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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • なんたる茶番劇ーー都内52首長が小池知事に出馬要請する

    都内52の首長が小池知事に3選の出馬要請をしたという。どうせこんな話は自然発生的に持ち上がるわけもなく、小池サイドから圧力がかかったのだろう。提灯持ち(小池知事に要請に行った代表)は長友調布市長だ。東京都には62の市区町村があり、そのうち8割の52の首長が名を連ねたという。62の首長はそれぞれ選挙で選ばれており小池知事に指名されたわけでもあるまい。顔を向けるべきは住民に対してである。逆に言うと名前を載せなかった首長は「腹が据わっている」と言うべきか。 このようなやり方がまかり通っているところに日本の民主主義が根付いていないことを実感する。要するに小池要請文に名前を書かなかったら、どんな意地悪されるかわからないとか予算をつけてくれないとか考えるのだろうか?首長は住民の方を向いて政治を行っていれば怖いものはあ...なんたる茶番劇ーー都内52首長が小池知事に出馬要請する

  • やはり同じ穴の狢だったか公明党

    自民党の裏金問題の改革案が公明党の賛成で決まりそうだという。しかしその改革案の中身はスカスカの上げ底で、あちこちから空気が漏れている。公明党の山口代表は、「自民党と同じ穴の狢と思われたくない」として拳を振り上げたのだが。公明党は本気で政治改革に取り組みのかと期待したが空振りだ。下手なプロレスを見せられた感じである。 狢(ムジナ)とはいったいどんな動物なのかというとアナグマという説が多い。狸にも似ているのだが人を化かす力を持っているという。自民党はさんざん国民を化かしてきたからムジナなんだろうが、公明党もべったり自民党に張り付いて似たようなものだ。自らは創価学会というスポンサーがいるから汚い金には手を出さないだろうが、自民党を裏から支えれば似たようなもの。やはり「同じ穴の狢」と言わざるを得ない。 日本維新の...やはり同じ穴の狢だったか公明党

  • 友に会うーー久しぶりの再会だがあっという間に60年前に。

    コロナも収まって来たので久しぶりに会おうという話が多くなってきた。5年ぶりの東京、とにかく人が多い。それだけ活力があるということか。お茶の水に宿をとり、会合時間まで間があるので神田明神と湯島聖堂を訪ねる。大手町や秋葉原で勤務したのでここはよく知っている場所で懐かしい。湯島聖堂近代教育発祥の地という割には閑散としている。訪れる人は私だけ。  今回は、大学時代に運動部で共に過ごした仲間に会う。5年ぶりだ。私を含めて6名が集まった。昨日何を食べたかはすぐ忘れるが60年前の話はよく覚えている。相あう歯まばらに頭禿し後十年の世味甜酸を語る江戸市河寛斎久しぶりの再会は、歯が何本も抜け、頭もはげた後であった。この十年の世の中の様子を、おもしろいこと、苦しいこと、あれこれ語り合う。 聖橋から神田川と御茶ノ水駅をながめる。...友に会うーー久しぶりの再会だがあっという間に60年前に。

  • 面白くなってきた東京都知事選ーーー小池対蓮舫

    日本の首都圏の知事が大きな議論も無くすんなりと小池3選で決まることに、「なんだかなあ」という気持ちを持っていた。しかし、ここに来て立憲民主党の蓮舫参院議員が東京都知事選に名乗りを上げた。日本の最大都市東京が抱える様々な問題点や課題が、両者の議論で赤裸々にさらけ出されることを期待したい。 小池知事が反自民で登場した時に待望論が沸き上がった。自民党都連を「ブラックボックス」と呼んで何かやってくれるのではないかという期待だ。ところが最近の小池知事はすっかり「先祖返り」して自民・公明の下駄の上に乗ったり乗られたりしている。こういうのを変節というのだろう。もしくは自民党とは「同じ穴の狢」ということか。自民党の「政治とカネ」の体質について大きな怒りはないようだ。 蓮舫議員は反自民・非小池を旗印に、「枠組みにこだわるこ...面白くなってきた東京都知事選ーーー小池対蓮舫

