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これからの野球を考えよう http://thinkaboutbb.blog.jp/

教員・野球部顧問という立場から、今後のアマチュア野球や部活動のあり方について考えていきます。また、日々精力的に頑張っている指導者の方々の指導技術が向上し、選手たちがより良い環境で野球ができるようになるよう、私の指導論も紹介します。

長時間練習、怒鳴る指導、根性論・・・。そんな昔ながらの指導に固執していませんか?昔ながらの指導を脱却し、現代スポーツで推奨されている科学的な指導法を取り入れ、短期間で強豪チームに育て上げた指導法・理論、また現代の日本野球が抱える問題についてまとめていきます。 野球 高校野球 中学野球 学童野球 投手 野手 打撃 投球 部活動 野球部

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2019/03/29

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  • 是非読んでほしい記事

    「甲子園にとりつかれていた」監督の心境、コロナで変化https://news.yahoo.co.jp/articles/774b6a5bdc211db13b30894abfecb1c71ceb4062とても素晴らしい記事でしたので、皆さん是非読んでいただければと思います。部活動は、本来生徒が楽しむものですが、強豪校になればなる

  • お久しぶりです

    去年がコロナ休校で事務作業があまりなかったせいか、今年の年度当初はやたら忙しかったように感じます。大体年度当初の作業が終わったと思ったらすぐ定期試験。定期試験の採点が終わって落ち着いたと思ったら今度は取材が入り、ヘトヘトでブログの更新もなかなかできません

  • 2ストライクから1球外す

    野球のセオリーの1つとして、「2ストライクから1球外す」というのは皆さんご存知ですよね。ただ、カウント別打率などを見ていると、明らかに2ストライク時の打率は低いです。野手にとって圧倒的に不利なカウントですからね。最近のプロ野球を見ていると、3球勝負というのも少

  • ⑤セーフティスクイズ

    セーフティスクイズとは、ランナー1,3塁の状況で行うスクイズです。「セーフティ」という名前の通り、スクイズと異なって3塁ランナーはスタートしないため、外されたとしても見逃すことができます。ランナーが1,3塁にいることによって、一塁手はベースにつかなければならず前

  • ④スクイズ

    スクイズに対する動きはシンプルです。ランナー3塁の状況で打者がバントの構えをしたら、投手・一塁手・三塁手は一気に前にダッシュ(チャージ)をして打球処理に向かいます。二塁手はすぐにファーストベースカバーに入ります。基本的にはホームアウトを狙いますが、間に合わ

  • 甲子園開幕とやはり球数問題~高校野球への提言~

    昨年は残念ながら中止となった春の選抜甲子園。このコロナ禍でなかなか思うような活動ができなかった分、選手たちには精一杯頑張ってもらいたいですね。ただ、一方でやはりこの問題が出ました。今年初の公式戦マウンドで161球を投げた天理・達――高野連は球数制限だけでなく

  • そろそろ「過度な」部活動はやめませんか?

    顧問が設けた生徒間の謝罪の場、被害生徒をさらに追い詰める 市尼崎高いじめhttps://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20210318001.html記事より抜粋スポーツ強豪校の同校では2019年、男子バレー部や硬式野球部での体罰が発覚。今回のいじめ被害2件も17、1

  • ③ランナー2塁、1・2塁での送りバント

    三塁手が盗塁を警戒しているので、打者は3塁側に転がすのがセオリーです。三塁手と投手の声掛け、三塁手の判断力が進塁を防ぐポイントとなります。投手はバッターがバントの構えを見せたら、三塁側に降ります。最初からバントの構えをしていたら、一塁手は前進守備をとり、チ

  • ②ランナー1塁送りバント

    一塁手がベースについているので1塁側に転がしてくるのがセオリーです。投手は投球後、打者がバントの構えをしたら1塁側に降ります。三塁手は打者が最初からバントの構えをしていたら、前進守備のポジショニングをとり、打者にプレッシャーをかけます。バントの構えをしてい

  • ①セーフティバント

    セオリーは3塁側にバントしてきますが、投手・一塁手・二塁手の守備力・連携が低い場合は1塁側にバントしてくることもあります。打者がバントの構えをしたら、三塁手は一気に前にダッシュ(チャージ)をしてプレッシャーかけ、投手もバントが転がったら速やかに打球処理に移

  • 『そろそろ、部活のこれからを話しませんか』中澤篤史 その4

    そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義中澤 篤史大月書店2017-02-21本書では、何度も部活動の「自主性」が強調されている。しかし、その「自主性」が何なのかについては明確に定義されていない。著者が「自主性の罠」という言葉を使っているように、

