こちらは、花より男子の二次小説になります。類つく中心です。亜門贔屓なので 亜門が出てきますが カップリングはないです。
REPLACEMENT 16オープンから半年この頃になると あたしは自分が森沢さやかではないことを確信してた。まだ顔や名前は分からないけれど 記憶は確実に戻りつつある。小さなアパート アルバイト いじっめにあってたこと自分の住む世界とは違った はなやかな世界に身を投じたこと公園 ブランコ ファミレスあたしの持ってる記憶は さやかとはかけ離れすぎていて 可愛がってくれる両親に対して 申し訳ないという気持ちと 本...
Happy Time 62結婚式の後 新婚旅行へ向かう写真を撮ると 今日のノルマは終わり。明後日から ハワイを皮切りに 世界8か国での撮影に行く。 花沢のジェットで行くから あいつらは邪魔できないし 20日間の予定だから いくら何でも全部の行程にあいつらが来ることはないよね? 何日間かは 二人っきりになれるはず。 そうだ 撮影に合間に どこ行くか考えなくちゃ。それが甘い考えだったというのは 俺は後で知ること...
REPLACEMENT 15「自由の女神 息できるんだ よかった 」 「なんとなくしたくなったから・・・ 」「今度は 俺が支えるから 」 「おめでとう よかったじゃん 」「・・・って 雑草よね。雑草ってつおい植物よね 」 「ねえ ママ本当? 本当に当たったの? 」「あたしが就職したら また連れてってあげるよ。 」キキ――――!! ガッチャン ドッカーン!!! 「これ・・・ お母様に・・・ 」なに? これは ペン...
Happy Time 61ショー当日 つ「大丈夫かな。 ドキドキしてきた。 」類「大丈夫♪ 何度も練習したじゃん。それに 俺が一緒だもん。 もしつくしがドジしても 俺がフォローするからさ 」みんな 幸せそうに腕を組んでランウエイを歩いてる。 中には 顔を見合わせ ほほ笑み合ったり キスをするカップルまで。まあ自由にって言ってたから そんなこともできるんだけどね。手拍子が鳴ったり 時々 「うわー!! 」っていう...
REPLACEMENT 14あきら~2泊3日の 強行スケジュールで日本に戻って調べたことを伝えるため 俺は 桜子の泊まるホテルへと向かう。しかし その足取りは 重い。それは 桜子が 彼女が牧野ではないかと感じたことを すべてクリアにするものだったから・・・。 桜「それでは・・・ 」あ「ああ 彼女はそれまで幼稚舎から通ってた「聖プレジレント」から 両親の反対を押し切って 森栄学園高校に入学したんだ。 ここの調理...
Happy Time 60紗「つくしちゃん 今度うちで ブライダルのショーがあるんだけど 出てみる気はない? 」ある日 食事中 いきなり母さんが言った。つ「ブライダルのショーって 」紗「うーん 簡単に言えば ファッションショーみたいなものだけど それだけじゃなくて 結婚に関するトータルコーディネート的なもの って言ったらいいのかしら。式の前のエステから 挙式 披露宴、新婚旅行まで すべてのコーディネートなの...
REPLACEMENT 13~さやか~ あー疲れた。レストランオープン初日 部屋に戻ると そのままベッドにダイブしたあたし。ゴロンと横になると 今日一日の反省点をまとめる。もう少し テーブルの位置を変えたほうがいいとか お皿の置き方だとか 店内の様子をうかがいながらとったメモを読みながら なにげなく窓のほうを見た。桜子さんたちが来てくれたことは知ってたけど 厨房もホールも大忙しで 顔を出すことができなかった。...
Happy Time 59類「ねえつくし つくしは 俺と二人っきりになるのは イヤなの? 」何気なく口から出た言葉つ「え? そんなことあるわけないじゃない。 今だって こうして一緒にいるじゃない。 」けらけら笑いながら言うけど 俺が言いたいのは 二人の甘い時間ってことなんだよ。あの香港の別荘以来 また清い関係に逆戻りだし 最近キスだってしてないんだ。せめて 一日に1回 いや 2.3回・・・ できればもっとしたい。...
REPLACEMENT 12結局 さやかさんは 忙しくて来られなかった 滋「もっとここにいる~。 さやかに会いたいし~ 」と駄々をこねる滋さんを宥めすかし 何とかお店を出ると ちょうど花沢さんが車を降りるところだった。あ「類 来たのかよ。 お前が来るなら もう少し中で待ってたのにな 」類「ううん ちょっと寄ってみただけ。 でも凄いな。 もうランチタイム 終わったはずなのに 」そう 先程ではないにしろ まだまだ外...
