2025.07.12 一日一季語 玉葱(たまねぎ) 【夏―植物―三夏】 肉うどん煮る玉葱の青き葉も 村上佳乃 玉ねぎは、生食ではサラダやマリネなどによく…
2025.04.01 一日一季語 花篝(はなかがり) 【春―生活―晩春】
2025.04.01 一日一季語 花篝(はなかがり) 【春―生活―晩春】 花篝向かうの街で母が泣く 辻村麻乃 辻村麻乃氏は、1994年に母である岡田…
2025.03.31 一日一季語 龍天に登る 【春―時候―仲春】
2025.03.31 一日一季語 龍天に登る(りゅうてんにのぼる/りゆうてんにのぼる) 【春―時候―仲春】 龍天に昔若鷹特攻隊 小田秋充 角川俳句…
2025.03.30 一日一季語 蒲公英(たんぽぽ) 【春―植物―三春】
2025.03.30 一日一季語 蒲公英(たんぽぽ) 【春―植物―三春】 たんぽぽや送迎バスにパンダの絵 金子敦 タンポポの花びらに見える部分は、実は小さ…
2025.03.29 一日一季語 蜂の巣(はちのす) 【春―動物―三春】
2025.03.29 一日一季語 蜂の巣(はちのす) 【春―動物―三春】 蜂の巣のはじめ三部屋の細柱 辻美奈子 蜂は春頃から巣作りを開始する。この時期に…
2025.03.28 一日一季語 木の芽(このめ) 【春―植物―三春】
2025.03.28 一日一季語 木の芽(このめ) 【春―植物―三春】 空かけて公暁が銀杏芽吹きたり 石塚友二 「鎌倉殿の13人」公暁役・寛一郎が話題だった…
2025.03.27 一日一季語 卒業(そつぎょう《そつげふ》) 【春―生活―仲春】
2025.03.27 一日一季語 卒業(そつぎょう《そつげふ》) 【春―生活―仲春】 卒業歌ぴたりと止みて後は風 岩田由美 式も終盤、ピアノ伴奏に合わせて広い…
2025.03.26 一日一季語 菫(すみれ) 【春―植物―三春】
2025.03.26 一日一季語 菫(すみれ) 【春―植物―三春】 すみれそよぐ生後0日目の寝息 神野紗希 『すみれそよぐ』が毎日新聞「詩歌の森へ」(2…
2025.03.25 一日一季語 田螺(たにし) 【春―動物―三春】
2025.03.25 一日一季語 田螺(たにし) 【春―動物―三春】 ぐわらぐわらと馬穴の田螺掴み見せ 南うみを 物の表面に着生した藻類などを削り取って…
2025.03.24 一日一季語 花見(はなみ) 【春―生活―仲春】
2025.03.24 一日一季語 花見(はなみ) 【春―生活―仲春】 地下鉄に花見の火照り持て余す 近藤栄治 上野の人混みは凄い。コロナ以降、一方通行…
2025.03.23 一日一季語 蝌蚪(かと《くわと》) 【春―動物―晩春】
2025.03.23 一日一季語 蝌蚪(かと《くわと》) 【春―動物―晩春】 蝌蚪生るるわれに五分の一馬力 彌榮浩樹 第二句集 トリガー・ハニー 彌榮浩…
2025.03.22 一日一季語 絵踏(えふみ《ゑふみ》) 【春―生活―初春】
2025.03.22 一日一季語 絵踏(えふみ《ゑふみ》) 【春―生活―初春】 海を踏む思ひ絵踏を終へにけむ 平畑静塔 「長崎詠草」と前書きがある。他…
2025.03.21 一日一季語 御影供(みえいく) 【春―行事―仲春】
2025.03.21 一日一季語 御影供(みえいく) 【春―行事―仲春】 空海忌念珠貫く赤き紐 小澤實 真言宗宗祖 弘法大師(こうぼうだいし)空海(…
2025.03.20 一日一季語 雪柳(ゆきやなぎ) 【春―植物―仲春】
2025.03.20 一日一季語 雪柳(ゆきやなぎ) 【春―植物―仲春】 「父さん」と言ひて供へし雪柳 村田文一 この時期はお彼岸で、先祖を供養する日でもあ…
2025.03.19 一日一季語 沈丁花(じんちょうげ《ぢんちやうげ》) 【春―植物―仲春】
2025.03.19 一日一季語 沈丁花(じんちょうげ《ぢんちやうげ》) 【春―植物―仲春】 風死んで沈丁己が香に爛る 楠本憲吉 昭和50年。『方壺集…
2025.03.18 一日一季語 種蒔(たねまき) 【春―生活―晩春】
