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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • 自民党が消えてなくなっても何の問題もない

    自由民主党が成立したのは1955年(昭和30年)日本民主党と自由党という保守政党が合同して成立した。これを55年体制というのだが、70年の時を経てこの政党はもはや保守としての矜持を失った。ただただ権力を維持したいがための政党に成り下がった気がする。 20年以上前からパーティ券を利用した裏金作りに励んでいたわけだが、いまだに事の顛末が明らかにならない。汚れていない生きのいい若手から刷新運動が出て来ても良いのだがそんな動きも無い。(そんな動きがあればまだ救いがあるのだが)そこでかなり汚れている執行部が汚れ切った安倍派の幹部を処分するのだという。ところがヘビの生殺しのように煮え切らない処分のやり方だ。こんな状況ではズルズルと9月まで岸田政権が続きそうな気がする。 有権者は選挙のたびに自分の判断で投票したらよい。...自民党が消えてなくなっても何の問題もない

  • 「悪玉コレステロール」という言い方は問題あり

    コレステロールを下げるという「紅麹」が大問題になっている。私も若いころからコレステロールが高いと言われて散々お医者さんに注意されて来た。「悪玉コレステロール」とか、「血液ドロドロ」などと製薬メーカーの売り込みも盛んだ。「運動と食事で努力します」と言い逃れしていたが、還暦のころに、やむなく下げる薬を飲み始めた。飲むと、これがまた劇的に下がるのだ。 コレステロールが高いと言われても何か身体の調子が悪いわけではない。心筋梗塞になりやすいと言われても我が家の家系でなった人はいない。それで薬を飲んだだけでコレステロールがこんなに下がるのは何か不自然。2年ほど飲んでやめてしまった。やめても特に問題なし。その代わりアルコールの量を減らし、肉・魚・野菜をバランスよく食べることを心掛けるようにした。犬との散歩も減量に大いに...「悪玉コレステロール」という言い方は問題あり

  • 「紅麹」は機能性表示食品の問題点を浮き彫りにした

    小林製薬の「紅麹」が大問題になっている。当初は狭い範囲で収束するのかと思われたが、「機能性表示食品」ということから影響する範囲が拡大した。他の食品に添加されていたのだ。この「機能性表示食品」というのがくせ者で、コレステロールを下げるなどと表示され,宣伝されるとあたかも「薬」かと思いこむ。このような紛らわしい扱いは当初の制度設計に問題があった。 「機能性表示食品」は、安倍政権の成長戦略の一環として2015年に開始された。「規制緩和」という魔法のような呪文を唱えて、ゆるゆるの制度設計だった。企業の責任で機能性を表示。消費者庁への届け出だけで、食品ごとの審査が無い。要するに安全性は企業任せだったのだ。国が審査し、食品ごとに消費者庁が許可する「特定保健食品」は、国のお墨付きがある。しかしそれだけ審査も厳しいし、時...「紅麹」は機能性表示食品の問題点を浮き彫りにした

  • 甘く見られた日銀、投機筋にツケいられ円安進む。

    日銀はすっかり甘く見られたようだ。誰からそう見られているかというと「投機筋」という得体のしれない集団。日銀が蛮勇を振るってマイナス金利を解除したのだが、これからも金融緩和基調を続けるとアナウンスしたため効果半減。半減どころか円安方向へ逆噴射だ。33年ぶりの円安水準になってしまった。 さすがに見かねた鈴木財務相が、「あらゆるポジションを排除せずに断固たる措置をとる」と発言。この「断固たる措置」という言葉は、いざとなったら本当に為替介入するという覚悟を示す。当分為替から目が離せない。 この10年来の日本経済の低迷は「異次元金融緩和」による円安誘導が大きな原因。カンフル注射を打ち続けて自力でリハビリする気力・体力を削いでしまった。今の段階は、歯を食いしばってでも金利を引き上げて円高にすべき。四方八方に気を配って...甘く見られた日銀、投機筋にツケいられ円安進む。

