chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
頑固おやじの独り言
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/03/31

arrow_drop_down
  • 裏金問題に及び腰の自民党、触られたくない「政策活動費」

    渇しても盗泉の水は飲まず孔子は「盗泉」という名前の泉を嫌い、のどが渇いてもその水を飲まなかった。どんなに困窮しても、決して不義はしないということのたとえ。 自民党はパーティ券裏金問題を、「政策活動費」をもらったことにしてケリをつける意向だ。「政策活動費」というのは、盗泉の水を飲んだ安倍派や二階派の議員にとって極めて便利な仕組み。何故便利かというと使途公開の義務がないのだ。領収書などを集める必要がない。民間の会社では「使途不明金」(使い道のわからないお金)などを出そうものなら厳しく問われる。一時的には経理部であり、最終的には税務署だ。ましてや「使途秘匿金」(意図的に表に出したくないお金)の場合、法人税は40%増しだ。 票がカネで買われていたとしたら民主主義への冒涜であり侮辱だ。野党は肉を切らせて骨を切る覚悟...裏金問題に及び腰の自民党、触られたくない「政策活動費」

  • 過去に学ばない「自民党の退廃」ーー安倍政治の悪しき流れ

    1988年、リクルートの関連会社のリクルートコスモスの未公開株が政治家上層部に賄賂として譲渡された。秘書がやったことにして政治家は逃げ切る。2004年に、日本歯科医師連盟から自民党の最大派閥橋本派へ1億円闇献金が渡った。村岡兼造会長代理が起訴された。時の総理橋本龍太郎は次期衆院選に小選挙区から立候補せずと表明。犯罪を犯した人間(政治家)は、「もう2度とやりません」とその時は誓う。しかし時がたつとすぐ忘れるようだ。 今回の「自民党裏金問題」における政治家の対応はリクルート事件に似ている。報道1930 派閥の領袖に向けての衆議院議員橋本岳の怒り。父親橋本龍太郎の身の処し方(次期衆院選小選挙区から立候補せず)を見ていた橋本岳は、今の有様を歯がゆく思ったのだろう。「自民党政治刷新本部」の会合で、岸田・二階・安倍各...過去に学ばない「自民党の退廃」ーー安倍政治の悪しき流れ

  • 新聞を読まなくなった日本人

    今の住まいの周辺には本屋が無い。それで札幌の本屋まで電車で出かけたのだが、電車の中で読むために読みかけの本を持っていく。読み疲れて前を見ると、座席に13人ほど座っている。7人がスマホ、5人が眠っている。1人が本を読んでいた。私は現役時代、通勤電車の中でだいたい新聞を読んでいた。しかし今の時代、電車の中で、新聞など読んでいたら化石扱いされるだろう。それより迷惑そうな顔をされる。 新聞を読まなくなったのは、ネットメディアの発達とスマホの普及だろう。それと、見たい情報ならスマホを見れば良いという気持ちが蔓延している。新聞というのは、世の中の動きを「鳥の目」で見ている。だから1面から30面くらいまで見れば世の中の動きが凡そわかる。ところがスマホで情報を見ると、「犬の目」になる。犬は動態視力が良い、動きのあるものだ...新聞を読まなくなった日本人

  • 和漢の境をまたぐーー万葉集と漢詩

    日本の歴史を考える場合、中国大陸からの影響を抜きにして語ることはできない。その中で「漢字」の受け入れは、最初にして最大の文化的な事件だった。日本人の文化の骨格には、「漢字文化」がある。ところがこの数十年来パソコンやスマホの出現で「得体のしれない日本文化」に変わって行くような気がする。時代の流れと言えばそれまでだが。白樺の木で一休み。アカゲラが良くやって来る。 私の好きな和歌東(ひんがし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ柿本人麻呂697年12月31日前後に阿騎野にていつもより早く起きて、晴れていれば人麻呂とおなじ感動を味わえる。万葉集の和歌が生まれたころが「和漢の境をまたいだ」時期だったのではなかろうか。 2008,1,19 閑林に独座す草堂の暁、三宝の声一鳥に聞く。一鳥声有り人に心有...和漢の境をまたぐーー万葉集と漢詩