Happy Time 58教えるほうがうまいのか 教えられるほうが努力したのかは わからないけど 勉強の成果は 確実に上がっていて 夏休みに入るころには すべての教科で高校2年生レベルまで上がっていた。約束は 高校卒業レベルだから あと少しの辛抱だ。悠「あたい ほんとは天才なのかもしれないよな。 」嬉しそうに言う剣菱に 腹が立つ。類「教えるほうがうまいんだろ。 」全く面白くない俺は 突き放すように言ってやる。...
REPLACEMENT 11待ち合わせの場所に着くと 美作さん一人滋「あれ? 類君は? 」あ「ああ なんだか仕事の都合で無理らしい。 時間が取れるようなら後で合流するそうだ。居場所だけ 連絡くれって言ってたぜ 」そうですか。 それは好都合ですわ。 花沢さんがいたら 美作さんに相談することは不可能。桜「では行きましょう。 結構すごいことになってるみたいですし。 予約は入れておきましたから 入ることはできると思いま...
REPLACEMENT 10桜子~私達は さやかさんを 家まで運ぶと ベッドに寝かせた。さやかさんは 額に汗を浮かべて すごく苦しそうで・・・。知らせを受けて 彼女の両親も帰宅し 雛「これはどういう事ですの!! この子は体調がよくないのに 表に連れ出すなんて!!!何を考えていらっしゃるんです!!!! 」 ヒステリックに叫ぶおば様その声で目が覚めたのかさ「おかあさ・・・ 」小さな声を出した さやかさん。その言葉に...
REPLACEMENT 9最近 準備におわれていたからか 久しぶりに外に出たような気がする。初夏のパリは気候も良くて あたしは思いっきり深呼吸をした。体の隅々の細胞まで活性化させてくれるようで。記憶がないことも 声が出ないことも 今の私には些末なことに思えた。町は活気にあふれ そこかしこから音楽が流れ 絵をかいてる人 観光客なのかあちらこちらで写真を撮り ショッピングを楽しんでる人も多い。そんな人たちの間を ...
REPLACEMENT 8「せんぱーい 」 「つくしー 」 遠くで声がする。 誰を呼んでるの? あたしの名前は 森沢さやか なんだけど なんとなく懐かしい気がするのはなぜ?目が覚めると そこはあたしの部屋。 心配そうにあたしの顔を覗き込むのは お父様 お母様 そして・・・滋「よかった 目が覚めて。 いきなり頭を抱えて気絶しちゃうから 心配したんだよ 」「ごめんね 」そう言いたいんだけど 声が出ない 一生懸命 ...
REPLACEMENT 73日後 レストランのオープン記念のパーティーが 森沢系列の 『HOTEL Linden』で成大に開かれた。壇上で 華やかなドレスに身を包み 挨拶をする彼女を見て 類『やっぱり 俺の思い過ごしだよな。 彼女が牧野かもしれないなんて・・・ 』つぶやきながら 会場を後にした。さやか~なんだか 気分が優れない。 挨拶も終わったし いいよね。お父様もお母様も たくさんの人に囲まれニコニコと談笑してるし あた...
REPLACEMENT 6その日は 珍しく 俺の親友も全員フランスに来てて どうせなら一緒に食事でもしないか という話になった。待ち合わせのレストランに着くと滋「類くーん こっちだよ 」大河原が大きく手を振っていた。司 あきら 総二郎 それに大河原に 三条。 俺はあきらの隣に座ると 類「司 おめでとう。 婚約したんだって? 」司と大河原の指には おそろいのリング。 きらきらとまぶしいほどの大河原の笑み 司は...
REPLACEMENT 5 そう 俺はあれから暫くの間 何もする気になれず 食事もとらずに 何日も部屋の中で蹲っていた。 そしてある日 立ち上がることもできなくなってしまい 無理やり入院させられた。やっと歩けるようになった頃 大河原と三条に言われた。桜「花沢さん 今のままだと死んでしまいます。 もっと自分を大切にしてください 」滋「そうだよ。 つくしがいなくなって 寂しいのはわかるけど 今の類君の状態見たら ...
