すずしろブログ
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ハンドル名
三條すずしろさん
ブログタイトル
すずしろブログ
ブログURL
https://suzushiroblog.com/
ブログ紹介文
WEB小説『伊緒さんのお嫁ご飯』を中心に、小説の再現メニューや取材旅行のレポート、物書きの制作舞台裏などのお話をつづります。
自由文
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三條すずしろさんのブログ記事

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  • あなたはどのタイプ? ペンネームの属性からみる「作風イメージ」の考察

    ペンネーム、使っていますか? 作家活動を行うにあたっての名前である「ペンネーム」。もちろん本名で活動する方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、物語を紡ぐにはいつもの自分と違った「作家モード」にスイッチするためにも、ペンネームは有効ではないでしょうか。 さまざまな思いが込められたペンネームは百花繚乱、実に多彩なものが存在していますね。 一度聞いたら忘れられないようなインパクトのあるものから、深イイ話やエピソードに由来するもの等々……。 そんな作家としての名前ですが、いざタイトルの下や本の表紙などに記された際、読み手としてはその第一印象からある種の「作風イメージ」を膨らませはしないでしょうか? 以下は、わたくし三條の勝手な印象と分類ではありますが、ペンネームの属性からその作風に対してどのようなイメージをもつのかを、考察してみることにしたいと思います! ※歴史上の人物と判断した作家さんには、敬称を略しています。「織田信長」!みたいな感じで。 色彩タイプ まずは、ペンネームに「色」の名前が入るタイプです。 「紅」「紫」「蒼」「翠」「玄」などなど、字面から直接色彩とそれに関わる事物への共感覚を引き起こします。 こういった色彩に関わる語句をペンネームに取り入れる作家は、心情描写や言葉の表現そのものにこだわりをもつ方が多いように感じます。 また、使用する色名も「暖色系」と「寒色系」では受ける印象も異なり、それぞれに得意とする作風への思いが無意識に込められているのかもしれませんね。 「紫式部」はペンネームではありませんが(笑)、雅やかな王朝文学の情趣にぴったり合っています。 ひらがなタイプ 姓でも名でも、ひらがなが使われていると、ぐっと優しげな印象を受けますよね。 どちらかというと女性的なイメージで、作品の内容や文体もたおやかなのでは、と想像します。 「さくらももこ」さんや、「朝井まかて」さん等が思いつきました。 カタカナタイプ ひらがなに対して、カタカナを使うと今度は先鋭的というか、ちょっとアグレッシブな雰囲気が急にしてくるように感じるのはわたしだけでしょうか。 日本語ではなさそうな名前でも、妙にはまってしまうペンネームがあるのでインパクトがあります。

  • おすすめ小説『京都府警あやかし課の事件簿』天花寺さやか

    京都府警の特殊部隊、"人外特別警戒隊"の活躍 皆さんは、京都を訪れたことがおありでしょうか? "千年の都"の尊称に違わぬ、重厚で凛とした空気感。 それでいて、思いのほか懐っこく温かな人情味。 古来の伝統と現代的な軽やかさが共存する、そんな不思議な魅力の虜になった人はあとを絶たず、洋の東西をも問いません。 ですがそんな華やかな京都で、時折何かの視線を感じたり、急に寒気や頭痛がしたり、といった経験はありませんか? そうですか。きっと、そうではないかと思いました。 そんなあなたは、"霊力"をお持ちのようですね。 それは京の都に棲まう、人ならざる物々、すなわち「あやかし」たちの仕業かもしれません。 悪寒程度ならよいのですが、あやかしは時に人々へ深刻な影響を与えることがあります。 そんな事態に即応すべく、京都府警には対あやかし専門の特殊部隊が存在するのです。 今回おすすめする作品は、"京都府警察 人外特別警戒隊"=通称「あやかし課」の隊員たちの活躍を描く、天花寺(てんげいじ)さやか先生作、『京都府警あやかし課の事件簿』です。 古都を舞台にした、あやかし達との捕り物劇。その魅力の一端を、ご紹介したいと思います! あやかし課の新任女性隊員、「古賀 大(こが まさる)」の日々 物語の主人公は、あやかし課の新人隊員である「古賀 大(こが まさる)」。一見、男性のような名前ですが花も恥じらう二十歳の乙女です。 "京都府警察 人外特別警戒隊"の正式名称をもつ特殊部隊であるあやかし課の各拠点は、普段は一般的なお店や商売でカモフラージュして、市井の生活に溶け込んでいます。大が着任した"八坂神社氏子区域事務所"は、昭和レトロなカフェ「喫茶 ちとせ」の姿をとっていました。大は個性的ながらも温かな先輩隊員たちとともに、京都の治安を守るためあやかし達と向き合う任務に就くのでした。 あやかしや神仏との距離の近さ! すぐそこにある異界

  • 第三献 あまくち日本酒と、お正月でもないのに伊達巻き

    同じ原料からつくるのに、お酒ってどうしてこうも味わいが違うのだろうと、いつも不思議で仕方ない。 いや、正確に言うと原料が同じというのは使う素材の種類のことで、品種や銘柄によって特徴が違うことはわかる気がする。 ただ、単に「麦」といってもそれからビールやウイスキー、焼酎など全然風情の異なるお酒ができる、というのがとっても面白いのだ。 「酒」といえば日本語ではつまり日本酒のことを指す場合も多いけど、ぼくはこの日本酒が一番ファンタスティックに感じてしまう。 普段から主食として口にしているお米から醸される、伝統のアルコール。 もちろん酒造りに適したお米を使っているのだけれど、お茶碗によそったご飯があの日本酒になるのだと思うと、 「自然すげえぇぇぇ」 と、何やら玄妙な気持ちにならざるを得ない。 元々アルコールにあまり強くないぼくは、一人で晩酌するという習慣がなかった。 でも結婚してからというもの、少ーしずつお休みの前夜なんかに、色んなお酒を味見するのがちょっとした楽しみになっていった。 なぜか「東北の女性はお酒に強い」というイメージがあるが、お嫁さんの伊緒さんは北国育ちで、やっぱりお酒にはたいへん強いのだった。 結婚前、かつて同じ職場だった頃の飲み会では、顔色ひとつ変わったところを見たことがない。 でもそういうのは彼女いわく、 「気合」 だそうで、お家で安心して飲むときは気分よく酔ってしまうという。たいへんかわいくていいと思う。 さてさて、そんなある日の家飲みでのできごと。 「……あまい…!すっごくおいしい」 伊緒さんが目を丸くして、感嘆の声をあげた。 手元には小さなおちょこ。今日はとてもめずらしいことに、一緒に日本酒をたしなんでいる。 「ええから飲んでみ。口に合えへんだら、煮物にでもつこたらええやん」 伊緒さんの歴史ライター仲間の女性が、そう言って持たせてくれた銘柄だそうだ。 彼女はお酒の記事の専門家で、趣味と実益を兼ねて全国の酒蔵を巡っている人で、なんだか羨ましい素敵な生き方だといつも思う。 伊緒さんが普段あまり日本酒を飲まない、という話を聞いて、 「そら、あかん」

  • 「日本の歴史.com」寄稿記事一覧

    幅広い時代を網羅する、歴史トピックの宝庫 帯刀コロク名義で寄稿させていただいた、「日本の歴史.com」さんでの記事一覧です。 歴史ライターとしては自身の最多寄稿数で、とても楽しく書かせていただきました。 主に「武道」というテーマで日本古来の身体文化に関すること、または「食文化史」についての記事が比重を占めています。 古代史関連記事 e5%9b%bd%e6%a0%96%e4%ba%ba/ e3%83%a4%e3%83%9e%e3%83%88vs%e3%82%a8%e3%83%9f%e3%82%b7/ e9%9a%bc%e4%ba%ba/ e5%b1%b1%e4%b8%8a%e6%86%b6%e8%89%af/ e6%a0%a1%e7%94%9f/ 食文化史関連記事 e7%b8%84%e6%96%87%e4%ba%ba/ e7%b2%be%e9%80%b2%e6%96%99%e7%90%86/ e7%b9%94%e7%94%b0%e4%bf%a1%e9%95%b7/ e4%b8%87%e8%91%89%e4%ba%ba/ e7%b5%90%e8%a7%a3%e6%96%99%e7%90%86/

