chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
頑固おやじの独り言
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/03/31

arrow_drop_down
  • 野田立民代表のアプローチで維新と国民民主はどう動くか

    立憲民主党の野田代表は「分厚い中間層の再興築を目指す」という。今まで30年間、所得の上がらない国に甘んじてきた日本がまず目指すべきはこの部分だ。ターゲットしては良い。しかし政権を取らなければ裏金議員たちが跋扈するだけで状況は何も変わらないだろう。政権交代のためには野党間の協力が欠かせないのだ。 日本維新の会のこのところの支持率は、つるべ落としだ。盤石だと思われていた関西でも各地の市長選を落としている。大阪万博と兵庫県知事問題が直撃した格好だが、馬場代表の「第二自民党で良い」発言が支持層の離反を招いたともいえる。維新にコアな支持層は無い。リベラルでもないしそうかといって自民でもない比較的自立した層が支持していた。だから流動的なのだ。維新支持層が溶解すれば、一定の票は立民に流れるだろう。野田としてみれば無理に...野田立民代表のアプローチで維新と国民民主はどう動くか

  • 自民党の変質、それも危うい方向へ。

    自民党の総裁選は、石破茂が高市早苗に対して薄氷の勝利を収めた。自民党としては最後に良識派?が勝利したということか。しかし、9人も総裁選に立候補した割には議論が深まらず、危うい部分が可視化されたと思う。 ※自民党の議員と党員の右傾化が際立ったこと。高市議員の主張はかなり右寄りで(靖国参拝、中国に対し強硬、夫婦別姓反対)米国は危惧していた。もう一つの問題点は裏金疑惑や統一教会問題に後ろ向きかつ擁護の姿勢。自民党の3割程度ならまだしも5割近くを占め、首相になる可能性もあったのだ。これこそ「穏健保守」と思われていた自民党の変質である。安倍第二次政権が出来て以降、安倍晋三を中心とする保守派は日本会議や統一教会を利用して党員拡大を図ったことが窺える。この勢力がこぞって高市支持に回ったのだろう。 ※裏金疑惑や旧統一教会...自民党の変質、それも危うい方向へ。

  • 「おしゃれ感覚を持つこと」ーーなかなか難しいが必要かも

    詩人の松岡伍一さんは「老いの品格」という書を著している。老いに品格をそえるために五つの項目を課しているという。①健康であること②脳を鍛えること③感動すること④奢らぬことそして5番目がおしゃれ感覚を持つこと。①から④くらいまでは何とか合格点かなと思っている。しかし「おしゃれ感覚を持つ」というのが難しい。 ナナカマド北海道の秋は短い。もうすぐ冬を迎えるがこのナナカマドは雪の中でも実をつけている。秋から冬にかけて北国に彩をそえる。 某政治家のように山高帽をかぶるような「洒落っ気」は無い。せいぜいハンチングぐらいだ。現役のころは、上司に靴に気をつけろと言われた。学生のころ下駄をはいて通学していたようなバンカラを見抜かれていたのか? シュウメイギク花を相手だと作業用の服で良いから気が楽だ。「おしゃれ感覚を持つこと」ーーなかなか難しいが必要かも

  • 公明党と共産党の課題と限界

    自民党も立憲民主党も総裁や代表は民主的な選挙で選ばれる。ところが公明党と共産党は選挙は行われず、いつの間にか次の代表が決まっている。いったい、誰が決めているのだろう?と不思議に思うのだが。規律が行き届いていると言えばそうだが、どうも釈然としない。 公明党は「平和の党」というのを売りにしているが、自民党の歯止めにはなっていない。作家の佐藤優氏によれば、「公明党のポイントは、常に与党であることです」確かにこの言葉で自民党から離れない公明党の行動が良くわかる。逆に自民党が与党から転落すればすぐ離れるということだ。これはスポンサーの「創価学会」という宗教団体が持っている基本方針なのであろう。 共産党も与党にはなりたいのだろうが、自分たちの限界を十分理解していないようだ。弱い者に光を当て、自民党の闇を暴く力は優れて...公明党と共産党の課題と限界