REPLACEMENT 4彼女は パリにある 森沢グループ直営のホテルに泊まっていた。♪~ 呼び鈴を鳴らすとガチャ 鍵を開け 俺を部屋に招き入れてくれた。類「さすがだよね。 スイートに一人だなんて 」さ「何言ってんのよ。これはあたしのものじゃないわ。 両親のもの。あたしは 何も持ってないのよ。 所詮 親の庇護の下 自分で稼いだお金で生活したこともない ただのつまんない人間。井の中の蛙 お山の大将なのよ。 いい年...
REPLACEMENT 3雛「さやか 本当に一人で大丈夫? 」さ「大丈夫よ お母様。 」あたしは 今日 パリに新しくオープンするレストランの下見に行くため渡仏する。あの事故以来 お母様はあたしにべったりくっついて 離れようとしなかった。あれから2年以上も経ったのに 過保護にもほどがある。今回は お父様が説得してくれて やっとあたし一人でパリに行けることになった。搭乗手続きを終え 決められたシートに座ろうと 先...
Happy Time 57結局 断れるはずもなく あきらと総二郎 そして道明寺のタマさんまでも 毎週日曜にここに来る事が決まった。あの司の母親も 剣菱の母親には 迫力で負けたらしい。椿さんは ビビッて涙を流したって司が言ってた。ただ あきらん家の母親とは妙に気が合ったらしく 勉強部屋を二人で飾りつけしたって あきらがこぼしてた。まあ 夢子さんぐらいだろうな。 あの母親と対抗できるのは。実は ああ見えて おこる...
Happy Time 56部屋に通されると そこには 有閑倶楽部の面々が勢ぞろい。清「こんにちわ。 牧野さん その節はどうも 」軽く頭を下げた菊正宗 魅「花沢 お前 オイタしちまったみたいだな。 あんだけいったのにさ 」ニヤニヤ笑ってる。類「オイタじゃないもん。 つーん。 」剣菱だけだと思ったら こいつらまでなんでいるんだよ。男がいるって事だけで 面白くない俺。類「何の用事? わざわざ呼び出すなんてさ 用があ...
REPLACEMENT 2死者重軽傷者35名 幸い 牧野の家族は命に別状はなかったが バスの前方にいた牧野は見るも無残な姿で・・・彼女の姿を見た母親は その場で意識を失ったそうだ。う・・うん・・・。ここは・・・「せ、先生!!! 」気が付くと そこは 真っ白な部屋。 あたしの身体には たくさんのチューブがつけられ・・・「よ、よかったー 気がついたのね。 」目の前には 涙を流す女性。 その隣には うっすらと涙を浮...
Happy Time 55それからというもの あたしの生活は一変した。講義が終わった後 月木は 美作邸でダンスとマナーのレッスンと双子ちゃんの家庭教師火金は 西門で茶道と着付け水土は 道明寺で語学やなぎなた (類はこの間楓社長から 経営学の勉強)日曜は 花沢で フランス語やドイツ語もうクタクタで 目が回る 死にそうだよぉ~~~。なんて思ってたら ある日 剣菱からあたし宛に 招待状が届いた。剣菱は 花沢にとって...
Happy Time 54次の日 朝早く目が覚めた俺 ・・・っていうか 嬉しくって眠れなかっただけなんだけどさ両親とともに 結納のために 彼女の両親の住む町へ向かった。 彼女の両親の住む場所 長野県安曇野市。南アルプスと北アルプスに囲まれた 風光明媚な観光地。インターを降りしばらく走ると 周りは田んぼや畑ばかりになって 建物もまばらになってきた。さっきまで遠くに見えてた高い山に どんどん近づいて行く。広かった道...
REPLACEMENT 1つ「え~!! ねえ ママ本当? 本当に当たったの? 」マ「そりゃあもう あたしもびっくりしたわよ。 いきなり鐘がなってね。 こうやって カランカランって 」小躍りしながら 腕を振るママ。パ「すごい!! ママ すごい!!! 」進「やったー!! ハワイだ!! 」商店街の福引で ハワイ旅行が当たった。 家族4人でハワイに行けるなんて夢みたい。あ「牧野 良かったな。」総「まあ せいぜい楽しん...
Happy Time 53京&紗枝京「あの時のみんなの顔見たかい? 慎はともかく 覚と龍一郎。くっく 目を丸くして 口をあんぐり開けて。 まさにハトが豆鉄砲食らったような顔だったな。紗「ええ。もう私 楓さんがあんなに取り乱したの初めて見ましたわ。 くすくすっ 真っ赤な顔して まるで小学生のように手を挙げてと思ったら・・・ ぶっ もうだめです あははは おかしくておかしくて 」テーブルを バンバン叩きながら 大笑...
