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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • 米中安定へ対話継続しているのに日本の対中外交の臆病さは何としたものか

    サリバン米大統領補佐官は、中国の習近平国家主席と会談した。会談が実現したのは、偶発的な衝突への双方の危機感の裏返しともいえる。米国もそうだが中国も外交にかけてはしたたかである。表面ではいかに強硬な姿勢を見せても、一方で必ず対話のチャンネルを作ってあるのだ。 日本の対中外交の腰の引け方は誠に情けない。85歳の二階元幹事長が「日中友好議員連盟」の会長だという。今回は習近平主席に合えず、序列第3位の超楽際氏と会談した。老体に鞭打って中国の領空侵犯や原発処理水の改善を求めたが、儀礼的な対応で終わったようだ。国会議員、特に自民党では「親中派」とみられることに警戒感が強いという。 国益を考えた場合に米国は大事だが中国との関係も大事だ。日本政府は「戦略的互恵関係」という立場を維持している。ところが自民党の議員たちは何を...米中安定へ対話継続しているのに日本の対中外交の臆病さは何としたものか

  • 令和のミスター円の孤独な戦いーーそして円は守られた

    為替介入と言ってもほとんどの人は興味が無いだろう。為替介入というのは、財務省の財務官がほとんど一人で決定する極めて孤独な仕事だ。その孤独な戦いで勝利をおさめ、7月末で職を辞した(定年だと思う)のが神田真人財務官。為替介入の話があると登場する。頭の形で脳力を判断してはいけないが、いかにも頭が良さそうだ。孤独な戦いというわけは、「情報が洩れたら終わりだから」 ロシアがウクライナに侵攻以降、まずエネルギー価格が上がった。アメリカはインフレを抑えるために数度にわたり金利を上げた。ところが日本は安倍政権以降の異次元緩和の修正に及び腰で、みるみる円安に傾く。これを狙って投機筋がさらなる円売りを仕掛ける。一時160円を超えた。この円安のために物価高騰がおさまらない。そこで神田が動く。「投機による激しい変動が国民経済にも...令和のミスター円の孤独な戦いーーそして円は守られた

  • 小泉進次郎で本当に大丈夫か?

    「気候変動のような大きな問題は、楽しくクールでセクシーであるべきだ」この発言は環境大臣だった小泉進次郎のものだ。吉本興業のタレントなら笑えるということで許されるだろう。しかし、環境大臣がこんな発言では世界の笑いものになる。「具体的にどういう意味ですか」と質問されても答えられないのだ。今の自民党の総裁選の状況では、小泉進次郎が総裁になる可能性が高いという。このような状況はかなり「やばい」進次郎を総裁に選ぶレベルに堕した自民党の劣化に対してである。 早い段階から森喜朗が小泉進次郎を担ぐという情報が流れていた。森喜朗が、清和会(安倍派)再生を期待して進次郎を担ぐ動きを水面下で行っていた。進次郎は無派閥だが、父親の純一郎は清話会の会長を務めるなどどっぷり派閥政治に漬かって来た政治家だ。だから安倍派が進次郎を担ぐこ...小泉進次郎で本当に大丈夫か?

  • 政治家の資質についてーー与野党の代表選で大事な視点

    昭和史の語り部である保坂正康が政治家の資質において次のように語る。歴史の中で自分の位置づけをしっかり持っていることが大事で、その上で、①本を読んでいること②師を持っていること③言葉に責任を持つことこれは極めて重要な指摘である。歴史の中での自分の位置づけという点で言えば、今回候補に挙がる政治家に、「戦争というものは、人間がやってはならない最大の悪である」という自覚があるか? 今や若者の7割は8月15日(終戦記念日)がどのような日であるかわからない。これを戦後80年近く戦争をしなかったと誇るべきなのか、それとももはや風化の過程にあると憂えるべきなのか?日本人は「短兵急に物事を見る」欠点を持っている。諦めが早いし、長期的に見る姿勢を小馬鹿にする傾向がある。例えば数か月前に大騒ぎした「裏金問題」を取り上げた石破茂...政治家の資質についてーー与野党の代表選で大事な視点

