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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • バイデンに褒められて喜ぶ岸田首相だが、無邪気な話だ。

    このところバイデン大統領は、さかんに岸田首相をほめている。どの部分をほめているかというと、日本が防衛費を倍増することやNATOへの関与を増やすことなどだ。バイデンから肩に手を回されて喜んでいる岸田首相を見ると、危うさを感じてしまう。台湾海峡有事には、アメリカの先兵になって戦う姿が浮かんでくるからだ。 予想されるシナリオは、台湾と日本が戦場になって米国は通常兵器の武器供与に専念するというウクライナ型。こんなパターンは最悪だ。超大国同士は冷戦はするが、熱い戦争はしない。そのはざまに位置する緩衝国家(ウクライナがそうだ)が戦場になる。極東アジアにおいては、北朝鮮、韓国、台湾そして日本がそうだ。日本も甘い考えでいるとまんまと超大国の罠にはまるのだ。 日本は米国か中国かという二者択一ではなく、米国も中国もという二者...バイデンに褒められて喜ぶ岸田首相だが、無邪気な話だ。

  • 木原官房副長官問題を三つの視点から考える

    文春砲がさく裂して木原官房副長官の妻の問題がネット上で炎上している。これだけの事件を大手メディアが全くと言っていいほど黙殺していることがまず驚きだ。恐る恐る小さな見だして出してくるところが散見されるが。このまま見過ごしていると、この国は権力の言いなりになる危険な国になるだろう。 ※木原氏の妻の前夫の死が2006年、自殺扱いで大塚署で処理された。この段階で木原氏は何も知らないし関与はない。恐らく初動捜査が充分でなかった可能性がある。状況を聞く限りにおいて事件性(殺人)が十分ある。 ※この問題が再燃したのは2018年、警視庁が再調査に入った。再調査中に突然幕引きが行われる。当時調査にあたっていた警視庁捜査一課の警部補佐藤誠氏が実名で登場する。(週刊文春)「この幕引きはおかしい」と思っていたところへ、警察庁の露...木原官房副長官問題を三つの視点から考える

  • 植田日銀,ようやく緩和修正策に舵を切ったか。

    約10年にわたる異次元の金融緩和策(アベクロミクス)は、結局日本経済と国民生活を虚弱体質に変えてしまった。ぬくぬくと金融緩和というぬるま湯にひたり、運動と栄養ある食事を怠ればそうなる。今回の植田日銀の手法は、「長期金利の上限のめどを0.5%程度で維持しつつ、1.0%までは容認する」ややわかりにくいが、「金利上昇は容認する」姿勢に転換したと読むべきだろう。 円安になれば企業利益は黙っていても増える。そうすると設備投資や人材投資に金を使わずに内部留保としてため込むばかり。最初から下駄をはかせてもらって競争しているようなものだ。一方円安は国民生活を直撃する。特にエネルギー価格の高騰はダメージが大きい。 通貨安の為、外国人観光客が来てくれるなどと喜んでいる場合ではない。よく考えれば日本の良質な観光資源や日本の製品...植田日銀,ようやく緩和修正策に舵を切ったか。

  • 儲けばかりを説く経営者がたどる末路ーービッグモーター

    目をそむけたくなるような自動車販売会社の不祥事である。中小企業に少し毛の生えた企業かと思ったら、なんと年商約4600億円、経常利益57億円で従業員が6000名だ。堂々たる大企業である。会見に臨んだ社長が、これまたとんでもない。「社長は悪くありませんから、みんな従業員がやりました」という趣旨の発言。 なんとなく「森加計桜」で国会答弁をする安倍晋三元首相の顔を思い浮かべてしまった。あの時も官僚に全部罪を着せてゴルフに興じていたが。政治にしても経済活動にしても「正しい運営」がなされていなければならない。その上で利益や政策効果の話をすべきで、それが逆転すれば世の中は乱れる。ガバナンスが効いているとかいないとか。カタカナ語でごまかすなと言いたい。誰もが理解できる日本語で話すべきだ。「政府でも企業でもその運営において...儲けばかりを説く経営者がたどる末路ーービッグモーター

