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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • 沖縄の悲しみ、いつまで続くのか。

    6月23日は沖縄慰霊の日だった。住民を巻き込んだ激しい戦闘で20万人以上が亡くなった。慰霊する人々をあざ笑うように、米兵による少女の強姦事件が2件も発生していたことが判明した。(最近は強姦罪のことを不同意性交罪というらしいが、こんな分かりにくい言葉を使うとその罪の卑劣さが伝わらない)1件は昨年12月、もう1件は今年の5月。沖縄県警は2件とも逮捕していた。然し県警は逮捕を公表せず、情報を把握していた外務省も沖縄県に伝えていなかったという。 今回、この話が公になったのは地元の民放や新聞が報じたからだ。もし報道されていなければ、この事件は闇から闇へ葬られていたことだろう。外務省からエマニュエル駐日大使に抗議したというが、いったいどんな抗議だったのか?大人しい愛玩犬が「ワン」と一言吠えた程度なのであろう。 このよ...沖縄の悲しみ、いつまで続くのか。

  • 再加速する円安、どう動くか日銀。

    円安が止まらない。26日のニューヨーク外国為替市場で一時160円80銭をつけた。米国の長期金利は4.5%前後で、日本は1%前後だ。これだけ金利差があればカネの流れはドルに向かう。水は低きに流れると言うがカネは金利の高きに流れる。これだけの金利差があれば、少々金利を上げても知れている。ましてや為替介入などは焼け石に水。 アメリカが金利を下げてくれることをひたすら待ち望むことくらいしか打つ手はなしか。日本政府は未だにデフレを脱却していない、というトンチンカンな認識だ。2年前からインフレになっている。その時に欧米と歩調を合わして金利を上げるべきだった。今のような身動きできない状況を作ったのは、アベクロミクスの悪しき結果だ。 岸田政権はさらに輪をかけて整合性の無い政策を続ける。自分の政権維持しか頭にないから、せっ...再加速する円安、どう動くか日銀。

  • 石橋湛山にみる政治家の出処進退ーーー対極にある岸田首相

    このところの自民党の政治家の出処進退はみっともなさばかりが目立つ。裏金問題で検察に立件されて辞職した議員もいるが、大部分は口を拭って「知らぬ存ぜぬ」だ。誰一人責任をとらぬまま、9月の総裁選で表紙を変えればなんとなるという考えなら甘い。岸田首相そのものが、国や党の前に自分がある。9月の総裁選で再選するためなら何でもするのだ。 政治家の出処進退の鏡として称賛されているのが石橋湛山だ。(1884~1973)戦前には植民地放棄や戦争反対を訴え、戦後は「日中米ソ平和同盟」を主張した。「東洋経済新報」の代表を務め、戦後は政治家に転身し総理大臣になった。しかし好事魔多しで脳梗塞を発症し2か月の絶対安静を宣告される。「私の政治的良心に従う」としてわずか65日で辞任した。 「政治家にはいろいろなタイプがいるが、もっともつま...石橋湛山にみる政治家の出処進退ーーー対極にある岸田首相

  • 自民党はもはや「魑魅魍魎」の世界だーー国会が終わると裏でうごめく

    自民党は通常国会で立憲民主党から出された不信任案を否決した。造反して賛成に回った議員はいなかったので、全員が岸田首相を信任したということだ。ところがその舌の根も乾かないうちに「岸田下ろし」が始まった。自民党というところは、通常の常識が働かない処らしい。自民党を菓子折りの上げ底のように下から支えている公明党はどう出るか?「同じ穴の狢と思われたくない」と自民党を袖にするような風情だったが維新が自民党ににじり寄ると急旋回だ。同じ巣穴に同居しているようなものだから、国民からは「同じ穴の狢」と見透かされている。 暗闇からぬっと現れたのが前首相の菅義偉だ。首相の時に岸田文雄から引きずり降ろされたことを「恨みに思っている」車から降りるときの表情は「腹に一物背に荷物」このタイプを怒らすとけっこう怖い。基本的には岸田下ろし...自民党はもはや「魑魅魍魎」の世界だーー国会が終わると裏でうごめく