  • まだ解散をあきらめていない岸田首相だが、定額減税も不評のようだ。

    6月から始まる定額減税を給与明細書に記載を義務付けた。前から決まっていたこととはいえ、何とも無粋なやり方だ。さっそくネットでは、「増税メガネ」ならぬ「恩着せメガネ」という言葉が飛び交っている。もともと国民から税金を集めてそれを還元するわけで、岸田さんのポケットから出るものではない。有難く押し頂いて「岸田さんありがとう」、と思う国民は少なかろう。 見えないように社会保険料を少しづつ値上げしているし、食料品や日用品の物価高騰で庶民のふところはもう十分傷んでいる。連合や政府は今年の賃上げが5%を超えたと大合唱だが、中小企業はとてもそこまでいかないだろう。本来は裏金問題に早くケリをつけて物価対策に万全を期すべきだが、毎度定額減税というバラマキ。これで支持率が上がると思ったら大きな間違い。それでも自爆解散に打って出...まだ解散をあきらめていない岸田首相だが、定額減税も不評のようだ。

  • 努力は人に見せるなーーーごく自然に、さりげなく。

    今はどうなっているかわからないが、現役のころ上司が帰るまで帰らないという人が多かった。たいした仕事も無いのだが、仕事をしていますという姿勢を見せるのは大事だと思うのだろう。仕事が山ほどあって帰れないというのは同情するが、帰れるのに帰らないという慣習が大いに問題。日本人の生産性の低い一因でもあろう。(会社の方もそれに気づいて「早帰り運動」というのを推進していたが)アメリカのベストセラー作家ロバート・グリーンごく自然に、さりげなく行動せよ。成果をあげるための努力や練習、からくりは隠すこと。楽々と行動し、やろうと思えばできるという顔をするのだ。いかに大変かを知ってもらいたいという気持ちは抑えよ。大谷翔平は才能もあるのだろうが、どこかで密かに練習を積んでいるはず。そうでなければあれだけの成績を上げられない。 リタ...努力は人に見せるなーーーごく自然に、さりげなく。

  • この国に「格差社会」と「下流社会」を作り出したのは小泉構造改革内閣、岸田内閣も同じ。

    バブル崩壊の後遺症だけだったらデフレ社会が30年も続くことは無い。小泉純一郎と竹中平蔵が組んで「構造改革路線」を推し進めた結果が今の惨状だ。構造改革と言えばいかにも聞こえが良い。しかしその実態は、自民党と経済界が組んで高額な所得を得る人たち中心の社会にしようということだ。その最大の政策が、①非正規労働者の拡大(ブルーカラーから始まったがホワイトカラーにも)今や労働者の4割が非正規労働者で2100万人②会社は株主のものという株主資本主義(経営層と欧米の投資ファンドが最大の受益者) この流れは今も続いている。自民党と経団連を中心とする経済界の癒着の構造を端的に示すのが、「企業・団体の政治献金」今回の政治改革で自民党が絶対に飲めないのがこの部分。財界からの金と創価学会・統一教会という宗教票でがんじがらめ。そして...この国に「格差社会」と「下流社会」を作り出したのは小泉構造改革内閣、岸田内閣も同じ。

  • 静岡県知事選の結果は今後の日本の行方に影響を与える

    川勝前知事の失言による辞任で静岡知事選が行われている。この人は割と本音で話すタイプなのだろう、過去にも失言を重ねている。県庁というのは別の言葉で言うとシンクタンクです。毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたりするのとは違って、基本的に皆さんは知性が高い方たちです。この程度の失言と言ってはお叱りを被るかもしれないが、辞めたことは残念な気がする。私が川勝前知事を評価するのは、リニア新幹線について水の問題で反対していたことだ。このところ工事をしている周辺のため池や井戸などが枯渇する現象が生じている。JR東海は慌てて工事中止を決めている。ある意味で川勝前知事の懸念が証明された形なのだ。 ところがこの問題について、立民・国民推薦の前浜松市長鈴木康友氏と自民・公明推薦の前静岡県副知事の大村氏とで大きなスタンスの違いが無い...静岡県知事選の結果は今後の日本の行方に影響を与える

