F-16の固定武装によるShahed-136の迎撃は「簡単な仕事」と思われがちだが、ポーランドのディフェンスメディアは15日「ウクライナのF-16はShahed-136迎撃のため第二次世界大戦のような戦闘を繰り広げている」「機関砲によるShahed-136の迎撃は非常にリスクが高い」と指摘した。
米国の安全保障とSpaceXは切り離せない、米陸軍もStarshieldに依存
トランプ大統領とマスク氏の劇的な対立は「中間選挙に向けた政治的不安定さ」と「安全保障上におけるSpaceXの存在感」を浮き彫りにし、特にStarlinkとStarshieldへの依存は急速に進んでおり、米陸軍も過去に「Starshieldなしなど考えられない」と述べている。
ポーランド軍、状況に大きな変化が生じたためブラックホーク調達を中止
ポーランド国防省は2023年7月「AH-64EやAW149を補完するためブラックホークの調達手続きを開始した」と発表したが、調達局は「状況に大きな変化が生じたため入札実施や正式な発注が公共の利益に反する事態に陥った」と述べて「S-70i調達を中止する」と発表した。
インドネシア国防次官、J-10の性能が要件を満たし価格も手頃なら導入
豪国営放送は30日「インドネシアは中古のJ-10購入計画を来月に発表するかもしれない」と報じていたが、Bloombergも5日「インドネシアの国防次官が水曜日、中国を空軍関係者が訪問した際にJ-10の販売を提案してきた。我々はどの国からも武器を購入できると述べた」と報じた。
ドローン戦争の実態、最終的にはドローン同士が戦う未来に行き着く
第12特務旅団=アゾフ旅団の指揮官はWar Zoneの取材に応じた中で「ドローン戦争」の実態を明かし、前回は「光ファイバー制御のFPVドローンがもたらす有効性と問題点」に言及したが、今回は「戦術の変化、SETH、ドラゴンドローン、無人地上車輌の実態、戦場の無人化が行き着く先」に言及している。
F-35 Block4の新型レーダー開発が遅延、Lot17からの組込みは絶望的
F-35 Block4の新型レーダーは「2025年から始まる生産ブロック=Lot17」から組み込みが予定されてたものの、Lockheed Martinは「Lot17からのAN/APG-85組み込みは絶望的」「Lot20からの組み込みにもリスクがある」と訴えており、プログラムに重大な影響を及ぼすかもしれない。
トランプ大統領とマスク氏が大喧嘩、ドラゴン宇宙船の廃止を直ちに開始
イーロン・マスク氏はトランプ大統領が推し進める税制法案について「利益誘導にまみれた歳出法案」と批判、これにトランプ大統領は「彼は狂った」「SpaceXとの契約を打ち切る」と脅したが、マスク氏も「ドラゴン宇宙船の廃止をする」とやり返し、米国の衛星打ち上げ発射能力が危機に瀕している。
タイの戦闘機入札でF-16Vが敗れた理由、グリペンのオフセットが強力すぎ
タイ空軍は正式にグリペンE/F調達に発表し、Defense NewsはF-16Vが敗れた理由について「SAAB提案のオフセットパッケージが強力過ぎた」「タイはデータリンク技術の無制限使用と拡張に関する知的財産権を獲得した」「この点においてF-16Vには競争力がなかった」と指摘した。
ウクライナ軍が特別作戦の新たな映像を公開、A-50への攻撃は事実
ウクライナ保安庁は特別作戦に関する新たな映像を公開し、War Zoneも「新たな衛星画像と新たな公式映像でロシア軍が被った被害規模が明らかになった」と報じ、ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEも「航空機33機に対する攻撃シーンが映っている」と報告した。
ポーランドの潜水艦調達を巡る戦い、ドイツ、スウェーデン、イタリアが優位
ポーランドの新型潜水艦入札は最終局面に差し掛かっており、Defense Newsの取材にポーランド国防省も「調達局はドイツ、スウェーデン、イタリアの提案に最も高い評価を与えた」と明かし、コシニャク・カミシュ副首相兼国防相も「年末までに海軍向けの新型潜水艦を3隻~4隻発注する予定だ」と表明した。