  • 『そろそろ、部活のこれからを話しませんか』中澤篤史 その3

    そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義中澤 篤史大月書店2017-02-21本書の第1章では、各国の部活動の比較がされている。その中でも、「学校・地域両方型」と国が多い。以前、日本の部活動で「教師vs生徒」「教師vs保護者」「生徒vs生徒」「保護者vs保

  • 『そろそろ、部活のこれからを話しませんか』中澤篤史 その2

    そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義中澤 篤史大月書店2017-02-21本書でも指摘されている通り、部活動が教育活動の一環であり、教育上有効かつ必須ならば、各教科と同じようにカリキュラムが組まれ、全員が部活動に参加するという考えにつながる。

  • 『そろそろ、部活のこれからを話しませんか』中澤篤史 その1

    そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義中澤 篤史大月書店2017-02-21早稲田大学スポーツ科学部准教授中澤篤史氏の著書を読みました。各国のスポーツ活動の比較、日本の部活動の歴史と現状、部活動の諸問題と実例、今後の部活動において必要な考え方を

  • ランナー2塁 センター前ヒット

    ランナー2塁のセンター前ヒットで考えられるプレーは以下の通りです。・基本的にはバックホームで2塁ランナーをアウトにします。・打球方向によってレフトもしくはライトがセンターのカバーリング・送球指示に行きます。カバーリングに行かないほうの野手は塁のカバーリング

  • ランナー2塁 レフト前ヒット

    ランナー2塁のレフト前ヒットで考えられるプレーは以下の通りです。・基本的にはバックホームで2塁ランナーをアウトにします。・2塁ランナーがホームを狙おうとして、3塁でストップすることがあります。その際は1塁手がマウンド付近でカットして3塁に送球します。・バックホ

  • ランナー2塁 ライト前ヒット

    ランナー2塁のライト前ヒットで考えられるプレーは以下の通りです。・基本的にはバックホームで2塁ランナーをアウトにします。・2塁ランナーがホームを狙おうとして、3塁でストップすることがあります。その際は1塁手がマウンド付近でカットして3塁に送球します。・バックホ

  • 指導者のライセンス資格

    野球界が今になって「指導者のライセンス資格」導入の危機感https://news.yahoo.co.jp/articles/a0cb50a99c7a0c7360aa588f6a81bf557f79ec1c「スポーツ部の暴力指導の問題は、大阪市立桜宮高校のバスケット部の事件をきっかけに社会問題化しました。そのときに法政大学でスポ

  • ランナー1塁 センターへの長打

    ランナー1塁のセンターへの長打で考えられるプレーは以下の通りです。・バッターランナーをアウトにするためにバックセカンド・バックサード・バックホーム・1塁ランナーをアウトにするためにバックホーム・長打の場合、投手は三本間に行き、送球先に応じてカバーリングに行

  • ランナー1塁 レフトへの長打

    ランナー1塁のレフトへの長打で考えられるプレーは以下の通りです。・バッターランナーをアウトにするためにバックセカンド・バックサード・バックホーム・1塁ランナーをアウトにするためにバックホーム・長打の場合、投手は三本間に行き、送球先に応じてカバーリングに行き

  • ランナー1塁 ライトへの長打

    ランナー1塁のライトへの長打で考えられるプレーは以下の通りです。長打に対しては、各野手の声の連携が重要となります。キャッチャーを中心に、送球先を必ず声でつないでいきましょう。・バッターランナーをアウトにするためにバックセカンド・バックサード・バックホーム・

  • ランナー1塁 レフト前ヒット

    ランナー1塁のレフト前ヒットで考えられるプレーは以下の通りです。・レフトが普通に捕球してバックセカンド・エンドランなどでランナーが3塁をねらってきてバックサード・レフトが後逸してセンターがカバーに入りバックサード・バックホーム⇒セカンド・ショートがどちらも

  • ランナー1塁 ライト前ヒット

    ランナー1塁のライト前ヒットで考えられるプレーは以下の通りです。・ライトが普通に捕球してバックセカンド⇒軟式野球ではライトゴロになるケースが多いので、ファーストは準備をします。・エンドランなどでランナーが3塁をねらってきてバックサード・ライトが後逸してセン