  • 派閥解体は使命感喪失による必然の流れーー特に宏池会と清和会

    自民党の派閥による裏金作りが露見して追い詰められたためか、岸田首相は「宏池会」解散を決めた。「宏池会」と言う名は、池田勇人が創始者である。高崗のうてなに臥し以て宏池に臨む後漢馬融高楼から広い池を見渡すような余裕のある心持で、いつもあわてず騒がずに政治を行うべし、という意味だ。首相になった池田勇人は「国民所得倍増計画」を発表し、日本の経済成長の原動力になった。「寛容と忍耐」を標語に掲げ「私はウソを申しません」を連呼したのは、前任者が岸信介(安倍晋三の祖父)だったからだろうか。 岸田文雄は明らかに池田勇人を真似している。しかし両者の人間の度量が違うし、池田には「この国を良くしよう」という高い志があった。岸田が宏池会終焉の役割を担うのはそれなりの必然性がある。権力欲だけでこの国の経綸は出来ない。また裏金作りの巣...派閥解体は使命感喪失による必然の流れーー特に宏池会と清和会

  • 加茂川の水、双六の賽(さい)、山法師ーー意のままにならぬもの

    白河天皇は、応徳3年(1086)譲位して上皇となり院政を開始する。白河院政は、堀川・鳥羽・崇徳の3代43年間もこの国を取り仕切った。この上皇をもってしても意のままにならぬものが、「加茂川の水、双六の賽、山法師」だった。なんともささやかな愚痴ではある。 ケマンソウ(タイツリソウ)とプルンネラ いくら権力を持ってもいつかはあの世へ行くわけだから、心穏やかにこの世を楽しんだほうが良いと思う。目に青葉山時鳥初鰹芭蕉目で青い青葉を見る、耳でホトトギスを聴く、舌で初鰹を楽しむ。ホトトギスの鳴き声は「トウキョウトッキョキョカキョク」という風に聞こえる。このところ虫が豊富に出回っているせいか鳥たち(主にカラ類)がエサの催促に来なくなった。カッコウ北海道ではカッコウが鳴くと野菜の苗を植えても良い、と言われている。丁度このこ...加茂川の水、双六の賽(さい)、山法師ーー意のままにならぬもの

  • 上川陽子外務大臣発言の落とし穴

    静岡の県知事選の応援で女性支持者らに演説した際、上川外務大臣発言が論議を呼んでいる。「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」こういう内輪の演説会では熱が入るとつい本音が出る。上川大臣は1953年生まれの71歳だから、ご両親は明治か大正のお生まれだろう。基層にはその時代の価値観が刷り込まれている。 私は彼女よりもう少し上だから発言の主旨はよくわかる。しかし時代の流れがもうこのような発言を許さないのだろう。片山杜秀慶応大学法学部教授が、れいわ新鮮組の重度身障者を論じた文章がある。だが、世は変わりつつある。何しろバリアフリーだ。一切の分け隔ては悪である。少数民族も性的マイノリティも高齢者も子供も、決して退けられない社会の実現。現代の錦の御旗だ。オリンピックがあればパラリンピックがある。身体障害者をサ...上川陽子外務大臣発言の落とし穴

  • 「日本をせんたくいたし申し候」ーーーよみがえれ坂本龍馬

    このところの自民党は一体どうしたのだろう?自らの不始末も自分でつけられない。盟友の?公明党からも三下り半を突き付けられた。アメリカ海軍ペリー提督の率いる4隻の軍艦でびっくりした江戸幕府のありさまである。「泰平の眠りを覚ます蒸気船たった四はいで夜も眠れず」緑茶の銘柄「喜撰」の上ものと「蒸気船」をかけていて大局観のある上手い狂歌だと思う。しかし自民党の裏金議員たちは案外ぐっする眠っているのかもしれない。 今の岸田政権のスタンスは、「顧みて他を言う」孟子答えに窮した時、その問題と関係ないことをいう。自民党が絶対に触れてほしくないのが「企業・団体の献金」と「政策活動費」の廃止である。それでパーティ券の公表金額を今の20万円から10万円にするかどうかという点に矮小化するわけだ。 「水濁れば則ち尾を掉(ふる)うの魚無...「日本をせんたくいたし申し候」ーーーよみがえれ坂本龍馬