カナダの潜水艦調達を巡る戦い、欧州再軍備計画によって欧州調達が有利なる
駐カナダ日本大使館は現地メディアの取材に「カナダの潜水艦調達に日本は参加しない」と表明済だが、この潜水艦調達は正式な入札に向けて盛り上がりを見せており、ドイツ国防省高官は「欧州再軍備計画へのカナダ参加が決まれば欧州からの調達が有利になる」と自信を見せた。
フィリピンはFA-50 Block20を12機、タイはグリペンE/Fを12機導入
トランプ政権はフィリピンに「F-16Vの売却」を提案したがフィリピンの反応は冷淡で、韓国航空宇宙産業は4日「フィリピンへのFA-50 Block20輸出契約」を発表、タイ空軍も提案されたF-16Vではなく「グリペンE/Fを12機取得するためSAABに最初の発注を行った」と発表した。
スペイン国防省、イスラエル企業と締結した対戦車ミサイル契約を破棄
スペインはイスラエルの軍事行動を強く批判しており、4月にイスラエル企業と締結した9mm弾契約を破棄、今月3日には「契約したイスラエル製対戦車ミサイルのライセンス取り消し手続きを開始した」と発表、現地メディアは「PULSのライセンスも取り消すかもしれない」と報じている。
日本政府がGolden Dome構想への協力を検討、米国との関税交渉に利用か
朝日新聞は30日「赤沢経済財政・再生相も米国製防衛装備品の購入拡大が視野に入りうる、防衛装備品の購入が入ってくれば米国側の貿易黒字が積み上がると発言した」と報じたが、日経新聞は3日「日本政府がGolden Dome構想への協力を検討している」と報じて注目を集めている。
米空軍参謀総長、ウクライナのドローン作戦は全軍隊にとっての警鐘だ
Breaking Defenseはロシア軍の戦略爆撃機が小型ドローンで攻撃された件について「小型ドローンの可能性に対する世界の計算を狂わせた」と指摘したが、米空軍のアルヴィン参謀総長も3日「今回の作戦は世界中の軍隊にとって防御と攻撃の両面で警鐘となる瞬間だった」と述べた。
ウクライナのドローンを使用した特別作戦、世界の計算を狂わせる可能性
ロシア軍の戦略爆撃機が小型ドローンで攻撃された件について「どれだけ被害が大きか」「どれだけ被害が少ないか」に注目が集まっているものの、ディフェンスメディアや専門家が重視しているのは損害の規模ではなく「小型ドローンの可能性に対する世界の計算を狂わせた」という点だ。
ゼレンスキー大統領がドラパティ少将を統合軍司令官に任命、前線問題に専念
前線に前向きな変化をもたらしてきたドラパティ陸軍司令官は6月1日の責任をとって「辞任する」と表明、ゼレンスキー大統領は「ドラパティ少将を統合軍司令官に任命した」「彼は今後も前線問題に専念していく」と発表し、引き続きホルティツィア作戦・戦略グループの司令官も兼任していく。
ウクライナ軍が直面するMavic3不足、代替品に切り替えるのもリスク
ウクライナもロシアもFPVドローンの開発と量産化に成功したが、前線地域でISR用途に使用するMavic3の代替品開発には成功しておらず、ウクライナメディアは「Mavic3を代替品に切り替える難しさ」「独自にMavic3の代替品を開発する難しさ」を説明している。
中東欧9ヶ国、国防支出の新しい基準として総額5%を支持すると表明
NATOのルッテ事務総長は「国防支出の新しい基準として総額5.0%という高い目標で合意できるだろう」と発言、中東欧の9ヶ国=ルーマニア、ブルガリア、ハンガリー、チェコ、スロバキア、ポーランド、エストニア、ラトビア、リトアニアも「総額5.0%を支持する」と表明した。
米陸軍、新型ドローンの投入で兵士の認識力と攻撃範囲が30kmまで拡張
ハワイ駐留の第25歩兵師団はインド太平洋地域特有の地形や気候で無人機がどれだけ機能するのか調査を行っており、同師団のエバンス少将は「新しいドローンを手に入れて兵士の射程が約10倍に向上した」「現在は30km先の目標を視認、検出、攻撃することができる」と明かした。
英国が国防戦略の見直しを発表、重点をインド太平洋地域から欧州地域に変更