  • 立憲民主党の課題ーー力を合わせて政権取りに行くこと

    野田佳彦元首相が立憲民主党の代表に選ばれた。所属の国会議員、次期総選挙の公認候補、地方票からも支持を広げた結果。また一般の有権者からも野田氏の知名度の高さや「中道保守」路線シフトが好感された。自民党の顔が誰になろうと「選挙の顔」として野田氏なら戦えるということだろう。 いつものことだが、新しく選出された小川淳也幹事長、重徳和彦政調会長、笠浩史国対委員長に対し一部議員から不満が出ている。野党であっても代表選は権力闘争だという自覚が無いようだ。小学校の級長や学級委員を選ぶのとはわけが違う。一旦代表が決まったら粛々とその決定に従うという文化がまだ出来上がっていないようだ。野田代表はこの人事の狙いを次のように語る。「党の持続可能性を考えた。次世代にしかるべきポジションを与えることで大きく育ってほしい」 立憲民主党...立憲民主党の課題ーー力を合わせて政権取りに行くこと

  • 国民生活のためには円高に、そして金利も上げるべき。

    ピークに160円を超えた円安もようやく140円台前半まで下がって来た。しかしロシアがウクライナに侵攻した120円台まで、まだ戻っていない。原油価格は下がってきているので、物価上昇は円安の影響があると言える。円安政策というのは「一般大衆から大企業への見えない所得移転」だ。この数年大企業の内部留保が積みあがっているのが良い証拠だ。 もう一つ見逃されているのが、金利である。ゼロ金利政策は、「一般大衆から政府への見えない所得移転」なのだ。日本人は本当に現金や預金が好きだ。約1100兆円も保有している。今までゴミみたいな金利だったか、このところ0.1%前後の金利がつくようになった。年間で1兆円ほどの金利が入るわけで、消費に回れば経済が活性化する。金利が上がれば住宅ローンを借りている人は困ると言われるが、それはない。...国民生活のためには円高に、そして金利も上げるべき。

  • 今日のつとめに田草とるなりーー意味不明なコメ不足を乗り越える

    今年は意味不明な?米騒動があった。米を作らない政策をとっているわけで、いつかはこうなる。二宮尊徳翁は次のように詠う。この秋は雨かあらしか知らねども今日のつとめに田草とるなり今日なすべきことをしっかりやるということに尽きる。 シュウメイギクがこれから盛りになる。 マム 雑草は強い植物とは戦わないという。予測不能な状況が起きた時に「変化する力」、これが雑草の特徴だ。変化を恐れず変化を進んで受け入れる、こんな日本でありたいものだ。 薔薇(ジャルダンドゥフランス)薔薇(シーユーインピンク)今日のつとめに田草とるなりーー意味不明なコメ不足を乗り越える

  • 「日米基軸」が「対米従属」になっていないか?

    日米同盟は日本の基軸だから米国と仲良くするのは当然のこと。世界第2位の大国にのし上がった中国が傲慢な態度を見せているだけにだ。しかし、唯々諾々と米国の意向に従っているだけでは日本の国益を全うできないだろう。特に台湾海峡で紛争が発生した場合、台湾と日本がウクライナ化する危険は絶対に避けなければならない。かって石原慎太郎が「NOと言える日本」という本を著して物議を醸した。誰に対してNOと言うかといえばそれはアメリカである。石原慎太郎はあまり好きな政治家ではなかったが、今にして思えば「骨のある政治家」だったと思う。 先日、自民党の総裁候補9人が沖縄で公開討論会を行った。さまざまリップサービスをしていたが、沖縄の人たちはどんな思いで聞いていたであろうか?おそらく白けていたか、もしくは無力感に襲われていたことだろう...「日米基軸」が「対米従属」になっていないか?

  • 自民党は新自由主義と歴史修正主義のはざまで揺れ動く

    分厚い中間層を作るというのが戦後一貫して自民党のスタンスだった。ところが小泉純一郎政権のころから「新自由主義」に舵を切った。功罪いろいろあるが、最大の罪は非正規労働者の拡大に舵を切り格差拡大を進めたことだろう。これにより「分厚い中間層」がシロアリの蚕食を受けるように崩壊して行った。 第二次安倍政権で持ち出したのは、歴史修正主義と伝統的家族観だ。歴史修正主義とは客観的な史実を無視して自分の歴史認識を主張する立場。事実を直視しないから、問い詰められると嘘をつくようになる。まさにモラルへの攻撃だ。伝統的家族観は女性を事実上家庭に押し込める考え方。旧統一教会絡みと日本会議や神道政治連盟の影が浮かぶ。菅・岸田政権もこの安倍政治の流れの中にある。そして自民党総裁選の有力候補の石破・小泉・高市の誰がなっても、安倍派が存...自民党は新自由主義と歴史修正主義のはざまで揺れ動く

