お清めのシャワーや詐欺メール皆削除金澤ひろあき※せっせとメールを送ってくる。「あなたの口座に異常」「200万円贈呈」「税金追加徴収」「あなたの口座に○○万円振り込みました。」・・・税務署に問い合わせると、「メールで追加徴収請求等、行いません。詐欺です。」銀行等に問い合わせても以下同文。うっとうしい話題で、すみませんが、皆さんもお気をつけ下さい。警察や公共機関等で、啓発活動をもっと活発にしてほしいですね。さて、暑いですしシャワーでさっぱりしましょうか。お清めの
黒澤明の『夢』を見て金澤ひろあき夢は不条理なものであるから、美しいものも恐ろしいものも、不可解なものも含んでいる。かと思うと、現実が出てくるものもある。古い映画だが、黒澤明の『夢』を見直した。「こんな夢を見た」で始まる七つの話をつないだオムニバスである。狐の嫁入りを見て、狐を怒らせた話や桃の精に会う話。文明を批判・拒否して生活する水車のある村などは、映像が美しく何回も見たくなる。と同時に重いテーマもある。東京にいる市民が爆発した原発の放射線に追い詰められて行く話、核戦争後、生き残った人間が鬼になる話など、世界を破滅させる危険を予見している。これらの重い話の後で、「水車のある村」の美しい明るい生き方をラストに置く。どんなに苦しくとも、最後に救いや希望を見出したいという願いもあるのだろうか。確かに、夢と違い俳...黒澤明の『夢』を見て
青い瓦の教会金澤ひろあき教会の青き瓦や聖五月ひろあき屋根青き教会聖母へ白き百合青き屋根百合の香りの聖母像風の訪う聖母教会百合薫る※大津市膳所の岡の上にあるカトリック教会です。昭和10年頃に建てられたそうです。瓦が聖母マリアゆかりの青ですが、写真では綺麗に出ないのが残念です。美しいステンドグラスは、信者さんの手作りだそうです。青い瓦の教会
フリー句(自由連句)「寝る前に」寝る前にホエーに漬ける胡瓜かな青島巡紅*熱した牛乳に酢を加えると白い固形物と透明な液体に分かれる。ホエーとaはその後者。塩で味を調整して浅漬けにも使える。一品増えた朝の豊かさ金澤ひろあき藤棚で弁当食べる家族の笑み巡紅いち早くTシャツ短パン姿にてひろあき朝走る彼女の姿は凛々しくて巡紅練習の成果出たのは卒業後ひろあき冬桜ハン角斉の漫画かな巡紅デビュー遅いが注目集めるひろあき裕次郎「生きている限りは青春だ」巡紅アドリブで泣かせる演技できる人ひろあき幸福の魔法は愛し合う二人の秘密巡紅野の草の花を咲かせる五月晴れひろあき木漏れ日や遊び疲れた子の寝顔巡紅赤い薔薇香りに色のある如しひろあき青信号アクセル踏めば赤色灯巡紅北海道原野の中に四車線ひろあき参拝者の思いの籠る千本鳥居巡紅生きている...フリー句(自由連句)「寝る前に」の巻
シールなくなる金澤ひろあき2023年5月。足元のシールがなくなりました。スーパーのレジで、ソーシャルディスタンスを保つために、床に貼られた、立ち位置を示すシールでした。教室のアクリル板もなくなりました。外国人がまたたくさん来ています。マスクをしていないので、すぐに分かります。人が多くない所ではマスクをしない日本人も増えました。急に暑くなったので、マスクをしない人はもっと増えるでしょう。少しずつ、世界が変わりつつあります。若者の素顔と素足疫終わるひろあき※京都の最近の街角風景です。シールなくなる
フリー句(自由連句)「ランドセル」の巻ランドセルまだ大きいな新入生金澤ひろあき雨上がりはしなだれるオオキンケイギク青島巡紅楠の三百回目の青葉そよぐひろあき陸舟の松義満公を覚えているとポリグラフ実験巡紅*フィクションです。出る可能性はあります。北山に一休さんは知恵比べひろあき野へ山へ縄文人の先生招く巡紅豊穣の祈り女体土偶ふくらんでひろあき湯気出るほかほかご飯にノリタマ巡紅お米来て日本の文化出来上がるひろあき花に月人より素直に見上げてる巡紅木霊聞く原生林の入り口ひろあき北斗七星が見たいと朽ち果てた零戦巡紅使われなくなったジャングルの滑走路ひろあき宇宙から日本列島見ると日々の小ささに頭ポリポリ巡紅釈迦の手の平いい気になった孫悟空ひろあき手で掴む星実は彼方で呑み込まれてる巡紅銀河鉄道終着駅のベルを聞くひろあき江戸...フリー句(自由連句)「ランドセル」の巻
