2025.06.14 一日一季語 虎魚(おこぜ) 【夏―動物―三夏】 添削句鬼虎魚煮るや鍋蓋鳴りにけり 大島好美 四季別 俳句添削教室 宮津昭彦・山田弘…
2025.05.01 一日一季語 五月(ごがつ《ごぐわつ》) 【夏―時候―初夏】
2025.05.01 一日一季語 五月(ごがつ《ごぐわつ》) 【夏―時候―初夏】 せせらぎの光よ生れ聖五月 本城佐和 角川俳句 2025年 5月号 青…
2025.04.30 一日一季語 暮の春(くれのはる) 【春―時候―晩春】
2025.04.30 一日一季語 暮の春(くれのはる) 【春―時候―晩春】 さまざまの情のもつれ暮の春 高浜虚子 晩春のこと。これを普及させたのは、かの…
2025.04.29 一日一季語 春深し(はるふかし) 【春―時候―晩春】
2025.04.29 一日一季語 春深し(はるふかし) 【春―時候―晩春】 バス停の列のゆるみや春深し 小川虹子 2025年 多摩のあけぼの 会報NO15…
2025.04.28 一日一季語 戦争俳句 落日に橋つつまれし空襲忌日本の勝つてゐし頃炭いぶりああ弥生ばらまかれたる焼夷弾第64回現代俳句協会賞受賞作 …
2025.04.27 一日一季語 逃水(にげみず《にげみづ》) 【春―天文―晩春】
2025.04.27 一日一季語 逃水(にげみず《にげみづ》) 【春―天文―晩春】 逃げ水の先行くトルコ軍楽隊 福永虹子 2025年 篠(すず) VOI.…
2025.04.26 一日一季語 雪崩(なだれ) 【春―天文―仲春】
2025.04.26 一日一季語 雪崩(なだれ) 【春―天文―仲春】 階段は本の遊び場表層雪崩よ 宮坂静生 登山者やスキーヤー、バックカントリーをする人が…
2025.04.25 一日一季語 茎立(くくたち) 【春―植物―三春】
2025.04.25 一日一季語 茎立(くくたち) 【春―植物―三春】 茎立や子らも背伸びをしてゐたる 仙田洋子 大根や蕪、菜類の花茎が高く抜きんでること…
2025.04.24 一日一季語 春の鴨(はるのかも) 【春―動物―晩春】
2025.04.24 一日一季語 春の鴨(はるのかも) 【春―動物―晩春】 残り鴨翔ちたる沼の薄あかり 斎藤信義 この句の鴨は、しばらく残ってはいたものの…
2025.04.23 一日一季語 霾(つちふる) 【春―天文―三春】
2025.04.23 一日一季語 霾(つちふる) 【春―天文―三春】 黄砂降り貝塚にある猿の骨 松野苑子 「貝塚」からは食料の残骸だけではなく、人骨・…
2025.04.22 一日一季語 躑躅(つつじ) 【春―植物―晩春】
2025.04.22 一日一季語 躑躅(つつじ) 【春―植物―晩春】 緋躑躅の約束の日はさらに濃し 沼田布美 句集 瑠璃色の潮 沼田布美沼田さんの作品…
2025.04.21 一日一季語 春の暮(はるのくれ) 【春―時候―三春】
2025.04.21 一日一季語 春の暮(はるのくれ) 【春―時候―三春】 春の暮港に父を知る人と 安倍真理子 第54回角川俳句賞受賞 安倍真理子「波…
2025.04.20 一日一季語 キャベツ 【夏―植物―初夏】
2025.04.20 一日一季語 キャベツ 【夏―植物―初夏】 地球一周して辿りつくキャベツの芯 杉山久子 2024年12月23日から25日までの3日間で調…
2025.04.19 一日一季語 陽炎(かげろう《かげろふ》) 【春―天文―三春】
2025.04.19 一日一季語 陽炎(かげろう《かげろふ》) 【春―天文―三春】 陽炎を跨いで永遠の象となる 瀬戸優理子 現代俳句 2025年4月号…
2025.04.18 一日一季語 風船(ふうせん) 【春―生活―三春】
2025.04.18 一日一季語 風船(ふうせん) 【春―生活―三春】 風船のきうきうと口結ばるる 山野邉茂 「篠」(すず)2025 vol.212競…