  • 二階俊博的生きざまに賛同は出来ないが一部の理はある。

    二階元幹事長が派閥裏金問題の責任をとって次の衆院選に出馬しないという。もう85歳だからいつ辞めても良い年だ。しかし辞めなかったというのは「権力の蜜」に取り憑かれているのだろう。次の選挙に出ないというだけで、政界は引退しないわけだから「政界の寝業師」に徹するわけだ。 質疑応答で、高齢が立候補見送りの理由かと問われると、「お前もその年、くるんだよ。ばかやろう」この二階発言はおそらく批判を浴びるだろう。ただ高齢批判に対する切り替えしとしては絶妙。(言葉使いに問題あるが)アメリカでバイデンやトランプに対して「高齢だから立候補やめろ」と言えば、高齢者に対する差別発言で言った方が批判される。 二階元幹事長には、これだけの混乱を引き起こした責任をとって辞任すべきとの質問であるべきだった。高齢であることを以て批判する場合...二階俊博的生きざまに賛同は出来ないが一部の理はある。

  • 荒れる大阪場所を制した尊富士の意地

    大相撲の大阪場所は荒れる、とよく言われる。今年も大荒れの場所だった。新入幕で幕尻の尊富士が優勝するとは場所前に誰が予想しただろうか?最大の見せ場は、14日目朝乃山との対戦で負傷した後、翌日の千秋楽に出て来るかどうかであった。この段階で2敗の尊富士に対し3敗の大の里が追う展開。もし休場すれば、大の里が豊将龍に勝った場合、優勝は大の里に転がり込む。しかし、負傷後の尊富士の決断が素晴らしい。「人の勝ち負けを待っている場合ではない、休場すれば、一生悔いが残る」(この決断には横綱照ノ富士のアドヴァイスがあったようだ)幸いだったのはアキレス腱断裂ではなかったことだ。靱帯損傷だった。テーピングと痛み止めの注射で対応できた。 青森県五所川原からこれで有名人が3人輩出した。太宰治、吉幾三、尊富士。太宰についてはよくわからな...荒れる大阪場所を制した尊富士の意地

  • 裏金議員への処分は、安倍派幹部(塩谷、下村、西村、世耕)が狙いか。

    このところの自民党の裏金議員への処分問題の迷走は目を蓋う。岸田総理は会長の時に、自派の会計責任者が立件されたわけでかなり責任は重い。茂木幹事長も10年近くにわたって数億円の脱法まがいの政治資金の使用をしていた。処分をする方が泥まみれ・砂まみれなわけだ。 一方処分される方だが、肝心の森元首相は養護施設に避難しているようで、とんでもない狸おやじだ。おそらくお咎め無し。もう一人の狸おやじの二階元幹事長も「音なしの構え」。結構これが不気味なのだ。幹事長の時に政治資金50億円をあちこちにばら蒔いているから、下手な処分をすると逆襲に会う。年老いても「妖刀村雨」の使い手。もう一人金額が大きい割に処分が今のところはっきりしていないのが萩生田光一。安倍派の若手を集めている強みがあるのか?あるいは岸田・麻生と波長が合うのか?...裏金議員への処分は、安倍派幹部(塩谷、下村、西村、世耕)が狙いか。

  • 植物は人間から見られることを求めている

    ローマの神学者であり思想家アウグスチヌスは次のように語る。植物は人間から見られることを求めており、見られることがそれにとって救済である。この文章から感じられるのは、キリスト教の神学者であったからなのか「救い」という面が強く感じられる。日本人が感じるような「山川草木悉皆仏」とは少し違う気がする。ここまで難しくは考えないのだ。 ようやく雪解けが始まり春の訪れが感じられる。雪の下でもチューリップが芽を出していた。 昨年の秋に植えた球根が、厳しい寒さを乗り越えて芽を出しているのを見ると、なんとも愛おしく感じる。クリスマスローズも芽を出している。 このような植物の世界の新陳代謝の繰り返しを見ていると、今の政界の淀んだ空気は何とかならないものか。昔の武士は身体が言うことを聞かなくなったら自ら隠居したものだ。ところが最...植物は人間から見られることを求めている

