日銀決定会合では大方の想定通り、事前にアナウンスされた「量的引き締めの緩和」が決められたが基本的に「無風」、FOMCは「予想の範囲内」で「無風」とされた。しかし、この日銀もFRBの判断もちょっとした気になる点がある。それは両国中銀が「リスク・シナリオを意識し
株のプロとして38年、大手運用会社を退職し八ヶ岳に住む株山人。個人投資家、シニア投資家が息長く株式投資を楽しむことを目標に活動していきます。
自民党総裁選、11人もの候補が乱立する展開になっている。派閥のタガが外れ、個人を自由意志で立候補できると良い面を強調する評論家も多いが・・・。雨後のタケノコのように次から次へと立候補するが、立候補予定者全員が本気で自民党の悪弊を完全に除去し、日本の将来を
昨日仙人小屋の情報をコメントしていただき、現在営業中であることが分かりました。ブログの内容に誤りがありましたことをお詫び申し上げます。高齢者の生活の第一基本は、毎月のキャッシュフローをバランスさせることだ。これをせずに贅沢生活をしてキャッシュフローをマイ
清里の飲食店・レストランでは大きな変化の波が来ているのかもしれない。人気の蕎麦屋さんや食事処ではご主人の高齢化が進み、人気店が何軒も廃業した。さらに高齢のご主人が一人で営業している店も多く、廃業予備軍になっているかもしれない。一方、若い経営者が新しい人気
自民党総裁選の争点の一つが「裏金問題」だ。真っ先に立候補を決めた小林氏、裏金については「不起訴処分になっている、自民党の調査には限界がある」として事実上裏金議員の党公認を認める発言をした。最近立候補を決めた石破氏は、「「選対委員会」が決める、公認の理由を
高齢者の年金生活で一番重要なことは、貯金をいくら持っているかではなく、毎月のキャッシュフローがバランスしているかどうかだ。毎月キャッシュフローが赤字になれば、貯金をどんどん取り崩され、10年20年と経過するうちに貯金は大幅に目減りしてしまう。その意味で貯
NYダウ予想EPSと10年債利回りチャート評論家の話を聞いていると米企業利益はバンバン伸びているように感じてしまう。でも実際に1年先予想EPSのトレンドを自分の目で確かめてみるべきだ。①米国の老舗株価指数であるNYダウ工業株EPSのトレンド(上のチャート)現在2059
証券セールスとファンドマネジャーの会話(24)パウエル利下げと植田利上げ
米国REIT指数と長期金利の関係証券セールス(以下、S): ジャクソンホールでパウエル氏がやっと「時が来た、The time has come for policy to adjust」と宣言した。それで米株が全面高だったけど、どう見ている?ファンドマネージャー(以下、F): インフレに対し
テレビで「東京ではコメが不足している」という報道されていた。まさか??コメなんてなくなるわけがないじゃん!・・・と思っていたら、スーパーで女房が「いつもいっぱいだったお米の棚が少ない」と言い出した。そこで東京にいる娘にメールして確かめると、「東京のスーパ
テレビの影響は大きいのかもしれない。ポツンと一軒家で山の上で暮らす夫婦が登場し、米を作り野菜を育てて生活する。かと思うと、完全に自給自足状態で電気もガスもない場所で生活をする家族もテレビに出てくる。原始社会のような「自給自足」に憧れる現代人は増えているの
長短金利差(10年ー3か月)とS&P500米国株式の指標S&P500が7月高値に接近し、暴落で傷ついた投資家が再び強気に転じてきている。でも米債券市場では少し気になる動きが目立ってきている。第一に10年債利回りがジリジリを低下し、一時3.8%を下回ったこと。こ
今年の清里の夏はなんかいつもと違う感じがする。まず第一にクルマが多いこと。普段ガラガラの道でも突然渋滞が発生したり、ノロノロ運転になったり、なんで?清里の人気の場所、清泉寮には大きな駐車場があり、だいたいジャジーハットから遠い場所には普段クルマが止めてな
米国小売り高の7月分で予想を上回り、市場には景気堅調を期待する声が広がっている。でも、この数字には「作用と反作用」というテクニカルな要因が含まれているような気がする。まずは数字を確認しよう。米小売りは前年比で+2.7%と大きく伸びたが、その寄与が大きかっ
タケノコ生活とは、昔の日本社会で着物や持ち物を質屋などで売却してその売却代金で生活をしていくことをいう。現代でも厳しい生活の代表例としてタケノコ生活をしてる人たちも多くいると思う。でもセカンドハンド市場(中古品の流通市場)が発達した現代では、タケノコ生活