  • 花は合掌に開けて春に因らず

    香は禅心よりして火を用うることなし花は合掌に開けて春に因らず菅原道真静かに座禅していると、自然に良い香りが心から発する。花は春が来たから咲くのではない、合掌で花が開くのだ。合掌というのは両ほうの掌(てのひら)を顔・胸のまえで合わせて拝むこと。神社仏閣に行くと当たり前にできるのだが、日常生活ではなかなか出来ないものだ。ここでいう花とは心の花を言うのだが、せめて本物の花をながめて合掌してみよう。 北海道の薔薇は今が真っ盛り。セレッソバッタが一休みか?セントニコラスエゴノキエゴノキの花が芝生に落ちて 花は合掌に開けて春に因らず

  • 女性が投票に行けば戦争は起きない

    女性に参政権が与えられたのは、戦後の1946年。GHQによるものだった。納税額に関係なく男性に参政権が与えられたのが大正14年(1925)だが、この時女性にも参政権をと婦人参政権運動が起こされた。この運動の中心にいたのが、ガントレット恒子だ。明治6年(1873)愛知県に山田恒子として生まれた。イギリス人牧師に見初められ結婚。国際結婚第一号だ。女性に参政権が認められなかった時、彼女は肩を落とし次のように語ったという。(選択石井妙子)「女性が参政権を持たなくては、平和な社会は実現せず、戦争へと突き進んでしまう」そして、その憂いは現実のものになる。 男性と女性の投票率はほぼ同じである。年代別に見れば若い人たちの投票率が低い。投票率のデーターを見ていて懸念を持ったのは、65歳以上の女性の投票率が男性に比べて低いこ...女性が投票に行けば戦争は起きない

  • 東京都議会の実態や小池知事の実績検証が報道されないのはなぜなのか?

    最近、失言でやめた知事は静岡県の川勝知事だ。それが本当にやめるような失言だったのか、忘れることが得意な日本人にはもうどうでもよいことかもしれない。2016年の都知事選で小池百合子候補者は7つのゼロを打ち出した中の一つに「満員電車ゼロ」がある。「満員電車もゼロにしたいと思います。東京の満員電車は、みなさん当たり前だと思っていますけれども、しかしこの満員電車は、時差出勤であるとか、二階建ての電車にするとか、もっと知恵をしぼるべき」しかしこんな公約は効かない膏薬みたいなもので少し考えれば小学生でもおかしいと気づくはず。現実に8年経っても満員電車は走っている。 こんな話になぜ騙されるのか?この時は自民党東京都連を「伏魔殿」と称して戦いを挑むジャンヌダルク(やや歳はとっていたが)を演じた。マスコミはこのような話を検...東京都議会の実態や小池知事の実績検証が報道されないのはなぜなのか?

  • 裏金国会のどさくさにおかしな法案が通っている

    抜け穴ばかりの政治資金規正法が国会を通過した。この法案でさんざん立ち回りを演じた主犯格の自民党はもとより公明や維新も同罪であろう。公明や維新はなんだかんだと御託を並べるが最後は自民党にすり寄る。権力とはそんなに魅力のある蜜なのだろうか? 問題は怪しげな法案がたいした議論も無く国会を通過した。「改正地方自治法」は、非常事態に国が地方に対応を指示できる。「入管難民法の改正」は、外国人の永住許可を取り消せる規定が出来た。「改正食料・農業・農村基本法」は、食料安全保障を名目に国が農家にどんな作物を作るか指示できる。 これらの法案に共通する考えは国の権限強化を図ろうとする姿勢だ。本来であれば支持率20%を切る内閣で出来る仕事ではないが、裏金問題のどさくさ騒ぎの中で通してしまった。このような流れは危険である。戦前も少...裏金国会のどさくさにおかしな法案が通っている

  • 次の自民党総裁、立憲民主党代表は誰がいい?

    次の解散総選挙は政権選択選挙になるだろう。今までのような自民・公明による絶対的多数獲得という図式にはならない。与野党が拮抗する。9月になると自民党も立憲民主党も総裁選や代表選がある。その意味でここで決まった総裁なり代表が次の首相をかけて激突することになる。 選挙ドットコムが行った世論調査が面白い。実際の総裁なり代表の決り方は党員と地方議員や国会議員の投票で決まる。だからここの数字は、あくまで人気投票と考えたほうが良い。自民党①石破茂23.2%②小泉進次郎9.9%③上川陽子8.6%④高市早苗8.5%⑤岸田文雄7.8%立憲民主党①野田佳彦19.2%②泉健太11.4%③枝野幸男8.4% 自民党の石破茂は従来通りで国民の人気は高い。しかし自民党内の人気が今一つ、なぜかと言うと正論を吐きすぎるということ。もう一つの...次の自民党総裁、立憲民主党代表は誰がいい?