水鏡あふちの花の夢淡し金澤ひろあきあふちの花
おもしろい本2 夏井いつき ローゼン千津 「寝る前に読む一句、二句」(ワニブックス)
おもしろい本2夏井いつきローゼン千津「寝る前に読む一句、二句」(ワニブックス)金澤ひろあき夏井いつきさんとローゼン千津さんは姉妹。お二人とも熟年再婚経験ありと。この本の中で、俳人の句を取り上げて、二人がその句の解説と自分の体験・生活を引き合いに語り合いをする。「はじめに」で、「(俳句を)誰かと赤裸々に語り合う中に、人生の喜び悲しみ、笑いや涙や共感が生まれてくる展開」とあって、全編その通りになっている。自分の人生と俳句を対比して、しかも両方とも客観的に見ている。何でも(死も不幸も含め)客観的に見て文字にしてしまう。これは、俳人の生き方なのだろうと改めて思う。あまり引用すると、営業妨害になるから止めるが、これまで私が知らなかったおもしろい句を教えてもらった。そういう楽しみ方もある。例えば、フクスケという人の句...おもしろい本2夏井いつきローゼン千津「寝る前に読む一句、二句」(ワニブックス)
初夏東寺金澤ひろあき千年の寺覆わんと楠若葉千年の祈り継ぐ地の楠若葉祈りの静けさ楠の青葉と青空と初夏東寺
2023年5月京都童心の会通信句会作品(訂正)この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1転勤と桜便りと父訃報2おもかげや残花と共に逝かれる父3わくらばは心を病むか縮みたる4花降る通夜ささいな音に目を覚ます5兵役嫌だった少年九十三で逝く6花びらの一つの波紋また一つ7春の星いのちのうちの一つです8花へ老人徘徊ですか遠出です9黄砂覆う西の空からミサイルと10しゃぼん玉空の明るさ際立たす11人生に誤植のような綿毛飛ぶ12虹の橋無垢な時間のあるほうへ13雨に打たれて牡丹美人の悩み顔14一本の夜桜散るまたの世15途中まで虹が出るくしゃみ16東海道線運転見合わせ春疾風17右腕痛いでも左腕も痛い影の中18一人雨の一日一面時計の音19春麗孫駆け回り空青し2...2023年5月京都童心の会通信句会作品(訂正)
題「五月雨」五月雨やいじいじスマホいじる午後ひろあき題「五月雨」
題詠「五月雨」と「母」折句金澤ひろあきさっきから皆が欲しがる誰かさん初恋だった花いちもんめ題詠「五月雨」と「母」折句
フリー句(自由連句)「実の上の」の巻実の上の葉葉が林檎を旨くしてくれる青島巡紅*実から離れた葉は幾らあっても、木に栄養を送る役割なので。休めたら霧の味する信州へ金澤ひろあき朝の雨黄花秋桜背を伸ばす巡紅風は友旅する雲の一つですひろあき雨上がり濁流に乗る縫いぐるみ巡紅ロンドンに家を捜しにパディントンひろあき※映画「パディントン」より。パディントンは言葉を話すことができる熊。アパートの二階までひびく蛙の歌巡紅俺達の季節舞台の真ん中へひろあき世界の核心へと届け我らの剣巡紅なかなかね満点でないゲームだねひろあき腰痛よさよならと言えるのは墓の下巡紅同窓会病気自慢と孫自慢ひろあき竹の秋毛生え薬で盛り上がる巡紅介護に備え永久脱毛する人もひろあき※最近、こういう人も多いそうです。枯れ尾花楽しむことがあるうちに巡紅月見団子を...フリー句(自由連句)「実の上の」の巻
2023年5月京都童心の会通信句会作品この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1転勤と桜便りと父訃報2おもかげや残花と共に逝かれる父3わくらばは心を病むか縮みたる4花降る通夜ささいな音に目を覚ます5兵役嫌だった少年九十三で逝く6花びらの一つの波紋また一つ7春の星いのちのうちの一つです8花へ老人徘徊ですか遠出です9黄砂覆う西の空からミサイルと10しゃぼん玉空の明るさ際立たす11人生に綿毛のような綿毛飛ぶ12虹の橋無垢な時間のあるほうへ13雨に打たれて牡丹美人の悩み顔14一本の夜桜散るまたの世15途中まで虹が出るくしゃみ16東海道線運転見合わせ春疾風17右腕痛いでも左腕も痛い影の中18一人雨の一日一面時計の音19春麗孫駆け回り空青し20鴬鳴や...2023年5月京都童心の会通信句会作品
