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  • 最初の生命から

    いつだったか、1億3000前の日本列島付近の地形のことを、話題にしたことがありましたが、2016年のことで、そのころ、新石器時代以前のトランスジェンダーの痕跡はないものかと調べたことがあって、「痕跡」そのものは見つからないのですが、関連していろんなことに興味をもったのでした。地球の歴史も、生命の起源の話も、学校でならったころの昔の通説とはだいぶ違う話になっています。地球の歴史については、むかし大陸移動説と...

  • 乗物酔いのジェンダー

    乗物酔いは、自律神経系が原因のようですから、自律神経失調症のようなもなのでしょう。酔う人というのは、思春期のころがピークで、成人後にある程度は収まるそうですが、更年期になってまた目立つようになる傾向があるらしいです。思春期と更年期に顕著だということは、どちらもホルモンのバランスが崩れやすい時期ですし、そんなようなことが関係するのかもしれないと、素人目には思えますよね。私の場合は、10歳ごろから症状を...

  • 恵比寿さま

    鈴木春信の「見立て恵比寿」と呼ばれる絵です。恵比寿とは、神棚の神像や置き物などでお馴染みの大黒さまと恵比寿さまのうちの恵比寿さまのことです。大黒さまは、大きな袋を背負って、打出の小槌を持ってますが、恵比寿さまは、釣り竿と散り上げた魚(鯛)を持っています。浮世絵になると、華やかに着飾った美少人(または美人)の絵で、「見立て」ということになります。この絵では、振袖の羽織を着た美少人(若衆)です。羽織の...

  • https://hatopiano.blog.fc2.com/blog-entry-559.html

    昨年9月の「身体測定をやってみると」という記事で、自分の各測定値を平均値と比較してみました。そのとき、身長ではなく肩の高さを同じにして比較する方法をとりました。すると、縦方向の各サイズについては、かなり平均値に近いものになったのです。次に、横方向の各サイズについても、書きかけていたのですが、それから半年が過ぎてしまいました。横幅の測定は、胸囲などの周囲サイズとは違って、測り方が難しいです。肩幅と腰...

  • 編み笠の若衆

    編み笠の若衆を描いた鈴木春信の絵です。 振袖の羽織を着てますから、若衆で間違いないわけです。 簪の先が少し見えますし、羽織の紐の結び方も、女子型の若衆のものです。 羽織の袖の柄に折鶴が描かれてます。 それから、着物の前の合わせ方ですが、重ねる部分が少ないです。 これでは、風が強い日に、着物の裾がひるがえったりすると、 脚のひざの上まで見えてしまうこともありそうです。 小股も見えることがあると言っ...

  • 顔の縦横比など

    顔写真に15個の長方形の線を重ねら画像です。右はAIST社の平均測定値から、各縦横サイズはそのままにイラスト化したものですが、曲線部はフリーハンドです。ただし身長158cm女子の105%サイズ。2つを見比べると、写真の顔の各パーツの位置などは、おおむね同じで、平均的な顔といえると思います。たぶんおおかたの人は、このように「ほぼ平均位置」なのではないかとも思います(各部の形状は別として)。鼻の幅については、1つの...

  • 記憶がぼんやり

    記憶がぼんやりしたり、AかBかはっきり区別できないことがありますね。ブログを書いていても、同じことを以前に書いたような気がして、気になることがあります。それで、今までの全部を、テキスト(文章)だけバックアップしたものを1つのフォルダにまとめてみました。(fc2ではブログ引っ越し用の「エクスポート」で保存できます。)以前に書いたかどうか曖昧になるのには、原因があって、下書きの文章がたくさんあるのですが、そ...

  • 石垣の前の若衆

    鈴木春信の浮世絵の保存画像(数百枚)の中から、羽織や半纏の紐の結び方を調べたときに見つけた絵が、これ。頭巾をかぶった人物が描かれていますが、胸の前の紐の結び方は女性型なので、女性だろうと思いました。とすれば、着ているのは羽織ではなく半纏?。頭巾の頭の上の中央が少しふくらんで見えるのは、櫛飾り?。浮世絵には通称のような題名がついているものも多いのですが、念のため画像検索で調べてみると……。「石垣の前の若...

  • 春の雪

    これも「足補正」で、初公開写真。「ある年の4月3日ごろ、3日遅れのエイプリルフールのような雪が降りました」という書き出しで、椿の花t雪景色の写真を紹介したことがありますが、同じ日の写真です。ままごと草ベスト1000には入らずでしたが、同じ日の写真が多すぎたからでした。椿の花が咲いてるのに雪景色という光景は、2度と遭遇することはないだろうと思って、たくさん撮りました。歩ける道は細く、三脚を立てる場所も限...

  • 欲しがらない子

    小学校の1年生か2年生のころから、親に内緒で誰も来ない暗い箪笥部屋で少年ながら古着の女性服などを着てひとときをぼんやり過ごすようなことをしていました。内緒であるというのは、何か理由や理屈があってのことではなく、良いことか悪いことかも考えず、ただ無意識のうちに内緒なのだと思っていたようです。着たものは放置することなく元へもどし、その後もずっと、無意識のうちに、本能ででもあるかのように、ときどきそのよ...

  • 紫式部と源氏物語と

    鈴木春信の絵、「五常」のうちの「信」という絵。文机の前の人は、たぶん紫式部でしょうね。石山寺近くの琵琶湖の湖畔で執筆中に、冥想にふけっているところでしょう。左ひざを立てています。和歌があります。「悲をしりて善をみちびく心こそ まことの信といふべかりけり」「まことの信」とはどんなものでしょう。信とは「誠実」のことだと書く辞書もあります。ですが、独り善がりの「真面目」のことではなくて、まづもって世の中...

  • 写真の「足補正」

    人物写真の「足補正」について趣味の写真シリーズです。「足補正」などという言葉を使いましたが、つまり、立ち姿の人物の足が、カメラのフレームに入りきれなくて写らなかった写真に、別の写真の「足」をコピーしてつなげるという意味です。「頭切れ」の写真でやったことと、同じようなことです。試験的に、だいぶ前の写真1枚をやってみました。つなぎ目がわかるように、ボカシ等は入れてません。足の幅を合わせたのですが……、足...