  • 井戸は汲まなければ必ず涸れる

    今の日本で水道を使わずに井戸を使っている家庭はどのくらいあるのだろう?おそらく2~3%くらいだろうか。1950年の水道の普及率は26%程度、大部分の家庭は井戸を使っていた。風呂を沸かすのに井戸の水をくみ上げるのだが、これが結構大変だった記憶がある。 北海道もようやく薔薇の季節になった。クイーン・オブ・スウェーデン 1950年代の半ばになると北海道の田舎の町にも水道が通った。町中がおお喜びした。そして井戸は使われなくなった。人間の頭も同じで使わなくなると涸れてくる。 昨年ほとんど花をつけなかったエゴノキはどうしたのかというぐらい花をつけた。植物は根がしっかりしていれば枯れることは無い。 言う莫れ今日学ばずして来日ありと言う莫れ今年学ばずして来年ありと朱熹本を読むというのは楽しい。若いころは「何々のため」とい...井戸は汲まなければ必ず涸れる

  • 解散や総辞職を迫る野党党首に岸田首相は「こんにゃく対応」だった。

    昨日は党首討論があった。4人の党首に対して45分だ。最長の立憲泉代表でも26分、これでは実のある討論などできまい。4人の党首は入れ代わり立ち代わり解散や総辞職を迫ったが、岸田首相は「こんにゃく対応」だ。箸でつまもうとしてもつるりと滑り落ちるのだ。 立憲の泉代表は、今なら勝てると踏んだのか、「解散しましょう」と迫った。維新の馬場代表は党首合意を踏みにじられてよほど頭に来ていたのか、「総辞職すべきだ」とドスを利かせる。自民党側のヤジに対して「誰だいま言ったのは」と凄みを利かせる。共産党の田村代表の持ち時間は4分、「選択的夫婦別姓」を要求するので精一杯。国民民主の玉木代表は「総辞職してください」を2~3回連呼して終わり。 岸田首相はもう末期的症状なのだが、政治改革法案が国会を通過したせいか高揚感があふれている。...解散や総辞職を迫る野党党首に岸田首相は「こんにゃく対応」だった。

  • 朝日新聞の世論調査から読み解く政権交代の可能性

    15,16日に朝日新聞の世論調査が行われた。岸田内閣の支持率は22%と下位低迷で特段のコメントすることもなし。注目したのは自民党の支持率だ。前回5月調査から5ポイント下げて19%となったが、今の調査方法になってから(2001年4月以降)10%台になったのは始めて。麻生内閣時の20%が今までの最低。従来であれば内閣支持率が下がっても自民党支持率はあまり下がらなかった。ところがこのところの調査で自民党の支持率も大きく下げている。明らかに自民党支持層が野党支持に変わりつつあるということだろう。 もう一つ注目すべきは、衆議院選挙になったら比例区はどの政党に投票しますか、の回答だ。カッコ内は前月自民24(26)、立民19(15)、維新10(12)、公明6(5)、共産5(5)、国民4(4)、れいわ5(5)、その他7(...朝日新聞の世論調査から読み解く政権交代の可能性

  • 自民党・経団連・連合のもたれあいが日本を賃金の上がらない国にした。

    30年にわたって賃金の上がらない国というのも珍しい。その責任は自民党・経団連・連合にある。物価が上がらなければ賃金が上がらなくてもそれなりに生活はしていける。このような状況にあってもあまり文句を言わない国民性に甘えていたのであろう。 この数年の物価上昇に国民は「何かおかしい」とやっと気が付いた。24か月にわたって実質賃金はマイナスである。「うまい汁を誰かに吸われているのではないか?」この間、自民党は裏金作りにせっせと励んでいた。経団連は従業員の給与を上げもせずせっせと内部留保をため込む。そして連合は労働貴族を謳歌して経営者や自民党に良い顔を向けるのだ。困窮する非正規労働者をほぼ無視だ。 このもたれ合いの構図を底支えしていたのが日銀だ。特に前任の黒田総裁は自分の功績を誇っているというから、まさに「散りゆくも...自民党・経団連・連合のもたれあいが日本を賃金の上がらない国にした。