世界が求める言葉金澤ひろあき思い出話になる。昔、ソ連という国があった。ゴルバチョフが大頭領だった。アメリカとの核削減交渉が難行していた。ゴルバチョフは単身アメリカへ行った。ワシントンDCで、ゴルバチョフは突然乗っていたリムジンを止めた。リムジンから降り、沿道にいた市民と握手を交わした。アメリカ市民は、ゴルバチョフが敵ではないと歓迎した。そして、アメリカ大頭領レーガンとの交渉は、合意に向かい前進した。平和を願う思いは、昨日の敵を友に変える。心を開き、誠意をもって話し合う。憎しみを友情に変える言葉。今、世界中の人が求めているものかも知れない。世界が求める言葉
有楽斎を見ながら金澤ひろあき京都文化博物館で、織田有楽斎展を見ました。有楽斎(長益)は信長の弟で千利休の弟子。本能寺の変で、信長の息子信忠に殉ぜず逃げたので、武人としての評価は低い。ただ、茶室の如庵(今は犬山城にあり、国宝)を作ったりで、茶人としての評価は高いのです。晩年、建仁寺の塔頭に隠居していたので、遺品は、千利休や古田織部ほど多くなく、同時代の光悦や宗達の方が有名なせいか、展覧会は人出が少なく、ゆっくりと見ることができました。遺品の井戸茶碗や茶入れを見ながら思ったのは、同じものを見ても、美しいと感じる人もいれば、好きでないと感じる人もいることです。たとえば、有楽手作りの赤茶碗があったのですが、説明も何も無しで、あれを見たら、どう思うのかなと。素朴で美しいと感じる人もいるだろうし、でも私は、同時代の志...有楽斎展を見ながら
フリー句(自由連句)「嘘のような」の巻嘘のようなマスク外した人の波金澤ひろあきWe’llbebackと悪の軍団の高笑い青島巡紅やられ役何度死んでも生き返るひろあきタイヤパンクしても交換仕事続行巡紅陽気なバイク乗り集まる国道沿いのラーメン店ひろあき会計時アルコールチェックアウトは大部屋行き巡紅お説教顔に似合わずキツイ美人ひろあき店の看板娘=レディースのクイーン巡紅下町をしっとり歌うジャズピアノひろあき蓮の花の噴水太陽の腋の下くすぐる巡紅女子高生押さえ切れない笑い声ひろあき夜空に次々咲く大輪の打ち上げ花火巡紅主役にはならず蚊取り線香程度ひろあき行き交う人ヒソヒソ話の白丁花巡紅テロの組織の情報筒抜けひろあきあてつけに買ったブラックチョコレート実は彼の好みだった巡紅ウィスキーちびりちびりの宵の口ひろあき息子の生ま...フリー句(自由連句)「嘘のような」の巻
柏餅金澤ひろあきゴールデンウィークの京都といえば、観光客でいっぱい!ですが、東山の観光地、四条、金閣寺、嵐山等で、そこを外れると静かです。平日よりも人がいないのです。私のいる西京区は特にそうですね。雀ものんきに鳴いています。ゆったりと散歩し、美しいみどりをみて、柏餅を買って・・・柏餅たんとおあがり雀の声ひろあき柏餅一つは自分のために買う※写真は初夏の東寺です。柏餅
街のスケッチ-ゴールデンウィークー金澤ひろあき五月晴れ世界亀の日展覧会※こんな日があったのを、市民便りで知って驚く。燕来るコンビニ古き椅子机※三条大宮商店街で。憩えるのがいい。飲み屋街ゴールデンウィーク休みなし※四条大宮。龍の笛龍の池面に夏兆す※神泉苑で雅楽(龍笛)。平安人の気分を味わう。街のスケッチ-ゴールデンウィークー
フリー句(自由連句)「頭の重さ」の巻頭の重さどこ吹く風のチューリップ青島巡紅人生が誤植みたいで綿毛飛ぶ金澤ひろあき惚けてる間に夢が砂となる手のひら巡紅そろそろゴール枯葉捨てておくひろあき手紙燃やした彼女と散在させた僕巡紅月のない夜に約束する密会ひろあき家康さんも不二山でお茶したか巡紅*光悦の作品、国宝。風神雷神宇宙に土俵入りをするひろあきまだ地球一つも守れない人間巡紅みんな同じ人類で乾杯したいものだひろあき薫風や新郎新婦のご入場巡紅明るく響く司会者の声ひろあき一つ星見上げる人に春の夢巡紅小さなメロディー幼なじみの指切りにひろあき夢に出て来て欲しい人のアポ取れず巡紅蝶々と化した魂紅ほのかひろあき鬼ごっこ墓石台に塀超える巡紅*今思うと罰当たり、でも子供の頃は寺も墓場も遊び場感覚だった。大人には見えなくなった瑠...フリー句(自由連句)「頭の重さ」の巻
