若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(3)
教育委員会の間違いは山ほどあるので今回は取り立てて扱わないが、その指導の下で愚かな振る舞いをしている現場から見ていきたい。まず、今の学校現場が教育委員会の言いなりになっていることもダメな理由の一つであるが、それは同時に管理職も含め一人一人が教員としての誇りや哲学を持ち合わせていないことも背景にはある。これは、時には当局サイドが言う言葉かもしれないが、要するに「プロ意識に欠けている」からである。野球一つを例にとっても、プロ選手は勝つためにチームプレーに徹したり、個人の持ち味を存分に発揮したりする両面が求められている。仕事の中身は全く異なると言えども、野球も学校教育もその両面で共通する所があるように思う。先ずチームプレーだが、これは学校で言うところの協同性である。この発想は佐藤学(東大名誉教授・学習院大学教授...若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(3)
2025/02/28 12:50