歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者の手にかかると、子育てはこんなにも輝くんだな、と。 いや、子どもは元来そういうものなのだよな、と思い出させてもらえます。
数年前に、再ブームが来た『君たちはどう生きるか』 池上彰氏も、解説していました。 本書も解説しているのですが、これは実に新しい視点です。 読んでいて、何度もニヤリとしました。 池上彰氏の誤読も指摘しています。 実際にどうなのかは、確かめるのも野暮というものでしょうね。 間違いなく良書です。
中国はお隣で、ある程度は日本と似たところがあります。 しかし、こと恐ろしいものに関しては、一枚も二枚も上手なようです。 幽霊の話は、それ自体恐ろしいのですが、その生前の話の伏線もとても大事です。 恐ろしい。 おぞましい。 苦しい。 痛い。 畏れ多い。 あらゆる負の事態が、想像を超えてきます。
日本人が日本を守らないで、誰が守るのてしょうか? 今の政治家に、さらには日本人に、日本を守ろうという人がどれだけいるのか。 昔、日本列島は日本人だけの物では無い、と言った政治家がいました。 本書からは、日本は今の日本人だけの物では無い、というメッセージを感じました。 昔の日本人の物でもあり、未来の日本人の物でもある、ということです。 やはり現在の日本は、今の日本人が守らなければならない。 それをしないのは、考えないのは、怠慢であり恥ずかしい。 それはきっと、世界各国の人たちも、同じなはずです。 民族、宗教、家族と、それぞれで違いはあるのでしょうけど。
民間に流布していた神話観念が換骨奪胎されている 天地創造:混沌から秩序を作り出している 人間は、大地につかえる存在 人間社会の基本は夫妻、親子でも兄弟姉妹でもない 神は後悔しないはずだが、人間の悪ゆえに人間を作ったことを後悔し、洪水を起こす ノアの三人の息子セム、ハム、ヤフェト 言語分類に便宜上使用 これをハム語(アフリカ系)を奴隷とする事に悪用した 複眼的に事態を見つめる特色がある 一見矛盾するような 土地はヤハウェに属する 基本は因果応報、それとは異なる視座もある 神が最も求めるのは正義と公正 戦うな 我が神、我が神 なにゆえ、私を見捨てられたのですか。 我が号泣の言葉は救いから遠く隔たり…
実際にあった殺人事件を、ドキュメントで紹介している著書です。 計画的と言えるのか、衝動的と言えるのか、もしくはその両方か。 いずれにしても、一般的な第三者から見ると、殺す必要までは無かったのではないか。 そう感じさせる事件がほとんどです。 殺人犯たちの、実際の人となりはやはり完全にはわかりません。 そういう人なのか、はたまた誰にでもなり得るものなのか。 悪魔は内にいるのか、外にいるのか。
認知症と言っても、様々な程度や進行のスピードや症状があるようです。 だから絶望する必要はない、と言えたら、とても良いのですけど。 高齢化社会となり、自分も周囲の人も、いずれ認知症となる可能性は極めて高いと予想は可能です。 現実にどうなるかは、まさにそれぞれなのでわかりません。 それでも、心構えや備えておく事が出来れば、だいぶ違うかも知れません。 本書のように、認知症のまさに本人から話を聞けるのは、とても稀です。 それでも、このような話が出来る程度の症状で済んでいるから、話が聞けるのでしょうけど。 ともあれ、わからないことは、恐怖に繋がります。 だからこのような本は、とても貴重です。 気が重くな…
ニートが論語を読んで元気なった例がある 心のプログラミングを書き換えられたから 儒教 先祖崇拝と孝 体を傷つけないのは、孝の始め 論語読みの論語知らず 実行してこそ意味がある 兼愛 全ての人を愛そう 全ての人が幸せになる 人は自らプログラミングを変えられる 考え方や行動を変えられる 自分は変われる 元々は周囲に押し付けられたものが、自分 どんな読み方も正解 天命 天からの命令 相手が怒っていても、受け取らない 元々の物事には、良いも悪いもない まずは善悪ではなく、見てみる 一度ストップして、自分の態度をみてみる 100%その行為をする 門を開き、全てを聞き、問う 楽しいかどうかを確認 ダメでも…
『100分de名著 真のリベラルを取り戻せ 大衆の反逆』オルテガ 中島岳志
