2025.06.13 一日一季語 水遊(みずあそび《みづあそび》) 【夏―生活―三夏】 叱らるるそばから撃てる水鉄砲 黛まどか 句集 北落師門第8句集『…
2024.10.1一日一季語 胡桃(くるみ) 【秋―植物―晩秋】
2024.10.1一日一季語 胡桃(くるみ) 【秋―植物―晩秋】 一樹には収まらぬ風沢胡桃 岡田史乃 辻村麻乃著『岡田史乃の百句』 発行:ふらんす…
2024.9.30一日一季語 一位の実(いちいのみ《いちゐのみ》) 【秋―植物―晩秋】
2024.9.30一日一季語 一位の実(いちいのみ《いちゐのみ》) 【秋―植物―晩秋】 読み終へて表紙明るし一位の実 野名紅里 野名紅里句集『トルコ…
2024.9.29一日一季語 爽やか(さわやか《さはやか》) 【秋―時候―三秋】
2024.9.29一日一季語 爽やか(さわやか《さはやか》) 【秋―時候―三秋】 爽涼や重ねて落とすパンの耳 池谷秀子句集『ジュークボックスよりタ…
2024.9.28一日一季語 不知火(しらぬい《しらぬひ》) 【秋―地理―仲秋】
2024.9.28一日一季語 不知火(しらぬい《しらぬひ》) 【秋―地理―仲秋】 不知火や太古の船の見えてきし 永田満徳 第15回 文學の森賞 大賞 『…
2024.9.27一日一季語 秋の日(あきのひ) 【秋―天文―三秋】
2024.9.27 一日一季語 秋の日(あきのひ) 【秋―天文―三秋】 秋日濃しドリップの一滴を待ち 山田牧 山田牧 第一句集 星屑珈琲店第15回…
2024.9.26一日一季語 馬肥ゆ(うまこゆ) 【秋―動物―三秋】
2024.9.26一日一季語 馬肥ゆ(うまこゆ) 【秋―動物―三秋】 絶海へいななきにけり秋の駒 堀本裕樹 堀本裕樹句集「一粟」駿河台出版社 「蒼…
2024.9.25一日一季語 地芝居(じしばい《ぢしばゐ》) 【秋―生活―晩秋】
2024.9.25一日一季語 地芝居(じしばい《ぢしばゐ》) 【秋―生活―晩秋】 三代歌川豊国描くうつくし絵目をむける西行像や地狂言 宮坂静生…
2024.9.24一日一季語 芋煮会(いもにかい《いもにくわい》) 【秋―生活―晩秋】
2024.9.24一日一季語 芋煮会(いもにかい《いもにくわい》) 【秋―生活―晩秋】 芋煮会借りたる鍋をひた磨く 鈴木正子 月刊―俳句界v2024…
2024.9.23一日一季語 芋(いも) 【秋―植物―三秋】
2024.9.23一日一季語 芋(いも) 【秋―植物―三秋】 里芋十二個付きたる茎よ切らで売る 相子知恵 道の駅など、消費者と農家の距離が近い、そんな…
2024.9.22一日一季語 鳳仙花(ほうせんか《ほうせんくわ》) 【秋―植物―初秋】
2024.9.22一日一季語 鳳仙花(ほうせんか《ほうせんくわ》) 【秋―植物―初秋】 鳳仙花昭和の駅舎光充ち 浅川芳直 昭和の駅舎。木造の建物など…
2024.9.21一日一季語 松茸飯(まつたけめし) 【秋―生活―仲秋】
2024.9.21一日一季語 松茸飯(まつたけめし) 【秋―生活―仲秋】 松茸を入れ忘れたる松茸飯 澤田和弥 澤田和弥は、昭和五五年浜松市生まれ。早稲…
2024.9.20一日一季語 菊枕(きくまくら) 【秋―生活―晩秋】
2024.9.20一日一季語 菊枕(きくまくら) 【秋―生活―晩秋】 菊枕袋おほきく縫ひ過ぎし 中原道夫 あとがきよりある時から、大袈裟に言えば、仕事…
2024.9.18一日一季語 蓼の花(たでのはな) 【秋―植物―初秋】
2024.9.18一日一季語 蓼の花(たでのはな) 【秋―植物―初秋】 手をつなぐこともなくなり蓼の花 中岡毅雄 第5句集『伴侶』(朔出版刊)中岡毅…
2024.9.18一日一季語 月(つき) 【秋―天文―三秋】
2024.9.18一日一季語 月(つき) 【秋―天文―三秋】 水都けふ月の都となりしかな 和田華凜 和田華凜句集『月華』(げっか) 第11回星野立子…
