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2019/04/19

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  • 「教科書で学ぶ世界史」10世紀

    ①ヨーロッパ ※ビザンツ帝国(610〜1453) ※西フランク王国(843〜987) ※神聖ローマ帝国(962〜1806) 〈神聖ローマ帝国のはじまり〉 東フランク(ドイツ)では、10世紀初め、カロリング家の血統がとだえ、各部族を支配する諸侯の選挙で王が選ばれるようになった。ザクセン家の王オットー1世は、ウラル語系のマジャール人やスラブ人の侵入を退け、北イタリアを制圧して、962年教皇からローマ皇帝の位を与えられた。これが神聖ローマ帝国のはじまり。 〈西フランクの分裂〉 西フランク(フランス)でも10世紀末にカロリング家の血筋が断絶し、パリ伯ユーグ=カペーが王位についてカペー朝を開いた。しかし…

  • 「教科書で学ぶ世界史」8〜9世紀

    ①ヨーロッパ ※フランク王国(メロヴィング朝)(481〜751) ※ビサンツ帝国(610〜1453) ※フランク王国(カロリング朝)(751〜843) 〈メロヴィング朝からカロリング朝へ〉 フランク王国は6世紀半ばに全ガリアを統一したが、8世紀にはメロヴィング朝の権力は衰え、アラビア半島から急速に広がって地中海世界に侵入したイスラーム勢力がフランク王国にも迫りつつあった。 ウマイヤ朝時代、アラブ人のイスラーム勢力が北アフリカを西進し、イベリア半島に渡って西ゴート王国を滅ぼし(711年)、さらにピレネー山脈をこえてガリアに侵攻しようとした。メロヴィング朝の宮宰カール=マルテルは、732年トゥール…

  • 「教科書で学ぶ世界史」7世紀

    ①西・中央アジア ※ウマイヤ朝(661〜750) 〈イスラム教の誕生〉 6世紀後半になると、ササン朝とビザンツ帝国が争いを繰り返したため、東西を結ぶ「オアシスの道」は両国の国境で途絶え、「オアシスの道」や「海の道」によって運ばれた各種商品は、アラビア半島西部を経由するようになり、メッカの大商人は国際的な中継貿易を独占して大きな利益をあげていた。 メッカに生まれたクライシュ族の商人ムハンマドは、610年頃、唯一神アッラーのことばを授けられた預言者であると自覚し、さまざまな偶像を崇拝する多神教にかわって厳格な一神教であるイスラーム教をとなえた。しかし、富の独占を批判するムハンマドはメッカの大商人の…

  • 「教科書で学ぶ世界史」6世紀

    ①西アジア ※ササン朝ペルシア(224〜651) 〈エフタルの滅亡〉 ササン朝は5世紀後半に、中央アジアの遊牧民エフタルの侵入を受けたが、ホスロー1世の時代にトルコ系遊牧民突厥と結んでエフタルを滅ぼし、また、ビサンツ帝国との戦いも優勢にすすめ、和平を結んだ。 ②地中海 ※東ローマ帝国(ビサンツ帝国)(395〜1453) ※西ゴート王国(418〜711) ※ヴァンダル王国(429〜534) ※ブルグンド王国(443〜534) ※フランク王国(481〜751) ※東ゴート王国(493〜555) 〈フランク王国の発展〉 481年にフランク王に即位したメロヴィング家のグローヴィスは、その後全フランクを…

  • 「教科書で学ぶ世界史」5世紀

    ①西アジア ※ササン朝ペルシア(224〜651) ・エフタル(中央アジアの遊牧民)の侵入 ②地中海 ※東ローマ帝国(395〜1453) ※西ローマ帝国(395〜476) 〈西ローマ帝国の滅亡〉 西ローマ帝国はゲルマン人の侵入で混乱をきわめ、476年、ゲルマン人傭兵隊長オドアケルによって西ローマ皇帝は退位させられ、西ローマ帝国は滅亡した。 〈ゲルマン人の大移動〉 ・西ゴート王国建国(418〜711) 4世紀後半、アジア系のフン人がドン川をこえて西に進み、ゲルマン人の一派である東ゴート人の大半を征服。さらに西ゴート人を圧迫。そこで、西ゴート人は375年に南下を始め、翌年にはドナウ川をわたってローマ…

