月刊『武道』と世界柔道選手権大会 私は令和7年度より公益財団法人日本武道館の「心技体 人を育てる総合誌」の月刊…
「旅行+知恵=人生のときめき」をテーマに世界各地のあらゆる旅行を企画し、実践してきた旅行のプロ「日本遺産・世界遺産ナビゲーター」講師による「旅行から人生が変わる」旅の体験談です。
世に格安ツアーを求める人は多いのですが、旅先での出会いを大切にし、学びや気付きを増やす方法を知って想い出に残る旅をすれば、それが究極の格安ツアーになるのです。 すなわち、旅行を価値あるものにするには、積極的に出会いを求め、知恵を身につけ、ときめきを増やすことです。 「芭蕉さんの旅講座」では「旅行+知恵=人生のときめき」をテーマに世界各地を巡った旅行のプロが自らの体験を語っています。
八百万の神々が集まる出雲の国出雲では10月は全国の八百万(やおよろず)の神様たちが集まるので、“神在月(かみありづき)”と呼ばれますが、他の土地では神様が留守となるため、“神無月”と呼ばれます。そして出雲に集まった神様は何をするかと言えば、“神議(かみはかり)”と言う縁結びの会議をします。そのためか、八雲立つ出雲の国は神の国・神話の国として神々をお祀りする古い神社がいたるところに鎮座しています。その中心は広く“だいこくさま”として慕われる大国主大神(お
平成芭蕉の旅語録~日本考古学発祥の地「大森貝塚」と静岡県の古代遺跡群
日本考古学発祥の地「大森貝塚」と縄文土器「北海道・北東北の縄文遺跡群」や「百舌鳥・古市古墳群」などがユネスコの世界文化遺産に登録され、古代史に対する関心が高まってきましたが、これらは日本の考古学的研究の成果によるものです。日本近代考古学の学問としての始まりは1877年(明治10年)にエドワード・モースが大森貝塚を発見したことに起因し、モースの活躍後は、当時京都帝国大学の教授をしていた濱田耕作がアメリカ流考古学を導入して日本考古学の基礎を築きました。濱田耕作
人生を二度生きた伊能忠敬ゆかりの江戸深川・浅草を訪ねる2022年9月17日、私は映画「大河への道」に描かれた伊能忠敬ゆかりの地を訪ねる(江戸編)「念願の隠居生活から江戸へ 東京の由緒ある下町・深川から浅草をめぐる」ツアーに同行し、深川黒江町にあった伊能忠敬旧居跡や富岡八幡宮、そして浅草の浅草寺から伊能忠敬が師と仰いだ高橋至時の眠る源空寺を案内してきました。この伊能忠敬ゆかりの地を訪ねる旅は前編・後編に分かれており、前編は7月30日に「伊能忠敬を育んだ北総の
平成芭蕉の旅語録~縄文人の謎を紐解く 群馬・栃木の縄文遺跡と岩宿遺跡
縄文人の謎を紐解く 岩宿遺跡と群馬県の縄文遺跡「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に認定されたこともあり、最近では縄文土器をはじめとする縄文文化に関心を寄せる方が増えているようです。しかし、地上にみえる城郭や古墳に対して縄文時代の集落跡などは大半が地下に埋もれており、身近には感じにくいかもしれません。世界文化遺産に登録されたことで北東北の縄文遺跡は知られるようになりましたが、北関東の群馬県や栃木県にも数多くの遺跡が存在しますので、いくつかの代表的遺跡をご紹介します
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月刊『武道』と世界柔道選手権大会 私は令和7年度より公益財団法人日本武道館の「心技体 人を育てる総合誌」の月刊…
日本遺産の地を旅する~美林連なる造林発祥の地“吉野”の桜と森の暮らし 吉野山の桜と蔵王権現を祀る金峯山寺 吉野…
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次の災害で大切な命を守るために 物言わぬ語り部「高野会館」と「命のらせん階段」 私が西宮の自宅で被災した阪神・…
日本遺産の地を旅する~芭蕉も歩いた竹内街道・横大路(大道) 日本最古の古代官道 大阪府の堺市から松原市、羽曳野…
「塩の町」赤穂の隠れた名所「有年(うね)の古代遺跡群」赤穂市の日本遺産「『日本第一』の塩を産したまち 播州赤穂」の写真展を見学した後、かねてより関心のあった古代遺跡の宝庫「有年(うね)地区」を訪ねてきました。今年は兎年ということもあり、まずは兎にゆかりのある神社に参拝してきました。それは小池百合子東京都知事のお母様の実家「小川邸」ゆかりの赤穂市有年(うね)に鎮座する有年八幡(うねはちまん)神社です。有年(うね)地区は、ほとんどが山林ですが、千種川を挟ん
交易によって栄華を誇ったタイのアユタヤ王朝 日本人 山田長政が活躍した「平和の都」アユタヤアユタヤは、バンコクから車で約2時間、およそ80km北に位置する古都で、現在は、当時の遺跡が歴史公園として保存され、世界遺産にも登録されています。バンコクから気軽に訪ねることができ、日中は象に乗って遺跡を見学できるほか、夜には遺跡が美しくライトアップされるので観光客に人気のスポットです。アユタヤ遺跡群は、チャオプラヤー川とその支流であるパーサック川
神田祭で知られる縁結び・商売繁昌・除災厄除け・勝負ごとの神田神社昭和56年、私が近畿日本ツーリストに入社した当時、本社は秋葉原に近い神田にあったので、本社を訪ねた帰りには、私はしばしば神田神社(神田明神)へ参拝していました。私は三重県の出身で、西宮在住であったため、伊勢の神宮や西宮神社(西宮えびす)と御縁のある神田明神には親しみを抱いていたのです。そもそも神田という場所は、伊勢神宮に納める農作物の御田(おみた)があった「神の田」であり、神田神社も古くは「神
日本遺産の地を旅する~「村上海賊」が活動した瀬戸内海の芸予諸島瀬戸内海は島が多く、潮流が速い海の難所愛媛県今治市と広島県尾道市の間に広がる芸予(げいよ)諸島は、風光明媚な瀬戸内海に位置し、サイクリストを魅了する「瀬戸内しまなみ海道」で有名ですが、戦国時代には「日本最大の海賊」と賞された村上海賊の拠点でもありました。村上海賊は、理不尽に船を襲って金品を奪う無法者のパイレーツとは異なり、掟に従って海の平和を守っていました。この村上海賊が育んだ日本固有の海の
日本遺産の地を旅する~鳥取県の三徳山三佛寺の投入堂と三朝温泉パワースポットを巡る「健康五浴」の旅鳥取県東伯郡三朝町の「三徳山・三朝温泉」は、平成27年に「六根清浄と六感治癒の地~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~」として、文化庁の日本遺産第一号に選ばれました。物質的に豊かになった今日の令和の世では、人は精神的に病んで空虚さを味わっているようにも感じます。よって、最近ではその空虚さを埋めるとともに元気をいただく神社仏閣などの「パワースポット」を巡