  • 「武将ジャパン」寄稿記事一覧

    歴史ライター「帯刀コロク(たてわきころく)」としての記事 歴史ニュースポータルサイト、「武将ジャパン」さんに寄稿させていただいた記事の一覧です。 「わかりやすく、おもしろく」をモットーに、幅広い裾野の歴史ファンに向けた多彩なトピックが魅力のサイト。 「帯刀コロク」として、歴史ライターのお仕事デビューとなった思い出深い記事ばかりです。 刀剣トピック 武術トピック 歴史トピック

  • 「戦国ヒストリー」寄稿記事一覧

    歴史ライター「帯刀コロク(たてわきころく)」としての記事 "本格派戦国webマガジン"と銘打った、「戦国ヒストリー」さんに寄稿させていただいた記事を一覧にしました。 わたしは主に「刀剣」や「甲冑」に関するジャンルの執筆を担当、有名な刀工やちょっとマニアックな歴史トピックなどをご紹介しています。 甲冑関連記事 刀剣関連記事

  • 苔むした石塔と巨樹の霊場! 高野山「奥之院」を歩く

    「日本国総菩提寺」、山上の聖地・高野山 「日本の総菩提寺」とも例えられる紀伊国・高野山。 標高約800mの山地におよそ120もの寺院がひしめく宗教都市としての威容を誇り、弘法大師・空海が開創した真言密教の総本山として知られています。 その中でも、空海がいまだ禅定を続けているという信仰のある「御廟」と、その参道沿いに約20万基もの石塔や供養塔が建ち並ぶ「奥之院」。 ここが高野山の信仰の中枢といっても過言ではありません。 苔むした石塔や、樹齢数百年を優に超える巨樹が佇む霊場は、神聖な空気感に満ちていて歩くだけでも心が浄化されていくかのようです。 今回は、お盆参りで高野山に上がった際に撮ってきた奥之院の写真を、ご紹介したいと思います! 石塔と巨樹の佇む霊場 「一の橋」。奥之院の正式な入口。空海の御廟まではここからおよそ2kmの道のり 一の橋を渡ってすぐの参道。高野山全体が平地よりかなり涼しいが、ここからさらにひんやりとする 沿道にはこのような石塔が無数に存在する。戦国武将や大名家の供養塔が、敵味方関係なく建ち並ぶ。写真は仙台・伊達家のもの この不思議な形の供養塔は「五輪塔」。一番下の立方体から「地・水・火・風・空」を表す。いわゆる「五大(五輪)」で密教の宇宙観を表現した5つのエレメントを意味している 梵字ではなく漢字を刻む例も。下から「地・水・火・風・空」の文字が読み取れる 歩くだけでもなんとなく厳粛な気持ちになる。でも、とっても気分がいい ものすごい巨樹であふれかえっている。どれだけの時を過ごしてきたのか ふと見やると、そこかしこにケルンが。無心に積み上げた人たちの祈りの跡 石仏はいずれも大切にされ、頭巾や前掛けはいつも新しい。穏やかなお顔で「ようお参り」と語りかける 主参道から無数の枝道が分かれる 武将や大名家の墓所も仲良く並ぶ 高野山奥之院には、たくさんの武将や大名家の供養塔が併存していることもよく知られています。 それは敵同士として戦った家中であっても関係なく、安らかに、そして仲良く眠っているようにも感じられるのが不思議です。 毛利家墓所。五輪塔の圧倒的な巨大さに驚愕 北条氏墓所 紀伊徳川家初代・徳川頼宣墓所

  • 小説キャラクターのネーミング法、5つのヒント!

    物語で何度も呼ぶ名。だからこそ、こだわりたい! 小説の登場人物の名前って、みなさんはどのように考えていますか? パッと頭に浮かんだものや、身近な人からのヒント、あるいはキャラクター像にぴったり合ったものを設計する……等々。 物語中で何度も出てくることは確実で、しかも読者の印象に残る効果も期待されるため、ネーミングにはこだわりたいところですよね。 でも、なかなか「コレだ!」という名前を思いつくのは難しく、しかも登場人物が増えるほどその作業はたいへんになるので、悩ましい問題です。 そこで、小説キャラクターのネーミングについて、わたくし三條すずしろが行っている方法を5つ、ご紹介したいと思います! ありふれた名前の漢字を変える インパクトを重視すると、ついつい凝った名前をつけたくなります。 もちろん、唯一無二の個性的なネーミングも作家の腕の見せどころで、作風を形づくるひとつの要素になり得ます。 ですが、あえてシンプルでありふれた名前をつける、という逆手の方法も存在しています。 かえって新鮮味がでる場合もあり、何より覚えやすいというメリットもありますね。 そんなありふれた名前の例を、ベタですが「太郎」とします。そして、その字をさまざまに変えてみましょう。 汰浪她楼埵瑯侘呂宇咑櫓雨 いかがでしょうか。 ちょっとやりすぎ感もありますが、同じ「タロウ」でも字面でずいぶんと印象が違いますね。 同様に「イチロウ」でも「ハナコ」でも、あてる漢字によってさまざまに雰囲気を変えることが可能です。 神話や伝説、古文献から拝借する ファンタジー要素の強い作品などでよく見受けられる、伝統的な手法です。 『古事記』や『ギリシャ神話』または『聖書』などで神々や聖人の名前を調べてみると、いずれもめちゃくめちゃカッコいいことに気づきますね。日本神話なら「アマテラス」とか「ツクヨミ」とか、ギリシャ神話なら「ゼウス」とか「プロメテウス」とか。 中二ゴコロがくすぐられる、素敵な名前のオンパレードです。 また、古い文献をヒントにするという方法もあり、わたしは古代日本を舞台にした『吠声(はいせい)』という作品では、『正倉院文書』にある「山城国隼人計帳」という奈良時代の納税者名簿を参考にしました。

  • WEB小説は複数サイトへの投稿をおすすめする、たった3つの理由

    小説発表の場は、WEBが中心となっている 電子書籍やブログ小説などがすっかり定着し、現代の小説発表の場はWEB上においてが中心になっているといっても過言ではないでしょう。そんなホームといえるもののひとつが、「小説投稿サイト」です。ほとんどの場合は無料で作品の発表や鑑賞ができ、書き手と読み手がコミュニケーションをはかることもできるという、いわばネット上の同人活動ともいえる場を提供してくれています。また、出版社が運営していたりプロの編集者が作品発掘に訪れたり、各サイトで大々的な文学賞が開催されたりと、創作活動はますます熱気を帯びていると感じられます。自身が書いた作品を、どのサイトに投稿しようか迷うのも楽しいものですが、多くの小説投稿サイトでは一定の条件を満たせば複数のサイトへの重複投稿、いわゆる「マルチ投稿」を認めています。条件といっても、公開しているサイトをすべて明記するといったものが多く、決して難しいことではありません。そのため、わたしは管理できる範囲内で複数のサイトに投稿するようにしています。こういった重複投稿については、どういうわけかなんとなく「はしたない」「後ろめたい」という声も聞くことがありますが、わたしはごくごくシンプルな理由とメリットから、いろいろなサイトで発表することをおすすめしています。自分自身の体験をもとに、以下にその理由を3つだけ記したいと思います。 より多くの人に読んでもらえる可能性が高まる 複数投稿に期待する最大の効果は、このことに集約されるといっても大げさではありません。 とにかく、なるべくたくさんの方の目に止まり、ページを繰ってもらえるようにするためには、露出を多くするのが堅実な方法です。 各サイトとも人気ジャンルとしては異世界ファンタジーが席巻しているのは変わりませんが、どこでどんな作品がどれだけ受け入れられるかは未知数です。 サイトごとの「読者層」にも違いがあり、一概には言えませんが「小説家になろう」なら目の肥えたライトノベルファンが、「エブリスタ」なら女性読者が多い、といったイメージで語られることもあります。 実際に、「サイトA」ではあまり読者さんがつかなかった作品が、「サイトB」ではランクインした、または「サイトC」の文学賞で高位の選考に残った、といった事例もあります。