少し離れて全体を見る 学校では、 人の話を聞く 先生の命令に従う の二つを身につけさせられる 人は間違う 誰かが正しさを所有し続けることは出来ない 違う意見こそ大切 思想は真理への王手 自分たちの時代が最良というのは、自惚れ 過去をしっかりみつつ、ボートのように進め 未来の私は、ご先祖になる 亡くなったひとが見たら、どう思うか 保守 過去の経験に学びつつ、改革して行く 大衆の庶民の中にも、英知は生きている リベラルな多数派が決めるという暴力 人は業縁により、何をするかわからない 商店街は、売るより修理が中心 エコ、今こそ必要
死んだら、その人は良くみえる アウンサンスーチーは、ガンジーの非暴力を体現している 金正恩は北朝鮮を中国のようにしたがっている 独裁➕自由経済 儲かる! マザーテレサは、死を待つ人の家、を開いた 路上の人を迎え入れた インドでは死は不浄 カースト底辺の人が担う ゆりかごから墓場まで 英国式の手厚い社会保障 英国はひどい階級社会 病気は、よくなろうとする途中経過 極貧生活だと、食べ物のことしか考えられない 神様のことなど考えていられない 難民の定義を変えても助けの手を差し伸べる 難民を助けるためなら、軍隊とも協力した 敵味方の区別なく助ける 難民を助けたら、新たな紛争の予防になる レポート書くと…
今週のお題「懐かしいもの」 ある博物館で、縄文式土器を見た。 とても懐かしい感じがした。 まさか、ね。
歴史は時間的な縦軸。 地理は距離的な横軸。 それぞれ別で考えたり学んだりしますが、同時に見る事はあまり無いような気がします。 それが出来ると、物事が本当にしっかり理解しやすいはずです。 さて、本書はそれとも少しだけ違います。 ぴったり100年前の世界各地がどうなっていたか? 生きていた人たちも含めて考えると、とっても楽しいですね。
時間にまつわる短編の漫画集です。 気をつけて読まなければ、すぐには理解出来ない話もあります。 人が入れ替わる話もあります。 古典的と言えばそうなのですが、面白いテーマなのは確かです。
日本に住んでいる中国人による、嫌日論です。 確かによくわかります。 中国と日本は、隣だけど、見た目も似ているけど、全く違う国なのだということが。 こりゃあ、分かり合えないはずだ。 そう思いました。 ある程度の距離を持ち、節度を持ち、期待せず、でも諦めずに付き合って行くのが良いのでしょうね。
今週のお題「懐かしいもの」 先シーズン依頼の久しぶり出した服を着たら、そのポケットにお札が入っていました。 旧五千円札。 懐かしい!とともに、得した気分でした。 もともと自分のお金なのですけどね。
本当にありとあらゆる仕事があるのですね。 あまりにニッチだからなのか、時間や収入が限られるからなのか、どれも副業です。 読んでいると、本業になる見込みがありそうな仕事も、実にたくさんあるのですよね。 自由だからなのか、何なのか。 仕事が以前とは変わって来ているのは、確かなようです。
一票の格差。 個性派の候補者。 変な政見放送。 本書を読むと、選挙で起きたヤバイことを、たくさん知れます。 いや、選挙自体がヤバイことなのかも? そんな風に思えてくる、ちょっと恐ろしい本です。 でも、これは実話なのですよね。
今週のお題「ラジオ」 ラジオのパーソナリティー(喋っている人の声)が、大体誰も同じに聞こえます。 車の運転中に、漫然と流しているからなのかも知れませんが。 しばらく聞いていて名前が出た時にやっと、 「え!?鈴木雅之さんだったの!?」 とか、 「お笑い芸人のはなわさん!?」 とか、 それぞれの声は全然違うはずだし、なんだったら、むしろ個性的な声の持ち主なはずだったりするのですけど。 それなりに楽しく拝聴させてもらってはいるのですけど、喋るみなさんからすると、きっと良いリスナーでは無いのでしょうね。
『おひとりさま』シリーズの著者である、たかぎなおこ氏。 ついにご結婚されたのですね! 40代同士で、交際から結婚までを描いた漫画が、本書です。 いち読者なので本当に陰ながらですが、おめでとうと言いたいです。 なんだか可愛らしいご夫婦で、好感が持てます。
あぁ、そうか。 この本のタイトルを見て、そう思いました。 著者であるナイツの塙宣之氏は、いつもぼやいているんだな、と。 表紙の絵も秀逸です。 完全に中身を伝えてあまりあるという。 本書では、様々なことを著者がぼやいています。 ぼやきだから、そこまで押し付けがましくも無く、未練がましくもないように感じます。 ものすごくスカッとする話ではないのですけど、何となくそうだよね、と言いたくなるような話がたくさんあります。 そうですよね、これくらいが丁度良い気がします。 よく分かりませんけど。