  • 高市早苗候補の問題点ーー自民党のダーティな部分から応援されている

    高市氏は裏金議員たちへの再処分は下さないという。岸田首相が責任をとって総裁選に立候補しないし、もうすでに処分が下されているからという理由だ。しかしあの処分で国民は全然納得していない。それにもかかわらず裏金議員たちに甘いのは、推薦人に裏金議員が目白押しだからだ。TBSニュース23 なぜこんなに裏金議員が推薦人になっているのか、高市氏の説明が嘘くさいのだ。ぬけぬけとここまで表情を変えずにしゃべる人物をあまり信用できない。「サナエあれば憂いなし」という標語迄作ったようだが、裏金議員たちにとっては頼もしい限りだろう。さらには旧統一教会と関係の深い議員も重なって来る。もし高市氏が総裁になったら自民党の再生は不可能であろう。高市早苗候補の問題点ーー自民党のダーティな部分から応援されている

  • 裏金と旧統一教会にけじめをつけられない自民党は下野すべし

    旧統一教会問題が再燃した。朝日新聞のスクープである。2013年の参院選直前に総裁応接室で安部元首相、萩生田議員、岸議員が旧統一会幹部と面談していたのだ。内容は北村経夫現参院議員を旧統一教会側が応援する内容だった。 裏金問題と旧統一教会問題とでは、どちらの方が罪が深いか?それは明らかに旧統一教会問題だ。なんだかんだ言っても裏金問題はカネの話。最後はカネで話がつく。(もっとも裏金で票を買っていたら論外だが)しかし旧統一教会問題はココロの問題であり、さらには民主主義の根幹である選挙を外国勢力に委ねるという話だ。家族のあり方や教育のあり方について口をはさんできたわけだ。当然、もう一度再調査すべきなのである。 今回の自民党総裁選で9人の候補者は皆一様に再調査について口をつぐんだ。あれをやります、これをやりますといい...裏金と旧統一教会にけじめをつけられない自民党は下野すべし

  • タヌキとケイタイ、いつからこうなった?

    エッセイストの渡辺幸一さんが書いた「タヌキとケイタイ」という小文がある。かいつまんで述べると、京浜東北線に乗っていて混雑していた。そこへ5~6人の老婦人のグループが乗って来た。その中に足の不十な人がいたので、別の女性が「この人足が悪いのです。どなたか席を譲っていただけませんか」と声をかけた。私が座っていたらすぐ譲るのだがあいにく立っていた。私が驚いたのは、付近に座っていた若者たちの反応だった。さっと目を閉じてタヌキ寝入りを始めたり、やおらケータイを取り出してメールをチックしたり、老婦人の呼びかけを無視したのだ。この小文は2008年に描かれたものだが、おそらく今でも似たような状況ではなかろうか? 北海道はもう秋です。マム(キクの別名) タキ寝入りというのは伝統的な日本人のお家芸で、都合が悪くなるとこの手を使...タヌキとケイタイ、いつからこうなった?

  • 石破・小泉・高市、誰が総裁になっても安倍・菅の影が色濃く出る。

    石川さゆりのヒット曲「天城越え」に次の一節がある。「隠しきれない移り香がいつしかあなたに浸みついた」一番色濃くバックの影が浮かぶのが小泉進次郎君だ。君づけするのは失礼かと思うが敢えて呼ばせてもらう。あまりにも影が色濃く出ているからだ。「聖域なき規制改革」を持ち出して解雇規制の見直しをぶち上げた。これぞまさに30年前の小泉・竹中の新自由主義政策の焼き直しだ。この時に行った非正規雇用の拡大が未だに日本の足を引っ張っている。そしてこの流れは安倍・菅・岸田とつながっている。 高市早苗が上位に来るのは、自民党右派が真面目に?党員票獲得に動いていた結果だろう。自民党の岩盤支持層というのは街場の中小企業の親父さんやおかみさんというの神話なのかもしれない。後は利権絡みの業界票で特に建設関係は磁石みたいなものだ。右派層と重...石破・小泉・高市、誰が総裁になっても安倍・菅の影が色濃く出る。