Happy Time 52こんなに大勢の前で言うのは 思いっきり恥ずかしい。 でも・・・さっきの言葉が 頭の中によみがえる。 『類はあなたのこと 本当に大好きだから 後はあなたの気持ちだけなの 』つ「はい。 愛してるのかどうかっていうのは まだよくわかりません。でも 類さんのことが 好き・・・ 大好きです。 はっきり言って 結婚とかそういうことは まだ自分でもよくわかってないのが本当です。でも今は ずっと一緒に...
Happy Time 51そこには 道明寺夫妻( 覚・楓 ) 美作夫妻( 慎吾・夢子 ) 西門夫妻 ( 龍一郎・梓 )みんなニコニコしながらつくしを見てる。 紗「皆さんがね あなたにお話があるからとおっしゃるので 来ていただいたの。花沢としても あなたのことちゃんと紹介したいと思って 」紗枝の言葉に はっとしたように 道明寺覚覚「それはどういうことですか? 」花沢京は 満面の笑みを浮かべながら京「ええ こちら...
Happy Time 50類~ 母さんは 挨拶だけって言ったけど 部屋に入ってから もうずいぶん時間が経ってる。一体何やってるんだろう。まさか 親の留守の間にここに泊まってたこと 叱られてるんじゃないよな。ちえだって 父さんも承知したことって言ってたし‥‥回想~ここにつくしを連れてきた夜 ち「坊ちゃま つくし様は とても素晴らしいお嬢様ですね。 使用人 一人一人に声をかけておいででしたよ。 みんな牧野様の事 気...
Happy Time 49コンコン 紗「あなた 少しよろしいかしら。 つくしちゃんが ご挨拶したいそうなの 」「どうぞ 」 と返事があり あたしは おばさまと部屋に入った京「初めまして 類の父親の 花沢京です 」いきなり握手を求められ 反射的にその手を握ると つ「初めまして 牧野つくしです。 あの・・・ お留守の間に お世話になってしまって 申し訳ありません 」頭を下げながら言う。京「いやいや そんなこと お気...
Happy Time 48結局 一日遅れで帰ってきたみんなと そのまま飛行機に乗って 帰国することになった。剣菱は 「もっとゆっくり遊びたい 」って言ったけど 総「俺 来週茶会あんだわ。 今回亭主やんなきゃなんねえから 準備しなきゃならねえんだ。 」野「あら そうでしたわ。 私 そのお茶席で 西門様の半東を任されておりました。すっかり忘れてました。 悠理 私 帰りますわ 」清「そうですね。 もうすぐ大学も試験...
Happy time 47 食事を終えると シャワーを浴びたいというつくし 類「一緒に入ろうか? 」 そんな俺の言葉に 真っ赤になって つ「ば、バカ! なに言ってるのよ 一緒になんて・・・ 一緒になんて 入るわけないでしょ!! 」 そんな彼女を 後ろから抱きしめながら 類「いいじゃん もうしたんだし。 いまさら恥ずかしがる事ない・・っ 」途端に 俺の鳩尾に 彼女の肘鉄が入った...
Happy time 46 ~類~ 牧野 痛くなくってあたりまえなのに だって まだしてないんだからさ 俺達。 でもね 昨夜 目を覚まさなかった罰だよ あれだけたくさんの印つけたのに 隣でぐうぐう寝ちゃっててさ 寂しかったんだ 俺。 寝顔 すごくかわいかったけど でも 牧野が早とちりでよかった♪ これが初めてって知ったら どんな反応するんだろう くっくっく おかし...
Happy time 45 *注 今日の類君は 鬼畜ですえ~~?? って方は 回れ右してください--------------------------------------------- ~類~ 何度呼んでも頬を軽く叩いても 目を覚まさない彼女 仕方なく 昨日のようにお姫様抱っこして 部屋に運んだ。 昨日と違うのは 今日はお互い裸だってことだけ ベッドにおろすと 冷たい水を 口移しで飲ませる。 「・・・ぅ・・う...
Happy time 44 ※ 注意今回 少し(?)変態気味な 類君です そういうのが イヤ!って方は 回れ右することを おススメします ----------------------------------------------------------------------------------- ~類~ 彼女が 脱衣場に入るのを見届けた後 う~~ん まだ早すぎるよね。いきなり入ってったらびっくりするだろうし そのまま出てきちゃうかも知れない・・・・ 暫...
