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京都童心の会 https://blog.goo.ne.jp/dousinkyoto

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会 代表 金澤 ひろあき 俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同

京都童心の会
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2019/01/12

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  • 2023年12月 京都童心の会 通信句会結果

    2023年12月京都童心の会通信句会結果茶碗、杯金澤ひろあき平成の最後の年に一回退職しました。と言っても、その後再任用で同じ職を続けたのですから、給料が安くなっただけのことかもしれません。退職した時に、珍しく寺町の骨董店にふらっと立ち寄ったのです。自分自身骨董品になっていくという感もあったのでしょう。そこで小さな煎茶の茶碗を買いました。何となく井戸茶碗に似ていて、枯れた風情があるのです。それ以外何の取り柄もなく、ただ在り、日々役に立つ。そういう在りように心ひかれたのかもしれません。また、とても親しい友から、小さな杯も頂きました。旅行のお土産ですが、石を彫って作っています。冷酒を入れると、石の冷たさがひんやりと伝わります。小さいので、大酒をせず、これくらいにしておきなさいよという戒めのようでもあります。手の...2023年12月京都童心の会通信句会結果

  • 今の桐壺

    今の桐壺金澤ひろあき「いづれの御時にか」で始まる「源氏物語」の作者・紫式部が今度の大河ドラマとか。舞台となった桐壺は今?ということで、行ってきました。京都市の千本通りが、昔の朱雀大路。千本丸太町を少し上がると、千本出水通りに。出水通りは狭いので分かりにくいですが、そこを東に入ります。入って二筋目の浄福寺通りと交わる所が、桐壺があった所です。今は普通の民家で、塀に案内板があります。自転車が置いてあった!自転車置場哀しい更衣住んだ跡ひろあきもう一つ南の新出水通りに、帝の居られた清涼殿がありました。ここに参上する途中、更衣は嫌がらせを受けたのですね。現在「源氏物語」の舞台となったここに住んでいる方々、どんな思いで生活されているのかな。あまり意識しないのでしょうか。平安残ってない路次に木枯らしひろあき今の桐壺

  • 哀愁の

    哀愁のいしやーきいもー寒月下ひろあき哀愁の

  • ろう梅の

    ろう梅の玉とふくらむ風はらむひろあきろう梅の

  • フリー句(自由連句)「ネバネバに」の巻

    フリー句(自由連句)「ネバネバに」の巻きネバネバに脚を取られて嫁が君青島巡紅思わぬ展開箱根駅伝金澤ひろあき2年ぶり優勝7度に新記録巡紅三ヶ日過ぎて初めて休養日ひろあき雨音や朝風呂だらり缶ビール巡紅こんな真冬日狐嫁入りひろあきセルモーターのカバー石で叩いて始動さすバイク巡紅*バッテリーが低下してないときはこれでかかるのだから不思議です。生きる火花が咲いたり散ったりひろあき日が昇る身体の芯に祈り咲く巡紅底冷えの朝に山茶花紅灯すひろあき白い息パン屑撒けば鳥集う巡紅鯉も顔出しおねだりをするひろあき来い来いと恋する乙女蜘蛛となる巡紅火事も喧嘩も色褪せる江戸ひろあきすまぬと一言言えぬかゴジラに巡紅寅さんと人気二分した映画館ひろあき同点の九回裏の大歓声巡紅アレの効果で日本一にひろあき他人より水揚げ多いと翌日が怖い巡紅あ...フリー句(自由連句)「ネバネバに」の巻