7月11日 8月5日 下落率 8月16日 戻り率 日経平均 42224 31458 -25.5% 38062 61.3% TOPIX 2929 2227 -24.0% 2678 64.2% NASDAQ 18647 16200 -13.1% 17631 58.5%
岸田氏が政権を放り投げた。誰に何を言われて放り出したのかは分からないが、どうせ、「キミでは選挙に勝てないでしょ」とかなんとか自民党の長老に言われたのだろうと思う。「小石河」が次の候補としていつも話題になる。小泉氏、石破氏、河野氏、しかし、政治評論家氏から
毎月分配型は高齢の投信投資家にとても人気の商品だった。高齢投資家にとっては元本分は相続で家族に配分されてしまうが、投信の分配金は自分の小遣いになる、ということでとても良い小遣い稼ぎの投信だった。でも、事が一変したのが新NISAの対象投信に毎月分配型が入ら
トレンド イズ ユア フレンド(2)米2年国債の投機ポジション
米2年債利回りと先物ショートポジションTREND IS YOUR FRIEND・・・いろんな市場のトレンドを観察することで将来のシナリオが考えてみようというブログ。債券市場が見ている将来は、株式投資家にとってもとても有効だ。まずは、FRBの9月利下げの織り込みが進む中、政策
家族は東京で生活し、自分一人で山梨で生活する場合も多い。でも山梨では無駄なおカネを全く使わない。いくつか特殊な環境にあることが理由だ。①夜、外食したり、飲みに出歩いたり・・・ということは全くない。そもそも筆者の住む清里には夜営業している店が少ない。それも
IMM円売り投機ポジションこの1カ月の出来事が忘れられない。すべてはドル円レート、為替市場から始まった。為替市場は162円/ドルから急激に円高となり、142円まで15%程度と大きく振れた。これを裏付けるデータもある。IMMの円売り投機ポジションが7/2の18万4
弾丸が耳にかすっただけで生き延びたトランプ氏、なんか「神から選ばれた」ような気分なのかもしれない。「移民を排斥する」「中国からの輸入に大幅な関税をかける」「パウエル氏をクビにして金融緩和する」「ウクライナ支援はやめる」「地球温暖化はウソだ」言いたい放題が
貨幣経済って便利なものだが、おカネのない高齢者はその分アタマを使っておカネを使わない生活を考えた方がいいと思う。老後の貯金はいくらあればいいのか? 老後2000万円問題についていろいろな人がいろいろな事を言っている。でも、高齢者にとって貯金は重要ではない
むかしむかしの話だが、米国チャーチストの大御所(名前は忘れた)が来日した時、この言葉「Trend is your Friend」を聞いた。とても印象にある言葉で、単に韻を踏んでいるだけでなく、単なるなる株価のチャート分析ではなく、あらゆる市場商品、市場で価格が決まるもののト
仕事が変わらないのに、給料を下げられて安く働く高齢者、デジタル投資をやらない代わりに安く雇われる高齢者・・・本来給料は働く人の貢献度に応じて払うべきものだが、日本ではこれがなかなか難しい。再雇用でも働き方に応じて処遇するのは、普通の感覚ではあたりまえだが
NASDAQのEPSと長期金利(10年)米国は4-6月期決算発表の途中だが、NASDAQ銘柄は徐々に発表が進み、予想EPSが修正されてきている。通常この時期は今年半期の結果が出るとともに1年先の予想も修正される。四半期決算では実績よりも予想EPSがどう変化するかが一番投資に役
この話も友人から聞いた時は「???」と思った。この友人は定年後の再雇用で社用車を配車する会社に転職した。再雇用なので給料は初任給程度に引き下げられたが、これは想定内だった。想定外なのは、それまでの営業職から経理に回されたことだった。この会社の経理は、昔な
いや~ 強烈な下落相場だ。直近1週間で日経平均は6900円の下落、下落率では18%と過去最大級の下げ相場だ。世界中で溜まった巨額ポジションが一気に強制的整理が起こったのは間違いない。その代表的なのが「円キャリートレード」、日本円で資金調達してドルなどの他
柔道の混合団体戦、感動ものだった。体重の重い上の階級のフランス選手に小さい日本選手が戦いを挑む、まさに「柔よく剛を制す」という戦いだった。最後の戦いは斎藤立選手とフランス・リネール選手だったが、さすがにフランス柔道の英雄が斎藤選手を圧倒した。試合後、斎藤