  • 視力より聴力ーーものを考える時は言葉を音に還元しているとか

    三重苦を背負ったヘレン・ケラーは、もし得られるとすれば聴力が欲しいと答えたそうである。歳をとると目もしょぼしょぼするし耳も聞こえなくなる。どちらかというと目が見える方がありがたいのだが、ヘレン・ケラーの話は意外であった。確かに「聞き分けの良い子」というから物を考える時は聴力が大事なんだと思う。聞く力を自慢していた人もいるが大部分が耳を素通りしていたということか。 我が家の愛犬(メギー)は、若いころに敏感だった聴力の衰えは私以上だ。薬を3種類くらい飲んでいるが何とか元気だ。(16歳5か月)私と同じようにグルコサミンを飲んでいるのが何やらおかしい。暑い時はタイルの方が気持ち良いらしい。 江碧(みどり)にして鳥いよいよ白く山青くして花然(も)えんと欲す盛唐の詩人杜甫は50歳前後の5年間、蜀の劉備が都をおいた成都...視力より聴力ーーものを考える時は言葉を音に還元しているとか

  • 「リベラル」を問い直すーーー保守との対立概念ではない

    「保守」と言われると何となく理解できるが、「リベラル」とは何ぞやと問われても明確に回答できない。それだけ「リベラル」の意味がはっきりしていない。思想上のリベラリズムは、個人の権利と機会の平等を掲げる理念のことで、具体的には、言論の自由、開放的なコミュニケーション、信仰の自由、政府の権限制約、透明性のある合理的な政府運営、法の支配の確立などを求める。経済的には福祉の公平な配分を認め、政治的には自立した主体を求める立場だ。北大教授橋本努 リベラルではない人たちとは、どんな人たちか?ということを論じた方がわかりやすかもしれない。国家や地域共同体を重んじる。家父長制に親近感を持つ。どちらかというと個の独立よりも共同体との一体感に身をまかせることで安心感を得る。ただこの立場は、行き過ぎると「全体主義」に行きつく危険...「リベラル」を問い直すーーー保守との対立概念ではない

  • 物価高対策に無策の岸田政権と植田日銀総裁

    岸田内閣の支持率下落が止まらない。毎日新聞の調査では支持28%、不支持65%だ。かなり危険水域になって来た。この主な原因は、①マイナカードの混乱(特に健康保険証絡み)②物価高対策が不十分 物価高対策として昨年から石油業界への補助金や電気・ガス料金への補助という手を打ってきた。ところがこれらの補助金はこの9月までに減額されて無くなる。石油価格は一時の値上がりから大分下がってきているが、円安を放置しているため思ったほど下がらない。日本の消費者物価指数は6月対前年比3.3%の上昇、食料品のみだと9.2%だ。アメリカは金利を上げて対前年比3.0%に抑え込んだ。インフレを抑え込むことに関しては躊躇することがない。 今のような状況で取るべき正しい方策は、日銀による金利引き上げだ。もちろん賃金引き上げも必要。物価が下が...物価高対策に無策の岸田政権と植田日銀総裁

  • 日本維新の会の正体ーー政策や方向性の検証が必要だ

    日本維新の会は長らく与党でも野党でもない「ゆ党」というポジション取りをして上手く立ち回って来たといえる。特に安倍晋三・菅義偉との親密な関係を築いて大阪に万博やカジノの誘致を行ってきた。安倍・菅政権が終了し岸田政権が出来ると、与党も野党も目指す方向がばらばらになり混沌が生じた。この状況をにらんで、エッジを効かした大衆受けする表現のうまい「日本維新の会」が伸びてきた。そして野党第一党の座を目指すという。 ここで、維新の会の政策や方向性をじっくり検討する必要があると思う。馬場代表がアメリカ外遊から帰って記者会見を20日に行った。その内容はかなり問題を含んでいる。米国も日本もこれから抜本的な構造改革をやる時期に来ていると思う。トランプ前大統領は、既存の規制や政策を2つスクラップしなければ、1つの新しい規制、政策を...日本維新の会の正体ーー政策や方向性の検証が必要だ

  • 自民党の変質ーー岩盤支持層が超保守勢力なのか?

