歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者の手にかかると、子育てはこんなにも輝くんだな、と。 いや、子どもは元来そういうものなのだよな、と思い出させてもらえます。
徳川家康は『狸』として知られています。 腹の中を見せずに相手を化かす、というような意味です。 そんな大ダヌキの家臣でも、筆頭の狸がいます。 本多正信です。 なかなかな人物で、かなりのものだと言われています。 差し詰め小ダヌキと言ったところでしょうか。 本書は、その人が家康に仕えるあたりから、天下をとりそれを固めていくところを描いています。 元々は家康の敵だったのですね。 そこで阿らずに家臣になり生きていく。 こういう人を抱えられるからこそ、家康は天下を取れたのかも知れませんね。
笑える話って、実は結構難しいのですよね。 泣かせる話よりも難しい、という説もあります。 笑いのツボがそれぞれ違うので、笑わせる対象を想定しなければ、なかなか難しい場合もあるでしょう。 さて、本書は文豪の笑える短編を集めたものです。 少なくとも、ある程度の時間単位で日本人を笑わせているというのは、特筆に値するでしょう。 うん、これは笑いますよね。
新聞の四コマでしょうか。 ジョージ君が活躍する、コテコテの昭和のサラリーマンのマンガです。 そして、解説というかエッセイというかが、間に載っています。 今ではコンプライアンス的にアウトなネタが満載です。 楽しかったようにも見えるけど、不快だった人もいたかと思うと、少し恐ろしいです。
今週のお題「生活の知恵」 色々あって、ある時期から怒ることを止めました。 そうすると、怒りが沸くことが減りました。 最近は精神的に、とっても楽です。 これを幸せと言っても良い。 さらに全く怒りが沸かないようになれば、本当に良いと思っています。 それは、なかなか難しいのでしょうけど。
名前や概要を聞くと、あの事件か、とわかるような有名な殺人事件があります。 例えば、世田谷一家殺人事件。 未だに解決されておらず、ご親族の意向でそのままにしてあるそうです。 数々の現場には、建物が無くなっなり、周りの風景もがらっと変わっているものも多いようです。 それでも、以前そこで酷い事件があったことは、確かなのですよね。
晩婚化や未婚が増えたと言われて久しいです。 中年童貞と言われる人も増えています。 ということは、その反対もやはりあるのですね。 本書は実際に本人に取材をして、ルポ形式で書いています。 綺麗な人も、普通の人もいます。 以前同じように童貞の人についてのルポを読みましたが、やはり色々な人がいました。 どうしてこの人が? そう言いたくなるような。 どんな世の中でもそういう人は一定数いるのかもしれません。 しかし、それが多いとなると、今の世の中が間違っていると考えざるを得ません。
そりゃ、無理だって。 本書を読んでいて、何度思ったことか。 著者は中年と言っても、さらに高齢な方の独身男性です。 比較的自由のきく仕事をしていますが、だからと言って一人で介護をしようとするなんて。 一説には、一人の人間を尾行するには、少なくとも三人は必要だと言います。 話は違うかも知れませんが、介護も同じでしょう。 行政や地域や親族や施設の包括的なケアが必要で、それはまだ発展途上にある。 そのことをしっかり知って、対応していかなければ、本人も周りも辛いようです。
つい先日Xのポストで求人を見かけた。 『立ちんぼをしている皆さん、これから寒くなるので外は辛いと思います。私が借りた店舗を利用してはいかがでしょうか?交渉成立毎にこちらが3割を頂くという条件です』 風営法違反ですね。 早速これを見た人たちから、通報されていました。 一説には、売春は人類に文明が出来たかなり初期から、その存在が確認されていると言います。 それを節度のあるものにするには、やはりルールや取り締まる警察が必要でしょう。 本書では、その警察が対象としている実際の事件などを示して、解説してくれています。 知らない、では済まされないのですよね。