  • 自民党裏金問題における右往左往を考える

    ※自民党のパーティ券裏金問題は、安倍派を直撃した。入ったカネの出も入りも記載していなかっただけの形式犯という見方もある。しかし記載しなかったのはそれだけの理由がある。推測されるのは買収資金や規制されている以上の選挙資金に使ったのだろう。安倍派に多かったということは、安倍晋三という政治家に「法規範意識が無かった」ということだ。 ※検察は、「はじめは脱兎のごとく終わりは処女の如し」だったが。検察は最初は意欲満々、安倍派幹部逮捕まで視野に入れていた。しかし政権側には「抜かずの刀」と言われる検察への「指揮権」がある。確たる証拠迄たどり着けなかったのだろう。状況証拠だけで立件するのはリスクがある。涙を呑んで断念と言ったところか。 ※自民党内は疑心暗鬼が渦巻き、百鬼夜行状態だが。そんな状況でも若手と言われる連中がおと...自民党裏金問題における右往左往を考える

  • 「失われた世代」などないーーただ今を生きるだけ

    バブル崩壊後の就職氷河期世代(主に1970年代)を「失われた世代」というらしい。誰がつけたのか良くわからないが、やや浅薄な発想である。逆に楽勝だったこの世代より10年くらい前の世代は、浮かれた世相を反映して中途退職者が大量発生した。今は還暦前後で、この国を指導すべき最前線だと思うが、「浮かれた世相」を引きずっていないか心配だ。就職がもっと厳しい時代と言えば1930年前後の昭和恐慌の時代だろう。この時代に社会に出た人たちが戦後復興を担った。厳しい時代を生き抜けば強靭な「心構え」が出来るのだと思う。 「失われた世代」などという言葉に惑わされないでほしいものだ。「今日より明日が暗い時代」を戦後初めて生きることになった最初の世代(1975年生)、と脳科学者の中野信子さんは語る。このような優秀な人は、若い人を元気づ...「失われた世代」などないーーただ今を生きるだけ

  • 「いい子」であることを演じる必要はない。

    「いい子」というのは、忍耐強く、控えめで、協力的、そして権威に従順。親や先生にしてみたら理想的だ。ところが社会人になると必ず競争的で出世欲旺盛な人種がいる。いわゆる「猛烈社員」タイプ。このタイプを相手に「いい子」を演じるのは疲れるはずだ。 アカゲラとヒヨドリヒヨドリが猛烈社員タイプ、アカゲラはマイペース型だろうか。いい子タイプではない。 日本の官僚などは「いい子」タイプが多いのか、すぐ忖度する。上司に忖度しないと「気が利かない奴だ」と言われる。しかし、「マイペース」タイプの方が生き残る可能性が高い。 ナナカマドの実を食べるツグミ 組織にはほどほどのゆるさも大事だ。その意味で自民党の議員がみんな真面目で「いい子」になったら自民党は崩壊するだろう。少々いいかげんなところがあったから70年近く続いている。 「いい子」であることを演じる必要はない。

  • 櫻井よしこさん、戦争を煽る発言は控えたほうがよい。

    櫻井さんは私とほぼ同年代だから戦争の悲惨さは実体験として持っているだろう。しかし安倍政権と親密な関係を持ったせいなのか、戦争を煽る発言が目に余る。今回も次のような発言をしてネットで大炎上だ。「あなたは祖国のために戦えますか」多くの若者がNOを答えるのが日本です。安全保障を教えてこなかったからです。ネットで若者らが反論するが、そのほうに分がある。櫻井よしこ、お前が率先していけ。人の命を軽んじるな!! かっては次のような発言もしていた。戦争を大前提にして準備しなければ取り返しのつかない事態に陥る。日本の魚を食べて中国に勝とうこのような発言をする人が保守論壇の大御所と言われているようだが、何とも底の浅い大御所だ。櫻井よしこや麻生太郎の発言を聞いていると、「満州は日本の生命線」と称して無謀にも突っ込んでいった戦前...櫻井よしこさん、戦争を煽る発言は控えたほうがよい。