おもしろい本宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)金澤ひろあき舞台は大津市膳所。ちなみに膳所は「ぜぜ」と読む。駅前から琵琶湖へ下る坂は「ときめき坂」という。このネーミングは、地元の人達の投票で決めたそうだ。芭蕉の墓がある義仲寺も近く、私も何度か通っている。2020年8月まで、西武デパート大津店があった。デパートといっても小さな店で、各地のイオンモールのほうが大きいぐらいだった。私もこの大津店に入ったことがあり、閉店までの光景を断続的に見ていたが、強い思い入れはなかった。しかし、そこに住んでいる人にとっては、生活に必要な場であっただろうし、多くの思いがあったに違いない。この小説は6章から成っているが、第1章が「ありがとう西部大津店」。当時中学2年生であった成瀬あかりと島崎みゆきが、夏休みに閉店するまで...おもしろい本宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』
花降る通夜金澤ひろあき福岡に近づくにつれ、空が曇色になった。黄砂が来ているらしい。四月の中旬に父が亡くなった。知らせを受けた翌日に、桜が終わりかけている京都を発った。故郷で、母と妹に会った。亡くなった父と対面する。長く疎遠にしてしまった時間は、もう戻らない。家族葬で、通夜も葬儀も静かだった。語り合う時間を持てた。妹の一家が、父を大好きであったことが嬉しかった。花降る通夜ささいな音に目を覚ますひろあき花暦今年は父の死を記す花降る通夜
2023年4月京都童心の会通信句会結果【選評】○金澤ひろあき選特選天39人も花も老いてしまう空き家かな三村須美子子供達が独立し、年老いた親が残り、やがて親が亡くなると、住む人がいなくなる家。庭には、もとの住人の好みの花や木が残されていたりします。季節が来ると咲くのですが、寂しいですね。私もこの四月に父を亡くしました。将来、この句の情景が現実となるような気がして、他人事ではありません。実家は育った家で、愛着はあるのですが。地62物価高トンカツ半分づつ食べよう蔭山辰子ウクライナの戦争以後、物価高で苦しんでいます。私もいくつか物価高の句を作りました。この後、増税があるそうで、嫌になります。この句は物価高で、食事の切り詰め方を具体的に述べていてリアルです。庶民の生活をこれほど苦しめていること、しっかりと伝えて行き...2023年4月京都童心の会通信句会結果選評
2023年4月京都童心の会通信句会結果句で慰められるとき金澤ひろあき転勤と桜便りと父訃報ひろあき四月初めに、父の葬儀で福岡へ。京都に帰ってから、生活に戻るきっかけのように、句会に出ました。句はこんな時、心を慰めてくれます。句の友っていいなとも。会の後、長岡天満宮へ行ったところ、キリシマツツジがもう満開。今年は早いなとつくづく感じます。花の早さが過ぎ去ってゆく時の早さのようにも。花済みて活ける桜の幹ひろうひろあき桜は早くも葉桜。同好の三村さんが、「桜を活けるには、苔がついた幹がよい」と言われたのですが、言った通りの桜の幹が切ってあって・・・。つつじの橋再び聞こえる中国語ひろあきコロナが下火になっているのでしょうか。海外からのお客さんが復活しています。長岡天満宮には、細川忠興寄進の石の橋が池に架かっているので...2023年4月京都童心の会通信句会結果
かきつばた金澤ひろあき新しい職場が、神泉苑に近いので、よく訪れています。静かな水辺にいると、心休まります。今はつつじとかきつばたが美しいです。「かきつばた」で折句一首。勝ち負けを気にしなければつらくなく花観る暮らし楽しんでいるひろあき※5月2日~4日には、お祭りもあるようですよ。かきつばた