2025.04.17 一日一季語 御影供(みえいく) 【春―行事―仲春】
2025.04.17 一日一季語 御影供(みえいく) 【春―行事―仲春】 御影供や残業の燈を点したる 五島高資 承和2年、835年3月21日、高野山奥の院…
2025.04.16 一日一季語 春眠(しゅんみん《しゆんみん》) 【春―生活―三春】
2025.04.16 一日一季語 春眠(しゅんみん《しゆんみん》) 【春―生活―三春】 まつさかさまに春眠の渦の中 月野ぽぽな *平 NO18 2023年…
2025.04.15 一日一季語 鳥の巣(とりのす) 【春―動物―三春】
2025.04.15 一日一季語 鳥の巣(とりのす) 【春―動物―三春】 抱卵期ポストは手紙呑み込んで 池谷秀子 繁殖期を迎える野鳥は巣作りに励んだ後に卵…
2025.04.14 一日一季語 春の蚊(はるのか) 【春―動物―晩春】
2025.04.14 一日一季語 春の蚊(はるのか) 【春―動物―晩春】 春の蚊の手際の悪き仕事振り 川原真理子 実は蚊の吸血活動は、夏だけでなく、気温な…
2025.04.12 一日一季語 春雷(しゅんらい《しゆんらい》) 【春―天文―三春】
2025.04.12 一日一季語 春雷(しゅんらい《しゆんらい》) 【春―天文―三春】 春雷のただよふごとく遠ざかる 谷口智行 雷雨に注意東日本では雷が…
2025.04.11 一日一季語 朧(おぼろ) 【春―天文―三春】
2025.04.11 一日一季語 朧(おぼろ) 【春―天文―三春】 水の玉地球と呼ばれゐし朧 杉山久子 信長が愛した、伝統芸能「幸若舞」のひとつ『敦盛』の…
2025.04.10 一日一季語 春大根(はるだいこん) 【春―植物―仲春】
2025.04.10 一日一季語 春大根(はるだいこん) 【春―植物―仲春】 春大根長きレシート受けとりぬ 星野早苗 スーパーのレジで受け取るレシート。我…
2025.04.09 一日一季語 独活(うど) 【春―植物―晩春】
2025.04.09 一日一季語 独活(うど) 【春―植物―晩春】 縄文の血筋を引きて独活囓る 永田満徳 私の住む地域には、立川うどが特産。光の入らない室…
2025.04.08 一日一季語 仏生会(ぶっしょうえ《ぶつしやうゑ》) 【春―行事―晩春】
2025.04.08 一日一季語 仏生会(ぶっしょうえ《ぶつしやうゑ》) 【春―行事―晩春】 仏生会鎌倉のそら人歩く 川崎展宏 4月8日は、虚子忌でも…
2025.04.07 一日一季語 蝶(ちょう《てふ》) 【春―動物―三春】
2025.04.07 一日一季語 蝶(ちょう《てふ》) 【春―動物―三春】 一日もの云はず蝶の影さす 尾崎放哉 尾崎放哉「一高俳句会」で荻原井泉水に…
2025.04.06 一日一季語 春祭(はるまつり) 【春―行事―三春】
2025.04.06 一日一季語 春祭(はるまつり) 【春―行事―三春】 春祭道の真中に子が泣いて 松野苑子 ひと言で「春祭」といっても、飛騨高山の「春…
2025.04.05 一日一季語 鴬笛(うぐひすぶえ) 【春―生活―初春】
2025.04.05 一日一季語 鴬笛(うぐひすぶえ) 【春―生活―初春】 鴬笛少し笑つてからも泣き 西村麒麟 角川俳句2025年4月号伊吹山 作…
2025.04.04 一日一季語 花衣(はなごろも) 【春―生活―晩春】
2025.04.04 一日一季語 花衣(はなごろも) 【春―生活―晩春】 我らみな老いたる不思議花衣 仙田洋子 角川俳句2025年4月号 作品16句 残…
2025.04.03 一日一季語 豌豆の花(えんどうのはな/ゑんどうのはな) 【春―植物―晩春】
2025.04.03 一日一季語 豌豆の花(えんどうのはな/ゑんどうのはな) 【春―植物―晩春】 豆苗すくすくもう会わないでおきましょう 外山一樹 受賞者競…
