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めたすらいむの舟 https://metal-metal-slime.hatenablog.jp/

音楽(ヘヴィメタル、特にデスメタルとブラックメタル)、書評、美術館などの体験記を通じて、文書作成を楽しんでいます

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2019/05/28

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  • 朝井リョウ / 何者

    何者(新潮文庫)作者:朝井 リョウ発売日: 2015/12/18メディア: Kindle版 朝井リョウ / 何者 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 本屋でエッセイを立ち読みして、面白い文を書く人だと思った。そのエッセイを買わずに、こちらを買ってみた。 2.内容 2013年に直木賞を受賞した作品の新潮文庫版。執筆当時23歳くらいじゃない?うーん若い。そんな年代らしくテーマは就職活動とSNSの表裏/虚実(どー見てもTwitter)。作中の登場人物の一人は就職活動でOB訪問を繰り返しまくったり、名刺(大学生なのに…)を作ったりで自分を飾り、それでいて自分語りに過ぎる性格でグループワークや面接に…

  • ロバート・A・ハインライン / 月は無慈悲な夜の女王

    月は無慈悲な夜の女王作者:ロバート A ハインライン,矢野 徹発売日: 2013/06/25メディア: Kindle版 ロバート・A・ハインライン / 月は無慈悲な夜の女王 のレビュー。 1.作品を選んだ理由 『夏への扉』に続く2作目、アメリカ3大SF作家へのチャレンジ。 2.内容 まぁとりあえずタイトルがクソカッコいいよな。現代は『The Moon is a Harsh Mistress』で割と直訳なわけだが、語呂が良すぎる。原作は1966年で、1976年にハヤカワ文庫より発売されたらしい(この版自体は2010年)。こちらは月が植民地と言うか、どうも流刑地のような扱いで、数少ない(と言っても…

  • Bloodred Hourglass / Heal

    ブラッドレッド・アワーグラス『ヒール』【CD(日本盤限定ボーナストラック2曲収録/日本語解説書封入/歌詞対訳付)】アーティスト:ブラッドレッド・アワーグラス発売日: 2017/12/15メディア: CD フィンランドのメロディックデスメタルバンドBloodred Hourglass / Heal をレビュー。 1.作品を選んだ理由 久しぶりにディスクユニオンに行ったらなんか欲しくて。名前聞いたことあり且つやや興味のあったこのバンドを買ってみた。 2.内容 2017年、手持ちは日本盤でward recordsからのリリース。2曲のボーナストラックと対訳解説付き日本盤で1,800円は安いよねぇ。W…

  • 三浦しをん / 舟を編む

    舟を編む (光文社文庫)作者:三浦 しをん発売日: 2015/03/13メディア: Kindle版 三浦しをん / 舟を編む のレビューです。 1.作品を選んだ理由 巷で評価されている本を読んでみようの巻。デビュー作の『格闘するものに○』は読んだ。 2.内容 女性誌(Classy)に連載されていたものが単行本となり、2012年の本屋大賞を受賞した。本作は光文社文庫からの文庫リリース。「辞書を編纂する物語」というテーマに魅かれた部分は大きい。辞書作りパートや言葉の定義を説明するパート、教授から出てきた西行の説明を直しちゃうパートなんかはとても良かった。尖った才能を持つ変人でありながら、それを仕事…

  • 津村記久子 / ポトスライムの船

    ポトスライムの舟 (講談社文庫)作者:津村 記久子発売日: 2011/04/15メディア: 文庫 津村記久子 / ポトスライムの船 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 芥川賞ということで名前は存じておった。偶々本屋で目に入ったので、読んでみたよ。本ブログのタイトル元ネタだよ。 2.内容 2009年の芥川賞受賞作。本書は『ポトスライムの船』『十二月の窓辺』の2中編を含む講談社文庫版。400円って安。『ポトスライムの船』って、ポトス/ライムだったんやな…ポト/スライムだと思ってたよ(あほ)。時間を切り売りして特に目的もなく働く主人公が世界一周旅行=年収を貯めてやろうと思うところから始まる話。な…

  • 吉本ばなな / キッチン

    キッチン (角川文庫)作者:吉本 ばなな発売日: 1998/06/23メディア: 文庫 吉本ばなな / キッチン のレビューです。 1.作品を選んだ理由 妻の推薦によるPart2。『TSUGUMI』の後にこっちを読んでいる。 2.内容 原作は1987年…生まれた頃だなぁ。めちゃくちゃ売れたらしいですね。手持ちは新潮文庫。本作はキッチン・キッチン2の2編と別短編Moonlight Shadowから成っている。 『TSUGUMI』同様にテーマには死の影がある。こちらはより直接的に死者が主人公たちの人生を変えてしまうわけだが…。祖母を亡くし天涯孤独となった主人公みかげが、なんやかんやあって同大学に通…

  • 吉本ばなな / TSUGUMI

    TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)作者:吉本 ばなな発売日: 1992/03/01メディア: 文庫 吉本ばなな / TSUGUMI のレビューです。 1.作品を選んだ理由 妻の推薦による。 2.内容 原作は1989年…平成元年ですね。中公文庫でのリリース。当時の山本周五郎賞を受賞している。青春小説と言っていいのだろうが、「郷愁」と「死」が大きなテーマとして存在しているように感じた。タイトルにもなっているツグミは「歯に衣着せぬ乱暴な物言いをするいたずら好きで病弱な美少女」といった描写で、なんともモリモリな設定であるが、このツグミのキャラクターがカワイイ!と言うのが最初の感想。一方でその病弱さか…

  • 池井戸潤 / 民王

    民王 (文春文庫)作者:池井戸 潤発売日: 2013/06/07メディア: 文庫 池井戸潤 / 民王 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 池井戸潤は面白い。息詰まる長編もいいが、ちょっとライトなものを読みたくてこれをチョイス。 2.内容 原作は2010年発表で、手持ちの文春文庫は2013年刊行。総理大臣とその息子が「俺たち…入れ替わってるーっ!?」ってなる政治エンターテインメント。ほんとにそれだけ。その入れ替わり方は完全にSF的だが、それ以外の描写やキャラクターの心情は真に迫るリアリティがあって大変良い。いや政治家になったことはないのだけれど。総理大臣in息子が国会の場で誰もが思うような正…

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