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2019/03/26

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  • ほどほどのジャズ

    LennyHambro/MamboHambro(米SavoyRecordsMG-15031)レコードに頼るしかない我々のような日本人にとって、レニー・ハンブロのようなミュージシャンの実像は掴みにくい。リーダー作は私の知る限りでは3枚で、それらからは彼の音楽的主張のようなものは感じ取れないので尚更である。でもWikipediaにはその生涯がかなり細かく書かれていて、アメリカではそれなりに知られた存在だったのかもしれない。グレン・ミラー・オーケストラ時代が長かったようだが、マチートらとラテン音楽に手を染めていたこともあったようで、このデビュー作はコンガやティンバレスをバックにエディー・バートと共にラテン音楽にどっぷりと浸った音楽をやっている。よく鳴るアルトで朗々とメロディーを吹き流す姿がよく捉えられており、早...ほどほどのジャズ

  • ロイ・ヘインズとサラ・ヴォーン

    SarahVaughan/Swingin'Easy(米EmercyRecordsMG-36109)ロイ・ヘインズの訃報に接した。99歳、死因は伝えられていないようだ。彼のキャリアを眺めていると、サラ・ヴォーンと一緒に活動していた時期が長いのがわかる。サラと最初にレコーディングしたのは1947年のレスター・ヤングを含めたもので、53年からは彼女の専属バックを務めるようになった。翌54年にサラがエマーシーと契約して録音を始めると彼の演奏もエマーシーで聴けるようになる。その時期の代表作がこのアルバムやミスター・ケリーでのライヴになる。このアルバムはサラの素晴らしい歌唱が聴ける極めつけの名盤だが、バックがピアノ・トリオなのでロイのドラムが非常にクリアに聞えて、彼の演奏を堪能するのにもうってつけのアルバムだ。ゆった...ロイ・ヘインズとサラ・ヴォーン

  • 不器用なトランペッターが見た夢

    KennyDorham/TheJazzProphetsVol.1(米ABC-ParamountRecordsABC122)ケニー・ドーハムという人の活動の軌跡を見ていると、いろいろ考えさせられるものがある。40年代の終わりから60年代中期のジャズの黄金期を通して第一線で活躍した一流プレイヤーだったわけだが、我が俺がというタイプではなかったこともあり、終始地味な印象が拭えない。録音に積極的だったこともあり、レコードはたくさん残っているのでこの人の演奏には触れる機会は多く、よく聴いていくと結構いろんなことをレコードを通してやっていたことがよくわかる。ただそのどれもが華々しい活動という感じではなく、不器用な人が不器用なりにまじめにいろんなことに取り組んでいたんだなということがわかり、どこかグッとくるものがあるの...不器用なトランペッターが見た夢

  • ガーランドの一番好きなアルバム

    RedGarland/AllKindOfWeather(米PrestigeRecordsPRLP7148)気候変動で生活様式がすっかり変わってしまったような気がする。昔は天候の移り変わりが穏やかで、四季折々の中で風情を感じたものだったが、今は暑いか寒いかのどちらかしかないような感じになっている。だから、これから先はこういう風に季節や天気のことを想って歌が作られることはもうないのかもしれないと思ったりする。四季に風情があった頃に作られたこれらの歌には美しいメロディーや深い情感が込められていて、レッド・ガーランドのような人が演奏するにはうってつけだ。私はガーランドのレコードの中ではこれが1番好きで、もう30年以上聴き続けている。このアルバムの演奏の中には他のアルバムにはない優雅で上質な空気感が溢れていて、ガー...ガーランドの一番好きなアルバム

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廃盤蒐集をやめるための甘美な方法
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