  • ランナーなし センター前ヒット

    ランナーなしのセンター前ヒットで考えられるプレーは以下の通りです。・センターが普通に捕球してバックセカンド・センターが後逸してライトもしくはレフトがカバーに入りバックセカンド・バックサード・バックホーム打球に対する基本的な動きは以下の通りです。 

  • ランナーなし レフト前ヒット

    ランナーなしのレフト前ヒットで考えられるプレーは以下の通りです。・レフトが普通に捕球してバックセカンド・レフトが後逸してセンターがカバーに入りバックセカンド・バックサード・バックホーム打球に対する基本的な動きは以下の通りです。 にほんブログ村

  • ランナーなし ライト前ヒット

    ランナーなしのライト前ヒットで考えられるプレーは以下の通りです。・ライトゴロ・ライトが普通に捕球してバックセカンド・ライトが後逸してセンターがカバーに入りバックセカンド・バックサード・バックホーム打球に対する基本的な動きは以下の通りです。にほんブログ村

  • 実践守備(カットプレーとカバーリング)

    私の場合、中学生以上の指導なので、実践守備についてはプリントにまとめてていねいに説明します。中学生以上の場合、ある程度知識的に理解できていれば、グラウンドでもすぐにプレーできるようになります。カットプレーは別のところで説明しましたので、カバーリングについ

  • 初心者育成法 守備⑧ カットプレーの練習方法(その2)

    カットプレーの基本的な動きができるようになったら、実際にバックセカンド・バックサード・バックホームと練習していきます。ただ、この練習はいろいろと大変です。外野まで何回もノックを打つのは疲れますし、指導者が少ない場合はノックを打って指示をしてプレーに対する

  • 初心者育成法 守備⑧ カットプレーの練習方法(その1)

    カットプレーの基本的な練習方法としては、3~4人1組で行うものがあります。次の動画を見るとわかりやすいですが、カットマンは「ここに投げるんだよ!」と大きく手を広げて目標を示し、捕球する瞬間に軽くジャンプをしながら回転して素早く送球に移ります。・1分以内に〇往

  • オンライン指導

    チームの活動がコロナウイルスの影響で当面休止となったので、選手たちに対してオンライン指導ができるようにしました。おすすめなのが「Google Classroom」です。https://master-education.jp/column/classroom_1/グループを作って選手たちに参加させ、双方向コミュニケーシ

  • 上手なバッティングセンターの使い方

    さて、コロナウイルスの影響で活動ができないというチームも多いのではないでしょうか。ちなみに、私が指導しているチームは当面活動ができない状況ですので、練習はオンライン指導と各選手の自主練となります。さて、そこで、上手なバッティングセンターの使い方を説明した

  • 明けましておめでとうございます。

    明けましておめでとうございます。昨年は新型コロナウイルスの影響もあり、皆さんも例年のような活動ができなかったと思います。今年も夏前頃まで昨年のような生活が続きそうですが、工夫を凝らしていきましょう。私の場合、緊急事態宣言などが出てまた活動できなくなった場

  • ポニーリーグが高校・大学生向けカテゴリーを新設

    ポニーリーグ「夢を」U18、23カテゴリー新設https://news.yahoo.co.jp/articles/98dff47ee9a6e0347def468ee8aa94ade56d484b現在のところ、高校生はほぼ高野連しか野球をやるための組織がなく(関メディベースボール学院などもありますが)、様々な問題が起きています。特に

  • 「選手の自主性」にちょっと待った!

    昔のような指導者本位の活動というのは徐々に減ってきているように思いますが、「それは行き過ぎかな」という指導をされている方もちらほら。よくあるのは、「指導者はあまり口を出さず、選手たちに任せていれば勝手に上手くなる」というようなものです。確かに、非科学的で

  • 初心者育成法 守備⑦ フライの助走キャッチ

    外野手の見せ所は、フライ捕球からのタッチアップ走者を刺すシーンですね。フライ捕球の基本で、落下地点の少し後ろから微調整して落下地点に入っていくという話をしましたが、助走キャッチもこれができていれば問題なくできると思います。フライを上げて、落下地点の後ろに

  • 初心者育成法 守備⑥ 間のフライの捕球

    基本的なフライ捕球ができるようになったら、次は野手の間のフライの捕球になります。まず、選手に次の動画を見せてあげましょう。間のフライの捕球では、野手同士の声の掛け合いが最も重要になります。声が小さかったり、無言で行くと、動画のような大事故にもつながりかね