  • 「21世紀型スキルの育成③」概念の理解で世界を再構成する

    「21世紀スキルを身につけるにはどうすればいい?」を考える上で、「学ぶとは何か?」についても概念を明確にしておいた方が良さそうです。 「学ぶ目的」を「知識を身につけること」と捉えると、teachingの発想から抜け出せません。また、「社会に適応するため」と捉えると、生きていくために必要な知識か否かを生徒自身に委ねる、あるいは周囲が強要する事になり、せっかくの学びの機会を奪ってしまうことにもなりかねません。 国立教育政策研究所の「資質・能力を育成する教育課程の在り方に関する研究報告1」(P27、P55)に記載されている「学ぶ目的」に関する認識は、教育者と生徒双方にとって、学ぶ意欲を掻き立てる重要…

  • 「21世紀型スキルの育成②」知の創造過程がスキルを育む

    「21世紀型スキルをみにつけるにはどうすればいいか?」に答えを出すためには「知識とは何か?」を明確に定義する事が一つのヒントになりそうです。 ①21世紀型モデルの根底「知識創造モデル」 〈獲得メタファと参加メタファ〉 サファード(1998)は、知識を心の中の容器に入れる「物」としてイメージする「獲得メタファ」と、状況における他者や事物との関わりとしてイメージする「参加メタファ」の2つがあるとして整理した。 「獲得メタファ」として知識を捉えると、学習とは「何かを獲得すること」であり、教師とは「知識の提供者」であり、知ることとは「所有していること」という事になる。 「参加メタファ」として知識を捉え…

  • 「21世紀型スキルをみにつけるにはどうすればいい?」teacherからeducatorへ

    「21世紀スキルをみにつけるにはどうすればいい?」を追求する中で、「資質・能力を育成する」というキーワードを目にする機会が多くなりました。「資質・能力と知識の違い」に関する認識や「資質・能力は自分の中にあるものを引き出して使うもの」という認識、「educate」の語源が「能力を導き出す、引き出す」という意味であることを知り、今後子どもたちと関わるにあたり「teacher」ではなく「educator」であるという認識は、非常に重要な視点だと感じました。 ①資質・能力って何? 「資質と能力」の定義を定めるためには、国立教育政策研究所の「資質・能力を育成する教育課程の在り方に関する研究報告書1」のP…

  • 「教科書で学ぶ世界史」4世紀

    ①ローマ 〈コンスタンティヌス帝の政治〉 ディオクレティアヌス帝の政策を引き継いだコンスタンティヌス帝は、それまで迫害されてきたキリスト教を公認することで帝国の統一をはかるとともに、軍隊をさらに増強して帝国支配を安定させようとした。 330年、ビサンティウムにあらたな首都を建設してコンスタンティノープルと改称し、強大な官僚体制を築いた。官吏の力が強大となり、皇帝が官吏を使って帝国を専制支配する体制ができあがった。ローマは官僚制を土台とした階層社会となり、ポリス以来の市民の自由はなくなった。 〈ゲルマン人の侵入と東西ローマの分裂〉 375年にはじまるゲルマン人の大移動によって帝国内部は混乱。そこ…

  • 「教科書で学ぶ世界史」3世紀

    ①オリエント 〈ササン朝の建国〉 パルティアを倒して建国したのが、農業に基礎をおくイラン人のササン朝。建国の祖アルダシール1世は、同じくクテシフォンに首都をおき、ゾロアスター教を国教に定めて国の統一をはかった。 2代皇帝のシャブール1世は、シリアに侵入してローマを破り、皇帝ヴァレリアヌスを捕虜とした。東方ではインダス川西岸にいたる広大な地域を統合し、中央集権的な体制を確立した。 ②ローマ 〈軍人皇帝の時代へ〉 五賢帝最後のマルクス=アウレリウス=アントニヌス帝の治世末期頃から、帝政財政のいきづまりや経済の不振がしだいにあらわになってきた。3世紀には帝国のまとまりが崩れ始め、各属州の軍団が独自に…

