chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • みんなツイてる水無月 ~みんなでくぐろう、ともだ茅の輪~

    やりましたサンリオキャラクター大賞。最推しのあひるのペックル念願のBest10入り。ウェブ上発表の昨日29日は、リアルタイムの13:00~からはアクセスできなかったんですけど、40分過ぎくらいにパソコンにたどりついたらもう結果発表アップされてましたね。仕事が早い。ペックルくん以外の月河の推し組は、パウピポちゃんが前回56位→48位と結構気を吐き、ハンギョドン8位、タキシードサム9位、ぐでたま16位はカンロクの前回順位キープ。‥以上以外は、みんなちょっとずつ下げちゃったりしてるんですけど、まぁみんな好位置にいるから来年につながった。今回は手が回らなくて申し訳なかったが、メローチューン61位、たらいぐまのランドリー77位は来年あればもっとジャンプさせたいな。もし未エントリー組から要望出せるなら、ゾウのあかちゃ...みんなツイてる水無月~みんなでくぐろう、ともだ茅の輪~

  • 完全燃焼のお知らせ ~個人財政健全化への道~

    5月25日をもちましてサンリオキャラクター大賞2025、5月25日をもちましてサンリオキャラクター大賞2025、投票受付終了。いやー今年も燃え尽きましたわ。思い残すところ無し。唯一、惜しかったなと思うのは、5日投票するとチケットが貰えて同日にもう一度同キャラにも投票できるんですが、途中、一日なぜか投票忘れていた日があって、最終日“あと1日”分が足りなくてチケット貰いそびれた。この分が推しの順位に響いて・・・なんてことはないですね。母数がでかいですから。ウン百万票台ですから。5票差でひとつ上になったりしたになったりなんてことはないです。百パーないです。しかも、ウェブ投票の傍ら、つい手を出したグッズは最推し=あひるのペックルの立体キーホルダーと、22年デビューの3年生=ぺたぺたみにりあんのぱおちゃんのカラビナ...完全燃焼のお知らせ~個人財政健全化への道~

  • キャラキャラネームにキーキー言う ~今年も来ました よっ!大賞!~

    サンリオキャラクター大賞投票への参加、振り返れば今年で六回目です。よく付き合って来たなあ。年年歳歳、“年が明けたらアッという間に来る”感が高まってます。んで、このヤマが通り過ぎて、ホッとしてやっと“新年度”が始まる、何も考えずに仕事や家事や、サツバツとした、かわいくもキュンも萌え~もない日常に専念できる気になる・・と、もう初夏になっている。はぴだんぶいのデビューに引っ張られて初参戦した2020年は、何が何やら勝手がわからなかったんでとりあえずサンリオショップにかよって、「へーこんなグッズ、アパレル、出てるのかー」といちいち感心しながら、気がつけばボールペンやら、何処に付けるんだ~ってでかい缶バッジとか、かなりな散財してしまった。店頭に買った分だけ一枚二枚とチップ積めるのがなんだかゲーム感覚で、“推し”のコ...キャラキャラネームにキーキー言う~今年も来ましたよっ!大賞!~

  • 三月や尋ねもせねど花だより

    今年も南九州~南関東と、本格的に桜前線が北上を始めたようです。東京限定で言えば、月河が住んでた頃、そのあと地元から頻繁に往来していた頃の七十年代末~八十年代前半比でいうと、皮膚感覚で一週間ぐらい、開花が繰り上がった気がします。当時は四月のアタマ、入社式や入学式の頃に開花~満開のお花見真っ盛りで、朝方、公園など通ると前夜の宴会の“残り香”がぷんぷんだったような。いまは三月下旬の春のお彼岸明けの頃には開花宣言出るのが普通になってますよね。入学式より卒業式の背景になりました。寒冷地の月河地元も、ひところは五月アタマの、大型連休後半に開花が間に合うかってところでしたが、最近、特にここ十年ほどは普通に四月中に余裕で開花するようになりました。着々とすすむ地球温暖化。・・とはいえやはり寒冷地のつね、平地の市街の公園など...三月や尋ねもせねど花だより

  • 豆から餅へ ~春の“和”~

    一月往(い)く、二月は逃げる、三月去る・・なんてこの時期になると毎年言ったり書いたりしてる気がしますが、とにかく二月は“二十八日しかない”というのが大きいですね。節分の豆まき用の豆菓子アソートと、豆大福がついこの間で、あっという間にひなあられと、三色ひし形ひなおこしを買ってくるタイミングになってしまいました。このインターバル、毎年ほんと短いと思う。二月が二十八日しかないからですよ。おおかた、そうですよ。月河はひなおこしより、三色プチすあま(寿甘)のほうが好きなんですけど、目につくところに置いとくと高齢組が喉につまらせて大騒ぎになるかもしれないので一人分だけ買ってこっそりつまもう。思うんですけど、桜の季節には桜餅、五月の端午の節句が近づいたら柏餅とちまき(粽)、って定番があるのに、梅の季節に“梅餅”ってなく...豆から餅へ~春の“和”~

  • 無責任な会 ~人が陥るアナふたつ~

    中居クンこと中居正広さん(“元SMAP”はもう付けなくていいですよね)が報じられてるようなかたちで芸能界を去るとは思いませんでした。とは言え現状ではこれしかないでしょうね。月河の非高齢家族などは「出てきても正視できないし」「出るほうより見るほうが辛ぇよな」って言ってます。月河もだいたい同感です。アイドル、現役でも“元”でも、言い古されてるけどお客さんに夢を売る商売なんで、見るほうに、可哀想とかこっ恥ずかしいとか痛々しいとかシャラくさいとか、何かしら居心地の悪さを与えたらもう無理だと思います。やった“事”、やったと報じられている“事”が正しいか正しくないか、許される許されないの問題では、この場合、ないでしょう。よく“罪を憎んで人を憎まず”とも言いますが、アイドルならずとも芸能人って“人”がすべてなんですよね...無責任な会~人が陥るアナふたつ~

  • ハコか布か、帯かタスキか ~風呂敷広げ方畳み方~

    行ってきましたよーー高齢組ふたり同行で、“世界のトランプ・タロット展”再訪。先々週、開催最終週に。ただねー、なにしろ元番の書籍棚と文具棚との間のスペースにテーブル2台の、超コンパクトな展示なので、プレイングカード選びに来たはずのヤッコさんたちすぐ飽きちゃって、ひさびさのメガ書店なもんだからあっちこっち見に歩き回って(徘徊ともいう)すぐ行方をくらますので、園児の引率して来た保育士さんみたいに月河がなってました。月河が本展、再訪したのはヤッコさんたちと別の動機がありまして、前回ちゃんと見なかった、置き型と携行型兼用のタロットボックスかケースを本腰で探したいと思って行ったわけです。・・これ結構、切実でね。タロティスト志願者としては、タロットに関係ない野暮用で外出、外回りするときも、或る程度まとまった待ち時間や、...ハコか布か、帯かタスキか~風呂敷広げ方畳み方~

  • 意志の上にも三年 ~物も良いようでカードが立つ~

    今年も残すところあと100数十min.となりまして、いまNHKラジオらじる☆らじるの配信でN響『第九』演奏会を聴きながら、同じパソコンでこのエントリを打ち込んでいるところです。先日の、ニチユ―株式会社さん主催『世界のトランプ・タロット展』で非高齢家族が気に入って、かなり衝動買いチックに買ってきたバンクシープレイングカードが思いのほか高齢組にウケがよく、「こんなのがいろいろあるんなら行って見たい」と言い出したので、年明け会期中に、天気と足元と相談で再訪することになりそうです。ジョーカーがゴリラ?オランウータン?の顔してるのとか、ほんと、リアルで笑っちゃうし。往年のハリウッドスターのポートレートをジャック~キングとジョーカーに使ったやつとか、“高齢者ホイホイ”なデザインいっぱいあったもの。自分もホントはもう一...意志の上にも三年~物も良いようでカードが立つ~

  • 展覧会の絵 ~いまタロ、もしトラ~

    前のエントリの様な問題提起を自問自答している間というか、ついでというか、地元近くで『世界のトランプ・タロット展』が開催中なので先週行ってきました。玩具・ボードゲームの総合卸で日本におけるタロットカード輸入・卸販売とプレゼンテーションのパイオニア的存在であるニチユ―株式会社さんが、不定期で全国の大型書店をまわって出展しているものです。二年前にも当地で開催されたんですけど、JRに乗らないと行けない店舗で、雪で道の超悪い時期だったのであきらめました。今年も雪は積もっているんですが、JRよりは安定の路線バスでアクセス可なロケーション。久々のメガ書店で、展示場所を探すのに戸惑いました。書籍ではない、文具ではない、遊具、玩具ですからねぇ。途中から合流した非高齢家族が、「オモチャなら、児童書とか絵本とかのコーナーじゃな...展覧会の絵~いまタロ、もしトラ~

  • タロット自問自答 ~可不可の審判~

    前のエントリで自問してみた“タロット占い、同じ質問を再度占うのは有りかナシか”問題。いろいろな占いプロパーさんの本やサイトで、当たらずとも遠からず的な答えを見てきたんですが、月河が自分なりに到達したのは、①「占い結果(=スプレッド展開)を見て、満足できなくて(=期待していた展開・意味と違った)、“その足”でもう一回、同じ占法スプレッドでやり直すのは、はっきり“ナシ”」。②「“違うな”と思ったら、質問を変えて、スプレッドもそれに合わせて変えて、問題に違う角度から光を当てて読み直すのは有り」。③「同じスプレッドでどうしてももう一回やりたいなら、状況に対してワンアクション動いてみる、そこからワンリアクション受け取ってみる、あるいはワンムーヴ起きたのを見とどける、その後なら有り」。①がアウトだと思うのは、そもそも...タロット自問自答~可不可の審判~

  • 黒い金曜日 ~限定セールのチェックもね~

    タロットカード研究“正解ありそで、ズバリが見つからない”疑問シリーズ。・・シリーズか!って、このテの疑問て、学ぶほどになんぼでも出てくるんですが、中でも重要度が高いぞと個人的に思っているのが、「同じ質問事項を再度占うのは反則か?」「再度占うとしたら、どれくらい間隔を空ければ良いのか?」・・なんだか消炎鎮痛剤や抗ヒスタミン剤の服用間隔みたいですが、ようするにですね、恋愛なり就・転職なり、転居、買い物などの吉凶のゆくえ、ひとつの質問を占ったあと、「ホントか?」「んなはずぁない」ともう一度いくのはアウトかセーフか。アウトだとしたら、どれくらい時間がたてばセーフになるのか。はたまた、ひとつの質問は一生一度っきりで、占い直しという行為自体がタブーなのか。占い師さん、占い講師さんによって微妙に考え方やレクチャーの表現...黒い金曜日~限定セールのチェックもね~

  • 片手サイズの宇宙 ~78パーツにすべてがある~

    タロットカードの読み方占い方を指南する情報はネット上にも、本屋さんにも数多(あまた)あふれているんですけど、占い=広く“カードリーディング”の、外っかわでの“こういうときどうするんだ?”と思う細かい疑問が、意外とどこにも正解書いてないということがある。たとえば、本日のリーディングレッスン、実占トライアルセッションこれにて終了、と、カードを撤収するときの“しまい方”。多くの文献では「枚数を数えて」78枚フルに揃っていることを確認して、一度シャッフルして、占いで集めた“気”をはらってから、ケースに戻すなり布に包みなおすなりして仕舞いましょう・・とあります。“枚数を数える”というのは、一見、要るか?と思いますけど、自分で実占リーディングを何セッションか重ねてみると、無視できない頻度で、カードが一枚とか時には二枚...片手サイズの宇宙~78パーツにすべてがある~

  • 早くも残すところ・・

    ‥二日しかありませんが10月!今年の10月の感想、というか発見は“朝ドラ観ないをルーティンにすると、朝にやれる事が10倍になる!”・・昨年以来、久々に朝ドラ、というよりTVのスイッチを入れない毎朝は、出来る事がいっぱい。NHKラジオ第一『マイあさ!』を流しながら、タロットカードのセッションと、腰痛体操+ストレッチのミックス、そして健康茶4種類のローテーション煮出し。“今日は何の日”のコーナーが、5:00台と、6:00台前半の2回あって、ときどき微妙に内容が違う事があるんですが、両方聴くのが結構たいへん。ちなみに今日=10月29日は“1945年(昭和二十年)の今日、第一回の宝くじが発売された日”だとか。昭和二十年の秋と言ったら焼け跡時代ですよね。当時は銀行の初任給が80円、宝くじは一枚10円。一等賞金は十万...早くも残すところ・・