ドル建て日経平均と円建日経平均7月11日前後に日米株価が高値を付けた。その後は、世界的にポジションの逆転が起こり、世界中の株価が急落した。最大の懸念材料は「景気後退」だが、まだ明確ではない。むしろ、積もり積もったポジションが逆回転し、一斉にポジション調整
信用評価損益比率信用取引はプラスになると利食いが入り、マイナスの場合だけ残高として溜まっていく。だから信用評価損益は通常マイナスの数字になる。信用評価損益は個人投資家の「ある意味、喜怒哀楽」を素直に示してしまう。人生で命の次に大切なおカネを投資しているの
日銀決定会合が終わり植田氏が会見を行った。東大の経済学教授だったとは思えないほど、論理が一貫していないと感じた。①政府とは情報交換しているが、政府高官の発言に影響されたことは否定した。このところ政府筋が盛んに円高誘導発言をしてきた、当然ながら、政府は日銀
信用倍率(下のグラフ)次に信用倍率を考えてみよう。信用倍率は信用買残÷信用売残で計算され、信用買残が信用売残の何倍になっているか示す。信用買残の大きさは投資家の強気を示し、信用倍率が高ければ高いほど「投資家が強気になっている」ことを暗示する。逆に信用倍率
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日銀決定会合では大方の想定通り、事前にアナウンスされた「量的引き締めの緩和」が決められたが基本的に「無風」、FOMCは「予想の範囲内」で「無風」とされた。しかし、この日銀もFRBの判断もちょっとした気になる点がある。それは両国中銀が「リスク・シナリオを意識し
どう考えても異常!! このクソ暑い6月、どうなっているのだろう?むかしむかしの記憶をたどっていく・・・60年前の夏小学生低学年の頃、夏の記憶が辿っていくと・・・毎朝6時ごろに起きる、近くの学校で「ラジオ体操」が開かれ、その後、朝ご飯となる。朝の気温はだい
韮崎にあるJAの直売所「よってけし韮崎」では梨北米が売り切れだったが、最近、「パールライス」を売り始めた。パールライスって何? ・・・と思ったので調べてみた。JAが入荷したコメをブレンドしてJAのブランド「パールライス」で直接消費者に販売しているものとい
年金改革でスッタモンダしている国会だが、年金は厄介な問題だ。「100年の安心」として年金を改革したのが2004年、それから21年しか経ってないのにこの改革がウソだったことが判明した。急速な人口減少と高齢化、この影響は簡単に試算できるはずだが、結局、甘々な
現代日本でもっとも時代錯誤な制度が「家」と呼ばれる制度だろう。ほんの50年ほど時代を逆上れば。まるで「瀬戸の花嫁」のような事が日本中で起こっていた。女性は親が決めた相手の「家」に嫁ぎ、その「家」の奴隷のように働き、子を産む機械のように扱われ、子どもができな
プラチナ価格最近になってプラチナ価格が急上昇している。NY白金先物は昨年末910ドルだったが、6月12日には1275ドルまで40%も上昇した。国内価格も昨年末の5319円/gから6619円/gまで24.4%上昇した。これは国内金価格の上昇率16.9%を大きく上
原油先物、投機筋ネットポジション証券セールス(以下、S): 中東でイスラエルがイランの核施設を大規模攻撃。原油が急騰し世界中の株価が下落したけど、どう?ファンドマネージャー(以下、F): イスラエルとイランの間では小競り合いのミサイル攻撃が、過去何回も繰
TACO「トランプはいつでも最後はチキン!」という言葉が流行している。確かに今までのトランプの言動を追う時、最初が勇ましく「高めの直球」を投げ、ディールと称して落としどころを探ることが多い。そういう意味では、TACOは正しいのかもしれない。でも重要なことは
海外投資家が日本の不動産を買いまくっている。上の写真は北海道のニセコだが、オーストラリアのスキー客に人気のリゾートで海外からの莫大な投資資金で不動産価格が急上昇してしまった。ニセコだけじゃなく、八方尾根の麓の白馬村も、台湾の半導体工場が建設されている熊本
昨年、全国の出生数は70万人を割り込んでしまった。筆者の地元、山梨県では1年でたったの4400人しか生まれていない、4400人ってどうなの?でも、全国で一番厳しいのが秋田県、昨年の出生数は3300人しかいない。しかも前年比ではー330人で、減少率でも10
日米2年金利差とドル円相場為替相場は膠着感を強めている。5月以降、ドル円は140~148円の範囲でもみ合いを続けている。このレンジをブレークするのは、いつ、何がキッカケになるのだろう?需給や金利差などの要因のうち、筆者が最も重視しているのが金利差だ。上の