英国政府は2日に国防戦略の見直し結果を発表、スターマー首相も「この報告書が提案した62項目の勧告全てを受け入れて実行に移す」と表明し、英国が重視する戦略地域についても「インド太平洋地域」から「本土、欧州、大西洋地域」に変更された。
ロシア人ミルブロガー、現在までに戦略爆撃機12機の完全破壊を確認
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はロシア空軍基地の攻撃について「ドローンは自律的なホーミング機能を備え、ロシアの通信ネットワーク経由で制御されていた」と、RYBARは「現在までにTu-95MS×8機、Tu-22M×4機、An-12×1機の完全破壊が確認された」と報告した。
英国が攻撃型原潜を12隻に増強すると発表、AUKUS級は計20隻建造予定
英国は国防戦略の見直しを2日に発表する予定で、英国防省は1日「国防戦略の見直しを受け、英国は自国の安全を守るため最大12隻の攻撃型原潜を建造する予定だ」と発表、英海軍の攻撃型原潜は7隻から12隻に増強されるとこが確定し、AUKUS級の建造数は20隻になる見込みだ。
米国防総省、豪州に国防費を3.5%に引き上げるよう要請したと公式発表
米国防長官はアジア諸国に「国防費を増額している欧州の例を参考にするべき」と促し、国防総省は1日「豪州に出来るだけ早く国防費を3.5%まで増額するよう要請した」と発表、豪国営放送は2日「国防費を3.5%に引き上げるには年間400億豪ドル=約3.7兆円の追加支出が必要だ」と報じた。
英国がF-35Aと戦術核兵器の取得を検討、戦闘艦も14隻から25隻に増強
英国のスターマー政権は国防戦略の見直しを2日に発表する予定で、Timesは31日「政府がF-35Aと戦術核兵器=B61の取得を検討している」「この措置は英国の核抑止政策において最大の転換点になる」と報じたが、それでも見直しの中心はドローンと防衛産業の復興になるらしい。
ウクライナはドラパティ陸軍司令官を、ロシアは多数の戦略爆撃機を失う
ウクライナ軍は再び訓練中の部隊が弾道ミサイルで攻撃され、ドラパティ陸軍司令官は1日「責任をとって辞任する」と発表、ロシア軍もウクライナ軍の特別作戦でA-50、T-95、Tu-22M3などの航空機に大きな損害を被り、ロシア人ミルブロガーらは政府と軍の怠慢を激しく非難している。
デンマークがウクライナに提供したCAESAR、4万発以上の砲弾を発射
デンマークは2023年1月「保有する19輌のCAESAR 8x8をウクライナに提供する」と発表したが、KNDS Franceは27日「このCAESAR 8x8が4万発以上の砲弾を発射した」と明かしため、約2年間の運用で1システムあたり2,100発もの砲弾を発射したことになる。
オーストラリア首相、トランプ政権が要求する国防費増額を不要だと一蹴
米国防長官はアジア諸国に「国防費を増額している欧州の例=総額5.0%」を参考にするよう促し、トランプ政権はオーストラリアに「少なくとも国防支出を3.0%まで引き上げろ」と要求、これに対してアルバニージー首相は1日「国防費の増額は不要だ」と述べて要求を一蹴した。
ウクライナ軍がLink16使用に向けて前進、NATOとライセンス契約を締結
米欧州軍のカヴォリ司令官が作成した「ウクライナ軍がロシア軍と戦うのに役立つ可能性がある能力リスト」には戦術データリンク=Link16が含まれていたが、ウクライナ国防省のチェルノホレンコ副大臣は「CRC System Interfaceの使用に関するライセンス契約に署名した」と発表した。
英国は2日に国防戦略の見直しを発表、長距離攻撃兵器を7,000発購入か
英国のスターマー政権は国防戦略の見直しを2日に発表する予定で、Telegraphは30日「英国は新たな砲弾・弾薬工場に15億ポンドを投資して戦争準備を整える」「弾薬供給体制を『常時稼働』に切り替える」「長距離攻撃兵器の7,000発購入も約束する」と報じた。
「ブログリーダー」を活用して、航空万能論GF管理人さんをフォローしませんか?