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お清めのシャワーや詐欺メール皆削除金澤ひろあき※せっせとメールを送ってくる。「あなたの口座に異常」「200万円贈呈」「税金追加徴収」「あなたの口座に○○万円振り込みました。」・・・税務署に問い合わせると、「メールで追加徴収請求等、行いません。詐欺です。」銀行等に問い合わせても以下同文。うっとうしい話題で、すみませんが、皆さんもお気をつけ下さい。警察や公共機関等で、啓発活動をもっと活発にしてほしいですね。さて、暑いですしシャワーでさっぱりしましょうか。お清めの
大夕焼け金澤ひろあき大夕焼けアールグレーのティータイム夕焼けの炎に夕立降りかかる涼む河岸休日出勤長かった※三条商店街。八坂神社の御旅所があり、祇園祭と同じ時期、祭を行う。大夕焼け
炎帝の旅のトランク雲の峰金澤ひろあき※西本願寺にて。炎帝とは、夏の猛暑の擬人化。祇園祭ゲルマン民族移動かな※大きなスーツケースを引きながら、いっぱい来日。出国時に、空港やホテルに捨てる(?)人もいて、困っているとか。炎帝の
暑いのに赤んぼ泣かせ鉾の露地金澤ひろあき※いよいよ祇園祭も歩行者天国になります。7月14日。暑いのに
鉾立て金澤ひろあき次々に割り込む鉾の立つ現場※四条大宮から、四条烏丸まで、鉾立ての様子を見ながら歩く。釘を使わず、縄を独特の技術で固定してゆく。これを数百年続けて来たのだと思うと尊い。見ていたら、人が前に次々と割り込んでくるのにはまいったな。観光客は必死に見ようとされるので仕方ないかな。人の背中ばかり映った。暑いので、気を付けて下さいね。2025年7月11日。鉾立て
膏薬辻子金澤ひろあき打ち水する旧名膏薬辻子となんひろあき※明治の初めまで、京都の小さな通りは「辻子」と呼んでいた。膏薬辻子(こうやくずし)はその名残。明治二年に、新釜座町。膏薬辻子
2025年7月京都童心の会通信句会作品この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1五月の空に赤紫の帳(とばり)2トントンとバラに声かけ背伸びする3生きてゆけ迷惑かけてありがとう4寄り添い語る童心の集まり5水の甘さで蛍呼ぶ考え甘し6自分の想ひかえる季(とき)か衣更7風薫る私は好きさ由美かおる8米高し何とか安く私の口に9人も蛍もにごった所に住めません10常夏の人には無縁か衣更11田植えの苦省くもみ直に12風薫るおいしい食物健康長寿(よきくらし)13田植え前水面に映る夏の空14蛍の光に目をうばわれる今はドローン15日本からパンダが消える梅雨に入る16新茶出てお茶壺道中復活す17旅先の地米に結晶土と水18農業科生徒の日焼け田に水を19マンションに囲...2025年7月京都童心の会通信句会作品
鉾の刺す青空の先ビルの先金澤ひろあき鉾の刺す
「あまのがわ」283号を読んで金澤ひろあき・朝露の白い光の道延ばすひろあき7月に入り、京都は祇園祭の月です。毎日猛暑ですが、暑い暑いと文句ばかり言っても仕方ないので、何か美しいもの、良いものが無いかと探しております。「あまのがわ」283号拝受、ありがとうございます。実感に溢れた皆様の句、心に届きます。・菫ちょっこりすみれサイズの風が来た内橋多真「すみれサイズの風」がいいですね。柔らかそう。人間も、自分にピッタリのサイズの生き方がある。そんなことを連想させてくれます。・八十路行く花散りながら舞いながら手塚直人「散りながら」「舞いながら」と五音のリズムの繰り返しに想いをのせて、一篇の詩のような、絵のような世界を描いています。こんな風に詠える生き方、羨ましいです。・介護に疲れ桜の空に抱かれる岡田桂子疲れを内側に...「あまのがわ」283号を読んで