  • 日本維新の会を問うーーやはり第二自民党か

    日本維新の会は昨年の夏ごろの勢いは無いが、大阪を地盤に侮りがたい力を持っている。大阪の気風は、体裁を気にしないところ(実質主義)と強烈なアンチ東京にある。「身を切る改革」などと言うスローガンは極めて大阪人に受ける。維新を強く支持する50代以下の世代から見れば、維新は「古い政治」の打破を主張する点で「リベラル」と映るようだ。ところがこれはまさに「羊頭を掲げて狗肉を売る」で、看板に偽りありなのだ。 維新快進撃の原動力は、①徹底した上意下達②自民党仕込みのどぶ板選挙、にある。ここから見えてくるのは、リベラルとは程遠い「男性優位主義」のナショナリズムが原点。維新の防衛政策は、「防衛費の増額」、「敵基地攻撃能力の保有」、「自衛隊憲法明記」であるが、自民党よりもさらに過激である。先日も「戦闘機の海外輸出」について公明...日本維新の会を問うーーやはり第二自民党か

  • 政党支持率と比例投票先が何故乖離するのか

    自民党の支持率がつるべ落としのように下がっているが野党(特に立憲民主党)の支持率が上がらないという声を良く聞く。最近の報道各社の調査方法は、電話とネット(スマホなど)を合算して集計している。私はこの方法に疑問を持っている。電話とネットとは分けて数字を出すべきであろう。その点で「選挙ドットコム」の調査方法はかなり民意を捉えていると思う。それと回答者のほうの問題点だが、突然電話がかかってきて「あなたはどの政党を支持しますか?」などと言われれば普通は躊躇する。とりあえず「自民党」と答えておけばよい。自民党が嫌いだと「支持なし」と答えるのが普通だ。野党支持率はどうしても低く出る。 ところが今度の選挙で比例はどの党に入れますか?という質問に対しては比較的素直に答える。そうすると野党への投票先が増えることになる。問題...政党支持率と比例投票先が何故乖離するのか

  • 遅すぎた春、日銀異次元緩和を転換。

    ようやくと言うべきか、あるいはおそるおそると言うべきか、日銀が異次元金融緩和を転換する。植田日銀総裁の役割は、散々食い散らかしたアベクロミクスの後始末をつけることにある。異次元金融緩和によって、円安と株高が進んだが、同時に日本の真の国力は衰退し国民生活も楽にはならなかった。にんまりとほくそ笑んでいたのは、輸出中心の大企業と富裕層であろう。それと忘れてはいけないのが財務省だ。ゼロに近い金利で気兼ねなく国債を発行していたから。 経団連の十倉会長の発言は、何ともお粗末(後半部分)適切な時期に適切な政策を判断した。ようやくカンフル剤によるぬるま湯の時代が終わった。いよいよそこから出て歩き出す。あなたたち経団連がぬるま湯に浸っている間に世界はどんどん前に進んでいる。世界競争力ランキング(ビジネス効率性)はどんどん低...遅すぎた春、日銀異次元緩和を転換。

  • 見事な?「日本的うやむや」の仕方ーー自民党裏金問題

    傘連判状(からかさ連判状)は、室町時代から江戸時代にかけて一揆などで用いられた円環状の署名形式をいう。首謀者が誰かを隠すために用いられた。少し違う解釈すれば仲間意識を共有するためということも言える。これは今でも卒業式の寄せ書きなどで使われている。 今回の自民党の安倍派5人衆は、見事にこの連判状をなぞっている。会合は開いたが誰が議論を主導したか「わからない」。「自分でない」ということだけは、はっきり覚えている。本来は白黒を見極める検察の仕事なのだが、検察はあっさりさじを投げてしまった。ところが検察も議員たちも怖いのは(恐れているのは)検察審査会が「起訴相当」という結論を出すことだ。「違法性の認識があった」とか、「不記載の事実を知っていた」など口が裂けても言えない。この辺は弁護士と綿密に打ち合わせ済みだろう。...見事な?「日本的うやむや」の仕方ーー自民党裏金問題