    かっての自民党の支持層と言えば、穏健な中間層であった。支持層の意向に沿うということであれば、自民党の内部で極端な超保守勢力というのは少数派だった。自民党支持の経済界も、ぎりぎりと資本家(株主)の利益のみを追求するのではなく従業員や取引先にも目配りする穏やかさがあった。ところが自民党が変質したのか(選挙対策のために)、日本会議や神道政治連盟そして旧統一教会の浸食を許すに及んで、復古主義的な価値観に侵されてきている。 LGBT理解増進法に慎重な立場の保守系自民党議員らでつくる議員連盟が会合を開いた。自民党議員384名のうち100名以上が名前を連ねているという。そして彼らが自民党の「岩盤支持層」の意向を体現していると思っているようだ。この議員連盟の思想的な指導者?が櫻井よしこ氏だという。そして議連の共同代表が橋...自民党の変質ーー岩盤支持層が超保守勢力なのか?

  • 明日ありと思う心の仇桜ーー今日できることは今日中に

    明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは親鸞親鸞聖人が9歳の時、仏門に入る決心をして天台座主である慈円を訪ねた。すでに夜だったので「明日の朝になったら得度の式をしてあげましょう」と言われた。しかし親鸞は「明日まで待てません」とおっしゃられ、そのとき詠んだのがこの歌です。「今を精一杯大事に生きたい」との思いが込められている。 ヤマアジサイ、クリスマスローズ、インパチエンス 私のような年になると毎日過ぎ去るのがとても速い。それだけに1日1日を充実して生きなければという思いが強くなる。この歌を「心の杖言葉」にしている。つまづいたり転んだりしないように。 薔薇(ポール・ボキューズ)好きなバラのひとつ。アプリコットにクリーミーピンクがかかる色合いが良い。 この辺は暑くなってもせいぜい30度まで。庭に出ても暑さ...明日ありと思う心の仇桜ーー今日できることは今日中に

  • 消えた年金問題になって来たマイナ保険証

    「マイナ保険証に移行すれば質の高い医療を受けられる」このように政府は強調したが、実際は従来より低下する可能性が大きい。特に問題だと思われるのが、「投薬情報」である。今は、健康保険証とお薬手帳を持参すると、医師はリアルタイムで患者の状況を把握できる。ところがマイナ保険証になると、医師が診察した後の診療報酬明細書のデーターが反映されるのは診療を受けた月の翌月11日以降になるという。下手をすれば1か月半もたってからの情報で判断するということになる。しかしこんな現状より不便になるシステムをよく考えたものだ。医師や患者の都合などこれっぽっちも頭の中にないということだ。マイナカードを普及させることを優先するからこのようなことになる。 一方でデジタル庁に政府の個人情報保護委員会が立ち入り検査を始めた。両方ともトップが河...消えた年金問題になって来たマイナ保険証

  • 中国は「日本病」に怯えるがもうすでに罹っている

    「日本病」というのは、バブル崩壊以来30年以上にわたって日本で低所得、低物価、低金利、低成長の「4低」が続いていることをいう。このようなデフレを伴った低成長が続いた主要因は「不動産価格の暴落」にある。このところの日本経済は、低物価だけは脱することが出来そうだが、外部要因の石油や食糧価格高騰によるもの。所得が上がらなければ庶民の暮らしは苦しくなるばかりだ。 中国経済の調子がおかしい。世界各国物価高騰に苦しんでいるのに、中国では物価が上がらない。アメリカやヨーロッパは金利をどんどん上げているのだが、中国では逆に下げている。中国の若者の失業率は20%台だというから、景気は思った以上に悪そうだ。これでは国民所得の上昇もピークに達したような気がする。 日本がバブル崩壊した時に、金融機関に対し日本政府から公的資金投入...中国は「日本病」に怯えるがもうすでに罹っている