  • 「教科書で学ぶ世界史」1世紀〜2世紀

    ①ローマ 〈キリスト教の成立〉 キリスト教は1世紀にローマ支配下のパレスチナからうまれた。当時ユダヤ教を指導していた祭祀や律法の実行を重んじたパリサイ派は、ユダヤ支配層としてローマ支配を受け入れ、貧困に苦しむ民衆の声にこたえようとしなかった。 パレスチナに生まれたイエスは祭祀やパリサイ派を形式主義として批判し、貧富の区別なくおよぼされる神の絶対愛と隣人愛を説き、神の国の到来と最後の審判を約束した。民衆はイエスを救世主(メシア、ギリシア語でキリスト)と信じて彼の教えに従うようになた。 祭祀やパリサイ派はイエスをローマに対する反逆者として総督ピエラに訴えたため、彼は十字架にかけられて処刑された(3…

  • 「教科書で学ぶ世界史」BC2世紀〜BC1世紀

    ①ローマ 〈グラックス兄弟の改革失敗〉 中小農民は長期の征服戦争に出征するうち農地が荒廃して没落。属州から大量に輸入される安い穀物で生活するなどローマ支配の恩恵をこうむったため、いっそうの征服戦争を望んだ。一方、属州統治の任務を負った元老院議員や、属州の徴税請負を行う騎士団層は、属州の拡大によって莫大な富を手に入れた。ローマ支配層である彼らは、イタリアで農民が手放した土地を買い集めたり、征服でローマのものとなった公有地を手に入れるなどして、戦争捕虜である奴隷を多数使った大土地所有制(ラティフンディア)によって大規模な農業経営を行った。 こうして、貧富双方に望まれた征服戦争はますます拡大し、経済…

  • 「教科書で学ぶ世界史」BC4世紀〜BC3世紀

    ①オリエント 〈アレクサンドロス大王の進出〉 BC4世紀後半にギリシア世界を支配したマケドニアの王アレクサンドロスは、BC334年、東方遠征に出発。エジプトを支配した後、アケメネス朝を滅ぼし、インド北西部にまで進出して大帝国をつくりあげた。 アレクサンドロス大王の死後、彼が支配したアジアの領土はすべてギリシア系のセレウコス朝に引き継がれた。しかし、BC3世紀の半ばに、アム川上流のギリシア人が独立してバクトリアをたてると、遊牧イラン人の族長アルサケスもカスピ海南東部にパルティア(中国名は安息)を建国した。パルティアはBC2世紀半ばにメソポタミアを併合し、ティグリス川東岸のクテシフォンに都を定め、…

  • 「教科書で学ぶ世界史」BC6〜BC5世紀

    ①オリエント 〈アッシリア王国の崩壊と4王国の分立〉 BC7世紀前半に全オリエントを征服し、強大な専制君主であったアッシリア王は、政治・軍事・宗教を自ら管理し、国内を州に分け、駅伝制を設け、各地に総督を置いて統治した。しかし、重税と圧政によって服属民の反抗を招き、BC612年に崩壊。オリエント世界には、エジプト、小アジアのリディア、新バビロニア(カルデア)、イラン高原のメディアの4王国が分立した。 〈アケメネス朝のおこり〉 BC6世紀半ば、イラン人(ペルシア人)のキュロス2世がアケメネス朝をおこし、メディア王国とリディア王国を征服したのち、BC539年にバビロニアを開城して、翌年ユダヤ人を捕囚…

  • 21世紀型スキルって何?