  • 年寄りはなぜ騙されやすいかーー「誠実性」を高めて乗り切る

    オレオレ詐欺などに引っかかるのは、だいたいが高齢者だ。外形的な要素を考えれば、耳が遠くなってきているから声の認識があやふやになる。「俺だ、俺だよ」などと電話がかかってくると、子供や孫の名前を反射的に聞き返す。相手にしてみたら労せずに第一関門突破だ。 高齢になるとともに性格が変わって行く。他人を信用し利他的に考える「調和性」は年齢とともに高まっていく。相手が困っているような話を聞くと、つい同情してしまうわけだ。しかしこのような好ましい性格の変化に付け入る人間のあさましさは何とも許しがたい。 高齢者心理学の研究者増井幸恵さんによると、長寿と一番関係が深いと考えられているのは「誠実性」です。「誠実性」というのは、几帳面で仕事が丁寧である、約束や人の期待を裏切らない、目標達成のために頑張る、仕事を最後までやり遂げ...年寄りはなぜ騙されやすいかーー「誠実性」を高めて乗り切る

  • 目にはその人が表れるーー写真家は語る

    写真家の繰上和美(くりがみかずみ)の話が面白い。北海道富良野市生まれ88歳。男性は、その人を形成してきた生きざまがより明確に写真に出るんですよ。だからちゃんと生きていないといい顔にならない。美しさは必要なくて人柄が出ればいい。繰上が安倍派5人衆を写真に撮ればどんなものが出来上がるだろうか?「この連中は撮りたくない」と言うかもしれない。その可能性の方が高いだろう。 私から見ても、彼らが国民のために政治生命をかけて戦っている姿にはとても見えない。政倫審の場に出て来て、一番、堂々としていたのは世耕弘成だが、彼が一番悪党かもしれない。真実はほとんど語らなかった。なんとなくおどおどしていたのは橋下聖子参院議員。スポーツ選手だったから政治の世界は場違いだ。辞任して後輩の指導に当たった方が豊かな晩年を過ごせると思うのだ...目にはその人が表れるーー写真家は語る

  • 虚勢を張る日本に未来はないーーアメリカの強さの秘密

    最近の自民党の指導層といわれる人たちの精神の劣化はなんとしたものか。最大の問題点は事実に向き合わないことだ。「嘘をついてもつき通せば何とかなる」という精神の退廃。ヒトラーの名言?「嘘も繰り返せば人々は信じるようになる」の信奉者ばかりのようだ。有権者はぼちぼち目を覚ますべきだろう。 アメリカの再びのトランプの出現は、この国の自分勝手をまた見ることになるのか?アメリカ国民の理性を信じたいが、最後までもつれるだろう。ただアメリカはすごいなと思うことがある。フランスの政治思想家トクヴィルの次の発言だ。米国の偉大さは、米国が他の国より開明的であることにあるというよりも米国が自らの欠点を直す能力にある。 私の若いころは、「日本は資源は少なく国土も狭い。ただ人材だけは磨けば世界に太刀打ちできる」という考え方が主流だった...虚勢を張る日本に未来はないーーアメリカの強さの秘密

  • 脳が無くても植物は感じている

    植物も動物のような反応を示す。一番わかりやすいのはオジギソウやハエトリソウを触ると葉が萎んだような感じになる。次のシロイヌナズナの実験が面白い。NHKHUMANIENCE豊田正嗣埼玉大学教授1日何も触らなかったものと、1日三回触ったものとの成長の差がはっきりでる。 なぜこんな差が出るかというと、触られるということは、植物が動物か虫に食べられると感じて防御反応を起こすため。ここから分かることは、虫がついたらすぐ取り除くのが良い。 土地や作物は農業者やガーデナーの心に反応する、と考える人もいる。私もそう思う。植物が何を欲しているかを見分ける判断は、土地や作物に対する愛情が必要なのだと思う。ようやく雪解けが始まったが、外はまだ雪景色。切り花のチューリップ。 今年の冬は鳥たちにとってエサが少ないようだ。普通はエサ...脳が無くても植物は感じている