F-16の固定武装によるShahed-136の迎撃は「簡単な仕事」と思われがちだが、ポーランドのディフェンスメディアは15日「ウクライナのF-16はShahed-136迎撃のため第二次世界大戦のような戦闘を繰り広げている」「機関砲によるShahed-136の迎撃は非常にリスクが高い」と指摘した。
ドイツのピストリウス国防相は「欧州独自の長距離攻撃ミサイルは実用化まで7年~10年かかるため、地上発射型長距離攻撃システム=タイフォンシステム購入を米国に要請した」と明かし、資金力に余裕があるドイツは「軍事力の即時増強」と「長期的な欧州自立」の両方を追求している。
ロシア軍の夏季攻勢は東部戦線で成功を収め続け、DEEP STATEとRYBARが報告する前線の状況も深刻さが増しており、特にRYBARは「ポクロウシクとディミトロフにアクセスする主要ルートはロシア軍の火力管制下に収まった」と報告、これが事実ならウクライナ軍の補給は複雑化しているだろう。
Washington Postは14日「トランプ大統領は戦争を止める唯一の方法が『戦争継続コストの大幅な引き上げだけ』と悟り、新たなウクライナ支援には強力な攻撃兵器の使用許可も含まれ、トマホーク提供も視野にはいっている」と報じ、ロシアが戦争終結に応じるまで戦いをエスカレーションさせるつもりらしい。
KC-46Aは空中給油中の事故を起こしたばかりだが、今度は航空機動軍団がKC-46AのAPU使用制限を指示し、War Zoneは14日「APUは地上要員や設備への依存軽減目的で導入されているものの実際には逆効果になっている」「APUの使用制限はKC-46Aの柔軟な運用性を阻害するだろう」と指摘した。
トランプ大統領とルッテ事務総長は14日「50日以内にウクライナと戦争終結で合意できなければロシアに痛烈な関税を課す」「欧州諸国はウクライナに供給するための武器を米国から購入する」「ウクライナは大量の防空システム、ミサイル、弾薬などの武器システムを手に入れる」と発表した。
Breaking Defenseは豪州のフリゲート調達について14日「日本は知的財産権の共有が受注に繋がることを期待している。しかし、豪海軍で20年以上勤務した経験をもつアナリストは『フリゲート艦を豪海軍に迅速かつ効果的に統合できる能力が重要だ』と言う」と報じている。
フランス軍参謀総長はテレビ中継まで入れた前例のない記者会見で「もう我々の選択肢に後戻りはない」と、マクロン大統領も「1945年以来、自由がこれほど脅かされたことはない」「我々は両親が享受していた平和の配当の恩恵をもう受けられない」と述べて軍事予算の増額を発表した。
トランプ大統領は13日「パトリオットシステムをウクライナに送るつもりだ」と明かし、Axiosも「トランプ大統領が14日に発表するウクライナ支援計画には新たな攻撃兵器が含まれている」「これはモスクワを含むロシア奥深くに届く長距離攻撃ミサイルだ」と報じた。
ベルギーのフランケン国防相は10日「維持費用が極めて高額なNH90調達は失敗だった」と述べ、オーストラリア、ノルウェー、スウェーデンに続き「NH90早期退役」を発表、さらに「石で応戦したり、バンバンと叫んだりするのはもう終わりだ」と述べて過去最大の弾薬購入計画も発表した。
トランプ大統領は13日「プーチンは口先で良いこと言うが夕方には皆を爆撃する。この態度には少し問題があるし、私はそれが気に入らないのでパトリオットシステムをウクライナに送るつもりだ」と述べ、共和党のグラム上院議員も「今後数日以内に記録的な量の武器がウクライナに向かう」と明かした。
RYBARはスームィ方面について13日「ウクライナ軍がキンドラティフカ集落に侵入した」と報告、さらに「クピャンスク方面におけるロシア国防省の嘘報告」を指摘、ロシア人ミルブロガーのДва майораも「成功の前借りが前線で戦う兵士を怒らせている」と批判した。
ロシア軍の夏季攻勢は昨年を上回るペースで進捗しており、ポクロウシク右翼方面ではカゼニ・トレツ川沿いの防衛ラインを突破してラジンを占領、ポクロウシク南郊外でもシェフチェンコをほぼ占領し、このペースで前進されると7月の領土喪失は「2025年最悪を記録した6月」を越えるかもしれない。