ギャンブルは地獄です。 それは依存性のある、病気だからです。 そして、特に親しい周囲から理解され難いものであるのも、厄介なところです。 金銭、時間、社会的および家族からの信頼の喪失。 他にこんな病気があるでしょうか? 本書によると、アルコール依存と同じで自助グループが有効なようです。 つまり暇な時間を作ってはいけない、ということです。 そう考えると、ギャンブル依存症は、思考や時間までも支配してしまうという恐ろしいものだということが見えてきます。 まずはやらない事、それにつきるようですね。
残念な大人はたくさんいます。 さらにそれが塀の中、つまり刑務所の中だと、その残念度は飛躍的に上がります。 本書は実際に長年刑務所にいる著者が、中で出会った愉快な面々の数々を紹介しています。 大嘘つきなのか、人格がおかしいのか、どんな教育をされてどんな環境で生きてきたのか、とても理解し難い人たちが目白押しです。 これは、この著者しか書けないでしょうね。 娑婆にいる我々は、決して中に入るようなことをしてはいけないと、強く思いました。
戦時下のウクライナから、単身日本に来た女子高生のお話です。 現在のウクライナは戦争が起こるまでは、本当にどこにでもある普通の国でした。 そこの人たちも、やはり今の日本人とほとんど変わりません。 それが、こんなに苦労をして避難して、異国で家族と離れての生活を余儀なくされてしまうとは。 世界では引き続きあちこちで戦争は起きています。 いつ誰が当事者になっても、全然おかしくないのですよね。 カインとアベルの頃から、人は何も変わっていないのかも知れませんね、
多動症 放浪癖 という言葉が浮かびます。 いや、いい意味です。 時代なのかも知れないし、家族や地域という環境なのかも知れないし、何より著者の個性なのかも知れません。 それにしても、まあよくたび旅することが出来るものですね。 『深夜特急』を読んでから本書を読むと、より楽しめると思います。 旅をするには様々条件であったり、まさに力が必要なのだとわかりました。
従軍慰安婦 南京大虐殺 徴用工 などなど 各種の捏造事件があります。 これらのことは、本当に罪深いです。 まずはやってもいない日本の先人を貶めていること。 次にされてもいない他国の先人も貶めていること。 さらに今の日本や日本人の国益を損ねていること。 そして、それを信じてしまった他国の人たちに、不快な思いをさせていること。 始めた個人に当然責任はあり、またそれに意図的に乗っかる人にも悪意はあり、事実関係を知りもせずに言及する人たちにも、罪はあります。 著者の父親が、捏造事件についての謝罪碑を某国に建てました。 この父親が、事件を捏造した犯人です。 著者はこの取り返しのつかないことを、何とか後始…
言葉の定義は、知らなければわかりません。 そして知っていればわかりやすい、かも知れません。 本書では近年話題になることの多い、女性天皇と女系天皇についてわかりやすく解説しています。 まずはこれを理解してこそ、この事について考えられると言うものでしょう。 いずれにしても、以前のような形の女性天皇は難しいのではないかと思います。 そして、ご自身が天皇になりたいと思っているのか。 実際に聞くことはとても難しいはずですが、それも無視してはならないところではないでしょうか。
高齢者が犯罪を犯して、刑務所に収監される。 これは実際にどういうことかというと、外の世界でもある老人問題が、刑務所で起きるということなのですよね。 それから、そんな年の人が刑務所に入りそうなことをせざるを得ない。 さらにいうと、刑務所にでも入らないとやっていけない、ということでもあるのですよね。 何ともやりきれない話です。
とても有名なのは憲法九条でしょうか。 正しくは法律とは違いますけど。 海外で自衛隊を守れず、犯罪者から警察を守れず、そして状況によっては一般人も守られない。 こんなのは間違っている、のは確実なのですが、私もこれを読むまで知らなかったことがたくさんあります。 皆んなが知れば、正しく変わって行く第一歩になるはずです。 よね? そう願いたいです。
滅びてしまえ、財務省! ありとあらゆる、八百万の神々からのバチが、あまねく財務省の人間とその一族郎党に、余す所なく当たると良い!