  • ちぐはぐな経済政策ーー企業利益は最高水準だが個人消費は伸び悩み

    株価は34年ぶりの最高値をつけ企業業績も歴史的に高水準。ところが1~3月期の個人消費は0.7%の減った。スーパーに1週間に1回程度行くだけでいかに物価が高くなっているかが実感できる。庶民の対応策は節約しかあるまい。企業側もエネルギーや円安を理由に思い切って値上げしてきたが、これからは不用意な値上げをすると消費者の反発を買うだろう。 外食大手ワタミの渡辺美樹会長兼社長は、次のように話す。(家計は)結果として防衛に入っている。値上げは最後の手段にしていかなければならない。この認識は正しい。財界や連合が今年は大幅な賃上げが出来たと自負しているが、これは大手企業に限られる。日本の企業の大部分は中小企業だ。賃上げ5%には届かない。それと年金生活者は節約しか手が無い。あるいは働き続けるか。 安倍政権以来「異次元金融緩...ちぐはぐな経済政策ーー企業利益は最高水準だが個人消費は伸び悩み

  • 野党のリーダーに求められているものーー幅広い勢力と手を結ぶ実行力

    自民党は長年にわたる政権与党に浸りきり、すっかり善悪のけじめの無い政党に堕してしまった。20年以上にわたる「裏金作り」は、少々の反省をしてやり過ごせば何とかなるレベルではない。国民の怒りは簡単には収まらない。こんな時、自民党に代わる政権交代可能な野党の存在が必要なのだ。 ここにきて野党第一党の立憲民主党の存在感がじわじわと増してきている。一部メディアの調査では、次の総選挙の際に投票する比例先に立憲が自民を抜いた調査結果も出てきた。ここで一呼吸おいて考えるべきは、小選挙区をどうするかだ。今のように野党がばらばらに戦っていては一本化した自民・公明には勝てない。模範解答を書くとすれば、「理念や政策に従って連携を図れ」ということになる。しかし、これでは勝てない。 今、立憲民主党に求められるリーダー像は、「理念・政...野党のリーダーに求められているものーー幅広い勢力と手を結ぶ実行力

  • 自民党は改心していないーーー比例投票先立民に抜かれる

    自民党の裏金問題に対する国民の怒りは収まっていないようだ。物価高騰で生活が苦しくなっている中で、「国民は増税、裏金議員は脱税」では当然だ。事ここに及んでも小出しの対応策で逃げ切れると踏んでいるところが自民党のおごりか。思い切って「企業団体献金の廃止」や「政策活動費の廃止」まで踏み込めば評価されるだろうが、そんな気はさらさらないようだ。要するに、ここが自民党の生命線なのだろう。 世論調査について、電話とネットのハイブリッドで行っている「選挙ドットコム」の調査を評価している。5月の調査で驚くような調査結果が出ている。比例投票先で自民党は立憲民主党に抜かれたのだ。(電話調査で)電話調査の数字がおおむね実際の投票行動と近似性がある。ネット調査では6割近くが「わからない」で、尚且つ投票に行かない人が多いからだ。 こ...自民党は改心していないーーー比例投票先立民に抜かれる

  • 介護保険料増加に有効な対策は取られているのか?--健康寿命を延ばす

    介護保険料は趨勢的に増加傾向にあるが、突出して高いのが大阪府だ。大阪府の中でも大阪市、守口市、門真市が高い。1人暮らしの高齢者が全国平均を大幅に上回っているというのがその理由らしい。しかし減額している県(滋賀・鳥取・鹿児島など)もあるからそのまま鵜呑みにできない。 うまく行っている県の話を聞くと、①自治体が実施する健康教室や民間の自主的健康イベントがある。②リハビリを行う医療機関が充実している。③要介護認定を民間の会社に委託せず自治体が行う。要は「健康寿命」を延ばすことに官民挙げて努力しているところは良い結果が出ている。 「健康寿命」は従来から72歳が分岐点と言われていた。しかし75~80歳くらいまで伸ばさないといけないのではないか。昨日は「高齢者運転講習」に行ってきた。地方に住んでいると車の運転は必須、...介護保険料増加に有効な対策は取られているのか?--健康寿命を延ばす