  • 初心者育成法 守備⑤ フライ捕球の基本

    キャッチボールがしっかりできていれば、フライの捕球もそこまで難しくありません。①シューズを使って両手で捕るフライ捕球でまず注意しなければならないのは、グラブだけで捕りに行ってはいけないということです。体から捕球位置が離れれば離れるほど、捕球は不安定になり

  • 初心者育成法 走塁⑥ 2アウトのランナー

    3塁ランナーはアウトカウントで動きはあまり変わりませんが、1塁・2塁ランナーは位置取りやリードの仕方が変わってきます。打順などによって変わりますが、2アウトのランナーの基本的な考えは、・牽制死は避ける・打ったらスタート(2ストライクはスイングスタート)・シン

  • 「野球人口の減少」は重要ではない

    野球の普及・振興へ まず裾野の指導者意識改革から BFJ第1歩https://article.auone.jp/detail/1/6/10/8_10_r_20201113_1605233193024524ここ10年で、野球人口は激減しており、各方面で今後の野球界を危惧したり、野球人口の増加を目指す動きがあります。しかし、私はそこま

  • 初心者育成法 守備④ ランダウンプレー(その2)

    私のチームでは、以下のようなものを作っています。ランダウンプレーの掟 七カ条一 3対1の状況を作るべし二 守備側はインフィールド (ラインの内側)でプレーせよ三 投げるタイミングは受け手の「スロー!」の声四 なるべく前の塁に追い込むべし (三本間だったら 3

  • 初心者育成法 守備④ ランダウンプレー(その1)

    小学生や中学生で非常に混乱するプレーが、ランダウンプレー(挟殺プレー)です。鬼ごっこ状態になってアウトを取るのに時間がかかったり、暴投などでセーフにしてしまったり、学童・少年野球ではよく見る光景ではないでしょうか。しかし、ランダウンプレーは次に紹介する4段

  • 初心者育成法 守備③ ローテーションノック

    ゴロ捕りで形が身についたら、実際にポジションについてノックを行います。私の場合、中学生までは様々なポジションを守らせるべきであるという考えなので、ノックも短時間で効率よく内野の全ポジションを守らせます。この段階でのノックは、質よりも量です。各ポジションに

  • 小学生は失敗体験が大事

    今回は教育的な話しです。幼い時、人間は失敗体験を繰り返して「何をしてはいけないのか?どういう状況が危険なのか?」などということを感覚的に学習していきます。私たちも、色々な経験をして、大人たちからその都度教えられ、大人になっていったはずです。例えば・火遊び

  • 初心者育成法 守備② ゴロ捕り(その3)

    さて、いままでは止まっているボールやバウンドのないボールで形を作るドリルをやってきましたが、実際のボールはバウンドします。守備の上手い選手というのは、捕りやすいバウンドで捕球するタイミングを見つけられる選手です。捕りやすいバウンドには、次の3種類があります

  • 無用なトラブルを避けるために評価基準を明確化しよう

    「なんでうちの子が大会メンバーじゃないんだ!」「指導者は子どもの努力をちゃんと評価していない!」10年ほど前から、保護者のこのような言動がスポーツ活動で問題となりました。こういった保護者は、「モンスターペアレント」と呼ばれ、恐れられています。しかし、これを

  • 初心者育成法 守備② ゴロ捕り(その2)

    さて、実際のゴロは、もちろん捕球後に送球しなければなりません。そのドリルになります。このように設置して、どんどんボールを転がします。受け手はその1でやったようなセットアップ⇒曲線の動きを意識して、スムーズに捕球・送球を行います。ドリルですので、体に動きを

  • 初心者育成法 守備② ゴロ捕り(その1)

    守備の基本、ゴロ捕りです。ゴロを捕球するだけならそこまで難しくはありませんが、試合では送球をしてアウトを取らなければなりません。まず、youtubeに上がっている動画がわかりやすいので、これを見て下さい。ゴロを捕ってスムーズに送球するためには、動画で説明している

  • 初心者育成法 打撃③ 置きティーバッティング(その2)

    今回は置きティーバッティングの基本と応用になります。置きTと言うと、ほとんどのチームは①の練習方法をしているのではないでしょうか。これが基本的な練習方法ですね。②・③は応用になります。それぞれの目的は以下の通りです。①ミートポイントの獲得②インコース打ち

  • 初心者育成法 打撃③ 置きティーバッティング(その1)

    私の場合、ティーバッティングは、投げTよりもなるべく置きTをやるようにしています。Kaiser(カイザー) バッティング ティー KW-542 硬式 軟式 ソフトボール 兼用 練習 レジャー ファミリースポーツカワセ(KAWASE)こちらのほうが、バッティングフォームを固めやすいですし