  • 民主主義における「正義」とは?ーー村上春樹の立場に賛同する

    民主主義は必ずしも優れた政治形態ではない。専制主義など他の政治形態にくらべ、「よりまし」ということで選ばれてきた。為政者も国民も時には間違える。しかし、国民がその間違いに気付いた時にそれを是正できる。「政権交代」という形で。民主主義の最大のメリットはここにある。 2009年にイスラエルの文学賞「エルサレム賞」を受賞した際、村上春樹が次のように語った。「高くて頑丈な壁と、壁にぶつかれば壊れてしまう卵があるなら、私はいつも卵の側に立とう」高くて頑丈な壁は「体制」を指し、壁にぶつかれば壊れてしまう卵とは、「個人の魂」だ。経済学者の水野和夫は、この言葉を高く評価する。私の理解では、これこそが「正義」だと思うのです。理屈抜きの正真正銘の「正義」 政治を行うものは、節操や道義を守り、恥を知る心が大切だ。英語ではノブレ...民主主義における「正義」とは?ーー村上春樹の立場に賛同する

  • ワグネルの反乱ーープリゴジンはどこへ消えた?

    ロシアの民間軍事会社ワグネルのボス、プリゴジンが反乱を起こしたのだが、1日ほどであっけなく収束。プリゴジンとプーチンの手打ちがなされたとの報道。(ベラルーシのルカシェンコ大統領が仲介)その後さまざまな情報が流されたが、現在も確たる情報はない。そんな中、7月15日ニューズウイークが次のような報道をした。元米陸軍大将ロバート・エイブラムス談「私の見立てでは、プリゴジンは公の場で見ることはもうないだろう。彼は身を隠すか、投獄されるか、何らかの処分を受けることになると思うが、二度と彼をみることはないだろう」 私もこの見立てに賛成だ。悪辣さにかけてはプーチンの方が二枚も三枚も上手だ。プリゴジンは粗暴だが人情家の側面があるという。ベラルーシのルカシェンコにうまく騙されたのだろう。 もっともこれはロシア内紛劇の一寸した...ワグネルの反乱ーープリゴジンはどこへ消えた?

  • 今日もまたかくてありなむーー平穏無事が何よりだ

    昨日またかくてありけり今日もまたかくてありなむこれは島崎藤村の「千曲川旅情の歌」の冒頭である。この年になると毎日平穏無事がなによりだ。 ヤマアジサイ この命なにをあくせく明日をのみ思ひわづらふこの詩を詠んでいると、藤村は案外いろいろ思い悩んでいたのだろうか?それとも吹っ切れていて「明日は明日の風が吹く」と割り切っていたのか? フロックスが咲き始めた。この花を見ると元気が湧いて来る。 オニグルミが実をつけている。もう暫くするとエゾリスがこの実を狙ってやって来る。大好物なのだ。 薔薇(ローゼンポール)一季咲き薔薇もいろいろ種類があって、この薔薇は遅咲きだ。時を惜しむように一斉に花をつける。ラベンダー カシスカシスはフランス語で英語ではブラックカラント。アントシアニンが豊富で目の働きを良くする成分が含まれている...今日もまたかくてありなむーー平穏無事が何よりだ

  • 日本の防衛力について若い人ほど考えるべきだ

    若い人たちが今の日本の軍事力をどう考えているか、猿田佐世さんの言葉を聞いて愕然とした。(新外交イニシアティブND代表)以前、私が教えている大学の学生に「日本の軍事力は世界で何位くらい?」と聞いたら、半数近くが「100位以下」と答えました。実際には現状の軍事予算だけみても世界9位で、防衛費倍増が実現すれば、年間軍事予算の支出は米中に次いで3位になります。日本は実に「軍事大国」なのです。 ロシアによるウクライナ侵攻を見ると、アメリカは兵器や金はウクライナに供与するが米国がガチンコでロシアと戦うつもりは無い。恐らく台湾でも同様だろう。台湾に武器を供与するが中国と直接対決するつもりは無い。お互い核保有国だからどこかで自制の力が働く。そこで能天気に日本がアメリカについて行くと台湾と日本が最前線に押し出されるのだ。そ...日本の防衛力について若い人ほど考えるべきだ