  • 雑草の無い日本だったが、この文化も消えかけているようだ。

    日本には次のような言葉がある。上農は草を見ずして草をとる、中農は草を見て草をとる、下農は草を見て草をとらず。ガーデニングが趣味の私はさだめし中農の部類か。さすがに「草をとらず」にはなれない。日本の農家はひたすら草取りに精を出していたのだ。ところがこのところ「耕作放棄地」が目に付くようになった。さらには田んぼや畑の周辺の草が赤く枯れているのを見かける。除草剤を撒いているのだろうが、あまり見栄えの良いものではない。 ミョウガ採れるようになってきた。そうめんの季節が終わる頃に採れだすが、少し残念。 本来、湿潤・温暖な日本の気候は、ほっておけば草ぼうぼうになる。ところが江戸時代から明治の初めに日本を訪れたヨーロッパの人たちは、「日本には雑草が無い」と驚いたという。「草取り」にこだわる日本人の文化は大事にしたいと思...雑草の無い日本だったが、この文化も消えかけているようだ。

  • パワハラの原点ーー俺は聞いていない、そして威張る。

    何らかの組織で、当たり前に見かける風景は何か?上司が「俺は聞いていない」と怒り出すことだろうか。だから日本では会議の前に必ず「根回し」が必要だ。会議の中で侃々諤々の議論がされるかというとほとんどない。 兵庫県の斎藤知事はパワハラを取りざたされ、とうとう100条委員会で議論されている。ここまで来ても辞任しないのだからなかなかタフな人間だ。感情面で十分に育っていなかったのだろう。何ら悪びれることなく「パワハラ」が出来、それが悪いとも思わないのだ。 社会人になって一番うれしいと感じるのは、「最初に管理職になった時」だと言われている。昭和の時代は能力は別にして真面目に働いていれば誰でも管理職になれた。これはこれで日本に合った良い制度だと思うのだが。しかし今や能力主義が幅を利かせている。しかし人の能力などは簡単に測...パワハラの原点ーー俺は聞いていない、そして威張る。

  • 政府・自民党よ、総裁選にかまけて国民生活への目配りが欠けていないか?

    自民党の総裁選は、百家争鳴と言えば聞こえが良いが、暑い盛りに一斉に鳴きだす蝉みたいなものだ。松尾芭蕉もびっくりだろう。閑さや岩にしみ入る蝉の声裏金問題の時は岩のように口を閉ざしていたのに一斉に鳴きだした。国民の目からそらそうという魂胆ありあり。 現職の大臣や幹事長が辞職するでもなく総裁選に名乗りを上げるのは異常だ。しかも20人集めるのに四苦八苦している人もいる。今の段階でこんな状況なら泡まつ候補のレベルだろう。メディアもメディアだ。20人そろった人から報道すればよいのだ。こんなバカ騒ぎをしているから、国民生活への目配りが決定的に欠けている。特に物価対策だ。コメの不足は看過できない。 今の自民党は、「危機感無きキリギリス」のようだ。イソップ寓話にある話だが、夏の間アリは食べ物を集めていた。然しキリギリスは歌...政府・自民党よ、総裁選にかまけて国民生活への目配りが欠けていないか?

  • 農業を資本主義的感覚で見てはいけない

    「食糧安保」という言葉がある。一国の安全保障は軍事力だけでは守れない。日本の場合、主食のコメを守らずして軍事費を倍増させているが片手落ちもいい所だ。昨日、スーパーに行ってみて驚いた。棚からコメが無くなっている。「もう一月も我慢したら新米が入ります」とか、これが政府の言うことか。日本人は大人しいから、文句も言わずにあちこち走り回って米確保だ。 自民党とJRは長年にわたって米の価格維持のために減反政策を続けている。ところが予想に反してインバウンドで外国人が米を食べだした。そうしたらあっという間に在庫不足だとか、なんたる危機感の無さ。米もそうだが大部分の農作物は年に一回しか取れない。しかも自然相手だから工場でものを作るようなわけには行かないのだ。資本主義的感覚で「儲かる農業」などと言う人もいるが、そんな人に工場...農業を資本主義的感覚で見てはいけない