  • 鹿児島県警の闇を考えるーー重大な民主主義への侵害

    日本全国の警察官の人数は約26万人だ。なかには不祥事を起こす警官も出てくるだろう。そういう事態を想定してどの組織も内部に監察する部隊を持っている。問題は現場サイドでその不祥事を隠蔽しようとしたことだ。 今回の鹿児島県警の不祥事は次だ。盗撮した警官を「泳がせる」と逮捕せずに見逃した。この指示は野川本部長が出したのだが隠蔽が狙いだったのか。それを許せないと感じたのか、県警の上層部(本田前生活安全部長)が外部のメディアに流した。(少しやり方に問題があるが) ここまでならあり得る話だ。問題は鹿児島県警が内部通報者の割り出しにニュースサイトを運営する会社社長宅を家宅捜査したことだ。しかもこの捜査は別事件で捜査に入っていて、本命の本田生活安全部長の通報内容を押収したのだ。そして本田部長を逮捕したという。このやり方は極...鹿児島県警の闇を考えるーー重大な民主主義への侵害

  • 男性と女性では薔薇の好みが違う

    バラのファンは圧倒的に女性の方が多い。男性は大輪系の剣弁高芯咲き、女性は中輪系で丸弁咲きのバラを好む傾向があるという。私が最初に選んだバラは「クイーン・エリザベス」樹高が高く大輪系で堂々としていたから。 次に選んだのが「マチルダ」中輪で丸弁平咲きだが、今ではこの花が一番の好み。マチルダがようやく花をつけ始めた。この咲き初めのころがいい。 2017年6月のマチルダピンクサクリーナも咲き始めた。桜の花をイメージしている。 バラを育てる場合、色の好みも大きなポイント。最初はどうしてもピンク系、バラはピンクというイメージがあるからか。この数年の好みは杏系だ。レヨンドゥソレイユ 石狩の浜に出かけてみると、ハマナスがさかりだ。原種に近いバラも捨てがたい魅力がある。 男性と女性では薔薇の好みが違う

  • 岸田首相に騙された維新馬場代表ーー根回し役が弱いとこうなる

    岸田首相と維新馬場代表はトップ会談を行って、旧文通費の見直しを行うことで合意していた。旧文通費は国会議員に毎月100万円支給されているもので、使い道の公開と余った場合国に返納を義務付ける法整備を行うという内容だ。この間の根回しを行ったのが岸田首相の最側近木原誠二元官房副長官と言われている。維新は藤田幹事長か?(木原誠二と似たタイプだ) ところがこの根回しが十分できていなかったし、ずるさでは自民の方が一枚上手。馬場代表は今国会で成立されるものと思っていたようだが、自民党の浜田国対委員長は時間がないことを理由に先送りの方針。これに対して馬場代表は烈火の如く怒ったが、もはや後の祭りであろう。自民にしてみたら公明がふらふらしていたので維新に保険をかけた。ところが公明のやり方は拳を振り上げるが最後は元の鞘に収まる。...岸田首相に騙された維新馬場代表ーー根回し役が弱いとこうなる

  • 小池対蓮舫の東京都の熱き戦い始まるーー今回の都民の選択は重要だ。

    東京都の知事選は実質的に小池百合子対蓮舫の戦いになる。お互い無所属だが、小池氏を自民・公明・都民ファーストが支援し、蓮舫氏を立民・共産・社民が支援する。小池氏は次のように出馬宣言、もっとバージョンアップさせた東京大改革を進めていく覚悟で出馬を決意した。一方蓮舫氏は、自民政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする。 小池百合子知事の狙いは、「裏金疑惑の自民党に抱きつかれるのは困るが、その組織票は欲しい。だからステルスで動いてちょうだい」、というところか。そうはいっても自民党東京都連の会長は萩生田光一だ。裏金のど真ん中にいた。ただでさえ目立つ。一方の蓮舫議員、先制パンチを放ったところまでは出足順調だが、守りに弱いタイプ。今後いろいろディスる(けなす)話が出てくるだろう。どこまで切り返せるか。 お互いの非難合戦...小池対蓮舫の東京都の熱き戦い始まるーー今回の都民の選択は重要だ。

