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高山農園のお米作り https://okomenotakayama.com/blog/

無農薬栽培や特別栽培など農薬に出来るだけ頼らない、おいしいお米作りに取り組んでいます。

高山農園
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住所
越前市
出身
越前市
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2019/03/24

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  • 田植え準備

    昨晩からの強風。皆様の地域はいかがだったでしょうか。毎年必ず一度はとんでもなく強い風が吹く日があるのですが、それが本日でした。当農園の育苗ハウスは今年は大丈夫でした。 朝5時。事前に準備しておいた防風ネットの有難みを感じた朝でした。数年前に一度ビニールが飛ばされたことがあり、それ以後は対策として防風ネットを張るようにしています。毎年のことなので、準備しておくと気分的にも安心できます。 それでも留め具が外れてバタバタしているところもあるので早朝から修復。育苗ハウスに出したばかりの苗も入っているので、何ともなくてよかったです。 続いて田植えの準備。ハナエチゼンの苗も大きくなりました。3葉で15cm以上あり、ちょっと大きくなりすぎました。今年のこの暑さなら仕方がないのかもしれません。 根の張りも十分。育苗箱に種をまとめて蒔いて育てる苗を「マット苗」というのですが、その名のとおり敷物のように苗の根どうしが絡まって織物みたいになります。そのため、苗をつかんで持ってもちぎれたりせず、この形のまま田植え機にセットして植えることが出来ます。根の張りが悪いとボロボロに崩れてしまうので、苗の長さよりも根張りの方がとっても大切です。 育苗ハウス内にローラーを設置して苗を出す準備も完了。軽トラックが入れるような大型のハウスでは無いので、外まで一度出さないとトラックに積めないのが手間です。

  • 続・育苗

    毎日天気が良い日がつづいて外作業をしていると暑いくらいですが、皆様の地域はいかがでしょうか。田んぼのカエルの声も日に日に大きくなってきています。 4月の最初に種をまいたハナエチゼンの苗ですが、現在のところ2葉12cm前後でしょうか。毎日これだけ暑いと生長も早いです。あと10日ほど育苗を続けて4月末に田植えの予定です。今のところ順調です。 こちらは先日ビニールハウスに出したばかりのコシヒカリの苗。この苗はここまで全く農薬を使っていないので、プールに水を張るまでは温度管理にかなり気を使っています。 人間も季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますが、植物も同じで、寒暖差があまりにも大きいと弱ってしまいます。苗が小さいうちは抵抗力も弱く病気にも感染しやすいです。 毎年よく発生するのがムレ苗や立枯れ。苗の一部が円状に枯れてしまう病気で、4月末~5月中旬の育苗期に特に多く発生しています。ちょうど季節が春から夏へ変わる時期で、天気や気温が安定しないのが原因かな?と思っています。プールに水を張ってしまえば水温の変化もゆっくりになるので以後は安心です。 苗の生長も良いですが、田んぼの畦道の雑草の伸びも今年は良すぎです。そろそろ田植え前の1回目の草刈り開始。雑草にもさまざまなタイプがありますが、この時期はシロツメクサやカラスノエンドウなどの豆科の雑草が旺盛で意外とてこずります。

  • ハナエチゼン育苗 続き

    ハナエチゼンの種まき後の続きです。 芽出しのために保温をしてからだいたい3日ぐらいで土から芽が伸びてきます。芽出しの機械の中は真っ暗なので、出たばかりの芽も真っ白。これが日光に当たると緑色に変化していきます。「もやし」が真っ白なのと一緒です。 ビニールハウスの床に育苗箱を手作業で並べていきます。これがかなりの重労働で、土って意外と重たいです。土に触れる機会なんて農業をやっている人以外ではあるのでしょうか? 気温チェック。晴天だと朝9時で育苗ハウス内は40度。気温と地温は少し違いますが、暑いことには変わりないので、育苗中は25度前後に保てるように管理します。と言っても5月になれば外気も30度近くになってしまうので理想通りにはいきませんが・・・。 苗出し後、さらに3日ほどで1葉目が出てきます。今度は最初から日光に当たっているので葉っぱも緑色。 1枚目の葉っぱが開いてきたら、育苗箱の側面に木枠を当ててビニールシートでプールを作り、 水を張ります。これでハナエチゼンの育苗でやることはほぼ完了。後は田植えまでまでプールの水が無くならないようにするだけ。この段階で苗に問題がなければ田植えまでに失敗するということはまず無いので、とりあえず一安心です。次は早植えのコシヒカリの準備に入ります。

  • ハナエチゼンの種まき

    毎年一番最初の種まきは「ハナエチゼン」という品種から。この品種は栽培が楽でしかも早生栽培が可能なので、福井県ではだいたいどの農家さんもコシヒカリの前の品種として植え付けをしています。 種を水に1週間ほど浸けておくと、お米が芽を出す準備が整います。そうしたら、少し加温して一気に発芽させます。 一晩でだいたい出揃います。種からほんのちょっとだけ出すのが良いのですが、ずっと監視しているわけにもいかないのでなかなか難しいです。品種によっても、産地によっても発芽勢が違うので経験が頼りです。 種の準備が出来たら播種(はしゅ)機という機械で育苗箱に種をまいていきます。ベルトコンベア上を流れ作業で、下土、水、種、上土という具合で1時間で350枚ぐらい出来ます。床土の水分が多すぎると種が窒息してしまうことがあるので、ポイントは水は気持ち少なめにすることでしょうか。昔はよくこれで苗をダメにしました。 最後に土から芽が出るまで数日加温します。種から芽は出ているので加温せずに外へ持っていってもそのうち土から芽は出てくるのですが、出芽を揃えるためにあえて加温をします。失敗の出来ない育苗。何事も最初が肝心なので、出来るだけ安定した均一な状態の苗作りを目指します。

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