  • 農的循環社会への道ーー生産者、流通業者、消費者それぞれに責任がある

    この数年、嵐のように襲ってきたものはコロナ過であり食品価格の高騰だ。世界に目を転じればロシアによるウクライナ侵攻もある。そしてじわじわ進んでいるのが日本農業の迷走と食生活の劣化だ。 日本がかろうじて自給出来ているのが米と野菜くらいだろうか。その米さえも農家は自由に作れない。所得補償して農家に作りたいだけ作ってもらって、余ったら輸出すればよいのだが、逆にアメリカから毎年36万トンも輸入している。どうもやることがトンチンカンだ。 これから推進すべきは、「自然の摂理に従った農業」だ。それは「有機農業」もしくは「減農薬農業」であろう。だいたい肥料や農薬も大部分海外から輸入している。それらが思ったように入らない。十分に入ってこないのならば否応なく減らす努力をすべきだろう。 消費者は形の良い野菜などにこだわってはいけ...農的循環社会への道ーー生産者、流通業者、消費者それぞれに責任がある

  • 辻元清美のリーダー論ーーー安倍晋三と岸田文雄

    昨日の朝日新聞に載った辻元清美氏のコラムが面白かった。「安倍さんと岸田さんには世襲政治家という共通点がある。世襲というゲタを履かされて国会議員になっているから勉強不足だし、生活実感がない。多様な価値観をうけいれることができない。限界を感じる」この評価は当たっていると思う。安倍、岸田という二人の総理大臣から漂ってくるものは、真摯に人生を探求した匂いが何もないことだ。エスカレーターに乗っていれば周りが全部おぜん立てしてくれる。そうすると、「勉強不足」、「生活実感なし」、「多様な価値観無し」の宰相が出来上がるという良き見本だ。 次の評価も当たっている。「予算委員会の質疑では、岸田さんは”様々な”と逃げる。自分の意見はなんなのよ、と言いたくなる。安倍さんのように(はっきり)言わないから物足りない。安倍さんはコテコ...辻元清美のリーダー論ーーー安倍晋三と岸田文雄

  • 政権中枢は不都合な真実から逃れる手法を使うーーマイナカード、旧統一教会・スキャンダル

    解散総選挙も先送りになり永田町や霞が関は何となく気の抜けたような空気が漂う。そのような空気をさらに蔓延させるかのような政権中枢の意図的とも思える動き。 雲遁の術を使うのか、敵前逃亡のような河野大臣の北欧・中東への外遊。(火薬を用いて姿を隠す)マイナカードの総点検本部のトップ河野太郎大臣が、何を考えているのか視察旅行だという。本来であれば問題続出のマイナカードの穴を徹底的にふさぐ行動をとるべき。そんな苦労は部下たちに押し付けて自分は暢気に外遊だ。彼にはリンカーンの言葉を送りたい。「部下と現場に出よ、生死を共にせよ」 音なしの構えで対応する旧統一教会解散命令問題。(大菩薩峠の主人公机竜之介の剣法)韓鶴子総裁の恫喝発言にもかかわらず岸田首相はじめ文科大臣は、音なしの構えで反応を示さない。これもそれなりに利口な対...政権中枢は不都合な真実から逃れる手法を使うーーマイナカード、旧統一教会・スキャンダル