  • 参院政倫審で世耕議員、ひたすら逃げ切りを図る。

    網、呑舟(どんしゅう)の魚を漏らす史記法律の網が大まかなため、大悪人や大罪人を取り逃がしてしまうことのたとえ。網の目が粗くて、舟を飲み込むほどの大魚迄漏らしてしまう意。 昨日、参議院で政治倫理審査会が開かれ世耕議員が弁明に立った。期待はしていなかったが、肝心なところは「知らない・記憶がない・秘書に任せていた」のオンパレード。それ以外は本当によくしゃべる。「巧言令色すくなし仁」人間としての徳望は無きに等しい。この人物が参院安倍派の40人を束ねていたというから驚きだ。 和歌山県は自民党の牙城で二階王国だが、参院の世耕弘成は虎視眈々と衆議院への乗り換えを狙っている。二階俊博の力に陰りが出てきた状況で世耕有利なのだが、ここにきて世耕の力も落ちてきた。あの品の無い自民党青年局の懇親会を仕切ったのは世耕氏の元秘書だっ...参院政倫審で世耕議員、ひたすら逃げ切りを図る。

  • 4月の衆院補選、注目区は島根1区ーー亀井亜紀子は自民党の牙城を崩せるか

    4月28日に長崎3区、島根1区、東京15区の衆院補選がある。注目すべきは島根1区だ。島根県の選挙区は細田家、竹下家、青木家による圧倒的な保守地盤だ。しかし細田博之は統一教会絡みやセクハラ騒動で晩節を汚した。細田の後を継いで自民党から出馬するのは、元財務相中国財務局長の錦織功政。 一方立憲民主党から出馬するのは亀井亜紀子氏。津和野藩の家系につながり世が世であればお姫様として遇されていた。自民党的な利権政治からは程遠い清廉な人柄だと見受ける。キャッチフレーズは、「島根を変える、日本が変わる」 当初は圧倒的な保守地盤に支えられ自民党候補優勢と思われていた。しかし細田博之のスキャンダルや自民党議員の裏金問題で、亀井候補優勢の情報が流れている。細田博之、竹下亘、青木幹雄亡きいま、さしもの自民党岩盤支持層が崩壊しつつ...4月の衆院補選、注目区は島根1区ーー亀井亜紀子は自民党の牙城を崩せるか

  • 責任をとるという人がいない国ーー裏金議員に責任を取らせるためには

    法を犯したら責任をとることになる。ところが法に触れなければ、あるいは運よく?見つからなければ責任をとらない。スピード違反などが良い例だ。 そして最近目に余るケースが、自民党の裏金騒動だ。先頭きって走り出したような議員は捕まるが、後続車の何十人かは「ラッキー」といったところだろう。「知らぬ、存ぜぬ」でうそをつき通すつもりのようだ。それとも、「赤信号みんなで渡れば怖くない」と思っているのか。要するに責任をとるつもりは無い。 日本のやり方は、決断の主体はだれだか分からなくして、決断の内容を分散すると、それが民主主義だと思っている。いまだに安倍派の裏金作りを誰が始めたか「わからない」わけだ。このようなやり方が政府においても民間の会社においてもまかり通っている。決定した後で何か問題が起きても「みんなで決めたから」と...責任をとるという人がいない国ーー裏金議員に責任を取らせるためには

  • のたうち回る自民党に再生はあるのか?

