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「花より男子 」の二次小説です。つくしと司の未来予想をふわりと書いております。

えりりん
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2018/08/23

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  • クリスマスは大混乱(後編)

    遅くなったけど、あれから道明寺家のちょっとしたゴタゴタはどうなったのか皆さんにお話しますね。ほら、今年のクリスマスは雪が降るような寒さになることはなかったでしょ?その為かどうかは分からないけど、今後数年うららがサンタクロース神話を維持する為の重大な鍵の一つになったのよね。「サンタクロースがママとパパにプレゼントを渡していたんだよね?」あたしにこっそりと話してきた。うららの言葉を受けて、ひどくビック...

  • クリスマスは大混乱(中編)

    コロニアル調の宮殿を思わせる大きな邸に、黒塗りの国産高級車が到着した。その車の後ろには警護車が続いている。この邸の玄関は、ホテルの入り口のような大きなエントランスとなっている。使用人が数名が車の到着に合わせて列を成していた。「お帰りなさいませ。奥様」その中の一番の古参の使用人がこの邸の女主人に言葉をかる。声を掛け終え、腰を綺麗に45度に曲げると、それに続き残りの使用人も同じように腰を綺麗に曲げた。...

  • クリスマスは大混乱

    「チャレンジしたいです。サンタさんお願いします。そう書いてあるよね?」雪の結晶をモチーフにした綺麗な便箋に書かれている文字をつくしはゆっくりと読み上げた。この手紙は他でもない、つくしの可愛い息子の立樹(りつき)がサンタクロースに宛てた手紙である。「ちゃんとカタカナが書けてる。ふふっ。文字のバランスも良くなってきているわ。ほら、見て」「お前さ。大丈夫か?」「大丈夫じゃないわよ。だからこうして貴方にいち...

  • 願い事42(R)

    脱力したつくしの身体に司はほんの少し指を滑らせる。その度に身体が痙攣をするかのようにヒクヒクと波打つ。力のまだ入りきらない細い手首を司は愛しいそうに撫でた。それだけで、まだ先程の強烈な余韻が残っているのだろう。身体がまたビクンと大きく波打つ。そっと手を取り、ゆっくりと大きく身体を撫でた。「あぁ…。つかさ…。ダメ…。もうちょっと待って…」すがるような目で訴えてくる。俺の身体におずおずと手を伸ばしてくる。...

  • 願い事41R

    花より男子の二次小説です。ど素人の作品ですが、よければ遊びに来てくださいませ

  • 願い事40(R)

    首筋に走る太い血管。道明寺が少し首をかしげると浮き出てくる。二の腕や腕に浮き出てる血管もあたしとはまるで違う。お風呂上がりは用意してあった浴衣にお互いに着替えた。その男らしい腕があたしに向かってくる。あたしはその腕を、両手ですがるように掴んだ。大きな手で優しく体を撫でられると、あたしはそれだけで、心が満たされていつも幸せな気持ちになるの。それから、お互いの唇か触れるか触れないかのところで顔を近づけ...

  • 願い事39

    「今日はここに泊まるの?」「あぁ、そうなるな」丘の傾斜を利用して建てられている、レストランの駐車場の脇にあるコテージ風の宿泊施設。今晩はここで一夜を空かすことになる。ここの予約を入れたのも進だ。『おじさんたちと夕飯を頂いて最終の新幹線で先に帰ることになったから』『えっ?急に?』『俺のバイト先から電話があってさ。俺も稼がないとだろ?そのレストラン良かったでしょ?道明寺さんに宜しくね』『電話を変わろう...

  • 願い事38

    沈みゆく夕日を見ながら食事を取る。野積の入り口にあるレストラン。コテージ風の作りになっていて、昼の暖かい時間はオーブンテラスでの食事も取れるらしい。このレストランを予約してくれたのは進だ。おじさんに何処か良いとこあるって聞いたら、この場所がかなりの人気店だと教えて貰ったらしい。何とか予約が取れたって言ってた。(進は、最初に連絡入れた時には、土曜日と日曜日は基本的には予約は受けていなくて、来店した順...