確かにそうなんですよね。 正しい場所に動けば、相手からはフリーで受けられます。 それを正しい場所に止めれば、フリーのままです。 そうすると、次のプレーの運ぶ、パスなども正しくしやすくなります。 それが出来たら、今度はフリーな所へ動く。 永遠に続けられますね、確かに。 そうなんですよね。
すぐれた文学は必ず待っていてくれる 今は理解出来なくても、いつか出来る日が来る アンネの日記には、誰の目にも触れずに亡くなった、埋もれた死者たちの思いや声がつまっている 子どもにも、意見や計画や理想はある ただ上手く言語化出来ないだけ 人間として当然のことをしただけ 命懸けで勇気のある行動をした無名の人は、たくさんいた 自分だけが助かったことを、喜んで良い物だろうか? 上質な文学にはユーモアがある 人間は愛おしい 男女が言葉を交わし合い、少しずつ相手を理解し、好きになる その過程はとても愛おしい 他者ではなく、自分で自分を理解すればよい 思春期はサナギ わたしの希望は、死んでからも生き続けるこ…
今週のお題「好きなパン」 たまに行くやや大きめなスーパーで、パンの出張販売をしていました。 恐らくパートなのか、日雇いなのか、という中年女性が一人で呼び込みをしています。 「パンー、パンー、おいしいー、パンー」 その声は一本調子で、あまり感情がこもっていません。 その女性の表情は固まっていて、非常に疲れて見えます。 身体的な疲労というより、精神的なというか生活にというか、そんなどんよりとした圧倒的な疲れです。 (大丈夫だろうか…) 心配になりつつ売り場を見ると、大好きなメロンパンがありました。 でも、何となく買えませんでした。
日本各地、様々な場所があります。 本書は、東京での生活を捨てて地方に移り住んだ人たちを紹介しています。 そうなんですよね。 住むところは日本にまだまだたくさんあります。 人口が増える余地も、いくらでもあるんですよね。
身を粉にしてあくせく働き、いったいどんな満足があるのでしょうか? そう思う人は、こんな生き方もありでしょう。 著者は若くして隠居します。 いや、全く働かないわけにも行かないので、仕事をかなりセーブしているというのが正しいでしょうか。 そうすると収入は限られたものになるので、生活は厳しいのではないかと心配になります。 もともと働かなくて良い財産があるなら、話は別でしょうけど。 しかし著者は我慢するでもなく、過度な節約をするでもなく、淡々と生活しています。 野草を取ったり、銀杏を拾ったりと、むしろ何だか楽しそうです。 普通の人の常識を超えていくような、軽やかな生活に感じました。 途中ゲイだというカ…
不道徳を標榜とする、著者によるエッセイ。 道徳ではなく不道徳ということは、不真面目で面白い、ということになりそうです。 昭和の当時の状況が目に浮かび、とても生き生きと著者や人物が動いているように感じました。 今の感覚だと、ともすると中二病とも言えてしまうでしょうけど。
コロナ対策は各国で様々 0点も100点もない まずは出来ると信じる、それから方法を考える ペスト流行時、信仰に縋る人と、人の力で何とかしようとする人とがいた EUで人、物、金が自由に動く グローバリズムの理想系 人は本来移動する生き物 派遣国家の変遷 ポルトガル、スペイン、オランダ →連合王国 →アメリカ ユニコーンを生むには、ダイバーシティと高学歴 集中出来るのは2時間まで 気候危機に、もはや猶予はない アメリカは大統領と州知事で、異なる行政が可能 憲法は安易にではなく、変わってしかるべき 欧米→個人の権利としての安楽死 日本→周囲に迷惑をかけないための安楽死 いずれにしても本人の意思を尊重…
今週のお題「うるおい」 知人の家に「うる」という名前の猫がいます。 変わった名前ですよね。 どうしてそんな名前にしたのか、聞いたけど忘れてしまいました。 この知人が、この猫を追いかけたら、うる・追いになるのでしょうね。 お後がよろしいようで。
大人になって童話を読むって、あまり無いように思います。 子どもに読み聞かせをする時くらいでしょうか? さて、本書はほとんどの人が教科書などでその著作を読んだことごあるはずの、谷川俊太郎氏の著書です。 単純で元気になれるようでいて、大人のうがった見方をすると、もしかしたら童話は複雑なような気がします。 それにしてもオノマトペの素晴らしさ。 童話だから使えるのでしょうね、きっと。 頭や心がほぐされる気がしました。