    日本神話に登場する怪物にヤマタノオロチがある。頭が八つで尾も八つ、毎年山から下りて来て娘を食べる。自民党の実態は、派閥による連合政権だ。最大派閥の安倍派、麻生派、茂木派、岸田派、二階派が主要派閥で、その他を含めれば八つぐらいになるだろう。(解散したと言っているが名ばかりだ)現状の姿はまさに「ヤマタノオロチ」を連想してしまう。 スサノオの作戦は、クシナダヒメに扮して、八つの甕に酒を入れて酔わせるところから始まる。自民党は派閥パーティと称して10年以上も裏金作りに励んできた。裏金という酒を飲んでいたわけだ。自分から飲み始めたわけでそれだけ罪が深い。その酒が全身に回ってのたうち回っているさまは何とも無様で見ちゃおれない。 自民党が再生するためには、飲み過ぎて正体不明になった首(一つなのか二つなのか)を自ら切り落...のたうち回る自民党に再生はあるのか?

  • 「昭和のやり方」をバカにしても始まらない

    降る雪や明治は遠くなりにけり中村草田男草田男は明治34年生まれ、この句は母校の小学校を昭和6年訪れた時(31歳)詠んだもの。目の前の小学生たちを見て、明治の終わりに通った小学校(東京・青山)のころを懐かしむ気持ちが出たのか。最近、「昭和のやり方」と称して揶揄する(皮肉を言ってからかう)風潮が出てきた。昭和にどっぷりつかった人間からしたら、「今のやり方」がそんなに上等には見えないのだが。 だんだん日の出が早くなって嬉しい。6時を切って来た。 昭和の時代の政治家の遊び方といえば、料亭が主でいわゆるお座敷だ。芸者さんの踊りや三味線を楽しむ。最近の自民党の若手は、懇親会と称してほぼ下着姿の女性ダンサーと一緒に踊るのだとか。どうも品がないね。私から言わせれば「喝!」 ガーベラ―家の外はまだ雪景色。室内園芸を楽しんで「昭和のやり方」をバカにしても始まらない

  • アメリカは民主主義国に踏みとどまれるかーーバイデン対トランプ

    アメリカの大統領選は、予想通りバイデン対トランプの戦いになる。倫理観とか遵法精神の無いトランプの4年間は、民主主義国家といって良いのか疑問符がつくケースが度々あった。バイデンのやり方はトランプよりは穏健で予測可能な政治が続いた。トランプになった時のリスクとして一番大きいのは、「アメリカファースト」で世界秩序を無視することだ。気候変動無視やロシア放任が怖い。トランプは、「プーチンにやりたい放題やるように促す」と発言している。 それにしてもトランプのような人物が共和党の大統領候補に選ばれるとは理解しがたいものがある。いくら欠点が多くても力強い言葉(虚偽かもしれないのに)で引っ張ってくれる人物に票を投じるのだろうか?もっとも日本でも「裏金議員たち」は、記憶にないを連発して逃げまくり、最後には開き直りだ。似たよう...アメリカは民主主義国に踏みとどまれるかーーバイデン対トランプ

  • AI(人工知能)とどう向き合うか。

    AI(artficialintelligence)は人工知能と訳されている。人間の知識、推論、学習能力をコンピューターに託す技術。このところやたら横文字が増えて、そのうえパソコンやスマホが扱えないと「化石人間」扱いだ。「昭和のやり方」などと昭和を揶揄する人たちも出て来て何かと腹立たしい。しかしほどほどに扱えないと「負け犬の遠吠え」になってしまう。 AI研究者のメレディス・ウィテカーの主張は小気味よい。近年のAIをめぐる進展の背景にあるのは、機械学習の新たな科学的技術などではなく、データーとコンピューターの計算資源が少数のアメリカのテック企業に集中している現状であり、彼らや中国によるAI市場の支配です。つまり、最近の現象が意味するのは、AIの看板をかぶったテック企業の支配力なのです。彼女はグーグルの研究部門...AI(人工知能)とどう向き合うか。