  • 山中鹿之助と曽呂利新左衛門ーーどちらの生き方も有りだと思う

    戦国時代の武将山中鹿之助は、毛利の軍門に下った尼子家の再興を誓った。山の端にかかる三日月を仰いで、「願わくば、我に七難八苦を与え給え」と祈ったという。鹿之助の歌と言われているものがある。憂きことのなほこの上に積もれかし限りある身の力ためさん現役のころ、この歌が好きで、追い込まれたときなどこの歌を口ずさむと前向きになれたものである。 そろそろチューリップも終わり。豊臣秀吉のお伽衆に曽呂利新左エ門という男がいた。(講談や物語では有名だが実伝はさっぱりわからない)頓知頓才で秀吉をやり込めたり喜ばせたりしたという。秀吉にどうしてそんなに可愛がられるのかと聞かれて新左衛門はこう答えた。人はただ、まめで四角で柔らかく、豆腐のように変わらぬがよし古希を過ぎたあたりからこんな生き方も面白いと思うようになった。 忘れな草は...山中鹿之助と曽呂利新左衛門ーーどちらの生き方も有りだと思う

  • どうした自民党、散りゆくものは道義なりけり。

    岸田首相は裏金対応で一生懸命自転車のペダルを漕いでいるようだが前に進まない。よく見ると前輪も後輪もパンクしている。前輪たるべき若手議員はうつろな表情でただ嵐が過ぎ去るのを待っている。ベテラン勢はもぞもぞと夜の会合に精を出す。下村博文や江藤征士郎ら安倍派議員が十数人築地の日本料理屋に集まったようだ。 再発防止策を公明党と協議していたのだが、あまりのやる気の無さに公明党もさじを投げた形だ。「実態解明」がおざなりだから有効な再発防止策など出てくるはずもない。岸田首相は森元首相にいいようにあしらわれてコケにされている。文芸春秋に載ったインタビュー記事では「子供の使い」のレベルが暴露された。森元首相はすでに岸田首相を見限ったということだろう。 花さそふ嵐の庭の雪ならでふりゆくものはわが身なりけり入道前太政大臣嵐の日...どうした自民党、散りゆくものは道義なりけり。

  • 日銀植田総裁は少しスーパーで買い物をした方が良い

    日銀の建物の前を何回か通ったことがあるが、一言で言えば「古色蒼然」。この建物は明治29年(1896年)ベルギー国立銀行を参考にして建てた。外観は古典主義建築で、秩序と威厳を表している。前任の黒田総裁が「威厳と秩序」を壊してから後任の植田総裁もその流れの中にあるようだ。もっと思い切って手を打てばよいのだが、思い切りが悪い。 4月26日に植田総裁は円安の影響を問われて、「基調的な物価上昇率に、今のところ大きな影響を与えていない」かなり不用意な発言だった。もしくは国民生活の実態を把握していないのか?「真実は細部に宿る」と言われるが、現実の国民生活を知るためにはスーパーマーケットへお忍びで行くべきだ。食料品や日常品は3年前に比べて20~30%くらい上がっている。春闘で5%くらい賃金が上がっても追い付かない。まして...日銀植田総裁は少しスーパーで買い物をした方が良い