  • 愚かなる巨額損失「農林中央金庫」の大罪

    農林中金が外国債券運用で巨額損失を出した。(農林中金は農林水産業の協同組合の金融事業を束ねる)総資産102兆円のうち有価証券で44兆円運用しているが、USドル建てが53%にのぼる。日本は低金利が続くので、金利の高い米国債などに投資を増やした。しかし昨年3月から米国は急激に利上げした。この利上げで債券相場が暴落。普通はここで外債から撤退するのだがなぜか農中は逆方向に走ったという。これはまったくの人災。理事長は辞任すべきだが、「想定外の金利上昇で2兆2千億の含み損を出した。7千億円の劣後ローンをJAなどに引き受けてもらう」他人事のようによどみなく述べたという。 傘下のJAも運用には苦しんでいるので中金に預けておけばそれなりに配当が出る。このようなもたれあいが「ゆるゆるの資金運用」になったのだろう。各JAは農業...愚かなる巨額損失「農林中央金庫」の大罪

  • 北海道の夏来る――なぜかハラスメントを考える

    ハラスメント(harassment)は、嫌がらせとかいじめという意味だという。この言葉が使われ始めたのは今から30年くらい前からだろうか。それまではこのようなことに「おおらかな」職場が多かったと思う。「おおらか」などと言うと是認しているように思われるが、単に感度が鈍かっただけかもしれない。 北海道はすっかり夏のイメージになって来た。ヤマモミジがいい色合いだ。 近くの雑木林のシナノ木も花をつけている。 中間管理職の人たちの声を聞くと、若い人たちとの対応に苦慮しているようだ。強く叱責するとすぐやめるし、甘やかすと規律が乱れる。嫌がらせやいじめが当たり前の時代を過ごした者からすると気の毒な気がする。次のような言葉がある、「厚情必ずしも人情にあらず、薄情の道忘るるなかれ」人間、叱ってくれる人がいるというのは本当に...北海道の夏来る――なぜかハラスメントを考える

  • 抜け穴だらけの政治資金規正法が骨抜きになった。

    20年以上にわたって裏金作りをしてきた自民党は、糧道を止められると壊滅するとでも思っているのか?「企業・団体献金の廃止」は巣穴にしまい込んでおくびにも出さない。「政策活動費」について少しは前進を見るかと思ったが、今度は骨抜きにしてしまった。「領収書の公開」は10年後だという、しかも黒塗り有りだ。民間では「使途不明金」は経費で落ちず税金を払わなければならない。しかもこのようなことを日常茶飯事で行っている企業はいつかおかしくなる。この骨抜きの手伝いをしたのが日本維新の会。この一連の流れは、時代劇のドラマを見るようだ。「越後屋、お主も悪よのう」悪同士が手を結べばこうなるという見本だろう。 公明党は「パーティ券の公表は5万円以上」を譲らず政権離脱を覚悟しているのかと思ったが、やはり演技か。与党のうまみを十分味わっ...抜け穴だらけの政治資金規正法が骨抜きになった。

  • 「消滅可能性自治体」などという言葉で人を惑わすな。

    有識者でつくる「人口戦略会議」が「消滅可能性自治体」の報告書を発表した。2050年までに20代~30代の女性人口が半減し、自治体の維持が困難になる地域を言うらしい。私の住んでいるところもそのリストの中にあるが、なんとも腹立たしい。30年先の話を一つの指標で、消滅可能性などという言葉で判断すること自体、おかしいし当たるはずもない。そんなレッテル張りをして何が面白いのか?勘ぐれば岸田政権が行おうとしている少子化対策が不人気(結局増税や保険料の値上げになる)なので、少々おどろおどろしい言葉でねじを巻こうとしているのだろうか。 田舎から若者がいなくなるのは、東京などの大都市が彼らをブラックホールのように吸収するからだ。その大都市の出生率が上がればあまり問題は発生しないのだが、残念なことに大都市ほど出生率が低い。全...「消滅可能性自治体」などという言葉で人を惑わすな。

  • 謙譲とは最大の美徳か?ーーー謙譲は時には自信の無さとみなされる

    日本では「謙譲は最大の美徳」と言って評価されることが多い。もう少し具体的に言うと、自分の能力や功績を人前で誇ったりせず、相手を立てることを第一とすること。利害関係の無い日常生活ではこれでもよいだろう。しかしビジネスの世界でこの言葉を真面目に守っていると人に後れを取る。 人は自信満々の人間とビジネスをしたがるものである。ある銀行の支店長が次のようなことを語ったことがある。「融資の相談に来た経営者が帰るときにその背中を見る。胸を張って帰る人は大丈夫だ」肩を落として帰る人は要注意ということだ。ここから類推できるのは、歩き方を変えるだけで人生は前向きに生きられるのではないかということだ。背筋を伸ばして胸を張って歩くように心がけることが大事だ。肩を落としてため息をつくようでは幸運も逃げて行く。 巨人軍が9連勝した時...謙譲とは最大の美徳か?ーーー謙譲は時には自信の無さとみなされる