    「21世紀スキルとは何か?」「21世紀スキルを身につけるために教育機関はどのような取り組みをしているのか?」「21世紀スキルを身につけるために教育機関は・個人は何をすべきか?」について整理していきます。 一口に「21世紀スキル」といっても、国や団体によって定義や取り組みが異なるようです。 ①アメリカの非営利団体「P21」 〈設立〉 マイクロソフト・シスコシステムズ・アップル・オラクル・インテル・デルといったIT企業等の主導のもと、教育省等の教育機関とともに設立 〈目的〉 ・すべての子どもたちが21世紀に相応しい教育を受けられるようにする ・グローバル経済社会において活躍できる人材を育てる ・ア…

  • 「教科書で学ぶ世界史」BC10からBC7世紀

    ①シリア・パレスチナ地方 〈海の民の進出〉 シリア・パレスチナ地方はエジプトとメソポタミアを結ぶ通路、地中海への出入り口として海陸交通の要衝だった。BC1500年頃からカナーン人(セム系)が交易で活躍していた。BC1300年頃、ギリシア・エーゲ海方面から「海の民」と呼ばれる人々が進出し、この地方を支配していたエジプトやヒッタイトが後退したのに乗じて、セム語系民族のアラム人・フェニキア人・ヘブライ人が活動を開始した。 〈アラム人・フェニキア人・ヘブライ人〉 1.アラム人 ・BC1200年頃からダマスクスを中心に内陸都市を結ぶ中継貿易に活躍 ・楔形文字にかわるアラム文字が多くの文字の源流になった …

  • U理論は魔法の営業ミーティングに似てるかも

    ①U理論って何? 〈U理論成立の概要〉 U理論はマサチューセッツ工科大学スローン校経営学部上級講師であるC・オットー・シャーマー博士によって生み出された。「過去の延長線上ではない変容やイノベーションを個人、ペア、チーム、組織、コミュニティ、社会のレベルで起こすための原理と実践の手法を明示した理論」。 約130名の革新的なリーダーへのインタビューが行われ、その知見が原型となって生み出された。最も特徴的なのは、優れたリーダーの「やり方」ではなく、「内面のあり方」「意識の変容」に着目している点。一流のリーダーの「やり方」を真似しても、彼らの集中力、創造力は獲得できない。彼らの集中力、創造力、存在感の…

  • 「教科書で学ぶ世界史」BC20〜BC11世紀

    ①メソポタミア 〈アムル人によるバビロン第一王朝〉 シュメール人による都市国家の樹立、アッカド人(セム語系)によるメソポタミア・シリアの統一の後に、アムル人(セム語系)がバビロン第一王朝を起こし、ハンムラビ王のときに全メソポタミアを支配した。 ハンムラビ王はハンムラビ法典を発布し、法に基づく強力な政治をおこなった。法典によれば、王は神の代理として統治をおこない、その刑法は復讐法の原則にしたがっていたが、刑罰は被害者の身分によってちがっていた。 〈諸王国の乱立〉 BC17世紀半ば、アナトリア高原(小アジア)に強力な国家を建設したヒッタイト人(インド=ヨーロッパ語系)は、鉄製の武器を使用してバビロ…

  • 変化拡大するN高等学校・N中等部に今後も期待

    既存の学校でなかなか落ち着いて授業を受けることができないADHDの息子(小6)の教育の場として、N高等学校に注目していました。2019年度には通学制のN中等部が開講し、2020年にはさらに校舎数を増やし、ネットコースも開講するということで、どのような教育が実践されているのか調べてみました。 ①N高等学校・N中等部の沿革 2016年4月1日 ・角川ドワンゴ学園が沖縄県うるま市に通信制高校「N高等学校」を開校 ・開校時生徒数1482人 2017年4月 ・通学制コース2校開校(東京・大阪) 2018年4月 ・通学制コース8校に(御茶ノ水・大宮・横浜・千葉・名古屋・福岡) 2019年4月 ・通学制コー…