  • 森と生きるーー木と水と土との間であらゆる生命が育まれる

    森林面積の比率の高い国は、①フインランド(73.9%)②日本(68.2%)③スウェーデン(66.9%)このことは世界に誇ってよいことだろう。雑木林の近くに住んで毎日森の生命たちと出逢えるのは無上の喜び。此の雑木林はおそらく縄文時代から続いているのだろう。特に今の時期が大好きだ。シラカバ・イヌエンジュ・シナノキ・コナライタヤカエデ、ホウノキ、シラカバ、ナナカマドイヌエンジュは芽吹きが遅い。クロツグミ美声である。 政治家の名前を並べてみると、岸田・麻生・河野・森山・茂木など、なんと自然や動植物に関する名前の多い事か。野党でも泉・岡田・野田・枝野・馬場・田村・小池・山本などなどだ。残念なことは森と言う名の政治家がこの国を壟断(ろうだん)していることだ。自然に恥じない政治を行ってほしいものだ。 ムスカリチューリッ...森と生きるーー木と水と土との間であらゆる生命が育まれる

  • 自民党長期政権の終わる時ーー政治の腐敗と国民の経済的苦境

    今の岸田政権は安倍政権の亜流である。背伸びして安倍晋三の真似をしている。それだけに始末に負えない。安倍政権は功罪あるが、安倍晋三がもたらした最大の罪は、「知性への憎悪」である。だからウソをつくことに躊躇しないし、ウソがばれても開き直って自分を咎める人間に逆襲する。岸田文雄はその風貌から善人風に見えるが、隠れた「権力欲」は並外れている。安倍晋三と根は同根、亜流と位置付けるべきだろう。 38年間の55年体制(自民党の成立)が崩壊したきっかけは「リクルート事件」である。要するに政権政党の腐敗だ。何やら今の「裏金問題」に似ているのだ。この時も「秘書が、秘書が」の大合唱だった。1993年には自民党からの分裂組も参加した細川護熙連立政権が成立する。だがこの政権は寄せ集めということもあり短期間(8か月)で崩壊した。 2...自民党長期政権の終わる時ーー政治の腐敗と国民の経済的苦境

  • 維新の凋落、中条きよしがとどめを刺すか?

    日本維新の会の支持率がじりじりと低下している。「野党第1党の座を立民から奪う」と掛け声は大きいが、大阪万博の迷走と不祥事続出が原因だ。衆院の3補選では立憲民主党に長崎と東京15区で完敗。特に東京15区での敗北はダメージが大きいだろう。 ここにきて維新の参院議員「中条きよしの貸金疑惑」が波紋を広げている。法定金利を超える年利60%で知人にカネを貸したのではないかという疑惑。あまり深い関係もない知人に無担保で10百万円もカネを貸すことが驚きだ。中条きよしが「うそ」でヒットを飛ばしたのが1994年、今から約30年前だ。山口洋子作詞、平尾昌晃作曲でなかなか良い歌だった。「折れた煙草のすいがらであなたの嘘がわかるのよ」という出だしで、なかなか巧妙な詞である。釈明会見があったが、なんともすっきりしない。通常ではありえ...維新の凋落、中条きよしがとどめを刺すか?

  • 岸田内閣支持率上昇で困惑する自民党議員たち

    JNN(TBS系)の世論調査によると岸田内閣の支持率が前月比7ポイント上がって29.8%になった。自民党にとって喜ばしいことだと思うが、議員たちの反応は真逆だ。自民党関係者「そんなはずはない」。別の関係者「困るんだよ、どうするんだ解散したら」岸田首相は「疫病神」のような扱いだが、本人は「やる気満々」だという。岸田下ろしが起こって良いと思うのだがそんな動きも無い。9月に総裁選があるからあわてることは無い、ということだろう。 自民党議員大多数のシナリオは9月の総裁選で別の表紙を選んで10月解散だろう。3年前は不人気な菅首相を事実上退陣に追い込んで、岸田文雄の顔で即解散し勝利した。「柳の下にどじょう」は、いるかどうか?石破、河野、小泉はかなり使い古したカードだ。初の女性首相と目される高市早苗や上川陽子も今一つ。...岸田内閣支持率上昇で困惑する自民党議員たち