  • ほどほどの自給自足生活を楽しむーーおかしなコメ不足騒動

    米が不足しているという。政府の備蓄在庫はあるのに何ら有効な手が打てない。総裁選に気をとられて心ここに在らずか。 家庭菜園に勤しんでいるが、今年はジャガイモもトマトも豊作である。さっそくコロッケを作る。かみさんが作って私が揚げる役だ。アツアツを食べたいのでやや揚げすぎてしまった。 戦後の食糧難を経験した人は、だんだん少なくなってきた。米と麦とじゃがいも、かぼちゃ、とうもろこしの併用だった。いまさらそんな時代には戻れないだろうから、食糧政策はしっかりしてもらいたいものだ。昨日、スーパーでトウモロコシを買ってきた。 老子は次のように語る。「難をその易きに図り、大を其の細に為す」困難な仕事は容易な間に手をつけ、大事は小さいうちに処理しなさい。しかしこの国は先送りを続けて手が付けられないようになっていないか?日本ダ...ほどほどの自給自足生活を楽しむーーおかしなコメ不足騒動

  • 円安の流れから円高に巻き戻しが始まるー企業の実力が試される

    ロシアがウクライナに侵攻した2022年2月の円ドル為替レートは115円程度だった。この後、ジリジリ円安に傾きピークには160円を突破した。エネルギーの需要不安から日本のような資源輸入国は円安に傾くとともに物価の上昇が始まる。こうなると政府は打つ手なしだ。日銀の黒田総裁はアベクロミクスにこだわって金融超緩和を続けるのみ。政府は、電気・ガス代やガソリン代の補助で一時しのぎをいまだに続けているが、国民の生活実感は悪化の一途。 日銀の植田総裁(2023年4月就任)は、勇気を振るってゼロ金利政策を修正して金利引き上げに動いた。ところがこれを見た投機筋が大慌てだ。水鳥の羽音に驚く平家の軍勢のように、円キャリートレードの修正に動いた。金利の安い円を借りて金利の高いドルを買って利ザヤを稼ぐというせこいやり方なのだが不意打...円安の流れから円高に巻き戻しが始まるー企業の実力が試される

  • 自民党総裁選、コバホークは先陣を切ったが最後まで飛翔できるか?

    自民党の小林鷹之氏が総裁選への出馬を正式に表明した。名前の連想から「コバホーク」と呼ばれているらしい。ほとんど無名なのでどんな人物か興味はあった。しかし発言内容や推薦人になると思われる議員たちを見ると、手放しの評価はまだ出来ない。小林氏の会見に同席した議員24名中、安倍派が11名で二階派4人だ。厳しい見方をすると、頭と見栄えが良い上に清新さも備えた小林鷹之が、裏金派閥の若手から担がれたという図式だ。それに飛びつくテレビ系のメディア、底の浅さが見えて何ともやり切れない。 「自民党は変わる」と主張するが、その中身は「脱派閥で換羽する」ということらしい。しかし安倍派や二階派は謹慎中で総裁候補を出せない。そこで若手は選挙の顔として、便宜的にコバホークを担ぐだけだ。この発言も気になる。これでは裏金問題はうやむやに終...自民党総裁選、コバホークは先陣を切ったが最後まで飛翔できるか?

  • ウクライナが戦線拡大に動く、日本はこの動きを注視すべき。

    防戦一方だったウクライナが、虚を突くようにロシア領に侵攻した。これはウクライナにとって大きな賭けである。当面は無人の地を行くように領土拡大が図られるが、戦線の拡大は補給路が伸びてリスクも伴う。ロシアは、広大な領土を有しているから、戦略的に相手の軍をロシア領内に引き入れて戦線が伸び切ったところで叩くのが可能だ。過去にナポレオンがその手に乗って壊滅している。今回の作戦は、アメリカやイギリスと綿密に打ち合わせた上でなされているのではないか?そんな気がしてならない。英米のようなアングロサクソンは狩猟民族である。彼らは狩猟に猟犬を使う。ウクライナが英米の猟犬扱いされているとしたら大変気の毒なことだ。 一方翻って台湾海峡を考えてみよう。いきなり中国が台湾侵攻を始めるとは思わない。台湾が独立を宣言した時は、実力行使する...ウクライナが戦線拡大に動く、日本はこの動きを注視すべき。