  • 自民党と立憲民主党の代表選をしっかり見ておこう

    自民党と立憲民主党の代表選は佳境に入っている。それぞれの代表選は準決勝で、決勝戦は1年以内にある解散総選挙になる。野党に厳しい産経新聞の調査でも、自民・公明の政権の継続47.9%今の野党を中心とした政権交代41.2%このように拮抗しているのは、自民党の失政が原因であろう。言うまでも無く①裏金問題への不信②物価高騰対策の不出来である。「政権交代可能な野党の存在」は単独ではまだ無理だ。しかしまとまればなんとかなる処まで来たようだ。 自民党はほぼ3人に絞られた。◎石破茂◎小泉進次郎◎高市早苗。立憲民主党は野田佳彦と枝野幸男の二人。私のモットーは、「酒は微醺に飲み花は半開を見る」候補者を酒に例えるのは失礼かもしれないが敢えて言わせてもらう。ワインやウイスキーは熟成度が勝負だ。その意味で石破、高市、野田、枝野は主要...自民党と立憲民主党の代表選をしっかり見ておこう

  • 政治家に必要なことは「驕らぬこと」ー自民党の総裁レースを見て

    自民党総裁選は9人も候補者が出て何かと騒がしい。「私だったらアレをやります」あるいは「コレをやります」のオンパレード。「だったら国会が開いている時にヤレよ!」と言いたいところだ。米不足に何ら有効な手も打てず、「もう少し我慢してください」なら小学生でもいえる。 日本が亡国に近い状況になった太平洋戦争の遠因は、日清・日露の戦争に勝ったことにある。勝って兜の緒を占めよ、と言われるが、日清・日露の戦争に勝って驕ってしまった。例えば零式戦闘機の乗員席の後ろに防御板を置かなかった。戦艦大和も対空防御についてほとんど想定していなかった。そして昭和8年国際連盟を脱退するのだ。謙虚な姿勢があればこんな発想になるわけがない。 今回自民党の総裁候補に出馬した9人は、ほとんどが世襲政治家か官僚あがりのハーバード大学留学組のエリー...政治家に必要なことは「驕らぬこと」ー自民党の総裁レースを見て

  • 衰えるものにも美しさがある

    冬きたる野の木野の花限りなく衰ふるものに美しさあり窪田空穂本州の方はまだ残暑が厳しいようだ。北海道は秋の気配がそこかしこに来ている。ナナカマドの実が赤くなり始め、つりばなの実も割れ始めた。  「衰えるものに美しさを見出す」空穂がこの歌を詠んだのは80代後半、「衰えるものに美しさを見出す」空穂の心境にはまだ至らない。自分の体の衰えを実感しているから、同じようなものから目を背けようとするのかもしれない。枯れかけた花にも親しみは感じるようになったが、その美しさをも実感できるようになりたいものだ。 ユーパトリウム多少日陰でもよく育つ。やや紫ががった青の清涼感が好ましい。 やはり薔薇(メルヘンツァウバー)は盛りの方に引かれる。二番花だが元気だ。衰えるものにも美しさがある

  • 自民党9人の候補の中で明日から日本の顔として世界に出ていける人とは?

    先日、田中真紀子氏が日本テレビ系の報道番組「ミヤネ屋」に出演していた時の弁、「明日から日本の顔として世界のひのき舞台に出ていける人っていますか。私は一人いると思うが」それはだれかと聞かれて、「官邸のエレベーターに閉じ込められた人」 真紀子節さく裂で面白かったが、この人物は官房長官の林芳正。先日、自民党総裁候補9人の立候補を聞いていたが、私も同感だ。英語は堪能だしハト派的な宏池会の精神を持っている。何よりピアノが弾けるというのが好ましい。所見発表は自民党本部で12日行われたが、自民党衆参議員ほぼすべてが出席していただろう。私は、候補者が登壇した時の拍手の大きさに注目していた。林芳正、小林鷹之、茂木敏充が比較的大きかった。意外に少なかったのが小泉進次郎、石破茂。国民や党員に人気先行の人物は議員からの支持は余り...自民党9人の候補の中で明日から日本の顔として世界に出ていける人とは?