  • 不発に終わった「岸田の乱」ーー岸田・麻生の手打ちでうやむやに

    派閥パーティ券裏金問題にけじめをつけようと、岸田首相が「岸田派解散」を打ち出した。他派閥は「寝耳に水」だったようで、誰がつけたのか「岸田の乱」というらしい。乱とかクーデターというのは、どちらかというと権力を持つ側に対する反乱を意味する。かっての最高権力者は安倍晋三であり今は麻生太郎だ。マスコミはそう考えているのかもしれない。日本では「乱」というと最終的に鎮圧され失敗したイメージがある。たとえば「平将門の乱」などだ。 土日の世論調査では岸田内閣の支持率は横ばいだ。下がっているのもある。岸田の乱は、支持率にほとんど影響しなかった。その意味では「不発」だ。逆に友軍だった麻生派や茂木派との仲がギスギスし始めたので、「不発」というより「自爆」であろう。岸田首相はそれを悟ったのか、麻生太郎とすぐ辞を低くしての手打ち。...不発に終わった「岸田の乱」ーー岸田・麻生の手打ちでうやむやに

  • 今の社会に足りない「芸人」としての心意気ーー松本人志問題の闇

    芸能界やテレビの世界では「松本人志」問題で大騒ぎ。それも腰の引けた議論が多すぎる。「松本人志」に忖度しているのか、「吉本興業」なのか定かではないが。 中世に、「婆娑羅」(バサラ)と呼ばれて派手な格好をして、大きな鉄扇をかざし、権威をあざ笑って風流を好んだ者たちがいた。この流れの中に「歌舞伎」がある。少々羽目を外すことを彼らも好んで行い、それを見る庶民も悦んでいた。秋葉原の「コスプレ文化」などもその流れの中にあるのだろう。ところがこのところ「コンプライアンス」とか称して、やたら体面を重んじるようになった。その中で行儀よくやる社会になってしまったのだろう。それにいまさら文句を言っても始まらない。 「男はつらいよ」シリーズのフーテンの寅さんは、今のようなぎすぎすした社会になることを読んでいたのだろうか?無宿者で...今の社会に足りない「芸人」としての心意気ーー松本人志問題の闇

  • 派閥を解散しても「政治とカネ」の問題は解決しない

    「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがある。因果関係がはっきりわからない時のたとえに良く持ち出される。派閥を解消すれば「政治とカネ」の問題が解決されると考えるのは短絡的。「派閥」自体が悪いわけではない。3人集まれば派閥は出来るのだ。 問題は選挙にカネがかかることだろう。安倍派の参院中堅は裏金を自らの選挙のために使ったことを明かした。(朝日新聞)頼りは地元の地方議員だが、「愚連隊みたいな人ばかり。お金がないと動いてくれない」自民党が選挙に強いのは「カネをばらまく」か「利権でお返しする」からだ。逆に言えば、有権者の中に金魚のように口を開けて待っている人たちがいるということだろう。 9月の自民党総裁選の前哨戦がもう始まっている。岸田首相による派閥解消の今回の動きは、「自己の保身にしか見えない」しかし考えよう...派閥を解散しても「政治とカネ」の問題は解決しない

  • 少数派は多数派にどう向き合えばよいか?ーー左利きとAB型から見て

    人間は群れる動物だから、迷ったら他人に倣おうとする。これが人類にとって生きる知恵だった。人類にとって、集団からつまはじきにされるのは最大の恐怖だ。だから「空気を読んで動く」ことが悪いわけではない。日本人は特に集団で動くと安心する。私は「左利き」で「AB型」なので、それぞれ全体の中で10%程度でいわゆる「少数派」だ。小さいころに箸を持つのと字を書くことは右手にするように直された。もっともそれ以外は全部「左」でゴルフも左である。右も左も使えるようになったから、それだけ人生が豊かになったと今になって思う。おそらく原始の時代から右利き優位が続いた、それでも左利きが10%程度維持されてきたということは、それなりの存在理由があるのだろう。血液型の性格診断というのが未だに続いているが、私はわりと信じている。AB型は少数...少数派は多数派にどう向き合えばよいか?ーー左利きとAB型から見て