  • ケン遊び

    鈴木春信の浮世絵シリーズです。右手前の人。髪型は「勝山髷」でしょうか、ちょっと古い時代からのものなので、年増を意味してるのかもしれません。この人は、振袖の羽織を着ていますから、「若衆」というか、色子か陰間か女形など、そういった人なのでしょう。羽織を着た純女性の絵がどこかにあれば別ですが、ない以上は、娘風に見えて振袖の羽織を着てたら若衆で間違いないはずです。左ひざを立てて、かなり開いているのが気にな...

  • 今年は

    2024年ももう2月末。今年の抱負やら先のことなどを書いてみようと思うのですが・・・。最近は見てくれる人がとても少ないようですけどね。もともと医療や目先の法律のことはそれほど重要なものではないですし、もっと大事なことがある、という考えかたなのですが、それはこの先も変わることはないと思います。ですが、お金さえあれば希望する肉体の外見が簡単に手に入る時代になったときに、人間の心は、どこかに歪みが生じたり、...

  • 3人の色子

    鈴木春信のこの絵。振り袖の羽織を着た人物が3人描かれていますが、振り袖の羽織ですから、3人とも色子、または女形とか陰間とか、そういう人物なのでしょう。振り袖の羽織だけでなく、髪に櫛を差していること、この2つの条件から、色子であると見られます。

  • 羽織の紐の片結びの違い

    立春が過ぎて、梅の花のほころぶ季節。「夜の梅」と呼ばれる鈴木春信の浮世絵を、ぼんやり見ていました。娘の着ているものは、羽織ではなく、半纏です。袖口がすぼまっていますし、羽織は女子の着物ではありません。胸の紐の結び方を見ると、「片結び」ですが、2本の紐の先を(本人の)右側に垂らしています。次に「鞠と男女」と呼ばれる絵。娘と若衆が描かれていて、若衆の羽織の紐は、やはり片結びですが、紐の端は左側に垂らし...

  • 夏痩せと息切れ

    去年の夏の記録的な暑さのときに体調を崩して、夏痩せしたのですが、2~3キロの夏痩せは久しぶりのことでした。以前は夏痩せしても、秋の終りごろには体重は戻っていたのですが、今回は戻りません。からだを大きくしたりする成長能力が、なくなっているせいなのかもしれません。3サイズなどを測ってみると、どれも減ってますが、脚も細くなった模様。太ももが細くなるのは、老化ということでしょうか。今と同じ体重だった昔は、...

  • Hatopia2024 表紙の模様替

    連日のお知らせになりますが、ホームページの表紙の模様替です。Hatopia 鳩子のホームページいつ以来になるのかと調べたら、2011年の4月以来で、13年ぶりでした。福島原発の事故があって不安な毎日を送っていたころです。江戸時代の木版本を本格的に読みはじめたころでもありますね。これで2つのサイトを模様替えしたことになりますが、このブログはどうでしょうね。いちばんシンプルなFC2のテンプレートを選んで、記事タイトルの...

  • 鳩ぴあ星

    「ままごと草」というブログが、たびたびアクセス不能になってましたので、思いきって移転。移転先はfc2のもう一つのページ内で、旧タイトルはよく変更してましたが、今回「鳩ぴあ星」というタイトルにして、以後はなるべく変更しない予定。鳩ぴあ星のコンテンツの1つが、「ままごと草」ということになりました。記事ごとのページと、topページなどが完成。カテゴリページなどは未完成。...

  • 空を飛ぶ夢

    空を飛んでる夢を見ました。夢占いなどでは、それは向上心の現れとか、性的欲求不満とか、書いてあることには岩欄がありました。最近ネットで調べたら、挿絵のように人物の加工写真が付いていて、飛行機のように両手を真横へ広げたり、スーパーマンのように顔を前(進行方向)に向けたりで、顔を前に向けるのは衝突を避けるためでしょうか、とにかく高速で一直線に飛行するイメージなので、私のときどき見る夢とはぜんぜん違うと思...

  • 川端康成の『不死』

    川端康成没後50年は、去年のことだと思っていたのですが、調べたら一昨年(2022年)のことだったとわかりました。どうやら2年の経過を1年と思っていたようです。高齢になると内部時間はゆっくりと進むらしく、まだ一年と思っていたら、外部ではもう2年が過ぎていたのでしょう。『掌の小説』という、4~5ページの短い小説がたくさん入っている宝石箱のような小説集を拾い読みしてました。最後のほうに収録されてる、老人と少女が故...

  • 2024年の夢

    というタイトルは大げさですが、今年の始め、数日前に見た夢は、パソコンを見てる夢で、自分の写真を似顔絵に変換してもらった画像を、画面にたくさん並べて見ている夢でした。そういえば12月ごろは、似顔絵変換などをよく試してました。ご覧のようなイラスト画像です。目ぱぱっちり大きくなって、唇は厚くときどき変形します。Anime Filter というサイトで変換しましたが、顔だけになってしまうのは、ちょっと残念。夢としては、...

  • 首を長くして待つものは

    元日から大地震のニュースがあって、世の中たいへんですね。ある先生のお話では、20世紀がたまたま平穏過ぎただけのことで、長い目でみると、こういうのは、地球ではたびたび起こるのが普通らしいです。大陸が何千キロも移動するわけですからね。(2)年末に、ブログの1年をふりかえって書いた記事で、1つ書き落としたことがありますね。「私のリアリズム」の延長上に、わかりやすいシンボリックな言葉を思いついたことがありま...

  • 浮世絵の女形のように

    昨日の写真と同じ日の撮影のものです。このポーズは、昨日の浮世絵の赤い着物の女形に、少し似ていると思いました。上半身を後ろに傾け、腕を伸ばして体を支えています。体が後ろへ傾くので、バランス上、首は前方へ傾きます。似てますよね。江戸の浮世絵では、こういうふうに首を下げてる女性は、少なくないのです。(江戸後期はそうでもないかも)いつも下を向いてるような、相手、特に見知らぬ男と顔を見合わせないように、とい...