  • 願い事37

    寺泊のアメ横の駐車場の後ろには、防砂林があり、そこを過ぎると一面の砂浜になっている。コンクリートで砂浜と防風林の境が造られている。二人はそこに腰を下ろした。「ちょっと寒くなってきた。道明寺も少し食べてよ」つくしは司の了承を得る前に口元に持っていく。「何味だ?」「味噌」またまた言うけど、ラーメンじゃないからね。「どう?何か、チーズっぽい味がするよね?」「だな。後味で味噌の風味が鼻から抜けるな。甘ぇけ...

  • 願い事36

    「道明寺、どっちがいいかな?」「お前の好きなもの2つ選べ。どうせ、どっちも食うだろ?」その言葉に口を尖らせるつくし。「俺はこっちがいい。お前は?とか無いわけ?あぁ、いいわよ。両方頼むねからね?おじさん、つぶ貝といか。あっ、ホタテも買っちゃお」弥彦山にはスカイラインといって、車で九合目まで登ることが出来るドライブ用の道路が整備されている。スカイラインを海側に降りるとそこは野積地域。左に行くと寺泊とい...

  • 願い事34

    あぁあったかい…。身体の奥に沁みてくる…。この人の腕の中にいると本当に全てのものからあたしを守ってくれる気がする。強く抱き締めてあたしの髪にずっとキスを落とし、そして髪を撫でてくれる。大丈夫だ俺は必ずお前を迎えに来るお前と生涯を共に過ごす〈本当に?〉本当だいいか?必ずだここで誓ってもいい俺はお前と共に生きるずっとそう言ってあたしを抱き締めてくれた。あたしは恐れ多くも、神々の想いと自分自身を重ねてしま...

  • 願い事33

    現在から遡ること凡そ二千四百年前。遥か悠久の古(いにしえ)のお話。天照大御神(アマテラスオオミカミ)の曾孫にあたる天香山命(アメノカゴヤマノミコト) は初代天皇である神武天皇の命を受けてこの越後の広大な大地の開拓を託されたのです。最初に訪れたのは日本海海岸線に沿った野積と呼ばれる地域です。弥彦山を隔てて日本海側の地域となります。そこで製塩の方法、網を使った漁猟の仕方、酒造の方法をもたらしたと記されてお...

  • 願い事32

    「うちのリビングぐれぇの広さはあるな」そう言って、絨毯の上に座り長い足を伸ばす男。ご祈祷料を納めた人たちは一同に控え室で待機するようだ。何組か一緒に呼ばれて神殿に通されるらしい。控え室では幾つものテーブルが整然と置かれており、そこでそれぞれの家族が寛いでいる。七五三のご一行様。厄払いの夫婦。(何で解るかというとね。厄を払うぞ!!って言ってるから)など様々な人達がテーブルを囲い寛いで待っている。因みに...

  • 願い事31

    「…道明寺のバカ。…アホ。ウー、フウー」「悪い…」あたしったら…。こんなことで泣くなんて…。「心配したのか?」「うん…もう…やだ。ウー、エヘヘ…」道明寺はあたしの顔を覗き込み、まるで世話の焼ける子供みたいだと云わんばかりの顔をする。そして、子供をあやすようにポンポンと頭を撫でてくる。「ねぇちゃん、大丈夫?折角だからしてもらおうよ?」「だ、大丈夫!して貰いましょう?うん。そうしようよ。みんな、行こう!」みんな揃っ...

  • 願い事30

    深緑の中の石畳を歩く背の高い青年。終始、隣にいる彼女を見ては目を細めている。特徴的な髪型はさすがに隠してはいる(ニット帽を被っている)が、神社と云うこともありサングラスは外している。「田舎だと騒がれなくていいな。お前とこうして手を繋いでても騒がれねぇ」「うん」そうなんだよね。ここに天下の道明寺司が堂々と彼女連れで歩いているなんて誰もが思わないからさ。(うっほいーーー!!自分でカノジョって言っちゃって...

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