  • 自民党農林族と農業協同組合(JA)のもたれあいが日本農業を衰退させる

    自民党は農村票を、そしてJAはカネをもらえれば、日本農業がどうなろうと関係ないようだ。「農村社会をどう維持・発展させるのか」という課題を直視しない。最大の問題は、「農業の生産性は、日本全体の労働生産性の3分の1強に過ぎない」ことだ。農業の生産性は1990年から低迷している。なぜかと言うと、「生産調整」いわゆる「減反」で米の作付けを制限したことにより、農家の増収しようという意欲を後退させたからだ。作りすぎて価格が下がるのを防ごうとするわけだが、何かおかしい。 農家を票田としてみた場合、規模の小さな農家が数多くあって政府に補助金をせびりに来るほうが都合が良い。何ともせこい発想だが、これが自民党の農業政策の根底にある。そして似たような発想をしているのがJAもそうだ。農家が自立してJAを頼らなくなったら自分たちが...自民党農林族と農業協同組合(JA)のもたれあいが日本農業を衰退させる

  • 日本人は雑草が好きな国民である

    静岡大学の教授の稲垣栄洋さんの専門は「雑草生態学」である。誤解を恐れずに言えばという注釈付きで「日本人は雑草が好きな国民である」と説かれる。確かに、日本人は雑草を完全に悪い植物だとは見ていない。「あなたは踏まれてもくじけない雑草のような人ですね」というのは誉め言葉だ。このような発想をするのは日本人だけらしい。 デージー(ヒナギク)こぼれだねで増えるので宿根草の扱いだ。雑草と入り混じっているがあまり気にしない。 プロ野球選手は「雑草魂」が好きなようだ。鈴木啓示投手は「草魂」を座右の銘にしていた。ちなみに私は草むしりは嫌いではない。何も考えずに集中できるから雑念を払うのにちょうど良い。 ジキタリスこの花はほとんど手をかけたことが無いのだが今年は立派な花をつけた。何か話しかけているような気もするが良くわからない...日本人は雑草が好きな国民である

  • 残念なトヨタの豊田会長の発言ーー「ブルータスおまえもか」

    トヨタ自動車グループで相次いで大規模な認証不正が発覚した。緊急の記者会見に臨んだ豊田章男会長は、「認証制度の根底を揺るがすもので、自動車メーカーとして絶対にやってはいけないことだ」と述べた。しかしこの後の言葉が良くない。「残念であり、ブルータスお前もか、という感じじゃないか」この言葉を言いたいのはトヨタの車を買ったユーザーだ。「あんたが言うことじゃないだろう」ということ。 利益のみを追求してきた経営者の生きざまが垣間見える。社員の不始末は会長たる本人の責任。いかにも社員に押し付けるような発言は不適切。ここに見られるのは「倫理観の喪失」だ。戦後の代表的な経営者である松下幸之助、本田宗一郎、井深大、稲盛和夫のいずれも高い倫理観の持ち主だ。松下幸之助は、「利益と社会正義との調和」を表明している。私の現役時代(主...残念なトヨタの豊田会長の発言ーー「ブルータスおまえもか」

  • 総選挙は来年になるという説が出てきたーー裏金問題が尾を引きポスト岸田もコマ不足

    岸田総理は「打たれ強い」のか「打たれても感じない」のか、自民党内に困惑が広がっている。衆院3補選や静岡県知事選で自民党が負けてもぜんぜん堪えていないように映る。普通心配事があると食欲がなくなるのだが、夜な夜な会食をこなしている。この人は趣味が「酒と広島カープ」というだけあって酒を飲むと元気が出るらしい。広島には「弥山」(みせん)という美味い地酒がある。 しかしさすがに今国会での解散は見送るようだ。裏金問題が尾を引き、さらには乾坤一擲の「定額減税」も効果なしで、ここで解散を打てば自民過半数割れも有り得る。自民党幹部が寄ってたかって「殿ご乱心」とばかりに羽交い絞めだ。ところが解散だけは何とか阻止するが、だからと言って「岸田下ろし」は起きない。なんとも不思議な政局だ。 自民党の退潮傾向からか、ポスト岸田の面々に...総選挙は来年になるという説が出てきたーー裏金問題が尾を引きポスト岸田もコマ不足