自然環境の活動家の正体が怪しくなり。 SDGs関連で儲けようとする人や企業や団体が蔓延り。 間違った情報や方法もたくさん飛び交ってしまっている現状。 それでも、やはりいずれ地球は人が住みにくくなることには、かわりありません、よね? 子どもが、大人が、多くの人や動物や植物のことを、今だけでなく未来のことを考えて行動するのは、とても良いことなはずです。
あがり おあいそ やま 普通の人にはわからない符牒は、様々な業界でたくさんあります。 本書はそれらを詳しく解説しつつ、紹介してくれています。 これだけで、逆に辞書を作ったら、とても面白いでしょうね。
人は見た目が大事。 モテるにはどうしたら良いか。 親子関係の不思議。 これらを科学的に検証していくのが、本書のアプローチです。 タイトルと内容があっていないように感じましたが、面白いことに変わりはありません。
これが日本史だ、と学生の頃に教えられていたもの。 今の子どもたちの教科書とは、色々な違いがあります。 どちらが正しいのかは、すぐには分かりませんが。 本書も通説とは異なる歴史を、ある一定の根拠を持つながら示しています。 完全に受け入れるのは、少し難しいですけど。 それでも、絶対の歴史はないんだというのが、わかったのはとても大きな収穫です。 ちなみに中国や朝鮮でで行われている、日本がらみの歴史教育も、やはり当人たちにとっては本当になってしまうのですよね。
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歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者の手にかかると、子育てはこんなにも輝くんだな、と。 いや、子どもは元来そういうものなのだよな、と思い出させてもらえます。
法律は古くなるのか、人が考えることだから盲点があるのか、不思議なことがたくさんあるようです。 法は整備を常にしていかなければいけないのでしょうけど、本音と建前みたいな使い方もあるのかと、本書を読んでいて思いました。 法治国家にすむ我々は、これが全てにおいて第一に来るのですよね。 ふしぎなままで本当に良いのですかね?
今週のお題「美容室でする話」 以前住んでいた地域にあった美容院には、ベテランの男性美容師さんがいました。 カットがとても上手かったので通っていたのだけど、喋りも負けず劣らず達者でした。 あたかも漫談か客いじりの芸を見ているかのよう。 時々それで手が止まるのでこちらが心配になるほどだけど、いつも時間通りに終わるので、流石プロだ、と妙なところで感心したものでした。 それぞれの仕事の話、大きい病院の話、パチンコ屋さんの話、お祭りの話。 ありとあらゆることが話題になりました。 ちなみに、今住んでいるところの美容師さんは、無口です。
屈葬、貝塚、古墳 これらが、わたしの中にある、古い日本のお墓のイメージでした。 今は、色々なお墓があるようです。 一般的なのは墓地に火葬して埋葬ですが、散骨を海や山にしたり。 海外では鳥葬や川に流したりなど、それも様々な方法があるようです。 それにしても、お墓にも色々あるのですね。 これまでに数えきれない数の人が亡くなってきたから、それもそうなのかも知れませんが。
俳句を作るには季語がいる 自然を意識するようになる 風雅の域:対象と自分が一体となる 頭より体でよむ 著者に成り切る 黄泉の国と現世は同じ平面上にある 前古代の日本人には、死者、という概念もなかった お盆:死者を呼び、共に過ごす儀式 現代でも、死す、とはあまり思っていないかも 昔は倫理も因果もなかった 自分の可能性を信じよう 仁 = 超人 芭蕉は生まれ変わりの旅をした 死者に認可を得るために 能というフィクションになぞらえた 滝ごもり → 死の擬似体験 歌枕:聖地、最初から現代までどんどん歌の記憶が集積していっている 同じ体験でも、その人の中に何があるか?それに気づくか?により意味が変わる 西…