Happy time 43 広~~い別荘に たった二人残されたあたし達。なんだかドキドキして 花沢類の顔がまともに見られない。 そりゃ 今までだって 二人っきりになったことはあったけど それは部屋のなかだけ ってことで、 花沢邸には 他の人が沢山いた でも 今夜から こ~~んな広い邸に二人っきりって・・・・どうしよう・・・ どうしたらいい? あ”~~!! わかんない!!! 類「牧野? 」...
Happy time 42 次の日 菊正宗の薬が効いたのか すっきりした顔で起きてきた牧野 類「牧野 頭痛くない? 」 つ「ん? 大丈夫 なんともない。 でも なんであたし ベッドで寝てたんだろ。 みんなと一緒にご飯食べてたはずなのに・・・ 」 不思議そうな顔して俺を見てる牧野に ひと安心。 本当の事は 言わないほうがいいよね。 類「ん。 牧野 途中で寝ちゃったから 俺がこ...
Happy time 41 類『ずっと気になってた。 あの男 松竹梅 魅録 って言ったよな。 パーティーの時から ずっと彼女を見てる。 なんか心配。牧野は 自分がもてるって 自覚ないみたいだけど 司たちだって 俺が気を緩めたら きっと その隙ついてくるだろうしあの魅録って 奴だって もしかしたら・・・・ 』そんな事考えてたら えっ!?隣に座っていたはずの牧野が テーブルに突っ伏してる 類「牧野 ど...
Happy time 40 パーティーが終わる頃 悠「ねーねー 二次会行こう? 」 突然 悠理さんから 提案された。 西門さんや 美作さん 道明寺さんは 大乗り気だけど 花沢類は・・・ 乗り気じゃないみたい。 なんだかむくれてる 結局 西門さん達に 引きずられるようにして やってきたのは飛行場 に、二次会に 飛行場って 一体・・・・・??あたし達の目の...
Happy time 39 パーティー当日 悠「あっ! つくしだ~~!! 」車から降りたあたしを待っていたのは・・・・・ つ「え? え・・?? ええ~~~????? 」 そこには 眩しいほどの 黄色のドレスを着た 悠理君(頭には 黄色のうさぎの耳 )と ひときわ 華やかなご一行様がいた。 着物 ボディコン ヘビメタ風 チャイナ服 王子様風・・・・ 悠理君も ドレス着てるし 仮装パ...
Happy time 38 悠「あっ!! いたいた!! おーい!! つくし~ 」 大きな声で 名前を呼ばれたあたし 振り返るとそこには 悠理君と 魅録君。その周りには まじめそうな男の人と 金色で長い髪の男性(ひと)日本人形みたいな女性(ひと)と 華やかで綺麗な女性が立っていた。 類「まきの~ だれ? あれ 」地の底から響くような 花沢類の声。 う”~~ あきらかに不機嫌・・・・ ...
Happy Time 37 結局 ムリヤリ車に押し込められ そもまま病院へ連れていかれた。 レントゲンを撮り 頭打ってると困るからってCTまで・・・。でも 何も異常はなくって 診断結果は 右足首捻挫とほんの少しの掠り傷「2~3日は 安静にするように 」先生は 優しく笑いかけながら言ってくれたんだけど ここって 都内でも有名な私立病院。 いろんな検査をしたから 費用は高いよね。 どうしよう あたしお...
Happy Time 36 牧野の 卒業式の日 俺達は 彼女に内緒で 卒業式に行った。彼女に知れたら 『絶対に来ないで 』って言われそうだったから いきなり現れたF4に 周りは騒然としたが 式が始まると騒ぎも収まり 壇上で答辞を読む彼女の姿に 俺達は ただ見惚れるばかりで・・・ 式が終わり 彼女の元へ向かおうとしたんだけど ここでもやっぱり 彼女は人気者みたいで一緒に写真をとろうとす...
Happy Time 35 俺は さんざん考えた挙句 ダメもとで つくしだけでもこっちに残れないかと 彼女の両親に聞いてみた 両親は 本当は 彼女を大学に行かせたいが 彼女のために 新しくアパートを借りるのは 今は無理だと言うことだった あ「それなら うちでもどこでも 責任を持って彼女を預かります それなら問題はないでしょう 」 そのひと言に 両親は そう言うことなら お願いします...