  • 企業献金が社会貢献だとは笑わせる

    岸田首相は、「会社にも政治資金の寄付の自由が認められる」と主張する。一方の野党は全面禁止を要求している。それでは企業側はどのような理由で献金するのか?経団連の十倉会長は、「社会貢献だ」と開き直る。十倉会長は住友化学の現職の会長だが、3月期の決算は950億円の赤字だ。気楽に経団連の会長などしている場合ではない、本業に打ち込むべきではなかろうか。しかも献金先の自民党で脱税まがいの不祥事が発生しているのに、「献金問題ない」などとは言えないだろう。この問題の全容が解明されるまで献金はしないと表明すべきだ。十倉会長は未だに次のような発言を続けている。「政治は現実にお金がかかっているし、参加と責任が民主主義の原則。今やっているやつを止めることは考えていない」賄賂的なものを「政治献金」だと開き直るやり方は、江戸中期の田...企業献金が社会貢献だとは笑わせる

  • 仕事を頼むなら「忙しい人に」ーー伊集院静の名言

    仕事を頼むときに「暇そうにしている人」に頼むと、あまり良い結果を生まない。締めきりに間に合わないか、出来上がった中身がとんでもないものだったりする。それで、やむなく忙しそうにしている人に頼むのだが、そのほうが間違いない。食堂やレストランもそうだ。待っている客がいる店の方が美味い。待つのが嫌なので暇そうな店に入ると、まずかったり、ひどい時は食中毒になる。回転が悪いので食材が古くなるのだ。 きちんとした仕事とは、何よりもそれが最優先する。大人の男が朝目覚めて、最初に考えるものである。伊集院静リタイアしてもう20年近くなるのでこんな感覚はもうどこにもない。一日、一日が何事もなく淡々と過ぎ去ることがこのましい。風、疎竹に来る。風過ぎて竹に声を留めず。菜根譚風がまばらに生えた竹林に当たると、竹の葉がさやさやと鳴る。...仕事を頼むなら「忙しい人に」ーー伊集院静の名言

  • 「女の品格」をけがすある女性参院議員の不倫

    「男の品格」ということで言えば思い出すのは白洲次郎だろうか。白洲はプリンシプル(原理原則)を遵守した。もう少しかみ砕けば「筋を通す」GHQ支配下にあった終戦後の日本で、GHQをして「唯一従順ならざる日本人」と言わしめた。 このところマスコミで話題になっているのが弁護士で参院議員の広瀬めぐみ氏の不倫騒動だ。旦那も弁護士で子供も二人いる。なに不自由ない暮らしだと思うのだがどうしてこのような火遊びをするのだろう。相手の男性はカナダ人でプロのサックス奏者。「色男金と力は無かりけり」、とよく言われるが、役者と色男は力がないほうが良いらしい。不細工な男のひがみかもしれないがだいたい当たっている。 昭和の時代、子供たちのあこがれの職業は、「末は博士か大臣か」ところが、博士はまだ人気は高いが大臣は地に落ちた。落ちたどころ...「女の品格」をけがすある女性参院議員の不倫

  • この国の美しい田園を失うなーー大伴家持と裏金議員

    珠洲の海に朝びらきして漕ぎ来れば長浜の浦に月照りにけり大伴家持大伴家持は越中の国府から能登半島の西海岸を北上し、突端の珠洲に到着。翌朝早く珠洲の港を船出して南下、国府近くの長浜まで帰って来た。この歌は一日の行動を淡々と述べている。家持は何を詠いたかったのだろう?約1300年前の船旅は楽なものではなかったろう。朝、珠洲を立ってやっと越中の国府近くの長浜にたどり着いた。その時に見た月はなんと心に沁みるものであったか。 私はどちらかというと朝日を見る方が好きだ。 日本ほど四季に恵まれた国はない。この繊細で美しい自然、田園風景があったから「美しい情緒」が育まれてきた。ところがこの自然を忘れて損得勘定しか考えない人間が増えてきたようだ。 我が家の敷地と隣接する雑木林の間に境界が無い。鳥のエサ箱にアライグマが闖入した...この国の美しい田園を失うなーー大伴家持と裏金議員

  • 民主主義のあとに来るものは封建主義?