Jリート指数と分配金利回り日銀・植田氏は「金利の正常化=利上げ」を進める方向にコミットしているが、金利上昇に弱いJリート指数がジリジリと上昇している。これをどう考えたらいいのだろうか?ファンダメンタル価値、需給、金利という三つの要素でJリート価格は決
群馬というと「からっ風(フェーン現象による強い風)」「かかあ天下(女性が主導権を持つ)」と言われているが、温泉も素晴らしく食事も美味しい。上の写真は草津温泉の湯畑だが、この近くに美味しい蕎麦屋がある。筆者は「鴨汁そば」が大好物だ。地元にも具沢山の鴨汁に付
米雇用統計5月の米雇用統計が公表され、雇用は底堅いと市場は反発している。確かに予想とほぼ同じ13万人、失業率も4.2%で横ばい、悪化する懸念があっただけに市場は安堵したのも分かる。しかしもうちょっと長い目で見ると景色が違う。上のグラフの黄色ラインは非農業雇
野村総研の定義によると、純金融資産(金融資産-負債)が5億円以上あると「超富裕層」、1億円~5億円で「富裕層」、5000万円~1億円で「準富裕層」、3000万円~5000万円で「アッパーマス層、3000万円未満が「マス層」というらしい。最近は「いつの間に
FANG+指数上のグラフはFANG∔指数の日足。2月18日の高値14029ポイント、トランプ関税の急落を経て6月2日には13960ポイントまで戻してきた。なんだかんだ言って、MAG7など米国の大型IT株が戻り相場の一角を担っていた。しかし、MAG7と言っても株価の動きに
目的は四万温泉だったが、途中、榛名湖を経由して「榛名神社」に立ち寄った。榛名神社への道の両脇には宿坊が連なり、多くの参拝者が訪れたのが分かる。この鳥居の先にある双龍門をくぐると空気が一変する。おそらく、樹齢数百年の杉の巨木が立ち並んでいるのと、榛名湖から
米国の物価統計日本の物価だけが高止まりしているのではないか?それはなぜだろう?上のグラフは米国CPIとPPI(前年比)だが、明らかに物価上昇は落ち着いてきている。主要国のCPIを昨年4月と今年5月で比べると、米国3.3⇒2.3%、ドイツ2.2⇒2.1%、フランス2
2024年後半ぐらいから、ちょっとした行動パターンの変化が見られる。それはS&P500先物の投機筋ポジションだ。上のグラフは過去2017年からの投機筋ポジションの変化を示している。投機筋は基本的に「順張り」ポジションを持っている。株高時に大きくロング・ポ
上の一覧表は社員の平均年齢の高い企業ランキング。ランキング上位の企業の社員平均年齢は50歳を越えている。日本が高齢化すると同時に、日本企業自身も急速に高齢化している。この「会社も高齢化する」ことが、人材マネージメントを一段と難しくしている。人口減少で全国
ダウジョーンズ工業株平均株価は1800年代から長い歴史のある株価平均で、200年の長期株価波動を研究できる。日本でも戦後にダウ式平均株価として東証ダウ平均を公表してきたが、東証はナントも簡単に手放してしまった。そして、東証は時価増額ベースの東証株価指数(
原油価格はバレル80ドル程度で安定しているが、ガソリン小売価格は上がってきている感じがする。清里ではガソリンはちょっと高い。現在ならレギュラーで185円程度で、半年前には175円ぐらいだったので10円上がってきた。精製所からの輸送料がかかるのだろうが、東
FOMCドットチャート(2024/6)パウエル氏はなんか「思考停止」状態なのかなと思う。「(将来の)データ次第」「確証が得られるまで金利は下げない」とばかり言っている。だいたい、米国FRBは経済の先を見て金融政策を行ってきたはずなのに、「データが出て、確証をもって
有名人の名を語り、SNSに誘導して詐欺をは高く「なりすまし詐欺」が増えているという。歩道によれば詐欺被害は200億円に達しているらしい。たしかにテレビの良く見る人が「大儲けできる」「大化け銘柄」「○○倍の急騰する」などとSNSで言われるとスケベ心を出してメー
習近平が不動産支援策を次々と出してきている。①住宅購入の際に適用される頭金の最低比率を20%から15%に下げて買いやすくする。②住宅ローン金利を過去最低の3.69%に引き下げる。③融資適格とした「ホワイトリスト」プロジェクトに対して貸し出しを増やす。④デ