  • 「教科書で学ぶ世界史」BC30〜BC21世紀

    ①メソポタミア文明 〈メソポタミア南部で人口急増〉 BC3500年頃、灌漑が発達したメソポタミア南部で人口が急増。神殿を中心に数多くの大村落が成立した。やがて文字が発明され、銅器、青銅器などの金属器が普及した。BC3000年頃には神官・戦士・職人・商人などの数が増え、大村落が都市に発展した。 〈シュメール人による都市国家〉 BC2700年頃までにウル・ウルクなどシュメール人の都市国家が数多く形成された。これらの都市国家では、王を中心に、神官・役人・戦士などが都市の神をまつり、政治や経済・軍事の実権をにぎって人々を支配する階級社会が成立した。 ※シュメール人による発明 ・7曜制 ・占星術 ・60…

  • 「学び直し中学地理」北海道地方

    ①北海道地方の地形と気候 〈北海道地方の地形〉 北海道の面積は九州地方の約2倍で、日本の総面積の5分の1を占める。中央部には標高2000mを越える石狩山地がそびえ、南側には日高山脈、北側には北見山地が南北方向に連なっている。北海道の気候や土地利用は、これらの山々を境に東西で異なる。 〈北海道地方の気候〉 亜寒帯(冷帯)に属する北海道の気候は、冬の寒さが厳しく梅雨がないのが特色。日本海に面する地域は、冬になると湿った北西の季節風がふきつけるので多くの雪が降る。太平洋に面する地域はあまり雪は降らない。また太平洋側の夏は、南東の季節風が、寒流の親潮によって冷やされ、濃霧を発生させるため気温が上がりに…

  • 「教科書で学ぶ世界史」先史の世界

    ①旧石器時代(打製石器・狩猟・採集) 〈700万年前:猿人の出現〉 ・アフリカで直立二足歩行を特徴とする人類が誕生 ・アウストラロピテクスなどがこれに属する ・簡単な打製石器(礫石器)の使用 〈240万年前:原人の出現〉 ・240万年前にアフリカで原人が登場 ・ホモ=ハビリス ・ホモ=エレクトゥス(ジャワ原人・北京原人) ・ホモ=エレクトゥスは、ハンドアックスと火を使用 ・狩猟・採集生活をした ・アフリカからヨーロッパ・東アジア・南アジアにまで広がった 〈60万年前:旧人の出現〉 ・ネアンデルタール人(ヨーロッパに分布) ・現代人と変わらない脳容量 ・死者を埋葬 ・ヨーロッパから西アジアにかけ…

  • 「学び直し中学地理」東北地方

    ①東北地方の地形と気候 〈東北地方の地形〉 東北地方は中央に奥羽山脈がはしり、太平洋側には北上高地や阿武隈高地、日本海側には出羽山地や白神山地が広がっている。 南北につらなる山脈や山地の合間には、日本海と太平洋に向かって流れる河川によって、北上盆地や山形盆地、郡山盆地が形成され、市街地が発展してきた。北上川の下流部の仙台平野や、最上川の下流部の庄内平野は広大な稲作地域になっている。 太平洋沿岸の三陸海岸は入り江の多いリアス海岸が続き、波がおだやかな湾では養殖業をはじめとした漁業がさかん。 〈東北地方の気候〉 日本海では、冬になると北西からの季節風によって冷たく湿った空気が流れ込むので雪がたくさ…

  • 「学び直し中学地理」関東地方

    ①関東地方の地形と気候 〈関東平野〉 日本で最も広い平野である関東平野には、浅間山や富士山などの噴火による大量の火山灰が積もってできた赤土(関東ローム)におおわれた台地と、利根川(流域面積日本一)や多摩川など、多くの河川にできた低地が広がっている。関東平野は17世紀初めに江戸幕府が開かれてから本格的に開発が進み、現在、関東地方には4000万人の人々が暮らしている。 〈関東地方の気候〉 北関東を中心とする内陸の地域は、夏と冬の気温差が大きく降水量が少ないのが特徴。冬は北西からふく季節風が越後山脈にぶつかって雪を降らせた後、乾いた風となって関東平野に吹き降りてくるので晴天の日が続く。夏は埼玉県熊谷…