  • 裏金解明にやる気のない自民党総裁選候補者たち

    かって小泉純一郎が郵政解散で反対勢力に刺客を立てた。今回9人も候補者が乱立しているが、裏金議員80人ほどを非公認とする候補者はいない。それは当然だ。80人を敵に回しては当選できないからだ。しかし「国民の目」を完全に無視している。いや、無視はしていない。ウソをつくつもりだ。 立憲民主党の野田佳彦元総理の次の言葉が的を射ている。(自民党総裁選の候補者は)裏金議員を公認するかどうか、みたいな議論をしているが、今ごろ言うなと思う。すぐに(衆院)を解散するということは全員公認するということだ。ウソは見抜かなければいけない。自民党は、小泉進次郎や小林鷹之などの若手を前面に出して刷新感を出そうとする。一部のマスコミを悪乗りしてはやし立てる。BSの報道番組はきちんと伝えようとしているが、昼のワイドショウがひどすぎる。 裏...裏金解明にやる気のない自民党総裁選候補者たち

  • トランプ対ハリスの討論会は、ハリス優勢か。

    国内では自民党も立憲民主もトップを誰にするかで喧騒を極めている。お祭り好きの日本人には格好の娯楽なのだろう。進次郎は兄の孝太郎同様、「お茶の間のタレント」扱いだ。 一方のアメリカでは、トランプとハリスの熾烈な戦いが続けられている。今のところほぼ五分五分だ。そこで11日のテレビ討論会の直接対決が注目されていた。私の感じでは「ハリス優勢」だったと思う。同様の感想を述べる識者もいた。 ハリスは検事出身、トランプはいくつもの罪を背負う重罪人だ。こんな二人がテレビ討論をするのだから、アメリカという国は、懐が深いというのかいいかげんというのか理解しがたい。トランプは周りから諫められているのか、いつものトランプ節は封印していた。個人攻撃を控えた可能性がある。逆にハリスから攻められる場面があったりして、ハリス優勢と判定し...トランプ対ハリスの討論会は、ハリス優勢か。

  • 自分を「悪人」と考えたほうが心が休まる

    親鸞は次のように語る、弥陀の本願には老少善悪の人を選ばず、ただ信心を要とすと知るべし。そのゆえは、罪悪深重・煩悩熾盛(ぼんのうしじょう)の衆生を助けんがための願にてまします。人はどう考えても100%善人という人はいない。時と場合によって良い人であったり悪い人であったりする。それだけ煩悩(欲や怒り、ねたみそねみなど)にまみれているということか。だからそのことをわきまえていればとんでもない事にはならないと思う。 薔薇(アンドレ・ル・ノートル)アンテーク調の渋味のあるピンクが好ましい。 老人は一日をもって十日として日々楽しむべし、常に日を愛惜して一日もあだに暮らすべからず。貝原益軒年を取ると本当に一日が早く過ぎる。だからやりたいことは先延ばしすることなく、すぐやるべきなのだろう。 薔薇(バレリーナ)四季咲きのシ...自分を「悪人」と考えたほうが心が休まる

  • 食料品の消費減税か給付付き税額控除かーー立憲民主の考え方

    この数年、物価高騰がおさまらない。その上、消費税や各種保険料の増額が目に見えない形で庶民生活を痛激している。今のところ自民党候補から消費税減税による生活者支援の話は上がっていない。岸田減税が不評だったせいか? 格差是正のために、立憲民主党から出てきている案は大きく分けて次の二つ。①食料品の消費税をゼロに②給付付き税額控除で中低所得層を支援食料品の消費減税は分かりやすいが、給付付き税額控除は少しわかりにくい。税金から一定額を控除する減税、課税額より控除額が大きい時にはその分を現金で支給する。例えば納税額10万円の人に15万円の給付付き税額控除を実施する場合差額の5万円が現金給付される。 食料品に限っても消費減税するハードルは高い。下げる時はいいが、上げる時のタイミングが難しいからだ。それと参議院は自民・公明...食料品の消費減税か給付付き税額控除かーー立憲民主の考え方

  • 擬似政権交代では日本は変われないそして自民党も変われない

    自民党の候補者の話を聞いていると、新自由主義と復古主義的価値観が浮かび上がってくる。小泉進次郎は無派閥という立ち位置で比較的自由な立場だと思っていた。しかし先日の総裁候補者会見を聞くと、新自由主義的政策と復古主義的政策を見事にミックスしている。おそらく菅グループと安倍派の両方から「よい子」と思われたいのであろう。 著しく評価を下げたのは茂木敏充幹事長か。本来は岸田政権の継承者であるべきだが、防衛増も子育て支援策も増税なしで行えるという。だったら議論の最中になぜ主張しなかったのか?いったい幹事長という職を何と心得ているのか。やはり明智光秀であったということだ。 石破茂元幹事長は安倍政権後半から安倍的なもの(菅・岸田政権はその亜流)に批判的であった。石破が考える保守とは、「保守とは何かというと、私は寛容性だと...擬似政権交代では日本は変われないそして自民党も変われない