  • 米の生産調整は問題、減産ではなく増産を図るべきだ。

    昨年の猛暑の影響で在庫量が減ってきているところに、インバウンドで米の消費量が増えている。そのせいか、ところによっては一部販売制限が起きているという。この数年、食料品の値上がりが続いているが、優等生だった米も値上がりしている。幸いなことに、大生産地の東北・北海道の状況は昨年より良好だから秋には需給が緩むだろう。 米の生産・流通は依然として農水省とJAの管理下にある。そして事実上の減反政策がとられている。この点について三万人のための情報誌「選択」は、次のように指摘する。識者や改革意欲のある官僚は、この縮小均衡を見直し、増産によって所得を増やす政策へ転換するべきだと長年唱えてきたが、JAと結託した自民党が握りつぶして来た。これは極めて重要な指摘だ。今のような減反政策が続けられると、経営能力のある大規模農家は育た...米の生産調整は問題、減産ではなく増産を図るべきだ。

  • 毎日が初心、自働運転バスに乗りました。

    歳をとると何をするにも億劫になるが、その流れに身を任せるとますます老化する。自働運転バスの試乗会があると言うので出かけてみた。8人乗りでフランス製、時速20キロで町道を走る。ロイズの工場からスタート、ロイズタウン駅、道の駅北欧の風をめぐる。運転はしないがサポートする人が2人ついている。 お盆が過ぎると何となく秋の気配だ。この辺りはもう30度を超えることは無いだろう。ところが本州の方はまだ猛暑が続くとか、身体に気を配って乗り越えてほしいものだ。夏日炎炎長きを奈んともするなし。手に団扇を揮って斜陽に到る。火雲一片消し尽くさざれども、月緑陰深き処に在りて涼し。釈元政江戸初期には団扇ぐらいが涼をとる手段だったのだろう。日が暮れて月が上がるとさすがに涼しくなった。キキョウが咲き始めた。薔薇の二番花(マチルダ)この花...毎日が初心、自働運転バスに乗りました。

  • 見過ごしてはいけない自衛隊の劣化ーー蟻の一穴を危惧する

    千丈の堤も螻蟻(ろうぎ)の穴を以て潰ゆ韓非子(千丈の高さの堤もおけらや蟻の作った小さな穴から壊れる) このところの自衛隊の不祥事が目に余る。「特定秘密の杜撰な取り扱い」、「部下へのハラスメント」、「潜水手当の不正受給」、「靖国神社への集団参拝」、などだ。今回は、「靖国神社への集団参拝」を取り上げたい。政教分離の観点から、陸海空の自衛隊による靖国神社への「部隊参拝」を禁止している。ところが公用車を用いて参拝したり、海自隊員165人の集団参拝などしていた。個人的な参拝であると強弁しているが、明らかに世論や政府をなめているとしか思えない。 木原防衛大臣自身が私人の立場でと言い募って「靖国参拝」を行っている。これでは締まらないことおびただしい。「綱紀粛正」など絵に描いた餅だ。このようなことを見過ごしていると、戦前...見過ごしてはいけない自衛隊の劣化ーー蟻の一穴を危惧する

