昭和の懐かしい【スラップスティックSF】を再現してみました。********************** 《 デリシャス エレキテル レストラン 》 俺は恐る恐る編集長室のドアを開いた…編集長がまるで餓えきった鬼のようにみえた。仕方がない…約束の出勤時間に2時間も遅刻してしまったのだ…「すみません…じつは…」俺の声は…干上がっていた…そして…ここへ来るまでに考えに考え抜いた遅刻の言い訳を発表しようとするやいなや…編集長がいきなり言った。「ごくろうだったな…。たった今、月乃宮先生から連載の承諾が取れたよ。ほんとによくやってくれたな…」編集長はデスクから俺の方に歩いてくると、俺の肩を優しく叩いた。…
【霊界SF小説】5分で分かる輪廻転生《又八郎のウソップ物語》
彼は…まさに…申し分のない人間だった…少なくとも…自分だけはと死ぬが死ぬまでそう固く信じていた子供のころから…親や大人たちの言いつけはきちんと守ってきただから…学校でも…教師から…生徒の鑑だと…ずっと…言われてきた…社会に出ても…いつも…世のため人のためを考えながら… 他人の世話のためなら…自分のことは後回しにしてきた… 家族の幸せのために自分のしたいことをいつも二の次…犠牲にしてきた… 家柄のせいで信仰にも厚く…まわりの強い後押しもあって…彼は…50歳の時に…幼いころから続けてきた新興宗教の頂点…いわゆる会長職にも就いた 私は…人として非の打ち所のない人生を送ることができた…… 息を引き取る…
皆さんなら〈小姓〉という言葉を聞いたことがあると思います…起源は奈良時代仏道のお稚児さんらしいけど…本日は戦国時代以降の小姓の話題に絞ります簡単にいえば小姓とは武将、殿様の側近、秘書として仕える少年、若者…役割は殿様直属の雑務、警護、はてまた置物…主君によっては夜の伽の相手でもあり…性を伴ったステイタスシンボルとして扱われたりもしました…当然…うら若き美形の少年である…戦地へも必ず主君の盾として命をかけて赴き…いかなる時にも側を離れず…手となり足となり智恵となり…慰みにもなりと…全身全霊をかけて殿様に尽くし…なおかつ少年としては飛び抜けて美しい…まさにレオ様級の子役であらねばならぬ… それゆえ…
いきなりですが…《SF》のS…って…なんだと思います私は…子供の頃にSFに興味を持ちはじめて…10年くらいまではずっと…《science》…科学の…Sだと思い込んでいました《science fiction》…すなわち…それが…空想科学小説だと… だがその思い込みは…たしかに間違いではありませんし…的を得てもいましたが…じつは…ど真ん中では…ありませんでした… SFのSには…《science》のほかに…もうひとつ…意味がありました… それは…ある有名なSF出版社の編集長から聞いて…はじめて…知ったわけなんですが… そのもうひとつの…S…とは 《sense of wonder》でした… 【Sens…
もう20年になりますか…無差別砒素殺人事件で…センセーションを巻き起こした…和歌山カレー事件…生々しい記憶が…まだまだ甦ってきますね…今回読み終えたこの小説…『悲素』…2015年発行フィクションとはいえ…内容は専門家によるほぼノンフィクション…ルポルタージュ…と言えるでしょう… 私自身もセンセーショナルを覚えた…ほかに類を見ないじつに興味深い作品でした これを読んだだけで皆さんもいっぱしの毒物専門家になりますよ…ホント… 砒素という物質は…古代ギリシアやローマ時代から…殺人目的の秘毒として…頻用されていたらしい… 語り継がれている有名な事件としては… 400年前のイタリア…トッファーナ事件だ …
「ブログリーダー」を活用して、又八郎さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。