  • 「学び直し中学地理」中部地方

    中部地方は、太平洋側の気候の東海、内陸の気候の中央高地、日本海側の気候の北陸の3つの地域でそれぞれ特徴的な生活様式や産業が発達してきた。 ①東海地域 〈東海地域の地形と気候〉 木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)が流れる濃尾平野は、昔は河川の氾濫に悩まされる地域だったが、現在では治水が進んだことで住宅地が増え、名古屋市をはじめ、中部地方で最も人口が集中した地域になっている。 東海地域は夏に降水量が多く、冬は温暖な気候のため、駿河湾沿いの日当たりのいい丘陵などではみかんの栽培がさかん。 〈中京工業地帯〉 愛知県の内陸部には、豊田市を中心に多くの自動車関連工場が集まっている。この地域は昔は綿花の生産…

  • 「学び直し中学地理」近畿地方

    ①近畿地方の地形と気候 〈近畿地方の地形〉 北部や南部では山地が海岸までせまっており、若狭湾や志摩半島には、リアス海岸が広がっている。南北の山地に囲まれた中央部は低地になっており、京都盆地や奈良盆地、大阪平野や播磨平野などの平野が広がっている。近江盆地には、国内最大の湖、琵琶湖があり、「近畿の水瓶」とよばれている。また、大阪湾と瀬戸内海を分ける淡路島は近畿地方で最も大きな島で、明石海峡大橋で本州と結ばれている。 〈近畿地方の気候〉 ・北部 冬には北西からの季節風の影響で雪が多く、山沿いには多くのスキー場がある。 ・南部 黒潮の影響で冬でも温暖で、みかんや梅などの果樹園、白い砂浜や温泉を生かした…

  • 「学び直し中学地理」中国・四国地方

    ①中国・四国地方の気候 〈3つの気候〉 中国・四国地方は、中国地方の北側を山陰、瀬戸内海に面した地域を瀬戸内、四国山地の南側を南四国と、3つの地域に分けることができる。 ・山陰 冬には北西からの季節風の影響で、雪や雨の日が多く、山沿いを中心にたくさんの雪が積もる。 ・瀬戸内 夏と冬の季節風が山地に遮られるため、晴天の日が多く、日本の中でも降水量が少ない地域。そのため、水不足になりやすく、讃岐平野などでは、灌漑用に溜池や用水路をつくって農業が行われてきた。 ・南四国 黒潮の影響で1年を通じて温暖。南東からの季節風の影響で、多くの雨が降る。また、台風の通り道となることもあり、たびたび暴風や大雨にみ…

  • 「学び直し中学地理」九州地方

    ①九州地方の地形と農業 〈中央部〉 九州の中央部にある阿蘇山(熊本県)には巨大なカルデラがある。カルデラとは、火山の爆発や噴火による陥没などによってできた大きな窪地で、カルデラを縁取る環状の尾根は外輪山と呼ばれる。阿蘇山のカルデラの面積は約380k㎡の大きさをもつ世界最大級のカルデラで、カルデラの中に広がる平野には約5万人の人々が暮らしている。 〈北部・西部〉 北西部の海岸はリアス海岸になっていて、その西に広がる大陸棚をもつ海域に面した長崎県は日本でも有数の漁獲量をほこる。佐賀県の南には、日本最大の干潟をもつ有明海があり、日本一の養殖のりの産地として知られている。 北部には筑紫平野などの平野が…

  • 「学び直し中学地理」日本の工業と資源

    ①日本の工業 〈工業の変化と発展〉 日本の工業は軽工業(繊維・食品・印刷)から始まり、しだいに大きな設備が必要な重化学工業(金属、機械などの重工業と石油化学などの化学工業)、そして高度な知識と技術が必要な先端技術産業へと発展してきた。 日本の工業は、原料や燃料を輸入して製品を輸出する加工貿易を通して発展してきたが、1980年代にアメリカ合衆国との間に貿易摩擦がはげしくなると、工場を海外にもつくって現地向けに生産を行うようになった。日本企業の進出先は、はじめは北アメリカやヨーロッパの国々が中心だったが、その後は賃金の安いアジアの国々にも広がっていった。また、価格の安い海外企業からの工業製品の輸入…