  • 初心者育成法 打撃② トスバッティング(投げティー)

    トスバッティングは定番の練習法ですね。※トスバッティングは投げティーを指す使い方と、ペッパーを指す使い方がありますが、ペッパーは練習効果がないと思うので、投げティーをトスバッティングと呼ぶことにします。トスバッティングは手軽にたくさんバッティングができる

  • 初心者育成法 守備① セットアップ

    守備範囲が広い選手と言うと、代表的なのが元ロッテの遊撃手・小坂選手や広島の菊池選手、西武の源田選手です。外野手ならば、同じく元ロッテの岡田選手や西武の秋山選手でしょうか。守備範囲を広くするためにはどうしたら良いのでしょうか。足が速いことも重要ですが、トレ

  • 初心者育成法 打撃① 素振り

    さて、素振りと言うと、練習の最後に「素振り100本!」みたいな光景をよく見ます(私も現役時代、やらされましたが)。個人的に、素振りは回数をこなしてもあまり意味がないと思うので、私が思う素振りをする際の3つのポイントを紹介します。①試合を想定し、しっかりと投手

  • 指導者が認識を改めなければならないこと

    中学校部活動指導の手引きhttp://jsbb.or.jp/coaches全日本軟式野球連盟から、このようなものが出されました。各学校やクラブチームにも配布されるそうです。完成度も高く、内容としては、それなりに良い出来になっていると思います。一度目を通して損はないでしょう。監修し

  • 初心者育成法 バッティングフォーム作り④ ステップ

    構えから割れの状態に移る時にステップをするわけですが、ステップには大まかに①足を上げる方法と②すり足(ノーステップ)があります。基本的に体重移動のしやすさ、間の取りやすさなどから、足を上げる方が良いです。ただ、足を上げたときに体がふらついてしまうような筋

  • 初心者育成法 バッティングフォーム作り③ 下半身の使い方

    さて、バッティングにおける下半身の使い方として、昔から、言われていたことは次のようなものです。「腰を回せ」「軸足の母指球で回れ」「軸足を回せ」まず、この考え方を捨てましょう。これから解説していきますが、私は指導するときに「軸足」という言葉を使わず、「後ろ

  • 初心者育成法 走塁④ ヘッドスライディング

    主に牽制などでベースに戻る際に使うヘッドスライディングです(昔の高校球児は内野ゴロは1塁ヘッドスライディングという決まり事がありましたが、やはり怪我の危険性も高いので今はあまりやりませんね)。前回のフットファーストスライディングと同じく、ヘッドスライディン

  • 初心者育成法 走塁④ フットファーストスライディング

    走塁の最初の壁となるのがスライディングです。スライディングは恐怖心に打ち勝てるかが重要です。まずはスライディングに慣れることが大事になります。そこで、まずは以下の2つの状況で練習すると良いでしょう。・最初は土の上ではなく、芝の上などで練習する。・スパイクは

  • 初心者育成法 走塁③ オーバーラン

    ツーベースランの応用がオーバーランですね。外野にヒットを打った後など、エラーがあった場合に次の塁を狙いつつも戻ることもできるという動きです。動きは以下の動画がわかりやすいです。ひとつ先の塁を狙う 攻撃的「オーバーラン」テクニック 関口勝己図のように、オ

  • 初心者育成法 走塁② ツーベースラン

    ベースランニングの基本動作を覚えるために、ホームから2塁までのツーベースランを行います。バッターランナーの場合、1塁から2塁の距離を最短距離・トップスピードで走りたいため、1塁へ向かう時にふくらんで走ることが必要になります。図のようにスリーフィートラインを基

  • 子どもたちに様々な選択肢を

    「育成が目的」新しい学童野球リーグ発足 “子供達を真ん中”に置いた野球指導のあり方とは?https://news.yahoo.co.jp/articles/357db69687553f0fe053dadbe40297d1d36580f1日本の野球の問題点として、あまりにも選択肢が少ないということがあげられます。高校野球では、ほぼ

  • 初心者育成法 キャッチボール⑤ クイック

    初心者育成法 キャッチボール① 捕球初心者育成法 キャッチボール④ 投げ方のチェックポイント キャッチボールでは、最初の打ちはとにかく「距離は短くていいから足をしっかり動かして捕球から送球まで流れるようにプレーしよう」と口酸っぱく声をかけています。止まり

  • 令和5年から部活動の変化が始まる(その2)