2025.03.18 一日一季語 種蒔(たねまき) 【春―生活―晩春】 種蒔くや半農教師腰およぐ 能村登四郎 現代の種蒔は現在では苗代にかわる育苗箱への…
2025.03.17 一日一季語 海胆(うに) 【春―動物―三春】
2025.03.17 一日一季語 海胆(うに) 【春―動物―三春】 雲丹動く磯巾着も動くかな 青木月斗 青木月斗(あおき・げっと)は、1879(明治1…
2025.03.16 一日一季語 白子干(しらすぼし) 【春―動物―三春】
2025.03.16 一日一季語 白子干(しらすぼし) 【春―動物―三春】 その先に立つをつつしめ白子干す 綾部仁喜 「しらす」という言葉は、一説には時代…
2025.03.14 一日一季語 涅槃会(ねはんえ《ねはんゑ》) 【春―行事―仲春】
2025.03.14 一日一季語 涅槃会(ねはんえ《ねはんゑ》) 【春―行事―仲春】 里の子の猫加へけり涅槃像 夏目漱石 「吾輩は猫である」のモデルと…
2025.03.14 一日一季語 彼岸会(ひがんえ《ひがんゑ》) 【春―生活―仲春】
2025.03.14 一日一季語 彼岸会(ひがんえ《ひがんゑ》) 【春―生活―仲春】 僧代りあひつつ彼岸法話かな 阿波野青畝 僧侶と住職。僧侶は俗世間から…
2025.03.13 一日一季語 鶯(うぐいす《うぐひす》) 【春―動物―三春】
2025.03.13 一日一季語 鶯(うぐいす《うぐひす》) 【春―動物―三春】 マニキュアや明日鶯に逢えますよう 池田澄子 江戸時代以前のウグイスの鳴き…
2025.03.12 一日一季語 春の星(はるのほし) 【春―天文―三春】
2025.03.12 一日一季語 春の星(はるのほし) 【春―天文―三春】 潤みゐてひときは美し春の星 和田華凜 諷詠九百号記念 月華抄諷詠誌上の巻頭言…
2025.03.11 一日一季語 春の牛空気を食べて被曝した 中村晋 震災を俳句に詠む福島の高校教師、句作を通じて生徒につなぐ記憶 東日本大震災に福…
2025.03.10 一日一季語 クロッカス 【春―植物―初春】
2025.03.10 一日一季語 クロッカス 【春―植物―初春】 狭庭にも順路のありぬクロッカス 岡田由季 現代俳句協会 2025年3月号角川俳句賞 「競…
2025.03.09 一日一季語 佐保姫(さおひめ《さほひめ》) 【春―天文―三春】
2025.03.09 一日一季語 佐保姫(さおひめ《さほひめ》) 【春―天文―三春】 佐保姫の触つて行きし猫の顎 西村麒麟 西村麒麟大阪市に生まれ。200…
2025.03.08 一日一季語 ミモザ 【春―植物―初春】
2025.03.08 一日一季語 ミモザ 【春―植物―初春】 ローマの花ミモーザの花其花を手に 河東碧梧桐 2025年俳句の日めくりカレンダー監修 神野…
2025.03.07 一日一季語 遠足(えんそく《ゑんそく》) 【春―生活―晩春】
2025.03.07 一日一季語 遠足(えんそく《ゑんそく》) 【春―生活―晩春】 街廃つるやうに遠足出発す 古田秀 北斗賞 受賞作自選30句より古田 …
2025.03.06 一日一季語 春雨(はるさめ) 【春―天文―三春】
2025.03.06 一日一季語 春雨(はるさめ) 【春―天文―三春】 傘差して笠取りに行く春の雨 永田満徳 火神 82号 令和6年秋冬号 主宰近詠より…
2025.03.05 一日一季語 春の雪(はるのゆき) 【春―天文―三春】
2025.03.05 一日一季語 春の雪(はるのゆき) 【春―天文―三春】 時々は豆も混ぢりて春の雪 辻村麻乃 5日は啓蟄。春の陽気に誘われて、あらゆる…
2025.03.04 一日一季語 囀(さえずり《さへづり》) 【春―動物―三春】
2025.03.04 一日一季語 囀(さえずり《さへづり》) 【春―動物―三春】 囀や胎内仏に窓一つ 近藤一鴻 昭和22年(1947年)、近藤一鴻は…
2025.03.03 一日一季語 立子忌(たつこき) 【春―行事―初春】
2025.03.03 一日一季語 立子忌(たつこき) 【春―行事―初春】 立子忌の坂道どこまでも登る 阪西敦子 高浜虚子の次女 星野立子の昭和55(19…
2025.03.02 一日一季語 草の芽(くさのめ) 【春―植物―仲春】