  • 「学び直し中学地理」日本の気候と農業

    ①日本の気候 〈日本の気候の特徴〉 北海道が亜寒帯(冷帯)、本州・四国・九州がおもに温帯に属する。季節風によって 夏は太平洋上から暖かく湿った大気が、冬はユーラシア大陸から冷たい湿った大気が運ばれてくるので、四季の変化がはっきりしている。冬の梅雨や台風、冬の雪の影響で、世界の温帯・亜寒帯の中でも降水量の多い国。 〈日本の気候区分〉 ・北海道気候 全般的に冷涼で、冬の寒さが厳しい。梅雨がなく、一年を通じて降水量が少ない。 ・日本海側の気候 冬に大陸から吹いてくる季節風が日本海で水分を含み、日本の山地にぶつかって雪を降らせるため、冬に雪が多い。夏は太平洋からの季節風の風下になるため乾燥する。 ・太…

  • 「国語科授業成功の極意」からの学び

    生徒の論理的思考力を強化することを目標に、福嶋隆史氏の著書「国語科授業成功の極意」から指導技術と習慣改善のヒントとなる要素を整理する。 ①指導技術 〈国語の授業とは何か〉 ・論理的思考力をみにつけさせるのが目標 ・言葉にこだわった指導(1文字・1語・1文に限定してこだわる) 〈授業案を検討する際の留意点〉 ・目標・方法・評価を検討する ・目標を限定する ・発問を限定する ・目標達成につながる発問をする ・目標の習熟度を測るテストを実施し、日常的に数値評価し、生徒の成長ステップを可視化する。 ②習慣化 ・指導案の作成 ・PDCA(授業案作成→授業→評価→改善点の明確化)の活用 ・「この授業でどん…

  • 「学び直し中学地理」日本の地形

    ①日本の山地 〈日本付近のプレート〉 地球の表面は、十数枚に分かれたプレートと呼ばれる厚さ100kmほどの強大な岩盤におおわれている。プレートは1年間に数cmくらいの速さで動いており、プレート同士でぶつかったり、ずれ動いたりしている。日本はプレートの境界付近に位置しており、2つの海洋プレート(太平洋プレート・フィリピン海プレート)が2つの大陸プレート(ユーラシアプレート・北アメリカプレート)の下に沈み込んでいる。このため、プレート同士がぶつかり合う力によって地震が発生しやすくなっている。 大陸プレートの下に沈み込んだ海洋プレートの上面は、ある程度の深さまで沈みこむと一部がマグマになり、マグマは…

  • 「学び直し中学地理」日本の領域

    ①日本の位置 〈極東の国「日本」〉 日本や中国などの東アジアの地域は「極東」とよばれる事がある。これはヨーロッパを中心にして世界をとらえた見方で、トルコ周辺を「近東」、西アジア諸国は「中東」と呼ばれる。これら2つの地域を合わせて「中近東」と呼ばれることもある。アジアのこのような呼び方は、15世紀以降の大航海時代に始まった。 〈日本の位置〉 世界の国々は、それぞれ基準になる経線(標準時子午線)を決めて、それに合わせた時刻を標準時として使っている。日本は兵庫県明石市を通る東経135度の経線を基準にし、この経線上を太陽が通る時刻を標準時と決めている。世界の基準となる時刻は、ロンドンの旧グリニッジ天文…