    小学校で野球をやめてしまった(もしくはやめようと思った)子どもたちの話しを聞くと、全員が「指導者の理不尽な指導」をあげます。野球人口の減少休日にボランティアで野球指導をされている学童野球の指導者の皆さんには頭が上がりませんが、一方で、その指導が原因で野球

  • 令和5年から部活動の変化が始まる(その1)

    第4回学校における働き方改革推進本部を開催https://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/2020/20200901.html「このうち特に「部活動」に関しては、生徒にとって望ましい部活動の環境の構築と学校の働き方改革も考慮した更なる部活動改革の推進を目指し、その第一歩として

  • 初心者育成法 知識⑤ ラダートレーニング

    サッカー選手がよくやっているラダートレーニングについてです。ラダーはSAQ(speed Agility quickness)トレーニングの一種で、瞬発力や敏捷(びんしょう)性を向上させるのが目的です。近年は外の遊び場の減少や、スマホ・ゲーム類の普及により、小学生の運動時間が少

  • 初心者育成法 キャッチボール④ 投げ方のチェックポイント

    今回は理論的な話しです。私は中学生が相手なので、教える際は理論的な話しから入ることが多いです。送球という動作において、どのようなポイントができているかどうかが、正しい投げ方の判断基準となるのか。重要だと思うポイントを4つまとめました。これを選手が理解してく

  • 初心者育成法 知識④ パワーポジションを覚えよう

     バッティング・ピッチング・走塁などのあらゆる場面で活躍するのがパワーポジションです。必ず習得させましょう。にほんブログ村

  • 初心者育成法 知識③ 挨拶・礼儀

    ここ3年ほどで、子どもたちが挨拶とか礼儀をできなくなったなぁ、とよく思います。学校内でも先生に挨拶しない子どもも多いですし、大人に対して友達のような言葉遣いをする子供も増えたように思います。普通の生徒に限らず、体育会系の部活の生徒でもそうなので、「社会的な

  • 初心者育成法 バッティングフォーム作り② トップの位置

    脚(踏み込み足)が着地してバットを振りだす直前のバットの位置をトップと言います。プロ野球選手には様々な構え方の選手がいますが、誰でもトップはバットのグリップがほぼ肩と同じ高さにあることがわかります。トップの位置はどんな構え方の選手でも共通なのです。前回の

  • 初心者育成法 キャッチボール③ サッカーボール投げ

    前回の叩きつけとこのサッカーボール投げは、結構即効性があるなと、個人的に思います。やることはシンプルです。①投げる前の姿勢をとります。②サッカーボールを持ちます。サッカーボールはつかめないので、手の甲が下向きになります。③サッカーボールを低い軌道で投げま

  • 初心者育成法 キャッチボール② 叩きつけ投げ

    野球ボールを投げるという動作において、初心者が難しいのが、・肘を肩のラインまで上げる・体重移動という2つの動作です。特に、肘を肩のラインまで上げるというのは、日常の中であまり行わない動作なので、子どものころからキャッチボールをしていなかった人にとっては、結

  • 初心者育成法 知識② 自分の体と怪我について知っておこう

    子どもの体は大人と違い、成長途上にあり、骨や筋肉も完成していません。骨端線が閉じて成長が止まるまでは、過度な負荷をかけると大きなけがにつながります。子どもの時にバーベルなどを使った高負荷のウエイトトレーニングをするのが良くないのはこれが理由ですね。https:/

  • 初心者育成法 走塁① ベースの踏み方と1塁のかけ抜け

    まずベースの踏み方ですが、恐らくベースの一番右手前を踏むように指導している人が多いのではないでしょうか。ここが一塁手と交錯しにくく、ファウルグラウンドにかけ抜けやすいからですね。しかし、私の場合、「足の前半分でベースの真ん中を踏む」と教えています。その理

  • 初心者育成法 バッティングフォーム作り① バットの持ち方

    バットの持ち方です。バットを握ったとき、下側の手(右打者なら左手)をボトムハンド、上側の手(右打者なら右手)をトップハンドと呼びます。ボトムハンドとトップハンドはくっつけるわけですが、バットを持つ指で大事なのは小指・薬指・中指でしっかりと持つことです。人

  • なぜ部活指導が教師の負担になるのか

    なぜ部活指導が教師の負担になるのかhttps://note.com/ikedaosamu/n/n0c0d3d115ffa 京都橘大学 発達教育学部 教授池田修さんの記事ですが、とてもわかりやすかったです。皆さんも読んでみてください。にほんブログ村