2025年6月京都童心の会通信句会結果【選評】○金澤ひろあき選特選天2雨ぶっきらぼう芍薬の赤野谷真治この句を読む時、どこで切るかで作品世界が変わる。(俳句は句読点を打たないので、読み手に任されるが)。・雨、ぶっきらぼう芍薬の赤・雨ぶっきらぼう、芍薬の赤ぶっきらぼうに見える芍薬に雨が降り注いでいるのか、雨がぶっきらぼうに芍薬に降っているのか。同じ「芍薬の赤」であるが、主語を雨にするかどうかで、視点が変化し、印象も変わる。地22初キューリのめん玉を洗う塩見すず子初きゅうりのみずみずしい模様を、「めん玉」ととらえた一種の発見、そして実感。本当に自分が採ったという感じが伝わる。人71燕飛び今年生きてる実感や野原加代子「生きている実感」は、どんな時に感じるのだろうか。人それぞれだろうが、この句の作者は、今年も来てく...2025年6月京都童心の会通信句会選評
2025年6月京都童心の会通信句会結果5月5日の散歩金澤ひろあき昨日、冠句の会で芭蕉翁献詠俳句(伊賀上野)の案内を貰ったので、句を送る。その後、嵐山へ。天気良く、人は多いものの、心地良い散歩。嵯峨嵐山文華館へ。木島桜谷展を見る。絵の中に永遠の気を吐く牡丹かなひろあき村上華岳の牡丹の図につけ句。ここに来る途中に見た牡丹が終わりかかりしおれていたので、絵の牡丹、実に鮮やかに感じる。良い絵には生命がある。桜谷の鳥の描写に感銘を受ける。夕日の中のカラスの絵。カラスがあれほど美しいとは。保津川沿いに小倉山公園へ。新緑が包む日中不戦の碑ひろあき周恩来さん存命の頃のように、隣国との友好が保たれることを祈る。緑が滴っている。平和でこうしてゆっくり散歩できるのが一番だ。皆さんの選です。選者真・・野谷真治白・・白松いちろう修...2025年6月京都童心の会通信句会結果
八角楼と蘭奢待金澤ひろあき大阪の谷町四丁目には、大阪歴史博物館と難波宮趾が並んでいます。天智天皇の大化の改新後、難波宮が一時首都になったこともあります。日本の中心であったのですね。太極殿趾と八角楼趾などが残っています。八角楼ありし昔は今木影ひろあき大阪歴史博物館は、「正倉院TheSHOW」という企画。御物の復元品などを見ます。3DCGの御物動画もアニメのようです。シルクロードのデザイン、心引かれます。名香の蘭奢待(らんじゃたい)の香りの復元があります。甘い、爽やかに香りです。織田信長は、この香りを楽しんだのでしょうか。「蘭奢待」は名香の代名詞で、文字の中に「東大寺」が隠れています。「蘭」に「東」、「奢」に「大」、「待」に「寺」ですね。足利義政、織田信長、明治天皇が所持されたとか。蘭奢待切り取る甘い夢心地ひ...八角楼と蘭奢待
三島由紀夫主演の映画金澤ひろあき三島由紀夫は昭和元年生まれだから、もし生きていたら、今年百歳になる。その三島由紀夫が主演した映画を上映している映画館があるというので、行ってみた。大阪の九条商店街近くにある映画館で、ディープな特集をやっている。今回は「若尾文子(わかおあやこ)特集」。その中の、「からっ風野郎」という1960年の映画で、三島由紀夫はヤクザ組長の跡取り息子の役をやっている。この息子、純情で弱いくせに格好だけはつけたがる。三島由紀夫はこの映画で、ずいぶん演技を鍛えられたそうだ。三島由紀夫の演じる次期組長の愛人のヒロイン役を若尾文子が演じている。どうしょうもない奴だが純情な役どころ、死に方の演技まで、三島由紀夫はけっこうならり切っている。というか、本来の三島由紀夫は、そういう人物に共感があったのでは...三島由紀夫主演の映画
一年の早き体感粽買う金澤ひろあき※祇園祭が近づいています。昨日は籤取りがありました。去年の粽(ちまき)が古びて。でも一年、無病息災で働いてくれたのかな。粽
あとがき(童心記念号2025年より)3年前に父、去年親友、今年母と、大切な人を亡くしました。この歳まで父母が居たというのは、むしろ感謝すべきことなのかもしれませんが、実際亡くなると淋しいです。亡くなった親友も、心あたたかな優しい人で、私達にかけがえのない思い出と句作品を遺してくれました。そして、それが今の自分につながっている。私が「今あること」の中に、あなた方がいる。大切にしたいです。宇宙の旅夢さめました蓮ひらく金澤ひろあき蓮ひらく