  • おすすめ作家 「瀬比 亜零(せひ あれい)」 作品5選

    瀬比 亜零とは プロ・アマ問わず、作家活動の場が飛躍的に広がった昨今、作品発表の媒体は電子版が大きな比重を占めるようになりました。WEB上を中心に活躍する作家さんで、三條が尊敬してやまないお一人が「瀬比 亜零(せひ あれい)」先生です。 当初は「サラリーマン作家」の肩書で、同人誌活動からAmazon kindleに活動の場を移し、いまやおよそ40作という著作をもつ精力的な作家さんです。 関西をホームとし、ラジオ出演や講演活動などで多忙な瀬比さんは、いわば「プロのWEB作家」ともいえる新時代の作家の姿を体現した人であり、三條の目標とするところでもあります。 小説を書く楽しさを、全身全霊で味わうかのようなその作品の数々。ここでは、うち5作をご紹介したいと思います! 『パラダイス』 あやしげな山道、あやしげな人々、あやしげな失踪事件……。ぜんたいにあやしげな寒村でひそかに進行する、「パラダイス計画」のおぞましい実態とは……?真面目な婦警と、鋭い観察眼をもったおちゃらけカメラマンのコンビが活躍する、「バディもの」としての楽しさも充分な、「瀬比 亜零」の名を広めた出世作にして、R-18指定必至の問題作。 わたしもこの作品で、初めて瀬比亜零の名を知りましたが、「万人にはおすすめしないでネ」とはご本人からのメッセージ。 リンク 『癒しの里の住人』シリーズ バー「ロイヤルズ」に集う5人のメンバー。彼らのもとには、今日も表の法では捌ききれない、さまざまな問題や悩みが持ちこまれる――。現代版「仕掛け人」ともいえる、大人気の推理シリーズ。時に荒事もありつつ、冷静沈着に悪事の根源を追い詰めていく様子は、まさしく「裏社会の頭脳戦」。kindleでは海外での売上も好調な、痛快でどこかノスタルジックな物語です。 リンク 『沈みゆく男達』 瀬比亜零は推理だけではなく、コメディだって書けるんです。神の気まぐれか悪魔のいたずらか、奇跡のような間の悪さに絡めとられた男たちを描いた短編集。「軽い笑いだろう」ぐらいに侮っていてはたいへんなことになりますよ。電車の中では読まないほうがいい、という注意書きを笑い飛ばして、通勤中に読んだ人がどうなったか、わたしは知っています。 リンク 『ちい子と閣下』

  • Google AdSenseの審査、一発合格! アルコール関連記事あり、他社広告あり、問い合わせ先なし。認定条件を検証してみた

    マネタイズの雄、Google AdSense ブログや自サイトのマネタイズをはかるため、Google AdSenseの導入は外せない選択肢といわれています。ただしそれには審査があり、非常に厳格なことで知られています。過去のある時点では90%以上が非承認、つまり不合格だったという数値も提示され、ひとつの大きな壁となっています。当、すずしろブログは様々な先人たちの成果などを参考に、開設6か月にして審査を申請。無事、一回で承認してもらうことができました。合格の明確な基準は全貌が明かされておらず、「これはしておいたほうがいい」「こういうことはしないほうがいい」という情報がまことしやかにささやかれています。もちろんケースバイケースであり、Google側のポリシーが変更となることもしばしばなので、絶対的なことばかりではありません。しかし実験的に通説とは逆のことを行いながらも認定された点があり、そういったことを振り返りつつ情報を共有できればと思います。 記事は何記事? 内容は? 申請時の公開記事は127記事、うち8割は複数の小説投稿サイトで発表している、WEB小説です。他は本やマンガの紹介、小説内登場の再現レシピ、取材旅行のレポートなどといった「雑記ブログ」の体裁です。運営歴は先述の通り約6か月で、Google AdSenseの申請は初めてでした。 ASP経由の広告は貼らないほうがいい? いくつかのサイトのアドバイスでは、Google AdSenseに申請するときは 他の広告を貼らないほうがいいというものが散見されます。しかし、参入ハードルを考慮するとまずはASPに登録するのが自然な流れであり、これがマイナス材料になるとしたら納得できない、と考えていました。そこで、「A8.net」「もしもアフィリエイト」「Amazonアソシエイト」それぞれの広告を貼り付けたまま、申請を行ってみました。結果は合格で、以上のことから他社広告の貼り込みが不合格材料になるわけではない、ということがわかりました。 お問い合わせ先・サイトマップページは必要?

  • ベタだけど衝撃的な、「転」のストーリー展開パターン5選!

    起承転結の「転」、ベタでも驚きの展開 小説でもマンガでも映画でも、ストーリーの重要な分岐点というものがありますね。みる人をあっと驚かせ、急転直下のどんでん返しでさらに深く物語世界へと引き込む、大切な場面です。ところが、意外性には限りがあり、手法的にはすでに出尽くしたともいわれています。それでも、すでにどこかで見た展開であってもそこまでの持って行き方で、十分なインパクトを与えることができるでしょう。 今回は、そんな「ベタだけど」何度でも驚ける衝撃展開のパターン5選を挙げてみました! ※作品にはネタバレを含む部分もあります。 信頼していた人が実は黒幕だった! これはもう、さっそく鉄板といいますか、絶対にびっくりするやつですよね。 主人公の味方だったり肉親だったり、「まさかこの人が」感のある人物ほど衝撃が大きいのはたしかです。 ただし、あんまり突拍子もないようなキャラが黒幕だと興が削がれるので注意が必要です。 例としては、『BLEACH』の「愛染惣右介」なんかどうでしょうか。あれにはわたし、リアルタイムで驚愕しました。 リンク 死んだはずの恋人や親友が、実は生きていた! 大切な人を失った主人公が悲しみや怒り、憎しみにとりつかれながらも生きていく。みる側としても痛ましい思いを強いられる設定ですが、そんな相手が実は生きていた!という展開もお約束です。でも単純に「よかった!」とはならないのも常で、記憶を失っていたり人格が変わっていたり、より辛い現実への伏線として用意されることも多いでしょう。主人公とのその後の関係性をどう描くか、という面も大きな見どころですね。 例としてはやはり『北斗の拳』の「ユリア」でしょうか。「最後の将」っていうのがいまだによくわかりませんが、いろんな意味で衝撃には違いありませんでした。 リンク 悪役の目的が、実は正義だった!