  • テンションの“果て”?はて? ~いつの間にか花が落ちた~

    NHKの“朝ドラ”=連続テレビ小説は毎年春と秋、二回改編になって新作に切り替わるので、「朝ドラが一本終わって新しいのが始まったタイミングしか更新しなくなった」と記事で自虐してた年が何年かありました。別に、合わせてたわけじゃないんですけど、季節の変わり目を意識すると自然とそうなる。さぁ冬に向かうな、さぁ新年度だな、と思うと、なぜか、当方の動きを見すましたように朝ドラが切り替わっている。今年もややそれに近いペースになりかかってますが、4月からほぼ完伴走してきた『虎に翼』もそろそろ巻き→着陸撤収モードのようです。トラちゃんこと寅子(ともこ)(伊藤沙莉さん)が念願の弁護士になって、専門書絶版差し止め訴訟を奥付の発行期日徹夜チェックで逆転勝訴したり、親権訴訟でチャッカリ托卵妊婦に一杯くわされたりしていた辺りがいちば...テンションの“果て”?はて?~いつの間にか花が落ちた~

  • ザル物は追わず ~こんなお瑕疵な事もアルカナ~

    タロットカードをものするようになると、自然と、海外の出版社やゲーム玩具メーカーのサイト情報に親しく出入りするようになるもので。月河も4月の、連休入り前の週ぐらいだったかな?とあるオーストラリア=豪州の出版社のカミングスーンページでこれは!と来るデッキを見つけました。基本は、一般的なウェイト=スミス版に則ったフォーマットで、微妙に北欧的というかアイルランド風な匂いもある画風で、人物の服装がオリジナルのウェイト=スミスより“冬服”寄りなところが気に入りました。この会社はどちらかというとタロットよりはオラクルカードの発行数が多く、作風としては絵本っぽい、もっと言えばフェミニン・コンシャスな、さらに言えばレディコミっぽいモチーフと絵柄のデッキを好んで発刊している版元ですが、珍しくアーバンなグレイッシュ淡彩のトーン...ザル物は追わず~こんなお瑕疵な事もアルカナ~

  • 皆ツキがあった水無月 ~ベストテンまであとひと推し~

    今日で2024年、きっぱり半分通過のフシ目という日が、一週間の終わりの日曜日なのもキリがよくてフンギリがつけやすいですね。6月、引っ張りに引っ張ったサンリオキャラクター大賞2024結果発表の16日は、待機して、開票発表と同時進行の実況ぐらいのペースで書こうと思っていたら、日曜恒例の洗濯&布団乾燥に思いのほか時間をとられ、やっと座って公式サイトにアクセスしたら発表が終わっていたという(倒イチ推しのあひるのペックルくんを今年こそ総合順位ベスト10にイン!が個人的に最大の目標でしたが一歩およばずの11位どまり。でも“はぴだんぶい”発足の2020年以降最高順位、しかもひとつ上の10位リトルツインスターズ(キキ&ララちゃん)との差が約32000票少々で、だいぶベストテンが射程圏に入りました。今年は月河もハラ決めまし...皆ツキがあった水無月~ベストテンまであとひと推し~

  • 親が知らない事 ~投票もグシャグシャの5月~

    今年はサンリオキャラクター大賞の投票方式がシンプルでいい、しかもお気にキャラを登録しておまとめ投票できるし・・と思っていたら、思いがけずパソコンの不調、おまけのように出来したプリンタの故障にふりまわされ、投票できない日が続いてしまいました。しかもその間に、ずっと前に治療した親不知のかぶせモノが欠けて、どうするか、歯医者さんと写真を見ながら小一時間検討した結果、結局抜くことになってしまった。ひぇ~。親不知なんて、こんなクチの奥の奥にあるやつを抜くの?どんな道具で?永久歯は極力、抜くもんじゃないと実親に言われて育ってきたんだけど。それでも抜くから親知ラズって言うのか。歯医者さんによれば、残しても「すでに動揺してる(=グラついてる)から、ニ~三年ももたないですよ」「年齢的にもいまのほうがいい」んだって。年齢を持...親が知らない事~投票もグシャグシャの5月~

  • 歌うカドには福来る ~噂の眞相婦人~

    昨日29日NHK『ブギウギ』、最終話。終わりましたねー。『らんまん』から、朝ドラレギュラー視聴に戻って、まさか2作も続くとは思わなかった。牧野富太郎博士の、破天荒、火宅の人な私生活がNHKの朝に本当に放送できんの??という怖いもの見たさ半分でスタートした昨年の春でしたが、秋には笠置シヅ子さん??月河がリアルを知ってるのは『家族そろって歌合戦』の審査員と洗剤のCMだけ。そういえばNHKが得意とするなつかしのメロディー系の番組でも、歌ってる姿を見たことのない、でも「ひところはすごい人気歌手だった」という情報だけが残ってる人だったな・・と、これまたドラマ化して成立するのか、半信半疑のスタートでした。最終的に、そういう半疑問に「成立するよ」「させたよ」と答えを出すためのワンクール、半年×2だったような。やればでき...歌うカドには福来る~噂の眞相婦人~

  • なんなのこのリズム ~明日へとつながる輪~

    しばらく遠ざかっていたNHK朝ドラに、昨年からなんとなく戻ってきていました。朝起きる、行動開始するルーティンに噛み合うと、結局、おもしろいかおもしろくないかとかはあまり気にしない、引っかからないで、すんなり継続視聴しますな。このへんは、いまは無き昼帯ドラマ、高齢家族の好物=民放BSの韓国イルイルドラマと一緒。んで、継続すると、あなどれずおもしろいんだこれが。昨年4月~9月期放送された『らんまん』は主人公のモデルが明治~昭和にかけ、大学や学術団体に常勤せず在野で日本の近代植物学の礎を築いた牧野富太郎博士、現在絶賛放送中の『ブギウギ』は同じく戦中~戦後の歌謡界の“ブギの女王”笠置シズ子さん。でも、劇中ではそれぞれ役名が“槙野万太郎”(演・神木隆之介さん)、“福来スズ子”(演・趣里さん)。団体名、店名など固有名...なんなのこのリズム~明日へとつながる輪~

  • オラオラ来る来る ~ドーカそこんとこ~

    タロットカードの勉強している過程で存在を知った“オラクルカード”、こちらにもちょっと一時、寄り道しました。タロットカードは大アルカナ22枚、4スート各14枚からなる小アルカナ56枚、計78枚とフォーマットががっつり決まっていて微動だにしませんが、オラクル(=“神託”、天からのお告げ、くらいの意味)カードというのは作りが自由で、デッキによって30枚のもあれば、70枚のもあります。一枚ずつテーマに沿った絵柄に、単語やメッセージフレーズがついていて、カード本体に印刷してある場合もありますが、デッキ一体の解説ガイダンスブックにまとめて載っている場合もあります。月河はタロットの勉強を始めるときに、「タロット=占いツール、と固定してとらえないように」を念頭におくようにしていました。占いグッズとしてだけ眺めちゃうと、絵...オラオラ来る来る~ドーカそこんとこ~

  • 令和五年に礼 ~肉ヅキにチカラと書いて~

    さぁえらいことになりました。この前のエントリで、PC使用歴十八年にして初の“熱暴走”体験でアタフタした事を書いたのが、まだ夏にとっかかったばかりの7月でした。あれから猛暑猛暑と9月末頃まで日本じゅうで言ってたような気がしますが、いまや秋も過ぎ、ハロウインも冬至カボチャの時期も過ぎて(なんでどっちも南瓜なのか)、今年2023年もあと数時間というところまで押し詰まってまいりました。2016年か17年頃にも、あまりに長期間放置しすぎて自分のブログにログインするパスワを忘れかけたことがありましたが、今回それだけは免れました。なぜか?・・あのとき以降、ディスプレイのフレームのカドに“YFSパスワ”と書いた蛍光付箋を貼り付けてあるからなのだ。別に蛍光である必要はないんだが。紙に書いて当該機本体に貼る。アナログ昭和人の...令和五年に礼~肉ヅキにチカラと書いて~

  • 猛暑から沸騰へ ~もうしょ うがないよ~

    もうすでにして遥か昔のことのような距離感ですが、サンリオキャラクター大賞2023について6月のうちに書いておこうと思っていたのに・・はたせるかな、月が替わっただけではなく、日本列島すっぽり猛暑のフタをかぶせられたような塩梅ですね。一昨日だったか大阪府枚方市で39.8度という報道も見ました。さんじゅうくどって。よんじゅうどまであと0.2度って。もうここまで来たら、熱中症というより、お湯のないお風呂にずーーっと浸けられて、のぼせ殺されるようなもんじゃないですか。この猛暑は日本だけでなく全世界的なものらしく、先週だったかアメリカのデス・バレーで56度なんてニュースもありましたね。半袖のラフな服装の白人観光客が真っ赤な顔して温度計のそばで記念写真撮ったりしてましたが、日焼けどころか、火傷しそう。アラブ諸国の女性み...猛暑から沸騰へ~もうしょうがないよ~

  • センテンス スプリングの5月 ~人生は紙頼み~

    前の記事で「一冊の本との出会いが人生をウンタラ」言ってたら、ちょうど一日か二日後の新聞広告で『私の人生を決めた本』という見出しを見つけました。なんじゃ、まさかのこの弱小ブログからのパクリ?インスパイア?とよく見たら月刊文藝春秋5月号の表紙の、特集記事のキャッチでした。有名知名人二十何人がてんでに“自分にとっての特別な一冊”を紹介するという内容らしい。もちろん中までは見ませんでしたが、“『曾根崎心中』が刺さる近藤サト”って組み合わせはちょっとそそられた。故・十代目坂東三津五郎さんのセカンド奥さん。略奪婚と噂されましたが。曾根崎心中。この世の名残夜も名残。アダシガハラの道の霜。そりゃ刺さるわなぁ。・・・・・・月刊文藝春秋は文春砲でおなじみ、いまや日本を代表するゴシップ誌となった週刊文春と同じ出版社が発行する、...センテンススプリングの5月~人生は紙頼み~

  • わかった!というタイトルの雑誌 ~故きを温ねて~

    (前のエントリから続く)一冊の本との出会いが人生を変えるかもしれない・・なんて、昭和のブックフェアのコピーみたいですが、まさかそのたぐいの出会いが、書店でも古書店でもない所に転がっていたとは。人生まるごとは変えないかもしれないけど、“人生最後の趣味がここにあった”とは思いましたね。人生最後=“死ぬまで続けるだろう”という意味です。決して、“ほかの趣味はなにもやらない”という意味ではありません。はぴだんぶいは推し続けます。サンリオキャラクター大賞2023にも投票します。今年は11日から。5月26日まで。推しグッズも買うぞ、そこそこ。それはそれ、これはこれ。結局、各種学校の図書室で見つけたこの『ユリイカ』臨時増刊『総特集*タロットの世界』、自前で一冊買いました。2021年11月刊の、12月臨時増刊だったので、...わかった!というタイトルの雑誌~故きを温ねて~

  • ここにも沼が ~タロットカードが呼んでいた~

    かれこれもう、まる一年三か月近く経つのだから早いものだと思う。昨年の初め、片づけを手伝っていた各種学校の図書コーナーの中に、ひときわ判型が大きく異彩を放っていたムック本があり、パラパラめくってみると厚紙の綴じ込みが。開いてみるとおお!高校時代にはまっていた、懐かしい萩尾望都さんの漫画の絵柄です。オールカラー。よく見ると、コマ割りが点線になっている??と思ったらマンガではなく、点線で切り取って使うタロットカードでした。全22枚、1:魔術師TheMagician、2:女教皇TheHighPriestess・・・ときて、21:世界TheWorldでいったん完結、0:愚者TheFoolに戻る“大(メジャー)アルカナ”の22コマ、いや22絵柄。その時点では、“タロットカード=占いに使うらしい絵カード”とだけしか、知...ここにも沼が~タロットカードが呼んでいた~

  • 亀山くん、急ぎましょう ~相棒は愛より出でて~

    『相棒』Season21から亀山薫くん(寺脇康文さん)が復帰した件は、もっと早く、何本もここで書こうと思っていました。しかしながら・・前任の、放送開始から通算四人め相棒=冠城亘くんが法務省に戻ってSeason20が2022年3月に終了、次の相棒未定のまま約3カ月が経過して、6月に“亀山薫が帰ってくる!”の報が流れたとき、最初に思ったのは、「あぁ、終わりの始まりだ」ということでした。「いよいよグランドフィナーレへの布石来たか」・・“嬉しい驚き”も、もちろん皆無だったわけではないのですけれど。まったく新規の、通算五人め相棒役が発表されなくてよかった、という安堵も20%ぐらいあったかな。ネットで取り沙汰される次代相棒候補、大泉洋さん、妻夫木聡さん辺りから櫻井翔さんまで、イヤそりゃ話題性はあるけどどんだけ荒れるよ...亀山くん、急ぎましょう~相棒は愛より出でて~