2025.03.02 一日一季語 草の芽(くさのめ) 【春―植物―仲春】 神々の意のこまごまと名草の芽 藤田湘子 植物学者でもあった昭和天皇は、「雑草とい…
2025.03.01 一日一季語 下萌(したもえ) 【春―植物―初春】
2025.03.01 一日一季語 下萌(したもえ) 【春―植物―初春】 下萌やかくも大きな木のまはり 仙田洋子 下萌には、希望に満ちた春の訪れへの明るさを…
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2025.07.12 一日一季語 玉葱(たまねぎ) 【夏―植物―三夏】 肉うどん煮る玉葱の青き葉も 村上佳乃 玉ねぎは、生食ではサラダやマリネなどによく…
2025.07.11 一日一季語 盛夏(せいか) 【夏―時候―晩夏】 伏見には千の鳥居や夏旺ん 牧内登志雄 篠 2025 VOL.213ご恵贈いただき、…
2025.07.10 一日一季語 扇風機(せんぷうき) 【夏―生活―三夏】 こころざし低く首ふる扇風機 佐山哲朗 扇風機といえば夏の暑さを潤すのに欠かせな…
2025.07.09 一日一季語 ががんぼ 【夏―動物―三夏】 がゞんぼの踊るかたちに果てゝをり 杉山久子 「々」「〃」「ゝ」「ゞ」などの記号の名称くり返…
2025.07.8 一日一季語 夏蒲団(なつぶとん) 【夏―生活―三夏】 三笠山ほどの膨らみ夏布団 岡田由季 岡田由季句集『中くらゐの町』第1回 日本俳…
2025.07.7 一日一季語 冷し中華(ひやしちゅうか《ひやしちゆうくわ》) 【夏―生活―三夏】 仮通夜や冷し中華に紅少し 櫂未知子 空飛ぶ冷し中華 全…
2025.07.6 一日一季語 斑猫(はんみょう《はんめう》) 【夏―動物―三夏】 斑猫の歩に砂粒の転がれる 若林哲哉 若林哲哉 第一句集 『漱口』山地の…
2025.07.5 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―動物―三夏】 流し針仕掛け夜舟の穴子釣る 鵜飼紫生 北海道でアナゴが良く釣れる釣り場は内浦湾(北海道…
2025.07.4 一日一季語 冷房(れいぼう《れいばう》) 【夏―生活―晩夏】 冷房の今際忙しき音立てて 阪西敦子 阪西敦子 第一句集『金魚(きんぎょ…
2025.07.3 一日一季語 麦飯(むぎめし) 【夏―生活―初夏】 麦飯や拭ひて卓に水のすぢ 若林哲哉 2023年、第14回北斗賞第1句集 漱口 …
2025.07.2 一日一季語 木下闇(こしたやみ) 【夏―植物―三夏】 哲学の小径凸凹青葉闇 杉山加織 現代俳句 2025年7月号翌檜篇 青年部編 達磨…
2025.07.1 一日一季語 山開(やまびらき) 【夏―行事―晩夏】 山開き神酒「富士山」のひとしづく 百合山羽公 霊峰富士山の名を冠する地酒静岡県/牧野…
2025.06.30 一日一季語 名越の祓(なごしのはらえ《なごしのはらへ》) 【夏―行事―晩夏】 神田川越えて夏越の祓かな 遊橋惠美 6月(水無月)には…
2025.06.29 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―時候―初夏】 穴子裂く目打ち一本残りをり 広渡敬雄 角川俳句 2025年7月号作品12句 阿弓流…
2025.06.28 一日一季語 萍(うきくさ) 【夏―植物―三夏】 萍の動くことなく増えてをり 山口昭男 角川俳句 2025年7月号作品21句 コント…
2025.06.27 一日一季語 蛭(ひる) 【夏―動物―三夏】 痛痒の極みは快楽蛭療治 西村和子 角川俳句 2025年7月号巻頭作品50句 みづからを…
2025.06.25 一日一季語 キャンプ 【夏―生活―晩夏】 つまらなきことをしに行くキャンプかな 若杉朋哉 角川俳句 2025年7月号角川俳句賞作家の…
2025.06.25 一日一季語 涼し(すずし) 【夏―時候―三夏】 涼しくて赤子の眼よく動く 黛まどか 月刊―俳句界 7月号句集「北落師門」を読む …