  • 第二献 郷愁のウイスキーと、あつあつローストナッツ

    焚き火のにおい、ってご存じでしょうか?木がはぜるときの、香ばしくどこか甘やかな煙のにおい。たぶん、これまでの人生でそう何度も体験したわけではないはずなのに、どうにもたまらなく懐かしいような、切なくあたたかいにおい。きっと焚き火には、遠い遠い祖先から受け継いだ、太古の記憶を呼び覚ます力があるのではないでしょうか。でも、実際に火を前にしているわけではないのに、そんな素敵な共感覚を起こしてくれる飲み物があるのです。 それは、ウイスキー。 そう。とっても強いお酒の代名詞ともいえる、あのウイスキーです。 実をいうと、わたしはごく最近まで、ウイスキーというのは渋いおじさまが伝統的なバーやクラブで召し上がるもの、というイメージをもっていました。はい、ベタで申し訳なく思っています。ですがかなり強いお酒であることは事実で、大人の、それも男性の飲み物という先入観はけっこう根強いようでもありました。ハイボールなどの気軽な飲み方もありますが、急激に人気が高まったのはやっぱりウイスキー造りを題材にしたメディア作品の影響が大きいでしょう。そのブームはものすごく、いくつかのメーカーでは仕込みが追い付かなくなって、原酒が終売となる銘柄が出るほどなのだそうです。 かくいうわたしも、その作品はDVDを借りて夫と夢中になって全巻鑑賞したものです。 そんなウイスキーを初めてストレートで頂いたのは、わたしの故郷である北海道に夫と一緒に里帰りしたときのことでした。空港に降り立って、「やいやいやいや、たいした久しぶりだねー」などと急にお国なまりを全開にしてテコテコ歩いていると、なにやら人だかりがしています。なんだべなんだべ、と覗き込んでみると、どうやらウイスキーの試飲イベントをしているのでした。よく知られているとおり、北海道はウイスキー造りの聖地のひとつで、頑ななまでにオーセンティックな製法は本場スコットランドの蔵人からも評価されているといいます。「新婚さんですか? どうぞどうぞ、無料ですので味見してみてください!」元気のいいおじさんが、元気よく声をかけてくれました。もうたいして新婚でもなかったのですが、わたしたちはちょっと照れつつもすっかり気をよくして、勧められるままにテーブルに着きました。

  • 執筆に疲れてしまったとき試したい、創作意欲がよみがえる5つの気分転換法

    大好きな執筆……でも、疲れてしまうときもある 普段は仕事をしていて、空いた時間を利用してコツコツ小説を書く。文学賞に応募したり、投稿サイトに発表したり、あるいは電子や紙で自ら出版したり……。 わたしもそんな物書きの一人で、素晴らしい楽しみに出あえたものだなあ、と日々感謝しています。 紙とペンさえあれば小説は書けますが、いまやスマホやパソコンで創作はより身近なものとなりました。また、自身の頭の中で無限の物語を紡げるため、いかなるときでも退屈するということのない取り組みでもあります。 ところが、そんな楽しい小説書きでも、時折どうしようもなく疲れてしまうことがないでしょうか? 誰に頼まれたわけでもない、自ら好んでしていることなのに、心身が擦り切れてしまったような深い疲労に苛まれる……。 仕事でしているわけではないけれど、「趣味」と割り切るにはもう少し切実な行為。小説を書くことを、そのように思っている人ほど陥りやすい感覚ではないでしょうか。そうです。小説を書くことは、体力と精神力を激しく消耗し、もっといえば魂を削って打ち込むような過酷なことなのです。ちょっと大げさに感じるかもしれませんが、物語を紡ぐのはそれくらい真剣なことなのだとわたしは信じています。さればこそ、ずっと書き続けることはとても難しく、壁にぶち当たるようにして筆が進まなくなることがあるのも当然です。では、そんな時にはどうすればいいのか。答えは「気分転換」をすることです。もちろん対応は人それぞれで、絶対に正しい方法などは存在していません。ですが、疲れを取り、目先を変え、リフレッシュする。それにより、次の一歩を踏み出す力を蓄えるのは、創作活動に限らず普段の生活や仕事でも同じく有効な手段です。このコラムでは、わたしが「ちょっと疲れちゃったかなあ……」と感じたときに試している、気分転換の方法5種についてご紹介したいと思います。 1.原稿に向かうのをすっぱりやめる 簡単にこれができるのなら苦労はしない!という声が聞こえてきそうですが、わたしは書けなくなったときは無理してでも(笑)原稿に向かうのをやめるようにしています。 生みの苦しみを経て出てくる文章も確かにあるのですが、わたしは長時間机に向かって何かが「降りてくる」のを待つのはやめにしています。

  • 自分の小説作品について、選考通過歴・サイト特集歴をまとめてみた(2019.8月現在)

    文学賞の選考通過レベルについての情報は、意外と少ない 小説を書いている人なら、一度は公募文学賞への応募を検討したことがあるのではないでしょうか? あるいは実際に挑戦し続けている人や、小説投稿サイトや電子書籍出版を舞台に活動している作家さんも多いかと思います。 それでも今や、投稿サイトや電子出版会社が主催する文学賞が百花繚乱で、アップした作品をタグ付けひとつで賞に応募できるなど、挑戦のハードルも多様化しています。 そこで気になるのが、それぞれの賞ではどのような作品が上位に進んでいるのか、という問題です。大賞や付随賞、特別賞などを受けた作品はもちろん目につくのですが、最終選考やその一歩手前までいったものはどんな内容でどれ位のレベルなのか、そういった情報は作品紹介欄などで明記されない限り なかなか知る機会がありません。もちろん、他の作品のことは気にせず、自身の執筆に集中する! というスタンスも尊いと思います。しかし、自身の作品を客観的にみつめて、ある賞においてどれくらいの評価を得たのか知ることも、有意義な勉強になるのではないかと思いました。 そこで、わずかではありますが私、三條すずしろの文学賞選考通過歴と、小説投稿サイトの特集歴を記して、ささやかな資料に供したいと願います。 『吠声(はいせい)―隼人彷徨―』 第15回 歴史浪漫文学賞「3次選考通過」 これは私が初めて書き上げた作品で、奈良時代に大和朝廷へと朝貢していた南九州の「隼人(はやと)」を主人公とした歴史小説です。 かなりマニアックな題材で、なおかつ初めての作品ということもありかなり不安な思いでしたが、勇気を出して郁朋社主催の「歴史浪漫文学賞」に応募しました。 この賞には「創作部門」と「研究部門」とがあり、規模は大きくないものの貴重な歴史系文学賞の雄として知られています。 選考は3次の次が最終で、大賞をあまり出さない厳しさでも有名です。 『吠声』は第15回で3次選考通過、全90作品弱のうち上位16作品が該当とのことでした。この章では、3次以降の選考通過者には自費出版の案内が送られてくることから、商業出版レベル手前のクオリティをはかる、目安になる可能性があるともいいます。なお、この『吠声』という作品は後々、まったく偶然の経緯から大阪の電子書籍出版社「C'S

  • 奥河内の隠れ家「南天苑」で、会席料理をいただきました

    紀見峠の麓、穴場の温泉旅館 「ここが大阪府なの!?」 そんな隠れ家的なスポットの一つが「奥河内(おくかわち)」。大阪府と和歌山県の境界に位置する、静かで清冽な峠のふもとです。 南海高野線「天見駅」下車すぐのところに、天然温泉を擁する旅館「南天苑」があります。 高野参詣のルート上にあたるこの地域は、南北朝の頃から湯治場として知られていました。そんな伝統ある土地に佇む温泉旅館は、日帰りでお料理をいただくこともできるのです。 今回は母の74歳の誕生日に、家族でお世話になりました。あまりにも素敵だったので、ぜひご紹介したいと思います! 辰野金吾博士の事務所が設計!大正ロマンあふれる本館 駅を降りると、もう目の前に「南天苑」があります。 ここの本館はなんと、東京駅丸の内駅舎などの設計で知られる、「辰野金吾」博士の事務所が設計したことが分かっています。学術的に判明したのは2002年のことですが、翌年には国の登録有形文化財として登録、レトロモダンな建築が人気を博しています。 堺市の「大浜潮湯」別館を移築、大阪阿倍野の料亭「松虫花壇」別館としてオープン。1949年に現在の「南天苑」として開業 映画のセットみたいな、素敵な内装 大正ロマン、という言葉がしっくりくるレトロな内装は、まるで映画の世界に迷い込んでしまったかのようです。歴史に裏打ちされたゆったりとした空気が流れて、心がほぐれていくような落ち着きを感じます。 エントランス。文豪なんか泊まりに来るイメージ 天然ラジウム泉と、心づくしの会席料理。 日帰りプランでは、天然温泉のお湯をいただいて食事をすることができます。少しとろみがあって、ピリッとするお湯はすごく体が温まります。 そして、何よりもここ南天苑は、お料理が本当においしいのです。あれこれ書くよりも、写真をご覧いただくのが一番いいように思います。キャプションは内容に徹することとして、ご覧くださいませ! 八寸枝豆・う巻き・蛸うま煮・薩摩芋かん・チーズ入りスモークサーモン巾着(鬼灯見立て) お造りはも梅肉添え・鱸洗い・つるむらさき・はすいも