  • 雪の肌

    雪の肌紅さす朝の静けさよひろあき雪の肌

  • フリー句(自由連句)「子守唄」の巻

    フリー句(自由連句)「子守唄」の巻子守唄一緒に聞いた木守柿金澤ひろあき膝枕耳掻きされて喉鳴らす青島巡紅天守閣泊まるツアーに二人してひろあき風邪ひきやホットワインを笑みで割る巡紅セレブ気分で香り楽しむひろあき湯の煙歩いた距離も星の彼方巡紅ゲレンデが遠くて安いスキー宿ひろあき宿主が猟銃自慢牡丹鍋巡紅相棒犬にお裾分けするひろあき海老天の食える限界年越し蕎麦巡紅南座帰りに打ち上げをするひろあき元旦や湯を抜き行くぞと頬叩く巡紅雨音止んで満ち来る淑気ひろあきオーストラリアからの家族にはお日様の匂いがした巡紅辰年の恵方の空に伸びる虹ひろあき鷺鴨鵜上手く付き合う秘訣知る巡紅災害の多い日本に生き延びんひろあき※また地震。心が痛みます。恋の独楽廻し廻され紐いずこ巡紅同じ土俵でついて離れてひろあき坂道ブレーキペダルに足載せたま...フリー句(自由連句)「子守唄」の巻

  • 今朝の雪

    思い出もほんのり香る今朝の雪ひろあき※今朝の京都、神泉苑です。今朝の雪

  • フリー句(自由連句)「靫草」の巻き

    フリー句(自由連句)「靫草」の巻き草枯れる中芽を出して靫草青島巡紅綿虫の浮かぶ何かを言いたげに金澤ひろあき腹が冷えても耐える天之常立神巡紅常世の国は常春の国ひろあき歳とった君も良いねに肘鉄砲巡紅好きなぶんだけ手加減をするひろあき美味しいねと言ったのが運の尽き巡紅万歳をして議会解散ひろあき胃カメラや春まで残る青木の実巡紅歳をとっても命の泉にひろあき大迷宮攻略年越しそば頂きます巡紅わさびの香り冷酒きりりとひろあき暮さえも食えぬジャム産む清水寺巡紅*ジャムには混雑、停滞の意味があります。夢二ゆかりの坂に隠れ家ひろあき沢蟹の滝壺は埋められて清水寺巡紅堀川通りも半分暗渠ひろあきチンすれば良かったと箸おく牛丼巡紅そそくさと夜勤の夜食片付けるひろあき庶民より学者に好かれる家康さん巡紅比叡山の麓花満ちる東照宮ひろあき※坂...フリー句(自由連句)「靫草」の巻き

  • おもしろい本 たなかかつお著述・大岳次郎編集「名刺代わりに ぼくの風」

    おもしろい本たなかかつお著述・大岳次郎編集「名刺代わりにぼくの風」金澤ひろあき二十年ぐらい前になります。口語俳句の人から、名刺代わりの句集を頂いたことを思い出します。いいアイディアだなと感心したのですが、本当に名刺サイズで、字も小さく、読むのには苦労しました。たなかかつおさんの「ぼくの風」は手帳サイズで、一ページに一句、多行書きも多くて読みやすいです。このサイズ感、いいですね。同居されている大岳次郎さんが編集されていて、全体にほのぼの感が漂っています。おかげさまで元気です真面目を捨てて解放するビール飲んで見つめる海は青空などと言われると、一回お会いしたくなるじゃないですか。乾杯の音はよろこび酌んで酌んでときどきもつれる舌と足下戸だけど酒好きな私も加わりたくなるような。赤いふんどし白パンツみんなちがってみん...おもしろい本たなかかつお著述・大岳次郎編集「名刺代わりにぼくの風」

  • フリー句(自由連句)「三味線の」の巻

    フリー句(自由連句)「三味線の」の巻三味線の響く冬至の京の路次金澤ひろあき「ん」二つ付く七品を食す日青島巡紅*なんきん(かぼちゃ)、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)。運がつくように、栄養も取れるように。ゲートボール笑いの絶えぬ長寿村ひろあき祈りには力があるとの実験結果巡紅伊勢詣りブームの後の明治維新ひろあき彼女の頭に柿三つ載せらるか試す彼巡紅罰ゲームにも賞品でますクリスマスひろあき来年はもう来れない車で8時間京都まで85歳の夫巡紅免許返上家族会議が始まってひろあき孫来るから明日はサンタだと休む巡紅カタログ見てて夜更かしをするひろあき人乗れるドローンで宅配十階のベランダ巡紅上空写真多くなった北アルプスの尾根道ひろあきジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡が起爆剤となる巡紅冬花火どこ...フリー句(自由連句)「三味線の」の巻

