2024.5.23一日一季語 新緑(しんりょく《しんりよく》) 【夏―植物―初夏】 新緑の夜空混み合ふ電波かな 仲 寒蟬 電波とは、電磁波のうち、比較的…
2024.5.23一日一季語 新緑(しんりょく《しんりよく》) 【夏―植物―初夏】 新緑の夜空混み合ふ電波かな 仲 寒蟬 電波とは、電磁波のうち、比較的…
2024.5.22一日一季語 春蟬(はるぜみ) 【夏―動物―初夏】 松蝉や海風抜ける沼津垣 高田幸枝 沼津垣潮風を防ぐために江戸時代以前から用いられ…
2024.5.21一日一季語 十薬(じゅうやく《じふやく》) 【夏―植物―仲夏】 雨となること十薬の知つてをり 海輪久子 5月20日の関東地方は雨。道…
2024.5.20一日一季語 麦刈(むぎかり) 【夏―生活―初夏】 麦秋といふに足らざる麦を刈る 百合山羽公 百合山 羽公(ゆりやま うこう 、19…
2024.5.19一日一季語 若楓(わかかえで《わかかへで》) 【夏―植物―初夏】 弟子達の弓の稽古や若楓 中村吉右衛門 散はてし桜が枝にさしまぜて盛…
2024.5.18一日一季語 鵜(う) 【夏―動物―三夏】 海鵜捕りの鳥屋の灯海へもらしけり 古里蝶次 この句は、鵜飼用の海鵜を捕る場面のようです。鵜は、世…
2024.5.17一日一季語 新茶(しんちゃ《しんちや》) 【夏―生活―初夏】 新茶の香宇治十帖を巡りたり 金田美恵子 日本茶に関する知られた歌で「色…
2024.5.16一日一季語 葵(あおい《あふひ》) 【夏―植物―仲夏】 雨降りてあたりしづかや立葵 岸本尚毅 京都、三大祭りの一つ「葵祭」が五月1…
2024.5.15一日一季語 葉柳(はやなぎ) 【夏―植物―三夏】 夏柳ベンチは池を囲みけり 廣畑育子 この句のような景は東京だと、不忍池を思います。不…
2024.5.14一日一季語 蟻(あり) 【夏―動物―三夏】 木洩れ日の蟻の門渡り一里塚 堺昌子 蟻の門渡りとは、尾根の幅が狭く左右に切れ落ちた地形。登…
2024.5.13一日一季語 麦の秋(むぎのあき) 【夏―植物―初夏】 「縄文のビーナス」に逢ふ麦の秋 浅田光代 初夏、眩い陽光に麦畑がきらめき、爽やか…
2024.5.12一日一季語 水喧嘩(みずげんか《みづげんくわ》) 【夏―生活―仲夏】 提灯を胸につきつけ水喧嘩 西村果畝 地元の郷土資料館の展示に、水…
2024.5.11一日一季語 風薫る(かぜかおる《かぜかをる》) 【夏―天文―初夏】 大川の薫風かよふ相撲部屋 池森昭子 先場所優勝の尊富士など、注目…
2024.5.10一日一季語 母の日(ははのひ) 【夏―植物―初夏】 母の日や日比谷花壇の新品種 荻原美保子 母の日に実用的なプレゼントを贈る場合、一般…
2024.5.9一日一季語 愛鳥週間(あいちょうしゅうかん《あいてうしうかん》) 【夏―生活―初夏】 地場産材駅舎開業愛鳥日 野島正則 2019年…
2024.5.8一日一季語 新樹(しんじゅ《しんじゆ》) 【夏―植物―初夏】 回向柱に触るるひとひと新樹光 小菅礼子 善光寺御開帳のシンボルと言えるの…
2024.5.7一日一季語 夏浅し(なつあさし) 【夏―時候―初夏】 FMの渋滞情報夏浅し 山崎ゆき子 2024年のゴールデンウィークも今日で終わ…
2024.5.6一日一季語 葉桜(はざくら) 【夏―植物―初夏】 葉桜となりし現世に熟睡せり 小野寺節子 桜の盛りは、何かと騒がしい。そんな現世も葉桜…
2024.5.5一日一季語 武者人形(むしゃにんぎょう《むしやにんぎやう》) 【夏―生活―初夏】 武者人形飾る仏間を明け渡し 岡本昌三 五月人形とは、…