友の命日近づく風の死んだ露地金澤ひろあき1光年進んだ時計友の命日風の死んだ
蚕が繭に金澤ひろあきいつ繭になろうか蚕相談中抜け駆けで繭になるのもおるかしら※7月になりましたね。蚕が繭になりました。蚕が繭に
看板の裏金澤ひろあきシャッター街になるもんか祭待つ商店街雨音も蚊も届かないタワマンの林ドローンで宅配梅雨空のタワマンタワマンや永遠に交らわない地平線タワマン次々に建つ地面陥没する国お買い得です一億のタワマンすすめにくる泣いている笑顔もあるんだね紫陽花梅雨なんかに負けへんカラスの朝餉の歌梅雨空に高く掲げる廃業の看板夫婦の年輪刻んだ廃業した店の看板看板の裏にも顔があるんだね看板の裏
天得院桔梗追加石も笑顔桔梗ひらいた金澤ひろあき※写真は天得院、井泉水句碑。天得院桔梗句追加
東福寺天得院金澤ひろあき東福寺天得院、桔梗の庭を拝観。自由律の井泉水さんゆかりの寺でもある。関東大震災で家族を亡くされた後、ここに隠棲されていた。風が桔梗に遊びに来た苔のみどりに桔梗の結界桔梗を借景に悟りあらわす石東福寺天得院
君への手向け虹色の風車金澤ひろあき※身近な人へ、訃報を伝えました。まだ雨が続きます。虹色の風車金澤ひろあき※身近な人へ、訃報を伝えました。まだ雨が続きます。君への手向け
音なく金澤ひろあき突然の別れ来るとは七夕天の川音なく消える星一つ心許した友逝った七夕天の川のどこかに心音をさがす※去年の夏、一緒に京北を訪れたことが、夢のようです。音なく
葬儀の翌朝の雨を聴くひろあき葬儀の翌朝
フリー句(自由連句)「霧晴れる」霧晴れる一歩一歩があるように金澤ひろあき目に見える耳に聞こえるモノみな痛いただ痛い佐久間照三痛いの痛いの飛んでけーのおまじないひろあき飛んでいってばらけるタンポポの種照三自由な空と自由な時にひたりきるひろあき大きな宇宙の流れの中でアメーバ照三夕暮れの百合はゆらゆらする未来ひろあきもう見え隠れてしない映画のラスト照三続編を匂わす悪役捕まらずひろあき七月七日まさかのこんな終わり方同佐久間さんが、7月7日に亡くなったとのお知らせを受けました。続編をたくさん作りたいと願っていましたが、悲しいです。フリー句(自由連句)「霧晴れる」
蟷螂のにらむ祭りの人の波輝※写真は祇園祭。蟷螂山。蟷螂のにらむ
近日のこと熱中症株価狂乱都知事選みんなうたかたかもしれないがひろあき近日のこと
七夕の句金澤ひろあき静岡で40度七夕もどこ吹く風よ四十度雨乞いの龍うたた寝す天の川七夕の句
続編を匂わす悪役捕まらず金澤ひろあき※山口県柳井市のお祭りの提灯です。涼しげですね。続編を
雨の日に思い出す金澤ひろあき7月の初め、大雨になった。その中、大学による合同説明会が京都の大谷大学で行われた。大谷大学に入ってそこから見える京都の街並みや山を見ているうちに、昔ここである国語の研究会をやったことを思い出した。その研究会で、大石征勝先生と知り合うことになり、多くの実践・研究を学ばせていただいた。幅広く読書されており、読んだ本についての考察を書かれていたが、それ自体が勉強になった。また、教材のもとになっている小説や詩などについての考察も優れ、自分が毎日読んでいるものの中に、すばらしいものがあることも発見できた。京都に残る秦氏の遺跡探訪で、太秦近くにある蛇塚古墳そして松尾大社探訪をご一緒させていただいたこと等、思い出すことも多い。教科書に載っているものだけが教材ではない、人を動かすもの、考えさせ...雨の日に思い出す
仁清の黒と白金澤ひろあき野々村仁清は江戸初期に色絵付きの器を作った京都ゆかりの人。京都国立博物館の常設展で、一つか二つ見ることができ、それが楽しみの一つです。2024年6月は、三つ出ていました。細くてかわいらしい茶入。こういういい方は変かもしれませんが、「仁清はかわいい」です。仁清黒という黒に彩色鮮やかな花を描く茶壺。白地に鉄錆びの線で水仙を描く錆び絵の茶碗です。仁清黒は引き立って見えます。白いさび絵の茶碗は、茶人金森宗和の好みで作ったそうです。静かなたたずまいで、さび色で描く水仙は、山水画のような趣があり、この時期に見ると涼しげです。霧色の茶碗ほのかに錆の線ひろあき現代の陶工でこういう茶碗を作っている方はおられるのかななどと思いました。※写真は智積院の庭。もとは長谷川等伯の襖絵がありました。仁清の黒と白