  • 政治家は真実を語るべきかーー小泉進次郎の出馬会見

    自民党総裁選に立候補した小泉進次郎氏の出馬会見を見ていた。誰かが描いたシナリオを無難に演じていたが、楽屋裏が見えるだけにあまり心に響かない。大部分は実行できないだろうと思うからか。政治家も4代目になれば、彼の性格は政治家という家業から影響を受けていることがわかる。父親の小泉純一郎の顔が二重写しになって目の前に現れる。時々竹中平蔵や菅義偉の顔も浮かんでくるのだ。「聖域なき規制改革」など、まさに新自由主義へ逆戻りだ。 嘘をついてはならない、という教えは宗教の基本だ。子供にもそのように教える。しかし世の中に嘘があふれている。そんな時のために先人はちゃんと次のような言葉を用意している。「嘘も方便」 権力を持つとすべてが思い通りになると錯覚し、その錯覚によってもっともらしい話をこしらえる。最近の政治家では安倍晋三元...政治家は真実を語るべきかーー小泉進次郎の出馬会見

  • 政権交代前夜になるかどうか、試される候補者そして有権者も。

    マーケティング戦略で重要視されるのは「単純接触効果」だ。人間は、見慣れているもの、よく知っているもの、記憶に残るものを選ぶ。しつこいほどコマーシャルが流されるが、結局その商品を買う羽目になることが多い。従来の自民党総裁選は、1か月近くテレビジャックしていたから嫌でも自民党に票が流れる。野党は指をくわえて見ているだけだった。 今回は、自民党の総裁選と立憲民主党の代表選が重なった。その意味では「政権選択前夜」という野田佳彦のキャッチフレーズは的を射ている。自民党は「刷新感」を打ち出し、あわよくば裏金・統一教会を忘れてほしい気持ちが見え見え。一方の立憲民主党は「昔の名前で出ています」形だが「重厚感」を打ち出す。自民党は小泉進次郎と石破茂が先行しているようだ。立憲民主党は野田佳彦と枝野幸男の対決だろう。 有権者が...政権交代前夜になるかどうか、試される候補者そして有権者も。

  • 自信過剰な方が成功しやすいーー謙虚な人は演技も必要だ

    自信過剰なタイプというの最近あちこちで見かける。自民党や立民党の代表選に手を挙げている人たちは概ねそうだ。だいたい「謙虚な人」は政治家にならない。 薔薇(ポール・ボキューズ)花の中でも薔薇はやはり自信過剰なタイプだろう。木漏れ日の中で楚々として咲くというイメージはない。堂々としている。 選ぶ側が自分の知らない人間を選ばない。選挙がそうだ。電話がかかってきたり握手した人に投票するわけで、政策は二の次になる。会社でも同じことで「目立つこと」が役に立つ。謙虚な人ほど、うそでもいいから自信ある態度をとっていたほうがいいのではないかと思う。 薔薇(クイーン・エリザベス)澄んだピンク色が上品だ。自信過剰な方が成功しやすいーー謙虚な人は演技も必要だ

  • コメ不足騒動の裏側を読む――政府の無策は国民軽視

    大阪府の吉村知事もたまには良いことを言う。「なぜ倉庫に眠らせたままにしておくのか。むしろここは開放するべきではないか」農林水産省に対して備蓄米の放出を求めた。政府備蓄米は100万トン近くある。放出しないまでも「放出する用意はある」ぐらいの発言をすれば国民は安心する。 ではなぜ放出できないのか?政府が国民よりも農協や流通業者に気を使っているからだ。坂本農水大臣の発言、「コメの需給や価格に影響を与える恐れがあるために、慎重に考えるべきだ」農水省の本音を言えば、今の段階で放出すればコメ価格は下落する。それでは、各地の農協が生産者に対して概算金を昨年より約3割高く支払う予定が狂う。資材や肥料の高騰を考えればこのくらいはやむを得ないと思うが、何ともやり方が姑息だ。「コメ不足に付け込んだ」という気がしないでもない。 ...コメ不足騒動の裏側を読む――政府の無策は国民軽視