DEEP STATEは「ロシア軍がクピャンスク方面とシヴェルシク方面で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がリマン方面で前進した」と報告し、ロシア人ミルブロガーのВоин DVはクピャンスク方面について「第43・第151旅団は司令部の大部分をクピャンスクから撤退させた」と言及した。
英国の会計検査院はF-35Bの費用対効果に関する報告書を11日に発表し、この中で「これまでに110億ポンドを費やして達成された能力は当初計画と比べて期待外れ」「2030年代までスタンドオフ兵器がない」「F-35Bの即応性=稼働率も目標の約半分に過ぎない」と指摘した。
DEEP STATEは9日「ロシア軍がリマン方面ゼレベツ川沿い、トレツク方面、ポクロウシク左翼方面、カミアンスケ方面で前進した」と、RYBARも「ロシア軍がザポリージャ州カミアンスケを解放した」「ウクライナ軍がスームィ州で反撃を行いアンドリイフカを奪還した」と報告した。
韓国はAEW&C追加取得に関する競争入札を進めているものの、過去の入札ではどの提案も要求要件を満たすことが出来ず、BoeingはE-7Aの価格が高騰したため3回目の入札参加を見送り、AEW&C追加取得の入札はGlobal EyeとGlobal6500 AEWの一騎打ちになった。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはクルスク方面テトキノ方向について「ロシア軍がベザリフカを占領した」と、スームィ方面について「ウクライナ軍がロシア軍の防衛ラインを破って4km近く前進した」と、シヴェルシク方面について「再び嘘報告が行われ始めている」と報告した。
人民解放軍空軍向けの塗装が施されたJ-20Sの飛行シーンが登場、シリアルナンバーから甘粛省の鼎新基地に駐屯する第176航空旅団にJ-20Sが複数配備されていると示唆しており、中国国営放送もJ-15Tの最終組立ラインを公開し、J-15Tの生産数が最低でも70機に達していると判明した。
デンマークはテロとの戦いに対応する戦力再編の過程で地上配備型防空システムを廃止してしまったが、ウクライナ侵攻が勃発して安全保障環境が急変し、地上配備型防空システムを再取得するまでの繋ぎとしてIRIS-TとVL-MICAを購入し、NASAMSをリース契約で取得すると発表した。
RYBARはボルチャンスクとクラスノホリフカの状況を報告、ウクライナメディアのLIGA.netとSuspilneは「ウクライナ軍のクリンキー撤退」を、Ukrainska PravdaとRBC-Ukraineは「ギリシャが32機のF-16をウクライナに移転する計画」と報じた。
露独立系メディアはMeduzaは17日「ロシア連邦国家統計庁が発表した人口統計データから死亡数と外因死が欠落している」「死亡者の外的要因に関する詳細なデータを隠した」と報じており、このデータを使用したロシア軍の推定戦死者数=約12万人が事実である可能性が高まった。
DEEP STATEはドネツク州二ューヨーク方面について16日夜「ロシア軍がノヴゴロド機械工場跡方向に前進した」「ウクライナ軍がニューヨーク市内でロシア軍を押し戻した」と、ポクロウシク方面について「ロシア軍が複数方向で前進した」と報告した。
米国はギリシャに今年1月「最大40機のF-35売却を議会に通知した」「コンステレーション級フリゲートへの参加承認」「C-130H、ブラッドレー、フリーダム級沿海域戦闘艦などの余剰防衛装備品を提供する用意がある」と伝えたが、現地ではパッケージの内容が物議を醸しているらしい。
P&WはF-35 Block4で要求される冷却性能と発電能力を備えた改良型エンジン=Engine Core Upgradeの開発を進めており、親会社のRTXは15日「ECUの予備設計レビューを完了し、設計が想定された以上のものであると確認された」と発表した。
Financial Expressは11日「Hindustan Aeronauticsがライセンス生産中のSu-30MKIを海外輸出するため潜在的な顧客との協議が進行中だ」「この取り組みの支援についてロシアも同意しており、両国間の戦略的パートナーシップは強化されている」と報じている。