ビロード革命:市民たちのささやかな営みが、次第に大きくなり結実したもの 文化が失われると、民族が失われる 現在の利権のために民族の精神を損なうことは、歴史的な重い罪だ 社会主義体制下では、ブルジョワ出身という理由で阻害される人々がいた 主語を意図的に大きくして話す言葉は、騙そうとする悪意がある 権力は自らの嘘に囚われ、全てを偽造しなければならなくなる 全体主義は、関係する誰もが、それを多かれ少なかれ承認してしまう世界 自ら考えて振る舞えば見せかけの世界を壊せる 協力者は、見えずともどこにでもいる 何かが生まれ、声を上げ、理解者を見出す 真実と自由は勝つ 具体的な目標のための組織が良い 良い仕事…
詩って、不思議ですね。 自分が作るような拙い物だと、とても恥ずかしいです。 しかし、これらに掲載されているような有名な物だと、違和感がなくこちらに入って来ます。 飾り気がなく、変な技巧も無いからなのだろうか、と思ったりして。 でも、読みやすかったりするんですよね。 本当に不思議です。 こんな詩が書けたら、きっと良いのでしょうけど。
かなり辛いであろう状態で生きている人を「きっと死にたいだろう」 「死なせてあげても構わない」 という判断基準があるとする。 それは同じような状態で「生きたい」と思う人に圧力にならないだろうか? 自殺幇助 幇助自殺 安楽死 尊厳死 延命治療の中止 これらの定義や違いは曖昧だと、著者は言う それはそうだろう 世の中の全ての言葉は、全ての人により定義は多かれ少なかれ異なる 主観が必ず入るからだ それでも、特にこのような重大な問題を考える場合、言葉の定義をまずは擦り合わせる必要がある それが出来て初めて、お互いの考えを理解し合えるのだろう なかなか前途多難な問題だと感じた まずは当事者同士が納得するし…
ニッバーナ:涅槃、究極の平安 静かに落ち着く、炎が消失する、心の解放 貪りを捨てる 一切の妄想を捨て去る 月の満ち欠けは見えるが、月自体は満ち欠けしていない 人生は短い、時は矢のように過ぎ去る 怠けるな 習慣づくまでやる 自らが経になり、教えとなる 精進は激しくてもゆるくてもいけない 全て正しく行う道は、故人も歩んだみち けものみち 正しい思い:妄執しない、怒らない、全てに害を与えない 正しい努力:悪行しない、善行すぐやる、続ける 正しい念:十分に意識して行動 正しい瞑想:心を平静に保つ 道理を知り、正しい習慣を身につけ、正しい生活をする 善や悪の心は、行いにより作られる 悟りを得た後も続ける…
今週のお題「制服」 選択することは、人間にとってストレスになるそうです。 決まったものを着れば良いのは楽なので、確かにそうだとよくわかる気がします。 思えば学生時代は制服だったので、毎日着るものに迷う必要もなく、とても楽だったはずなのですが。 それでも中のシャツは何を着て行くか、靴下や靴は何を履くか、選択しなければならないことはありました。 制服を作る時も、着丈や足の太さや裾の長さなど、考えることは色々でした。 恐らくモテたいとか、よく見られたい、という気持ちがあったのでしょう。 大人になった今は、その欲求は減りました。 (無いわけではないのが、まだまだなところですが) 他者に不快感を与えない…
現在の日本は異常な種類と量と高さの税金があります。 少しずつ一つずつ、積み重ねられた結果です。 さらにそれは今も増え続けています。 これらを作った官僚や政治家でも無ければ、またそれらに協力する惨めな番犬のような人間でも無ければ、税金から逃れる術はありません。 しかも本当に残念なことに、それら税金は一般人のためには使われていません。 ここまでに出て来た、一部の人間たちのために使われています。 だから、不当に払うのは嫌なのです。 そんな我々に、本書は手助けをしてくれます。 知られていない色々な補助があるようです。 というより、払いたく無いから知らせたく無いけど、文句が出ないように仕方なく設定さてい…
しかし、色んな職業がありますね。 今では、ユーチューバーやらブロガーやら、自称で良ければ何とかニストとか何とかラーとか、いくらでもあるのですよね。 本書で紹介しているのは、ある程度の文章量でどんな事をしているか書ける職業です。 他の人も、なろうと思えばなれる。 職業として成り立つ余地がある。 憧れる人は一定数いる。 そんな物が紹介されているように感じられました。
笑点メンバーでもある、有名な落語家が著者です。 落語は、ある程度決まった物語の筋を話す芸です。 その話に入る前に、挨拶と導入があります。 その導入部分を「まくら」といいます。 本書は、そんな「まくら」ないし、「まくら」のような話をたくさん集めた物です。 飄々とした著者の話には、独特の雰囲気があります。 文字起こしをしてこれくらい面白い。 実際に高座で聞くと、さらに面白いんですよね。 なんとも凄い話です。 いや、噺です。