  • 擬似政権交代で乗り切ろうとする自民だが、国民はそれを許さない。

    各メディアの世論調査によると、「自民・公明による政権の継続」より「立憲民主党などによる政権交代」を望む比率が増えている。政権寄りの産経・FNNの調査でも同様だから国民の怒りは相当大きい。やはり裏金問題で自民党の無責任ぶりにほとほと愛想が尽きたということだろう。それだけならまだしも「物価上昇」が国民生活を直撃している。そんな事を知ってか知らずか、岸田首相は機嫌よく地球の裏側ブラジルへ大名旅行だ。 自民党がこんな時に使う手が「疑似政権交代」だ。自民党の総裁を新しい表紙に変えて支持率が高いうちに総選挙を行うことだ。石破茂、小泉進次郎、河野太郎の定番メニューに最近では上川陽子を持ち出して目新しさを訴える。メディアも視聴率稼ぎのためにこんな動きに加担する。ところが自民党の総裁選は実質的に100万人ほどの自民党員と自...擬似政権交代で乗り切ろうとする自民だが、国民はそれを許さない。

  • 武田信玄と上杉謙信、好みから言えば謙信だが学ぶなら信玄。

    われは毫(ごう)も天下に望みなし。ただ機に臨みて戦うのみ、これがわが分なり。生は生、死は死、これわが守るところなり。上杉謙信武人としての潔さは清々しい。北条氏康と今川氏真の連合軍が武田信玄軍を包囲したため、自給不能の甲斐の人々は塩を絶たれた。武田を潰す良いチャンスとばかり、氏康は謙信に是非とも味方になるように誘った。この時の謙信の言葉がすごい。「信玄と敵対するのはあくまで戦場でのこと。塩責めなど武士のとるべきことではない。ましてや、その苦しみは良民にも及ぶにおいておや。良民をいたずらに苦しめるのは武士の本意にあらず」とこの誘いを拒絶した。そして越後から甲斐へ塩を送り届けた。これが俗に言う「敵に塩を送る」 ジュンベリーが真っ盛り 謙信はすごくわかりやすいタイプだが、信玄はかなり複雑だ。性善説よりも性悪説に立...武田信玄と上杉謙信、好みから言えば謙信だが学ぶなら信玄。

  • 「重荷を負うて遠き道をゆく」ーー家康を考える

    若いころは秀吉や信長の方が好みだった。しかし年とともに家康の方が深みがあると思うようになった。「堪忍は無事長久の基、いかりは敵とおもえ。勝つ事ばかり知って、負けることをしらざれば、害その身にいたる。おのれを責めて人をせむるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり」歌が1首ついている。人はただ身のほどを知れ草の葉の露も重きは落つるものかは今の若い人は会社に入ってもすぐやめるという。昔は「石の上にも3年」ということわざがあり3年間はなんとか辛抱したものだ。武道でも「受身3年」といわれ、基礎をみっちり叩き込んだほうが最終的には強くなる。「若いころの苦労は買って出もせよ」ということわざもあった。 最近、パワハラ・セクハラの度が過ぎて批判されたり、任半ばで辞職する地方の首長や国会議員が相次いでいる。何ともお粗末な話だが、...「重荷を負うて遠き道をゆく」ーー家康を考える

  • バイデン発言「日本は外国人嫌いだ」は、案外本音かも。

    バイデン大統領は失言癖で有名だが、失言する時は非公開で映像撮影が無い行事でのケースが多い。今回はアジア系や太平洋諸島系の支持者の会合での発言だ。米国経済が成長している一因はあなた方にあるのです。我々が移民を歓迎しているからです。考えてみてください、中国経済がひどく失速しているのはなぜか。日本やロシア、インドが問題を抱えているのはなぜか。彼らが外国人嫌いだからです。彼らは移民を望んでいません。中国やインドはもともと人口が多いわけだから、移民政策は取らない。ロシアは無謀なウクライナに戦争を仕掛けているからそれが問題。日本だけが「移民を望まない国」だから、この文脈では日本がターゲットということになる。 バイデン発言の真意は何処にあるのかと質問が相次いだようだが、あまり深い意味はないだろう。バイデンは「徳川家康流...バイデン発言「日本は外国人嫌いだ」は、案外本音かも。