  • キングメーカー気取りの麻生太郎と受身の岸田文雄

    岸田政権は、岸田・麻生・茂木の主流3派に客分格の安倍派が用心棒で控える態勢だった。ところが裏金問題を契機に安倍・二階派斬りがまんまとはまった。今年9月の自民党総裁選は、麻生太郎がキングメーカーで麻生の手元のカードは岸田文雄か茂木敏充。岸田は政権継続を狙って必死に抵抗しているようだが、もはや「俎板の鯉」安倍派の岸田への怨念は半端ではないようだが、どう動くかは麻生が握る。「安倍派5人衆への打ち方止め」を検察と握ったのは麻生太郎だとか。 自民党内で派閥解消かどうかを議論しているようだが、「やってる感」だけ。それよりも企業・団体献金の禁止に踏み込まなければ、また同じことが起こるだろう。民主主義の基本は、財産や思想に関係なく政治的に平等であることだ。しかし目の前に1億円ほど献金されて、その企業の言うことを聞かないわ...キングメーカー気取りの麻生太郎と受身の岸田文雄

  • 日本は「多様性ある社会」にならなければ衰退する

    日本が今のような内向き社会になったのはいつごろからだろうか?バブル崩壊の過程で、小泉・竹中政権が徹底したバブルつぶしを行ったが、あのあたりからだろう。少々の野放図は許されていたのだが、すっかり大人しくなってしまった。そして「非正規雇用の拡大」が労働者を「モノ扱い」する流れを生み、日本の活力を奪った。いまや非正規労働者は約21百万人で雇用者全体の40%に達する。 日本のような「高い均質性の社会」は攻めに強いが守りは得意でないようだ。一旦守りに入ると、さまざまな創造性や考え方の多様性までも封印する。「出る杭は打たれる」わけだ。アメリカやドイツが問題を抱えつつも活力ある社会を維持しているのは、「多様性や文化的流動性」を大事にしているからだろう。 日本の在留外国人はようやく3百万人を超えてきた。ただ問題もある。小...日本は「多様性ある社会」にならなければ衰退する

  • 物価高騰と円安の中で株だけが上がる

    日本は、名目国内総生産(GDP)でドイツに抜かれ、世界4位になる。政治家からも経済人からも特にコメントはない。何とも気概の無い話だ。岸田政権は能登半島地震と裏金問題で右往左往し、国民経済の底上げはほったらかし。経済人はどうしたら自社の株が上がるか気にするばかり。経団連の会長からしてトンチンカンだ。自民党への献金は「社会奉仕」だそうだ。消費税は上げるべきだと国民感情を逆なでする。 GDPがドイツに抜かれた主な原因は円安を放置しているから。日銀の植田総裁の主な仕事はアベクロミクスの修正にあるのだが、すこし優柔不断に過ぎる。金利を引き上げると景気に悪影響が及ぶからということで躊躇しているようだ。しかし日本の国民を痛めつけているのは円安だ。円安の修正こそが物価高騰を抑え国民生活の向上につながる。 財政健全化を放置...物価高騰と円安の中で株だけが上がる

  • 人生の大部分は「勘違い」かもしれない

    「人間は自分が思っているほど自分自身のことを知らない」概して自分のことを過信する傾向がある。そうはいっても、自信なさそうにしているより自信ある態度の方が上手くいく。もっともこれも程度問題だが。 この数年コロナでほとんど旅行していないが2017年4月に金沢から和倉温泉に行った。金沢兼六公園和倉温泉もてなしは素晴らしいものだった。旅館の窓から見える朝陽。和倉温泉もかなりの被害が出ているようだ。早い復旧を願う。 結婚などというものもお互いの勘違いがあるからうまく行くのかもしれない。自分のことがよくわかり、相手のこともよくわかったらあまり長くはもたない。だいたい料理にしても「美味しいものは高い」のではなく「高い」だけで美味しく感じる。 今の時期好きな光景は、朝陽が雪に輝くとき。外は吹雪だが、室内で楽しめるのは立木...人生の大部分は「勘違い」かもしれない

