2025.06.14 一日一季語 虎魚(おこぜ) 【夏―動物―三夏】 添削句鬼虎魚煮るや鍋蓋鳴りにけり 大島好美 四季別 俳句添削教室 宮津昭彦・山田弘…
2025.04.01 一日一季語 花篝(はなかがり) 【春―生活―晩春】
2025.04.01 一日一季語 花篝(はなかがり) 【春―生活―晩春】 花篝向かうの街で母が泣く 辻村麻乃 辻村麻乃氏は、1994年に母である岡田…
2025.03.31 一日一季語 龍天に登る 【春―時候―仲春】
2025.03.31 一日一季語 龍天に登る(りゅうてんにのぼる/りゆうてんにのぼる) 【春―時候―仲春】 龍天に昔若鷹特攻隊 小田秋充 角川俳句…
2025.03.30 一日一季語 蒲公英(たんぽぽ) 【春―植物―三春】
2025.03.30 一日一季語 蒲公英(たんぽぽ) 【春―植物―三春】 たんぽぽや送迎バスにパンダの絵 金子敦 タンポポの花びらに見える部分は、実は小さ…
2025.03.29 一日一季語 蜂の巣(はちのす) 【春―動物―三春】
2025.03.29 一日一季語 蜂の巣(はちのす) 【春―動物―三春】 蜂の巣のはじめ三部屋の細柱 辻美奈子 蜂は春頃から巣作りを開始する。この時期に…
2025.03.28 一日一季語 木の芽(このめ) 【春―植物―三春】
2025.03.28 一日一季語 木の芽(このめ) 【春―植物―三春】 空かけて公暁が銀杏芽吹きたり 石塚友二 「鎌倉殿の13人」公暁役・寛一郎が話題だった…
2025.03.27 一日一季語 卒業(そつぎょう《そつげふ》) 【春―生活―仲春】
2025.03.27 一日一季語 卒業(そつぎょう《そつげふ》) 【春―生活―仲春】 卒業歌ぴたりと止みて後は風 岩田由美 式も終盤、ピアノ伴奏に合わせて広い…
2025.03.26 一日一季語 菫(すみれ) 【春―植物―三春】
2025.03.26 一日一季語 菫(すみれ) 【春―植物―三春】 すみれそよぐ生後0日目の寝息 神野紗希 『すみれそよぐ』が毎日新聞「詩歌の森へ」(2…
2025.03.25 一日一季語 田螺(たにし) 【春―動物―三春】
2025.03.25 一日一季語 田螺(たにし) 【春―動物―三春】 ぐわらぐわらと馬穴の田螺掴み見せ 南うみを 物の表面に着生した藻類などを削り取って…
2025.03.24 一日一季語 花見(はなみ) 【春―生活―仲春】
2025.03.24 一日一季語 花見(はなみ) 【春―生活―仲春】 地下鉄に花見の火照り持て余す 近藤栄治 上野の人混みは凄い。コロナ以降、一方通行…
2025.03.23 一日一季語 蝌蚪(かと《くわと》) 【春―動物―晩春】
2025.03.23 一日一季語 蝌蚪(かと《くわと》) 【春―動物―晩春】 蝌蚪生るるわれに五分の一馬力 彌榮浩樹 第二句集 トリガー・ハニー 彌榮浩…
2025.03.22 一日一季語 絵踏(えふみ《ゑふみ》) 【春―生活―初春】
2025.03.22 一日一季語 絵踏(えふみ《ゑふみ》) 【春―生活―初春】 海を踏む思ひ絵踏を終へにけむ 平畑静塔 「長崎詠草」と前書きがある。他…
2025.03.21 一日一季語 御影供(みえいく) 【春―行事―仲春】
2025.03.21 一日一季語 御影供(みえいく) 【春―行事―仲春】 空海忌念珠貫く赤き紐 小澤實 真言宗宗祖 弘法大師(こうぼうだいし)空海(…
2025.03.20 一日一季語 雪柳(ゆきやなぎ) 【春―植物―仲春】
2025.03.20 一日一季語 雪柳(ゆきやなぎ) 【春―植物―仲春】 「父さん」と言ひて供へし雪柳 村田文一 この時期はお彼岸で、先祖を供養する日でもあ…
2025.03.19 一日一季語 沈丁花(じんちょうげ《ぢんちやうげ》) 【春―植物―仲春】
2025.03.19 一日一季語 沈丁花(じんちょうげ《ぢんちやうげ》) 【春―植物―仲春】 風死んで沈丁己が香に爛る 楠本憲吉 昭和50年。『方壺集…
2025.03.18 一日一季語 種蒔(たねまき) 【春―生活―晩春】