  • 「自由律の風」へ

    「自由律の風」へ金澤ひろあき拝復自由律の仲間に入れて下さいましてありがとうございます。七年前、入院した時、病院で得た句は全部自由律でした。その時、自分は自由律の人間なんだと。「自由律の風」五号、ありがとうございます。読むのが遅く、書くのはさらに遅い蝸牛のようなものなので、御礼が遅くなりすみません。なんか楽しそうな赤点取ったあいつ藤井雪兎普通だったら落ち込むのに、競争を降りた穏やかさというのが見えています。吉原陽子さんの書かれた文の「赤平さん」の生き方とも通じるような。困った時に、人間のほんとうが現れるのですね。心臓の弁新調して新たに一句白松いちろう大きな病を乗り越えられて、喜びの一句。応援したくなりました。空き家ふえた街からツバメ一家の旅立ち平岡久美子空き家、ほんとうに増えています。でも、自然の営みは、毎...「自由律の風」へ

  • 「さんしょ」184号を読んで

    「さんしょ」184号を読んで○金澤ひろあき「さんしょ」184号、ありがとうございます。元旦から大震災、羽田空港で事故。辰年、いきなり心が痛みます。私も体調を崩して少しぐずぐず。何かの本で読んだのですが、「この世はみんなのもの」というと、どこかに「自分のもの」があるということになり、「自分のもの」の取り合いになり、争いが生まれる。そうではなくて「この世は借り物」。誰のものでもなく、借りているだけで、最後にはみんな返さなくてはならない。あるいは次の世代にお渡しするのだと。生命もそうなのだろうなと感じるのです。借りているので、大切に扱わなければならないのですが、自分だけのものではないので、ままならないこともあるのです。今冬も座骨神経痛を持ち歩く松本克行帯状疱疹にとっぷり浸かった一週間立林かつえ私の体調のぐずぐず...「さんしょ」184号を読んで

  • 冬至には

    冬至には童話の手袋買いたいなひろあき※寒くなりましたね。風邪などにお気をつけて。冬至には

  • フリー句(自由連句)「火の用心」の巻

    フリー句(自由連句)「火の用心」の巻き火の用心お巡りさんに舞妓さん青島巡紅*12/15祇園にてまねきの髭文字あがる南座金澤ひろあき雨の降る前撮りカップルのキメ顔巡紅聖地巡礼推し活に生きひろあき蜜蝋の火に誘われて日記買う巡紅クリスマスポインセチアティファニーにひろあき給料日(クリスマス)前チキンナゲットと缶ビール巡紅冬の月忍びが出そう塀の上ひろあきご免なさい墓踏み台に塀を越え鬼ごっこ巡紅悪口の語尾はおっとり京童ひろあきはっきり言うのはオシャレじゃない京都弁巡紅はいなんやろかいいえなんやろかお告げの和歌ひろあき何の罰ゲーム水道の配管破裂する巡紅北風が吹き抜く部屋を片付けるひろあき北風に投げキッスするありがとう巡紅戦争がウクライナから無くなる日ひろあき筑紫出る時の流れは澱みなく巡紅不知火導くミステリーツアーひろ...フリー句(自由連句)「火の用心」の巻