  • 自民党政治刷新本部の人選に見る自民党の病理

    政治資金パーティをめぐる裏金問題を受け、岸田首相は「政治刷新本部」を立ち上げた。40人弱のメンバーの顔触れを見ると、とてもまとまるとは思えない。まず顧問の麻生太郎と菅義偉は犬猿の仲で、麻生太郎は派閥論者、菅義偉は派閥廃止論者。現政権で実権を握っている麻生太郎の方になびくだろう。まとめたとしても当たり障りのない「覚悟無きやってる感」のみの提言であろう。 もう一つの問題点というか、与太話みたいなのが安倍派10人のメンバーのうち9人が裏金をもらっていた。「泥棒にも三分の理」というから、裏金作りのやり方などを会議の場で披露するのか?あるいは、「泥棒が縄を恨む」ということわざもある。そうなれば議論は迷走する。政治家に多いタイプは、「失敗はおまえのせい、成功は私のおかげ」にする。秘書を何人も取り換える政治家は要注意だ...自民党政治刷新本部の人選に見る自民党の病理

  • 陸上自衛隊数十人の集団靖国参拝の問題点

    陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)が、陸自幹部らと靖国神社に参拝していた。個人がどんな宗教を信じようが何の問題もない。「鰯の頭も信心から」という通り、イワシの頭でも神棚に祀って信心すれば有難くなる。ところが国及びその機関(今回は自衛隊)が行うと問題が出てくる。 憲法20条第3項では、国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。自衛隊の「宗教行為に関する通達」昭和38年宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に部隊として参加し、又は隊員に参加を強制することはできない。今回参拝したのは「航空事故調査委員会」のメンバー数十人だという。航空安全祈願のために年始に参拝したいという気持ちはわからないでもないが、憲法や通達に触れるという頭が無かったのか? 例年今の時期になると、国会議員もぞろぞろと...陸上自衛隊数十人の集団靖国参拝の問題点

  • 無党派層はなぜ目を覚まさないのか?---諦めているのか

    かって森喜朗元総理は、「無党派層は寝ていてくれた方が良い」と発言した。これは20年ほど前の話だが、現在も似たような状況が続いている。唯一、変化があったのは2009年(平成21年)自民・公明政権から民主党に政権が移った時だ。この時の投票率は69.28%。ちなみに2021年の衆院選の時は55.93%。自民党が極端に票を落としたわけではなく無党派層が動いた結果なのだ。 自民党の選挙のやり方は、業界団体との「ギブアンドテイク」によって票を組織的にからめとる。当然票の見返りはその業界への優遇だ。公明党も似たようなものだ。創価学会の票に加えて国土交通省の大臣ポストを絶対に放さないのは同じような構図があるから。政治とカネの問題に厳しい目を向けるのは、それが民主主義を破壊するからだ。一人一票という公平なものを、カネの力で...無党派層はなぜ目を覚まさないのか?---諦めているのか

  • 米中敵対する中で日本はどう動くべきか

    日本外交はあい変らず対米一辺倒の世界から抜け出せないようだ。上川外相は正月早々ウクライナをはじめとしてヨーロッパに行っている。しかし能登半島地震を知ってか知らずか、ウクライナ支援の大盤振る舞い。アメリカやNATOがすっかり様子見に転じたのに、日本は財布代わりに使われているようだ。 アメリカのいつものパターンは、敵がいなくなると、敵の敵は、味方でなく敵になる。バイデンの頭の中の敵は、ロシアなのか中国なのか?最近はウクライナの反抗作戦はとん挫気味、中国に対してもかっての勢いはない。台湾海峡有事の時にはアメリカは必ず参戦するか?必ず参戦するとは限らない。台湾と日本を前線に立たせて武器支援に徹する確率の方が大きい。麻生太郎副総理は日本から潜水艦を出さねばならない、などとわけがわからない。日本としての自立した考えが...米中敵対する中で日本はどう動くべきか