  • おすすめ作家 「ほしちか(上田 聡子)」 作品5選

    ほしちか(上田 聡子)とは 三條の好きな作家さん、創作を行ううえで大きな影響を受けた作家さん、その一人が「ほしちか(上田 聡子)」先生です。 noteやカクヨムなどのWEB媒体、文学フリマ、児童文学誌等々、さまざまな媒体で活躍するほしちかさん。小説やエッセイ だけでなく、短歌も詠まれています。わたしが知ったのは、カクヨムで拙作にレビューとコメントを頂いたことがきっかけでした。 日々のささいなことに光をあてて、温度のある言葉をつづりたい。 noteのプロフィールページより( ) そんな言葉通りの、やわらかくあたたかな作品の数々。そのうち、5作をご紹介します。 『洋食屋ななかまど物語』 小さな洋食屋さん「ななかまど」の一人娘、千夏。家業を手伝いながら大学に通う彼女には、密かに思いを寄せる人がいました。ところが、父の願いは腕のいい料理人を婿に迎えて、ななかまどを継いでもらうこと――。千夏の想い人は、料理人とは縁遠い世界の住人でした。しかしやがて、後継者候補の料理人がななかまどに入店し、彼は強引ながらも本気のアプローチを千夏に仕掛けて……。 選択を迫られること、それも人生を左右するような。その試練に、千夏はどう向き合うのか。 誰にでも一度は訪れるであろうそんな壁ですが、それぞれの真っすぐな思いを心から応援したくなす。ややツンデレな千夏の態度も愛らしい、さわやかで甘酸っぱい読後感の物語です。 『洋食屋ななかまど物語』(カクヨム版) 『シンデレラの侍女』 親友の恋路を見守る優架。クラスで人気の男子生徒への、親友の恋心に気付きながらも、ライバルが多すぎることから成就には悲観的だった。ところが、事態は優架の思わぬ方へと動いていって……。 意味深なタイトルが示す通り、「主人公にならない子」が主人公、という徹底した視点が心に残る掌編。最後の最後まで、結末を知らない物語のその後に思いを馳せる姿に、「これは自分だ」と思ったのはわたしだけではないでしょう。 『シンデレラの侍女』(カクヨム版) 『この夏っきり』

  • 635段を登る! 紀北のパワースポット「不動山の巨石」

    神様の工事途中、という伝説の巨石群 日本独特の山岳信仰である「修験道(しゅげんどう)」。山に登って霊力を鍛え上げ、神も仏も祀るという「山伏」の登山宗教です。 この修験道の開祖が「役小角(えんのおづぬ)」。古代氏族・賀茂氏の出身で、現在の金剛山(葛城山)は役小角ゆかりの行場としてよく知られています。 そんな金剛山に連なる山々には多くの伝説が残り、和歌山県橋本市の「不動山」という所にもそのひとつが伝わっています。 そこには山中ながら不思議な巨石の群れがあり、知る人ぞ知るパワースポットとなっているのです。その巨石群とは、役小角がかつて葛城の神「一言主(ひとことぬし)」に、葛城山から吉野の山まで橋を架けるように命じた折の建材だというのです。 一言主による工事は完成せず、その巨石のみが残された――。 それが、「不動山の巨石」です。 金剛山へと至るルート、葛城修験の行場 葛城修験の修行場としても有名な金剛山は、その縦走路が「ダイヤモンドトレール」と呼ばれています。奈良県香芝市の「屯鶴峰(どんづるぼう)」を起点とし、大阪府和泉市の「槇尾山」へと至る全長約45kmの登山道です。 長大なダイヤモンドトレールにはいくつもの合流路があり、不動山の巨石もそのルートのひとつとして知られています。 のどかな杉尾の里山とひたすらの急階段 不動山の巨石へは、橋本市の「杉尾」という村から取り付きます。山間の傾斜地に広がる水田も美しい、のどかな里山で「明王寺」のすぐ隣に約6台分の駐車場が設けられています。 杉尾の登山口 登山道は、いきなりの急階段から始まります。巨石までの段数は「635段」。見上げても、もちろん先までは見通すことができません。これをひたすら登っていくのですが、すごい斜面の途中にベンチがあったりするので、休憩しながら景色を楽しみつつ行くのがよいでしょう。 もうものすごい階段 先が見えません 振り返ると杉尾の村が ちなみに、巻き道の迂回路もちゃんとあるので、階段が辛い方と帰り道はそちらをおすすめします。 巨石、そして「日本の音風景100選」の風穴

  • おすすめ漫画 『ゴールデンカムイ』 野田 サトル

    隠された金塊を求める、アイヌの少女と元兵士の冒険 今回はわたしの愛してやまない、北海道を舞台にした漫画作品、野田サトルさんの『ゴールデンカムイ』をご紹介します。物語は明治時代の北海道。かつて日露戦争に従軍し、「不死身の杉元」と呼ばれた杉元佐一は幼馴染の眼病を治すため、ゴールドラッシュの北海道へやってきます。ところがそこで、アイヌの人たちが独立運動のために埋蔵したという金塊の噂を耳にします。その隠し場所の暗号は、網走から脱獄した囚人たちの体に刺青として刻まれている――。半信半疑の杉元ですが、その話を聞かせてくれた男の体にはなんとその刺青が。やがて窮地に陥った杉元を、アイヌの少女「アシリパ」が助けたことで運命は動き出します。アシリパは、金塊を隠し囚人に暗号の刺青を彫った「のっぺらぼう」の娘だったのです。杉元は幼馴染のため。アシリパは失踪した父に会うため。共通の目的をもった二人は相棒として手を組み、隠された金塊の謎に迫っていくのです。 こだわりのアイヌ語と文化の描写 本作の最大の見どころのひとつは、徹底したアイヌ民族の「言葉」と「文化」への描写です。アイヌは文字をもたない民族のため、アイヌ語の表記はアルファベットかカタカナで行うのが通例です。しかし学派や方法によって色々な表記法があり、やや混乱を招いています。本作ではアイヌ語研究の第一人者として知られる千葉大学の「中川裕」教授がアイヌ語の監修を行っています。文化面でもアドバイザーの一人として参画しており、作品では料理や狩猟法、儀式や伝承や信仰観などさまざまなアイヌ文化が紹介されています。アニメ版ではアイヌ語の発音にも細かく配慮されており、たとえば「神」をあらわす「カムイ」という言葉も正式なイントネーションが使われます。ついつい「ハワイ」と同じ発音をしてしまいますが実際には「寒い」に似た音節であり、第2音節のアクセントが多いアイヌ語を正確に表現しています。※なお、アイヌ語のカタカナ表記では小さい「プ」「ク」「ト」なども使いますが、このコラムではすべて全角の大文字としていますのでご了承ください。 個性的すぎるキャラクターたちと明治期の北海道