2024.9.17一日一季語 秋の蚊(あきのか) 【秋―動物―三秋】
2024.9.17一日一季語 秋の蚊(あきのか) 【秋―動物―三秋】 子規堂の秋の蚊しかと刺して去る 市村栄理 観測史上最も暑かった9月が過ぎ、ようや…
2024.9.16一日一季語 胡桃(くるみ) 【秋―植物―晩秋】
2024.9.16一日一季語 胡桃(くるみ) 【秋―植物―晩秋】 胡桃割る一回きりのひびきけり 高柳克弘 第三句集『涼しき無』(ふらんす堂)2002年、俳…
2024.9.15一日一季語 牛蒡引く(ごぼうひく《ごばうひく》) 【秋―植物―三秋】
2024.9.15一日一季語 牛蒡引く(ごぼうひく《ごばうひく》) 【秋―植物―三秋】 宿坊の木つ端のごとき牛蒡かな 小川軽舟 宿房(しゅくぼう)は、…
2024.9.14 一日一季語 居待月(いまちづき《ゐまちづき》) 【秋―天文―仲秋】
2024.9.14 一日一季語 居待月(いまちづき《ゐまちづき》) 【秋―天文―仲秋】 居待月死ぬる権利のありやなし 辻村麻乃 「篠」187号掲載 …
2024.9.12一日一季語 芋茎(ずいき) 【秋―植物―仲秋】
2024.9.12一日一季語 芋茎(ずいき) 【秋―植物―仲秋】 寺町の花屋の大き芋茎籠 辻美奈子 寺町(てらまち)とは、寺院が集中して配置された地…
2024.9.13一日一季語 秋の日(あきのひ) 【秋―天文―三秋】
2024.9.13一日一季語 秋の日(あきのひ) 【秋―天文―三秋】 東京タワー鉄鉄鉄秋日鉄鉄塔となす 小澤實 東京タワー今年で開業66年を迎える…
2024.9.11一日一季語 秋の声(あきのこえ《あきのこゑ》) 【秋―天文―三秋】
2024.9.11一日一季語 秋の声(あきのこえ《あきのこゑ》) 【秋―天文―三秋】 秋声の溜り場としてフランス座 坊城俊樹 歴史あるフランス座(ふらん…
2024.9.10一日一季語 秋海棠(しゅうかいどう《しうかいだう》) 【秋―植物―初秋】
2024.9.10一日一季語 秋海棠(しゅうかいどう《しうかいだう》) 【秋―植物―初秋】 秋海棠こぼれあかるき畳かな 仙田洋子 九月五日は各地か…
2024.9.9一日一季語 曼珠沙華《まんじゆしやげ》 【秋―植物―仲秋】
2024.9.9一日一季語 曼珠沙華(まんじゅしゃげ《まんじゆしやげ》) 【秋―植物―仲秋】 晩学に恋の句加へ曼珠沙華 歌代美遥 『ひらひらと』歌代美…
2024.9.8一日一季語 秋澄む(あきすむ) 【秋―時候―三秋】
2024.9.8一日一季語 秋澄む(あきすむ) 【秋―時候―三秋】 自転車を鳥居に駐めて秋澄めり 塩見恵介 塩見恵介第3句集『隣の駅が見える駅』(…
2024.9.7一日一季語 障子洗ふ(しやうじあらふ) 【秋―生活―仲秋】
2024.9.7一日一季語 障子洗ふ(しやうじあらふ) 【秋―生活―仲秋】 執着を離れ障子を洗いけり 岡田耕治 障子の洗い、障子紙を剥がす。単純作…
2024.9.6一日一季語 三日月(みかづき) 【秋―天文―仲秋】
2024.9.6一日一季語 三日月(みかづき) 【秋―天文―仲秋】 三日月にぶらさがりたい夜である 津田このみ 私が個人的に月のマークで印象深いのは、「花…
2024.9.5一日一季語 蓮の実(はすのみ) 【秋―植物―晩秋】
2024.9.5 一日一季語 蓮の実(はすのみ) 【秋―植物―晩秋】 口径いくつ銃口いくつ蓮の実とぶ 月野ぽぽな 『句集 人のかたち』 左右社 刊行日…
2024.9.4一日一季語 秋麗(あきうらら) 【秋―時候―仲秋】
2024.9.4一日一季語 秋麗(あきうらら) 【秋―時候―仲秋】 秋麗の神坐すあの木この木かな 谷口智行 谷口智行第四句集『海山』神話の国熊野の血を感…
2024.9.3一日一季語 小鳥(ことり) 【秋―動物―仲秋】