  • 良い年がきますよ卯に ~大晦日 俄かに十羽一絡げ~

    本当に2022年もあと数時間になってしまいました。こんなことってあるんだなぁ。“あれよあれよ”と言う間です。先月から、今年挑戦した通信教育と修了試験の顛末など、2022年が続いているうちに書こうと思っていたら、もうあとがなくなってしまった。それもこれも、先週の大雪で試験問題自体の到着が遅れたのが最大原因なんです。あのときの大雪って、北陸とか中部地方だったと思うんですが。通信教育の本部は埼玉と聞いていたのに。どういうルートで運搬してるんだ。でも、おかげで、地方によって条件に差が出ないようにということで、回答期日を若干延ばしてもらえました。結果と成果と感想は2023年に持ち越しです。振り返る事も材料も今年は激少だなあ。テレビ番組も『鎌倉殿の13人』と、『探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り』しか完走しなかった...良い年がきますよ卯に~大晦日俄かに十羽一絡げ~

  • ドーハの刺激 ~1993年の昔を語~る~

    十一月も後半になって師走の足音がヒタヒタと忍び寄り、街なかでは年末ジャンボの売り場に列ができ、年賀の喪中欠礼もポツポツ飛び込んできて気分はすっかり歳末・・となった頃に、皆さんは知ってました?月河は知らなかった。というより、忘れていた。サッカーW杯があったのです。今年は。夏の五輪の間隔の谷間、というより冬季五輪のある年はサッカーW杯もあるに決まっていたのに、今年は何故忘れていたのだろうか。TOKYO2020が2021に延期になって、冬季五輪北京大会が翌年になって、そこらへんの年次感覚がオカシクなっちゃってたんでしょうかね。街がクリスマス仕様のイルミネーションやディスプレイにすっかり染まったそのあとに、遠い砂漠の国でサッカーW杯がはじまろうとは。しかも因縁のドーハ、カタールで。あの“悲劇”からもう二十九年です...ドーハの刺激~1993年の昔を語~る~

  • ハロウインなのでまたまたオバケの話

    ステーショナリーの世界の、オバケ―ヌと仲間たちにやんわりきっぱり決別したら、なんだか「待って~」と月河を追いかけるように、サンリオのキャラクター世界でもオバケの足音(足?)がしてきました。この6月から足かけ2年がかりで進行中の、ファン参加型・新キャラ開発企画=『NEXTカワイイプロジェクト』にも、“はなまるおばけ”という不思議系ちゃんが参戦中です。Step1のイラスト審査では、エントリー25キャラ中、2位で次Step進出、結構、有望です。他のエントリーメンバーが、設定がいろいろでもビジュアルはクマだったりイヌだったりウサギだったり・・と、くっきりはっきりペット系の動物イメージな中、来るか布かぶり系の時代。“はなまるおばけ”は、宝物の赤エンピツを持っていて、“思い出を探して旅し”、“あなたにそっとはなまるを...ハロウインなのでまたまたオバケの話

  • 打ち倒される者 ~人偏に匕首のアイと書いて~

    当地でも、都心部や駅近接の、昭和からある中型書店の閉店・休業ラッシュのため、しょうがなく先月、郊外型のメガ書店を訪れてみたら、文具グッズパートで“オバケ―ヌ”が思いがけないことになっていました。独立の棚が三段、通路に面して設置されていました。いつの間にかアイテムがこんなに増えていたんですねぇ。・・とはいえ、消しゴムやプチメモなど相変わらず、似て別な“透けるOBAKECHAN”や“ジューシーなオバケ”シリーズと混在なディスプレイになってはいました。パッと見分け付きにくいし、アイテムが相当かぶってるし、こだわりがあるほうだった月河も、結構、気がつかずウッカリ、時には納得ずくで、ミックスで買っちゃってましたけど。でもね、今年の年明けに一応「いままでありがとう」とバイバイしたことは後悔してません。三月発売のシリー...打ち倒される者~人偏に匕首のアイと書いて~

  • まだはもうなり もうはまだなり ~0.5年の納め~

    さて、イヤーオブ戦争になろうが、イヤーオブ何になろうが、早くも2022年も半分、過ぎようとしています。「もう半分しかない」と思うか、「まだ半分ある」と思うか。六月晦日の“夏越(なごし)の祓(はらえ)”に先駆けて、今週はいつもお世話になっている神社の“茅の輪”をくぐって来ましたよ。年末=師走大晦日となると、忙しいやら寒いやら足元が悪いやらで、なかなか年越し跨ぎで鳥居前に待機なんてできませんからね。一年の半分どきで、半年ぶんの厄落とし。幸い、時ならぬ猛暑から、日本じゅうで当地だけいまのところ自由で、身軽に歩けます。今年の年頭、思うところあって始めた勉強が、半年経過して未だ数週間分程度しか進んでいないのが我ながら悩ましい、悔いの残るところではありますが、明日をもう一度元日と思って再スタートです。何の勉強か?はま...まだはもうなりもうはまだなり~0.5年の納め~

  • キエフの消えた日 ~『白鳥の歌』なんか聞きたくない~

    このブログから、というよりPC、紙も含めたデスクワーク全般からショートリタイアしている間に、2022年がまるごと“イヤーオブ戦争”になりつつある勢いです。ウクライナ共和国の首都が日本の世界地図では“キエフ”とカタカナ表記されるけれども、現地の発音では“きーう”に近いんだ、ということは何となく耳学問で知っていました。はるばるユーラシア大陸を渡って訪ねたことはさすがにありませんが、思い出されるのは1972年だったか、キエフ・バレエの来日公演です。公演パンフが結構立派だったから、実家に行けば保存してあるかもしれないのですが、ウロおぼえで、冬靴冬オーバー着込んではいなかった気がするので、たぶん春か秋、月河は中一になったばかりだった筈です。札幌の厚生年金会館が、当時の時点で東京以北最大の収容人数を誇る本格的総合ホールとし...キエフの消えた日~『白鳥の歌』なんか聞きたくない~

  • 愛が足りないから経済成長しない ~よもや、よもやだ~

    “年跨ぎで考える~”なんてムダにスケールの大きいエントリタイトルを付けてから、本当に年を跨いではや四週間。さぁキャラクターグッズの沼についての論考を華々しくも威風堂々と展開するぞ!と思っていた矢先、ちょうど正月の松の明けた頃、直近のローソンの雑誌棚で、『鬼滅の刃』のA4クリアファイル二枚組に遭遇。最近、紙の雑誌で毎号チェックしているのも無いし、どこのコンビニにもあるこの棚にもしばらく寄らなかったのですが、棚の最前列にチャリの前カゴみたいのがついていて、付録モノやコラボもの、日頃からよく並んでいましたね。薄くて場所を取らず、嵩張らず鞄に入れてひっそり持ち歩けて、人に見せれば色目がきれい、実用にもなる。しかも単価が安い。無数にあるキャラグッズアイテムのステーショナリー系では、クリアファイルは月河のファーストチョイス...愛が足りないから経済成長しない~よもや、よもやだ~

  • 年跨ぎで考えるキャラクター沼 ~バケヤロー解散(←意味不明)~

    「“オシカツ”になって来てんな」・・・大相撲の貴景勝関に体形が似てきて、いまや逸ノ城関にも押し出しで勝てるのではないか、という話ではなく、めっきりオバケ―ヌの領地が拡大してきた月河のデスク周りを見ての、家族の所感一言。家族の中でも、縁あって若年女子に影響を受けて(振り回されてとも言う)、一時、ポケモングッズに走っていたことがある人間なので、嵌まるに事欠いてキャラクターに嵌まると周辺の眺めがどう変わるか、身をもっての記憶も新しいようです。まぁ、サンリオキャラクター大賞みたいな人気投票ではないので、贔屓キャラの番手を上げるために、投げ銭的に“買って応援”している意識は毛頭ありません。さりとて、かつての手書き筆記リバイバルマイブームの様に、「より使いやすい物を求めて、これがいいかな、いやこっちのがベターかなと渉猟して...年跨ぎで考えるキャラクター沼~バケヤロー解散(←意味不明)~

  • 私がオバケ―ヌさんになっても ~視認にクチ無し~

    懐かしい文庫本ミステリの再読、再々読に燃え出すと、なんだか脳内のどっかの近隣中枢に延焼してきたようで、3年ぶりくらいに“紙に手書き熱”が盛り上がってきました。手で字を紙に書く熱、つまりは筆記用具熱です。3年前にコレが来たときにはペン、ボールペン、油性ペン、ゲルインクペンと、手に持ち馴染んでしっくり来て筆の進みやすいアイテム、なおかつ軸色やデザインも好みで人の持ち物とまぎれない品番を求めて何か月も検索と試し書きの旅が続いたものですが、当時の“遺産”がまだごっそり手元にある現在、今度は嵌まるに事欠いて“キャラクター文具”の沼にずぶずぶ。まぁ、おなじみサンリオ・はぴだんぶいの、カラビナ付きフリーケースをキイケースとして使い始めた頃からすでに、レターセットやプチメモパッドなど目につけば集めて恥じるところがなく(恥じるっ...私がオバケ―ヌさんになっても~視認にクチ無し~

  • 眞子さんは結婚できた ~是は血税のゼ~

    『Yの悲劇』を腑分けした後、「まぁ、そうなるな」という流れでいま『X』再読に入っています。何十年も昔に読んだ文庫本に再ハマりしているうちに気がつけばきっちりきちきち年の瀬ですねぇ。2021年。あまりに順調、破竹過ぎてどっかで蹴っつまずくんじゃないかとヒヤヒヤしていた大谷翔平選手は何の頓挫もなく順当にMVPに輝いたし、一方では、何かしらまたしでかして堂々巡り始めるんじゃないかと思った秋篠宮眞子内親王さまと、お相手のほら、アレも、なんだかんだでどんどこどんどこ事を進めて、結局モクロミ通り結婚して渡米してNYでノウノウと暮らし始めた様ですよ。まさにお相手のお好きな言葉Letitbe・・というよりここまでくるとWhateverwillbewillbeですな。何事もなるようになる。WillあるところにWayあり。もう決着...眞子さんは結婚できた~是は血税のゼ~

  • 『Yの悲劇』再読再々追補〔完結編〕 ~よーーく考えてみた~

    “昔読んで、それきり”な本、特に長編本をひょんなきっかけで再読する経験は初めてではありませんが、その中でもよりにもよって『Yの悲劇』について足かけ2か月もブログで書くとは思いませんでした。やはり翻訳ミステリビギナー時代に初読して印象が鮮明だったこともあるし、「人に面白いよと勧められた本(特に小説)が、通読完走して本当に面白かった」という、よくありそうで実は意外に少ない経験をさせてくれたタイトルでもあるからでしょう。それにしてもここまでの自分のエントリを読み返して、本格ミステリ古典中の古典作に、我ながらちょっと点が辛いなと苦笑してしまうのは、やはりシリーズの探偵役にしてヒーロー役のドルリー・レーンという人物が基本、好きになれなかったからだと思います。舞台で鍛えたたくましい身体能力と美声の持ち主・・と何度も描写され...『Yの悲劇』再読再々追補〔完結編〕~よーーく考えてみた~

  • 『Yの悲劇』再読再追補 ~悲劇のゲキは劇薬の劇~

    エラリー・クイーン『Yの悲劇』、月河が海外本格ミステリビギナーだった初読了時ですら犯人が早々とわかっちゃったってことのほかに、今般再読して改めてもうひとつB級感をそそった点は「探偵、やり放題過ぎ」。いくら警部と地方検事の信頼リスペクトが(前作『Xの悲劇』内での経緯以降)あつい設定とは言え、いち民間人にすぎない、探偵業の看板掲げてるわけでもないただの引退舞台俳優レーンが、頼みもしないのに警察のほうから事件捜査情報をまるまる持ち込まれ知らされ、現場にも踏み込み放題、当事者にも接触し放題、事情聞き取り放題です。我が日本の『赤い霊柩車』シリーズの石原葬儀社だってこんなに首突っ込まないだろってぐらい、捜査主体と一体化しまくり。まぁ法治国家のアメリカ合衆国でもさすがに1930年代前半、フィクションの中だしいろいろ緩かったの...『Yの悲劇』再読再追補~悲劇のゲキは劇薬の劇~