2025.03.18 一日一季語 種蒔(たねまき) 【春―生活―晩春】 種蒔くや半農教師腰およぐ 能村登四郎 現代の種蒔は現在では苗代にかわる育苗箱への…
2025.03.17 一日一季語 海胆(うに) 【春―動物―三春】
2025.03.17 一日一季語 海胆(うに) 【春―動物―三春】 雲丹動く磯巾着も動くかな 青木月斗 青木月斗(あおき・げっと)は、1879(明治1…
2025.03.16 一日一季語 白子干(しらすぼし) 【春―動物―三春】
2025.03.16 一日一季語 白子干(しらすぼし) 【春―動物―三春】 その先に立つをつつしめ白子干す 綾部仁喜 「しらす」という言葉は、一説には時代…
2025.03.14 一日一季語 涅槃会(ねはんえ《ねはんゑ》) 【春―行事―仲春】
2025.03.14 一日一季語 涅槃会(ねはんえ《ねはんゑ》) 【春―行事―仲春】 里の子の猫加へけり涅槃像 夏目漱石 「吾輩は猫である」のモデルと…
2025.03.14 一日一季語 彼岸会(ひがんえ《ひがんゑ》) 【春―生活―仲春】
2025.03.14 一日一季語 彼岸会(ひがんえ《ひがんゑ》) 【春―生活―仲春】 僧代りあひつつ彼岸法話かな 阿波野青畝 僧侶と住職。僧侶は俗世間から…
2025.03.13 一日一季語 鶯(うぐいす《うぐひす》) 【春―動物―三春】
2025.03.13 一日一季語 鶯(うぐいす《うぐひす》) 【春―動物―三春】 マニキュアや明日鶯に逢えますよう 池田澄子 江戸時代以前のウグイスの鳴き…
2025.03.12 一日一季語 春の星(はるのほし) 【春―天文―三春】
2025.03.12 一日一季語 春の星(はるのほし) 【春―天文―三春】 潤みゐてひときは美し春の星 和田華凜 諷詠九百号記念 月華抄諷詠誌上の巻頭言…
2025.03.11 一日一季語 春の牛空気を食べて被曝した 中村晋 震災を俳句に詠む福島の高校教師、句作を通じて生徒につなぐ記憶 東日本大震災に福…
2025.03.10 一日一季語 クロッカス 【春―植物―初春】
2025.03.10 一日一季語 クロッカス 【春―植物―初春】 狭庭にも順路のありぬクロッカス 岡田由季 現代俳句協会 2025年3月号角川俳句賞 「競…
2025.03.09 一日一季語 佐保姫(さおひめ《さほひめ》) 【春―天文―三春】
2025.03.09 一日一季語 佐保姫(さおひめ《さほひめ》) 【春―天文―三春】 佐保姫の触つて行きし猫の顎 西村麒麟 西村麒麟大阪市に生まれ。200…
2025.03.08 一日一季語 ミモザ 【春―植物―初春】
2025.03.08 一日一季語 ミモザ 【春―植物―初春】 ローマの花ミモーザの花其花を手に 河東碧梧桐 2025年俳句の日めくりカレンダー監修 神野…
2025.03.07 一日一季語 遠足(えんそく《ゑんそく》) 【春―生活―晩春】
2025.03.07 一日一季語 遠足(えんそく《ゑんそく》) 【春―生活―晩春】 街廃つるやうに遠足出発す 古田秀 北斗賞 受賞作自選30句より古田 …
2025.03.06 一日一季語 春雨(はるさめ) 【春―天文―三春】
2025.03.06 一日一季語 春雨(はるさめ) 【春―天文―三春】 傘差して笠取りに行く春の雨 永田満徳 火神 82号 令和6年秋冬号 主宰近詠より…
2025.03.05 一日一季語 春の雪(はるのゆき) 【春―天文―三春】
2025.03.05 一日一季語 春の雪(はるのゆき) 【春―天文―三春】 時々は豆も混ぢりて春の雪 辻村麻乃 5日は啓蟄。春の陽気に誘われて、あらゆる…
2025.03.04 一日一季語 囀(さえずり《さへづり》) 【春―動物―三春】
2025.03.04 一日一季語 囀(さえずり《さへづり》) 【春―動物―三春】 囀や胎内仏に窓一つ 近藤一鴻 昭和22年(1947年)、近藤一鴻は…
2025.03.03 一日一季語 立子忌(たつこき) 【春―行事―初春】