  • 「学び直し中学地理」オセアニア州

    ①オセアニアの地形と気候 〈1つの大陸と3つのネシア〉 オセアニアは「オーシャン(大洋)」という言葉から作られた地名で、オーストラリア大陸、ニュージーランド、太平洋の島々をまとめた地域を指す。ニュージーランドと太平洋の島々は、ミクロネシア(小さい島々)、メラネシア(黒い島々)、ポリネシア(多くの島々)の3つの地域に分けられる。 〈オセアニアの気候〉 オーストラリアのほとんどの地域が乾燥した草原や砂漠になっている。人口のほとんどは比較的降水量が多く、農業のさかんな南東部・南西部に集中している。オーストラリアの北東部・南東部・南西部は降水量に恵まれているため牧草がよく育つので、肉牛や羊毛用の羊の飼…

  • 「学び直し中学地理」南アメリカ州

    ①南アメリカの気候と農業 〈アンデス山脈〉 南アメリカ大陸の太平洋側には、6000mをこえる高い山々がそびえるアンデス山脈が南北に続いている。アンデス山脈は世界最長の山脈で、北のベネズエラから南のチリまでおよそ7500kmある。アンデス山脈にある高原や盆地は標高が高いため、赤道に近くても気温はあまり上がらない。ペルーなどのアンデス山脈周辺では、とうもろこしやじゃがいもを栽培したり、アルパカを放牧したりする伝統的な生活が見られる。 〈アマゾン川流域〉 アマゾン川は、ナイル川につぐ世界で二番目に長い河川で、赤道近くから西から東へ流れれる。川幅は広く、流域面積は世界最大。アマゾン川流域には、世界最大…

  • 「学び直し中学地理」北アメリカ州

    ①北アメリカの気候と農業 〈北アメリカの地形〉 北アメリカ州には、カナダ、アメリカ合衆国、メキシコからパナマに至るまでの北アメリカ大陸の国々と、西インド諸島の国々がある。アメリカ合衆国の西側には標高4000mを越える高山が連なるロッキー山脈が南北にのび、東側には標高1000mほどのなだらかなアパラチア山脈が連なっている。2つの山脈の間には、グレートプレーンズ、プレーリー、中央平原などの広大な平野がある。 〈北アメリカの気候〉 アラスカ州とカナダはほとんどが亜寒帯。フロリダ半島の南部やユカタン半島、西インド諸島は熱帯で、フロリダ半島のマイアミや、ユカタン半島のカンクン(メキシコ)など、世界的に知…

  • 「学び直し中学地理」アフリカ州

    ①アフリカの地形と気候 〈アフリカ東部〉 アフリカ東部はエチオピア高原のほか、キリマンジャロ山などの火山がある。また、東部にはビクトリア湖やタンガニーカ湖といった大きな湖が分布し、漁業がさかん。ケニアやエチオピア高原などの高地は、赤道に近くても年間を通じて涼しい。ケニアでは茶やバラ、タンザニアではコーヒーなどが輸出用に栽培され、国の経済を支えている。 〈ギニア湾岸〉 低地のコンゴ盆地やギニア湾岸は一年中雨が多く、熱帯林が広がっている。ここではイモ類やバナナが栽培されている。また、ギニア湾岸はカカオの栽培に適しており、コートジボワールやガーナで多く生産され、各地に輸出されている。 〈北部・南部〉…

  • 「学び直し中学地理」ヨーロッパ州

    ①ヨーロッパの気候 〈西岸海洋性気候〉 ヨーロッパの大部分は日本に比べ高緯度に位置しているが、大西洋を北上する北大西洋海流とその上空を吹く偏西風の影響を受けて、気候は比較的温暖。とくに、大西洋や北海に面した地域は、冬の寒さがあまり厳しくない西岸海洋性気候になっている。この地域では1年を通じて安定した降水があるので、さまざまな農作物の栽培や牧畜・酪農などがさかん。 〈地中海性気候〉 ギリシャやイタリア、フランス、スペインなどの地中海沿岸の地域は、夏は晴天が続いて乾燥する地中海性気候。オレンジやオリーブなどの夏の乾燥に強い果樹や冬の雨を生かした小麦などを栽培する地中海式農業が行われている。フランス…

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