海外から見たニッポン。 著者は外国人です。 だからこそ、このような外からの目線で日本を見れる、ということです。 ある国や民族を理解するには、その歴史と宗教を知って理解しなければなりません。 日本人がもつのは、神仏が融合して、あらゆる宗教や神をリスペクトしているという宗教観です。 まず、これは外国人は知らないようです。 知ったとしても、本当に理解出来るのかは疑問です。 さらには連綿と続く天皇の家系と、将軍など数多の権力者の関係も、やはり理解しにくいでしょう。 どちらも関係しあっていて不可分で、同時に理解する必要があることも、より問題を難しくさせているはずです。 我々からすると、あちらの方がよほど…
読む前は、生活の知恵のような本だと思っていました。 小説だったのですね。 テーマはお金です。 章ごとに異なる主人公が、それぞれお金をどのように貯めるか、扱うかを考えていきます。 三千円は、少額かも知れないし、大金かも知れないし、どちらとも言える金額です。 それをどうするかで、確かにお金が貯まるかそうでないかは、相当に変わってくるでしょう。 今の世の中は、本当にみんな貧しくなっています。 だからこそ、こんな小説がみにつまされるのでしょう。 そうでは無い時代が来ることを、願ってやみません。
こうすれば良かったんだな、と本書を読んで思いました。 これはおとなが『声に出して読むための本』です。 気持ちが良いし、内容が頭に入りやすいし、だからこそ覚えやすい。 音読って、良いことだらけなんですね。 多分受験勉強にも、一定の効果があるはずです。 もっと早くに知っておけば、現在は違う状況だったとまで思える本です。
今週のお題「最近捨てたもの」 物を捨てない方です。 自分が幼稚園生の時に使っていた弁当を包むナプキンが、未だに現役です。 よく言えば物を大切にする、悪く言えば捨てられないで部屋がゴチャゴチャしていく人です。 まず、新しい物をほとんど買いません。 それでも消耗品は、買わざるを得ないのですけども。 最近は物が溜まりすぎないように、新しい物を買ったら古い物を捨てる、ということを心掛けるようにしました。 靴下を買ったら靴下を処分して、シャツを買ったらシャツを処分する、というようなことです。 つい最近はパーカーを処分することにしました。 改めて見ると、生地が擦り切れていたり色褪せている部分があったりで、…
歴史上、英雄や天才と言われる人々は、たくさんいます。 教科書に出てくるのは、それらの人々の主な業績です。 だから、一般的に知られているのは、以下のようなところでしょうか。 聖徳太子=十七ヶ条憲法、冠位十二階 伊能忠敬=日本地図 しかし、偉人たちのして来たことは、それだけではありません。 たくさんの大小の業績があります。 また、そこまで知られていないことやプライベートでは、少々情けないことも。 本書は、そんな日本史の残念な部分を、紹介しています。 テストには出ないけど、偉人が身近に感じること請け合いです。 もしかしたらこれで勇気をもらえる、かも知れませんね。
今でこそ多くの人を殺害して連日ニュースになるような事は、それほど多くありません。 そういう事件がなくなったのか、報道しなくなったのかは、よくわかりませんが。 本書では、その時代を知っている人なら名前を聞けば思い出すような、凶悪な犯罪を紹介していっています。 紙面の都合上、各犯罪についてはそこまで踏み込めてはいなくて、人物もくっきりと浮かび上がる所まではいきません。 しかしそれでも、こんなことがあったりこんな人がいた、ということはとてもよく分かります。 こういうことを知ると、本当に人が恐ろしくなるのですよね。 もしかしたら、そんなに珍しいことではないのかも知れない、という怖さも。
普通では成し遂げられないような行を成就させた、大阿闍梨による著書です。 タイトルは、一日を一生だと思って大切に生きると良い、という本書の中の言葉からです。 本当にすごいことをした人ですが、自分は元々大したことがない、と言います。 多くの金言を書いていますが、飾らず普通のことのようにも読めます。 常識的なこと、わかりやすく正しいことや良いことをしていくのが、それを継続するのが大切なのだと身をもって示してくれています。