「ヤバイ人」 世間では、単純にそう評価されてしまう人たちがいます。 新入社員、クラスメート、街中で、お客さんとして。 普通ならわかるでしょう? ということが通用しない人。 ヤバイ人。 そんな人たちの中には、元々脳が一般の人のようには出来ていない、というケースがあります。 頑張ること自体が、そもそも不可能なのです。 一般的な人と同じように物事を理解するのが、不可能だったりもします。 こんな人たちも、問題なく暮らせる社会が、多様性を受け入れらる社会、と言えるのでしょうね。
貧困は、本当に切実な問題です。 女子が貧困に晒されるのは、今の世の中が公正ではないからに、他なりません。 それ以外のところでも、数多くの、というよりはむしろほとんどが不公正な世界、と言っても過言では無いでしょう。 そんな世界で貧困に喘ぐ人たちに、一体何が出来るのか? それでも生きていかなくてはいけない。 それが現実なのですよね。
三多摩が中心のカフェ紹介です。 カフェの紹介なのですけど、とても周りの雰囲気が良いのです。 自然がいっぱいです。 キャンプで飲むコーヒーが美味しい、という人がいます。 それは自然の中にいるから、だとしたら、これらのカフェが美味しいのも頷けます。 遠足がてら、足を伸ばすのも悪くないですね。
現代では、実に世界中で人々は行き来出来るようになっています。 日本人も、様々な国に行くことが出来ます。 そこで立派な振る舞いをしている人がいます。 本書では、そんな素晴らしい人たちを、たくさん紹介しています。 その国を、人や文化を尊重する。 当たり前だけど、とても大事なことですね。 それから、何をするか?が決まってくるように思いました。
凡夫は自我の欲望を動員し、他者が見えず、自己の優越を主張する存在 疑いつつも、それを放っておいて念仏すればよい 浄土宗 日本初の国から独立した宗教 弾圧される、これが宗教と政治の問題の原点 阿弥陀仏は、念仏する人全ての「願いを叶えよう」と誓った 呪術は自己のために使う 全ての人々を仏にしようという考えに、心底納得する → それに参加させてもらえる 阿弥陀仏が存在するのは、私が口で唱える時だけ 輪廻からの脱却、真実の智慧に目覚めることが、仏教の目的地 仏 = 悟り 念仏には自分の「はからい」を加えてはいけない 念仏することが、仏になること、そのもの 善悪の基準は、仏になれるかどうか、にある 自分…
『大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について』
マーケティングを専門としている大学教授は、恋愛をしたことがない、一般的にみるコミュ障でした。 いや、自分ではそうは言っていないのですけど。 なかなか読んでいて、難しいだろうな、と感じさせます。 そんな教授の、マッチングアプリ奮闘記です。 やっぱり相手が人だと、計算や分析通りには行かないのですよね。 じゃあどうしたら上手く行くのか? そんなことは一般人には、わかる由もないのですけど。 なんだか読んでいて切なくなりました。
見立て 紅葉を錦の絹織物になぞらえるような表現方法 掛け言葉 一つの歌に同音異義の言葉を組み込んだ物 やまと歌 = 和歌 やまと歌は人の心を種として、よろづの言の葉とぞ、なれりける やまと歌は、天地を動かし、鬼神をもあはれと思はせ、男女の仲をもやはらげ、たけき武士の心をもなぐさむる 香りの記憶は官能的 和歌は何かを賛美・賞賛する それを意識して読む 菊合 歌を添えて菊花の美しさを競う催し 四季の歌に並び、恋が重要なテーマ 妻恋婚 = 通い婚 男性が通わないか、女性が断れば終わり 叶わない恋、満ち足りない心情だから、言葉が磨かれ、様々な歌が生まれた 優れた恋の歌は、一人よがりではなく、他者が共感…
いい小説が書きたい。でも小説は長ったらしくて面倒 面白い小説や映画は人に 「こんな事をしても良いんだ」 と、気づかせてくれる カエル化現象 好きな人に好かれたら、相手を嫌いになる現象 私は本当は男なんてどうでもいいのよ。 お金が欲しくてたまらないのよ。 トランスジェンダーが本当に困っているのは風呂やトイレより、貧困やメンタル カタツムリのようにまあるくなって話した SNSで何かを言われても、それより悪いことをしている人はたくさんいる、と思おう 白いご飯に沢庵でも食べられたら、言うことはない 甘い食べ物がある世の中に、自死なんてバカらしい 旅先ではただブラブラする 何もしなくて良い 空腹で書く食…
