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又八郎
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2019/01/27

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  • 【SF時代短編】*又八郎平成忍法帖*より…くノ一忍侠伝6分小説…《覚めない悪夢》

    《覚めない悪夢》 山に入って三日目の朝を向かえた。寒すぎる朝だった…雪は止んで空も晴れていたが昨晩のうちにさらに20センチは積もり…雪は腰の高さを越えていた。女は地中の穴から這い出すと、穴の縁の少し開けた隙間で小用を足した。股間から熱い湯気が立ち上ってくる…女は雪中用の忍び合羽の間からワラと竹炭を引っ張りだすと…それに火をつけた…すぐに穴の中から夜のうちに乾かしておいた薪を取り出し…種火を移して…燃やす…凍えた手を温めてから女は雪で湯を沸かし…口に含んだ… 凍りかかった女の肉体に湯が染み渡っていく… そのあと…女の障りを抑える孔雀草の根をひと噛み砕き…湯で喉へ流した… 美濃、信濃にかけた山系は…

  • 7分短編忍法SF小説…★又八郎平成忍法帖

    彼は…いいや、彼女は、社会を欺き…人を騙すのが仕事だった。 彼女は身元どころか、性別さえも詐称していて、家族をも誤魔化していた。彼女の血筋は平安時代から1000年続いた生粋の〔くの一〕家系で、俗に言う、忍者の家柄…血統であった。 彼女の今回の任務は20年に渡っていて、いまだ遂行中であり、任務完了は5年後の予定だった。彼女に与えられた任務は、ある女性と結婚をして、その女性に子供を産ませて、その子供を成人になるまで育てる…ことであった。当然のことながら秘密保持のために、訳や目的は何ら知らされることはなかった。彼女は主君の命令とあれば、ためらうことも疑うことも怖れることもなく、命をかけて任務を遂行す…

  • SF短編5分小説*奇跡の惑星*

    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「まもなく惑星トロヤの引力圏内に入ります…」船内放送が報せた。「到着まであと2時間の予定です…」 定期船船長は…操縦士に着陸用自動式操艦航法を指示してから…前面の巨大な航行用電光盤面に目をやった。奇跡の惑星トロヤが豆粒ほどに見えてきた。さらに…その豆粒をこぶし大に映像拡大をすると…緑色に包まれた大陸と紺碧色の海をたたえた美しい球体が…宇宙空間に浮いている。 あと3時間もすれば…あの星にある家で妻が淹れてくれたお茶を口にしていることだろう。 「船長…!」航海士が船長の思考を遮った。「前方に未確認の物体が出現…」 「どこだ…?」 「12時…トロヤの方角です…あっ…1…

  • 2分小説…★銀河の真ん中で愛を説く神【コンビニ】

    ちょっと店員さん…! はあ… はあ…じゃないでしょ…! この納豆…賞味期限が切れてるじゃないの…!それも3日も…! そりゃ…日にちが経てば期限も過ぎるでしょ…それが何か…? 何か…って…! 非常識でしょ…!期限切れを売るなんて…! 何を言ってんだい…奥さん…俺から見れば非常識はそっちだけど… コンビニで期限切れというとね…アホな今の世の中では、うもすもなくゴミ箱行きなんだよ… それをあんた…救って…食べてあげられるんだから…今日はツイてたと喜ぶのがホントだろ… ん…まぁ~っ! それがお客に言う言葉ですか…! お客…お客って…あんた… 格のある人がお客なんだよ… 期限切れを見つけたら喜んで率先し…

  • 3分で読める小説…【コンビニ】の光と闇の☆聖戦

    (クラクションの音) 「道が混んでますねえ、オーナー」 「ほんとだ。珍しいなあ 「ああっ」 「どうした、マネージャー…」 「うちの店が大混雑してます。渋滞の原因はそれです…」 (クラクションの音) 「うわあ。とても駐車場には停められないなあ。マネージャー、手前の喫茶店に停めなさい。あとからマスターに言っとくから…」 (車のドアの閉まる音) 「あ。オーナー、店の外で何やら人がたかっていますね…」 「なんだろう?」 (騒ぎ声) 「立て看板が出てますよ。わわっ、オーナー、看板を見てください!」 「期限切れの商品、半額から8割引き…な、な、なんだあ!いったい何をおっ始めたんだ!」 「オ、オーナー、見て…