  • 老年の実力は顔にあらわれる。

    歳と共にしわとたるみが否応なくやって来る。それは人生を何十年も生きてきたあかしだから自慢しても良いと思うのだが。美容整形外科が発達して?しわやたるみは簡単に取ってくれるようだが、何か不自然だ。自然体で人生の深みを感じさせるようなしわやたるみの方が味がある。 じゃがいも(きたあかり)の花野菜類の花は、人からきれいだと言われることを期待していない。じゃがいもは、ひたすら実を大きくすることにエネルギーを使う。 最近では、「頑固おやじ」というのは流行らないようだ。物わかりのいい、「じいさんやばあさん」が主流のようだが、これも少し無理がある。年とともに目はしょぼしょぼして来るし耳は遠くなる。だから頑固になってしまう。せめて「微笑」が様になっているという年寄りでありたいものだ。 しもつけこの花が咲くと周りの雰囲気がや...老年の実力は顔にあらわれる。

  • 日本はいま「何もしないほうが得な社会」になっている

    日本はもともと個人が自立していない。共同体の一員として存在することに安心感を見出す。どんな大企業でも、社員は「うちの会社は」などと発言している。コロナ過の最中は、東京都もそうだし田舎の町村でもよく見られたことは、いろいろなイベントはコロナを理由に全部中止した。イベントを実行して何か問題があった場合、主催者側が責任を取らされる。それで中止にした方が余計な摩擦から逃れられる。だいたい政府自体が全部地方自治体に丸投げだ。 逆に言えば今の社会はだれもが「承認欲求」に飢えている。「よくやったね」と言われる方が「おまえはあほか」と言われるよりずっと良いのだ。ところが社会全体が閉塞した不満の塊のようになっているから、一寸した感謝の言葉をけちる。頑張ってやり過ぎて叩かれるより、「何もしないで」通り一遍の仕事をした方が得な...日本はいま「何もしないほうが得な社会」になっている

  • 漂流する安倍派は消滅の宿命にあるのか。

    安倍元首相の1周忌が済んでも、安倍派の後継者はだれか決まらなかった。5人衆(萩生田・世耕・西村・高木・松野)による集団指導体制を模索しているようだが、ベテラン勢の下村博文や塩谷立が反対している。安倍元首相と親密だった甘利明によると、当分集団指導体制をとらざるを得ない。誰一人、現状では全体を仕切るだけの力もカリスマ性もない。 そこで蜃気楼のように現れてくるのが森喜朗元首相だ。知性がない分、利害得失で人を説得するのが上手いのだろう。今や影の安倍派会長のようだ。次期安倍派会長は、森喜朗の評価の高い萩生田光一が頭一つ抜け出しているようだが、統一教会問題を抱えている。さらには自民党東京都連会長として公明党との仲が決定的に悪化した。 5人衆をはじめとして名前の挙がった人たちが我慢できずに旗揚げをすると、安倍派は分裂か...漂流する安倍派は消滅の宿命にあるのか。

  • 解散したくてできなかった岸田首相は秋に解散できるか?

    G7サミットはいろいろ問題はあるが、一応成功したと言って良いだろう。岸田首相は、この成果を引っ提げて意気揚々と解散に打って出るつもりだった。ところがなぜ断念したか?「解散をしなかったのではなく出来なかった」というのが真実ではなかろうか。 自民党政治のやり方は極めて日本的だ。特にボスを決める戦いは昔から派閥間の談合で決まる。(猿の社会は喧嘩が強いのと統率力で決まるがこちらの方がすっきりする)安倍首相が長期政権を築けたのは最大派閥の安倍派がバックにいたからだ。ところが岸田派は安倍、茂木、麻生派に次いで第4派閥だ。今回他派閥の長が岸田首相の解散権容認で動いた気配はない。 逆にポスト岸田を狙う茂木幹事長は「解散阻止」で動いた気配が濃厚だという。(雑誌選択)意図したものかどうかは不明だが公明党との選挙区調整で大混乱...解散したくてできなかった岸田首相は秋に解散できるか?