2024.9.3一日一季語 小鳥(ことり) 【秋―動物―仲秋】 献杯は眉の高さに小鳥来る 広渡敬雄 句集『風紋』広渡敬雄著(角川文化振興財団)。…
2024.9.2一日一季語 秋風(あきかぜ) 【秋―天文―三秋】
2024.9.2一日一季語 秋風(あきかぜ) 【秋―天文―三秋】 秋風がめくる心の一ページ 黛まどか 杉田久女に感銘を受け句作を始め、第一句集『B面…
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2025.06.13 一日一季語 水遊(みずあそび《みづあそび》) 【夏―生活―三夏】 叱らるるそばから撃てる水鉄砲 黛まどか 句集 北落師門第8句集『…
2025.06.12 一日一季語 苔の花(こけのはな) 【夏―植物―仲夏】 岩辷る銀の水苔の花 東小薗美千子 角川俳句 2025年6月号結社歳時記 …
2025.06.11 一日一季語 鰺刺(あじさし《あぢさし》) 【夏―動物―三夏】 キュビスムの風はみづいろ小鰺刺 恩田侑布子 角川俳句 2025年 6月…
2025.06.10 一日一季語 心太(ところてん) 【夏―生活―三夏】 ところてん一蓮托生なる奢り 中原道夫 「心天」の歴史は古く、奈良時代に作られた…
2025.06.09 一日一季語 虎が雨(とらがあめ) 【夏―天文―仲夏】 虚ろなる埴輪の眼窩虎が雨 辻村麻乃 「篠」(すず)主宰結社「篠」のスローガンは…
2025.06.08 一日一季語 誘蛾灯(ゆうがとう《いうがとう》) 【夏―動物―晩夏】 ふくしまの闇なほ深く誘蛾灯 山本潔 防蛾灯・誘蛾灯は、農業におけ…
2025.06.07 一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 一つづつ海の振子として水母 岩淵喜代子 月刊―俳句界 2025年6月号動物を詠んだ…
2025.06.06 一日一季語 青芒(あおすすき《あをすすき》) 【夏―植物―初夏】 青芒銃剣で守る楽器倉庫 沢木欣一 前書:[「沖縄断片、六句」S…
2025.06.05 一日一季語 海亀(うみがめ) 【夏―動物―三夏】 海亀の旅のをはりは遠い国 今井杏太郎 海亀と人間の関わりは古くからみられ、童話中…
2025.06.04 一日一季語 夏の潮(なつのしお《なつのしほ》) 【夏―地理―三夏】 明日渡る島の聖地や夏の潮 橋本順治 月刊―俳句界 2025年 6…
2025.06.03 一日一季語 すててこ 【夏―生活―晩夏】 ステテコや男盛りも疾うに過ぎ 市堀玉宗 月刊―俳句界2025年6月号 作品10句 より…
2025.06.02 一日一季語 守宮(やもり) 【夏―動物―三夏】 寂寞とオフリミッツの夜の守宮 上地安智 月刊―俳句界2025年6月号俳句界 NOW …
2025.06.01 一日一季語 灼く(やく) 【夏―時候―晩夏】 ナミブ砂漠にて食糧の山羊と共寝の熱砂かな 中村和弘 第二十五回現代俳句大賞受賞「宿題…
2025.05.31 一日一季語 梅雨茸(つゆだけ) 【夏―植物―仲夏】 色白に生まれて蹴られ梅雨茸 大島雄作 角川俳句 2025年6月号作品12句 紙…
2025.05.30 一日一季語 夏の日(なつのひ) 【夏―天文―三夏】 夏日照る出窓のガラス開く角度 清水良朗 角川俳句 2025年6月号角度 作…
2025.05.29 一日一季語 袷(あわせ《あはせ》) 【夏―生活―初夏】 薄紅の袷の似合ふ女将かな 森田純一郎 角川俳句 2025年5月号作品12句 …
2025.05.28 一日一季語 郭公(かっこう《くわくこう》) 【夏―動物―初夏】 くわくこうの声に始まる保育園 柳堀悦子 俳句四季 2024年6月号掲…
2025.05.27 一日一季語 浮巣(うきす) 【夏―動物―初夏】 ゆつくりと雨が壊してゆく浮巣 松下カロ 香天 2025年5月 通巻79号招待作品…