  • 『Yの悲劇』再読追補 ~to B, or not to B~

    『Yの悲劇』、初読から年月が経って読み返すと、浮き上がるように見えてくる良きB級感の源泉のもう一つは、何と言っても主役=探偵役の、非日常性、浮世離れっぷりでしょう。その名もドルリー・レーン。中途失聴の全聾者でありながら完璧な読唇術使いで、引退したシェークスピア劇俳優、ニューヨーク郊外のハドソン河に臨む崖上の、中世城館並みの広壮な邸宅“ハムレット荘”で隠遁生活・・という、嬉しくなっちゃうぐらいの虚構感、「いねーよこんなヤツ!」です。前エントリで触れた、ゴシックロマンと貴族社会の国・英国発ではない、USA製のミステリゆえの即物性(裏返しの“本格”性)を、主役たる探偵の惜しげもないロマンチック設定、クラシカルなインテリ風味で取り返してお釣りを出しました。初読時の月河は、怪盗アルセーヌ・ルパンから始まってシャーロック・...『Yの悲劇』再読追補~toB,ornottoB~

  • クイーン『Yの悲劇』再読 ~ハッタりも謎のうち~

    エラリー・クイーン『Yの悲劇』は、古典本格ミステリの中では、エドガー=アラン・ポー『モルグ街の殺人』やアガサ・クリスティ『アクロイド殺し』等と系譜を同じくする“意外な犯人モノ”とされていますが、月河は初読時、全441頁(田村隆一訳・角川文庫版)の残り100頁少々で犯人がわかりました。「・・なーんだ」って感じの解でした。別に自慢でもなんでもなく、多いと思いますよ、この作品には、そんな読者。・・本格ミステリで、ミステリファンなら最低限タイトルと著者だけは知らない人がないだろうというド古典の作品で、いまさらネタバレ厳禁もないもんだろうと思いつつ書くのが難しいのですが、ホレ、あの、“計画犯”の“計画書”が、探偵に発見され写しを取られ(コピー機なんかない1930年代ですから手書き書写です)作中全文紹介されると、最初の卵酒...クイーン『Yの悲劇』再読~ハッタりも謎のうち~

  • やっとこヤットコ繰り出した ~野党の待~ちだラッタッタ~

    「くっそー、オモシロクなってきちまったじゃないか!」「どこのチャンネルも自民党総裁選の話題ばっかりっすね」「入れ替わり立ち代わりテレビ映りやがって、何がサナエノミックスだ!顔のパーツがミックス焼きだっての!」「あわわ一発炎上ですって容姿ネタは!それより党首どうします?それでなくても薄い我が党の存在感がますます薄くなって空気同然ですよ」「全員呼び出しかけて党本部前に集合させろ!並んで順番に一発ギャグだ!」「密になるからテレビカメラが集まりません!毎度国会でギャグやってるから新鮮味もないです!」「それもそうだな毎度スベって・・・誰がだ!よーし、かくなるうえは我が党も自民党の向こうを張って党首選挙をやるぞ!まずは現職党首のオレがいちはやくまさかの不出馬宣言をぶちあげてだな、世間をダイコンランにおとしいれる!」「そこま...やっとこヤットコ繰り出した~野党の待~ちだラッタッタ~

  • 終わってみればの8月 ~YYガヤガヤ~

    「やればできるもんだな」という感想で終わった8月でした。なんだかんだで一年遅れの東京五輪は敢行され、近来稀に見る連続真夏日で開催地変更の意味がほとんどなくなった札幌での競歩・マラソンも、少なからぬ棄権者は出しつつも人死にまでは至らずコンプリート。「五輪で感染拡大が収拾つかなくなったらこれこそ中止になるかも」と危惧されていたパラリンピックも、五輪閉会の二週後に予定通り開幕し熱戦が繰り広げられ、日本人選手の感動のメダル獲得報道も続いています。台風も大雨も落雷も竜巻も会場直撃はなく、テロ等目立った事件も起きず、医療逼迫で一般都民国民の救急がワリをくうのではとの不安をよそに、関係者の感染事例も、まぁギリ許容範囲でしょう。今日、予定通りなら閉会式を迎えますが、大きく息を吸って、ためてソレッ!と突入してしまえば意外と、浮上...終わってみればの8月~YYガヤガヤ~

  • 何かいいことないかキティちゃん ~ホワイト家の人々、じゃなくて猫々~

    前回のエントリで6月発表のサンリオキャラクター大賞2021の結果を遅まきに振り返って、金銀銅表彰台独占“犬の時代”、および我がはぴだんぶい諸君の健闘を称えたばかりですが(“ばかり”と言ってももう二週間前だ)、何の気なしに読み進めてくれた貴方、そうアナタも、ふと気がついて怪訝に思いませんか。「サンリオと言えばキティちゃん、ハローキティじゃなかったの?」「キティちゃんどこ行っちゃったの?」と。サンリオキャラの人気投票の話を延々書いていて、キティちゃんが一度も登場しないのは、吉野家にかよって豚丼とから揚げ丼しか注文しないようなものです。松屋フーズでぶっかけおろしうどんとバターチキンカレーしか注文しないようなものでもあるか。信州庵で小天丼ととろろご飯か。まぁ別に何でもいいのですが。結論からお知らせしますと、我らがキティ...何かいいことないかキティちゃん~ホワイト家の人々、じゃなくて猫々~

  • きゃらくたの中に輝いてた物がいっぱいあったろう? ~キャラ大賞2021ふりかえり~

    6月はもっといろいろここで書きたい事があったのですが、メールソフトやなんちゃらアカウントのセキュリティ疑惑がなぜか相次ぎ、無い知恵を絞った対策でパスワを変えたり、変えたのを控え取り忘れてまた作り直したりしているうちに、またもうかうかと月を跨ぎ、あまつさえ2021年の折り返し地点も過ぎてしまいました。最近は、金融機関でもプロバイダでもネットショップでも、取引開始時に暗証番号やパスワ設定させられるクチでは必ず「パスワードは定期的に変更してください」の通知催促がしつこいですね。こちらもあまりネット取引にシンパシーを持ってなくて、ぶっちゃけ信用してないですから、通知が来る都度、セキュリティ強化か!ヨッシャそれそれと応じたり後回しにしたりしているうちに、気がつけば“ちょっとずつ変えたパスワ枝分かれラビリンス”の真っ只中に...きゃらくたの中に輝いてた物がいっぱいあったろう?~キャラ大賞2021ふりかえり~

  • ポーチとチャーム雑感 ~チェーンの切れ目が縁の切れ目~

    前回書いた、天・地両方から開閉できる封筒型のキイポーチ、月河は贔屓のはぴだんぶい柄が見つかったので、キャラクターグッズとして飛びつきましたが、デザイン自体、結構人気があるのか、最近Dイソーでもまたバリエが出てきてますな。夏が近いからか透明ビニール素材で、赤や紫などカラフルで、パンダや虎のイラストに中国語のロゴが入ってたり。コロナ禍がなければインバウンドのお客さん狙いで企画されたのかな。例によって密撮してアップとかは月河の任でないので、Dイソーがテリトリー内にあるかたはバッグ/ポーチ類の棚にGO。税抜百円にこだわらない予算でネットで探す場合は、“クリアマルチケ-ス”としてプレゼンされていることが多いです。“コインケース”としてるショップもあり。天・地両方のドット釦を留めれば、最小の1円硬貨でも、ギッシリ入れない限...ポーチとチャーム雑感~チェーンの切れ目が縁の切れ目~

  • 法被分隊、ツルリュー島の激戦 ~脳にもV字回復~

    さりとて、3月・4月と、去られたりシカトされたりしてただけではないのでありまして、消費活動の面では、まず、さらに、ますます、はぴだんぶい推しにターボがかかりました(耗。アパレルは、正月元旦のドン・キホーテのラッキーバッグ(福袋)以来暫しの小休止ですが、小物類は、かなり集めました戦利品。ドンキでは3月にもリュックやトートバッグのシリーズが出ました。意外と言っては失礼ですがキャンバス地の、大人の使用に十分耐え得る仕立て。リュックの背当てはメッシュクッションになっていて、両サイドのマチにボトルポケットもついてました。大きいほうの、ショルダーと2wayのトートも買えばよかったな・・と二日後に同じ売場に行ったらもう完売。月河と同じ思考で、より勾配の早い人がちゃんと居たようです。なぜか、天下の日本郵便からリリースのシリーズ...法被分隊、ツルリュー島の激戦~脳にもV字回復~

  • 好いたホレたの基本的人権について、 及び“老いて優れる”

    うわわわわ、えらいことになりました。「二月は逃げる、三月は去る」なんて言ってる間に四月はおろか五月も三分の二、居なくなって、遠く背中も見えなくなってしまいました。何してたんだ自分。何かしようとはしてたんだな。小室圭さんと眞子内親王の件は、四月アタマぐらいにはもう少しここで書こうと思ってました。・・とは言え、小室ママ佳代さんのモトコンが何を訴えようが、圭さん本人がA4二十八枚ぶっ書き散らそうが、結局、眞子内親王が「この人と結婚する、するっつったらする」って言い張ってる限り、山も川も谷も何も動かない話なのでした。普通の二十代後半の結婚コンシャスな、普通にいい家の、物堅い育ちのお嬢さんが、おいおいそんなんでいいの?という男のコにぞっこんになって結婚するの!するの!と一人で息巻くということは結構ある。気の置けない仲の女...好いたホレたの基本的人権について、及び“老いて優れる”

  • 祭典か再点火 ~「・・気の聖火」

    先月=2月の初旬に、例のオリパラ組織委員長女性蔑視?発言で辞任やむなきの件があったとき、「まぁみんな心の狭いことよ、ご老人の寝言ぐらいマイルドに諫めてスルーできないとは」「欧米から“遅れてる”と圧かけられたらたちまち浮足立つ、黒船来襲の昔から全然強くなってないのなニッポン」と、少なからず思うところがあったので、この次ここで書こう書こうと思っているうちに、例年通り「2月は逃げる」の喩えにならって@(アット)言う間に(・・・・)逃げ切られ、気がつけば3月にまでさくさく去られる勢いです。いやもうまったくもって、冬から春へのこの、およそ2か月半ぐらいの期間は毎年々々光陰矢の如し。一年の間のこの時期だけで三つか四つ余分にトシとったような気がするもんですが、正気に戻ると別に一度も誕生日が来ていない(当たり前だ)。正気に戻っ...祭典か再点火~「・・気の聖火」

  • 総集編もくる ~ならば是非もなし~

    もう終了して後番組も開始した作品にいまさらですが、大河ドラマ『麒麟がくる』はよく持ち直してまとめた、敢闘賞ではないでしょうか。少なくともコロナ休止中断をはさんで再開してからの、「あれ?・・あれれ?・・」という、毎話の肩すかし感、端折り感を、終盤4話の“月にのぼる樹”の比喩で信長ー光秀主従の関係性に再度フォーカスを戻し、きれいに収斂した、その着想と集中力は歴代の大河の中でも上位だったのではないかと思います。大河に限らず長尺連続ものはとかく、最終話近くになると、テンポを巻きにして勢いを作って既定の着地までなだれ込ませるか、逆にここまで“宿題”になっていたイシューをひとつひとつ取り上げてつぶしていくような、どのみちやっつけ仕事になりがちですから。何より、明智光秀という日本史上一、二を争う“結果を出せなかった人”を主人...総集編もくる~ならば是非もなし~

  • コロっといかれる ~変で異なもの~

    11都府県の緊急事態宣言延長決定してから(祝・栃木県は解除)言うのもいまさらですが、新型コロナウイルス、相変わらず元気に変異しまくってますな。英国型、南アフリカ型ときて、“南ア型に近い変異のし方の英国型”ってのも出てきて、さらにそれがもう一回変異したと思われるのが出てきて・・と、わずか2か月かそこらの間にどんだけ活発なのか、尻が落ち着かないのか、どこを目指してるのかってくらいの変異っぷりです。内村航平選手の跳馬とか鉄棒を見ていて「アレ自分で何回ひねったかわかってるんだろうか?」「あ、一回余分にひねっちゃったかも、ってことないのか?」と思ったことがありますが、新コロくんたちも何回変異してコンニチの自分があるのか、いまや、自分でもわかってないんじゃないかな。ウイルスってのは感染拡大していく過程で二週に一度くらいは変...コロっといかれる~変で異なもの~

  • 食べキャラ茨の道 ~春待ちもちもち~

    昨年のサンリオキャラクター大賞2020は、4月から5月にかけての投票期間がほとんどステイホーム推奨で、最寄りのショップも休業中か時短中だったこともあり、オンライン投票のみの参加でした。グッズ買って応援、ってのがほとんどできなかったので、財政的にはラクでしたけどね。ぐでたま、はぴだんぶいの推しメンたち、歯ぐるまんすたいるに一票ずつポチるたびに、ついでみたいな感じで悪いけど応援していたのがかしわんこもちくんです。2013年の“食うか?食われるか?食べキャラ総選挙”で、1位KIRIMIちゃん、2位ぐでたま、に続く3位でした。ギリ、サンリオキャラ定番の列には加えてもらったけど、2位からだいぶ水をあけられての3位だったから期待されてないのか、上の二人(“人”?)に比べると、見事に商品展開がありません。設定“5月6日生まれ...食べキャラ茨の道~春待ちもちもち~