霧晴れる一歩一歩があるように金澤ひろあき霧晴れる
【頂いた句集より】「つながる」視線で鈴木和枝句集『離農』金澤ひろあき生活の中で、私達は色々な物を見ている(はずだ)。見ているにもかかわらず覚えていないのは、大して気にもとめずに過ごしているからであろう。鈴木和枝という詩人は、生活の中で見えたものを、口語の俳句という短い詩型で掬い上げている。中に出てくるのは、野菜であったり、蛙などの小さな生き物たちだ。あるいは農作業に関わることだ。例えば、葱坊主のガッツポーズにはかなわない(以下、引用句の作者はすべて鈴木和枝)人参も入って今夜ソプラノ鍋ペコペコしても本音見せませんネコジャラシ肝のすわった筍だ茹でてみるはみ出した家計簿夜通しコオロギだんご虫が急ぐ自由時間光れお母さんに好かれる茄子になれ音のない雨は大根も私も太らせるドクダミ引っこ抜く淋しさ抱えていた鍬キズなんて...【頂いた句集より】「つながる」視線で鈴木和枝句集『離農』
【頂いた句集より】「つながる」視線で鈴木和枝句集『離農』金澤ひろあき生活の中で、私達は色々な物を見ている(はずだ)。見ているにもかかわらず覚えていないのは、大して気にもとめずに過ごしているからであろう。鈴木和枝という詩人は、生活の中で見えたものを、口語の俳句という短い詩型で掬い上げている。中に出てくるのは、野菜であったり、蛙などの小さな生き物たちだ。あるいは農作業に関わることだ。例えば、葱坊主のガッツポーズにはかなわない(以下、引用句の作者はすべて鈴木和枝)人参も入って今夜ソプラノ鍋ペコペコしても本音見せませんネコジャラシ肝のすわった筍だ茹でてみるはみ出した家計簿夜通しコオロギだんご虫が急ぐ自由時間光れお母さんに好かれる茄子になれ音のない雨は大根も私も太らせるドクダミ引っこ抜く淋しさ抱えていた鍬キズなんて...「つながる」視線で鈴木和枝句集『離農』
紫陽花金澤ひろあき紫陽花はすぐに根付いたりする生命力の強い花。その生命力にあやかって。負けてばっかりがきれいなあじさい病院へ友を送る紫陽花曇の道お人好しの紫陽花の顔色が明るいあじさいの笑みのくすぐる旅心紫陽花
格子戸に五月雨の音重苦し金澤ひろあき格子戸に
祗園提灯増えて市場の活気かな金澤輝※三条大宮商店街、提灯増えました。打ち水や商店街に朝を呼ぶ祇園提灯
フリー句(自由連句)「病癒えたら」の巻病癒えたら御礼参りの巡礼に金澤輝桜愛で紅葉愛で行く闇の間を佐久間照三月光を頼りに読んだ道しるべ輝風邪一つ二週間延期入院は照三仕切り直しで草を抜いてる梅雨晴れ間輝なるようになるしかないさ蝌蚪の旅照三力みを抜けば涼風起こる足元に輝冷え症の男は寒いと日向へと照三蝸牛殻の中へととじこもる輝寝るのに軍手靴下着替の山照三暑がりの犬がべろんと板張りに輝笹の舟流れのままに海に行け照三七夕を迎える前に雨が来て輝子供らのブーイングが届いた夜空照三流れ星見間違える人工衛星輝帰られぬ場所から帰る人もいる照三だまされて戦地に行かされた異邦人の訴え輝生と死の狭間に見える彼岸花照三六根清浄唱えて登る高野山輝御来光霊峰の息吹胸に沁む照三何事もなかったように去る嵐輝友には友の生活ありてまた会おう照三※...フリー句(自由連句)「病癒えたら」の巻
6月長岡天神にて金澤輝石段の一段一段増す暑さいつもいる一人が居らず青葉道青葉の社友の回復祈るため我がためにあらず病持つ身の祈り本殿よりいただく涼しき風一陣※祈念届きますように。6月長岡天神にて
水無月や祇園の祭動き初む金澤輝※大宮三条商店街に、祇園祭の提灯登場。京都の西のほうですが、祇園社の御旅所があるのです。水無月や祇園の
横になるああ極楽の四畳半ひろあき※写真は京町家。横になる