流水に花筏と蛇籠図鐔京正阿弥流水に花筏と蛇籠図鐔京正阿弥川の流れに視点が置かれるような、水辺の様子を描く場合の添景として欠かせないのが蛇籠。蛇籠とは川の氾濫を抑えるために設けた、自然の景観を破壊するような物体に他ならないのだが、なぜに自然との調和を求めるように、洒落た文様として描かれ、さらに好まれたのであろうか。江戸時代には着物の文様として採られているのも不思議でならない。写真例は京都に栄えた正阿弥派の作。桃山文化の影響を多分に受けている作品。蛇籠も風景の文様化であれば、一緒に描かれているのは花筏と呼ばれる桜の散りかかった筏。真鍮地に大胆に透かされているのは松皮菱の家紋を意匠したものであろう。素敵な景色の展開がなされている。流水に花筏と蛇籠図鐔京正阿弥
「ブログリーダー」を活用して、zenzaiさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。