  • 統一教会問題再燃するか――藪蛇だった韓鶴子総裁発言

    「藪をつついて蛇を出す」ということわざがある。6月28日に、幹部1200人(日本人幹部も)を集めて旧統一教会韓鶴子総裁がとんでもない発言をした。「今の日本の政治家たちは我々に対して何たる仕打ちなの。家庭連合を追い詰めているじゃない。岸田を呼びつけて教育を受けさせなさい」 文科省(文化庁)は教団の解散命令を出すのか出さないのか?もうすでに6回も質問権を行使しているのだが。岸田首相をはじめとした執行部は、頭を低くして風の通り過ぎるのを待っていたのだが、今回のこの発言。まさに藪蛇とはこのことだろう。どのようにケリをつけるつもりか。 政治家と統一教会と関係を断つ取り組みは、ほとんど進んでいないようだ。細田衆院議長は未だに正式な会見を行っていない。本命の安倍元首相への調査は全く手つかずだ。経済財政相を辞任した山際大...統一教会問題再燃するか――藪蛇だった韓鶴子総裁発言

  • 軽躁なる社会の生き方ーー薔薇を楽しむ

    日本人の性格は「軽躁」であると見抜いて注意を払っていたのは武田信玄だ。「軽躁」なるものを勇豪とみることを戒めている。戦国時代よりも今の方が「軽躁」の度合いは増しているのではなかろうか?マイナカードを推進する大臣などさだめしこの口だ。 今年は薔薇の花付きが良くちょうど今が見ごろ。ビンゴメイディランドこの薔薇をやや軽躁の趣きありというのは少し可哀そうか、花付きが良く育てやすい。 日本各地(特に地方の)本屋さんがどんどん無くなっているという。本を読まなくなってスクリーン(スマホやパソコン、タブレット)を見るようになったからだろう。しかし、その弊害が叫ばれるようになってきた。睡眠障害が出るとともに知力に深みがなくなる。そのうち「読み書き算盤」の復活などが言われるようになるかもしれない。 薔薇(ナエマ)この名前が香...軽躁なる社会の生き方ーー薔薇を楽しむ

  • 命もいらず、名もいらず、始末に困る人ーーしかし世襲政治家ばかりが

    明治維新で、約260年間続いた江戸幕府が崩壊し、四民平等の社会(完全ではないが)が出現した。「ガラスの天井」が破れたということだ。当時の指導者たちは下級武士の出だが、漢学や和歌に造詣が深く、さらには数年かけて欧米を視察している。西郷南洲翁は次のように語る。命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るもの也。此の始末に困る人ならでは、艱難を共にし国家の大業を成し得られぬなり。 この明治維新と似たような状況が生まれたのは太平洋戦争で日本が破れた時だ。戦時中の指導者たちは殆どが公職追放の憂き目を見た。翼賛体制に距離を置いていた吉田茂や鳩山一郎などが政界を引っ張った。経済界は、財閥が解体されて新しい経済人が戦後の興廃から立ち上がった。 ところが、戦争を知る年代がほとんどいなくなり、第二次安倍政権以降、倫...命もいらず、名もいらず、始末に困る人ーーしかし世襲政治家ばかりが

  • スマホ社会が我々に突き付けているもの

    スマホを1日どれくらい使っているだろうか?2023年の調査では18歳以上で4時間35分使っているという。われわれのようなスマホに遅れてきた年代は、こんな長時間見ることはできない。第一、老眼が進んでいるから眼がしょぼしょぼして来る。ところがこのことによってスマホの弊害から免れているので、何が幸いするか分からないものだ。 極端なスマホの使用が、ストレスと不安を引き起こす。だが一番影響を受けるのは睡眠だ。スウェーデン人の精神科医アンデシュ・ハンセンによると、「私は精神科医だが、今までにない数の若者が睡眠導入剤を求めてやってくる。私は、原則としてすぐに薬は処方しない。その代わり、スマホを寝室以外の場所に置くよう勧める。加えて、週に3回は身体をしっかり動かすようにアドバイスする。運動すれば早く眠れるようになるし、睡...スマホ社会が我々に突き付けているもの