  • 歌は心でうたうものーー谷村新司と八代亜紀

    谷村新司や八代亜紀は私よりは少し下の年代だが、共に戦後の時代を過ごしてきた。歌を聴いていると相通じるものがある。それは詞でありメロデーによるのだろう。逆に、今の若い人たちの歌を聞いてもピンとこないのはやむを得ない。「歌は心でうたうもの」と言ったのは作曲家の船村徹。その通りだと思う。 数日前から寒波襲来で吹雪いている。 30代のころ仕事が終わると同僚と居酒屋に直行する。その後はカラオケへ。八代亜紀の「雨の慕情」や「舟歌」は良く歌ったものだ。八代亜紀は、歌手を目指して熊本から16歳の時に上京した。そして18歳の時に次のように心に決めたという。「悲しい歌こそ、楽しい声で。楽しい歌は切なく歌おう」18歳にしては何とも深い考えで、おそらく直感的なものだと思う。ご冥福を祈りたい。あの世でも思う存分歌っていることだろう...歌は心でうたうものーー谷村新司と八代亜紀

  • 違和感の残る岸田政権の能登半島地震対応

    最大震度7を記録した能登半島地震は、発生から10日が経つ。8日現在で死者168人、安否不明が323人。孤立集落は24地区に上り、取り残された人は3300人となった。約390か所の避難所には2万8千人以上が身を寄せている。 おそらく東日本大震災に次ぐクラスの地震であろう。ところが岸田政権の初動は、はっきり言えば「甘く見ていた」としか言いようがない。新年会をはしごしBSテレビに出演までしている。ここから推測できるのは被災者の身をおもんぱかって何としても救おうという気迫も信念もない。 地震対応のオペレーションを抜かりなく行う司令塔が誰なのかも、さっぱり見えてこない。松村防災担当大臣なのか、斎藤国交大臣なのか、それとも木原防衛大臣なのか?前線基地たるべき馳石川県知事も何をしているのか?身を挺して震災地に入った令和...違和感の残る岸田政権の能登半島地震対応

  • 岸田首相が立ち上げた「政治刷新本部」は悪い冗談だ。

    パーティ券裏金問題で自民党は蜂の巣をつついたような大騒ぎだ。岸田首相は何かやらなければ支持率がまた下がると考えたのだろう、「政治刷新本部」を立ち上げるという。主なテーマは、派閥の在り方やパーティのやり方を議論する。ところがその陣容を見ると、何とも悪い冗談だ。最高顧問に麻生副総理と菅前首相、事務総長に木原誠二幹事長代理らしい。散々派閥の垢にまみれた人たちがどうやって改善するのか?菅前首相は無派閥だと言うが、官房長官の時に不透明なカネは使ってきた。無派閥印がきれいなわけではない。 自民党はまの真砂は尽くるとも世にうらがねのたねは尽きまじ三人集まれば派閥は出来る。そして一度しみついた裏金作りの味は美味しいのだ。浄瑠璃の石川五右衛門でおなじみだ。釜茹でまで行かなくても矯正する期間がどうしても必要だろう。 派閥がパ...岸田首相が立ち上げた「政治刷新本部」は悪い冗談だ。