NATOはStandardization Agreement=STANAGによって加盟国間の軍事分野における規格を標準化しているが、155mm砲弾の規格には「ある程度の幅」が存在するため仕様が異なり、加盟国間でシームレスな弾薬共有が実現していない。
ロシアでは「部分的動員(強制動員)の解除を求める声を批判する兵士の動画」が登場したものの、直ぐにフェイク(正教会の祝日を祝福する動画に別の音声データをかぶせたもの)とバレてしまい、都合の悪い事実を隠そうとする試みが多発している。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はドネツク州クラスノホリフカについて「第59歩兵旅団の司令官に問題がある」と報告していたが、第59旅団の関係者もゼレンスキー大統領に司令官を告発、ウクライナ軍参謀本部も調査チームを派遣すると発表した。
DEEP STATEはドネツク州トレツク方面について「ロシア軍がアルテーモヴェ市内に足場を築いた」と、アウディーイウカ方面について「ロシア軍がプロレス方向とノヴォセリフカ・ペルシャ方向に前進した」「ロシア軍がヤスノブロディフカ集落内に足場を築いた」と報告した。
欧州諸国は砲兵システムの再取得や増強に乗り出しており、スロベニア国防省も「スロベニアとフランスはCaesar調達に関する意向書に署名した」と発表した。欧州諸国の自走砲調達はKNDSとHanwha Aerospaceに集中し、多連装ロケットシステムの調達も本格化しようとしている。
欧州では砲兵戦力の更新や増強が相次いでおり、英国のスナク首相は4月「AS90の後継としてRCH155を調達する」と発表したが、Bloombergは12日「ドイツがRCH155の100輌調達を予定している」と報じた。因みにRCH155にはウクライナ向けとして54輌が発注されている。
スペイン陸軍が砲兵戦力の更新を計画しており、現地のディフェンスメディアは「自走砲×145輌、装輪式自走砲×109輌、牽引式榴弾砲×36門の調達を検討している」と報じており、GDELSはKNDSと提携して無人砲塔を採用したDONARとPIRANHA AACを発表している。
南ドネツク方面のウロジャイン集落内でロシア軍兵士が国旗や軍旗を掲げる様子が登場、これを受けてDEEP STATEは「ロシア軍がウロジャインを占領した」と報告したため、ウクライナ軍は初めて「昨年の反撃で奪還した拠点」を奪い返された格好だ。
ウクライナ侵攻を支持するロジア人ジャーナリストのカシェヴァロワ氏は「ウクライナで負傷した兵士の98%が任務に復帰したと国防省は述べたが、これは嘘ではない。何故なら負傷者は適切な治療が受けられないまま前線に送り返されているからだ」と指摘した。
エジプト海軍は2021年7月に発注していた最後の209/1400型潜水艦を取得したばかりだが、これと別に新しい潜水艦調達を進めており、どうやらエジプト海軍の需要を巡ってフランス、ドイツ、スペイン、日本、韓国の争いに発展している可能性がある。
チェコは約束した砲弾の初回分(5万発)をウクライナに引き渡したが、パベル大統領は今後の見通しについて「7月と8月も5万発づつ、9月から12月までは毎月8万発~10万発の砲弾がウクライナに届けられるはずだ」と述べ、2024年の供給数が47万発~55万発になると示唆した。
米陸軍は2020年9月「M109A6がHVP(超高速発射体)を使用して巡航ミサイルの動きを模倣した標的機の迎撃に成功した」と発表していたが、米陸軍は装輪式自走砲、HVP、IBCSを組み合わせて弾道ミサイルや巡航ミサイルも迎撃可能な防空システムの開発に乗り出した。
DEEP STATEは「ロシア軍がアウディーイウカ方面で前進してノヴォセリフカ・ペルシャに足場を築いた」と、RYBARは「ロシア軍がトレツク方向とニューヨーク方向で前進した」と報告、ウクライナのステファニシナ副首相は「現在1万人以上の女性が最前線で戦闘任務に就いている」と明かした。
KC-46AはA330MRTTと競合した全入札で敗れており、Defense Newsは13日「イタリアがKC-46Aの購入計画を中止した」「数ヶ月以内に新しい空中給油機の入札を行う予定だ」と報じ、イタリアはA330MRTTに乗り換える可能性が高い。