頭に余計なものを詰め込みすぎると、肝心な知識をいざというときに取り出せない 必要な知識以外は一切入れない 人間が研究すべきは人間 物語には、気になる部分が残されていて良い 読者の好奇心がそそられるから イースト・エンドはスラム街 ここで切り裂きジャック事件が起きた 同じ出来事でも、人により認識が全く異なる 人生は人の頭が考え出すどんなことより不思議 見るのと観察するのとは、全く別 19世紀、女性が品位を保てる唯一の職業が家庭教師だった 女好きよりもクールな人に好かれると、女性の魅力が際立つ ミステリーは民主主義 正義とフェアプレーが大前提 ミステリーは平和だからこそ楽しめる
人を斬る 必要に応じて、いつでも腹を切る それが、侍です。 町人や、我々現代の人から見ると、侍は理解しがたい人種かも知れません。 小説ではあるのですけど、現実もほぼ同じようなものだったはずです。 でも、だからこそ、魅力的とも言えるのでしょうね。
同じ題材を、いくつかの視点から描いた短編集です。 実話のような、小説のような、そんな話です。 今はきっと、会おうと思えば誰かに会えて、やろうと思えば何かをしやすい時代と言えます。 ホテル暮らしも、ユーチューブ撮影も、贅沢も。 それでもやっぱり、どこか遠い世界の話に感じるのですよね。
人懐っこい、というのは、何も動物などに限った話ではありません。 普通の成人男性がそうだったら? 実は色々な人に助けられて、人生が上手く行くようです。 本書は、今やイタリアンチェーン店のトップを走ると言っても過言ではない、サイゼリヤの元社長による著書です。 図々しいくらいが丁度良い、というのが本書の趣旨です。 確かに変な遠慮はしてないのですよね。 そこが相手からすると、気持ち良いようです。 きっと相手は、 「仕方ないなぁ」 と思うのでしょうね。 満更でも無く。
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歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者の手にかかると、子育てはこんなにも輝くんだな、と。 いや、子どもは元来そういうものなのだよな、と思い出させてもらえます。
法律は古くなるのか、人が考えることだから盲点があるのか、不思議なことがたくさんあるようです。 法は整備を常にしていかなければいけないのでしょうけど、本音と建前みたいな使い方もあるのかと、本書を読んでいて思いました。 法治国家にすむ我々は、これが全てにおいて第一に来るのですよね。 ふしぎなままで本当に良いのですかね?
今週のお題「美容室でする話」 以前住んでいた地域にあった美容院には、ベテランの男性美容師さんがいました。 カットがとても上手かったので通っていたのだけど、喋りも負けず劣らず達者でした。 あたかも漫談か客いじりの芸を見ているかのよう。 時々それで手が止まるのでこちらが心配になるほどだけど、いつも時間通りに終わるので、流石プロだ、と妙なところで感心したものでした。 それぞれの仕事の話、大きい病院の話、パチンコ屋さんの話、お祭りの話。 ありとあらゆることが話題になりました。 ちなみに、今住んでいるところの美容師さんは、無口です。
屈葬、貝塚、古墳 これらが、わたしの中にある、古い日本のお墓のイメージでした。 今は、色々なお墓があるようです。 一般的なのは墓地に火葬して埋葬ですが、散骨を海や山にしたり。 海外では鳥葬や川に流したりなど、それも様々な方法があるようです。 それにしても、お墓にも色々あるのですね。 これまでに数えきれない数の人が亡くなってきたから、それもそうなのかも知れませんが。
俳句を作るには季語がいる 自然を意識するようになる 風雅の域:対象と自分が一体となる 頭より体でよむ 著者に成り切る 黄泉の国と現世は同じ平面上にある 前古代の日本人には、死者、という概念もなかった お盆:死者を呼び、共に過ごす儀式 現代でも、死す、とはあまり思っていないかも 昔は倫理も因果もなかった 自分の可能性を信じよう 仁 = 超人 芭蕉は生まれ変わりの旅をした 死者に認可を得るために 能というフィクションになぞらえた 滝ごもり → 死の擬似体験 歌枕:聖地、最初から現代までどんどん歌の記憶が集積していっている 同じ体験でも、その人の中に何があるか?それに気づくか?により意味が変わる 西…