2025.05.26 一日一季語 夏の蝶(なつのちょう《なつのてふ》) 【夏―動物―三夏】 かほ洗ふ水の凹凸揚羽くる 杉山久子 「水の歳時記365日…
2025.05.25 一日一季語 夏瘦(なつやせ) 【夏―生活―三夏】 夏瘦や食へなくなればすなはち死 仲寒蟬 角川 俳句 2025年6月号作品16句 …
2024.6.15一日一季語 夏霞(なつがすみ) 【夏―天文―初夏】 大橋は新しき景夏霞 稲畑汀子 『稲畑汀子俳句集成』日本最古の俳誌「ホトトギス」…
2024.6.14一日一季語 蛞蝓(なめくじ《なめくぢ》) 【夏―動物―三夏】 おまへまで茹でてしまうたなめくじり 西野文代 茹でるということから、厨房で…
2024.6.13一日一季語 夏木立(なつこだち) 【夏―植物―三夏】 夏木立宇治は名所の多かりき 井上井月 井上井月(1822?−1886) いのうえ…
2024.6.12一日一季語 青梅(あおうめ《あをうめ》) 【夏―植物―仲夏】 水のごとくに青梅を籠に移す 鷹羽狩行 昭和後期から半世紀にわたっ…
2024.6.11一日一季語 安居(あんご) 【夏―行事―三夏】 床に入る足裏の汚れ夏安居 市堀玉宗 市堀玉宗句集『雪安居』(ゆきあんご)1997.0…
2024.6.10一日一季語 入梅(にゅうばい《にふばい》) 【夏―時候―仲夏】 九州は梅雨入りプーさん洗おうか はしもと風里 今年は梅雨前線の北上…
2024.6.9一日一季語 鮎釣(あゆつり) 【夏―動物―三夏】 囮鮎妙にいきいきしてゐたり 大牧広 鮎の友釣りは、強い縄張り意識を持つ鮎の性質を利用し…
2024.6.8一日一季語 紫蘇(しそ) 【夏―植物―晩夏】 紫蘇畑天の川より風吹けり 奥坂まや 天の川は、帯状に見える無数の恒星の集まり。地球から銀…
2024.6.7一日一季語 船遊(ふなあそび) 【夏―生活―三夏】 岩の壁岩の門ありて船遊び 鷹羽狩行 保津川川下り船転覆死亡事故(ほづがわかわくだり…
2024.6.6一日一季語 繭(まゆ) 【夏―生活―初夏】 忘れ物めく屑繭でありにけり 木暮陶句郎 屑繭は、絹糸にならない不良の繭。紡績絹糸・真綿など…
2024.6.5一日一季語 夜鷹(よたか) 【夏―動物―三夏】 喘鳴の木であり夜は夜鷹の木 佐藤鬼房 喘鳴とは呼吸をするときに音がすること。「キョキョ…
2024.6.4一日一季語 晒布(さらし) 【夏―生活―三夏】 買ひ足して何するでなき晒布かな 淵上千津 裃の素材は、「麻」が正式と決められていた。…
2024.6.3一日一季語 孑孒(ぼうふら) 【夏―動物―三夏】 羽根生えてぼうふらすでに飛ぶ構へ 窪満子 夏に向けて煩わしくなる“蚊”が今、深刻な脅威…
2024.6.2一日一季語 夏の潮(なつのしお《なつのしほ》) 【夏―地理―初夏】 遠洋の船団を組む青葉潮 大竹節二 暖流である黒潮と寒流である親潮の…
2024.6.1一日一季語 金魚売(きんぎょうり《きんぎようり》) 【夏―生活―三夏】 堂塔の日陰大和の金魚売 大堀鶴侶 金魚三大生産地とは、愛知…
2024.5.31一日一季語 螻蛄(けら) 【夏―動物―三夏】 夜をとぶ螻蛄身の軽重は灯を介し 磯貝碧蹄館 代掻きの際などは土を起こした際に水上に浮かんで…
2024.5.30一日一季語 蛍(ほたる) 【夏―動物―初夏】 蛍捕へし吾子の手は発光す 辻美奈子 2024/05/28 05:00 ウェザーニュース梅…
2024.5.29一日一季語 泰山木の花(たいさんぼくのはな) 【夏―植物―初夏】 そこからは見えぬ泰山木の花 高橋将夫 庭木や公園の樹木として植えら…
2024.5.28一日一季語 鰺(あじ《あぢ》) 【夏―動物―三夏】 鯵つりの竿を向けたる荒磯海 延川五十昭 ブランドアジの産地として全国的に有名な…
2024.5.27一日一季語 蛍袋(ほたるぶくろ) 【夏―植物―仲夏】 有刺鉄線の中のほたるぶくろかな 島田和子 日本全国に分布し、やや乾燥した草原…