  • 自民党総裁選の顔ぶれーーどうしてここまで小粒化したのか

    自民党の岸田総裁が次期総裁選に不出馬を表明した。まさに四面楚歌の項羽のようなものだ。力山を抜き気世を蓋う、時に利あらず騅逝かず。ここまで岸田首相が追い込まれたのは、統一教会問題や裏金問題で膿を出し切らずうやむやにしたからだ。腰を据えた解明を問題発生の段階ですべきであった。今になってその責任をとると言っても、出し遅れの証文みたいなもので、もはや二束三文である。 「ポスト岸田」の主な候補者は、石破茂、河野太郎、高市早苗、茂木敏充、小泉進次郎、小林鷹之。この中で派閥の領袖で役員クラスは石破茂と茂木敏充だけ、後は七光りか部屋住みの身だ。今でも自民党の実権を握っているのは、麻生太郎、菅義偉そして森喜朗だ。岸田文雄もそのカードを持とうとしている。もうバイデンのように引退すべきなのだがいつまでも院政を敷こうとする。見苦...自民党総裁選の顔ぶれーーどうしてここまで小粒化したのか

  • 自民党、新しい顔にすれば国民の生活は良くなるのか?

    岸田文雄首相がとうとう退陣を表明した。無念さの残る会見だった。「裏金問題の収束の為に退陣する」などと今ごろ言っても遅きに失した。悲しいかな、秋の気たるや、蕭瑟(しょうしつ)として、草木揺落変衰す。宋玉(なんと悲しいかな、秋の気というものは。ものさびしくも草木は揺すり落ち、いろが変わって衰える)今の気持ちはこんな感じであろうか。 新しい顔に変えて「御祝儀相場」の時にすぐ解散すれば自民党は生き残れる、と考えているのか?しかもその顔は小泉進次郎が有力だという。少し甘すぎないか?トランプもしくはハリス、あるいは習近平と国家の重責を担って渡り合えるような人物であるべきだ。そして当然の如く国民生活を豊かなものに導けるか。顔の見栄えが良いからとか人気があるからで選ぶべきではあるまい。 マスコミの報道の仕方も派閥のボスの...自民党、新しい顔にすれば国民の生活は良くなるのか?

  • アメリカ大統領選もしトラからもしハリへ

    アメリカの大統領がトランプになるかハリスになるかで世界は大きな影響を受ける。トランプ対バイデンの状態であればトランプに決りという感じだった。ところがバイデンが撤退しハリスが民主党の候補になると、「ハリス旋風」が巻き起こっている。最近の世論調査では中西部の激戦州でハリスが逆転している。全体の支持率を見ても両者拮抗している。トランプとバイデンの高齢者対決にアメリカ国民は辟易していたが、ハリス登場で新たな対立軸が生まれたようだ。アメリカはこの10年で多様化が進み、非白人で女性というのは「ガラスの天井」ではなくなったようだ。(日本は未だに選択的夫婦別姓制度にも踏み切れずもたもたしているところが情けない) アメリカのリーダーは国民を鼓舞できるキャラクターが必要だ。トランプは、「俺のカードを引けばみな豊かになれる」と...アメリカ大統領選もしトラからもしハリへ

  • 新しいスタイルの日本人ーー北口榛花と小山玲央

    さまざまなドラマを呼んだパリの熱い戦いも終了した。真夜中の競技は睡眠不足を招いたがそれもまた良しか。今回のオリンピックで目だったのは、選手たちの感情の表現が豊かになったことだろうか。特に槍投げで金メダルをとった北口榛花選手の「天真爛漫」さだ。しかしその裏には苦悩と努力があったのだろうが、そんな影を微塵も見せない。「新しいスタイルの日本人」を見る思いだ。一方、スポーツが動とすれば将棋は静の格闘技だ。将棋のNHK杯はかかさず見ているが、11日(日)小山玲央(31歳)四段が谷川浩司(62歳)永世名人に勝った。小山にしてみたら将棋の神様と対戦したような思いであったろう。小山はプロを目指したが夢破れ、大学に進学し大手のIT企業に就職した。その間もいろいろな競技会には参加しプロ相手にまずまずの成績を残していた。27歳...新しいスタイルの日本人ーー北口榛花と小山玲央