お金には本当に困らせられますよね。 今の世の中を恨みたくなる、最たるモノです。 それでもそこで生きていかなければなりません。 本書はそんな不安を減らす手助けになる、お金に困らなくなるためのヒントが、たくさん紹介されています。 お金を増やそうとし過ぎず、ゲームとして増やす感覚が良い、というのは、お金に依存してしまわないためにとても重要な考え方だと、ハッとさせられました。
日本国憲法は日本を、日本人を守るための物です。 その根本部分であったりエッセンスであったりは、みんな義務教育で学びます。 しかし、その成立の過程や歴史は? 諸外国の憲法は? 詳細な内容は? 一般の我々がそこまで詳しく知らなくても、日々の生活に支障は出ないかもしれません。 しかし何かあったら、今の憲法で大丈夫なのでしょうか。 昨今は日本国憲法について、活発に議論がなされています。 それは、何かありそうだからに他なりません。 我々は知らなければならないし、変えなければならないということが、本書を読むとよくわかります。
夏目漱石 石川啄木 宮沢賢治 まだまだ素晴らしい著者と名著がたくさん、本書には収録されています。 その中の一部を取り出して音読する、と言うのが本書の趣旨です。 それぞれが長過ぎないので、音読には丁度良いです。 やってみると、気持ちがすっきりするものですね。
まあ、無理ゲーですわ。 今の社会で何かになろうとしたら。 何かをひっくり返そうとしたら。 権力者であったり、欲に捉えられた我々ほぼ全ての庶民までも、そんな社会になるのに加担してしまっています。 いや、させられているというのが正しいのか。 きっとこれを変えられるのは、勇気を持ってゲームから降りた人か。 それでもまた、別のルールになるだけで、ゲームは続くのだろうか。
坂道。 風情がありますね。 万人受けするお話では、無いのかも知れませんけど。 本書は実に60もの坂道を解説、紹介しています。 余程著者は坂道好きなのでしょうね。 こちらはそこまでのマニアでは無いのですけど、何となく触発されて坂道好きになってくるようで、何だか面白いです。
南極では、物凄く静かなため自分の心臓の音まで聞こえる、と言います。 実際に南極に行くのは、一般人には少し難しいです。 そこを著者は、普通のお友達のような語り口で、南極で働いて来た事について話してくれます。 作業をすると暑かったり、雪というか氷がなくて土が剥き出しのところがあったりなど、やはり南極に行った人でなければ知り得ない情報は、とても貴重です。 地球は楽しいですね!
『日々是好日』の著者による、茶道にまつわる茶器や掛け軸などのその物と、解説をしている本です。 それぞれ全て、著者の手によるイラストが載っています。 茶道の心得はなく、お茶の会に一度も出た事がない身ですが、その素晴らしさがよくわかります。 この著者にしか書けない本だということが、とてもよく伝わって来ます。 茶道は禅にも繋がるのですよね。
この本を読む前に、北海道の悪徳警官として捕まった人の半生を描いた本を読みました。 そちらは実話で、こちらは小説です。 そして本書で偶然にも、その警官のエピソードが出てきました。 主人公は警官です。 人それぞれの人生には、それぞれに様々なことがあります。 悪徳警官と呼ばれる人にも、それは例外ではないのでしょう。
今週のお題「私の〇〇ランキング」 3、感情 トータル悪い感情の方が多いから。 悪い感情が無ければそれで良いのかも知れないけど、そうはいかないでしょうね。 2、物とかルールとか あり過ぎ。 多分服もいらないはず、アクセサリーとか日焼け止めとか。 狂人だと思われるから、服は着るし横断歩道を渡るし大声で歌わずに電車に乗るけど。 3、お金 これさえ無ければね。 ほとんどの犯罪や殺人は、無くなるはず。
お遍路とは、四国に八十八箇所あるお寺を回る、修行行脚です。 本書の著者は、なんとその内の一つの住職です。 そしてその住職がお遍路をする、という内容。 ある程度の決まりはあるけど、わりとお遍路にも自由はあるようです。 達成感はありますよね、きっと。
魔法使いになりたい! では、勉強しなければ。 そんな時のためにあるのが、本書です。 古今東西の様々な魔法使いや、魔法をたくさん書いている、まさに教科書が本書です。 これを使って授業をすると、きっと楽しいでしょうね!