  • 老木。今年みた浮世絵

    次の写真は、極端な逆光だったのを手間をかけて補正したものです。左上に斜めに緑色の支柱のようなものが伸びていますが、由緒のある老木を支えるためのものと思います。私もだんだん老木のようになりつつありますが、支えてくれる人や物があると良いですね。さて浮世絵の話。色子などを描いた浮世絵といえば、以前は枕絵が探しやすかったわけですが、今年はそうでない絵を、鈴木春信の時代の絵で、いくつも見つけました。礒田湖龍...

  • 2003年ふりかえり(2)

    今年をふりかえってみるとこの分野では、いわゆるLGBT法とか、切らずに済むような最高裁の判決などがありましたが、政治問題ですからね、日本の政治の際限のない劣化状況のことを考えると、なんといいますか……、もともと政治とは期待してはいけないものだと教わったことがあります。最高裁判決については、その問題を、だいぶ前に「ちょん切った人たち」でパロディ的に書いたころ(2017)から、テーマにはなっていあわけです。今年は...

  • 今年の夢をふりかえる

    今年の(2023年の)このブログをふりかえってみると、今年の初めごろは「夢」のテーマがいくつかありました。その日に見た夢のことを、書いてみたのですが、その後はあまり続きませんでした。夢を見ながら、これは夢だろうと思うことがあったり、ピンチにおちいって大変だというとき、目がさめることがあります。それが夜中のことなら、また寝てしまって忘れてしまうのですが、起床時刻に近いときは、そのまま起きて、すぐに夢のス...

  • 空を見上げて

    前回につづいて、2枚の写真を重ねた画像。大きさを合わせて重ねたあとは、頚のあたりにボカシを入れただけですね。このままでも面白い絵になってると思いました。手前の首のない写真のほうは、セルフタイマーの設定ミス(普通10秒のところ3秒になってしまった)のような感じです。こういうのは同じ日の写真を重ねるという原則通りです。そろそろ今年をふりかえっての「じゅうだいニュース」を考えなければならない時期になりまし...

  • 写真接続、上と下

    またやってみました、頭切れ写真。ですが今回はなんとなく出来が良くなかったので、カーツーン化処理。薄い色合いになって良くなりました。(肌の色が合ってなかったようですね。顔がオークル系、首から下はピンク系だったのがよくなかったようです)ひざを着けたのと、体育すわりと、2枚撮ったのですが、明るすぎるのと暗すぎるのと、どちらもイマイチでした。ソフトで明るさ調整のときに、彩度が強まることがあって、色合が変わ...

  • 一つ目の怪人

    細い枝が縦方向に何本も伸びていて、私の背後に一つ目の黒い怪人が立っていたようです。…… 怖いですね・・・...

  • 秋の風情のイラスト化画像

    写真加工のサイトで遊んできました。最初は、写真の顔を漫画風のイラストにできるところを探したのですが、無料のはあまりないです。以前ある人からペイント風の似顔絵のようなのをいただいたことがありますが、有料だったのかもしれず、たいしたお礼もしなくて申し訳ないです。それでも、Vidnoz というところを見つけて、似顔絵よりも背景の雰囲気が面白いのができました。顔はアニメ風でパターンも少なくて別人になってしまいま...

  • 体温の話

    写真は、今日の記事とは関係ないもので、間違って白黒モードで撮ってしまったのを、カラー加工のサイトで色を付けたものです。右手が肌色になりませんでしたので、自分で適当に赤みを加えました。さて今月7日のNHK BSで、体温の話をしてました。哺乳類の体内温度は、みんな同じらしいです。でも小さいネズミは寿命2年、大きい象は60年、小さいと体温維持が負担になって短命なのだそうですが、人間が大きな象より長寿なのは、謎な...

  • コスプレの話

    コスプレというのを一度はやってみたいと、前々から思っていたのですが、どんなのを考えていたかというと、1つはアラビアンナイトのお姫さま、蕗谷虹児の絵でみたようなの。もう1つはロボットまたはアンドロイドのようなイメージのものでした。漠然とそう思っていたのですが、最近調べてみたら、やはり、手塚漫画に行き着くみたいです。(1) 『火の鳥2772』『七色いんこ』のオルガ。可愛くてセクシーなところが、手塚ワールドです...

  • ねぼけまなこで

    このごろは、一日じゅう、ねぼけまなこで過ごしているかもしれません。写真のような?このブログの文章は、最近はほとんど事実を書いてるだけのように思うことがあるのですが、ねぼけないようにするためかもしれません。「事実を書くだけ」といっても、無味乾燥にならないような書き方は心得ています。たとえば、矛盾する事実について。浮世絵では、描かれた絵と、後世に付けられた題名の矛盾。絵の解釈は何通りもありそうなので、...

  • 「反魂香」という絵

    江戸時代の鈴木春信の絵です。「反魂香(はんごんこう)」という題名で呼ばれることがあります。浮世絵に付けられた題名というのは、描かれた当時からそういう名で呼ばれていたのかどうか、わからないところがありますね。現代の画集の本で紹介するときや、売買のときなどでは、題名があると、便利なのでしょう。反魂香とは、中国の伝説のお香のことで、その香を焚くと、死んだ人の魂が、よみ返ってくるのだそうです。落語にもあり...

  • 時の忘れもの

    前回紹介した浮世絵は、小さな子どもなのに、顔は童顔ではないような絵でした。そこで今回は最新セルフ撮影の写真なのですが、遠目にぼんやり見ると、腰まわりが未発達の子どもみたいなのですけど、なのに顔はぜんぜん童顔ではありませんね。そんなわけで前回ちゃんと伏線を張ってから、今回の画像アップというわけなのですね。なかなか手がこんでるというか……??。ともあれ、こんないでたちでヨガのポーズの練習でもしてみようか...

  • 浮世絵の子ども

    今回の浮世絵は、描かれた女が、トランス女子なのか一般女子なのか、という問題です。女形とする説もあるようです。前髪の脇に中剃りのようなものがちらりと見えます。ただし、一般女性でも髪型を整えるために少し中剃りをすることはあったそうですけど。背景の、橘の花をデザインした紋は、市村座の座紋であるとのこと。見物客を描いた可能性もありますが、役者かもしれませんし、口に手拭いの端をくわえ、子どもと一緒なのは、お...