  • ☆3分で大満足…【SF】ショート ショート

    マタハチロウ エスエフ ゲキジョウ 《白い街の星》 まるで、夢の中をただよっているような、薄ぼんやりとした白っぽい街の風景だった。この星は地球となんら変わらなかった。住人も文明も、街のにぎわいも…。私は人混みに流されるように、大きなショッピングモールに足を踏み入れた。そこで私は、さっきからずっといだいていた違和感の原因にやっと気づいた。静かすぎる… 物音はしていた。モール全体にBGMが流れ、アナウンスの声、大勢の足音… 私は館内のフロアに設けられたオープンカフェで休むことにした。 テーブルは満席だったが、カウンターが1席空いていた。 腰を下ろすと、私は目を閉じて、耳を澄ませてみた。やはり、…

  • 圧倒的なSF《リングワールド》超メガトン級作品との苦戦格闘

    男性の方…女性の方でもいいでしょう… 腰のベルトを思い浮かべていただきたい…革でも…ビニールでも…けっこう… 幅は…3センチ…5センチくらいでしょうか… 長さは…120センチほどあるかもしれないですね… それが…仮にですよ…幅が…10センチのベルト…長さが…2メートルくらい… 想像はできますよね…これくらいなら… それならば…幅が1メートルで…長さは…30メートル… ゴジラのベルトじゃないんだから…(笑) でも…頭の中なら…想像はできますよね…これくらいならなんとか… まあ…本筋に…入りましょうか… きりがない…(笑) 想像してくださいね…頭をフル回転して… 幅が…160万キロメートル… 長さ…

  • アインシュタイン的素粒子論の苦闘

    最近こんな記事に出くわした。出元はやや怪しげな科学サイトとだけ言っておこう。しかし…今回のこの最新記事だけは事実に基づいているようである。おそらくだか…(笑) 【歓喜】アインシュタインの誤りを10万人のゲーマーが力を合わせて証明! 量子力学の「非局所実在性」が確定! 2018.05.28 ただし…今日の話は…この記事のタイトルとはほとんど無縁である。しかしながら…この記事のタイトルにある誤りという表現は私に言わせれば言語道断である。アインシュタインはアインシュタイン…今に至ってもやはり人類最高の科学者の座はゆずらないだろう。 ナポレオンの『我輩…』ではないが…アインシュタインに誤りなどは存在し…

  • 第一回男っぷり作家コンテスト~(≧口≦)ノ

    人の好みは、人の顔のごとし。 十人十色。百人百様。 そんな人様のルックスの良し悪しを、単なる自分の好みから判断して、勝手にランクづけしてしまおうという型破り緊急特番である。 さて…次回がはたしてあるのかどうかはまったく予測不能ではあるが、記念すべき第一回は、作家特集に決めました。作家とはいっても多種多彩、余多、色とりどり、数知れぬなか、私の独断と偏見のみにより、あらかじめ、私なりに勝手に選んでエントリーさせてもらいました。 それも、単なるイケメンとかハンサムなどという軽々しい表現では言い表せない…じつは半年で無意味に10キロも太やかになってしまった、そんな私の憧れも込めて『ナイス男っ振り作家ベ…

  • 椎名 誠さん…(忘れなどできぬ…男の生きざまの師匠…)…いま再びよみがえる…

    そのファッションは…ざっくばらんです…(笑)基本… Tシャツ、ジーンズ、サンダル、で 表面的には、飾り気のないナチュラルさを醸し出している風ですが… その真意は、まったく、読めません(笑)本当は、スタイルに、強いポリシーを持っている風を……辺りに匂わせながら…じつは、見たまんま、ただのズボラかもしれませんし…(笑) しかし、やはり、本職が、文筆に関わるというだけあり、ただの、ぐうたら親父ではありません 著作は200冊を越えています カメラ小僧で、映画も… …そういえば、何者だ、という紹介もしてませんでしたまったく存じない方は、訳わかりませんね…(//∇//)…m(_ _;;)m 簡単に、プロフ…

  • ☆小説《時をかける熟女》完全版…日本SF大賞(※闖入希望)(笑)

    ( ̄(エ) ̄)ノ オス… 『人生がときめく片付けの魔法』近藤麻理恵著 サンマーク出版世界で850万部以上…らしいですな…これだから出版社はやめられないね 波及効果を含めた売り上げは〇〇〇億円は下らないなあ 拙者の作品…波及効果…期待しよ… ☆ 小説 時をかける熟女 美佐子はつくりたてのゴーヤチャンプルをのせた盆をテーブルに置くと…一人…やにわに笑いだした。くくくくくく…わたしったら…何をしてるのかしら… 馬鹿ね…ふふふふ… 今朝…お隣から…もぎたての瑞々しいゴーヤをいただき… それを見た瞬間…美佐子は料理をしようと思い立った。ゴーヤチャンプル…夫の大好物…そして…美佐子も大好きだった。美佐子は…

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