2025.03.03 一日一季語 立子忌(たつこき) 【春―行事―初春】 立子忌の坂道どこまでも登る 阪西敦子 高浜虚子の次女 星野立子の昭和55(19…
2025.03.02 一日一季語 草の芽(くさのめ) 【春―植物―仲春】
2025.03.02 一日一季語 草の芽(くさのめ) 【春―植物―仲春】 神々の意のこまごまと名草の芽 藤田湘子 植物学者でもあった昭和天皇は、「雑草とい…
2025.03.01 一日一季語 下萌(したもえ) 【春―植物―初春】
2025.03.01 一日一季語 下萌(したもえ) 【春―植物―初春】 下萌やかくも大きな木のまはり 仙田洋子 下萌には、希望に満ちた春の訪れへの明るさを…
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2025.06.14 一日一季語 虎魚(おこぜ) 【夏―動物―三夏】 添削句鬼虎魚煮るや鍋蓋鳴りにけり 大島好美 四季別 俳句添削教室 宮津昭彦・山田弘…
2025.06.13 一日一季語 水遊(みずあそび《みづあそび》) 【夏―生活―三夏】 叱らるるそばから撃てる水鉄砲 黛まどか 句集 北落師門第8句集『…
2025.06.12 一日一季語 苔の花(こけのはな) 【夏―植物―仲夏】 岩辷る銀の水苔の花 東小薗美千子 角川俳句 2025年6月号結社歳時記 …
2025.06.11 一日一季語 鰺刺(あじさし《あぢさし》) 【夏―動物―三夏】 キュビスムの風はみづいろ小鰺刺 恩田侑布子 角川俳句 2025年 6月…
2025.06.10 一日一季語 心太(ところてん) 【夏―生活―三夏】 ところてん一蓮托生なる奢り 中原道夫 「心天」の歴史は古く、奈良時代に作られた…
2025.06.09 一日一季語 虎が雨(とらがあめ) 【夏―天文―仲夏】 虚ろなる埴輪の眼窩虎が雨 辻村麻乃 「篠」(すず)主宰結社「篠」のスローガンは…
2025.06.08 一日一季語 誘蛾灯(ゆうがとう《いうがとう》) 【夏―動物―晩夏】 ふくしまの闇なほ深く誘蛾灯 山本潔 防蛾灯・誘蛾灯は、農業におけ…
2025.06.07 一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 一つづつ海の振子として水母 岩淵喜代子 月刊―俳句界 2025年6月号動物を詠んだ…
2025.06.06 一日一季語 青芒(あおすすき《あをすすき》) 【夏―植物―初夏】 青芒銃剣で守る楽器倉庫 沢木欣一 前書:[「沖縄断片、六句」S…
2025.06.05 一日一季語 海亀(うみがめ) 【夏―動物―三夏】 海亀の旅のをはりは遠い国 今井杏太郎 海亀と人間の関わりは古くからみられ、童話中…
2025.06.04 一日一季語 夏の潮(なつのしお《なつのしほ》) 【夏―地理―三夏】 明日渡る島の聖地や夏の潮 橋本順治 月刊―俳句界 2025年 6…
2025.06.03 一日一季語 すててこ 【夏―生活―晩夏】 ステテコや男盛りも疾うに過ぎ 市堀玉宗 月刊―俳句界2025年6月号 作品10句 より…
2025.06.02 一日一季語 守宮(やもり) 【夏―動物―三夏】 寂寞とオフリミッツの夜の守宮 上地安智 月刊―俳句界2025年6月号俳句界 NOW …
2025.06.01 一日一季語 灼く(やく) 【夏―時候―晩夏】 ナミブ砂漠にて食糧の山羊と共寝の熱砂かな 中村和弘 第二十五回現代俳句大賞受賞「宿題…
2025.05.31 一日一季語 梅雨茸(つゆだけ) 【夏―植物―仲夏】 色白に生まれて蹴られ梅雨茸 大島雄作 角川俳句 2025年6月号作品12句 紙…
2025.05.30 一日一季語 夏の日(なつのひ) 【夏―天文―三夏】 夏日照る出窓のガラス開く角度 清水良朗 角川俳句 2025年6月号角度 作…
2025.05.29 一日一季語 袷(あわせ《あはせ》) 【夏―生活―初夏】 薄紅の袷の似合ふ女将かな 森田純一郎 角川俳句 2025年5月号作品12句 …