  • 冬の木の

    冬の木の紅さすことのひそやかにひろあき冬の木の

  • 返り花

    返り花金澤ひろあき返り花三次会から復活し思い出の数だけ返り花つけて返り花

  • 冬の月

    冬の月金澤ひろあき冬の月忍びが出そう塀の上冬の月抜き足差し足忍び足冬の月二次会始まったばかり冬の月女子会始まったばかりです冬の月そっと抜け出す三次会冬の月

  • 「古今和歌集」編集室

    「古今和歌集」編集室金澤ひろあき新出水通りにある内裏跡で和歌好きな人に紹介したいのが、承香殿跡です。醍醐天皇の命で、延喜五年四月十八日より、紀貫之らが、「古今和歌集」を編集した場所なのです。袖ひぢてむすびし水のこほれるを春たつけふの風やとくらむ紀貫之(巻一春上)これ以降、日本は歌の国になって行きます。春待つ路次古今和歌集声あげるひろあき「古今和歌集」編集室

  • くちばしの沈む鴨

    くちばしの沈む鴨金澤ひろあき行き先を問えばくちばし沈む鴨風邪流行る日本口をすすぐ鴨すれ違う木枯らしめいた顔をしてくちばしの沈む鴨

  • 年末髪を切る

    年末髪を切る金澤天紫師走も末。新しい年に向け掃除し、髪を切る。近所の理髪店、新しい店で流行っている。七十代という男性客、色々と話しかけている。髪を切ることより、話相手を求めているようだ。髪を切る七十代話相手ほしい年末天紫新年に向け暦も買う。無地の愛想なしはしらけるので、京都のお祭り等が載っている手帳をカレンダー代わりに。来年どうなっているやらの暦買う天紫年末髪を切る

  • フリー句(自由連句)「夜行列車」の巻

    フリー句(自由連句)「夜行列車」の巻夜行列車日付変われば雪になる金澤ひろあき今宵束の間欠け星となるベテルギウス青島巡紅*アステロイド帯にある小天体が軌道の関係でその光を遮るため。滅多にないことだとか。隠れんぼ最後の一人が息殺すひろあき葉影なく枝に残った柿一つ巡紅頂の銀に輝く伊吹山ひろあき忘れ去られたグリーンクリスマス巡紅*本家のイギリス人に今でもグリーン(雪の降らない)クリスマス使いますかと尋ねたら、変な顔をされた。今のような肥料や害虫駆除剤がなかった頃の言い回し。ご苦労さんサンタに奢る夜鳴き蕎麦ひろあきチョコの湯煎に苦労する女の子の笑み巡紅原産地加工輸出を推進しひろあき贈り物は僕(私)では駄目かとデート前巡紅売り込んだ大臣次々更迭しひろあき月明かりラクダの影を引き延ばす巡紅葡萄の美酒と瑠璃の杯ひろあき翼...フリー句(自由連句)「夜行列車」の巻

  • おもしろい本 又吉直樹 「火花」(文春文庫)

    おもしろい本又吉直樹「火花」(文春文庫)金澤ひろあき破滅的男。そしてその男にひかれる女。場所は三鷹、吉祥寺。男は借金をかかえつつ、女の好意に支えられつつ、けっこう呑み歩いている。こう書くと太宰治のことかと思うのだが、そうではない。又吉直樹「火花」に出てくる破滅的天才漫才師神谷のことである。又吉さんは太宰の影響、大きいのかな。話の中に出てくる重要な場所、井の頭公園は太宰が入水したと言われる地であるし・・・などということも頭をかすめた。現役の漫才師ピースの又吉さんが描いた漫才の世界。その意味で他人事ではないリアルな自分事である。若手の漫才師「スパークス」の徳永(又吉さんの分身だろうか)が、熱海の花火大会の余興の仕事で出会った「あほんだら」の神谷を尊敬し師とする。神谷は徳永を弟子にするかわりに、自分の伝記を書く...おもしろい本又吉直樹「火花」(文春文庫)

  • 鵺落ちた

    鵺落ちた公園銀杏散りしけるひろあき※二条城の北にある公園です。平安時代末期、源頼政が、夜な夜な宮中に出没する怪鳥鵺(ぬえ)を射落とした場所だという伝承があります。源頼政は、歌も詠み、文武に優れた武将ということになっていますが、後に以仁王をかつぎ、平家と戦い宇治平等院で亡くなります。鵺落ちた