  • しゃがんだり立ったり

    運動不足解消のために、ときどきスクワット体操のようなことをしてます。しゃがんだり、立ったりするだけですけれど。簡単なわりには、運動量が多そうなので始めたのだと思います。特に加齢とともに、おなかなどは大きくなるのに、大腿部は細くなるという傾向が一般的のようですので、予防の意味もあります。写真は、同じ場所で、しゃがんで撮って、立って撮ったものです。最近、英国の翻訳記事で、お尻を大きくするためにスクワッ...

  • 階段を上る若衆、その2、春信かも?

    見落としていた絵がまだありました。階段を上る若衆、というか色子ですね。派手やかな色の、振袖の羽織を着ています。もう一人は三味線を運ぶ女。川又常正の「階段を上がる若衆」という絵もありました。https://hatopiano.blog.fc2.com/blog-entry-508.htmlその絵は、髪に櫛を差してませんから色子ではないです。羽織は振袖ではありません。同じページに載せた「鼓を打つ若衆」は振袖の羽織で赤い着物でした。川又常正には「若衆調...

  • 身体測定をやってみると

    (まえおき) 前回の白背景画像は、写真の背景をAIが消してくれるというサイトをl利用したものです。今回は、背景を消した画像を、別の写真に貼り付けてみました。室内の写真にぴったりのが少なくて、こんな感じになりました。背後に誰か写ってますが、私です。^^ゞ 前面の人物は最近の私です。、さて、今日はナルシスのページです。身体測定や採寸について、いくつかの項目はときどき測ってますが、よりたくさんの項目について...

  • 身体測定をやってみると

    (まえおき) 前回の白背景画像は、写真の背景をAIが消してくれるというサイトをl利用したものです。今回は、背景を消した画像を、別の写真に貼り付けてみました。室内の写真にあまり良いのがなくて、こんな感じになりました。背後に誰か写ってますが、私です。^^ゞ 前面の人物は最近の私です。、さて、今日はナルシスのページです。身体測定や採寸について、いくつかの項目はときどき測ってますが、よりたくさんの項目について...

  • 歌いかたの話

    最近のJポップといいますか、日本人歌手の歌は、めりはりのない、一本調子な歌い方が多いと思います。高音域になると、声を大きくしてるようでもないのですが、声を張り上げてるような発声です。なぜそうなったのかについては、考えてみると、日本で普及している一つの楽器に行き当たります。その前に、民謡歌手についてですが、あの歌い方は、尺八の音の模倣のように聞えますよね。尺八はビブラートも出せますよね。Jポップの歌手...

  • 手紙を覗きこむ絵

    鈴木春信の弟子の、駒井義信という人の絵です。二人描かれていますが、一人は、階段のところに腰掛けて、手紙を読んでいる美人で、前かけをしてますので、女中さんでしょうね。そこの叶屋という店は、大きな宴席があるような店なのかもしれません。もう一人は髷の形が少し違う美少人です。振袖型の羽織も着ています。陰間というより、宴席に呼ばれた舞台子なのかもしれません。二人は顔見知りで、仲良しなのかもしれません。後ろか...

  • つま先立ちで、しゃがむと

    悪い姿勢の代表といえば、首が前に出てしまう姿勢がありますね。原因については、いろいろいわれますが、携帯端末を覗き込む姿勢が悪いとか、食事のときの犬食いなど。そういうのは、見ただけで悪いとわかります。ほかに、最近 気がついた例を一つ。椅子の背もたれを後ろに倒して、からだを後ろに傾けて預けて、首だけ垂直になる姿勢です。しかも長時間。背骨と首の角度が、曲がっています。その角度が、当り前になってしまうよう...

  • 晴れ間の虹(浮世絵)

    風流人倫見立八景 かげま晴嵐 礒田湖龍斎画海外サイトでこの絵を見たとき、「The Passion of Kagema」というタイトルが付けられていたのですが、「嵐」などの漢字からそうしたのでしょうか。この絵では、嵐ではなく、普通の雨が上がって晴れ間が広がったときに見えた虹を描いています。何々八景というシリーズの絵は多いのですが、「青嵐」のほか計8つの言葉は決まっていますので、絵をなんとか合わせようと絵師は苦心するので...

  • 足は内向き

    雨の日の写真。足元が雨ですべりやすいので、すべらないように力が入ったためなのか、少し「O脚」が先祖帰りしてるように見えました。左のひざから下が湾曲ぎみなところもですね。足先はやや内向きです。昭和のころは、これより極端ななO脚の人は、たくさんいました。若い女性でも半分近くはO脚だったという人もいます。以前イラストを描くときに参考にした100人の写真集では、40%くらいでした。昭和時代の話ですから、たぶん畳...

  • 春の錦より

    鈴木春信の絵本『春の錦』から。6人の美女美少人の行列の絵。時刻は夕刻で、どこかの宴席に呼ばれて出かけて行くところでしょうか。「夜の燈」の三文字と和歌が書かれます。「おのづから かかげつくさぬ灯のかげも更ぬと見ゆる夜半かな」(延文百首)和歌の解釈は、いろいろに可能ですが、その夜も普段のままで特別なことのなかった夜の灯だけれど、灯に映る影は、いかにももう夜更け過ぎであるように見えている……といった感じでし...

  • 病院嫌い

    医者嫌いの有名人といえば、養老孟司先生。ネットを調べると、作家の五木博之、司馬遼太郎の名もありましたが、詳細はわかりません。「医者嫌いの美学」とか「哲学」が感じられそうでもなかったので、読まないのでした。とりあえず、ここから本題です。病院というのは、よく人を待たせますよね。紹介状がなければ2時間3時間待ちは当たり前のように、あっさり言われる大病院も多いらしいです。冷暖房は不安定ですし、場末の繁華街...

  • 礒田湖龍斎の「文焼き」の絵

    海外(ロシア語)サイトから拝借の絵です。礒田湖龍斎の絵で、「文焼き」という日本語タイトルが付いていました。絵は縦長で、下側には火鉢で手紙を燃やしている人物が描かれ、上には煙の中に2人の人物が見えます。下に描かれている人は、髪の櫛、髷などから、色子であると思われます。振り袖の羽織も着ています。前髪の脇にちらっと中剃りが見えるのが、春信とは違うのですが、描き方の違いということだと思います。「文焼き」とい...