  • 虚像だったのか石丸伸二という男ーー裏で何かが動いた

    安芸高田市長だった石丸伸二という男が徒手空拳で東京都知事に挑戦するというドラマ。東京都民はその筋立てに熱中したようだ。しかし、良く仕組まれた脚本に沿って石丸伸二が演技したと取れなくもないのだ。 まず不可解なのは、自民党都連所属の「TOKYOU自民党政経塾」の塾長の小田全宏氏が選挙対策本部長になっていることだ。そして参謀役として選挙プランナーとして名をはせている藤川晋之助氏がついた。彼が参謀になった選挙はことごとく勝っているという。(若干の負けはあるようだが)問題は選挙資金だが、ドトールコーヒーの鳥羽弘道名誉会長がスポンサーになり5千万円ほど出した。(貸付金の名目で)石丸伸二が主張している「東京一極集中是正」に賛同したからだという。もっとも、地方にいるか全国政党の立場から唱えるのであればよいが、東京都知事が...虚像だったのか石丸伸二という男ーー裏で何かが動いた

  • 過度に他国の脅威を煽ることの愚かしさーー中国との付き合い方について

    日本人は激しやすく冷めやすい、という気質がある。四季がはっきりしていて変化を当たり前のように受け入れるが、それが長続きしない。外国に対する好き嫌いの感情も大きく振幅する。注意しなければならないのが、このところ中国に対する日本人の感情が大きく悪化していることだ。「親しみを感じない」という比率が87%もある。(ちなみに中国の日本に対する比率は66%)これは危険な兆候と考えるべきだ。 特に中国と善隣友好をしようとすると、「媚中派」などと揶揄して攻撃する。交渉した内容に問題があれば問いただせばよいわけで、有無を言わせずレッテル張りをするのはやめた方が良い。戦前の日本の戦争責任を東条英機や時の指導者に押し付けたが、マスコミや言論人はどうだったのか?また、国民も深く考えず流れに身を任せたのではなかろうか?元外相で戦後...過度に他国の脅威を煽ることの愚かしさーー中国との付き合い方について

  • 雑草のような日本人だが芝生を好む人もいる

    植物学者の稲垣栄洋氏によれば、「日本人は雑草によく似ている」と言われる。雑草は強い植物が生えない場所を選んで生えている。雑草自体は弱いのである。しかしその弱さを強さに変えているのだ。日本人が好きな強さとは、筋骨隆々のタイプではなく小さいものが技をかけて大きいものを投げ飛ばすのを好む。 もう秋の気配か、シュウメイギクが咲き始めた。 ところが最近のオリンピックなどをみると、このような傾向が変化してきているのか?格闘技の体重別というのは西洋的な合理的考えであるが、日本人が考える美学ではない。相撲が狭くて丸い土俵の中で体重無差別で行われているが,ここに日本人の智慧がある。 薔薇(チャイコフスキー)二番花が咲き始めた。主張の少ないアンテークな雰囲気だ。  薔薇(シーユーインピンク) 公園などできれいな芝生があるので...雑草のような日本人だが芝生を好む人もいる

  • 長崎の平和式典不参加は米国大使エマニュエルの独り芝居か?

    長崎の平和祈念式典に米英などの大使が出席しない。その理由はイスラエルを招待しないことだという。「ロシアやベラルーシと違い、イスラエルは自衛権を行使している。同様の扱いをしては誤解を招く」しかし現状イスラエルが行っていることは、明らかに「過剰防衛」でやりすぎである。イスラエルを招待しない長崎市長の判断はまともだ。 アメリカの駐日大使ラーム・イスラエル・エマニュエルは名前から分かる通りユダヤ系だ。イスラエルの肩を持ちたいのは分かるが、イギリスやフランスの大使を抱き込んで長崎市長に圧力をかけるのはやりすぎ。オバマ大統領の首席補佐官を務めシカゴ市長も経験している。毒舌で攻撃的なところから「ランボー」というあだ名がついているくらいだから推して知るべし。 バイデンやハリスにしてみたら大統領選挙で忙しく下手なトラブルを...長崎の平和式典不参加は米国大使エマニュエルの独り芝居か?

