しんぱち食堂〜人形町ランチグルメ

    人形町交差点は金座通りと人形町通りが交差するが、かつてはその角に富士そばと小諸そばがあったが、いつの間にか両店とも閉店した。小諸そばは3年前に『だめな隣人』というラーメン屋、富士そばは昨年4月に『しんぱち食堂』という干物専門店に変わってしまった。しんぱち食堂は大阪に本店を持つ『和食さと』を経営するSRSホールディングス傘下のチェーン。大阪ではかなり有名な『夫婦善哉』なども傘下に持つ。外観は古民家風だが、店内は極めて機械化が図られていて2階の席に着くとタブレット、これで注文する。お茶とおしぼりはテーブルにあり、セルフサービス。メニューはイワシ、サバ、ホッケ、鮭、秋刀魚、ニシンなどがあり、塩焼き、味醂干しなどバラエティーに富む。今日のサービス品は寒ぶりの塩焼き(1200円)となっている。殆どのメニューがほぼ1...しんぱち食堂〜人形町ランチグルメ

  • 『うつけ』と『たわけ』と『あほ』について考える

    『改めて日本語を考える』その47。先日、うなぎを食べに行ったのだが、そのお店の名前が『躻(うつけ)』というお店。まずはこの漢字を見たのも初めてであるし、読み方もわからなかった。一方で以前に『オタンチンパレオロガス』を取り上げたブログの評判が良かったのでこれに加えるべく罵倒語の続編を調べて見た。まずは『躻(うつけ)』、国語辞典で調べてみると元の意味は『空っぽ』という意味でこれから転じて『ぼんやりした、または暗愚な人』を指すようである。よくうつけと言えば織田信長を思い出すが、彼は決してぼんやりした人ではなく、奇矯な振る舞いをする(身分に相応しい格好をしない、父親の葬儀の際あり得ない振る舞いをする)ような意味で使われている。これに似た言葉に『戯け(たわけ)』がある。辞書には1.ふざけた、馬鹿げた行動をする、2....『うつけ』と『たわけ』と『あほ』について考える

  • 歩兵〜日本橋ランチグルメ

    関西風の小さな餃子、大阪では点天、京都ではどんぐりなどが有名だが、東京日本橋でも食べることができる店を発見、早速足を運ぶことにした。都営浅草線東日本橋駅から歩いて1分のところに古い一戸建てを改装した『歩兵』というお店がある。このお店の発祥は京都祇園、わずか6席の小さなお店が2011年に誕生した。店に入るとカウンターとテラス席、テラス席といってももちろん天井もあり、雨に降られることはない。私はカウンターに座り、メニューを見るとやはり餃子がメイン。餃子は2種類あり、ニンニクニラ入りと生姜メインの味付けで私はニンニクニラにする。ほかに鳥の唐揚げ、鳥の甘酢かけ、麻婆豆腐などのセットが980円、餃子のみの定食は餃子8個で780円、16個で1130円、24個で1480円となっている。初めてなので唐揚げとのセットを注文...歩兵〜日本橋ランチグルメ

  • 秋葉総本殿 可睡斎のお雛様

    昨年、静岡県にドライブに行った際にお邪魔したお寺で飾られていたお雛様。なにしろ32段1200体のお雛様がほぼ天井まで飾られていた。こんな壮観は見たことがありません。どうやって飾ったのだろうと感心してしまいました。ハート型に飾られていたお雛様も素敵でした。もしお時間があれば行かれるといいですよ。秋葉総本殿可睡斎のお雛様

  • 関東三十六ヶ所霊場巡り①〜第20番深川不動堂

    関東三十六不動霊場巡り①。霊場巡りというと皆思い出すのは四国霊場八十八ヶ所巡り、私はまだ巡ってはいないが、これは退職後の楽しみに取っておいてある。しかし、大阪に赴任していた時にお取引先の方に『こちらにいるうちに西国三十三所霊場巡りはせんとあかんわ』と言われて始めたのが1998年、西国三十三ヶ所巡りは大阪にいるうちに結願。さらに2002年に東京に戻り、坂東三十三所霊場巡り、秩父三十四所霊場巡りを始め、2004年に遂に日本百観音を結願。それから気がつけば20年が経過していた。20年の早さに驚くとともに、区切りよくそれではと思い立ち、今回『関東三十六不動霊場』を巡ることにした。不動明王は大日如来の化身とも言われ、人を煩悩より救い出すとも言われている。まず最初にと選んだのは深川不動尊、正式には成田山東京別院深川不...関東三十六ヶ所霊場巡り①〜第20番深川不動堂

  • 躻(うつけ) 〜東日本橋ランチグルメ

    今日のランチは少し遠征してみた。と言っても駅で言うと一駅、お隣の東日本橋駅近くまで歩いて行ったのである。この辺りは『横山町』『馬喰町』にも近く、繊維問屋が多く立ち並ぶ地域である。その中に新たにできた新感覚の鰻丼があると聞いて訪ねてみた。プロデュースをしたのは3年前に人形町駅近くに『駄目な隣人』という人気ラーメン店を作った人物。店の名前も凝っていて、今日お邪魔した店が『躻』。まあ、殆どの人が見たこともない字だが、『うつけ』と読む。よく大河ドラマなどで織田信長のことを『大うつけ』『大たわけ』などと呼ぶがこれを漢字にするとこうなる。店は細長く、それに沿ってカウンター、4人席は1階に1つ、あとは2階にあるらしい。店にはラップがBGMにかかっている。注文は最近流行りのQRコード、私もかなり慣れてきた。食べ方は4種類...躻(うつけ)〜東日本橋ランチグルメ

  • 久我山歳時記㉟〜『雨水』を過ぎて

    久我山歳時記㉟、立春から2週間で雨水、今年は2月19日であった。雨水とは『空から降るものが雪から雨になり、雪が溶け始めるころ』と言われていて、寒さは衰え始め、春一番が吹き、鶯の鳴き声が聞こえ始める時である。また、『雨水』は雛人形を出すのにちょうど良いタイミングとも言われている。今年の春一番は2月15日、しかし、一旦春めいた2月20日には最高気温23.7℃、しかし23日には最高気温4℃とあっという間に真冬に戻る暮らしにくい天候である。それでも庭を見ても福寿草が黄色い花を付け、遂に2年ぶりにクリスマスローズが白い花を咲かせた。久我山駅から我が家まで帰る途中に咲いているハナカイドウ(花海棠)は既にもうすぐ満開。庭の鉢植えの花海棠も蕾からピンクの花びらが覗くまでにはなってきている。同じく道の途中にあるヒカンザクラ...久我山歳時記㉟〜『雨水』を過ぎて

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