ビロード革命:市民たちのささやかな営みが、次第に大きくなり結実したもの 文化が失われると、民族が失われる 現在の利権のために民族の精神を損なうことは、歴史的な重い罪だ 社会主義体制下では、ブルジョワ出身という理由で阻害される人々がいた 主語を意図的に大きくして話す言葉は、騙そうとする悪意がある 権力は自らの嘘に囚われ、全てを偽造しなければならなくなる 全体主義は、関係する誰もが、それを多かれ少なかれ承認してしまう世界 自ら考えて振る舞えば見せかけの世界を壊せる 協力者は、見えずともどこにでもいる 何かが生まれ、声を上げ、理解者を見出す 真実と自由は勝つ 具体的な目標のための組織が良い 良い仕事…
詩って、不思議ですね。 自分が作るような拙い物だと、とても恥ずかしいです。 しかし、これらに掲載されているような有名な物だと、違和感がなくこちらに入って来ます。 飾り気がなく、変な技巧も無いからなのだろうか、と思ったりして。 でも、読みやすかったりするんですよね。 本当に不思議です。 こんな詩が書けたら、きっと良いのでしょうけど。
かなり辛いであろう状態で生きている人を「きっと死にたいだろう」 「死なせてあげても構わない」 という判断基準があるとする。 それは同じような状態で「生きたい」と思う人に圧力にならないだろうか? 自殺幇助 幇助自殺 安楽死 尊厳死 延命治療の中止 これらの定義や違いは曖昧だと、著者は言う それはそうだろう 世の中の全ての言葉は、全ての人により定義は多かれ少なかれ異なる 主観が必ず入るからだ それでも、特にこのような重大な問題を考える場合、言葉の定義をまずは擦り合わせる必要がある それが出来て初めて、お互いの考えを理解し合えるのだろう なかなか前途多難な問題だと感じた まずは当事者同士が納得するし…
ニッバーナ:涅槃、究極の平安 静かに落ち着く、炎が消失する、心の解放 貪りを捨てる 一切の妄想を捨て去る 月の満ち欠けは見えるが、月自体は満ち欠けしていない 人生は短い、時は矢のように過ぎ去る 怠けるな 習慣づくまでやる 自らが経になり、教えとなる 精進は激しくてもゆるくてもいけない 全て正しく行う道は、故人も歩んだみち けものみち 正しい思い:妄執しない、怒らない、全てに害を与えない 正しい努力:悪行しない、善行すぐやる、続ける 正しい念:十分に意識して行動 正しい瞑想:心を平静に保つ 道理を知り、正しい習慣を身につけ、正しい生活をする 善や悪の心は、行いにより作られる 悟りを得た後も続ける…
今週のお題「制服」 選択することは、人間にとってストレスになるそうです。 決まったものを着れば良いのは楽なので、確かにそうだとよくわかる気がします。 思えば学生時代は制服だったので、毎日着るものに迷う必要もなく、とても楽だったはずなのですが。 それでも中のシャツは何を着て行くか、靴下や靴は何を履くか、選択しなければならないことはありました。 制服を作る時も、着丈や足の太さや裾の長さなど、考えることは色々でした。 恐らくモテたいとか、よく見られたい、という気持ちがあったのでしょう。 大人になった今は、その欲求は減りました。 (無いわけではないのが、まだまだなところですが) 他者に不快感を与えない…
現在の日本は異常な種類と量と高さの税金があります。 少しずつ一つずつ、積み重ねられた結果です。 さらにそれは今も増え続けています。 これらを作った官僚や政治家でも無ければ、またそれらに協力する惨めな番犬のような人間でも無ければ、税金から逃れる術はありません。 しかも本当に残念なことに、それら税金は一般人のためには使われていません。 ここまでに出て来た、一部の人間たちのために使われています。 だから、不当に払うのは嫌なのです。 そんな我々に、本書は手助けをしてくれます。 知られていない色々な補助があるようです。 というより、払いたく無いから知らせたく無いけど、文句が出ないように仕方なく設定さてい…
しかし、色んな職業がありますね。 今では、ユーチューバーやらブロガーやら、自称で良ければ何とかニストとか何とかラーとか、いくらでもあるのですよね。 本書で紹介しているのは、ある程度の文章量でどんな事をしているか書ける職業です。 他の人も、なろうと思えばなれる。 職業として成り立つ余地がある。 憧れる人は一定数いる。 そんな物が紹介されているように感じられました。
笑点メンバーでもある、有名な落語家が著者です。 落語は、ある程度決まった物語の筋を話す芸です。 その話に入る前に、挨拶と導入があります。 その導入部分を「まくら」といいます。 本書は、そんな「まくら」ないし、「まくら」のような話をたくさん集めた物です。 飄々とした著者の話には、独特の雰囲気があります。 文字起こしをしてこれくらい面白い。 実際に高座で聞くと、さらに面白いんですよね。 なんとも凄い話です。 いや、噺です。