  • 岸田延命と泉続投はあるのか?ー永田町を動き回る麻生、菅、小沢

    この暑い夏の盛りに永田町で盛んに動いているのが、麻生太郎、菅義偉、小沢一郎の3人だ。それぞれ政界の遊泳術にたけており政治感は鋭い方だろう。政界で「善人」は誉め言葉にならない、と言われている。あの人を怒らせたら怖いぐらいが良いのだが、それにしても年の割に元気だ。 麻生太郎は岸田続投に比重を移したようだ。自分をないがしろにする岸田に腹を立てていたが、頭を下げて来たので満更でもない。この世界は、やくざの世界と同じで「仁義を切ってきたものをコケにする」ようでは人望を得られない。岸田に向かって「あんたが出れば、茂木は出ない」とささやいたとか。菅義偉は石破推しだったようだが石破はどうも煮え切らない。それで小泉進次郎に比重を移したようだが、吉と出るか凶と出るか?小泉では世界の笑いものにならないか、もしトラだったら会話が...岸田延命と泉続投はあるのか?ー永田町を動き回る麻生、菅、小沢

  • 株価下げの主役は欧米系の投資家だが、次はどう出るか?

    この数日の株の上げ下げは何とも目まぐるしい。専門家はその理由をもっともらしく解説するが、あまり真に受けないほうが良い。証券会社や投資ファンド系の解説者は、概してポジショントーク。日本は金融緩和を続けて超低金利でいてもらった方が彼らにとって都合が良いのだ。一応彼らの話を聞くと、①アメリカの景気後退②日本の金利上げが原因だと言う。それにしても今回のような反応は過剰だ。 富士川の戦いで、水鳥の羽音に驚いて浮足立った平家の軍勢みたいなものだ。日銀が水鳥の羽音だとして日銀批判する連中もいるが、この程度の引き上げで驚く方が情けないのだ。日本の低金利の円を借りて高金利のドルを買ういわゆる「キャリートレイド」をしていた連中はダメージを受けたようだ。まあ、「人の褌で相撲を取る」ようなものだから今回はいい薬だ。 日本の経済力...株価下げの主役は欧米系の投資家だが、次はどう出るか?

  • 「ふるさと納税」というのはやはりおかしな制度だ。

    全国の自治体が受け入れたふるさと納税の寄付額が1兆円を超えたようだ。ところが肝心の地方自治体に入るお金は半分の約5千億円で、返礼品に約3千億円かかり、残りは事務費や仲介サイトに支払う利用料だという。片山喜博元鳥取県知事は次のように語る、「郷愁を誘う呼び名で良いことをしているように錯覚させているが、実態は官製カタログショッピング。ただちに廃止すべきだ」 税というのは公平・公正であるべきだが、現状は自治体間の「返礼品競争」になっている。魅力的な返礼品があるところはいいが、そうでないところが大部分だろう。数百億円単位で集めた自治体はウハウハだろうが、基本的にはあぶく銭だ。じっくり検討してその寄付金を使う発想にはならない。ざるで水を掬うようなことになっていないか?税収の流出が多い所は東京都を始め大都市が多い。世田...「ふるさと納税」というのはやはりおかしな制度だ。

  • 犬は飼い主に似てくる?ーーあり得る話だと思う

    世にはイヌ派とネコ派に分かれるらしい。私もかみさんも犬派だった。だったというのは昨年8月メギーが虹の橋を渡ったからだ。しかし今でもあちこちにメギーの写真を飾っているし、花のあるこの時期は花を毎日のように飾る。2018年8月(11歳のころ)2006年自然にふれあえるところに住みたいという思いでこちらに引っ越した。その時良く見た番組が「ターシャチューダの庭」(アメリカバーモント州に住む童話作家)ターシャが飼っている犬がコーギー犬でメギーという名前だった。翌年ホームセンターへ行ったときにコーギーの子犬とかみさんの目が合った。それがメギーを飼うきっかけに。犬と飼い主の顔が似てくるというのはこじつけかもしれないが、性格は似てくると思う。イヌはネコと違って飼い主への思い入れが強いからあり得る話だ。 トマトは毎朝食卓へ...犬は飼い主に似てくる?ーーあり得る話だと思う