  • はぴだんぶい改名するする詐・・じゃなくて逆転の天使

    前のエントリで触れた『危険なビーナス』(TBS、20年12月13日放送終了)“2020期待はずれドラマ代表”みたいに言及しましたが、コレそっくり韓国ドラマだったとしたら、もっと前のめりで食いついたんじゃないかな?たぶん高齢家族その2も・・という趣旨で次回書こうと思っていました。いやホント。あのなんとも中途半端な非日常性と謎めかし、主人公が進んでも退いても美女がからんでくる催・苦笑性など、日本の、ミステリ原作のゴールデンの(しかもTBS日曜劇場の)ドラマだと思うから、どうしても見掛け倒しで隙が目立つけど、「コレ韓国ドラマだから」となれば、「なるほど」「ありそう」と吸収されるような気が。なんちゃって舶来ソフトと言えば、故・筒美京平さんが“JackDiamond”作曲・編曲の覆面クレジットで、“洋楽”チャートで大ヒッ...はぴだんぶい改名するする詐・・じゃなくて逆転の天使

  • テレビは何処へ行った2020 ~麒麟はこないが異論がくる~

    年明けもう半月過ぎてからいまさら前の年を振り返るのもなんですが、去年は本当に、稀に見る“テレビを見なかった年”だったなぁと思います。春先からのステイホーム推奨で、うちの高齢組がTVを占拠し、お任せ降伏状態の期間が長かったせいもありますが、それにしても、それならそれで、十年ほど前の韓国史劇ドラマ渉猟期のように、“脇から横目で見ていて、レコーダーの操作など手伝ってるうちに、誘い込まれて沼”となるコンテンツやジャンルが、ひとつふたつあってもよさそうなもの。どんだけテレビから低体温になっていたかの証左として、年末年始からのハードディスク録画。高齢組に頼まれて録って編集してブルーレイディスクに焼き中のタイトルのほか、自分で思いつきで録画リストに入れたのもあるのですが、再生せず放置になってるサムネの多いこと多いこと。中でも...テレビは何処へ行った2020~麒麟はこないが異論がくる~

  • マスクとティアラ ~慮(おもんぱか)りの可視化~

    皇族方もマスク着用での新年祝賀の儀、ってのも、不謹慎だけど絵的にはなかなかのシュールさでしたね。普段着姿でなく、ぎっちりコードに則った正装でマスクだと、なんか“そこだけナマ身”みたいで、逆にコスプレ感が・・というか、いっそ萌えますな。ここで何度も書いているように、いまだ“萌え”というワードがしっくり使いこなせないままの月河でも、歴然と萌えました。豪華アンティーク衣装をまとった美少女フランス人形が“片手だけナマ身”みたい。握ったら温かくて、血がかよっていて、ギュッとしたらツメアトが残っちゃう、でも顔は人形のまま、ピクリともしない、みたいな。きゃー。・・・令和3年新年早々変態か。でも、あの皆さんのマスク姿を見て“やんごとなき皆さんだって感染するときはするかもしれないんだよなあ”と、改めて、ウイルスの非情さ遠慮なさを...マスクとティアラ~慮(おもんぱか)りの可視化~

  • 続々・眞子さまは結婚できるか ~大人は笑ってくれない~

    噂をすれば影とやらじゃないけど、宮内庁長官がとうとう小室圭さんの代理人弁護士と直接コンタクト取ったらしいですね。今日(25日)付けの日本経済新聞に小さめではありますけど社会面の、皇族方のご動向があればいつも載る辺りに出てました。そりゃそうよねぇ。世間知に縁の薄いお姫さまがお花畑全開で実質さらし者になってるのに、大人が手をこまねいているわけがないですよね。月河が前回のエントリに書いたのと同じようなことを、リアル世間話のついでに喋ったら、まぁー異口同音に言われる言われる「月河オメデタイ」。「アンタね、あの二人が、キャンパスで出会って愛をはぐくんだ的な、イノセントな両想いカップルだと、本気で思ってんの?」(←言葉遣いはこんなんじゃないけど、大体みんな趣旨はコレです)「女のほうは免疫が無いからイチコロ本気だろうけど、男...続々・眞子さまは結婚できるか~大人は笑ってくれない~

  • 続・眞子さまは結婚できるか ~大人たちはどこに行った~

    このブログの大家さん=gooブログサービスにはアクセス解析機能があるのですが、先月13日の“お気持ち発表文書”以来、「眞子さま結婚できるか」のキイワードで飛んできたと思しきアクセスがずいぶん増えました。確かこの件については、小室圭さんという固有名詞が世に出てきてからでも、三回ぐらいしか書いていないような気がするんですが、こんな無名弱小泡沫ブログにまで検索ハンターが来訪するくらい、世の中、眞子さまが大好きで、ご結婚成るかに興味津々らしい。成るか成らないかで言えば、“成る”ほうに七割、乃至八割ぐらい振れたと月河は見ています。なんたっていっぽうの張本人・・というか当事者が、「幸せだろうと不幸だろうと、この人が唯一無二」「この人と結婚する以外の人生ワタシには無いもん」と、喉元に切っ先当てる勢いで媒体通じて全国に宣言しち...続・眞子さまは結婚できるか~大人たちはどこに行った~

  • 穴録からデジ足る社会へ ~紙のみぞ知る~

    明日からいよいよ12月、12月と言えば年賀状の準備・・と思ったら、引き出しの奥から、令和2年お年玉年賀はがきが数枚、出てきました。もちろん未使用。後から思い出した先や、遅れて来た人への返信用に、足りなくならない程度に余裕を持って準備するので、三~四枚は余るのがつねではあるのですが、師走の声が迫るまで押し詰まってから、余ってたやつがあったことに気がつくというのがなんとも。本当に今年は、雪が融けて、四国九州辺りの桜開花だよりが聞こえて来た頃から、あらゆるものを先送り先送りにして過ごしてしまった一年だったなぁと痛感します。気がつけば、最寄りの郵便局に出かけて、窓口で未使用はがきを切手と交換してもらう程度でも、なんとなく「いま行ったら密かも?」と気が進まなかったですね。先送りしているうちに、どんどん引き出しの奥へ奥へと...穴録からデジ足る社会へ~紙のみぞ知る~

  • NOVA墜つ ~神の手が神の子を~

    日々日の入りが早まり、いつの間にか帰宅時間には夜道同然になってきた今日この頃。菅総理肝いり政策のひとつ“デジタル社会の推進”。それ自体には個人的には大賛成でも大反対でもないですが、“昭和の昔は技術立国だったはずの日本が、二十一世紀、令和2年のこんにちになってナニユエ「世界レベルでは周回遅れ」と揶揄され憂慮される、隠れもないデジタル後進国に成り下がってしまったのか”という、ネットの辺境弱小無名泡沫ブログの身の丈に合わないにもほどがある国家的歴史的問題を、秋の夜長のつれづれに考えていたところ。・・んで、「それは、日本人に“几帳面な人”“細かい手間暇を惜しまずきちんとするのが好きで、得意な人”が多すぎるからだ」「日本人の大半がズボラで面倒くさがりで無頓着でヌケサクで、しかもその自覚のない人ばっかりだったら、デジタル化...NOVA墜つ~神の手が神の子を~

  • 韓国ドラマ『秘密と嘘』 ~そこに懐かしさがある~

    いよいよ今年も残り3か月を切ってくると、自然と来し方振り返りモードになりますな。歳月人を待たず。コロナウイルスが人を選ばず休日も祝日もないように、月日も時間もコロナなんぞには躊躇も遠慮もしません。どんどん来てどんどん去ります。思えば春先からのステイホーム推奨で、おうち時間が例年よりたっぷりあったわりには、今年は韓国ドラマ、特に月河の好物の、長尺多話数ドラマをあまり視聴しなかったような気がします。いつものように「まとまったヒマを作って一気に録画視聴」なんて気合い入れなくても、まとまらない細切れのヒマがいっぱい出来てしまったので、逆に長尺タイトルに嵌まらなかったのかもしれません。代わりに『刑事コロンボ』の週一リバイバル放送の様な、単発一話完結モノはだいぶ見ました。リアルタイムのTV放送界でも、一時は、放送中、乃至は...韓国ドラマ『秘密と嘘』~そこに懐かしさがある~

  • 先生と呼ばれるほどの豚でなし ~木に登る学術会議にも上る~

    狙って突いたのか、ズレてヘンなとこ踏んじゃったのか、良くも悪しくも菅新総理のキャラが現れたなあと思います。日本学術会議会員候補の一部非任命問題。菅さんにしてみれば、「毎回前例踏襲で推薦まるのみじゃアレだから、辛めに行こうと思っただけなのに、なんでこんな国民生活に縁遠いとこでゴツゴツ引っかかるんだ」と、内心怪訝かつ焦れったく思ってるかもしれない。先の総裁選で何度も強調された通り、菅さんは東北の農家から上京、工場で働きながら法政大の二部を卒業して、同郷議員の門を叩き末席秘書から政界に入った経歴ですから、およそ“学問”“学歴”というものについては非常に突き放した、ドライな捉え方だと思います。何かの職で世に打って出て、渡って行くための、幾つもある“方便”のひとつぐらいにしか思っておられないと思う。学は身に着けるべきだし...先生と呼ばれるほどの豚でなし~木に登る学術会議にも上る~

  • 朝は黄金の時間 ~新総理のORIGAMI付き~

    早朝散歩で出来した問題の二つめは、“達成感の前倒し”。朝日を浴び、朝日に照らされる山を見、きらめく川面を眺めて帰宅すると、アラ不思議、本日予定の通常業務、家事、雑事諸々のおおかたを、もう済ませたような錯覚に陥る(爆)。歩きの運動量がすごすぎてヘロヘロになるわけではないのです。かなり余裕持ってくたびれないうちに切り上げてきているにもかかわらず、朝日と山と川のパワーが神的に強力すぎて、非日常感覚に浸され過ぎるんでしょうな。なんかもう、雲を下に観るレベルのピークを極めきったような気分になるんですよ。朝ごはんも未だというのに。今日やるはずだったこと、いっつもやってることどもが小っさく見えて、「こんなんもう、ざっとでいいよ、ざっとで」と、ハードル低くして、おおザッパに処理して終了、にしたくなる。しかも明朝にそなえて、東京...朝は黄金の時間~新総理のORIGAMI付き~

  • 早起き鳥が虫を食う ~眠りに就くまでが散歩だ~

    早朝散歩の沼にはまって、良い事もあるかわり深刻に切実に困る事もありまして、まぁ前にも書いた、“着るもの・身に着けモノ系”の物要りが増えるなんてのは、いまある財力以上には消費したくてもできないわけだから全然カワイイほうです。まず、歩き始めて三日めぐらいに気がついたのは、朝、この時期の日の出前時刻に起床するのはそれほど難儀ではありません。高齢組と同居していますからね。問題は、翌朝の起床に合わせて早く寝る、これのほうが何億倍もタイヘンです。戦争のような騒ぎです。ざっと、たとえば5時30分にスタートしようと思ったら、洗顔し髪をまとめ、近所で目撃されても怪しまれない程度に気合いの入ったイデタチ=はぴだんぶいやぐでたま等のパーカーを颯爽と(?)身にまとい、ラジオやイヤホン、ガラケーも装備し、高齢組が「ウォーキングなら持たね...早起き鳥が虫を食う~眠りに就くまでが散歩だ~

  • Do you remember セプテンバー ~大地と風と日と~

    またまたあれよあれよという間にカレンダーが一枚めくれてしまいました。9月は30日しかない“小”の月にもかかわらず、今年はしぶとい残暑から急に肌寒くなって、またちょっとぶり返したと思ったら、もう秋のお彼岸で日の高さが低くなっているので枯れ木も山の賑わいみたいなヘンな暑さ・・と高低差が、古い遊園地のジェットコースターみたいだったので、相対的に一か月が長く感じました。部屋の中に長袖、半袖、上物が入り乱れて仕舞うにしまえなくなっている向きも多かろうと思います。街を歩く人たちも、もう一重のロングコートを着ている人もいれば、相変わらずの半袖ポロにトレーナーひっかけている人もいる。いま時期ぐらい服装の“シーズン幅”がまちまちな時季もないでしょう。いつもの年ならインバウンドの皆さんが長めの夏休み?で、観光スポットでも商業施設で...Doyourememberセプテンバー~大地と風と日と~