  • 日本の国柄を貶めた安倍晋三、菅義偉そして二階俊博

    新聞一面を開くと、安倍派池田議員逮捕の見出しが躍っている。さらには、二階元幹事長や平沢勝栄氏の任意聴取がテレビで流れた。東京地検は本気だ。明らかに自民党中枢を狙っているようだ。検察の独立を謳っても行政上の位置づけは法務大臣の指揮監督下にある。検察が、安倍派と二階派をターゲットにすることで、岸田官邸は黙認したのだろう。安倍派5人衆は夜もおちおち眠れない。「蒸気船たったしはいで夜もねむれず」黒船の浦賀来航の際に読まれた狂歌だ。今回は浦賀ではなく裏金が来た。蒸気船は上喜撰という緑茶の銘柄とかけている。 安倍政権時に官房長官は菅義偉、幹事長は二階俊博だ。彼らがタッグを組んで如何に悪いことをしたか暴かれようとしている。菅は「官房機密費」、二階は「政策活動費」の乱用だ。共に領収書がいらない。官房機密費も政策活動費も年...日本の国柄を貶めた安倍晋三、菅義偉そして二階俊博

  • 自民党裏金問題の本質ーー田沼意次流賄賂政治と言ってよい

    自民党のパーティ券収入は年間10億円程度あるのだろう。表に出ずに裏から裏へと消えたカネもあるからもっと増える。この問題の本質は、パーティ券を買う企業がその代償に自民党から何らかの見返りを期待しているところにある。期待だけなら空振りだが何らかの恩恵は受けているだろう。徳川家重の側用人から老中になった田沼意次の賄賂政治の横行と重なる。 賄賂政治の横行はもらう方も出す方も「精神の堕落」をきたすわけで、結果国民生活は無視される。何故堕落するかというと、双方に気持ちのゆるみと真実・事実を見る目が曇る。努力を怠るわけだ。その結果がこの10年来の日本の衰退である。2021年度の企業・団体献金を見てみると、自民党31.2億円、立憲民主党2.1億円、国民民主党0.9億円、公明党0.3億円だ。だいたい企業が献金すること自体、...自民党裏金問題の本質ーー田沼意次流賄賂政治と言ってよい

  • 物忘れのありがたさ

    人が生きていれば、楽しいことも苦しいことも入れ替わりやって来る。先人は、それを「禍福はあざなえる縄の如し」と称した。若し脳に「忘れる」という機能が無かったら、苦痛な記憶が何時までも残る。そう考えたら、年を取って「物忘れする」などは、そのまま受け入れたらよいのだろう。  もっともあまりに「物忘れ」がひどいと会話が通じなくなる。昔から「以心伝心」という言葉がある。話を通じさせる、ではなく、心を通わせる、ことを心掛けたほうが良いのかもしれない。 フクシア 老子の言うような境地が望ましいが、凡人にはなかなか難しい。学を求める者は日ましに知をましてゆくが、道を行うものは日ましに知を減らしてゆく。絶えず減らしてゆくと、やがては無為の境地に至る。 物忘れのありがたさ

  • 防衛予算よりも防災予算を増やせ

    能登半島地震の全容はまだ把握出来ていないようだ。半島という地理的な要因もあるが、事前の災害対策がどこまで出来ていたのか、いささか疑問がある。私が問題にしたいのは政府および国土交通省のスタンスだ。防衛予算を倍増する一方で、防災予算を削って来た安倍・菅・岸田政権のやり方だ。 防衛費は2022年度約5.4兆円、23年度は約6.8兆円、そして24年度は約7,7兆円を見込む。この増加分は大部分アメリカから武器を買う費用だ。それもポンコツだと言われている。一方防災費は、科学技術、災害予防、国土保全、災害復旧にわかれる。災害復旧は年度により増減するが、その他の項目は一貫して減少しているのだ。民主党政権下に約5兆円あった防災費は、2023年約1.6兆円だ。これはあまりにもひど過ぎないか。国民の命を守るということを具体的に...防衛予算よりも防災予算を増やせ