  • 株価急落2216円、下げ幅史上2番目だがこんな時もある。

    株が下がる時というのはいつもそうだが、株に素人と思われる人が参入し始めた時だ。中学生が正月のお小遣いで株を買ったとか言っていたが、これは行きすぎだろう。暴落とか急落の原因はいろいろ理由付けされるが、「理由も無く上がっていたから」ということ。国民の生活が窮乏している時に、株価がわけも無く上がるというのは「おかしい」と思うのが第6感。「日銀が金利を上げたから」などと言う犯人探しが始まるがあまり意味はない。誰かが引き金を引くのを待ち構えていたファンド勢の餌食になっただけ。 日本経済のとって大きな痛手を残したのは、「1990年のバブル崩壊期」だろう。ボクシングで言えば「カウントエイト」ぐらいのダメージだった。この時かろうじて持ちこたえたのは実体経済がしっかりしていたことだ。それと金融機関が過去に利益を蓄積していた...株価急落2216円、下げ幅史上2番目だがこんな時もある。

  • 国家安全保障の基本は、「外交・情報・軍事・経済」の総合力だが軍事力だけに頼ろうとするのか。

    日本人はもともと外交が下手だと言われている。美空ひばりの柔の歌ではないが、「口で言うより手の方が早い」みたいなところがある。そして最後には、「神風が吹く」などと神頼みだ。岸田政権による防衛費倍増などにも行き当たりばったりの無計画性が現れている。だいたい倍増する根拠も「バイデン大統領に3回くらい言われたから」のレベルだ。さらに財源もまだ決まっていない。お粗末極まりない。 肝心の実力組織である自衛隊のこのところの弛緩したありさまは何としたものか。何か不始末を起こしてもトップの防衛大臣に報告もしない。明らかに「バカにしている」のだろう。もっとも防衛大臣も派閥均衡人事で時々とんでもない大臣が出るから、いちがいに自衛隊ばかりを責められないが。 このところ何となく不気味なのは、日本が「統合司令部」を新設し米軍との一体...国家安全保障の基本は、「外交・情報・軍事・経済」の総合力だが軍事力だけに頼ろうとするのか。

  • ガラパゴスか?、夫婦同姓を死守する日本。

    夫婦同姓を法律で義務付けている国は、世界では日本だけだ。江戸時代まではほとんどの国民は「姓」などなかった。「夫婦別姓では日本の伝統や家族の絆が失われる」というのが夫婦同姓を固守する人たちの理由。しかし伝統と言ってもせいぜい明治時代からの話だ。家族の絆と言ったところで、同姓であってもどんどん家族崩壊は進んでいる。 「選択的夫婦別姓」を支持する国民は今や8割に達している。それでも国会で決議できないには、政権を担う自民党のいわゆる「保守派」と言われる人たちが反対している。約50人くらいで、主なところは高市早苗、山谷えり子、片山さつきなどのアベ信者たち。選択的と言っているので、どうしても別姓にせよと言っているわけではない。それでも反対するのだからどうにもならない。イスラム圏の原理主義者みたいなものだ。女性に「ヒジ...ガラパゴスか?、夫婦同姓を死守する日本。

  • エリート不在の日本、トランプレベルの人たちがこの国を導く?

    江戸時代から明治の初めくらいまでは武士がエリート階級だった。人口の5~6%ぐらいといわれている。武士道を心のよりどころとしていたわけだが、武士道とは「高い身分に伴う義務」である。それはヨーロッパの「騎士道」に相通じる。ところが今の日本は、エリートと思われる国会議員(それも与党の)にそんな矜持は見受けられない。 東洋大名誉教授でかってフロリダ州知事室で働いたことのあるサム田淵氏は次のように語る。ドナルド・トランプはよりよい社会の発展のために尽くそうという矜持を持つエリートであるための教育を受けたことがない、人の上に立つ資格のない成り上がりである。彼が大統領になったのはアメリカ史の汚点だと私は考える。なんとも辛辣な物言いだが、このような見方もあるのだ。翻って日本の世襲政治家をみると、ぬくぬくとした安住の地に満...エリート不在の日本、トランプレベルの人たちがこの国を導く?

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