海外から見たニッポン。 著者は外国人です。 だからこそ、このような外からの目線で日本を見れる、ということです。 ある国や民族を理解するには、その歴史と宗教を知って理解しなければなりません。 日本人がもつのは、神仏が融合して、あらゆる宗教や神をリスペクトしているという宗教観です。 まず、これは外国人は知らないようです。 知ったとしても、本当に理解出来るのかは疑問です。 さらには連綿と続く天皇の家系と、将軍など数多の権力者の関係も、やはり理解しにくいでしょう。 どちらも関係しあっていて不可分で、同時に理解する必要があることも、より問題を難しくさせているはずです。 我々からすると、あちらの方がよほど…
読む前は、生活の知恵のような本だと思っていました。 小説だったのですね。 テーマはお金です。 章ごとに異なる主人公が、それぞれお金をどのように貯めるか、扱うかを考えていきます。 三千円は、少額かも知れないし、大金かも知れないし、どちらとも言える金額です。 それをどうするかで、確かにお金が貯まるかそうでないかは、相当に変わってくるでしょう。 今の世の中は、本当にみんな貧しくなっています。 だからこそ、こんな小説がみにつまされるのでしょう。 そうでは無い時代が来ることを、願ってやみません。
こうすれば良かったんだな、と本書を読んで思いました。 これはおとなが『声に出して読むための本』です。 気持ちが良いし、内容が頭に入りやすいし、だからこそ覚えやすい。 音読って、良いことだらけなんですね。 多分受験勉強にも、一定の効果があるはずです。 もっと早くに知っておけば、現在は違う状況だったとまで思える本です。
今週のお題「最近捨てたもの」 物を捨てない方です。 自分が幼稚園生の時に使っていた弁当を包むナプキンが、未だに現役です。 よく言えば物を大切にする、悪く言えば捨てられないで部屋がゴチャゴチャしていく人です。 まず、新しい物をほとんど買いません。 それでも消耗品は、買わざるを得ないのですけども。 最近は物が溜まりすぎないように、新しい物を買ったら古い物を捨てる、ということを心掛けるようにしました。 靴下を買ったら靴下を処分して、シャツを買ったらシャツを処分する、というようなことです。 つい最近はパーカーを処分することにしました。 改めて見ると、生地が擦り切れていたり色褪せている部分があったりで、…
歴史上、英雄や天才と言われる人々は、たくさんいます。 教科書に出てくるのは、それらの人々の主な業績です。 だから、一般的に知られているのは、以下のようなところでしょうか。 聖徳太子=十七ヶ条憲法、冠位十二階 伊能忠敬=日本地図 しかし、偉人たちのして来たことは、それだけではありません。 たくさんの大小の業績があります。 また、そこまで知られていないことやプライベートでは、少々情けないことも。 本書は、そんな日本史の残念な部分を、紹介しています。 テストには出ないけど、偉人が身近に感じること請け合いです。 もしかしたらこれで勇気をもらえる、かも知れませんね。
今でこそ多くの人を殺害して連日ニュースになるような事は、それほど多くありません。 そういう事件がなくなったのか、報道しなくなったのかは、よくわかりませんが。 本書では、その時代を知っている人なら名前を聞けば思い出すような、凶悪な犯罪を紹介していっています。 紙面の都合上、各犯罪についてはそこまで踏み込めてはいなくて、人物もくっきりと浮かび上がる所まではいきません。 しかしそれでも、こんなことがあったりこんな人がいた、ということはとてもよく分かります。 こういうことを知ると、本当に人が恐ろしくなるのですよね。 もしかしたら、そんなに珍しいことではないのかも知れない、という怖さも。
普通では成し遂げられないような行を成就させた、大阿闍梨による著書です。 タイトルは、一日を一生だと思って大切に生きると良い、という本書の中の言葉からです。 本当にすごいことをした人ですが、自分は元々大したことがない、と言います。 多くの金言を書いていますが、飾らず普通のことのようにも読めます。 常識的なこと、わかりやすく正しいことや良いことをしていくのが、それを継続するのが大切なのだと身をもって示してくれています。