2025.04.02 一日一季語 吾死すとも戦もテロもなくならず 仲寒蟬 現代俳句 2025年4月号新作現代俳句十句ストラヴィンスキー「兵士の物語」…
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2025.06.14 一日一季語 虎魚(おこぜ) 【夏―動物―三夏】 添削句鬼虎魚煮るや鍋蓋鳴りにけり 大島好美 四季別 俳句添削教室 宮津昭彦・山田弘…
2025.06.13 一日一季語 水遊(みずあそび《みづあそび》) 【夏―生活―三夏】 叱らるるそばから撃てる水鉄砲 黛まどか 句集 北落師門第8句集『…
2025.06.12 一日一季語 苔の花(こけのはな) 【夏―植物―仲夏】 岩辷る銀の水苔の花 東小薗美千子 角川俳句 2025年6月号結社歳時記 …
2025.06.11 一日一季語 鰺刺(あじさし《あぢさし》) 【夏―動物―三夏】 キュビスムの風はみづいろ小鰺刺 恩田侑布子 角川俳句 2025年 6月…
2025.06.10 一日一季語 心太(ところてん) 【夏―生活―三夏】 ところてん一蓮托生なる奢り 中原道夫 「心天」の歴史は古く、奈良時代に作られた…
2025.06.09 一日一季語 虎が雨(とらがあめ) 【夏―天文―仲夏】 虚ろなる埴輪の眼窩虎が雨 辻村麻乃 「篠」(すず)主宰結社「篠」のスローガンは…
2025.06.08 一日一季語 誘蛾灯(ゆうがとう《いうがとう》) 【夏―動物―晩夏】 ふくしまの闇なほ深く誘蛾灯 山本潔 防蛾灯・誘蛾灯は、農業におけ…
2025.06.07 一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 一つづつ海の振子として水母 岩淵喜代子 月刊―俳句界 2025年6月号動物を詠んだ…
2025.06.06 一日一季語 青芒(あおすすき《あをすすき》) 【夏―植物―初夏】 青芒銃剣で守る楽器倉庫 沢木欣一 前書:[「沖縄断片、六句」S…
2025.06.05 一日一季語 海亀(うみがめ) 【夏―動物―三夏】 海亀の旅のをはりは遠い国 今井杏太郎 海亀と人間の関わりは古くからみられ、童話中…
2025.06.04 一日一季語 夏の潮(なつのしお《なつのしほ》) 【夏―地理―三夏】 明日渡る島の聖地や夏の潮 橋本順治 月刊―俳句界 2025年 6…
2025.06.03 一日一季語 すててこ 【夏―生活―晩夏】 ステテコや男盛りも疾うに過ぎ 市堀玉宗 月刊―俳句界2025年6月号 作品10句 より…
2025.06.02 一日一季語 守宮(やもり) 【夏―動物―三夏】 寂寞とオフリミッツの夜の守宮 上地安智 月刊―俳句界2025年6月号俳句界 NOW …
2025.06.01 一日一季語 灼く(やく) 【夏―時候―晩夏】 ナミブ砂漠にて食糧の山羊と共寝の熱砂かな 中村和弘 第二十五回現代俳句大賞受賞「宿題…
2025.05.31 一日一季語 梅雨茸(つゆだけ) 【夏―植物―仲夏】 色白に生まれて蹴られ梅雨茸 大島雄作 角川俳句 2025年6月号作品12句 紙…
2025.05.30 一日一季語 夏の日(なつのひ) 【夏―天文―三夏】 夏日照る出窓のガラス開く角度 清水良朗 角川俳句 2025年6月号角度 作…
2025.05.29 一日一季語 袷(あわせ《あはせ》) 【夏―生活―初夏】 薄紅の袷の似合ふ女将かな 森田純一郎 角川俳句 2025年5月号作品12句 …
2025.05.28 一日一季語 郭公(かっこう《くわくこう》) 【夏―動物―初夏】 くわくこうの声に始まる保育園 柳堀悦子 俳句四季 2024年6月号掲…
2025.05.27 一日一季語 浮巣(うきす) 【夏―動物―初夏】 ゆつくりと雨が壊してゆく浮巣 松下カロ 香天 2025年5月 通巻79号招待作品…