Happy Time 34 美作邸~ 今日は つくしが 家庭教師で来る日だ。 おふくろ・・・ じゃなかった 夢子さんの機嫌が 朝からすこぶる良い。 あいつが来る日は 早い時間からケーキ焼いたりするから 一日中 家の中が甘ったるい匂いがする。以前は この匂いを嗅ぐのも嫌だった俺だが 最近は そういう日はつくしが来るから 嬉しくて仕方ない きっと類は 着く早々 嫌な顔するんだろうな。 ‥‥...
Happy Time 33 西門邸~つくしが 茶道を習いに来て ひと月がたつ頃 梓「総二郎さん 少し よろしいかしら 」お袋に 呼ばれ 父であり 家元の 龍一郎の部屋に 来ていた 総「家元 何か? 」龍「いやいや 堅苦しい話ではない。 おまえの 内弟子の事だが・・・ 」いいにくそうに 口を開いた 親父 梓「彼女は 一般のご家庭の方でしたよね 」総「それが何か? 問題でもありましたでし...
Happy Time 32 私はタマの部屋へ入ると 早速相談を始めた。 でも うちは家庭教師も要らないし 教えられるものもないのよね~ どうしようかしら そんな事を考えていると タ「仕方ないですね タマが 一肌脱ぎましょう 」 椿「何か考えでもあるの? 」 タ「私を誰だと思ってるんですか? 椿お嬢様。 」 椿「道明寺の生き字引。 この家で一番偉い人 でしょ? 誰もタ...
Happy Time 31ある日 あきらんちに 呼び出された牧野 夢子さんから 双子の妹の 家庭教師を頼まれた つ「でも あたし 教えるの 初めてだし・・・ 家庭教師なんて そんな・・・ 」 夢「ううん 大丈夫よ。牧野さん・・・ つくしちゃんって呼んでもいいかしら?あなたが 全国模試のトップクラスだってこと 知ってるわ。あなたが あきら君の友人なんて 本当にラッキーだったわ。 あきら君 何にも言ってくれないん...
Happy Time 30 花沢類の言葉は 魔法のように あたしの心にスッと入ってきて 不安な気持ちを溶かしてくれる 類「ねえ まきの アンタは決してブスなんかじゃない。そこらへんの 女より すごくいい女なんだよ。 だって 俺やあいつら椿さんや静が認めた女の子なんだ。 それとも 俺達の目は節穴なのかな? 確かにね 今はまだ 自分でも その魅力に気付いてないのかもしれない この黒髪だっ...
Happy Time 29 お店に戻ると 類「母さんの許可も下りたことだし さあ 牧野どれにする? 」 なにが どれにするんだろうか さっぱりわからないんだけど・・・・ ま、まさか ここで 服とかバッグを選べって言うんじゃ・・・ ム、ムリ~~~!! あたしには こんなの 買えない! 桁が違いすぎて、絶対無理!! 激しく頭を左右に振ったあたし 激しく振りすぎて めまいがしてきた・・・くらくら...
Happy Time 28 俺達は 大学を出ると 牧野と二人 買い物に出かけた。 つ「ねえ 花沢類 ここに入るの? 」 類「うん ここ。 だって 大学に入ったら 必要じゃん? 」 つ「必要って・・・ でも ここは ちょっと・・・・ 」 類「いいから さあ 入って? 」 ドアを開けてくれるんだけど ここって どう見ても高級・・・ いやその上に 超が付くよ。 おずおずと入って行くと 綺...
Happy Time 27 その頃ラウンジでは 総「んだよ 類のやつ 話があるからって こんな朝早くから呼びだしゃぁがってよ 」 司「そうだぜ 俺ら あれから 遅くまで 姉ちゃんにつきあわされたっていうのによ 」 あ「あぁ・・・ 俺 まだ 酒 残ってるかも・・・ 」 司「いつも 類をひいきしやがって! 姉ちゃんは 実の弟より 類のほうがかわいいのかよ!! 」 総あ「「そりゃ...
Happy Time 26 車に乗り込み彼女の家の近くで 俺も一緒に降りる。 アパートまで 歩いて数分の距離 彼女の手を取り ゆっくりと歩いた。 ほんの少し 遠回りして 小さな 袋小路に 彼女を 連れ込んだ俺。 類「ねえ 牧野。 静から、何か預かってない? 」 途端に ボン!!と言う音がしそうなほど 赤くなった彼女。くすくす ほんと 見てて飽きないよね。 すごくわかりやすい。 つ「・・・・...