裁定残(買い残ー売り残)はピーク圏!先週のメジャーSQはここ数回のSQとは異なり、日経平均もTOPIXの「売りSQ」だった。前回のSQまではイベントドリブン売買が活発で、特にオプションのショートスクイーズを狙った仕掛けがよく見られたが、今回は仕掛け的な動きも特に見ら
岸田政権は「高齢者の定義」を従来の65歳から75歳にしようともくろんでいる。74歳までは高齢者ではない、だから働くこと、そして年金は受け取らないこと。これで多くの@高齢者をコキ使い、年金財政を少しマシにしようとしている。「人生100年時代」日本人の寿命は
「大道」は株式市場にもある。今だったら、NVIDIAを買わないファンドマネージャーはありえない。パフォーマンス競争の激しい運用業界では「大道に着く」のがあたりまえで、「大道」を疑うことは自分自身の職を失う行為でもある。でも個人投資家は違う。自分のおカネを運用し
新NISAで買う株式や債券は、損失が出て「投げ=損切り」すると何の意味もなくなる。損益がプラスならば一旦利食うことができ、その分の非課税枠は翌年初に復活する。損益がマイナスならば損切しても、損失を利益と相殺できないだけでなく、非課税枠も翌年まで待たなければな
「重厚長大」株の17年サイクルを考えている。結論として言えることは、過剰流動性相場が起こると「重厚長大」株のような大型で流通株式数の多い銘柄に資金が集中する傾向が見られることだ。過去1972年、1989年、2007年を振り返ってきたが、ファンダメンタル条
NASDAQ100の益回りと10債利回り前回はS&P500益回りと10年債利回りが急接近し、バリュエーションの天井感がでてきていることを検証してみた。その後、S&P500は5月末現在で4.68%で、10年債金利は現在4.4%とかろうじて益回りが高い状態を維持している
どうしてこんなにバカな政策をするのだろうか?給与明細に定額減税分を明記しろって言っても、サラリーマンは簡単に計算できるのに「なぜ、ワザワザ明細に明記するのか」理解できない。給料をもらっている頃ならば、「給付金はなし」の定額減税は「一人所得税3万円+住民税1
中国外貨準備、米国債と金保有トン数「金価格が上がるのはなぜ?」というテーマで3回ブログを書いた。ちょっと抜粋すると・・・本来実質金利が高い局面では、①株式、特に成長株のバリュエーション(PERなど)は抑えられる②金利を生まない、あるいはコスト負担でマイナ
ラッセル2000と実質金利上のグラフは小型株のラッセル2000のEPSと実質金利の関係を見たものだが、実質金利がマイナスの2020年から22年(網掛けの部分)新型コロン後には急速にEPSが増加した。そして2022年以降はFRBの引き締め政策で実質金利が上昇し、逆に
東証リート指数の月足、60か月移動平均上のグラフは長期のチャートだが、22年からのダラダラとして調整場面が続いている。このチャートには配当が含まれていないが、配当込みのチャートでは依然として高値圏にはある。それ以上に問題なのが、Jリート投信の不振、単に不
「重厚長大」産業は構造転換を進め、全く新しい産業として生まれ変っている。しかし、株式市場ではその流通株式数の大きさ、膨大な企業設備を持つ大型株として過剰流動性相場で重要な役割を演じてきた。その役割は時代が変わっても変わらない。過去50年で「重厚長大」株の
上のグラフは自動車の保有期間を示したものだが、マイカーの保有期間は毎年毎年伸びている。もちろんこの数字は一台の自動車が何年使われているかで徐々に長期間使用する人たちが増えている。直近の統計では平均保有年数が13年を越えたらしい。これは自動車の性能が伸びて
「重厚長大」株には17~18年ごとに上昇相場のピークを打つという「サイクル」がある。おそらく、流通株式が多い「重厚長大」株はファンダメンタルよりも市場の需給に大きな影響を受けるからだと考えている。今回は過去50年で二回目のピーク、1989年を考えてみよう
決算発表時期でもあり自社株買いを決める会社が増えている。「自社買い」に対しては多くの誤解があるのではと思う。投資家の多くは「自社株買いで株価が上がる」と思っているのは間違いない。でも正確に言えば「自社株買いで株価が上がると思っている投資家が多い」、だから
ラッセル2000のEPSと実質金利東証グロース指数EPSと銘柄数米小型株のEPSは金利上昇局面で完全に伸びが止まった。新型コロナ禍での巣ごもり成長株物色、それに伴ってEPSも20~21年に急増したが、その巣ごもり需要が一巡し、FRBが引き締め政策に転じるとEPSは