  • 初心者育成法 知識①ルールの勉強をしよう

    野球のルールってほんと複雑ですよね。プロ野球選手でもすべて把握しているわけでもありませんし、ルールをよく理解していなかったがゆえに、敗北につながる致命的なミスを犯すことも、年に1回はあります。初心者をたくさん見てきましたが、最初にルールをしっかりと確認する

  • 初心者育成法 キャッチボール① 捕球

    キャッチボールが上手くない選手は、守備が上手くなりません。守備が上手くなければ、長いイニング試合に出ることは難しくなります。キャッチボールはどうすれば上手くなるか。「とにかく量をこなすんだ!」というのが昔ながらのやり方だと思いますが、今までの指導経験上、

  • 指導者必見!初心者育成法

    限定的ではありますが、部活動が再開となります。週2回(グラウンド1回、たまに+日曜日)、8月・1月は全体活動なし!というのが1年生の基本的な活動です。コロナで部活がない期間で作ったものをついに実戦投入することになります。習得技術シートの作成youtubeを使って予習

  • 動作の誤解を解く

    今年は中学1年生の指導を中心に行っています。先日の練習で、バッティングについて基礎的な部分の習得を行ったのですが、やはり、学童野球経験者ほど、「軸足を回せ」「腰を回せ」といった誤った指導を受けて、真面目にその動作を行っている選手がいます。今年の新入生の学童

  • 指導者は育成ビジョンとカリキュラムを備えよう

    今まで様々な指導者と交流してきましたが、その中で、多くの指導者に共通する部分があるように思います。個々の指導は素晴らしいものを持っていても、以下の2点が欠けていることが多いです。①ビジョン(子どもたちに、自分の手を離れた後、どうなってほしいのか)②カリキュ

  • コア層とライト層の棲み分け(その3)

    では、コア層とライト層の棲み分けを考えたときに、どのようなシステムが考えられるでしょうか。名古屋大学の内田良准教授が『ブラック部活動』で図示した今後のイメージに以下のようなものがあります。 これを参考に、私の考えを図示しておきます。現状は以上のようになっ

  • コア層とライト層の棲み分け(その2)

    日本ではコア層とライト層が同一チームに混ざり合ってしまっており、双方に不満が生まれてしまうという状況になっています。現状では、アマチュア指導者にとって目指すべき指導の目標というのは以下のようになるのではないかと思います。生涯そのスポーツを楽しめる「目標値

  • 部活動学

    部活動学 《子どもが主体のよりよいクラブをつくる24の視点》ベースボール・マガジン社2020-06-30 全体的に、生徒の自主・自立による部活動を確立するにはどうすれば良いのか?というのが軸になっており、様々な大学の先生方が、講義形式で解説していくというものでした。現

  • コア層とライト層の棲み分け(その1)

    私は、競技者の実力やモチベーションを分類する場合、ライト層・コア層のように表現することが多いです。この言葉は、元々「ライトユーザー」「コアユーザー」というような、特定のサービスの利用度合いを表現するものですが、競技などにも援用できます。今回は、まず、ライ

  • 総合型地域スポーツクラブ

    大阪府立高で中学生の“部活動”始動https://news.yahoo.co.jp/articles/1810798e5ce6a398ab604090c363b1f9fb378462スポーツ庁が拡大を目指している総合型地域スポーツクラブ。https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/club/main3_a7.htm大阪府が部活動に代わる中高生の取り組

  • アマチュア野球界の問題の歴史的背景(その2)

    アマチュア野球界の問題の歴史的背景(その1)1937年からの日中戦争、1941年からの太平洋戦争がはじまると、戦時中の日本では、敵性スポーツとして野球への風当たりが強くなってきました。その中で、野球界は、アメリカ色を消したり、野球が戦争にとって有益であることを見

  • 先生だって人間だもの

    夏休み ネットに集まる教員の声 オンライン・イベントに教員と市民が集うhttps://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/20200816-00193431/先生が忙しすぎるのは、子どものためにもならないhttps://news.yahoo.co.jp/byline/senoomasatoshi/20200815-00193392/今週、twitter

  • アマチュア野球界の問題の歴史的背景(その1)

    ・みんな坊主頭・全員が一糸乱れず足を高く上げて行進する・開始を告げるサイレン・鳴り響く怒声・暴力を伴う厳しい上下関係甲子園などを見ると、戦前の軍国主義時代の日本を想起させる場面が多々あります。普段は反戦平和を唱える某新聞も、高校野球が絡むと、虐待や死を美