Happy Time 25 それから 何日かして 静さんが フランスへ旅立つ日 あたし達は空港へ 見送りに行った 花沢類はいない。急用が入ってしまったらしい つ「・・・しず・・・かさ・・・ん・・・ あ・・・たし・・・ 」 静「つくしちゃん 泣かないで? 大丈夫 いつでも会えるわ。電話もするし メールも・・・ 手紙だって 書くわ もう 一生会えないわけじゃないんだし 会いたくなったら いつでも来ていい...
Happy Time 24 お正月 バイト先は 3ヶ日はお休み。 ゆっくりと家族で過ごそうか と思ってた矢先に 椿さんから メールで呼び出され あたしは なぜか今 道明寺さんの家で きれいな晴れ着を着せられている 椿「わ~ 思ったとおり つくしちゃん かわいいわ~~。 さあ 行きましょう みんな待ってるわよ。 」 はじめて来たときも 驚いたけど やっぱり 気の遠くなる...
Happy Time 23 明け方 4時過ぎに待ち合わせた俺達 牧野と二人 こっそり 別荘を後にした。 彼女の 手を取り あの小高い丘の上までやって来ると 空は満天の星。 空気が澄んでいて 今日は星が すごくキレイに見える俺は南の空を見ながら それを探す。 南側の 低い位置に それはあった 類「牧野 あれが 南十字星だよ。」 彼女の目の近くに手を持っていって指を指す。 類「ほ...
Happy Time 22 牧野と一緒に 近くのお店で 必要なものを買い揃えた。 椿さんが 車を回してくれるって言ったけど 断った俺 彼女に見せたいものもあったし 歩いたって 30分もかからないんだから 散歩しながら 二人で 手を繋いで ゆっくり行こう 時間は まだたっぷりあるしさ。 類「買ったものは 別荘まで 配達してくれるから 少し寄り道していこう? 」 そ...
Happy Time 21 島に着き 道明寺の別荘までの間 俺は 牧野に近づくことさえできない。 司とあきら 総二郎が 牧野をがっちりガードしてる。 はあ~~~~落ち込んじゃうよ。 椿「みんなごめんね~。今日は シェフが間に合わなくて・・・ 夕食 外に行きましょうね。」 静「え~~? そうなの?? う~~ん 外食はちょっと‥‥ あっ そうだ!! つくしちゃん 私達で...
Happy Time 20 司「類 ずるいぞ 何でおまえが つくしの隣なんだよ。 つくし、こっちに来いよ 」 類「司 煩い。 早く座らないと ジェット出らんないよ! 」 司は 仕方なく 斜め前に座る振り返って 何か言ってるけど 気にならない。彼女を 窓側に座らせて 正解だよね。俺がどかないと 彼女は動けないんだもん。 俺は ケットを 牧野と自分にかけて その中で そっと彼女の手を握...
Happy Time 19 12月23日 冬休み初日結局 断れるはずも無く あたしは家をでると 迎えに来た椿さんと一緒に 車に乗り込んだ パパやママも ううん 同じアパートに住んでる人たちが みんなこっちを見てる そりゃあ 珍しいでしょうよ。 どう見たって、ここには 似つかわしくない 超がつくほどの高級車だもん。 しかも 迎えに来たのは モデルも真っ青の女性。すらっとして...
Happy Time 18 静さんが パリに行っちゃう? どぉして? あたしの頬を さらにぼろぼろと 涙が伝う 静「大学入ったときから 決めてたことなの。 大学卒業したら、パリへ行って 本格的に勉強しようって。 私 ジュエリーデザイナーに なりたいの。 やっと 両親も納得してくれてね。 小さな所だけど 仕事しながら 学校へも行けるのよ。だから・・・ 」 つ「静さん・・・」 静「...
Happy Time 17 椿姉さんに連れられて 入ってきた牧野を見て 思わず見惚れてしまった 類 「牧野 すごいかわいい。 」 そういいながら彼女の手を取る 司 「類 ずるいぞ。俺だって 手を繋ぎたい 」 ダメ!! 先に手をとったもん勝ちだよ。 類 「牧野 どうぞ 」 そう言って一番端っこの席に座らせようとした椿 「ここは 公平にくじ引きで決めましょう 」 で...