  • 最近の記事で

    最近の記事で、書き足らなかったようなのが、いくつもありますね。たとえば……鈴木春信の色子の絵(その2) (07/20)鈴木春信の色子の絵 (07/19) 江戸の色子の浮世絵については、書きたらなかったというより、他にも、礒田湖龍斎の、不思議な絵とか、駒井義信の絵など、新発見のものがまだあります。私のリアリズム (07/15) これに続いて、「浮世絵のリアリティ(リアリズム)」というテーマが思い浮かんだのでしたが、「春信の色...

  • 鈴木春信の色子の絵(その2)

    「見立て曽我物語 草摺引(くさずりびき)」という題名の絵です。芝居の「曽我物語」に有名な場面があり、「草摺引」といわれる場面なのですが、それを見立てた絵ということです。「草摺引」について、平凡社世界大百科を見てみましょう。「歌舞伎舞踊系統の一つ。親の仇敵工藤祐経ありと聞いた曾我五郎が,鎧を小脇に駆けこむのを,小林朝比奈が草粁を捕らえ,引き止めて意見忠告する筋。これを舞踊化した作品のすべてを〈草粁引物...

  • 鈴木春信の色子の絵

    つい見過ごしていた絵なのですが、色子と若い女を描いた絵がありました。この絵は、「三夕」といって「秋の夕暮れ」を歌った有名な和歌が三首あり、春信にも三枚の絵があるのですが、そのうちの一つ、西行法師の歌をテーマにした絵です。絵の右上に、 心なき身にもあは(わ)れはしられけり しぎたつ沢の秋の夕暮と書き込まれています。絵には振り袖姿の二人の人物が描かれ、二人の髪型を見ると、髷の形が違うのがわかります。立っ...

  • 私のリアリズム

    「私のリアリズム」というタイトルを先に考えたのですが、文章の書き方のような話から始めます。難しそうな問題なので、なるべくわかりやすく書こうと思います。大事なことの一つに、主観的な感想や希望などを書いてもしかたないというのがあります。主観的なものは、めったに通じませんし、内容も具体性に欠けてるでしょうから、けっきょく後で自分で読んでもわからないものになります(そういう経験は、ありますね)。誰にでもわ...

  • 私のナルシシズム

    少しエロチックな考えごとをしていて、一般女性はそのことについてどう思っているのかしらと、ネットを調べたら、わかりやすいコメントがありました。あるブログの「女性は自分の体を見て興奮する」という記事です。https://eroticblog.net/blog-entry-33.html女はナルシシストだとか、男の裸はどうということはないが、自分をふくめた女性の裸に興奮するとか、私自身にも少しその傾向がありそうなので、たぶんブログの人のホンネ...

  • 階段を上る若衆

    江戸中期の肉筆浮世絵の画家、川又常正については、これまで3回ほど書きました。https://hatopiano.blog.fc2.com/?q=川又常正今回は4回め。川又常正の肉筆画で、若衆が階段を上る図というのがあります。左上に、文字が書いてありますが、「脱捨る 羽織の 山?や みたれ藤?」とでも読むのでしょうか。「乱れ藤」という家紋があるかどうか、調べたところ、見つかりません。「乱れ桐」という紋ならありましたが、羽織の胸のところ...

  • 去年の今ごろは

    去年の今ごろは、白黒写真に色を付けてたり、小さすぎるのを拡大したり、そんなことが手軽にできるという情報があったので、たくさんやってみたのでした。便利な時代になったものです。次の写真は白黒になってたのを、カラー化したものですが、着てるものの柄の色は、実際とはちょっと違いますね。...

  • 古い民家が

    古い民家が保存されているところが、ときどきありますね。写真は建物の西側になりますが、柱がたくさんあって、90cmおきくらいでしょうか。南側には少ないので、そのぶん壁の多いところには柱も多くなってるのかも。保存公開されている古い民家は、大きい建物が多くて、平均よりも裕福な家で、お金をかけて丈夫にしっかり造ってあるのでしょう。裕福な家なので、部屋数も多いですし、建物全体も大きいです。こういうのを借りて、テ...

  • 縦横比

    書きかけのものが、よくまとまらないことが多くなりましたが、さてデジカメの縦横比は、横4縦3が、普通だと思います。動画では、横16 縦9 というのが多くなりましたね。...

  • 田植えの季節、稲の葉について

    5月は、旧暦では田植の季節です。田植のときの早乙女の衣装を販売してるところがありました。(楽天ショップ。画像も拝借)https://item.rakuten.co.jp/4ge3/w16724/画像を見ると、足は現代の長靴でも良いし、古い何かを履くのも良しで、履き物は衣装には含まれないようです。それ以外では、肌の露出はとても少ないのが特徴です。日焼け対策?……それもあるかもしれませんが、もっと重要な理由があると思います。手の甲を隠す「手...

  • デート白書?。詩人だけかも

    去年の6月に内閣府から「男女共同参画白書」というのが出て、「20代男性の約4割はデートの経験がない」という調査結果が、世間でも話題になったそうです。最近のある新書判の本で読んで知りましたが、それは昭和の末ごろと変らないことなので、騒ぐことではないとのことです。恋人がいて恋愛中の割合も、昭和平成のころも30%くらいだそうです。そんなに多くはないということになります。男性の生涯未婚率というデータがあります...

  • 木の上の進化論

    「男と女の進化論」(竹内久美子著)という本は、そこそこ面白い面も多いのですが、ピグミーチンパンジーのことも書かれていて、これは、ボノボのことですね。今はボノボという言い方が普通だと思います。つまり発行年が少し古い(1994年)といいますか、文章というか、文体も少し古いような印象を受けました。何なんでしょうね、これは。一級の随筆家なら2~30年で文章まで古く感じることはないと思うのです。理系の学者さんが、当...