古典は素晴らしい、と言います。 では現代の文学は? もちろん素晴らしいものが、たくさんあります。 本書ではそんな短編を、簡単なあらすじとともに、紹介しています。 この中のいくつかは、きっといずれ古典になるんだろうな、と。 そんな気がします。
インテリジェンスとは、政治の世界での暗闘のようなものです。 日本の政治家も、与党や野党、党内や派閥内でも行われているものでしょう。 我々日本人としては、外国相手のインテリジェンスで、本当に頑張って欲しいと願うばかりですけど。 さて、それは幕末にもすでに存在していたようです。 江戸にはたくさんの留守居役の人たちもいましたし。 さらに言うと、権力ができた辺りから、インテリジェンスは存在するのかも知れませんね。 いずれにしても、難儀な話です。
精神科のドクターによる、カウンセリングの様子を小説風にした短編集です。 いずれもクライアントとしてドクターの元を訪れ、カウンセリングにより、紆余曲折ありつつも解決して日常に戻って行きます。 対話で元気にさせるドクターは、おそらく医師としての技量に優れたものはあるのでしょう。 それにしても、対話で変わるのはクライアントの状況はもとより身体でもなく、ただただ心境が変わるだけのはずです。 悩みなどはほとんど自分の中にある、というのは本当なのかも知れませんね。
昭和天皇は、戦前・戦中・戦後をまさに時代とともに生き抜いた方です。 そして恐らく、皇室で幼い頃から天皇や日本の歴史を体の芯まで叩き込まれ、そしてまさに実践してきた方です。 天皇は、初代から数えてかなりの数と長さに渡り、続いてきています。 本書は天皇論というか、昭和天皇論というのが正しいように思いますが、かなり踏み込んだ内容です。 天皇は、出来るだけ自身の感情や意見を押し殺しているように見えました。 それが本書では、本人や近くの人たちのエピソードや話などから、かなりその人となりが鮮明になっています。 そしてきっとこれからも、様々な天皇が続いて行きます。
忍者って、いいですよね! 私自身いい年の中年ですが、男子にとってたまらないものの一つでしょう。 さて、本書では実在であったり、そうではなくても超有名どころのスーパーな忍者を、たくさんたくさん紹介してくれています。 うん、たまりません!
可愛い! と言っても、サンリオとかディズニーとかそういう類ではありません。 歴とした、美術です。 本書は、かわいい美術に会える美術館、をメインテーマにしているのです。 そうなんですね。 美術は芸術的な感覚や歴史や美的な楽しみもありますが、可愛さを楽しんでも良いのですね。 そして可愛さにも、色々な種類があるようで。
若くしてコーヒー屋さんを始めた著者。 発達障害もあり、学校へは行かずに、このような道を選びました。 ご両親も周囲も、暖かで穏やかな印象を受けます。 それは心配や葛藤も、間違いなくあったのでしょうけど。 こだわりが強い所が、発達障害を持つ人にはある、と言われます。 それももしかしたら、こういうお仕事にはアドバンテージになるのかも知れません。 勇気とやる気を貰える著書です。
古墳は世界最大のお墓だそうです。 まさかの、ピラミッド超え。 しかも数がめちゃくちゃ多いとか。 つまり日本人は、先祖をとっても大切にしてきた民族と言えるようです。 ご先祖様に申し訳ない、という感覚。 先祖代々、という感覚。 生きている人にもそうですが、死者をリスペクトして大切にする、というのはとても良い習慣だと感じました。
今週のお題「防水グッズ」 傘。 良いものを買うと、どこかに置き忘れることが無くなると聞いた。 なかなか値がはるものを購入して、しばらく気に入って使っていた。 そのうち取手のところが傷んできてしまった。 木でできていたので、濡れて変色してひび割れて来てしまったのだ。 いつものプラスチックであったり、ビニールの取手であれば、そんな事は無かっただろう。 安いけど。 ここで気がついた。 元々わたしは、そんなに傘を無くすことがない。