2024.5.4一日一季語 松の花(まつのはな) 【春―植物―晩春】 旗まれに旗日旗日の松の花 林翔 旗日とは、祝日と祭日の一種で、戦前の祭日が祝日に…
2023.5.25一日一季語 桑の実(くわのみ《くはのみ》) 【夏―植物―仲夏】 桑の実や餓鬼大将でありし頃 大西よしき 昭和40年ころ、現在の我…
2023.5.24一日一季語 枇杷(びわ《びは》) 【夏―植物―仲夏】 この町はみな出払って枇杷熟れて 寺田良治 ビワの出荷量が一番多いのは長崎県…
2023.5.23一日一季語 迎へ梅雨(むかえづゆ/むかへづゆ) 【夏―天文―初夏】 手習の文字の滲めり走り梅雨 林佳枝 気象庁は5月20日か…
2023.5.22一日一季語 新緑(しんりょく《しんりよく》) 【夏―植物―初夏】 新緑の雨けぶる湯にひとりゐて 入船享扇橋 2023年は5月6日…
2023.5.21一日一季語 栗の花(くりのはな) 【夏―植物―仲夏】 一村を圧して匂ふ栗の花 三村純也 長い穂の白い花は雄花で、実をつける雌花は穂…
2023.5.20一日一季語 翡翠(かわせみ《かはせみ》) 【夏―動物―三夏】 翡翠の一閃湖を彈ませて 小澤克己 渓流や池沼などを見下ろす木…
2023.5.18一日一季語 睡蓮(すいれん) 【夏―植物―初夏】 睡蓮や鯉の分けゆく花二つ 松本たかし 岐阜県関市板取にある名もなき池(通称 …
2023.5.17一日一季語 山法師の花(やまぼうしのはな《やまぼふしのはな》) 【夏―植物―晩夏】 ゆきあひの谷をうづめて山法師 山口登 夏…
2023.5.16一日一季語 夏の旅(なつのたび) 【夏―生活―三夏】 何もかも散らかして発つ夏の旅 大高翔 松尾芭蕉が歩いたとされる奥の細道…
2023.5.15一日一季語 蛇苺(へびいちご) 【夏―植物―初夏】 蛇苺ほどの嘘つく齢かな 長谷川鉄夫 小さな小さな蛇苺。これに対して作者の年齢…
2023.5.14一日一季語 薔薇(ばら) 【夏―植物―初夏】 やや冷えて薔薇の五月のはじまりぬ 岡本眸 GWを過ぎて、雨の日があり、やや寒くなった…
2023.5.13一日一季語 十薬(じゅうやく《じふやく》) 【夏―植物―初夏】 測量の人十薬に踏み込みぬ 稲畑汀子 測量とは、土地の形や高さを正…
2023.5.12一日一季語 牡丹(ぼたん) 【夏―植物―初夏】 本ひらくやうに牡丹の崩れけり 金子敦 先日贈呈いただいた、金子敦句集(現代俳句文庫…
2023.5.11一日一季語 桜の実(さくらのみ) 【夏―植物―仲夏】 桜の実紅経て紫吾子生る 中村草田男 桜の実の季語は、観賞用の桜の花の後…
2023.5.10一日一季語 愛鳥週間(あいちょうしゅうかん《あいてうしうかん》) 【夏―行事―初夏】 愛鳥日まだ封切らぬ映画あり 皆吉司 日本野…
2023.5.9一日一季語 燕の子(つばめのこ) 【夏―動物―三夏】 子燕のこぼれむばかりこぼれざる 小澤實 日本野鳥の会「子育て状況調査」では、…
2023.5.8一日一季語 紫蘭(しらん) 【夏―植物―初夏】 局塚その面影の紫蘭咲き 下村ひろし 一ノ谷合戦で討取られた平通盛の妻・小宰相(こ…
2023.5.7一日一季語 豆の花(まめのはな) 【春―植物―晩春】 つむじまで同じふた子や豆の花 朝妻力 長いつるをどんどん伸ばし、たくさん実…
2023.5.5一日一季語 端午(たんご) 【夏―行事―初夏】 裸体拭く菖蒲湯の香を惜しみつつ ことり 菖蒲湯を堪能したようです。菖蒲は薬効成分が…
2023.5.4一日一季語 馬鈴薯の花(じゃがいものはな《じやがいものはな》) 【夏―植物―初夏】 わが教卓馬鈴薯の花を誰か挿す 福永耕二 196…