  • キーボード

    写真は、春の花のある庭で。Sさん撮影。今日は、パソコンのキーボードの話です。キーボードの上に手を置くときは、ひじは脇から離して、肩の力を抜いて、ひじから中指の先までは真直ぐにして置くと思います。腕のひじから先が「ハの字」型になって……下の写真の女性のような感じでしょうか。この女性は浅井舞香さんというAV女優さんなのですが、ドラマで視力の墜ちた老作家の後述筆記をしている場面です。ときどき作家の表情を見て...

  • 20年、空の色が染みて

    前回より2週間もあいてしまいましたが、20年前の写真を使って、何か書こうと思っていたのです。ホームページを始めてから来月で20年になりますので、今後は、年数を区切ったお祝いみたいな話はもうよしましょうとか、そんなことを書けばいいんじゃないかしらとか、いろいろ思案したわりには、文章がまとまりませんでした。そのことだけを報告するような日記になりました。この写真は、胸から上の、顔などが青っぽく見えますね。バ...

  • 春めいて

    いつのまにか、春らしくなりましたね。紅梅の華のつぼみが、ふくらんで紅色に咲いているのを見ました。写真は、むかし某隔月刊誌に掲載の写真の、白黒印刷を、昨年、拡大してカラーにしてもらったものです。コンピュータ処理なので色ははずれることがありますが、この赤い色は、ほとんどその通りの色でした。ほかにもカラー化したものがいくつかありました。https://hatopiano.blog.fc2.com/blog-entry-488.html...

  • 片足立ちで、もう一度

    前回の腕立て伏せの次は、片足立ちに再挑戦。(この写真は腕立て伏せとは違います)片足立ちについては、2016年の記事にありました。 → 「片足立ち」その記事ではダイエット云々の話になってますが、健康に良さそうですので、その後も、ときどき試しています。片足で立つときの足の向きについて、最近になって気づいたことがあります。それは、足先を無理に外へ開かないこと。歩くときと同じ向きが、いちばん安定すると思います。...

  • 腕立て伏せ

    腕立て伏せ腕立て伏せが1回もできないという人(女子)がいたので、私はもう十年以上やってないような気がしたので、やってみることにしました。以前は2~3回はできたと思うのですけど……。やり方について。ひじは直角になるまで曲げること。自分だけのやり方では、結果を書いて公表しても、自分だけの世界の話になります。確認のために、「正しいやりかた」を調べてみました。「ひじは、からだが床に着くくらいまで曲げる」のだ...

  • 宝塚のような夢

    宝塚歌劇に入団したような夢をみたような気がするのですが、記憶がぼんやりしてしまってます。むかしNHKドラマで紺野美紗子主演のタカラジェンヌが主人公のドラマがあったのですが、それを見た漫画家の赤塚不二夫氏が、宝塚にはあんな気の弱いようないじいじしてる子は一人もいない、というような意味のことを言ったらしいのですが、つまり、気が強い体育会系のような子ばかりということらしいのですね。ニューハーフの世界も体育...

  • 今週の夢日記

    最近見た夢シリーズです。見たのを忘れかけてたのですが、ひょんなことから一部を思い出したので、そこだけ書いてみます。夢の中で、私は何かのお店を始めることにしました。アクセサリーだったか雑貨屋さんだったか、おもちゃ屋さんかもしれませんが、そのへんは思い出せません。店の商品を仕入れるためだと思うのですが、問屋街に出かけて、いろいろと探し歩いていました。とても親切にしてくれたおじさんのお店がありました。ど...

  • 変わった夢を見ました

    長い夢だったのですが、覚えているのは、病院で検査を受けたところからです。何かの原因があって病院へ行ったのですが、よく思い出せません。 検査の結果は問題なしということなので、帰ろうとしたのですけれど、トイレを借りてからにしようと思って、場所を聞くと通路の先にあるそうなので、小走りに歩いて行くと、通路は途中で左に曲がって、その先は行き止まりでした。変だなと思って、ゆっくり引き返して戻ってみると、最初...

  • 鳩についてのスラング

    「鳩」についてのスラングを、何年か前にネットで調べたときのメモがありました。あちこちの短文を拾い出したものと思います。「鳩」「ハト」の隠語保釈(警察用語)カモ(ぺてん師の言葉)人ノ口ヲ吸フコトヲ云フ。前借詐欺の手先の女。行橋。トハ サクラと同じ。ハトを逆にして。同じくぱっと来てぱっと散るところから(サクラ 客のふりをした仲間。ぱっと咲いてぱっと散るところから)鳩の街。〔香具師・不良〕鳩の街。(東京の...

  • 去年のことと、百面相と

    2023年が始まりました。年末に1年間のブログ記事から10余りをピックアップしてみましたが、「陰舞」の話が漏れてました、 陰間と陰馬その記事については少し反響があったようですが、理由は「かげま」の語源の話があるからで、耳新しいような、もっともらしいような説の紹介だったからでしょうね。なるほど面白い説かもと思って書き始めたのですが、書きながらどこかおかしいことに気づいてきたわけです。この世界はシャレ好きな...

  • 2022年をふりかえって

    年末恒例のじゅうだいニュースというのがありましたが、どうしましょうか。1年をふりかえって、特におすすめといえるような、面白いかもしれない記事をピックアップしてみました。 帯の先の房飾り鈴木春信の「義」という絵についての余談ですね。人の記憶は何かを忘れてしまったときに、不自然でも何とかとりつくろって別のもので穴埋めすることがあるのかも。 塗り籠めで添い寝意外なところに「稚児之草紙」が出てくるものです。...

  • 8頭身に見えるかも?

    「ままごと草」から漏れてしまった写真の1つですが、撮れたままでは柱が大きく曲がっていたので、補正するかどうか決めかねていたためと思います。ワンタッチでできますけどね。下が補正前の写真。補正後は左右の端を少しカットして揃えました。補正前は、枠の周辺部分が扁平に圧縮されて枠内に入りこむ感じなのでしょう。人物も、微妙ではありますが、少しだけ違います。補正すると、中央の顔や肩あたりは、小さくなります。ウエ...