  • マイナカードと健康保険証の紐づけは論理破綻

    マイナカードに健康保険証を紐づけする「改正マイナンバー法」が国会でさしたる論議の無いまま成立した。マイナカードを取得するかどうかは任意である。ところが健康保険証は来年秋以降廃止するわけだから、国民は嫌でもマイナカードを作らざるを得ない。強制である。このような考え方が論理破綻している。マイナカードと健康保険証の紐づけは嫌だと抵抗すれば、「資格確認書」を毎年提出せよ、ということになった。日本も中国並の「強権国家」に突き進もうというのか? マイナカードをもって病院に行くと「顔認証」か「暗証番号」で本人確認が出来て初めて受診できる。顔認証がうまく行かなかったり、暗証番号を忘れたらアウトだ。一方既存の「健康保険制度」は被保険者に優しい制度になっている。高齢者はほぼ100%安心しきっている。健康保険証を持っていけばよ...マイナカードと健康保険証の紐づけは論理破綻

  • 不可解なプリゴジンの反乱ーーいったい誰のシナリオなのか?

    プリゴジンの反乱は奇妙な点が多すぎる。この反乱をアメリカもウクライナも事前に知っていた可能性が強い。ということはプリゴジンとウクライナは裏で通じていたのかもしれない。アメリカのCIAがこのシナリオを描いたという説は、あながち否定できない。 数か月前からプリゴジンとロシア軍部とは対立していた。ロシア軍部は武器弾薬を与えずに、ワグネルの自滅を待っていた。兵糧攻めに耐え切れずにプリゴジンが打って出たのだが、ロシア内部(特に軍部)から頼みの援軍は来なかったという図式か。プーチンもロシア軍部を支持したので万事休すだ。ベラルーシ―のルカシェンコ大統領がプリゴジンを説得した言葉が何とも切迫感がある。「途中で虫けらのようにつぶされるぞ」 中国では安禄山の乱に似ているとこの話題で盛り上がっているらしい。唐の時代中期、玄宗皇...不可解なプリゴジンの反乱ーーいったい誰のシナリオなのか?

  • 薔薇と短歌とスマホ

    短歌で詠われている花は、圧倒的に桜と梅が多い。それに比べて薔薇を歌ったものは余りないのが残念だ。本格的に日本に入ってきたのは明治時代以降からだろうか? みづからの光のごとき明るさをささげて咲けりくれなゐのばら佐藤佐太郎(1909~1987)レッドクイーン(ドイツコルデス) スマホは4~5年前から使っているが使用頻度は低い。あまり使いこなそうとも思わない。かみさんと外出した際の迷子防止には役に立つが。「スマホ脳」を著したアンデシュ・ハンセンによれば、「人間は現代社会に適応するように進化していない」周囲の環境が著しく変化したのはこの100年くらいだろう。長い年月「狩猟採集民」として暮らしてきたからスマホ万能社会に追い付いていけない。若い世代も同様だと思う。あまり入れ込まないほうが良いと思う。 バラ(バレリーナ...薔薇と短歌とスマホ

  • 台湾海峡危機はどこへ行ったーーアメリカの陽動作戦だった

    昨年8月、米国下院議長のナンシー・ペロシが台湾訪問した。中国は大規模な軍事演習で応じ、台湾海峡は一挙に危機感が高まったのだ。この状況に呼応するように岸田政権は防衛費倍増に打って出て、まんまと既成事実を作り上げた。アメリカのバイデン大統領は、「岸田大統領に(バイデンの言い間違い)3回も会って増額を促した」と手柄顔だ。 ところが今月中国を訪れたブリンケン国務長官は次のように発言した。米国はバイデン大統領がした約束を守り「新冷戦」を求めず、中国の制度変更は求めず、同盟諸国の関係強化を通じた中国への反対を求めない。台湾独立を支持せず、中国と衝突するつもりもない。おそらくこれが米国の本音であろう。岸田首相は人たらしのバイデン大統領の術中にはまって防衛費を増やした。しかしバイデンにしてみたら「聞き分けのいいぽちだな」...台湾海峡危機はどこへ行ったーーアメリカの陽動作戦だった

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