  • 登るほど

    登るほど金澤天紫仲冬の空が綺麗だ。山頭火さんではないが、プチ家出をしたくなる時がある。自分は小さな人間だ。小さな人間を大切にしたい。そんな時はだいたい京都や奈良、大阪の山へ行く。ただ、もう歳をとって来たので、きつい山は無理になっている。事故など起こしたら、周りが迷惑だし。お正月は混むので、12月に生駒山へ登った。心の疲れをお払いする。いつのまにやら山頭火死んだ年越えお正月へ天紫お礼参りのお山冬晴れ登るほど無口になっていくお山の冬登るほど

  • 雨宿り

    雨宿りご縁を結ぶ侘びずまいひろあき※神泉苑の小さなお堂です。向かいの豪壮な二条城との対比が面白いです。雨宿り

  • 二度咲きの桜

    二度咲きの桜金澤天紫白梅町から西大路通りを北へ上がると、平野神社に。桜の名所で、春はすごいことになる。冬は静かなものだが、実は本殿の近くに、冬咲く花がある。二度咲きする桜なのだ。定年後頑張っている人も「二度咲き」なのかもしれない。二度咲きする花も人も天紫二度咲きの桜

  • 路面電車

    路面電車金澤天紫年末に衣笠に行く用事が出来た。四条大宮から嵐電という路面電車に乗った。均一料金で250円(2023年現在)。帷子ノ辻で乗り替えて、白梅町へ。帷子ノ辻を「かたびらのつじ」と読める人は、なかなかの京都通だ。同じ線を昭和以来走っている。市電は廃止されたが。昭和の空気が乗っている路面電車天紫路面電車

  • おもしろい本 たなかかつお著述・大岳次郎編集「名刺代わりに ぼくの風」

    おもしろい本たなかかつお著述・大岳次郎編集「名刺代わりにぼくの風」金澤ひろあき二十年ぐらい前になります。口語俳句の人から、名刺代わりの句集を頂いたことを思い出します。いいアイディアだなと感心したのですが、本当に名刺サイズで、字も小さく、読むのには苦労しました。たなかかつおさんの「ぼくの風」は手帳サイズで、一ページに一句、多行書きも多くて読みやすいです。このサイズ感、いいですね。同居されている大岳次郎さんが編集されていて、全体にほのぼの感が漂っています。おかげさまで元気です真面目を捨てて解放するビール飲んで見つめる海は青空などと言われると、一回お会いしたくなるじゃないですか。乾杯の音はよろこび酌んで酌んでときどきもつれる舌と足下戸だけど酒好きな私も加わりたくなるような。赤いふんどし白パンツみんなちがってみん...おもしろい本たなかかつお著述・大岳次郎編集「名刺代わりにぼくの風」

  • 子伯歌集「きみの時空」を読んで

    子伯歌集『きみの時空』を読んで金澤ひろあき神戸の子伯さんから、歌集『きみの時空』を頂いた。にぎやかな生活・社会から、言葉を拾い上げる私と対極にある人だと思った。現実と夢のあわいに居る人なのだ。ふうわりとゆらぐ髪の毛なく袖のきみならゆめのかいだんにいる生きてよし言い残しては陽のなかへこわれたわれにふゆのまぼろしそれぞれが時の記憶に手を当ててまた散って行く異夢と知るゆえ「夢」がこの人には重い意味を持っている。そして、「きみ」という呼びかけが多い。夏石番矢氏の解説にもある通り、この歌集のキーワードであろう。母とは違うそれでもぼくを受け入れてきみ繰り返す波とはなにかと素のままに歌を詠わば君がいて見てたらいいな冬月の朝「きみ(君)」に癒しを求めているかのようだ。さらに、「きみ」と言いながら、ナルシズムを感じる。「き...子伯歌集「きみの時空」を読んで

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