Happy Time 16 特待入試も終わり 無事 合格通知をもらった。 結局 3人受けて 合格者は あたし1人だった。 おかげさまで 全教科 ほぼ満点だったと 後で椿さんが教えてくれた。 担任の先生も 校長先生も 大喜びしてくれて 朝礼で その報告までしてくれた。ちょっと恥ずかしかったけど 嬉しさの方が 大きかった。 だってさ ここひと月ぐらい あたし死ぬほど頑張ったんだも...
Happy Time 15 家に帰ると まだ 誰も帰ってきてなくて お茶を飲みながら 4人で 待つことになった。 3人とも この家がめずらしいのか キョロキョロしてる あたしの家は 2DK。 6畳の部屋が あたしと 弟の勉強部屋で 真ん中をカーテンで仕切ってある。 もう一つの 6畳が 寝室。 って言うか みんなで 布団を敷いて 仲良く雑魚寝。 で、ここ...
Happy Time 14建物の中に入っていくと 上のほうから声がした 総「つくしちゃ~ん こっちー 」 見上げると そこには 西門さんや 美作さん 花沢類もいた 西門さんがあたしに声をかけた瞬間 一斉に集まる視線 その視線が痛くて ここから逃げ出したい気持ちで いっぱいになった でも 静さんが あたしの手をしっかり握ってて・・・やっぱり引きずられるように 階段を上がる つ「...
Happy Time 13 椿「そうと決まったからには こうしちゃいられないわ。 私にまかせて 絶対に 私が 彼女を 英徳に入れるわ♪ 」 椿さんは そう言って、張り切って、大学へ向かった。 椿~ 学園長に 詳しく話を聞くと やっぱりね。 あーでもないこーでもないって きれいごと並べ立ててるけど 本音は お金にならない人は 入れたくないって言うのが ...
Happy Time 12 椿「さ、みんな 行くわよ 」車を降りると 颯爽と歩き出した椿さんの後を 急いで追いかけた。校門を入って暫くすると やたらと視線を感じる。 遠巻きにはしてるけど 俺達のこと 指差したり ヒソヒソ話したり・・・ 俺は 英徳高校の頃を思い出して 少し嫌な気分がしてきた。 受付で 話をすると そのまま 校長室に案内された。 校長「牧野さんの話でしたね。 彼...
Happy Time 11 さっき 静に話したことを みんなに説明すると 俺達は 急いでメープルへ向った。 椿さんは ちょうど 会議の前だったらしく 終わったら 少し時間をくれるらしい。会議が終わるまでの間 ティールームで 時間を潰すことにした その間 秘書の友永さんに 話を聞くことができた 彼は 元々 中学に入るまでは 英徳にいたらしい でも、父親が事業に失敗して 転校 ...
Happy Time 10 月曜日の朝 学校に着くと そのまま学園長の部屋へ向かう 普通の生徒なら、いきなり行っても まず会えない でも、俺はF4。 その特権を 俺は、初めて使った 学園長に 詳しい話を聞いた後、重い足取りで ラウンジへ向かうそんな事 どこにも書いてなかったのに‥‥。 ラウンジに着くと 総二郎とあきら 静がいた。 周りから、キャー...
Happy Time 9 つれてこられたのは カジュアルな レストラン 昨日の お店よりは 少しだけラフな感じ でも、やっぱり あたしには 縁がないようなところで・・・ 入ると 奥の個室に案内された 花沢類と 二人っきりなんて 緊張しちゃう 時々目があうと にっこり笑ってくれて それだけで、胸がいっぱいになっちゃって・・・ 緊張しながらも 全部食べちゃったあ...
Happy Time 8 みんなで 彼女を 自宅近くまで送って行く つ「もう すぐそこなので、ここまでで・・・ 今日は ありがとうございました。 ご馳走様でした。 」 ぺこりと、頭を下げた彼女。やっぱりかわいい 静「じゃ 気をつけてね。そうそう さっき私が言ったこと しっかり考えなさい 自分をごまかすと、後で必ず 後悔するわよ 」 優しく 頭を撫でてくれた静さん 優し...
Happy Time 7 類「あきら 煩い。 声デカいよ。 でも なに? 知ってるの? 彼女のこと 」 あ「いや 知ってるってワケじゃねえんだけど 俺の知り合いで 予備校経営してる奴が・・・ 」 あきらの話によると 彼女は 全国模試のトップクラスで 常に 1,2位を争うほど 頭が良いらしい。 あきらの知り合いが 「ウチに入らないか? 」と、何度も口説きに行ったが 「バイト...
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