  • 法を守らぬものが憲法を改正(改悪かもしれない)したいとは

    自民党の党是は「憲法改正」である。現行憲法はアメリカから押し付けられた「みっともない憲法」だと安倍晋三元首相は発言したことがある。確かに当時の状況から見ればそう捉えてもおかしくない。しかし1946年10月、大日本帝国憲法の改正手続きにより第90回帝国議会で可決されたものだ。GHQのマッカーサー司令官が作ったものではない。 中味の議論をすれば、現憲法は先進的などこに出しても恥ずかしくない立派な憲法である。特に憲法9条は「戦争放棄」をうたっている。(日本から戦争を仕掛けない)そして日本は戦後一貫して「戦争をしていない」。(日本の軍事力は世界でも10位以内。専守防衛に徹すれば十分耐えられる)一体この憲法9条のどこが悪いのか?憲法改正派の狙いは憲法9条を改悪して戦争の出来る国にしたいということだ。戦後と今では極東...法を守らぬものが憲法を改正(改悪かもしれない)したいとは

  • 強者の論理と弱者の論理についてーーようやく新緑の季節に

    行いて得ざる者は、反(かえ)りて諸(これ)を己に求めよ孟子何かしようと思ってうまく行かないという時は、その原因を外に探さないで、自らの能力などの自分の内側を見よ。福田恒存は、これは「勝者の論理」だと言う。このように考える人は少なくて概してうまく行かない原因を他に求める。これが「弱者の論理」。でも、弱者でいる方が気は楽である。何か問題が起きても人のせいにできるから。最近は強者であるべき政治家も弱者になろうとしている。「秘書が秘書が」は聞き飽きましたね。 ようやく北海道にも新緑の季節が訪れた。チューリップも咲き始める。 「強者の論理」を自分勝手に解釈して「結果さえよくなりゃいいんだ」という人もかなりいる。こんな強者の論理は御免こうむりたい。少し視点は違うが、老子の「足るを知る、これを富という」という生き方の方...強者の論理と弱者の論理についてーーようやく新緑の季節に

  • 島根1区補選から民主主義を考える

    島根県は圧倒的保守の牙城、自民党は1度も負けていない。今回、自民党は財務官僚錦織功政氏、立憲民主党は亀井亜紀子氏のガチの対決。自民党の強さは地縁、血縁、利権絡み(特に建設)、そして地方議員への裏金。個人の自由な意志による投票とは程遠い。しかしこのような戦い方が出来なければ自民党は脆い。 亀井陣営は自民との強固な支持基盤である中小企業へアプローチした。ある程度の中堅企業になれば社長の一言で社員が右倣えする時代は過ぎた。社長も自民党のやり方にもはや満足していない。保守地盤への食い込みはある程度功を奏したのだろう。 もう一つ有権者が自立して投票する気になったのは、「全国が注目している」ということだ。その意味で亀井陣営が、「島根を変える、日本が変わる」というキャッフレーズは効果があった。民主主義が根付くためには「...島根1区補選から民主主義を考える

  • 批判的野党がなぜ必要かーー衆院3補選の結果から考える

    権腐10年という言葉がある。花に10日の紅無いように権力は10年で腐敗する、という意味だ。権力は腐敗し、濫用され、誤りも犯す。そんな時にその権力を糺し、とってかわるだけの力量のある対抗勢力が育っていることが必要だ。政権に脅威を与え、政治に緊張感をもたらすからだ。 今回の3つの衆院補選で立憲民主党が勝利を収めたことを素直に喜びたい。自民党の中から裏金問題の徹底的な反省がなされ改革案が出ることを期待したが無理だった。しょせん泥棒に自らを縛る縄をなえということにすぎない。しばしばこの泥棒に近寄る見張り番のようなタイプが日本維新の会であろうか。長崎3区で立憲民主党と日本維新の会の直接対決になったが、立憲が圧勝した。農業や漁業に対する関心や政策は数段立憲が勝る。当然の結末であろう。 東京15区において自民党は候補者...批判的野党がなぜ必要かーー衆院3補選の結果から考える

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