  • “日本最強の城”と呼ばれる山城「高取城」に登って、どう最強なのか確かめてきた

    奈良県明日香村のお隣、日本三大山城のひとつ「高取城」 「山城」が密かなブームだそうですね。天守閣や櫓などで構築された、よくイメージするお城とは異なり、山そのものの自然地形を利用して要塞化したしたものが山城です。中世までによくみられた城塞の形で、堀や土塁の跡をいまでも確認できる遺跡がたくさんあります。 当時のリアルな様子を伝える独特の風情で人気の山城ですが、岡山県の「備中松山城」、岐阜県の「美濃岩村城」、そして奈良県の「高取城」を「日本三大山城」と呼んでいるようです。 標高約583mの高取山に築城された高取城は、南北朝時代がその始まりとされています。やがて現在の姿になったのは豊臣政権の時代のことで、一国一城の制が出された後も破却されず、山城でありながら近世城郭、なおかつ政庁として機能し続けた異例の城としても知られています。 「天空の城」、そして「日本最強の城」ともいわれる高取城。いったいどのように「最強」なのか、取材もかねて登ってみました。 かつての城下の風情を残す土佐町 土佐街道 近鉄壺阪山駅を降りてすぐ、かつての城下町である「土佐町」へと至ります。高取城へと続く目抜き通りは「土佐街道」と呼ばれ、ゆるやかな坂になっています。「土佐」と名が付くのは、6世紀頃に大和朝廷への労役のため、土佐からやってきた人たちが集住した地域だったためとされています。 古い町並みがよく残り、江戸時代の城下街道沿いの風情を色濃く残しています。薬草栽培でも有名だった高取は「くすりの町」としても知られ、土佐町を散策するだけでも楽しいと思います! 植村家長屋門(旧・中谷家) 山城への道がもう防御機構に!難攻不落の理由 つづら折りの「七曲り」 案内のパンフレットによると、壺阪山駅から高取城天守台までは徒歩で約2時間の行程。山城ですので途中から登山道となり、少なくともトレッキングの装備で出かけるのをおすすめします。道には深い切れ込みの沢に木橋がかかっていたり、つづら折りの急坂があったりといかにも「攻めづらい」造りになっていることを感じます。 急坂の「一升坂」。石材運搬などで、ここを登りきると米一升が加増された 山腹にものすごい数の石垣!要塞の中の武家屋敷跡 山中の「平場」。斜面に平坦地を設け武家屋敷が建ち並んだ

  • おすすめ漫画 『宝石の国』 市川春子

    宝石の生命と、月からの来襲者との戦い 今回は、友人からアニメ版を勧められてどっぷりはまってしまった、市川春子さんの『宝石の国』をご紹介します。 物語は人間が滅亡したはるか未来の世界。登場する主なキャラクターたちは少女のような少年のような、中性的で美しい容姿をしています。しかし、いずれも骨と肉を持った炭素生物ではなく、その本質は「宝石」という不思議な生命体なのです。 宝石たちは海に面した広い草原でコミューンをつくって共同生活をしていますが、常にある脅威に直面しています。それは「月人(つきじん)」と呼ばれる、月からの謎の来襲者たちです。 月人は仏像の「菩薩」のような姿をしており、空を裂いて瑞雲とともに現れます。その目的は宝石たちをさらって砕き、アクセサリーにすること。物語の序盤ではそのように説明されています。 宝石たちは月人の襲来を察知すると刀剣を携え、敢然と立ち向かいます。しかし、代々の宝石たちのなかには月人に敗れて砕け、矢尻などに使われてしまった者もまた多いのです。 物語の主人公は薄荷色の髪が特徴の「フォスフォフィライト」。通称「フォス」です。フォスは硬度がとても低く、わずかな衝撃でも割れてしまうため頻繁に接合治療の厄介になっています。また、とても不器用で家事も戦闘も不得意なため、やがて世界の『博物誌』を編纂するよう命じられます。しかし、このフォスこそが、後に宝石の生命と月人の秘密に大きく迫る重要な役回りを果たすことになるのです。 僧の出で立ちの「金剛先生」と宝石たちのくらし 宝石たちは「学校」と呼ばれる建物で、それぞれの役割を与えられながら共同生活を送っています。服飾担当、武器製作担当、医療担当等々、そこにはさまざまな宝石たちがくらしています。 そんな宝石たちをまとめるのが、まるで僧侶のような出で立ちの「金剛」です。宝石たちからは「先生」と呼ばれて慕われていますが、対月人の戦闘では圧倒的な力を発揮するちょっと怖い存在でもあります。 宝石たちに言葉や文化、そして日々の暮らしそのものを教えたのはこの金剛先生であり、とんでもなく長い時間を生きていることが示唆されています。 実はこの金剛先生の正体は、物語の核心に関わる重大な秘密を担っており、それが明らかになることで宝石たちの生き方に大きな影響を及ぼすことになっていくのです。

  • おすすめ漫画 『異世界居酒屋 のぶ』 蝉川夏哉・ヴァージニア二等兵

    居酒屋 in 中世ヨーロッパ風異世界 今回は料理を題材にした、ちょっと変わった漫画をご紹介します。料理に関する小説を書く身として、大好きな作品。蝉川夏哉さん原作、ヴァージニア二等兵さん画の『異世界居酒屋 のぶ』です。 ライトノベルといえば「異世界もの」といえるほど、異世界と名のつかない作品を探すのが難しいほどの昨今。はじめはタイトルから、てっきりギャグ漫画かと思ったのですが、さにあらず。中世ヨーロッパ風の異世界に、なぜか日本の正しい「居酒屋」が時空を超えて出店されるというお話で、実に丹念に食と人との関わりが描かれているのです。 異世界ものとはいえ、派手な魔法や巨竜を屠る剣戟などは登場しません。中世ヨーロッパの城塞都市を思わせる古都・アイテーリアで、不思議な店の温もりに魅入られて酒肴を求めにくる人々のお話です。 みんなすごくおいしそうに食べる! わたしはコミック版しか読んだことがないのですが、もっとも目を引くのは登場人物たちの「食べ方」です。口から湯気をふきながら熱いものをほおばる、よく冷えたビールをごきゅごきゅと一息に流し込む、焼き物のタレの香りに鼻孔をふくらませる……。アイテーリアの人たちの、そんな様子があまりにも「おいしそう」で、夜中に読むとまず間違いなく食欲を刺激されてしまいます。 中世の雰囲気をもった世界のため、現代日本の私たちからすると見慣れた酒肴も、彼らにはどれも不思議で面白く、ミステリアスな魅力に満ちています。莢つきの枝豆を「手抜きだ!」と怒りながらも、剥きながら食べる楽しさとほどよい塩気にすっかり夢中になってしまったり。普段から食べ飽きているはずのジャガイモも、辛子添えのおでんですっかり好物になってしまったり。 コミカルながらも、体も心も温まる小さな晩酌の喜びが、丁寧に描かれているのです。 冷たいビールと温かい食べ物、おもてなしの原点

  • おすすめ漫画 『シドニアの騎士』 弐瓶 勉

    新天地を求めての、幾世代にもわたる星間飛行 今回は王道SFながら独特の世界観が心をとらえて離さない、弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』をご紹介します。 滅亡した地球を後にした人類。「播種船シドニア」という巨大な宇宙船で新天地を目指し航行しますが、そこには「ガウナ」と呼ばれる胞子状の生物が敵として散在しています。人型や船型など、さまざまな姿態に変化する強力なガウナに対抗できるのは、人型兵器「衛人(モリト)」が持つ「カビザシ」という槍だけです。 物語は、かつてエースパイロットとして名を馳せた男のクローンである「谷風長道(たにかぜながて)」を中心に進みます。都市のシステムから隔離して密かに育てられた長道は、社会にとまどいながらも多くの仲間たちと協力して、ガウナとの戦いに終止符を打つべく旧式の名機「継衛(ツグモリ)」を駆り、戦場へと向かいます。 サイバーパンクと下町風情の、不思議な融合 お話自体はよくあるタイプのSFなのですが、サイバーパンクと下町風情が融合したような不思議な情緒が特徴となっています。シドニアの中には都市があるのですが、まるで昭和の時代を思わせるような日本家屋が建っていたり、時代を経た機械にしめ縄が張ってあったり、高層階に樹木が育っていて神社のようになっていたりと、いっそノスタルジックといえるような情景が広がります。 また、高度に科学が発達した世界であり、シドニア人は光合成によってエネルギー産生ができるように遺伝子操作を加えられています。ところが主人公の長道にはその機能がないため、たくさん食事をとらなければならず、おいしそうにご飯をほおばるシーンは名物的な見どころのひとつとなっています。 また、男でも女でもない「中性」という性別の人物や、不老不死の幹部船員たち、サイボーグやアンドロイド等々、さまざまな生命の在り方が共存しているのも特徴です。 カッコよすぎないメカが、逆にカッコいい! 主役メカである「衛人(モリト)」は、細身のフォルムが印象的な人型ロボです。作者の弐瓶勉さんが、スクラッチで実際に立体に起こしてから描いたという、こだわりのデザインで、直線的な装甲が合わさったシンプルな見た目をしています。