お前は何がしたいんだ? そう言いたくなるような様々な犯罪やニュースに対して、著者がひとこと言ってくれている本です。 元々はネットで発信していたものを、たくさん集めてあります。 本当に人はアホで、いじらしい存在なのでしょうね。
お金には本当に困らせられますよね。 今の世の中を恨みたくなる、最たるモノです。 それでもそこで生きていかなければなりません。 本書はそんな不安を減らす手助けになる、お金に困らなくなるためのヒントが、たくさん紹介されています。 お金を増やそうとし過ぎず、ゲームとして増やす感覚が良い、というのは、お金に依存してしまわないためにとても重要な考え方だと、ハッとさせられました。
日本国憲法は日本を、日本人を守るための物です。 その根本部分であったりエッセンスであったりは、みんな義務教育で学びます。 しかし、その成立の過程や歴史は? 諸外国の憲法は? 詳細な内容は? 一般の我々がそこまで詳しく知らなくても、日々の生活に支障は出ないかもしれません。 しかし何かあったら、今の憲法で大丈夫なのでしょうか。 昨今は日本国憲法について、活発に議論がなされています。 それは、何かありそうだからに他なりません。 我々は知らなければならないし、変えなければならないということが、本書を読むとよくわかります。
夏目漱石 石川啄木 宮沢賢治 まだまだ素晴らしい著者と名著がたくさん、本書には収録されています。 その中の一部を取り出して音読する、と言うのが本書の趣旨です。 それぞれが長過ぎないので、音読には丁度良いです。 やってみると、気持ちがすっきりするものですね。
まあ、無理ゲーですわ。 今の社会で何かになろうとしたら。 何かをひっくり返そうとしたら。 権力者であったり、欲に捉えられた我々ほぼ全ての庶民までも、そんな社会になるのに加担してしまっています。 いや、させられているというのが正しいのか。 きっとこれを変えられるのは、勇気を持ってゲームから降りた人か。 それでもまた、別のルールになるだけで、ゲームは続くのだろうか。
坂道。 風情がありますね。 万人受けするお話では、無いのかも知れませんけど。 本書は実に60もの坂道を解説、紹介しています。 余程著者は坂道好きなのでしょうね。 こちらはそこまでのマニアでは無いのですけど、何となく触発されて坂道好きになってくるようで、何だか面白いです。
南極では、物凄く静かなため自分の心臓の音まで聞こえる、と言います。 実際に南極に行くのは、一般人には少し難しいです。 そこを著者は、普通のお友達のような語り口で、南極で働いて来た事について話してくれます。 作業をすると暑かったり、雪というか氷がなくて土が剥き出しのところがあったりなど、やはり南極に行った人でなければ知り得ない情報は、とても貴重です。 地球は楽しいですね!
『日々是好日』の著者による、茶道にまつわる茶器や掛け軸などのその物と、解説をしている本です。 それぞれ全て、著者の手によるイラストが載っています。 茶道の心得はなく、お茶の会に一度も出た事がない身ですが、その素晴らしさがよくわかります。 この著者にしか書けない本だということが、とてもよく伝わって来ます。 茶道は禅にも繋がるのですよね。
この本を読む前に、北海道の悪徳警官として捕まった人の半生を描いた本を読みました。 そちらは実話で、こちらは小説です。 そして本書で偶然にも、その警官のエピソードが出てきました。 主人公は警官です。 人それぞれの人生には、それぞれに様々なことがあります。 悪徳警官と呼ばれる人にも、それは例外ではないのでしょう。
今週のお題「私の〇〇ランキング」 3、感情 トータル悪い感情の方が多いから。 悪い感情が無ければそれで良いのかも知れないけど、そうはいかないでしょうね。 2、物とかルールとか あり過ぎ。 多分服もいらないはず、アクセサリーとか日焼け止めとか。 狂人だと思われるから、服は着るし横断歩道を渡るし大声で歌わずに電車に乗るけど。 3、お金 これさえ無ければね。 ほとんどの犯罪や殺人は、無くなるはず。
お遍路とは、四国に八十八箇所あるお寺を回る、修行行脚です。 本書の著者は、なんとその内の一つの住職です。 そしてその住職がお遍路をする、という内容。 ある程度の決まりはあるけど、わりとお遍路にも自由はあるようです。 達成感はありますよね、きっと。
魔法使いになりたい! では、勉強しなければ。 そんな時のためにあるのが、本書です。 古今東西の様々な魔法使いや、魔法をたくさん書いている、まさに教科書が本書です。 これを使って授業をすると、きっと楽しいでしょうね!