  • これはちょっと違うような・・・

    部活の暴力防止へ、脱「密室」 保護者に練習を生配信https://news.yahoo.co.jp/articles/d5b27d33f31e9677bd1cb140f85df64651fe09f1 以前、上級生から下級生への体罰問題があったようで、このように保護者に練習風景を配信しているそうですが、学校や部活動には、保護者・

  • 保護者との距離感(その2)

    さて、入部後、保護者は試合などを見に来てくれますが、基本的に私は軽いあいさつ程度で、あまり話はしません。距離感を近づけすぎないように注意しています。その理由は3つです。①選手の平等性を保つこれは人にもよるのでしょうが、よく試合を見に来てくれたりする保護者や

  • 保護者との距離感(その1)

    指導者にとって難しいのが、保護者との距離感です。学童野球や中学のクラブチームなどは、どうしてもチームの運営上保護者の協力が必要ですから、ある程度配慮した関係を築く必要があるでしょう。私の場合、学校の部活動ですから、入部時に「活動は顧問と部員のみで行い、保

  • 安かろう悪かろうはやめよう

    私のブログでは、近年のスポーツにおける指導者に関する問題は、指導者個人の資質というよりも、現状のシステムに原因があることを指摘してきました。日本の部活動などで行われている大衆スポーツ(野球など)の指導形態の多くは、教員その他の指導者のボランティアに近い形

  • 熱中症に気を付けましょう

    さあ、今年も暑くなってきました。体感的ではありますが、私の子どもの頃より、暑さが厳しくなってきているような気がします(友人も口を揃えてそう言いますね)。まあ、年を取って体力が落ちたのもあるかもしれませんが・・・。部活中の熱中症に注意 部長の頑張りすぎは危

  • 「自主性」の勘違い

    教員としてもスポーツ指導者としても警鐘を鳴らしたいのですが、子どもの「自主性」という言葉が独り歩きして、過大に評価されているように思います。これまで、日本の教育が管理型の側面が強かったので、その反動というのもあるのでしょう。この自主性が強調されるようにな

  • youtubeを使って予習!

    さて、7月中旬から部活動が再開する予定ですが、グラウンドでできるのは週1回。教室を使ってルールなどの勉強をするのが週1回。半分以上が初心者の新入生を担当するわけですが、どう効率よく技術や知識を習得できるかが課題です。今年はコロナの休校中にもいろいろ考えまして

  • スポーツとジェンダー(その2)高校軟式野球は男女出場可にしよう

    スポーツとジェンダー(その1)私たちが普段関わっているスポーツにおいても、ジェンダー的要素は多いのではないでしょうか。例えば、「この競技は女性のスポーツ」「この競技は男性のスポーツ」というような考え方です。どんなものがあるでしょうか・・・。シンクロナイズ

  • スポーツとジェンダー(その1)

    3月以降、コロナ流行により、家で過ごす時間が増え、いろんなテレビ番組を見る機会が増えたのですが、メディアにおけるジェンダー要素が非常に多いなぁ、と思います。日本は男女平等の順位が世界でも最下位レベルですが、学校や社会にだけでなく、メディアにも原因があるよう

  • 習得技術シートの作成

    さて、前回、カリキュラムみたいなものを作ってみようかなと話したのですが、実際につくってみました。実物は見せられませんが、目標としては、これらの内容を身につければ、高校野球でも野球ができる技術は身についているし、将来、草野球とかをやるときも困らない、という

  • 野球のカリキュラム

    全国の小・中・高等学校では、全ての子どもたちが同じ内容の授業を受けられます。1000万人以上の子どもたちが、全国どこでも同じ教育を受けられるって、凄いですよね。これは、文部科学省から、「学習指導要領」という、教育の基準となるマニュアルがあるからですね。先生た

  • 学年にこだわりすぎてはいけないと思う

    いつも見ていただき、ありがとうございます。最近、一日のアクセス数がかなり多くなっており、びっくりしています。さて、長年指導者をやっていて思うことの一つとして学年の問題があります。体格の大小・実力に関係なく、学年でひとくくりにされてしまう。特に、野球は顕著

  • 選手にとっては残念な年に・・・

    コロナの影響で、夏の甲子園も中止となりました。メディアではどうしても甲子園ばかりが取り上げられてしまいますが、中学生の大会なども、軒並み中止となっており、頑張って練習してきた選手たちにとっては非常に残念な年となってしまいました。コロナ自体はインフルエンザ

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