    フランスの文化人類学者エマニュエル・トッドによれば、輝かしい「民主主義」の時代は、もう戻ってこない。次に来る世界システムは「封建主義」だ、と語る。その理由として①国家の中枢が弱体化して国家の各部門が独立して行動するようになる。権力の崩壊が起こり、超富裕層が真の寡頭支配者になる。②モノだけでなくヒトまで買えるようになる。最終的には裁判や司法制度までもが支配される。 なんとも暗い時代予測だが、絶対に起こりえないと否定も出来ない。アメリカ発のGAFA(グーグル、アップル、フエイスブック、アマゾン)といわれる巨大IT企業の拡大にその兆候が見られる。ものというよりはヒトの頭の中を占有しようとするだけに始末に負えない。さらにはプーチン、トランプ、習近平などは明らかに「民主主義」を敵視している。ロシアは形の上では選挙を...民主主義のあとに来るものは封建主義?

  • 詐欺師の正体とはーーオレオレ詐欺と裏金作り

    詐欺師は派手な嘘やほら話で相手を騙すのではない。凄腕の詐欺師は、全く平凡で目立たない外見を装い、人に特別な印象を与えないようにする。数日前、「政治倫理審査会」に出てきた人たちは、きっちり散髪をして最高級の背広?を着ていた。いかに真面目であるかを印象付けるためには必要だ。またもっとも単純な煙幕は「顔の表情」だ。さすがに安倍派の5人衆は殆ど表情を変えない。それだけ信用ならないということだ。岸田首相や武田二階派事務総長は、かなり表情に出ていたがそれだけ正直ということか。オレオレ詐欺に出てくる連中も、電話の声を聞く限りにおいて真面目そうに聞こえる。やくざ風の言葉づかいでは誰も信用しない。 一方、騙される側が簡単に引っかかるのは、一度に一つのことしか注意を向けられないからだ。特に年を取るとそれが顕著になる。これとあ...詐欺師の正体とはーーオレオレ詐欺と裏金作り

  • 硬派な男は少数派になったようだーーこのところの国会風景

    昔は「女・こども」という言葉があった。いま、こんな言葉を使おうものならこっぴどく叩かれる。身近なところで言えば、かみさんに猛烈な反撃を食らう。明らかにこの言葉の中には「男尊女卑」の考えがあるからだ。逆に軟弱な男を評して「女の腐ったようなやつ」という言い方もあった。これも、もはや禁句だろう。最近、特定の政党のなかにこのようなタイプが増殖しているようだが。何事も他人のせいにして、自分の言動に責任をとらない男たちだ。 「硬派」というのは、その組織の中で強く自説を主張して、他と安易に妥協しない人たちを言うらしい。これは三省堂の辞書の見解だが、私が学生時代のころはもう少し違うニュアンスで「硬派」を重んじる風潮があった。どちらかというと無口で芯が強いタイプだ。そう高倉健がぴったり。次のような歌も流行っていた。流れ流れ...硬派な男は少数派になったようだーーこのところの国会風景

  • 疑惑と無責任は深まるばかり「政治倫理審査会」

    昨日の政治倫理審査会は、岸田自民党総裁と二階派を代表して武田良太事務総長が出席。予想されていたことではあるが、誰がやったかという質問に対し「事務局長や秘書が」と責任丸投げ。細部のことになると「わかりません」を連発。明日の安倍派4人組も似たような発言だろう。 岸田総裁はかなり事前準備をしていたのか、当初はそれなりに自信があった。しかし野田元総理の再三の追及に、「私の在任中はパーティを行わない」と発言。急に元気がなくなった。自民党幹部までもが岸田首相を支える姿が見られない。孤軍奮闘だ。垓下の戦いにおける項羽の心境か。力山を抜き気世を蓋う、時に利あらず騅(すい)逝(ゆ)かず。騅の逝かざる奈何すべき(騅は愛馬の名前) 二階派代貸の武田良太は九州人らしい骨っぽさがあるが、如何せん知性はあまりなさそうだ。武闘派といわ...疑惑と無責任は深まるばかり「政治倫理審査会」

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