  • 後悔すといえども

    絵のうしろのほうに湖龍と書いてありますが、上方の月岡雪山あたりの絵本らしいです。絵に描かれてるのは、陰間と客のような感じです。漢詩?のようなものが書いてありますね…… 名穴暗夜光 成立引失金銀 傷心雖後悔 更不却行ふりがながあるので、漢字をまじえて書いてみましょう。 名穴暗夜に光る 立て引きを成し金銀を失ひ 心を傷め後悔すといへども 更に行てかへらず立て引きというのは相手のために散財すること。散財す...

  • 二重のハンデ

    むかし撮ってもらった写真が小さすぎたときに、きれいに拡大してくれるところがあったので、ずいぶんたくさん試してみました。まちがって白黒で撮れたのも色を付けてくれたり。今年はそんなことばかりやってましたね。この写真は、白黒で小サイズという二重のハンデがありましたが、まあまあに処理できたと思います。...

  • 中野江漢という人の

    昭和21年のカストリ雑誌のを見せてもらいました。中野江漢という人の『男娼秘話』というのが載っていて、カストリ雑誌の執筆者名というのは、変名が多いと思うので調べたことはなかったのですが、なんとなく調べてみました。Wikipediaにも載っていて、中国の生活風俗や性風俗の研究家だそうです。『男娼秘話』は、最初のほうは小説のような展開で、読者をひきつけるものがありますね。でも著者の中国での見聞録という内容なのです...

  • もうじき冬

    こよみの上では立冬を過ぎたので、冬なのかも。...

  • 陰間と陰馬

    江戸時代の寛政の改革で「文武両道」が奨励されたそうですが、寛政元年の恋川春町『鸚武返文武二道』という本にはこんな絵が。武士と陰間の宴会芸みたいなものでしょうか。陰馬(かげうま)と陰間(かげま)のシャレだそうです。陰馬とは、「(1)人の前では弱々しく、人のいないところでは強がること。また、その人。かげべんけい。」(小学館国語大辞典) 陰弁慶とは内弁慶みたいなものでしょうか。「(2)陰間(かげま)。陰舞(か...

  • 美人度判定?

    黄金比のことを調べようと思ったのですが、脇道で美人度判定のようなサイト(Prettyscale)を見つけて、また遊んでしまいました。これだからネットは困ります。昔の一番よく撮れた写真を引っ張り出してきて、スタート。目の位置から始まって、マウスでたくさんの位置をユーザーが指定します。結果は、72%。 72点?「額が小さめ」というのは、生え際の位置が見えないので適当に指定しましたが、日本人の特徴なのかもしれませんね。「...

  • 以前の秋

    古い写真が出てきました。1998年の秋。カメラの解像度が低くてノイズ処理したため、顔が少し変になってるかもしれません。足元をよく見ると、かかとが浮いてて、バランスを崩しやすいので、そういうときは首がまっすぐ伸びるのでしたね。かかとを着けないのは、背中が丸くならないようにです。この日のことは、よくおぼえていないのですけど、何か空を飛んでるものがあったのかもしれません。...

  • 重力とプロポーション

    床に仰向けになって、両足をまっすぐ上に上げてみると、普段より、ふくらはぎが細く、大腿部の付け根は太く見えます。重力が原因なのでしょうね。ふだんは重力は逆方向に働きますから、プロポーションも変わってくるのでしょうね。重力には逆らえません。もし地球の重力がもっと大きかったら……? SF的な話になりますが、からだを支えるために、人類は脚が野太く筋肉質になってたかも?それとも類人猿のままで、2本足で立てなかっ...

  • ジーンズで

    ジーンズのサイズ表記は、ベルト位置のサイズを、インチの単位で言ってようで、日本では男子も女子も、30 = 76cm くらいの人が多いという話。30(76cm)なら、ヒップ92~93cm、ウエストは女子66cm、男子73~74cmくらいが目安だそうです。ヒップのあたりは座ると横に引っ張られますから、さらに「ゆるみ」はあるのでしょう。ここから「秋田美人」の話。秋田美人という言葉がありますが、秋田県には本当に美人が多いとかで、その理由に...

  • 樽型の曲線でしたが

    カメラのレンズの特性で、建物の柱が樽のような孤を描いていたので、ソフトによる補正を試みたのですが……、しないほうがよかったかもしれませんね。直線が、高層ビルを見上げているように見えます。オリジナルでは、画像の下3分の1は、内へすぼまるような緩い曲線でした。ソフトは、全体を直線のみにしてしまったので、きつい構図になりましたね。...

  • セックスワークについてなど

    内田樹氏による 統一教会、安倍国葬について他 は、この件について最もすぐれたコメントだと思います。これまでニュースサイトなどをサーフィンして時間をつぶしてきたことが馬鹿馬鹿しくなります。 ◇ ◇ ◇本当は、8月初めに氏のコメントを探したのですが、そのときはまだなかったのでした。そのとき注目したのが、次の一文です。「セックスワーク - 「セックスというお仕事」と自己決定権」http://blog.tatsuru.com...

  • カメラは難しい

    先週と同じ日の写真ですが、先週のは「ままごと草」にもありましたね。こちらはどこにもアップしてないと思います。逆光で真っ黒な写真を明るさ調整しました。その日の写真は、次のような感じ。その日の全部ではありませんが、20枚のうちそのまま普通に見てもらえるのは2枚くらい。明るすぎるのが4枚。あとは暗い感じの写真でした。小雨または曇り空という天候のせいもあるかもしれません。こういう天候のときは、カメラの設定は...

  • 遥かなる9月の雨に

    2006年9月のこの写真も、もう16年もたってしまいましたね。小雨の中の一日でしたが、着方にルーズなところはありますけど、少しの明るさ調整をすると、良い写真ばかりの一日ということになりました。なので未公開写真がまだたくさんある日なのです。からだの厚みがあまりなさそうに見える一枚です。ぎりぎりで背中が見えないところが良いのかも。...

  • 過渡期のあらし

    ブログを始めて最初の4年に続く、次の4年間(2008~2011年)について。第2期と呼んでもよいかもしれません。 11年に震災ショックがあって、低迷期から少し脱却できたかもしれないのですが、活発だった第1期とくらべて、確かに低迷してましたね。ブログよりSNSの時代になってしまったような、とり残されたような思いもあったかもしれません。 私には一つのパターンが身につくと、それを延々と続けようとする習性があるように...