  • 星の姫は星になった ~芦名星さんを悼む~

    不本意ながら前の記事の続きの様になってしまいました。芦名星さん、月河にとっては未だ『仮面ライダー響鬼』(2005年)の、魔化魍(まかもう)の姫のイメージがいちばん鮮明なのですが、調べたら当時21歳。今年36歳でしたか。もう女優歴も十五年選手です。初めて見たとき、その次に見たとき、インターバルがあいてしばらくぶりに見たとき・・と、演技力というか“女優らしさ”は確かに右肩上がりな一方、一貫して“生活感のなさ”が変わらない人でした。直にお会いしたわけではないしトークバラエティなどでの自分語りも、此方がちょうどそのテの番組を好まなくなった時期に入っていたせいもありあまり聞く機会がありませんでしたが、なんとなく、出演作品や役柄の表現には積極的で貪欲でも、自分自身を露出し表出することは得意ではなく、それゆえに最小限にとどめ...星の姫は星になった~芦名星さんを悼む~

  • 旅立った人たち ~影ながら祈る~

    義理のやむなき冠婚葬祭以外、もともとあまり人付き合いの良いほうではない月河家も、ステイホーム推奨・非接触型社会推奨の新型コロナ禍以降、ますます孤高深閑の度を深めてまいりました。各人夫々に新聞やTVと接している時間が長くなると、なんだか先日一時的局地的に盛り上がった弘田三枝子さん以外にも、今年ここまで、ずいぶん多くないですか。有名知名人の訃報。ここ4~5年ではいちばん丁寧に新聞読んだり、家でTVをつけている時間が長かったりするから自然とそう感じるのかもしれません。特に、聞いた瞬間「まだ亡くなる様なお年ではないんじゃ?」「闘病中とかの情報なかったよね?」「ついこの間、変わらない感じで出てたよね?」と思う、意外なかたの突然の逝去が目立ったように思います。月河自身がいちばんびっくりしたのは、5月に入ってから公表された、...旅立った人たち~影ながら祈る~

  • 歌姫たちの波濤 追補 ~何もかもすべてが夢心地~

    「ごいすー(=“凄い”)だったな」・・・・高齢組が、弘田三枝子さんと森山加代子さんと、ついでのトバッチリの様に坂本九さんの話で盛り上がって、スッキリした顔で寝静まってから、しばらくして非高齢家族が苦笑いしながら言い出しました。月河家で、高齢組の昔話攻勢が何の話題であれ本格的に炸裂して、クチ挟むタイミングが見つからないくらいになると、非高齢家族の反応はだいたいこれしかなくなります。(ちなみに非高齢家族は月河と同年代ですが、小学生坊主だった頃の興味関心が月河とは大幅に違うところにあった様で、芸能有名人の名前などデフォルトな事を知らなかったり、逆に三面記事的な事件や容疑者の名前を妙に克明に覚えていたりします)「“歌うまかったのになぜか消えた歌手”って言えば、そりゃ朱里エイコ、って言いたかったんだけど」・・話がヘンな方...歌姫たちの波濤追補~何もかもすべてが夢心地~

  • 歌姫たちの波濤 ~儚い命 運命(さだめ)なの~

    このブログでいっとき「有名知名人の、媒体で伝えられる訃報については“アノ人のときは細々触れたのに(同じ分野もしくは同年代で同程度活躍した)コッチの人のときには無視”とはなりたくないから、原則ぜんぶスルー」(大意)と、勘違いな姿勢を臆面もなく打ち出していた時期があります。それをみずから引っ込め「今日は訃報について書く絶対書く書くっつったら書く」と宣言して封印を解いた(←これも勘違い)のが2011年6月の、ピーター・フォークさん逝くのときではなかったかと記憶していますが、それから9年。これだけグウタラで目標意識も信念もないブログが2020年、令和のコンニチまで続いていることも不思議かつ万感ものですが、9年も経つと、記事に書こうが書かずにスルーしようが、重ねた齢(よわい)的に、「人間が死ぬ」「この世に存在し活動するこ...歌姫たちの波濤~儚い命運命(さだめ)なの~

  • アナザー『VACATION』 ~輝く太陽背にうけて~

    弘田三枝子さんの訃報で、歌手、特に女性の歌手にとっての“歌がうまい”は、どれくらい強力で、加点が高いのか・・というようなことを考えているうちに、当時「弘田三枝子、歌うまいよねぇ」とベタ褒めだった大人たちのうち、少なからぬ割合で「でも私は、オレは、伊東ゆかりのほうが好きだなあ」という声があったことを思い出しました。時は昭和40年=1965年になったかならないかぐらいで、月河は小学校上がったか、来年上がるかというぐらい。近所や親戚のおねえさんたちが遊びに来るとき持参の『少女フレンド』『週刊マーガレット』『なかよし』『りぼん』等を拾い読みしてはオトナ文化の摂取吸収(?)に余念ないさかりでした。前の記事でも触れた『VACATION』は、1960年代初期に複数の日本人歌手が日本語でカヴァーして歌っていましたが、いちばん耳...アナザー『VACATION』~輝く太陽背にうけて~

  • 弘田三枝子さん永遠のVACATION ~あれはかりそめの~

    弘田三枝子さんの訃報は先月の末、新聞か、ネットニュースサイトで拾って脳内にありました。ここのところの情勢から、ひょっとしてコロナ?それほどご高齢じゃないはずだけど、でも団塊世代ではあるよね?志村けんさん岡江久美子さんの例もあったし、70歳代ならあるいは・・と思いましたが、報道によれば前日まで変わったところもなく、心不全で救急搬送、ほとんど突然死のような最期だったようです。報道後一日、二日経ってから、現役の同年代ベテラン歌手さんたち、もう少し若い、邦楽ポップス界クリエイターの皆さん、山下達郎さんや桑田佳祐さんらからも惜しむ声が数々上がって、こんなに幅広い層にリスペクトされていた人だったんだ・・と驚いた向きも多かったのではないでしょうか。近年はマス媒体への露出がほとんどなかったので、いまのアラフォーより下で弘田さん...弘田三枝子さん永遠のVACATION~あれはかりそめの~

  • はぴだんぶい諜報本部 ~そこで今回の使命だが~

    先月買ったサンリオはぴだんぶいの“ハピネスエージェントデザインシリーズ”クリアファイルセットが、最近の自分内ヒット商品です。オンラインショップで、発売初日にまず1組買っておいたのはよかったんですが、どうせならもう3組ぐらい一気に買えばよかった。絵がきれいで、地色のブルーグレーが良い感じに半透明。・・リンク貼ろうと思ったら、オンラインショップではもう品切れらしく、ページ削除されてました(早)。当地のサンリオ取扱い実店舗でも再入荷は期待薄なようで。月河も今年のキャラクター大賞が始まった頃から本腰入れてネットでアミ張って新発売情報逃がさないようにしてるんですけど、こういう企画シリーズモノのアイテムって、本当にリリース即日ソールドアウトが多いですよね。当地の様な地方の弱小ショップだと逆に盲点になって、買えるチャンスが多...はぴだんぶい諜報本部~そこで今回の使命だが~

  • オリヴィア・デ=ハヴィランド礼賛 ~良き時のみを記憶に留めよ~

    昨日(27日)午後にネット上で一報を目にして、あれッ?“妹さんのほうが先になったか”と思ったのは、ついこの間だったのでは・・と思いましたが、調べるとジョーン・フォンティンさんが旅立ったのはもう7年も前、2013年だったようです。ハリウッドビッグネームの訃報はここのところ毎年少なからず耳にするので、あっという間のような錯覚がある。姉のオリヴィア・デ=ハヴィランドさん死去、104歳。長生きもここまで来るとレジェンドの域ですな。妹ジョーン・フォンティンさんも享年96歳でしたから、長寿の血筋なのかもしれません。オリヴィアさんと言えば日本では何といっても『風と共に去りぬ』(1939年)のメラニー・ウィルクス役でしょうが、あの映画に年代的にあまり高体温でない月河にとっては別の作品での役のほうが強い印象を持っているんです。1...オリヴィア・デ=ハヴィランド礼賛~良き時のみを記憶に留めよ~

  • JK vs. JC ~年齢不相応キャラ合戦~

    おウチ時間の累積もかれこれ四か月。棚や物入れの“プチ断捨離”が進んで、スペースが空いてくるのは良い傾向なんですが、空いたら空いたで空いたことによって重石が取れたかのように、この三週間ほどでぐでたまに続いて、サンリオはぴだんぶいのグッズやアパレルが目覚ましく増殖しつつあり、それにともなって月河に向けられる家庭内の視線が、限りなくソーシャル・ディスタンスを通り越して“イタい人ディスタンス”“白眼視ディスタンス”に近づいてまいりました。就中最近の推しメン=あひるのペックルと、タキシードサムの増殖率は目覚ましいものがあり、掃除機がけやフライパン仕事のあとで着替えるたびに、サムとペックルくんのTシャツを循環している気がする。この二人(“人”?)、メインカラーがブルー(ペックルはコバルト、サムはスカイブルー)とホワイトとイ...JKvs.JC~年齢不相応キャラ合戦~

  • 刑事コロンボ『偶像のレクイエム』 ~ハリウッド、“ファ”ーラウェイ~

    月河の年代だと『刑事コロンボ』の日本初放送時はまだ中学生程度の子供ですから、大体実家で、家族と一緒に視聴しているので、ドラマ自体の印象に当時の家族の反応が乗っかって記憶に残っていることも多い。7月1日放送(NHKBSプレミアム)の『偶像のレクイエム』は、ストーリーの記憶が、同じハリウッドOG主人公の『忘れられたスター』とかぶっているところもあって、序盤ちょっと戸惑ったのですが、1973年のNHK初放送当時、実家母が「メル・ファーラーが出てる!」とえらい高テンションだったのを思い出し、そこからだんだん芋づる式になってきました。「オードリー・ヘップバーンの旦那さんだったんだよ」という豆知識もこのとき実家母から。彼女の年代だと、ヘップバーン&メル・ファーラー夫婦共演のハリウッド版『戦争と平和』(1956年)が、独身時...刑事コロンボ『偶像のレクイエム』~ハリウッド、“ファ”ーラウェイ~

  • 刑事コロンボ『黒のエチュード』追記 ~諸般の事情で~

    そんなわけで先月(もう月があらたまってました)、初見気分で『刑事コロンボ』“黒のエチュード”を録画視聴していたら、コロンボが修理工場に先回り、車の運転席をちゃっかり占領していて、引き取りに来たアレックス大イライラ・・辺りで、高齢家族その2が「この(犯人の)人(=演ジョン・カサヴェテス)、西村(康稔)コロナ大臣に似てんね」と思いもよらないことを言い出しました。・・ふむ。似てるか、似てないかの二者択一に無理やり当てはめるとしたら、6:4ぐらいで似てるほうに入れても大方の反対は少ないと思います西村逆ギレ大臣。爬虫類系というか、オオカミ顔というか、お顔の骨格が前下に向かって鋭角で収斂していく感じ。カサヴェテスも1965年『ローズマリーの赤ちゃん』のヒロインのミア・ファローの頼りない(のちに怪しい)旦那役の頃はギリシャ系...刑事コロンボ『黒のエチュード』追記~諸般の事情で~

  • 刑事コロンボ『黒のエチュード』 ~指揮即是空~

    外出自粛推奨で良かったことのひとつに、テレビ、FMラジオや雑誌など、最近流し気味だった媒体ソフトを改めてまじめに見だしたことがあります。久しぶりに新聞ラテ欄のテレビ番組表をちゃんと見ると、おぉ、NHKBSプレミアムで『刑事コロンボ』がまた放送されているではないか。一昨年と違って、今度は人気投票上位だけでなく旧シリーズの45エピソードを一挙に放送中らしい。6月3日『黒のエチュード』。これも調べると日本国内初放送は1973年で、以降少なくとも2回は見ているはずですが、改めてアタマからちゃんと見ると、忘れていたパートのほうが多い。ショパンの有名曲『黒鍵のエチュード』を思い出させるサブタイでもあって、てっきりピアニストが犯人の話だったと間違えて覚えていました。冒頭、犯人が殺人の計画をまとめるかのように自邸のピアノを乱れ...刑事コロンボ『黒のエチュード』~指揮即是空~