  • 自民党総裁選、楽屋裏を除けば狸や狐のぬいぐるみが。

    自民党総裁選の候補が10人とか12人とか出るようである。候補の顔ぶれを見て行くと派閥の領袖は石破茂氏と茂木敏充氏くらいか。しかしその派閥もバラバラでタガが緩んでいる。他の派閥も似たようなものだ。今のところ小泉進次郎氏と石破茂氏が先行しているようだ。 表舞台よりも楽屋裏を覗いた方が自民党の実態が良くわかる。裏舞台を仕切っているのは、麻生太郎副総裁と菅義偉元総理。麻生太郎の狙いは岸田首相から茂木幹事長への禅譲だった。しかし岸田は「政治家としての意地」があると称して8月14日に次の総裁選不出馬を発表する。「あとは勝手にやってくれ」と尻をまくった。俄然慌てたのは麻生太郎だが、もはや打つ手なしだ。 暗闇から小泉進次郎という人形の糸を引くのは菅義偉だ。そして何年も前に引退したはずの森喜朗元総理が、鬱蒼とした森の中でや...自民党総裁選、楽屋裏を除けば狸や狐のぬいぐるみが。

  • 政権交代可能な野党とはどうあるべきか、そして自民党は?

    自民党は保守、立憲民主党はリベラルという位置づけになっている。ただこの定義には問題がある。保守とは、伝統を尊重しつつ、問題があればそれをその都度、手直ししていく。リベラルは、個人の自由や権利、多様性や寛容を尊重する立場だ。一人の人間の中で、おおむね両方を包摂している場合が多いので、対立軸にするには無理がある。(政党でも同じこと) ただリベラル派が陥りやすい傾向として「潔癖主義」がある。原理原則にこだわって、そこから少し外れると批判する。維新は保守とみられているが究極のリベラル派(リバタリアン)かもしれない。野党がまとまりにくいのはこの傾向が強く出るからだ。立憲民主党が、政権交代を目指すのであれば、「小異を捨てて大同につく」懐の深さが求められる。代表候補の野田佳彦が主張するのはこの点だ。まとまって戦えば勝て...政権交代可能な野党とはどうあるべきか、そして自民党は?

  • 斎藤元彦兵庫県知事と石丸伸二前安芸高田市長に共通するもの

    斉藤兵庫県知事が100条委員会に出席して答弁する姿をテレビで見た。ひと言でいえば、「しぶとい」であろうか。彼の特徴を三つ上げれば、①他人に対する愛情や共感能力が欠けている。②自己中心的で平気でうそを吐く。③感情の起伏が少なく冷静である。そして似たような傾向を持つのが東京都知事選に出馬した石丸伸二だ。 斉藤知事や石丸前安芸高田市長の部下や議員に対する態度は、愛情や共感のかけらもない。怒られたときに上司の愛情を感じる時がある。そんな時、怒られながらもこの人について行こうと思うものだ。両氏には相手を尊重する感情が微塵も感じられない。「恥を知れ恥を」、自分より年上の人に使う言葉だろうか? 学力の高さが人格の高さを表すものではない、ただうその突き方はうまい。要するに頭の中には自分しかない。だからわかりきった質問に対...斎藤元彦兵庫県知事と石丸伸二前安芸高田市長に共通するもの

  • せっかちだが辛抱強い日本人、なぜだろう?

    せっかちと辛抱強さとは相反する気質だと思う。ところがこの相反する気質を使い分けるのが日本人だ。静岡大学教授の稲垣栄洋氏は次のように語る、数分の電車の遅れが待てなかった人々が、いざ災害となれば、長い行列を作り、じっと救援物資を待ち続ける。日本人は一瞬の時間も惜しむが、いざ天災となれば動じない。これが災害大国に住み、災害を乗り越えてきた日本人が培ってきた気質である。 ナナカマドの実が色づいてきた。もう秋だ。そしてオニグルミも実をつけた。もうすぐエゾリスが取りに来るだろう。つりばながもう紅葉し始めている。稲垣氏は次のようにも語る。日本人がせっかちなのは、目まぐるしい変化に対応するためであるし、予測不能な変化の中で培われてきた気質でもある。日本は災害の多い国だし、いつやってくるかわからない。台風でも地震でも来た時...せっかちだが辛抱強い日本人、なぜだろう?

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、頑固おやじの独り言さんをフォローしませんか?

ハンドル名
頑固おやじの独り言さん
ブログタイトル
行雲流水の如くに
フォロー
行雲流水の如くに

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用