2025.05.26 一日一季語 夏の蝶(なつのちょう《なつのてふ》) 【夏―動物―三夏】 かほ洗ふ水の凹凸揚羽くる 杉山久子 「水の歳時記365日…
2024.6.15一日一季語 夏霞(なつがすみ) 【夏―天文―初夏】 大橋は新しき景夏霞 稲畑汀子 『稲畑汀子俳句集成』日本最古の俳誌「ホトトギス」…
2024.6.14一日一季語 蛞蝓(なめくじ《なめくぢ》) 【夏―動物―三夏】 おまへまで茹でてしまうたなめくじり 西野文代 茹でるということから、厨房で…
2024.6.13一日一季語 夏木立(なつこだち) 【夏―植物―三夏】 夏木立宇治は名所の多かりき 井上井月 井上井月(1822?−1886) いのうえ…
2024.6.12一日一季語 青梅(あおうめ《あをうめ》) 【夏―植物―仲夏】 水のごとくに青梅を籠に移す 鷹羽狩行 昭和後期から半世紀にわたっ…
2024.6.11一日一季語 安居(あんご) 【夏―行事―三夏】 床に入る足裏の汚れ夏安居 市堀玉宗 市堀玉宗句集『雪安居』(ゆきあんご)1997.0…
2024.6.10一日一季語 入梅(にゅうばい《にふばい》) 【夏―時候―仲夏】 九州は梅雨入りプーさん洗おうか はしもと風里 今年は梅雨前線の北上…
2024.6.9一日一季語 鮎釣(あゆつり) 【夏―動物―三夏】 囮鮎妙にいきいきしてゐたり 大牧広 鮎の友釣りは、強い縄張り意識を持つ鮎の性質を利用し…
2024.6.8一日一季語 紫蘇(しそ) 【夏―植物―晩夏】 紫蘇畑天の川より風吹けり 奥坂まや 天の川は、帯状に見える無数の恒星の集まり。地球から銀…
2024.6.7一日一季語 船遊(ふなあそび) 【夏―生活―三夏】 岩の壁岩の門ありて船遊び 鷹羽狩行 保津川川下り船転覆死亡事故(ほづがわかわくだり…
2024.6.6一日一季語 繭(まゆ) 【夏―生活―初夏】 忘れ物めく屑繭でありにけり 木暮陶句郎 屑繭は、絹糸にならない不良の繭。紡績絹糸・真綿など…
2024.6.5一日一季語 夜鷹(よたか) 【夏―動物―三夏】 喘鳴の木であり夜は夜鷹の木 佐藤鬼房 喘鳴とは呼吸をするときに音がすること。「キョキョ…
2024.6.4一日一季語 晒布(さらし) 【夏―生活―三夏】 買ひ足して何するでなき晒布かな 淵上千津 裃の素材は、「麻」が正式と決められていた。…
2024.6.3一日一季語 孑孒(ぼうふら) 【夏―動物―三夏】 羽根生えてぼうふらすでに飛ぶ構へ 窪満子 夏に向けて煩わしくなる“蚊”が今、深刻な脅威…
2024.6.2一日一季語 夏の潮(なつのしお《なつのしほ》) 【夏―地理―初夏】 遠洋の船団を組む青葉潮 大竹節二 暖流である黒潮と寒流である親潮の…
2024.6.1一日一季語 金魚売(きんぎょうり《きんぎようり》) 【夏―生活―三夏】 堂塔の日陰大和の金魚売 大堀鶴侶 金魚三大生産地とは、愛知…
2024.5.31一日一季語 螻蛄(けら) 【夏―動物―三夏】 夜をとぶ螻蛄身の軽重は灯を介し 磯貝碧蹄館 代掻きの際などは土を起こした際に水上に浮かんで…
2024.5.30一日一季語 蛍(ほたる) 【夏―動物―初夏】 蛍捕へし吾子の手は発光す 辻美奈子 2024/05/28 05:00 ウェザーニュース梅…
2024.5.29一日一季語 泰山木の花(たいさんぼくのはな) 【夏―植物―初夏】 そこからは見えぬ泰山木の花 高橋将夫 庭木や公園の樹木として植えら…
2024.5.28一日一季語 鰺(あじ《あぢ》) 【夏―動物―三夏】 鯵つりの竿を向けたる荒磯海 延川五十昭 ブランドアジの産地として全国的に有名な…
2024.5.27一日一季語 蛍袋(ほたるぶくろ) 【夏―植物―仲夏】 有刺鉄線の中のほたるぶくろかな 島田和子 日本全国に分布し、やや乾燥した草原…