  • すみッコで済まないミゼラブル ~散財のアーム情~

    先日そんなわけでリラックマストアに一緒に行くことになった非高齢家族の知人若年女性は、すみッコぐらしの定番商品=てのりぬいぐるみの全キャラコンプリートを志しているらしく、「コレとコレは持ってる、親の家にある、コレとコレは持ってない」と、店がすいてるのを幸い、選びながらかなーり丹念に月河にキャラ別プロフィールを解説してくれました。ご存じの通り食べ物キャラ偏愛の月河も、ついつい食べ残されチームの“とんかつ”さんと“えびふらいのしっぽ”ちゃん、“あじふらいのしっぽ”ちゃんを買ってしまった。プチサイズのぬいぐるみにしては、それぞれのコロモの質感、色調の再現っぷりがこまやかです。4月からうちにいるサンリオ組こぎみゅん(←こちらはピュアに小麦粉そのものの妖精)の、ほわほわ感とは違う、パン粉由来のツブザラ感がなかなかリアル。「...すみッコで済まないミゼラブル~散財のアーム情~

  • キャラの修羅 ~売るも買うも沼~

    今年、久しぶりに横目でなく高体温で“サンリオキャラクター大賞”の要綱を見ていて改めて思いました。キャラ抱え過ぎじゃね?サンリオ。前回のエントリで、またまたどこからも何の要請もなくはたまた何の根拠もなく、サンリオの社長交代後を心配するというお節介を焼いてしまいましたが、いやさキャラビジネスも一種の芸者置屋・・で語弊があれば、ある種芸能プロダクションみたいなものですから、抱えるタレントが多いに越した事はないし、水もの人気のひとりふたりに頼るより、二の線俳優からお笑い芸人まで、渋い重鎮からきゃぴきゃぴアイドルまで取り揃えて多方面のニーズにこたえられるほうが、浮き沈みの激しい業界でのリスクヘッジにもなるのはわかります。でもねぇ、キャラクター業界って、ファンタジー、コメディ、ライトSFぐらいはあっても、エロやグロやアング...キャラの修羅~売るも買うも沼~

  • キャラたちは何処へ向かう ~推してもダメなら引いて見な~

    6月1日のエントリを書いてからパソコンが不調をきたし、思いがけずしばしのネットアクセス隔離期間となったためお気に入りの行きつけサイトともご無沙汰していました。情報源は紙の新聞と紙の雑誌、テレビ、ラジオと、久々の純アナログライフへの回帰も悪い事ばかりではなかったんですが、先週末にめでたくリカバリー成って帰還。この間に2020サンリオキャラクター大賞の結果が発表になってました。1位シナモロールくん。白肌に青い目、魔性(?)の笑顔。やっぱり強いですね。あの、空も飛べちゃうたっぷりお耳も強さのモトかな?いつかツイッターで、“シナモンお風呂でアイス食べ中”の画像があったんですが、お湯に浸からないよう頭の上で右左、キュイッと交差させてまとめて入るのね。ターバンみたいで可愛いのなんの。男の子(=オス犬)という設定なのにとても...キャラたちは何処へ向かう~推してもダメなら引いて見な~

  • たまたまぐでたま ~おいしいごはんの上がいい~

    先日、「人は何故キャラクターにはまるのか」という、目下のコロナ禍の世間のどこからも何の需要もない、不要不急きわまりない考察をこのブログ内で展開し、「人間が、人間を好きだからだ」という、これまた何の、えーと、何だっけ?そうだエビデンスもない結論で締めたばかりですが、我が身を振り返ると、「なんで最初にはまったのがぐでたまだったんだろう」と、いまだにふと思うことがあります。デイトブックを出先のセブンイレブンの雑誌スタンドで見つけて、あまりの脱力っぷりに思わず買い帰ってしまったのが2015年の秋で、以来、ダイアリーなりカレンダーなり、毎年、何かしらのぐでたまステーショナリーがデスク周りで三百六十五日伴走する日常になっている。初めてのデイトブックには“何これ”モードだった家族ももう怪しみません。決めゼリフのひとつ「どーせ...たまたまぐでたま~おいしいごはんの上がいい~

  • 体温計クロニクルⅡ ~チカチカからヴォオオンへ~

    聞いたことはあるが食べたことのない遠方の珍味を、贈答品や到来もので知るように、月河もデジタル式“電子”体温計は、新卒で入った会社の健保組合から入社記念にタダでもらったのが初体験です。1980年代初期で、買うとなったらまだ結構な値段だったんじゃないかと思いますが、プレバブル期でどっちかと言うと買い手市場、70年代入社組に比べて同期は少なめで、“精鋭を採って大事に(こき)使う”という方針だったんでしょう。新人くんはカラダが資本だよと。社会人になってからの月河は、小学生坊主の頃よりは丈夫に育っていたのであまり使用頻度は高くありませんでしたが、コレ何がいいって、水銀のアナログ式より測定時間が短いし、“上がり切った(=実態の体温をキャッチした)”瞬間にピピピ・・・とアラームで教えてくれるのが良かったですね。特に、熱がある...体温計クロニクルⅡ~チカチカからヴォオオンへ~

  • 体温計クロニクル ~みんな揃ってJ丹丹~

    うちにある体温計を、マスクの買い置きと同じように今般、棚卸ししてみたら、ちゃんと実働しているモノだけで新旧6本ありました。うち二本は昨日書いた、昔ながらのガラス製の、水銀柱が目盛りを上がっていくやつ。“J丹体温計”でおなじみでしたよね。月河が風邪や扁桃腺で熱を出しがちな子供だった昭和40~50年代は、家庭で体温計といえばどの家もコレでした。子供心に、「なんで体温計のメーカーが“J丹”なんだろう?」と不思議に思ったこともありました。ツブツブでスーッとするアレ。夜、飲み会のあと、〆がラーメン、なんてオジさんたちは朝からコレが手放せなかったはずです。「銀色つながり、かな」なんてね。このJ丹体温計も、ロングセラーだったぶんアナログなりに何度かのヴァージョンアップはあった模様で、うちにある二本のうち一本はケースにストラッ...体温計クロニクル~みんな揃ってJ丹丹~

  • 転売ヤーの高体温 ~渦福は糾える縄~

    新型コロナ渦・・じゃなくて禍の混乱で、マスクや消毒用アルコールだけでなく、いろんなモノが一時期品薄になるという不可解な現象が起きました。トイレットペーパーは例の「マスクと原材料がかぶるから」というまことしやかなデマが補論して拍車をかけたし、小麦粉やホットケーキミックスは、大人も子供も“家で作って食べる”を一週間二週間続けると、みんなほどなく粉モンに逃げる、という現象の証明でした。主食としてはお米=白いご飯が、腹持ち的にも栄養バランス的にも、保存性の面でもいちばん優秀なんだけど、“おかずがないと食べられない”という致命的?な弱みがある。おかずがねー。ネタ切れになるんですよねー。一週目はなんとかなっても、二週目以降がきつい。お子さんにもゲームの手をちょっとおいてもらって、キッチンに出動させて、パンケーキとかお好み焼...転売ヤーの高体温~渦福は糾える縄~

  • 俄然ガーゼ ~マスマスくるしい~

    噂の“アベノマスク”2枚組、取扱い会社がどことどこだ、誰つながりだで早くも香ばしくなってますが、すでに郵便ポストに届いたお宅もあるようです。ウチの地域は近隣どこも未着ですね。一応、現時点では全国屈指の感染拡大地域なんですけど。これねぇ。タイミングが遅いとか早いとか、2枚じゃ大家族には足りないとか、不織布のサージカルマスクが品薄で皆血相変えてる中でいまどきスカスカのガーゼマスクってどうなんだとか現実的な事以前に、イメージとして、アイコンとして、安倍晋三首相みずからが送付にさきがけてモデル着用に及び、公的な場にも映像媒体にも露出しまくっちゃったのが決定的なしくじり大王でしなね。なんであんなにこのタイプのマスクが似合わない顔の人を、わざわざモデルにしてご披露したんだろう。最初にテレビで見たとき、何かのギャグかコントか...俄然ガーゼ~マスマスくるしい~

  • ビハインドザマスク ~仮面の酷薄~

    今般の新コロナウイルス騒動がいずれめでたく鎮圧され日常が戻って、五年十年経ったら、日本国民の心に最も深く刻印されるのは「とにかくマスクが無かった」ことではないでしょうか。たかがマスク、されどマスク。月河家のように、寒冷地で高齢者と同居する、マスク必要度・親和度の高い生活を長年送っている世帯から、インフルだウイルスだヒマツ感染だというフレーズを小耳にはさんで俄かにマスクコンシャスになった大方の人々まで、こんなに高体温にマスクを思い、マスクに恋い焦がれて過ごした日々は未だかつて無かったし、この先もたぶん訪れないでしょう。あれだけどこにでも野放図に置かれて、四季を通じて売られまくっていたマスク、本当にいったいどこに行ってしまったんでしょうね。当地では、1月下旬までは、ドラッグストアでも百均でも普通に函で積まれていまし...ビハインドザマスク~仮面の酷薄~

  • キャラたちは人間を目指す ~もしくは思考のグッドはな丸~

    消しゴム版画家でTV番組コラムニストの故・ナンシー関さんが、90年代後半から2000年頃にかけて或る雑誌で『記憶スケッチアカデミー』という連載企画をされていました。シロウトの読者一般に毎回、たとえば“カエル”“ウルトラマン”“ギター”等のお題を出し、読者は実物や写真などの“お手本”をいっさい見ないで、「カエルといえばこんな輪郭で、こんな特徴があったはず」という自身の“記憶”だけに基づいてハガキに描き投稿する、次回は関さんがその応募作品のかずかずを見て、ユニーク作珍作怪作を採り上げて講評する、という内容。まぁシロウトの絵ごころを実作実況公開して見世物にする企画はそれこそテレビ番組でも昔から幾つもあったと思います。この名物連載はのちに単行本化され、02年に関さんが惜しくも急逝されてから文庫化もされていますから詳述は...キャラたちは人間を目指す~もしくは思考のグッドはな丸~

  • 歯てしない歯考 ~3密でなくサンリオ~

    “不要不急”の外出は無期限延期でステイホーム推奨、という世の中になると、これはもう素直にみずからに「ハウス!」と命じ、不要不急は不要不急でも、思考の不要不急=つねづね考えて見たくてしょうがなくはあったが「いまそんなこと考えてるヒマはない」と押しやっていたことどもを、延々トコトン心ゆくまで考えて時間を過ごすに限るではないかと思い、“人は、なぜキャラクターにはまるのだろうか”。・・この件を追求してみようと思い立ったのです。さぁ奥深い。惜しみなく奥深い。なぜ単純に黒いペンギンのぬいぐるみではなくて“バッドばつ丸”なのか。なぜ単純に半魚人のフィギュアではダメで“ハンギョドン”なのか。なぜ単純に白いアヒルの剥製では面白くなくて“あひるのペックル”を創造するのか。なぜ単純にタマゴの白身と黄身のオブジェでは物足りずに“ぐでた...歯てしない歯考~3密でなくサンリオ~

  • むにゅむにゅ中毒 ~黄身だけじゃなく愛を~

    ここのところ東映スーパー戦隊シリーズから(物販限定では)引いていて、緊縮財政上、いい傾向だと自画自賛していたら、思いもよらず、戦隊以上にターゲット年齢層から隔たりの大きい、サンリオキャラクターにはまってしまいました。きっかけは“ぐでたま”。すでに4年前から、セブンイレブンで偶然見つけたデイトブックが楽しくて、イラストも脱力可愛いし、カレンダーページに月の満ち欠け=新月・上弦・満月・下弦・新月のサイクルも傍示されているのも「ときどき俳人」の月河には都合よくて、それから毎年、週間日割りページつきでもっと分厚いダイアリーや、卓上カレンダー複数ヴァージョンと一緒にシリーズで買いそろえるようになっていました。気がつくとデスク周り、かなり黄身色に侵されておる。ぐでたまだらけ。「なにもしたくない・・」「もうつかれた」「来年本...むにゅむにゅ中毒~黄身だけじゃなく愛を~

  • そろそろ収束していいコロナ ~ジャガジャガ感染フォドフォドに~

    この前の、2月の記事がなんと正月番組『新春テレビ放談』がらみで、2月は逃げるの喩え通り、一年十二か月の6分の1が逃げ去ってしまいえらいこったと思ったら、日本全体がたいへんなことになってしまいました。まず「勝ちに不思議の勝ちあり」ウンヌンかんぬん図々しく引き合いに出させて頂いたら、何をどう刺激したもんか、野村克也元監督(←監督歴が多すぎて列挙できない)が、月河の記事の三日後に他界されてしまいました。八十四歳。うーーーん。無断借用引用、ご無礼の段はヒラにお詫びしますが、何も死ぬことはないだろうに。「人生とは今日一日の事である」。懲りずに今後も何かと参照させていただき、ここでも引き合いに出していきますので何卒ご寛恕の程を。名言、多過ぎなんだもの監督。「三流は無視され、二流は称賛され、一流は非難される」。いいなあ。月河...そろそろ収束していいコロナ~ジャガジャガ感染フォドフォドに~