2025.05.28 一日一季語 郭公(かっこう《くわくこう》) 【夏―動物―初夏】 くわくこうの声に始まる保育園 柳堀悦子 俳句四季 2024年6月号掲…
2025.05.27 一日一季語 浮巣(うきす) 【夏―動物―初夏】 ゆつくりと雨が壊してゆく浮巣 松下カロ 香天 2025年5月 通巻79号招待作品…
2025.05.26 一日一季語 夏の蝶(なつのちょう《なつのてふ》) 【夏―動物―三夏】 かほ洗ふ水の凹凸揚羽くる 杉山久子 「水の歳時記365日…
2024.6.15一日一季語 夏霞(なつがすみ) 【夏―天文―初夏】 大橋は新しき景夏霞 稲畑汀子 『稲畑汀子俳句集成』日本最古の俳誌「ホトトギス」…
2024.6.14一日一季語 蛞蝓(なめくじ《なめくぢ》) 【夏―動物―三夏】 おまへまで茹でてしまうたなめくじり 西野文代 茹でるということから、厨房で…
2024.6.13一日一季語 夏木立(なつこだち) 【夏―植物―三夏】 夏木立宇治は名所の多かりき 井上井月 井上井月(1822?−1886) いのうえ…
2024.6.12一日一季語 青梅(あおうめ《あをうめ》) 【夏―植物―仲夏】 水のごとくに青梅を籠に移す 鷹羽狩行 昭和後期から半世紀にわたっ…
2024.6.11一日一季語 安居(あんご) 【夏―行事―三夏】 床に入る足裏の汚れ夏安居 市堀玉宗 市堀玉宗句集『雪安居』(ゆきあんご)1997.0…
2024.6.10一日一季語 入梅(にゅうばい《にふばい》) 【夏―時候―仲夏】 九州は梅雨入りプーさん洗おうか はしもと風里 今年は梅雨前線の北上…
2024.6.9一日一季語 鮎釣(あゆつり) 【夏―動物―三夏】 囮鮎妙にいきいきしてゐたり 大牧広 鮎の友釣りは、強い縄張り意識を持つ鮎の性質を利用し…
2024.6.8一日一季語 紫蘇(しそ) 【夏―植物―晩夏】 紫蘇畑天の川より風吹けり 奥坂まや 天の川は、帯状に見える無数の恒星の集まり。地球から銀…
2024.6.7一日一季語 船遊(ふなあそび) 【夏―生活―三夏】 岩の壁岩の門ありて船遊び 鷹羽狩行 保津川川下り船転覆死亡事故(ほづがわかわくだり…
2024.6.6一日一季語 繭(まゆ) 【夏―生活―初夏】 忘れ物めく屑繭でありにけり 木暮陶句郎 屑繭は、絹糸にならない不良の繭。紡績絹糸・真綿など…
2024.6.5一日一季語 夜鷹(よたか) 【夏―動物―三夏】 喘鳴の木であり夜は夜鷹の木 佐藤鬼房 喘鳴とは呼吸をするときに音がすること。「キョキョ…
2024.6.4一日一季語 晒布(さらし) 【夏―生活―三夏】 買ひ足して何するでなき晒布かな 淵上千津 裃の素材は、「麻」が正式と決められていた。…
2024.6.3一日一季語 孑孒(ぼうふら) 【夏―動物―三夏】 羽根生えてぼうふらすでに飛ぶ構へ 窪満子 夏に向けて煩わしくなる“蚊”が今、深刻な脅威…
2024.6.2一日一季語 夏の潮(なつのしお《なつのしほ》) 【夏―地理―初夏】 遠洋の船団を組む青葉潮 大竹節二 暖流である黒潮と寒流である親潮の…
2024.6.1一日一季語 金魚売(きんぎょうり《きんぎようり》) 【夏―生活―三夏】 堂塔の日陰大和の金魚売 大堀鶴侶 金魚三大生産地とは、愛知…
2024.5.31一日一季語 螻蛄(けら) 【夏―動物―三夏】 夜をとぶ螻蛄身の軽重は灯を介し 磯貝碧蹄館 代掻きの際などは土を起こした際に水上に浮かんで…
2024.5.30一日一季語 蛍(ほたる) 【夏―動物―初夏】 蛍捕へし吾子の手は発光す 辻美奈子 2024/05/28 05:00 ウェザーニュース梅…
2024.5.29一日一季語 泰山木の花(たいさんぼくのはな) 【夏―植物―初夏】 そこからは見えぬ泰山木の花 高橋将夫 庭木や公園の樹木として植えら…
2024.5.28一日一季語 鰺(あじ《あぢ》) 【夏―動物―三夏】 鯵つりの竿を向けたる荒磯海 延川五十昭 ブランドアジの産地として全国的に有名な…
2024.5.27一日一季語 蛍袋(ほたるぶくろ) 【夏―植物―仲夏】 有刺鉄線の中のほたるぶくろかな 島田和子 日本全国に分布し、やや乾燥した草原…