  • おすすめ漫画 『蟲師』 漆原友紀

    漂泊のまれびと、蟲師ギンコの物語 今回は私の大好きな漫画作品、漆原友紀さんの『蟲師』をご紹介します。 まるで妖怪や精霊のような「蟲」と呼ばれる不思議な生命と、それらへの対処を専門とする「蟲師」という漂泊の職能者を題材にした物語です。 物語のなかで「蟲」は、れっきとした実在する生命なのですが、私たちとは少しベクトルの違う存在で誰にでも見えるわけではありません。蟲師とは、そういったものを認識する能力のある人たちなのです。蟲は動物のような姿のものや昆虫のようなもの、あるいは植物や無機物などさまざまな姿態のものが存在しています。それぞれの性質や特性から、時に人に害や大きな影響を与えることがあり、そういった蟲由来の事件や事故を扱うのが蟲師たちの仕事です。 主人公は白髪隻眼の青年蟲師・ギンコ。彼は蟲を寄せる体質のため、常に蟲除けの煙草をふかして一所に留まることができません。漂泊しながら、旅先で出会った蟲にかかわる事件を、医師や研究者のような姿勢で解決していくのです。 ノスタルジックな、近世と近代のあわい 物語の時代背景は明言されていませんが、近代に入りつつある世の中の農村・漁村部をイメージさせます。主人公のギンコは洋装ですが、ほかの登場人物はほとんどが着物を身に着けています。どこか懐かしいような里山の原風景と、カラーページは日本画を彷彿とさせる淡く幻想的な色合いで描かれています。 また、特に「山」が重要なキーワードとして存在し、自然の脅威を象徴する異界として位置付けられています。実にフォークロリックな世界観は、黎明期の民俗学者が深山幽谷に分け入っていくかのような雰囲気をもっています。 秀逸なネーミングと、センスあふれるサブタイトル 『蟲師』に大きな魅力を感じる点のひとつに、それぞれの蟲につけられた名前の秀逸さがあります。たとえば、 夢野間(いめののあわい)空吹(うそぶき)天辺草(てんぺんぐさ)核喰虫(さねくいむし)雲喰み(くもはみ) などがわたしのお気に入りで、読みと当て字のバランスが絶妙で、たいへん印象深いネーミングとなっています。また、サブタイトルも 綿胞子(わたぼうし)硯に棲む白(すずりにすむしろ)虚繭取り(うろまゆとり)天辺の糸(てんぺんのいと)野末の宴(のずえのうたげ)

  • “歴史小説”執筆のための技術について考えてみた

    根強い人気ジャンルの"歴史小説" 小説を書かれる方には、それぞれの目指すテーマや得意なジャンルがあるかと思います。なかでも、伝統的な人気を誇るジャンルとして"歴史小説"があり、華々しさでは他に譲るものの骨太な名作が数多く生み出されています。 そんな歴史小説ですが、層が厚く先達の実績も大きいため、どのように手をつけるべきか悩ましいところでもあります。そこで、今回は歴史小説を書くうえでの技術的なポイントについて、自身の体験をもとに分析してみたいと思います! 歴史の"裏側"からスポットライトを当てる 歴史はそれそのものが壮大なドラマです。ゆえに、どこを切り取っても物語になっており、それだけにより難しさを感じる分野でもあります。また、すでに繰り返し主題として取り上げられているエピソードや人物も多く、それに人気があるほど同テーマでの新規参入にはハードルの高さを感じるでしょう。 しかし、歴史においては「語り尽くした」ということはないといわれています。なぜならば「史実」としての記録はごく限られたものであり、圧倒的多数の「事実」は謎のままであるからです。したがって、ここにこそ作家が小説という武器で歴史に迫る余地があるものと考えます。 そこでヒントとなるのが、"歴史の裏側からスポットライトを当てる"という方法です。これはこれはあるトピックに対して、「物語の主人公を当事者以外の関係者に設定する」ことなどで可能となります。たとえば有名な「本能寺の変」を描くならば、信長か光秀、あるいは秀吉あたりが主人公としてイメージされます。が、そこをあえて裏方の名もなき人物を中心に据えるとします。思いつくまま例を挙げると、「本能寺で修行する若き僧侶」であるとか、「中国大返しに従軍した足軽」であるとか、そういった人たちから見た歴史を描くことで同じトピックでも新鮮味を得ることができます。 つまり「視点を変える」ことがポイントで、この方法によって歴史小説は同じテーマでも無限のバリエーションを獲得することが可能となります。 可能な限り"一次史料"を読み込む どんな小説でも資料集めは大切な作業ですが、歴史小説においてはその比重がより大きくなります。「資料」だけではなく「史料」も必要となり、歴史そのものへの研究的な姿勢が求められるからでもあります。

  • Q:刀はひっくり返しても抜けませんか? A:はい、抜けません!

    刀って、どうやって鞘に固定されているかご存じですか? 現物はなかなか目にする機会はありませんが、皆がよく知っている日本刀。近年ではファン層の裾野がぐっと広がった影響もあり、各地の特別展などで美しい刀を見ることができるようになりました。その一方で、なかなか刀の詳しい構造まではわからず、どういう仕組みになっているのか謎な部分も多いと思います。 そのひとつが、「刀はどうやって鞘に固定されているか?」という問題です。 走ったりひっくり返ったりしたら、いかにも鞘から刀身がすっぽ抜けてしまいそうですが、実はちゃんと固定されているのです。 それでは、その固定の仕組みについて見てみましょう! 鞘の「鯉口」と、鍔元の「鎺(はばき)」 結論からいうと、刀の根元、鍔元の方には「鎺(はばき)」という長さ3㎝ほどの金属部品が刀身を包むように取り付けられています。この鎺は、鞘の入り口である「鯉口」の径よりもやや大きいため、ぐっと押し込むことでテンションがかかって固定されるようになっています。 鍔元の金色部分が「鎺(はばき)」 棟の側から 刃の側から そのトルクは結構なもので、例えば鯉口が正常な状態であれば、刀をひっくり返しても抜け落ちることはありません。 ※安全を確保して撮影しています。決して真似をしないでくださいね 抜刀時には「鯉口を切る」必要がある このように、普段はしっかりと鯉口に締められているため、本来刀はそのまま抜くことは難しいのです。 そこで、抜刀時には左手の親指で鍔を前方に押して、鎺を鯉口から出す必要があります。この動作を「鯉口を切る」といい、武道においてもとても大事な手順となります。 鯉口が緩むと「鞘走り」する恐れがあり、とっても危険! 刀の鯉口。使っているうちに摩耗して緩んでくる 刀が勝手に抜け出ないためにも大事な鯉口ですが、木製であるため何度も抜刀・納刀を繰り返していると、摩耗して徐々に緩んできてしまいます。