2025.06.24 一日一季語 五月雨(さみだれ) 【夏―天文―仲夏】 とめどなき教師の語り五月雨 河原地英武 月刊―俳句界2025年7月号特集60代俳…
2025.06.23 一日一季語 短夜(みじかよ) 【夏―時候―三夏】 明易の歌ふに似たる寝ごとかな 岸本尚毅 月刊―俳句界特集60代俳人 近作8作 …
2024.7.14一日一季語 巴里祭(ぱりさい) 【夏―行事―晩夏】 巴里祭乳房の美しき女神像 岡本尚子 この句の女神像からは、民衆を導く自由の女神(…
2024.7.13一日一季語 五月富士(さつきふじ) 【夏―地理―仲夏】 見て育つ文化遺産の五月富士 小島禾汀 日本人の自然観や日本文化に大きな影響を…
2024.7.12一日一季語 アイスクリーム 【夏―生活―三夏】 本はあとがきソフトクリームは頭から 石寒太 「炎環」主宰・石 寒太「炎環」のモットーは…
2024.7.11一日一季語 青芒(あをすすき) 【夏―植物―三夏】 その若さ昔の我か青芒 林翔 若き日の想い出を青芒に託しているのであろう。*…
2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】 鬼灯市どこも葭簀の裾濡れて 岡本眸 7月9日・10日、浅草寺境…
2024.7.9一日一季語 ピーマン 【夏―植物―三夏】 ピーマンの中のみづみづしき山河 辻美奈子 独特の苦味があるピーマンには、ビタミンC・ビタミンK…
2024.7.8一日一季語 兜虫(かぶとむし) 【夏―動物―三夏】 思ひ出は過ぎてゆくもの兜虫 稲畑汀子 “ビートルズを解雇された男”が語るバンドの…
2024.7.7一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】 並べられ宿浴衣選る旅心 片野光子 7月7日は、日本ゆかた連合会が1981年に制定した…
2024.7.6一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―植物―仲夏】 市へ出す朝顔車夜をこめて 水原秋櫻子 朝顔はその名前から、朝に…
2024.7.5一日一季語 夏の風邪(なつのかぜ) 【夏―生活―三夏】 夏風邪や倒れやすくて空気入れ 杉山久子 身体の不調、弱々しさの響きあい。今日の杉…
2024.7.4一日一季語 水虫(みづむし) 【夏―生活―三夏】 水虫や客の話へ空答へ 長山順子 私はこのように辛い水虫にかかったことがないが、かゆ…
2024.7.3一日一季語 サンダル 【夏―生活―三夏】 お揃ひの白きサンダル双生児 斎藤夏子 サンダルは古くからある履物の種類で、動物の皮革、天然…
2024.7.2一日一季語 鮓(すし) 【夏―生活―三夏】 圧石の力うつりし鮎の鮓 長谷川櫂 鮎の保存食として作られてきた「鮎なれずし」は、塩漬…
2024.7.1一日一季語 祇園祭(ぎおんまつり《ぎをんまつり》) 【夏―行事―晩夏】 人に酔ひ祇園囃子に酔ふ今宵 池田光子 メインの山鉾巡行などの期…
2024.6.30一日一季語 向日葵(ひまわり《ひまはり》) 【夏―植物―晩夏】 向日葵やサツクスの音たどたどし 向江醇子 口語ではサックス(sax)と…
2024.6.29一日一季語 掛香(かけかう) 【夏―生活―三夏】 青々と夜の来る匂ひ袋かな 鈴木節子 鈴木節子能村登四郎・林翔に師事。鈴木鷹夫の妻。…
2024.6.28一日一季語 青葡萄(あおぶどう《あをぶだう》) 【夏―植物―晩夏】 捨て票になるやも青葡萄仰ぐ 田中藤穂 今回の都知事選挙、投票をし…
2024.6.27一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 大くらげ腰骨折れしまま泳ぐ 田中呑舟 珍しいことやあり得ない物事のたとえとして、「ク…
2024.6.26一日一季語 翡翠(かわせみ《かはせみ》) 【夏―動物―三夏】 姫路城より翡翠の急降下 山田六花 400年以上の時を越え、日本の宝から…
2024.6.25一日一季語 焼酎(しょうちゅう《せうちう》) 【夏―生活―三夏】 余白ある黒字のラベル米焼酎 永田満徳 白岳しろ【公式】noteより引…