  • 今度こそ最後の『いだてん ~東京オリムピック噺~』 ~達成者なるも勝者ならざる者~

    主要キャストのよもやの不祥事交代劇で二週遅れのスタートになった2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』もどうにか走り出して、巷間待望の戦国大河でもありそこそこ人気のようです。月河家の高齢組も「画面がカラフル過ぎて韓国時代劇みたい」「堺駿二の息子、まちゃあき?年取ったねーシワシワだ」とか何とか、自分の年取ったのを棚に上げていまのところ結構食いついています。そんな中、我ながらいまさらしつこいっちゅうか未練がましいというか、でもやはり『いだてん~東京オリムピック噺~』とその敗因について考えることは、ひいては「私たちは何を求めてテレビドラマ、特に連続ドラマを視聴するのだろう」を考えることに他なりませんから、いま少し続けましょう。毎年恒例の『新春テレビ放談』(NHK)、記憶の限りだと前年にヒットした番組、数字は平凡でも一...今度こそ最後の『いだてん~東京オリムピック噺~』~達成者なるも勝者ならざる者~

  • 『いだてん ~東京オリムピック噺~』 ~不思議無き敗者、最後の考察~

    「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」。引退した野村克也監督がいろんな場面で発言しておられた言葉ですが、野球の試合の勝ち負けだけでなく、競馬でも、選挙でも、芸能や芸術のコンクールでも、およそ勝負事と名の付くすべてのカテゴリーにあてはまる至言です。客観的にも主観的にも、力量やパフォーマンスが抜けていたわけではないしトレーニングも人一倍死に物狂いで積んだとはいえず、なんなら勝ちたい意欲もそんなになかったにもかかわらず何となくうかうかと、気がついたら勝っていたということは、しょっちゅうではないが、忘れた頃に一回や二回、確かにある。一方、負け試合には必ず敗因がある。勝つときには理由なく不思議に勝てても、理由なく負けることはないものなのです。最初は自他ともに「何で負けたんだ、わけがわからん」「判定ミスじゃない...『いだてん~東京オリムピック噺~』~不思議無き敗者、最後の考察~

  • まだまだ『新春テレビ放談』 ~“大きく取り込む”は目標か結果か~

    思い返せば、月河がTVBros.の購読をやめたのが約二年前の4月です。「コラムやグラビアがいくら充実しても、テレビ番組表の載らない雑誌になるならとる意味ないな」と、通算すると二十年近く読んでいたのに自分でも意外なくらいあっさり打ち切れました。もう2018年春の時点で、テレビ番組は「何曜日何時何分からどこチャンネルで」と決まった“番組”ではなくなって、VOD、youtube、サブスク、レンタル・・とさまざまな媒体で消費される“コンテンツ”へと変容しつつあり、Brosの番組表オミットは的確な判断だったのだなと、いまにして思います。『新春テレビ放談』の中身が、半分は“テレビでないもの”についての話になるのも自然の流れではありました。前のエントリに書いたように、物心ついた頃から青春の傍らにテレビがあり、テレビの成熟爛熟...まだまだ『新春テレビ放談』~“大きく取り込む”は目標か結果か~

  • 『新春テレビ放談』三たび ~テレビでないものを見ないとテレビを語れない矛盾~

    もう1月も後半戦、通常国会も開会したし(関係ないか)、“新”春でもなんでもなくなってますが、まぁ旧正月(25日)ってのも残っているし、行きがかり上NHK『新春テレビ放談』(2日放送)の話を続けます。話のスタート台に持ってきた視聴者アンケート調査のタイトルが『2019年の人気番組ランキング』ではなく『~人気“映像コンテンツ”ランキング』に変わったことが端的に示しているように、今年のこのテレビ放談は、“テレビ”放談というタイトルを冠されてはいるけれど、放送時間の半分くらいは“テレビ放送されていない、テレビと別フィールドで広まり視聴されたタイトル”について、パネリストもMCもしゃべっていたような気が。「2019年、何を見て面白かったか」を語ってもらおうとすれば、Pや局アナなど現役テレビ業界人、“テレビでやってることを...『新春テレビ放談』三たび~テレビでないものを見ないとテレビを語れない矛盾~

  • 新春テレビ放談 再び ~バズるバズるときバズればバズれ!~

    正月恒例のこの番組も今年=令和2年、2020年で数えて十二回目だそうです。メイン司会の千原ジュニアが「消費税(率)何パーセントだったんや」と、“いかにも大昔”感を強調していましたが、第一回が2009年ですから、言うほど昔でもない、すでにネットもあったしお笑いブームも何次めか通り過ぎた後だし・・と思う一方、2009年からここまでの間には東日本大震災があり、アナログ放送完全停波と地デジ完全移行があり、『笑っていいとも!』が終わり、SMAPが解散し・・と、結構、テレビ界も、テレビを取り巻く人的物的環境も変わっているもんです。今年いちばん番組内で大きく変わったのは、昨年までは一般視聴者アンケート“人気ドラマランキング”“人気バラエティランキング”だったのが、「2019年に視聴したテレビ番組・ネットの有料/無料動画を含め...新春テレビ放談再び~バズるバズるときバズればバズれ!~

  • 新春テレビ放談 ~ベスト20を何も見てない~

    正月恒例の特別番組の中でここ数年落としていない『NHK新春テレビ放談』、2020年も1月2日PM10:00~の放送。女優松本まりかさんのローで熟で微ハスキーなナレのおかげで?今年は心なしかアンニュイに、ミスティな雰囲気でスタートしましたが、個人的に振り返れば2019年は本当に近来稀にみる、テレビ番組をしっかり見なかった年でした。同番組の人気コンテンツランキングでも「あぁ、これは毎回もしくは、ほぼ毎回、見てたわ」と思うタイトルが“話題になったベスト10”の中にひとつもない。辛うじて、2位『相棒』はいまだ見てるか。Season17ぐらいから録画溜めては足かけ三日か四日がかりで再生視聴が多くなってるけど。自分でも信じられないんですが、放送前かなり期待していた『仮面ライダーゼロワン』も3週、2月からの『騎士竜戦隊リュウ...新春テレビ放談~ベスト20を何も見てない~

  • 令に始まり和に始まり ~三が日のあと土日もある幸福~

    令和二年の年が明けました。令和になって初のお正月です。まずは皆様、おめでとうございます。30代後半~アラフォーぐらいのかたは“平成初”の年越しをご記憶でしょうかね。平成はなんたって1989年の松が明ける頃に、昭和天皇崩御と言う特大の不祝儀でスタート、翌1990年、平成元年から平成2年の年明けは、大発会の日経平均が38,900円ナンボという、いま思えばアホみたいなバブルの熱気ここに極まれる時代でした。それに比べると、“令和初”は、ここのところのたたみかけるような、空から地から天災人災の被害に思いをいたしてか、穏やかさをこそ愛でる様な、どちらかというとつつましい明け方になったように思います。無事がいちばん。一般参賀のバルコニーに並ばれた皇族方と、東庭に参集した一般人の皆さんの、手に手に振る日の丸の波を見るにつけても...令に始まり和に始まり~三が日のあと土日もある幸福~

  • ミルクボーイ新ネタ(←嘘)、もしくは虎つながり

    「どもー、どもっミルクボーイですよろしくお願いいたしますー、ありがとうございますっ、いまね、とんかつソースを戴きましたけどもねー、ありがとうございますっ、こんなんなんぼあってもいいですからねー」「ほんまありがたいですねー、ところでうちのお母んがですね」「わからへんのがあるんでしょ」「そやねん」「そうや思うたわー、何がわからへんのよ」「好きなお菓子があるらしいんけどな、名前をちょっと忘れたらしくて、いろいろ訊くんやけど」「ほなボクがお母んの好きなお菓子、一緒に考えてあげるから、どんな特徴があるか教えてみてよ」「お母んの言うにはね、和菓子で、ひらがなで“とらや”って印刷した袋に入ってるんやて」「おー、羊羹やな。それは羊羹や。羊羹以外の何ものでもないな。昔から、“とらや”と言えば羊羹、羊羹と言えば“とらや”や。“とら...ミルクボーイ新ネタ(←嘘)、もしくは虎つながり

  • 女性宮家あるいはキヤノングローバル研究所、もしくは時を戻そう

    令和になって代替わりに伴う諸行事が一段落してまたまた浮上してきたイシューがもう一つ、“女性宮家”アリかなしか?を書こうとしてはや一週間。いやもう一旦お休み、この話。いつでも書けるわ。M-1おもしろかったなぁ!オイ!M-1グランプリ2019(22日)、掛け値なし過去最高。有馬記念アーモンドアイとともに散った人もお元気ですか。生きていればこんなおもしろいこともあるさ。「あれは自分の得意な項目だけで勝負しとるからやとにらんでる」「生産者さんの顔が浮かばへん」・・「もう誰かのせいにするのはやめにしよう」特にぺこぱ、優勝のミルクボーイ、1stラウンドも最終決戦も、ネタのいたる所ぜんぶオカズ。白ご飯見えない状態のイクラ丼状態。からし蓮根、オズワルドもおもしろかった。和牛も一部で「期待し過ぎたか?」と言われていますが期待分の...女性宮家あるいはキヤノングローバル研究所、もしくは時を戻そう

  • 女性・女系の是非 ~血よりも重い思い~

    新天皇陛下御即位のセレモニーが一段落して、頃合いをうかがっていたようにまたまた俎上にのぼってきたもう一つのテーマが“女性天皇・女系天皇の可能性”です。新天皇陛下の実子はいまのところ女子である愛子内親王おひとりですから、次期天皇=皇嗣(こうし)は五つ年下の弟君・秋篠宮殿下、続いてそのご長男悠仁親王、さらには一世代戻って、上皇陛下の弟君常陸宮殿下、という皇位継承順になりますが、さてその先がいない。二代三代先まで継承候補者が途絶えることが無いよう、女性皇族、さらには女系(=お母さんの親ないし先祖が天皇)皇族まで継承順のパドックに加える制度にしてはどうか?「どう思う?」「ダメ?オッケ?」ってな具合に、政府は有識者集めて議論させたり、ときどき閣僚級に個人的所感をチラ言いさせたりして、国民世論の動向を探り、そこに合わせて落...女性・女系の是非~血よりも重い思い~

  • 眞子さまは結婚できるか ~KKに論じられない~

    令和となり新天皇陛下即位にかかわる一連の儀式がひとまず終了したこともあり、11月30日が秋篠宮殿下五十四歳のお誕生日ということで設けられた恒例記者会見では、しばらく話題の最前線から遠ざかっていた眞子内親王のご結婚問題が、またもや浮上してきました。婚約延期発表が昨年2月ですから、ぼつぼつどうなってるのか訊きたくてウズウズしてた向きには、格好の質問チャンスが訪れた!といったところで、気持ちはよくわかる。ただ、いま時期に秋篠宮殿下にコレ訊くのは、酷な気も。これ、現時点では長女=内親王の“婚約・結婚問題”ではなく、“娘と彼氏の恋愛問題”の域に、未だあるじゃないですか。一昨年5月だったか、“眞子さまにラブラブお相手”報道に始まる一連の流れで、秋篠宮パパ、もしくは紀子ママが主導した局面が一度もない。最初っから、“若い二人が...眞子さまは結婚できるか~KKに論じられない~

  • 桜を吹雪にする会 ~散るときは一重なりけり~

    令和元年も師走に突入しましたが、国会は最後くらい正常運転に戻るのでしょうか。“桜を見る会”の追及はまだ続くのでしょうか。はっきり言ってもううんざりです。最近はTVでこの話題を、めくりボード作ったりしてごちゃごちゃ言ってるのが映ると積極的にスイッチ切ります。出先のテレビで映っていたら待ち場所変えます。野党の皆さんは仕方がない。いつでも何政権でも、時の政権の落ち度、いたらない所いただけない所を探し出してあげつらうのが野党の仕事ですから。うんざりなのは政府与党のだらしなさ、騒動を決着させるについての無能無策っぷりです。だいたい、付き合いで招んだり招ばれたりする季節宴会なんてのは、油断してるとどんどん際限なく増えていくもんです。何も驚くこっちゃない。自慢できることじゃなく褒められたことでもない、えらいダサい話ですが、当...桜を吹雪にする会~散るときは一重なりけり~

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、イエローフローライトを探してさんをフォローしませんか?

ハンドル名
イエローフローライトを探してさん
ブログタイトル
イエローフローライトを探して
フォロー
イエローフローライトを探して

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用