  • 小説投稿サイトごとの特徴と、読者さんの反応に関する私見

    小説投稿サイトごとに、読者さんのリアクション傾向がある 小説投稿サイトも、とってもバラエティ豊かになりましたね。WEB小説の牙城、といっても過言ではない数々の投稿サイト。これを主な活動拠点としている作家さんも多いのではないでしょうか。ほとんどが無料で読み書きできるサービスで構成されていて、独自の文学賞も開催されています。また、人気作や運営の目に留まったものは紙の本として出版されることもあり、多くのWEB作家が「書籍化作家」としてデビューしています。とても夢のあるシステムで、かつてに比べると作家デビューへのチャンスは格段に広がったといえるでしょう。 そんな群雄割拠の小説投稿サイトですが、一作を複数のサイトに登録している作家さんも多いことと思います。私、三條すずしろも『伊緒さんのお嫁ご飯』を全部で4つのサイトに登録しており、それぞれにたくさんの方に読んでいただき、また温かなコメントを頂戴するなど本当にありがたい限りです。 基本的にはいずれも同様のサービスではありますが、サイトごとに特徴的なシステムをもっていることと、ユーザー層にも一定の傾向があるように感じています。そこで、あくまで私個人の経験ですが、その特徴や傾向について感じたことを記したいと思います。 アルファポリス サイトの特徴・特筆ポイント 老舗のひとつ、アルファポリス。各ジャンルが細かく分かれ、カテゴリーごとの順位に加えて「24hポイント」という独自の数値が表示されます。これは直近24時間で新規投稿をしたり、読まれたり、「お気に入り」に登録されることで加算されていきます。合計1500ポイントを超えると「出版申請」を行うことができ、書籍化を検討してくれるという夢のあるシステムとなっています。もちろん、「検討」であって確約ではないそうなのでその点にはご注意を。 読者側からの評価としては、「いいね」に該当するものがありません。一作に一度の「お気に入り登録」か、ページを開いて読むことそのものがポイントとなります。 一定以上にたまったポイントは、おおむね1スコア=1円で換金することができます。 Amazonギフト券・・・・100円分~iTunesギフト券・・・・・500円分~楽天銀行振り込み・・・・1,000円分~

  • wordで電子書籍の表紙データをつくる方法!

    描画ソフトがなくても、表紙データはwordでつくれる! KDPなどのセルフパブリッシングも、その機能が格段に使いやすくなり、いまや誰でも簡単に電子書籍を出版できるようになりました。近年まではEPUBなどの電子書籍データに変換したり、英文での納税手続きが必要だったりと、少々ハードルが高い部分がありました。 が、現在ではwordファイルから本文をアップロードすることが出来、米国納税者番号を取得せずともマイナンバーでの登録が可能になるなど、以前よりぐっと電子書籍化が楽になったと感じています。 そこで問題となるのが、電子書籍の「表紙」をどう作るかということです。 自分でデザインを起こしたり、イラストも描けるという人であれば問題ありませんが、WEB作家さんの多くは頭を悩ませているのではないでしょうか。専門家に依頼したり、格安でイラストを描いてくれるサービスもありますが、できれば自分で作成したいところ。しかし、描画ソフトや専用の器材が必要なのでは……と、表紙問題は出版時の最後の難関となっています。 でも、簡易的なものであれば、wordでも十分に表紙データを作ることができるのです。普段の文章作成で愛用されている方も多いと思いますので、新たに投資をしなくても、今ある設備+フリーソフトで「雰囲気のある」表紙を作る方法をお伝えします! 基本は文字打ち+画像貼り付け wordにフリー画像+フリーフォント。フリーソフトでjpgに変換 画像は拙作『伊緒さんのお嫁ご飯~番外・手作らず編~』の表紙データです。エブリスタやアルファポリスなど、画像を掲載できる小説投稿サイトのために用意しました。 word上に文字打ちをして背景画像を貼り付け、 画像データに変換しただけのシンプルな構成です。画像はいずれも、商用OKのフリー画像か、あるいは自身で撮影したものを使うことを前提とします。以下に、基本的な手順を記していきましょう。 「ワードアート」または「テキストボックス」を前面にレイアウト ワードアートは多彩な文字効果が可能 文字打ちは「ワードアート」か「テキストボックス」で行います。ワードアートであれば文字の効果が幾通りも用意されているので、うまく使えばイラストレーターなどの描画ソフトを使ったかのような表現も不可能ではありません。

  • 刀の「鯉口を切る」って、いったい何のこと??

    時代劇でおなじみ、親指で鍔を押し出すアレ 時代小説などで剣戟シーンがあると、必ず「鯉口を切る」という動作が出てくるかと思います。よく目にする表現ではありますが、実際のところはどういったものなのでしょう。具体的には、左手で鞘と鍔の境目辺りを握り、親指でぐっと鍔を前に押し出すような動作を指しています。実は、きちんと手入れの行き届いた刀であれば、これをしないと即座に抜くことが出来ないようになっているのです。したがって、抜刀の際には必ず「鯉口を切る」プロセスを経なくてはなりません。 親指を鍔にかけて…… ぐっと押し出して「鯉口を切る」 鯉口はいわば安全装置(セーフティー) 「鯉口」とはそもそも、鞘の入り口のことを指しています。刀は鍔元に、鯉口の径よりやや大きい「鎺(はばき)」という部品が設けられており、この鎺が鯉口にキュッと押し込まれることで、容易には抜けないよう固定されます。いわば安全装置ともいえるものであり、鯉口から鎺を押し出していつでも抜刀できるようにすることを「鯉口を切る」といいます。通常であればしっかりと締まっているため、そのまま刀を鞘から引っこ抜くことは困難です。むしろ簡単に抜けてしまうくらいに鯉口が緩んでいると、とても危険です。予期せぬときに刀が鞘から飛び出たり、敵から容易に自身の刀を奪われる恐れもあるでしょう。したがって、セーフティーとしても重要な機能を担っているのです。 刀身の根元周りにある金具が「鎺(はばき)」。鞘の口より少し径が大きく、テンションをかけて刀を固定 鯉口を切る=戦闘態勢 そんな大切な部分ですので、「鯉口を切る」とはイコール「戦闘態勢」の準備が整ったことを示しています。一触即発の危険な状態でもあり、加えて柄に手掛けをすれば、銃でいうところの「セーフティーを外して撃鉄を下ろし、照準をつけた」ことと同様の意味をもちます。迎撃の技である「居合」でも、相手が鯉口を切る瞬間を見逃さずに応戦することが大事とされ、みだりに行っていい動作ではないことが戒められています。 鯉口を切る方法数種

  • 季節の味わい!たけのこご飯

    子供のころ、毎年たけのこ掘りをしていた たけのこ。えもいわれぬその姿 わたしが18歳まで育ったのは、携帯の電波も届かないような山奥の村でした。山菜がたくさんとれて、今思い返すとよかったなあ、と懐かしく感じてしまいます。春に楽しみにしていた恵みのひとつが、「たけのこ」でした。植林のスギ林を竹藪が侵食していくので、それを食い止める意味もあって一生懸命掘ったものです。孟宗竹がほとんどで、地面に埋まったままの朝堀りみたいな上品なものではなく、割と大きくなったものも掘りましたがそれはそれはおいしいものでした。『伊緒さんのお嫁ご飯』にも「たけのこご飯」の回がありますが、新鮮なたけのこって本当にどんな料理にも化けてくれます。 鮮度が大事!糠と煮てアクを抜く 田舎でたけのこを掘ったら、大釜を焚火にかけてたくさんのお湯を沸かし、糠と鷹の爪と一緒にグラグラ煮たてました。たけのこのアクの正体は「シュウ酸」というガラス質の一種で、糠がこのシュウ酸を吸着してくれるそうです。たけのこにはあらかじめ、包丁で縦に切れ目をいれておきます。湯であがったら切れ目から割くように皮をはがし、節の部分に残った甘皮は、皮の一枚をスクレーパー代わりにしてこそげ落としました。あとはどう料理したっておいしいのですが、わたしが好きだったのは鰹のアラと一緒に炊きつけたものでした。「土佐煮」という料理もあるように、たけのこと鰹ってほんとうに相性がいいんですよね。そしてやっぱり、「たけのこご飯」は一番の楽しみでした。 たけのこの煮物を転用、雑穀米で炊き込みご飯に 煮物の残りを再利用。雑穀米がいい味出してます 久々に掘りたてたけのこを頂き、さっそく煮物でいただきました。写真のたけのこご飯は家族の作品で、余ったたけのこ煮を転用し、雑穀米での炊き込みご飯にしてくれました。十分に味の染みたたけのこは、それでも新鮮な香りを失わず、雑穀のぷちぷちした食感と相まってとっても楽しい料理になりました。小説のエピソードのように、春を堪能する一皿でした!

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