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2018/04/11

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  • 若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(10)

    さて、今回は学校現場の状況を見てみよう。先日、ある学校で管理職からこの様な文書が配られたという。「働き方改革」の現場での取組み精神ともいうべきものか、具体から抽象論に至るまで提言している内容だ。逆に言うと、これらの事柄を教員たちは出来ていなかったり必要と感じていないということだ。「校務分掌や行事・教育活動を見直す」とあるが、これが管理職から提案されるとは、一体どういうことなのか⁉️本来、年度末反省とか学校評価とか言われる中で、平場から提案される中身ではないのだろうか…。そして、この見直し活動から始まるのが足もとからの学校改革であるはずだ。例えば、教育委員会等が理不尽なものを押し付けてきたならば、全職員で論議してはね返したり、自分たちがやりたい内容に変えていく重要な作業なのだ。面白いのは「定時等に音楽がかか...若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(10)

  • 若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(9)

    最後に③について、あらためて考察したい。夏季休業中に数日間[今年度は8月13日(火)から8月16日(金)]の学校閉庁日を設けるという件だ。地方の方ではかなり以前から行われていたものだが、それはいわゆる「お盆休み」というもので、旧盆の時期に設定するのが通例だ。因みに、明治政府は近代化を進める上で江戸時代まで続いてきたものを次々に西洋化させていったが、暦の扱いもその一つであった。それまでの太陰暦(太陰太陽暦)を廃止し、太陽暦(グレゴリオ暦)に変えた。しかし、お盆の時期までを新暦に変えるには問題があった。特に農業を生業とする地方にとっては、7月は未だ農作業の忙しい時期だ。ゆっくりと先祖を弔う様な行事をしている余裕はない。だから、お盆は旧暦のまま残った貴重な行事なのだ。都会と称される東京都では、23区を中心に7月...若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(9)

  • 若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(8)

    次に②の件について考えてみよう。「毎月1日以上の一斉定時退勤日を設ける」という点だ。この発想というか表現された文言には、ついつい笑ってしまった。「一斉定時退勤」するのは結構なことだが、何故一斉なの?組合のストライキなら一斉行動は極めて重要な要素であるが、普段の勤務において定時退勤は一斉であろうが個人別であろうがどうでもよい話だ。それとも、「超過勤務拒否闘争」として地域・保護者に宣言しているのか?はたまた、一斉でなければ教職員は定時に退勤できないの?こういう可笑しな通知文を、敢えて教育委員会が発する意味は何なんだろうか?はっきり言えることは、教職員はいつも定時には帰らず、定時に帰ることは非日常的なことと当局は認識していることだ。このことは同時に、「地域・保護者も教職員の定時退勤は異常な事と考えているだろう」...若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(8)

  • 若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(7)

    次に①についてだが、敢えて通知するのは、時間外の電話や来校者への対応が少なくないのが実情なのだろう。民間も含め普通の事業所は、敢えて時間外に営業する場合はその趣旨が外部に周知されている。しかし、学校は逆なのか⁉︎即ち学校はいつでも開いている(営業している)のが前提になっているのか⁉︎今でも遅くまで校舎内の電灯が灯っている学校はあるのだろうが、数年前に区内の某学校は午前0時を超えても電灯が灯る学校があり、その異常さを当局へ訴えたことがある。そんな事例もあるため、地域住民に学校は営業時間が一定していないと思われていても不思議ではない。今回の通知で面白いのは、直接的に学校の営業時間を示したのではなく、教職員の勤務時間を前提というか理由にして対応可能な時間を示していることだ。この通知文によって、初めて教職員の勤務...若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(7)

  • 若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(6)

    次に区教委が出した文書の内容の詳細を見てみよう。区当局が掲げた「勤務環境の改善に向けた取組み」には3つある。①電話・来客の対応は、原則、勤務時間内に行います。<教職員の勤務時間は概ね8時15分から16時45分です。>②毎月1日以上、教職員の一斉定時退勤日を設けます。<各学校のホームページ等でお知らせします。>③夏季休業中に数日間の学校閉庁日を設けます。<今年度は8月13日(火)から8月16日(金)です。>③を除いては、敢えて文書で通知しなくても良いものだが、そうせざるを得ないのが現状なのかもしれない。その③に関してだが、これには苦い思い出がある。私が住んでいる地域をはじめ全国の各地方では、いわゆる「お盆休み」として旧盆の一定期間を閉庁日としている所は少なくない。いや、むしろこれは仏教を信仰する人々にとって...若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(6)

  • 若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(5)

    今回も標題とは直接は繋がらない話になるが、後に大きくは関連することになる。まず、区教委が保護者・地域向けに発した文書について少し突っ込んで検討したい。区教委の保護者や地域に対するスタンスは、一方的に消費者・利用者扱いしている点である。「ご不便をおかけしますが、何卒、本趣旨をご理解いただき、ご協力をよろしくお願いいたします」という文言に、その姿勢が表れている。これは一見すると保護者側にへつらっている様だが、裏を返せば「あなた方は素人で分からないから、こちらで何かと苦労して子どもたちを教育しているんだよ」ということである。平たく言えば、この発想は保護者を「教育」を共に考えより良いものにしていく人間(仲間)としては見ていない。だから、「ご不便をおかけしますが」と言って、保護者のことを改革の中身を否定的に評価する...若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(5)

  • 若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(4)

    今回は、ちょっと目先を変えて実際に私が認識しうる範囲の話をしよう。4/23、SSSで勤務している学校に出勤したら、机上にあった1枚のA4文書に目がとまった。都教委・区教委の連名で教員向けに出された文書だ。「子供たちの健やかな成長を願って」〜教員の皆さんへ〜という標題の文書だ。(写真参照)要約すると以下の通り。・子ども個々への理解を深め、良好な人間関係を作ることが重要。・きまりやルールの意味を子どもが理解し実践できるよう丁寧に指導していくことが必要。・子どもの指導や外部との対応で教員を孤立させないよう複数で協力し合う体制を作り、体罰を絶対許さない学校風土を強固なものにする。・都教委は教員のみなさんの抱える課題や悩みの解決に向け、具体的な取組を全力で行なっていく。何でこんなものが…と思っていたところ、副校長か...若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(4)

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