仁徳天皇(聖帝)
記紀に伝える仁徳天皇の善政 善政とは何だったのか 記紀に伝える仁徳天皇の善政 応神天皇が崩ずると、暫しの空位期間を経て、実弟(公称上は実子)の大鷦鷯尊が即位した。仁徳天皇である。そして歴代天皇の系統の中では、この第十六仁徳天皇から第二十五代武烈天皇までの十代(途中兄弟相続が四回あるので世代にして五代)が、大鷦鷯尊の系譜に連なる所謂仁徳系の天皇になる。やがて子が無いまま若くして武烈帝が崩じたため、応神天皇五世の孫に当たる男大迹王が、大伴大連等によって近江から迎えられて即位し(継体天皇)、皇位の系統は再び応神系に戻されている。 仁徳帝の事績の中で、記紀が共に多くの文字数を割いているのは、天皇が民衆…
2025/03/16 20:22