  • 「政治資金規正法」の修正、JNN調査で評価できない7割。

    岸田首相は、公明案を丸呑みし、それでも不安に思ったのか維新の会の案も取り入れた。ところがその修正案たるやモグラの穴のようにあちこちに抜け道を用意している。頭を一つ叩けば他の穴からまた頭を出す。金という糧道を絶たれると自民党は成り立たない。必死になるわけだ。 JNN(TBS系)の世論調査によればこの修正案を評価しない7割だ。それはそうだろう。企業・団体の献金廃止は一切触れず、政策活動費の領主書の公開は10年後だという。二階幹事長が50億円も使ったが領収書無しだ。だから裏金疑惑の温床になった。納税者は領収書は保管し税務署からの問い合わせにはすぐ答えられるようにしている。「なぜ政治家だけが10年後なんだ」と怒るのは当たり前だ。 公明党の強気のわけは自民党と「同じ穴の狢」に絶対に見られたくない。支持母体の創価学会...「政治資金規正法」の修正、JNN調査で評価できない7割。

  • 大胆に行動することの利点ーー東京都知事選を考える

    東京都知事選は小池百合子知事の圧勝かと思われていた。しかし世の中の動きはすぐ変わる。東京15区補選と静岡県知事選はどちらも立憲民主党が推す候補が勝利した。明らかに自民党に逆風、立憲民主に追い風が吹いたということだろう。 東京知事選に慎重だった蓮舫参院議員が動いた。「この国は状況で物事を決める国」ということをよく理解している。そして足を踏み出す時は「大胆に行動する」突破力には定評がある。大胆がもとでおかした間違いは、さらに大胆な行動で容易に帳消しにされる。誰もが称賛するのは大胆な人間である。臆病な人間はだれも評価しない。 一方の小池都知事は動かない。動けないというのが正直なところだろう。下手に動くと「学歴詐称問題」が再燃する。週刊文春がどう動くか見極めなければならない。さらに自民党も「裏金問題」で動きは鈍い...大胆に行動することの利点ーー東京都知事選を考える

  • 現状に満足せず変革も必要だーー不易流行について

    「不易流行」という言葉がある。いつまでも変わらない本質的なものを大事にしつつ新しい変化を取り入れる、ということ。松尾芭蕉はこのことを大事にした。別の言葉で言えば、「昨日の我に飽ける人こそ、上手にはなれり」しかし概して従来通りのやり方を守った方が楽ではある。それではいけないのだろう。常に新しいものを求めるべきなのだ。 利休梅大好きな花だが、北海道では冬越しが難しい。それでも頑張って花を咲かせた。 鶴田浩二(もうこの俳優を知らない人が大部分だろうが)の歌の中のセリフ、「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものものを欲しがるもんでございます」鶴田はこの言葉の後に「どこに新しいものがございましょう」と慨嘆する。この国は民主主義国家のように思われているが、一皮むけばカネが支配する国に成り下がったようだ。「裏...現状に満足せず変革も必要だーー不易流行について

  • 世知辛い世の中だが、「ただより高い物はない」

    このところの物価高騰はじわじわと庶民の生活を痛めつける。そこでなるべき節約しようといろいろ努力する。もう一つの関心事は「健康」とか「化粧品」だろうか。そんなところにタダ(あるいはそれに近い価格)で提供される物やサービスには注意が必要だ。今月から始まった所得減税も岸田政権の支持率アップが狙いだが、こちらの方はすっかりネタバレだ。増税するための地ならしかもしれない。 紅麹事件で問題になったので、健康食品のテレビなどの宣伝は下火になるかと思ったが、そんな兆しはない。「今だと正規価格の50%引きです」などと宣伝する。「だったら最初からその価格で売れよ」と言いたくなるが、ひざなどが痛いとつい手を出したくなる。買って飲んで効かない場合、「半値で買ったからしょうがないか」という消費者の心理的負担を上手く読んでいるわけだ...世知辛い世の中だが、「ただより高い物はない」

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