  • 予測不可能なことにどう対処すれば良いのかーー能登沖地震と羽田空港事故

    今年は正月早々、能登半島地震が起こり、さらに羽田空港で飛行機同士の衝突事故が発生した。暗い話題からのスタートだ。一方明るい話題と言えば、青山学院大学が箱根駅伝で完全優勝を果たしたことだろうか。原晋監督は日ごろから次のように語っている。「箱根には三つの坂がある。上り坂と下り坂、そして、まさか」100%準備をしても、世の中には予期しないことが起こる。今回は、当然の如く優勝すると思われた駒澤大学にそれが起こったのだろう。 今年は暗い話題からスタートする年となった。こんな時はどうするか?経営の神様と言われた松下幸之助は次のように語る。悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。おしなべて、事を成す人は必ず時の来るのを待つ。あせらずあわてず、静かに時の来るのを待つ。 人生で経験することの多くは、実力と運との組み合わせだと言...予測不可能なことにどう対処すれば良いのかーー能登沖地震と羽田空港事故

  • 志賀原発再稼働は見直せーーきわめてリスクが高い

    能登半島というのは地震の多発地帯だ。このような多発地帯に北陸電力の志賀原発がある。今回の能登半島地震の震源地のすぐ近くに立地している。燃料プール冷却ポンプが一時緊急停止したようだが、過酷事故にはなっていないようだ。このレベルで収まるなら、「不幸中の幸い」だったと思わざるを得ない。 だいたいこのような地域に原発を作ったこと自体問題だ。東日本大震災以来、この原発の敷地に活断層があるのではないかという問題が指摘されていた。そんななか、とんでもない行動に出たのが経団連の十倉会長だ。昨年11月、現地を視察して、「カーボンニュートラル実現とエネルギー安全保障の確保を両立するため、原子力の積極的活用が不可欠」現在休止中の志賀原発の再稼働を後押しする発言だ。原発再稼働に熱心な岸田首相と軌を一にして自分たちの都合ばかりだ。...志賀原発再稼働は見直せーーきわめてリスクが高い

  • 自民党と吉本興業の体質は同じだーー劣悪な政治と低俗な笑い

    検察は年末年始休み無しで、自民党の裏金問題に取り組むという。ここは、「巨悪は眠らせない」ように頑張ってもらいたい。「ターゲットは安倍派」ということで岸田官邸と握った嫌いがないでもない。ここまで騒ぎが大きくなれば、安倍派中枢にたどり着けず「大山鳴動して鼠一匹」はないだろう。 一方年末にかけて文春砲がさく裂、「松本人志の性加害」問題が飛び出した。自民党の裏金問題を隠すための騒ぎ、という見方もあるが関係はないだろう。ダウンタウン(松本人志と浜田雅功)の芸風は、力があるものはパワハラ・セクハラをしても許されるというおごり。安倍自民党と同気して劣悪な政治と低俗な笑いを世の中にまき散らした。いじめ問題がなかなか無くならないのも、このような風潮が一つの原因と言えなくもない。 しかしここにきて「潮目は変わった」ようだ。人...自民党と吉本興業の体質は同じだーー劣悪な政治と低俗な笑い

  • あせらず、あわてず、あきらめないーー今あることを一生懸命に

    逝く者は斯夫(かく)の如きか昼夜を舎(お)かず孔子時も、人も、万物ことごとく川の流れのように、昼も夜もやすむことがない。孔子のイメージは何となく堅い人物のように思われるが、この詩心は心を打つ。流浪の途中、川のほとりで思わず漏らした独白だという。一日が一生と思って過ごす毎日。 酒井雄哉天台宗大阿闍梨の言葉、(約7年かけて約4万キロを歩く「千日回峰行」を2度満行した)人間のすることで、何が偉くて、何が偉くないということはないんじゃないかな。仏さんから見ればみんな平等。自分の与えられた人生を大事に、こつこつと繰り返すことが大事なのじゃないかな。 外は雪景色で眺めるだけだが室内園芸は楽しめる。アザレア スーパーなどで、「屠蘇散」ありますか?ときいても知らない人が多い。漢方薬局に行ってやっと手に入れた。生薬が5~1...あせらず、あわてず、あきらめないーー今あることを一生懸命に

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、頑固おやじの独り言さんをフォローしませんか?

ハンドル名
頑固おやじの独り言さん
ブログタイトル
行雲流水の如くに
フォロー
行雲流水の如くに

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用