古典は素晴らしい、と言います。 では現代の文学は? もちろん素晴らしいものが、たくさんあります。 本書ではそんな短編を、簡単なあらすじとともに、紹介しています。 この中のいくつかは、きっといずれ古典になるんだろうな、と。 そんな気がします。
インテリジェンスとは、政治の世界での暗闘のようなものです。 日本の政治家も、与党や野党、党内や派閥内でも行われているものでしょう。 我々日本人としては、外国相手のインテリジェンスで、本当に頑張って欲しいと願うばかりですけど。 さて、それは幕末にもすでに存在していたようです。 江戸にはたくさんの留守居役の人たちもいましたし。 さらに言うと、権力ができた辺りから、インテリジェンスは存在するのかも知れませんね。 いずれにしても、難儀な話です。
精神科のドクターによる、カウンセリングの様子を小説風にした短編集です。 いずれもクライアントとしてドクターの元を訪れ、カウンセリングにより、紆余曲折ありつつも解決して日常に戻って行きます。 対話で元気にさせるドクターは、おそらく医師としての技量に優れたものはあるのでしょう。 それにしても、対話で変わるのはクライアントの状況はもとより身体でもなく、ただただ心境が変わるだけのはずです。 悩みなどはほとんど自分の中にある、というのは本当なのかも知れませんね。
昭和天皇は、戦前・戦中・戦後をまさに時代とともに生き抜いた方です。 そして恐らく、皇室で幼い頃から天皇や日本の歴史を体の芯まで叩き込まれ、そしてまさに実践してきた方です。 天皇は、初代から数えてかなりの数と長さに渡り、続いてきています。 本書は天皇論というか、昭和天皇論というのが正しいように思いますが、かなり踏み込んだ内容です。 天皇は、出来るだけ自身の感情や意見を押し殺しているように見えました。 それが本書では、本人や近くの人たちのエピソードや話などから、かなりその人となりが鮮明になっています。 そしてきっとこれからも、様々な天皇が続いて行きます。
忍者って、いいですよね! 私自身いい年の中年ですが、男子にとってたまらないものの一つでしょう。 さて、本書では実在であったり、そうではなくても超有名どころのスーパーな忍者を、たくさんたくさん紹介してくれています。 うん、たまりません!
可愛い! と言っても、サンリオとかディズニーとかそういう類ではありません。 歴とした、美術です。 本書は、かわいい美術に会える美術館、をメインテーマにしているのです。 そうなんですね。 美術は芸術的な感覚や歴史や美的な楽しみもありますが、可愛さを楽しんでも良いのですね。 そして可愛さにも、色々な種類があるようで。
若くしてコーヒー屋さんを始めた著者。 発達障害もあり、学校へは行かずに、このような道を選びました。 ご両親も周囲も、暖かで穏やかな印象を受けます。 それは心配や葛藤も、間違いなくあったのでしょうけど。 こだわりが強い所が、発達障害を持つ人にはある、と言われます。 それももしかしたら、こういうお仕事にはアドバンテージになるのかも知れません。 勇気とやる気を貰える著書です。
古墳は世界最大のお墓だそうです。 まさかの、ピラミッド超え。 しかも数がめちゃくちゃ多いとか。 つまり日本人は、先祖をとっても大切にしてきた民族と言えるようです。 ご先祖様に申し訳ない、という感覚。 先祖代々、という感覚。 生きている人にもそうですが、死者をリスペクトして大切にする、というのはとても良い習慣だと感じました。