  • 八つ橋のような

    三河の国に、八ツ橋というところがあって、かきつばたの名所。在原業平の歌も有名です。 からごろも きつつ慣れにし つましあれば はるばる来ぬる たびをしぞ思ふ五句の先頭が、か、き、つ、は、た になっているわけですね。 なぜ八ツ橋というのかというと、八つの橋が懸かっているように見えるところがあったそうです。どんな形の橋なら八つに見えるのか、絵師たちは想像をたくましくしたそうです。この絵は鈴木春信の絵で...

  • ブログ初期の楽しかった思い出

    fc2ブログを始めたのが2004年11月ですが、2007年6月までは、月に15回以上の更新は当たり前。ホームページでは2004年9月から毎日日記を始めましたので、約4年近くが脂の載ってた時期といえるかもしれません。(15回以上というのは「忘れな草紙」など複数のブログを合計しての数字です。) fc2ブログは確か2005年はじめに一部がGoogleから制約がかかったような印象があったので、5月になって同じfc2で新しい「Hatopia 鳩子のブログ...

  • 湖畔の宿のような……

    小さな湖のほとりの少し高台の上から見下ろす景色も、なかなかよいものかも。ですが、写真を撮ろうとすると、手前の人物は「逆光」になりますね。復元するには、こまかい調整が必要でした。...

  • 野の花の主語

    むかし聴いたことのある歌で、フォークグループが歌っていた「戦争は知らない」という歌があります。作詞は、寺山修司。ここでも聴けます。https://youtu.be/Rii9H6efnM4詩は1965年ごろのものと思われ、戦死した父のその遺児である一人の娘が20歳になってお嫁に行くという物語のある歌詞です。良い歌なのですが、昔から気になっていた歌詞の部分があります。20歳まで父のことを思っては野に咲く花を摘んでいた娘のような印象なので...

  • 路肩注意

    「路肩注意」と書いてある杭がありました。こういうのは普通、道路の端に、そこから外は段差があるので、自動車のタイヤがはみ出ると危険ですよと知らせるためのものなのでしょう。このときは草がたくさん繁っていましたが、後方まで、なんとなく道路の面影があります。今はどうなっているでしょうね。撮影した場所も記憶にない写真ですけれど。昔は暑い季節でも日陰を探しながらよく歩いたものでした。...

  • へなちょこライターの現在

    古い記事で、気になっている記事があるので、調べてみました。たぶん「論理的」という言葉を使っているだろうと思って、検索して最初に出た記事がこれ。当世SM事情 2005/6/10https://hatopiano.blog.fc2.com/blog-entry-469.html17年前のものですが、まあまあ書けてると思います。古い文学青年のあいだでは「S女、M男」が普通だったのが、情報の映像重視の時代になって「S男M女」という形が増えたという話でした。売るための...

  • 北山修と加藤和彦の

    加藤和彦と北山修の『あの素晴らしい愛をもう一度』を聞く機会がありました。歌詞にある「命をかけた恋」みたいな表現が、武士道みたいでしっくり来ないところもありますが、ここでいう「命」とは「人生」の翻訳語なのでしょうね。「人生」ならわかります。耳で聞くとやっぱり「イノチ」と聞こえますけど。けっきょく、詩の1行1行のフレーズとメロディやリズムが良く調和して、変化に富んでいるというのが、この歌の魅力なのでし...

  • あれを書いたのはいつだっけ

    LGBT関連の話で、あれを書いたのはいつだっけと、探してみたら、すぐ見つかりました。https://hatopiano.blog.fc2.com/blog-entry-161.html「これまでのようにマイノリティだから無条件支持という時代ではなくなりました。」と書いた記事のことですが、2017年10月でしたか。もっと前かと思っていました。でも書きにくいことを、1年以上おいてから書くのは私にはよくあることなので、そこ書いたようなことを感じていたのは、1年以...

  • 写真の中の私

    自分の写真をたくさん撮ると、いろんな顔に写ることがあります。本当に同一人物なのかしらと思うのもありますが、鑑定ソフトにかけると、間違いなく同一人物の判定。他人の写真なら気になりませんが、自分の写真は気になります。それでも同じ日の写真なのに印象が大きく違うこともありますから、そういうものなのだと思うしかありません。良く撮れたり、良く撮れなかったりするのも、考えてみれば不思議なことです。セルフ撮影では...

  • 性別と骨格の違い

    法医学では、白骨から性別などを鑑定するための膨大な知識が蓄積されているようです。法医学ブログ|骨からみる性別・人種ここのページはその概略を短くよくまとめてあるように思いますが、一般向けには少々わかりにくい専門用語なども多いです。そこで、そこから図版と概略解説文を引用し、わかる範囲で補足説明を試みました。骨の形の違いが、生体の外見上の印象にどう反映するのかについても、書き加えてみました。解説文にA~Q...

  • 絵の中の私

    あるTrans女性の似顔絵を、見せてもらったことがあります。かなり前、2004年に 「似顔絵のこと」 に書いたつもりなのですが、今読んでみると、かんじんなことを、書き忘れてるように思いました。かんじんなことというのは、つまり、絵に描かれた女性は、T女性なのか一般女性なのか、ほとんど区別がつかないものになっているということです(それ以外の雑感については、書いた通りです)。人間の目はなぜ男女を見分けることがで...

  • 江戸時代の恋文 3 かげま編

    その3は、かげま編。『諸遊芥子鹿子』という本の付録。1と2のような、もの書きが想像で書いたのではなく、実際にあったような手紙のような内容です。かげまが客とやりとりする場面が目に浮かぶようです。一つだけ紹介してみます(送り仮名を増やしたところがあります)。過し夜はかへがへにての 御げん 扨々うれしく存じ奉り候。 (昨夜は、夕暮れに逢いに来られ、本当に嬉しく思います。 ※「かへがへ」は晦晦(かいがい)...

  • モネとゴッホとセザンヌ

    写真の絵画風加工で遊んできました。最初は、モネ風。なかなかそれらしくなっています。ゴッホ風。真夏のイメージですね。セザンヌ風。これも面白い画像になりました。...

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